JPH0569459U - 金属積層形ガスケット - Google Patents

金属積層形ガスケット

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JPH0569459U
JPH0569459U JP877392U JP877392U JPH0569459U JP H0569459 U JPH0569459 U JP H0569459U JP 877392 U JP877392 U JP 877392U JP 877392 U JP877392 U JP 877392U JP H0569459 U JPH0569459 U JP H0569459U
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好男 山田
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石川ガスケット株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガスケット周辺近くに設けた貫通穴と、該ガ
スケット周辺との間に形成される細長辺部を補強し、該
辺部が外側にはみ出すことを防止した金属積層形ガスケ
ットを提供する。 【構成】 金属積層形ガスケット1の周辺26の近くに穴
22を設け、該穴22と周辺26との間に細長辺部28の外側の
ガスケット構成板12,14,16に耳部35を形成し、該耳部35
を互いに固着36した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、金属積層形ガスケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、内燃機関のシリンダヘッドガスケットや、排気マニホールド用ガス ケットなどに、金属薄板を積層したガスケットが使用されていることは周知であ る。該金属積層形ガスケットは、シールする穴の周囲を取り巻いて、基板にシー ル部を設け、これに、表面板、厚み調整板などのシール部を設けないガスケット 構成板を、必要に応じて積層したものである。前記シール部は、単に金属板を積 層したり、硬質の弾性金属薄板からなる基板をプレス加工して、シールする穴の 周りに突条、いわゆるビードを設けたり、シールする穴を取り巻いてリング状の 金属線、いわゆるシールリングを配置するなどによって形成する。
【0003】 該シール部は、ガスケットを圧縮する際に生じる抗力によってシリンダヘッド 及びシリンダボディなどの接合面を押圧し、ガスケットと接合面との間を密着さ せることによってシールするものである。したがって、金属ガスケットは、使用 する金属の硬度、弾性、厚みなどによって前記押圧力を調節できるので、内燃機 関の性能に合わせてシール力の調整が容易にできる特徴がある。しかも、金属を 使用するために高温、高圧に耐えることができるなど、高性能エンジンの開発と 共に多用されるようになった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
以下、内燃機関のシリンダヘッドガスケットによって本考案の解決しようとす る課題を説明する。図5,図6によって、シリンダヘッド1及びシリンダボディ 2の接合面(デッキ面)4には、それぞれ外壁6の近くにプッシュロッドを通す 穴8が開口している。そして、接合面4間に介装するシリンダヘッドガスケット (以下単にガスケットという)10のガスケット構成板12,14,16は、接合面4の形 状にほぼ一致した形状にしている。
【0005】 ガスケット10は、図6に示すように、シリンダ穴18、ボルト穴20、前記穴8に 対応するプッシュロッド穴22、その他図示しない穴、例えば水穴、オイル穴を設 け、ボルト24で締め付けられている。前記のとおり、穴8が外壁6に沿って設け られているので、ガスケット周辺26との間に、長さLに対して幅Wが狭い細長辺 部28が形成される。なお、図5に示す符号18′はシリンダ穴であり、また、図5 ,6には、シリンダ穴18の周囲に設けたシール部の記載を省略した。
【0006】 周知のように、ガスケット10は、内燃機関の燃焼熱による熱応力に加えて、ガ スケット自体、及び、機関の熱膨張収縮による応力を受け、伸縮力を受ける。と ころで、前記、細長辺部28は、長さLに対して幅Wが狭いために、前記応力によ り、符号29で示すように外側に押し出される傾向にある。そして、細長辺部28な どのガスケット周辺は、内燃機関の振動で激しく励振されるので、ついには細長 辺部28の金属板が破損するという問題がある。このように変形して外側にはみ出 さないようにするために、細長辺部28を、接合面4からはみ出した幅広に形成す ることが考えられる。しかしながら、このようにはみ出させた部分は、接合面4 によって締めつけられないために、矢印で示す前記押し出し力に抵抗することは できない。
【0007】 同様に、高熱と強い振動の影響を受ける排気マニホールド用ガスケット(以下 単にガスケットという)30(図7)においても、同じ問題が発生する。即ち、ガ スケット30は、フランジ(図示せず)の形状にほぼ一致するように形成され、通 常、締め付け用ボルト24は、排気ガス穴32を挟む2か所に配置され、ガスケット 30の中間辺34は、ボルト24の締め付け力が及びにくい部分となる。しかも、内燃 機関を小型軽量にするために、十分に大きなフランジを設けることが困難であり 、排気ガス穴32と中間辺34との間には、前記と同様に細長辺部28が形成され、該 細長辺部28が、熱応力、熱膨張収縮、振動などの影響を受け、外側に押し出され るようになる。なお、図7も、図5と同様にシール部を省略して記載した。
【0008】 本考案は、以上の問題に着目して成されたものであり、ガスケット周辺近くに 穴を設け、該穴の外側の幅が、該辺部の長さに対して相対的に狭くなる細長辺部 を、簡単な手段で補強し、該細長辺部がガスケットの外側にはみ出すことを防止 した金属積層形ガスケットを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するための本考案の金属積層形ガスケットの構成は、ガスケ ットに開ける穴と、該ガスケットの周辺との間に形成される辺部の幅が、該辺部 の長さより短くなるようなガスケットの周辺近くに、ガスケットを貫通する穴を 形成し、細長く形成された前記辺部のガスケット構成板を、接合面の外側に突き 出させて耳部を形成し、ガスケット構成板の前記耳部を互に固着したものである 。
【0010】 前記細長辺部の形状は、穴及びガスケットの形状によって一定しない。細長辺 部は、要するに、熱応力、振動などで外側に押し出される程度に細長い形状部分 を意味する。 前記耳部の固着手段は、特に限定がなく、通常は点溶接であり、その他の固着 手段として、レーザー溶接などを適宜用いることができる。また、前記固着する 位置・範囲などには、前記外側部分に設ける以外に特に限定はなく、状況に応じ 適宜決定すればよい。但し、ガスケット構成板は、通常、0.15〜0.4 mm程度の厚 さの板を使用するので、板の変形の防止、平坦性の確保などに十分注意する必要 がある。
【0011】 本考案を適用する前記穴は、シール対象の穴と、シールの必要のない穴との、 いずれでもよく、要は、該穴がガスケット周辺近くに設けられた穴を対象として 適用することができる。 本考案の金属積層形ガスケットは、熱膨張収縮、振動などの影響を受けるシリ ンダヘッドガスケットや、排気マニホールド用ガスケットなどに有利に適用する ことができる。しかしながら、本考案は、これに限定されず、前記と同様の問題 を有する全ての金属積層形ガスケットに、適用することができる。
【0012】
【実施例】
以下添付の図を対照して、実施例により本考案を具体的に説明する。 図1,2に示す実施例1はシリンダヘッドガスケットからなる金属積層形ガス ケット(以下単にガスケットという)10は、図5に示したシリンダヘッドガスケ ット10と同様の部材には同じ符号を付し、説明を省略する。図1,2に示すよう に、穴22の細長辺部28のガスケット構成板12,14,16を外側に延長して耳部35を形 成し、該部分を点溶接36し、該耳部35のガスケット構成板12,14,16を互いに固着 した。したがって、ガスケット10の細長辺部28の幅W方向の剛性を、溶接前の剛 性に対し十分に大きくすることができ、長期間の使用に対して、細長辺部28が、 外側に押し出されることを防止することができた。なお、前記点溶接36は一か所 に限定されず、必要に応じ適宜複数カ所とすることができる。また、細長辺部28 を同時に点溶接することもできる。
【0013】 図3,4に示す実施例2は、排気マニホールド用の金属積層形ガスケット30に 実施したものであり、図7に示すガスケット30と同様の部材には、同じ符号を付 して説明を省略する。図3,4に示すように、排気ガス穴32の細長辺部28のガス ケット構成板12,14,16を外側に延長して耳部35を形成し、該部分を点溶接36し、 該耳部35のガスケット構成板12,14,16を互いに固着した。したがって、ガスケッ ト30の細長辺部28の幅W方向の剛性を、溶接前の剛性に対し十分に大きくするこ とができ、長期間の使用に対して、細長辺部28が、外側に押し出されることを防 止することができた。
【0014】 以上の実施例は、いずれも点溶接によって耳部35のガスケット構成板12,14,16 を固着したが、これをレーザー溶接などの他の固着手段で所定の領域に渡り連続 して固着することもできる。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の金属積層形ガスケットを構成したので、ガスケ ットの周辺に近い部分に設けた穴と、ガスケットの周辺との間の、長さに対して 幅の狭い部分の外側に耳部を設け、該耳部のガスケット構成板を互いに固着する ことによって、剛性、特に、外側に押し出す力に対する抵抗性を、飛躍的に向上 させることができる。したがって、熱膨張収縮作用の繰り返しと、強い振動とを 受けるガスケットにおいても、長期間の使用に対して、ガスケットの破損を防止 することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1による金属積層形ガスケット
の部分平面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】本考案の実施例2による金属積層形ガスケット
の平面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】内燃機関に、従来の金属積層形ガスケットを取
り付けた場合の問題点の概要説明図である。
【図6】図5に使用した金属積層形ガスケットの部分平
面図である。
【図7】別の従来の金属ガスケットの平面図である。
【符号の説明】
1 シリンダヘッド 2 シリンダボデ
ィ 4 接合面 6 外壁 8 穴 10 金属積層形ガスケット(ガスケット) 12 ガスケット構成板 14 ガスケット構
成板 16 ガスケット構成板 20 ボルト穴 22 穴 24 ボルト 26 ガスケット周辺 28 細長辺部 30 金属積層形ガスケット(ガスケット) 32 排気ガス穴 34 中間辺 35 耳部 36 点溶接(固着
手段)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスケットに開ける穴と、該ガスケット
    の周辺との間に形成される辺部の幅が、該辺部の長さよ
    り短くなるようなガスケットの周辺近くに、ガスケット
    を貫通する穴を形成し、細長く形成された前記辺部のガ
    スケット構成板を、接合面の外側に突き出させて耳部を
    形成し、ガスケット構成板の前記耳部を互に固着した金
    属積層形ガスケット。
  2. 【請求項2】 前記固着手段が点溶接である請求項1の
    金属積層形ガスケット。
JP1992008773U 1992-02-26 1992-02-26 金属積層形ガスケット Expired - Lifetime JP2568512Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992008773U JP2568512Y2 (ja) 1992-02-26 1992-02-26 金属積層形ガスケット
US08/019,199 US5382029A (en) 1992-02-26 1993-02-17 Metal laminate gasket with deformation preventing mechanism
ES93301349T ES2095567T3 (es) 1992-02-26 1993-02-24 Junta laminada metalica con mecanismo de prevencion de deformacion.
KR2019930002577U KR0128801Y1 (ko) 1992-02-26 1993-02-24 금속 적층형 개스킷
DE69306981T DE69306981T2 (de) 1992-02-26 1993-02-24 Laminierte Metalldichtung mit Verformungsverhinderungsmechanismus
EP93301349A EP0558285B1 (en) 1992-02-26 1993-02-24 Metal laminate gasket with deformation preventing mechanism

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JPH0569459U true JPH0569459U (ja) 1993-09-21
JP2568512Y2 JP2568512Y2 (ja) 1998-04-15

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5142314U (ja) * 1974-09-24 1976-03-29
JPS6439875U (ja) * 1987-09-02 1989-03-09
JPH0527428A (ja) * 1991-07-25 1993-02-05 Sumitomo Chem Co Ltd ポジ型レジスト組成物

Patent Citations (3)

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JP2568512Y2 (ja) 1998-04-15

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