JPH0569251A - クランプ付ハンガ装置 - Google Patents
クランプ付ハンガ装置Info
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- JPH0569251A JPH0569251A JP25861491A JP25861491A JPH0569251A JP H0569251 A JPH0569251 A JP H0569251A JP 25861491 A JP25861491 A JP 25861491A JP 25861491 A JP25861491 A JP 25861491A JP H0569251 A JPH0569251 A JP H0569251A
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- clamp
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、例えば車両のインストルメントパ
ネルの組立ラインに用いられるハンガ装置の改良に関す
る。 【構成】 組立ラインを循環するハンガにエア駆動のク
ランプを設けるようにしたクランプ付ハンガ装置におい
て、ハンガの枠体をパイプで形成してパイプ内をエア貯
蔵部とし、このエア貯蔵部に連通するエアクイックジョ
イントを設けるとともに位置決め部を設ける。そして、
組立ラインの途中に設けた位置決め装置を該位置決め部
に係合させてハンガを固定した後、エア供給装置をエア
クイックジョイントに係合させて循環中に消費したエア
を補給すれば、エア圧を常に一定に保つことが出来る。
又、エアタンクを別体に設ければエアの貯蔵量を増やす
ことが出来る。
ネルの組立ラインに用いられるハンガ装置の改良に関す
る。 【構成】 組立ラインを循環するハンガにエア駆動のク
ランプを設けるようにしたクランプ付ハンガ装置におい
て、ハンガの枠体をパイプで形成してパイプ内をエア貯
蔵部とし、このエア貯蔵部に連通するエアクイックジョ
イントを設けるとともに位置決め部を設ける。そして、
組立ラインの途中に設けた位置決め装置を該位置決め部
に係合させてハンガを固定した後、エア供給装置をエア
クイックジョイントに係合させて循環中に消費したエア
を補給すれば、エア圧を常に一定に保つことが出来る。
又、エアタンクを別体に設ければエアの貯蔵量を増やす
ことが出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両のインスト
ルメントパネルの組立ラインに用いられるハンガ装置の
改良に関する。
ルメントパネルの組立ラインに用いられるハンガ装置の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば車両のインストルメントパ
ネルは、それぞれ別個に成形されたいわゆるインパネロ
アとインパネアッパが、組立ラインにおいて結合される
訳であるが、かかる両部品をクランプして組み立てなが
らラインを搬送していくようなハンガ装置として、本出
願人は先に特開昭3―86432号のような「複雑な形
状の支持装置」を提案している。この装置では、ハンガ
に設けられた複数の押えユニット(クランプ)のロータ
リーアクチュエータをエアで駆動して押えアームを回動
させ、該押えアームによって両部品を固定するようにし
ている。
ネルは、それぞれ別個に成形されたいわゆるインパネロ
アとインパネアッパが、組立ラインにおいて結合される
訳であるが、かかる両部品をクランプして組み立てなが
らラインを搬送していくようなハンガ装置として、本出
願人は先に特開昭3―86432号のような「複雑な形
状の支持装置」を提案している。この装置では、ハンガ
に設けられた複数の押えユニット(クランプ)のロータ
リーアクチュエータをエアで駆動して押えアームを回動
させ、該押えアームによって両部品を固定するようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる装置の
場合、ワークを固定、解除する都度エアを消費するた
め、所定頻度使用したところでエアを補給する必要があ
るが、上述の装置の場合、作業者がその都度エアホース
でエアを注入していた。このため、例えば注入量の不足
が生じて一定圧を保持出来なかったり、作業効率が良く
ない等の問題があった。そして例えばエアの圧力が不足
したりすると、結合品質の低下を招いたり、最悪の場合
はクランプ力が足りずにワークが落下する等の畏れがあ
った。
場合、ワークを固定、解除する都度エアを消費するた
め、所定頻度使用したところでエアを補給する必要があ
るが、上述の装置の場合、作業者がその都度エアホース
でエアを注入していた。このため、例えば注入量の不足
が生じて一定圧を保持出来なかったり、作業効率が良く
ない等の問題があった。そして例えばエアの圧力が不足
したりすると、結合品質の低下を招いたり、最悪の場合
はクランプ力が足りずにワークが落下する等の畏れがあ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明は組立ラインを循環するハンガにエア駆動の
クランプを設けるようにしたクランプ付ハンガ装置にお
いて、ハンガの枠体をパイプで形成してパイプ内をエア
貯蔵部とし、前記組立ラインの途中に、循環中に消費し
たエアをパイプ内に供給し得るエア供給手段を設けた。
又、ハンガには、枠体のパイプ内に連通するエアタンク
を設けた。そして前記エア供給手段の設置部にはエア供
給装置と位置決め装置を設け、ハンガには、該エア供給
装置に係合するクイックジョイントと、該位置決め装置
に係合する位置決め部を設けた。
め、本発明は組立ラインを循環するハンガにエア駆動の
クランプを設けるようにしたクランプ付ハンガ装置にお
いて、ハンガの枠体をパイプで形成してパイプ内をエア
貯蔵部とし、前記組立ラインの途中に、循環中に消費し
たエアをパイプ内に供給し得るエア供給手段を設けた。
又、ハンガには、枠体のパイプ内に連通するエアタンク
を設けた。そして前記エア供給手段の設置部にはエア供
給装置と位置決め装置を設け、ハンガには、該エア供給
装置に係合するクイックジョイントと、該位置決め装置
に係合する位置決め部を設けた。
【0005】
【作用】例えばハンガが組立ラインを一巡する度にエア
供給手段によってエアを補給すれば、常に適正圧のエア
を維持しておくことが出来る。又、エア供給時に位置決
め装置で位置決めすることによって円滑にエアを供給す
ることが可能となる。尚この際、別体のエアタンクを設
けて貯蔵エア量の増大を図る。
供給手段によってエアを補給すれば、常に適正圧のエア
を維持しておくことが出来る。又、エア供給時に位置決
め装置で位置決めすることによって円滑にエアを供給す
ることが可能となる。尚この際、別体のエアタンクを設
けて貯蔵エア量の増大を図る。
【0006】
【実施例】本発明のクランプ付ハンガの実施例について
添付した図面に基づき説明する。図1は本発明のクラン
プ付ハンガの正面図、図2は同側面図、図5は組立ライ
ンの構成図である。
添付した図面に基づき説明する。図1は本発明のクラン
プ付ハンガの正面図、図2は同側面図、図5は組立ライ
ンの構成図である。
【0007】まず図5に基づいて組立ラインの全体構成
について説明する。本発明のクランプ付ハンガ装置は、
車両のインストルメントパネルの組立ラインに適用さ
れ、インパネロアをセットするセット工程A、これに接
着剤を塗布する塗布工程B、インパネロアにインパネア
ッパを接着、結合する結合工程C、完成品を取り外す取
外し工程Dの各工程を環状に結ぶ環状レール1を備えて
いる。
について説明する。本発明のクランプ付ハンガ装置は、
車両のインストルメントパネルの組立ラインに適用さ
れ、インパネロアをセットするセット工程A、これに接
着剤を塗布する塗布工程B、インパネロアにインパネア
ッパを接着、結合する結合工程C、完成品を取り外す取
外し工程Dの各工程を環状に結ぶ環状レール1を備えて
いる。
【0008】すなわち、この環状レール1を走行するハ
ンガ2は、後述するようにインパネの構成部品をクラン
プ出来るクランプ機構を備えており、セット工程Aで作
業員MがインパネロアW1をハンガ2にクランプした
後、塗布工程BでロボットRにより接着剤を塗布する。
ンガ2は、後述するようにインパネの構成部品をクラン
プ出来るクランプ機構を備えており、セット工程Aで作
業員MがインパネロアW1をハンガ2にクランプした
後、塗布工程BでロボットRにより接着剤を塗布する。
【0009】そして結合工程Cで作業員Mによってイン
パネアッパW2の接着とビス止めを行い、取外し工程D
で結合されたインパネの完成品Wを取外す。そしてかか
る作業がハンガ2を循環させながら繰り返す。
パネアッパW2の接着とビス止めを行い、取外し工程D
で結合されたインパネの完成品Wを取外す。そしてかか
る作業がハンガ2を循環させながら繰り返す。
【0010】以上のような装置のハンガ2において、ク
ランプ機構はエアを駆動源とするものであるが、本発明
では、ハンガ2にエアを供給する手段を塗布工程Bに設
けている。そしてこのエア供給手段については後述する
こととして、次に図1、図2に基づきハンガ2の構成に
ついて説明する。
ランプ機構はエアを駆動源とするものであるが、本発明
では、ハンガ2にエアを供給する手段を塗布工程Bに設
けている。そしてこのエア供給手段については後述する
こととして、次に図1、図2に基づきハンガ2の構成に
ついて説明する。
【0011】ハンガ2は、下方が開放するコの字状の枠
体3と、この枠体3上辺の前後に設けられ、且つ各軸
4、5まわりに回動自在とされた前トロリー6、後トロ
リー7を備え、前トロリー6に設けた2つのローラ8、
8と、後トロリー7に設けた3つのローラ9、‥が前記
環状レール1に係合している。そして各ローラ8、9は
いずれも各トロリー6、7に対して水平面内で回動自在
となるようにしている。
体3と、この枠体3上辺の前後に設けられ、且つ各軸
4、5まわりに回動自在とされた前トロリー6、後トロ
リー7を備え、前トロリー6に設けた2つのローラ8、
8と、後トロリー7に設けた3つのローラ9、‥が前記
環状レール1に係合している。そして各ローラ8、9は
いずれも各トロリー6、7に対して水平面内で回動自在
となるようにしている。
【0012】一方、環状レール1は図2に示すように各
ローラ8、9の走行部に隣接して駆動チェーン11の走
行部を備えており、この駆動チェーン11から所定ピッ
チ間隔で下方に垂下する係合部11aが、以下に述べる
揺動片12の側方張出部12aに係合し得るようにして
いる。
ローラ8、9の走行部に隣接して駆動チェーン11の走
行部を備えており、この駆動チェーン11から所定ピッ
チ間隔で下方に垂下する係合部11aが、以下に述べる
揺動片12の側方張出部12aに係合し得るようにして
いる。
【0013】揺動片12は、前トロリー6の前方に軸1
3まわりに揺動可能に枢着され、先端に押上げ部12b
を備えるとともに、後端に前述の側方張出部12aを備
えている。そしてこの押上げ部12bは、前方のハンガ
2に接近した場合でも一定の間隔以上に近づかないよう
にするためであり、このため後トロリー7の後端には、
押上げ部12bを上方に押上げることの出来る当接片1
4を設けている。
3まわりに揺動可能に枢着され、先端に押上げ部12b
を備えるとともに、後端に前述の側方張出部12aを備
えている。そしてこの押上げ部12bは、前方のハンガ
2に接近した場合でも一定の間隔以上に近づかないよう
にするためであり、このため後トロリー7の後端には、
押上げ部12bを上方に押上げることの出来る当接片1
4を設けている。
【0014】つまり、押上げ部12bが上方に押上げら
れることによって、揺動片12は時計まわりに揺動し、
側方張出部12aと駆動チェーン11の係合部11aの
係合が外れて、ハンガ2はその場で停止する。
れることによって、揺動片12は時計まわりに揺動し、
側方張出部12aと駆動チェーン11の係合部11aの
係合が外れて、ハンガ2はその場で停止する。
【0015】ところでハンガ2の上辺には、図2に示す
ようなL字材15が側方に張り出して複数設けられてい
るが、これは作業区間でハンガ2の姿勢を安定させるた
めのものである。このため作業区間にはレール1の側方
にガイド部材16が設けられるとともに、L字材15の
先端には、このガイド部材16に沿って転動し得るロー
ラ17を設けている。
ようなL字材15が側方に張り出して複数設けられてい
るが、これは作業区間でハンガ2の姿勢を安定させるた
めのものである。このため作業区間にはレール1の側方
にガイド部材16が設けられるとともに、L字材15の
先端には、このガイド部材16に沿って転動し得るロー
ラ17を設けている。
【0016】又、前述の枠体3は、中空状のパイプから
形成され、パイプ内はエア貯蔵部とされている。又、ハ
ンガ2の上辺には、パイプ内に連通するエアタンク18
が設けられている。
形成され、パイプ内はエア貯蔵部とされている。又、ハ
ンガ2の上辺には、パイプ内に連通するエアタンク18
が設けられている。
【0017】枠体3の両垂直辺には軸支持体20、20
が設けられ、この軸支持体20によって軸支される中空
軸21には回転枠22が取り付けられている。そしてこ
の回転枠22は中空パイプで矩形状に形成され、内部は
エア通路とされるとともに、前記中空軸21と回転枠2
2は連通されている。又、中空軸21と前記枠体3のパ
イプ内もホース23を介して連通せしめられている。
が設けられ、この軸支持体20によって軸支される中空
軸21には回転枠22が取り付けられている。そしてこ
の回転枠22は中空パイプで矩形状に形成され、内部は
エア通路とされるとともに、前記中空軸21と回転枠2
2は連通されている。又、中空軸21と前記枠体3のパ
イプ内もホース23を介して連通せしめられている。
【0018】又、各中空軸21の内方延出端と回転枠2
2の所定箇所には、複数のクランプ24、24、…が設
けられている。このクランプ24は、ワークの固定、解
除のためエアを駆動源として作動するシリンダユニット
或いはロータリーアクチュエータであり、各中空軸21
又は回転枠22の筒内のエアで作動するようにしてい
る。このため各クランプ24を作動させると、枠体3、
エアタンク18内のエアをも消費することとなる。
2の所定箇所には、複数のクランプ24、24、…が設
けられている。このクランプ24は、ワークの固定、解
除のためエアを駆動源として作動するシリンダユニット
或いはロータリーアクチュエータであり、各中空軸21
又は回転枠22の筒内のエアで作動するようにしてい
る。このため各クランプ24を作動させると、枠体3、
エアタンク18内のエアをも消費することとなる。
【0019】枠体3の垂直辺の下端には、位置決め部2
5、25が設けられている。この位置決め部25は、位
置決め座26とこの位置決め座26に設けられた2ヶ所
の垂直位置決め穴からなり、後述する位置決め装置3
0、31に係合し得るようにしている。
5、25が設けられている。この位置決め部25は、位
置決め座26とこの位置決め座26に設けられた2ヶ所
の垂直位置決め穴からなり、後述する位置決め装置3
0、31に係合し得るようにしている。
【0020】又、一方の位置決め部25に隣接して、エ
ア供給手段の構成要素の1つであるエアクイックジョイ
ント27を設けている。そしてこのエアクイックジョイ
ント27をバルブ28を介して枠体3のパイプ内に接続
し、エア貯蔵部に連通させている。
ア供給手段の構成要素の1つであるエアクイックジョイ
ント27を設けている。そしてこのエアクイックジョイ
ント27をバルブ28を介して枠体3のパイプ内に接続
し、エア貯蔵部に連通させている。
【0021】次に塗装工程Bに設けた位置決め装置3
0、31と、エア供給手段の他の構成要素の1つである
エア供給装置32について説明する。
0、31と、エア供給手段の他の構成要素の1つである
エア供給装置32について説明する。
【0022】位置決め装置30、31は枠体3の前方の
垂直辺と後方の垂直辺に対応してそれぞれ2個(30、
31)づつ設けられ、合計4つの位置決め装置30、3
0、31、31によって4ヶ所を位置決め固定するよう
にしている。
垂直辺と後方の垂直辺に対応してそれぞれ2個(30、
31)づつ設けられ、合計4つの位置決め装置30、3
0、31、31によって4ヶ所を位置決め固定するよう
にしている。
【0023】すなわち、枠体3の両垂直辺直下の位置決
め装置30、30と、この位置決め装置30から側方に
張り出す位置に設けられた位置決め装置31、31によ
って、前後、左右方向に拘束するようにしたものであ
り、シリンダユニットによって昇降動するロッド先端に
は、前述の位置決め座26の垂直位置決め穴に嵌合しあ
う嵌合突起が設けられている。
め装置30、30と、この位置決め装置30から側方に
張り出す位置に設けられた位置決め装置31、31によ
って、前後、左右方向に拘束するようにしたものであ
り、シリンダユニットによって昇降動するロッド先端に
は、前述の位置決め座26の垂直位置決め穴に嵌合しあ
う嵌合突起が設けられている。
【0024】一方、エア供給装置32は、エアクイック
ジョイント27を介してエアを供給するため1ヶ所にだ
け設けられているものであり、以下、構成の細部につい
て図3に基づき説明する。尚、図3はエア供給装置32
の縦断面図、図4は別実施例図である。
ジョイント27を介してエアを供給するため1ヶ所にだ
け設けられているものであり、以下、構成の細部につい
て図3に基づき説明する。尚、図3はエア供給装置32
の縦断面図、図4は別実施例図である。
【0025】エア供給装置32は、下方に設けられたシ
リンダユニットの作動で上下動するロッド33の上端
に、支持部材34を備えており、この支持部材34には
ハウジング35が設けられている。
リンダユニットの作動で上下動するロッド33の上端
に、支持部材34を備えており、この支持部材34には
ハウジング35が設けられている。
【0026】そしてこのハウジング35の中心には、ホ
ルダ36が設けられるとともに、このホルダ36内に
は、スプリング37を介して筒状摺動体38が設けら
れ、上下動自在とされている。又、このホルダ36の内
周面には段部36aが設けられている。
ルダ36が設けられるとともに、このホルダ36内に
は、スプリング37を介して筒状摺動体38が設けら
れ、上下動自在とされている。又、このホルダ36の内
周面には段部36aが設けられている。
【0027】又、筒状摺動体38の内部には、スプリン
グ40で下方に付勢される弁体41が設けられ、筒状摺
動体38の下方内周部から張り出す内周フランジ部38
aによって支えられている。
グ40で下方に付勢される弁体41が設けられ、筒状摺
動体38の下方内周部から張り出す内周フランジ部38
aによって支えられている。
【0028】すなわちこの弁体41を付勢するスプリン
グ40は、上方のスプリングシート42によって支えら
れ、スプリングシート42は、ハウジング35からホル
ダ36、弁体41、スプリングシート42のそれぞれの
中心を上下に貫くロッド43の上下端を止め付ける各ボ
ルト44、45のうち、上方のボルト44頭部で掛止さ
れている。
グ40は、上方のスプリングシート42によって支えら
れ、スプリングシート42は、ハウジング35からホル
ダ36、弁体41、スプリングシート42のそれぞれの
中心を上下に貫くロッド43の上下端を止め付ける各ボ
ルト44、45のうち、上方のボルト44頭部で掛止さ
れている。
【0029】又、弁体41の底面には円環状のゴム製の
ポペット46が填め込まれており、内周フランジ部38
aの上面に設けた突状部に当接させている。そしてホル
ダ36の側面部には、不図示のエア源からエアを供給す
るためのエア孔47を設けている。
ポペット46が填め込まれており、内周フランジ部38
aの上面に設けた突状部に当接させている。そしてホル
ダ36の側面部には、不図示のエア源からエアを供給す
るためのエア孔47を設けている。
【0030】かかるエア供給装置32は、シリンダユニ
ットの上昇によって筒状摺動体38の上端がエアクイッ
クジョイント27に当接し、ホルダ36の内周に沿って
段部38aまで相対的に降下すると、その時点から弁体
41が内周フランジ部38aから離れ始める。つまりエ
ア孔47からのエアが供給される。
ットの上昇によって筒状摺動体38の上端がエアクイッ
クジョイント27に当接し、ホルダ36の内周に沿って
段部38aまで相対的に降下すると、その時点から弁体
41が内周フランジ部38aから離れ始める。つまりエ
ア孔47からのエアが供給される。
【0031】次に、エア供給装置の第2実施例について
図4に基づき説明する。この装置50は、筒状摺動体5
1の内周フランジ部51aと弁体52の当接部をテーパ
面として耐久性を高めるようにしたものであり、又、弁
体52を下方に付勢する部材を弾性部材53にしてい
る。
図4に基づき説明する。この装置50は、筒状摺動体5
1の内周フランジ部51aと弁体52の当接部をテーパ
面として耐久性を高めるようにしたものであり、又、弁
体52を下方に付勢する部材を弾性部材53にしてい
る。
【0032】そしてこの装置50の場合も第1実施例の
時と同じ要領でエアが供給される。尚、かかる位置決め
装置30、31及びエア供給装置32(50)が設けら
れた塗装工程の上部には、図1に示すような出没自在な
ストッパ55をレール1側方に設けて、その傾斜側面部
56を前記押上げ部12bに係合させることが出来るよ
うにしている。
時と同じ要領でエアが供給される。尚、かかる位置決め
装置30、31及びエア供給装置32(50)が設けら
れた塗装工程の上部には、図1に示すような出没自在な
ストッパ55をレール1側方に設けて、その傾斜側面部
56を前記押上げ部12bに係合させることが出来るよ
うにしている。
【0033】それではこのようなクランプ付ハンガ装置
の作用について説明する。図4に示すセット工程Aで作
業者MがインパネロアW1をハンガ2に載せ、所定箇所
のクランプ24で固定する。
の作用について説明する。図4に示すセット工程Aで作
業者MがインパネロアW1をハンガ2に載せ、所定箇所
のクランプ24で固定する。
【0034】ハンガ2が塗装工程Bに搬送されると、図
1に示すストッパ55が進動して揺動片12を揺動さ
せ、駆動チェーン11から伝達されていた駆動力を断
つ。このためハンガ2は停止し、同時に位置決め装置3
0、31が上昇してハンガ2を位置決めする。尚、かか
る位置決め装置を塗装工程Bに設けているのは、接着剤
塗布作業をロボットRによって行うため正確な位置決め
が必要だからである。
1に示すストッパ55が進動して揺動片12を揺動さ
せ、駆動チェーン11から伝達されていた駆動力を断
つ。このためハンガ2は停止し、同時に位置決め装置3
0、31が上昇してハンガ2を位置決めする。尚、かか
る位置決め装置を塗装工程Bに設けているのは、接着剤
塗布作業をロボットRによって行うため正確な位置決め
が必要だからである。
【0035】ここで位置決めが完了すると、エア供給装
置32が上昇してエアクイックジョイント27に係合
し、所定量のエアが供給される。そして供給されたエア
はバルブ28を通り、枠体3のパイプ内を経てエアタン
ク18に充填される。この間、塗装ロボットRはインパ
ネロアW1に接着剤を塗布している。
置32が上昇してエアクイックジョイント27に係合
し、所定量のエアが供給される。そして供給されたエア
はバルブ28を通り、枠体3のパイプ内を経てエアタン
ク18に充填される。この間、塗装ロボットRはインパ
ネロアW1に接着剤を塗布している。
【0036】その後、ストッパ55が上昇すると、ハン
ガ2は結合工程Cに搬送され、作業者Mがインパネアッ
パW2を接着部に当接させて、残りのクランプ24によ
って両者を位置決め固定した後、回転枠22を回転させ
て必要箇所のビス止めを行う。そして取外し工程Dで作
業者Mはすべてのクランプ24を解除し、完成品を取り
出す。そしてハンガ2は循環し、同様の操作が繰り返さ
れる。
ガ2は結合工程Cに搬送され、作業者Mがインパネアッ
パW2を接着部に当接させて、残りのクランプ24によ
って両者を位置決め固定した後、回転枠22を回転させ
て必要箇所のビス止めを行う。そして取外し工程Dで作
業者Mはすべてのクランプ24を解除し、完成品を取り
出す。そしてハンガ2は循環し、同様の操作が繰り返さ
れる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明のクランプ付ハンガ
装置は、環状の組立ラインの途中にエア供給手段を設
け、ハンガが一巡する度に一定量のエアを供給するよう
にしたため、常に必要なエア圧を確保することが出来、
例えばクランプ力が不足してワークが落下したり、ワー
クの結合品質が低下する等の不具合がない。又、人手を
要さないため省人化にも寄与し、作業効率が高まる等の
効果を奏する。
装置は、環状の組立ラインの途中にエア供給手段を設
け、ハンガが一巡する度に一定量のエアを供給するよう
にしたため、常に必要なエア圧を確保することが出来、
例えばクランプ力が不足してワークが落下したり、ワー
クの結合品質が低下する等の不具合がない。又、人手を
要さないため省人化にも寄与し、作業効率が高まる等の
効果を奏する。
【図1】クランプ付ハンガの正面図
【図2】クランプ付ハンガの側面図
【図3】エア供給装置の縦断面図
【図4】エア供給装置の別実施例の縦断面図
【図5】組立ラインの構成図
1 環状レール 2 ハンガ 3 枠体 18 エアタンク 24 クランプ 25 位置決め部 27 エアクイックジョイント 30、31 位置決め装置 32、50 エア供給装置
Claims (3)
- 【請求項1】 環状の組立ラインを循環するハンガにワ
ーク固定用のクランプを設け、このクランプをエア駆動
によって作動させワークの固定、解除を行うようにした
クランプ付ハンガ装置において、前記ハンガの枠体をパ
イプで形成してパイプ内をエア貯蔵部とし、前記組立ラ
インの途中に、循環中に消費したエアをパイプ内に供給
し得るエア供給手段を設けたことを特徴とするクランプ
付ハンガ装置。 - 【請求項2】 前記ハンガは、枠体のパイプ内に連通す
るエアタンクを備えたことを特徴とする請求項1に記載
のクランプ付ハンガ装置。 - 【請求項3】 前記エア供給手段の設置部にはエア供給
装置と位置決め装置が設けられ、前記ハンガは、該エア
供給装置に係合するクイックジョイントと、該位置決め
装置に係合する位置決め部を備えたことを特徴とする請
求項1に記載のクランプ付ハンガ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03258614A JP3078619B2 (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | クランプ付ハンガ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03258614A JP3078619B2 (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | クランプ付ハンガ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0569251A true JPH0569251A (ja) | 1993-03-23 |
JP3078619B2 JP3078619B2 (ja) | 2000-08-21 |
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ID=17322726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03258614A Expired - Fee Related JP3078619B2 (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | クランプ付ハンガ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3078619B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9774152B2 (en) | 2014-02-24 | 2017-09-26 | Oleg Los | Forward and backward compatible 5 pole audio plug and jack system |
-
1991
- 1991-09-10 JP JP03258614A patent/JP3078619B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JP3078619B2 (ja) | 2000-08-21 |
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