JPH0569134U - マスキング用ロール巻体 - Google Patents

マスキング用ロール巻体

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JPH0569134U
JPH0569134U JP1749192U JP1749192U JPH0569134U JP H0569134 U JPH0569134 U JP H0569134U JP 1749192 U JP1749192 U JP 1749192U JP 1749192 U JP1749192 U JP 1749192U JP H0569134 U JPH0569134 U JP H0569134U
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JP
Japan
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roll
base material
masking
layer
material layer
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Pending
Application number
JP1749192U
Other languages
English (en)
Inventor
光範 辻
Original Assignee
辻紙工業株式会社
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Publication date
Application filed by 辻紙工業株式会社 filed Critical 辻紙工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業性に優れ、マスキングの境界線が明瞭と
なり、塗膜への悪影響が少ないマスキング用ロール巻体
をを提供する。 【構成】 本マスキング用ロール巻体は、ロール状に巻
回され伸ばせば帯状となるロール巻本体(1)と、該ロ
ール巻本体の幅方向に、長手方向に対して所定間隔をも
って設けられた切離し用ミシン目(2)と、からなり、
上記ロール巻本体(1)は、基材層(11)と、該基材
層の各端部側に、粘着層(13a、13b)が露出する
ように各々貼付された第1テープ層(12a)及び第2
テープ層(12b)とからなり、該第1テープ層及び該
第2テープ層の各粘着層が上記基材に対して同じ面側に
形成されていることを特徴とする。上記ロール巻本体
は、基材層と、該基材層の各端部側であって上記基材に
対して同じ面側に形成される一対の粘着層と、からなる
ものとすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、作業性及び安全性等に優れるマスキング用ロール巻体に関し、例え ば、自動車のバンパ、ボディ等の塗装を行うに際して所望部分をマスキングする 場合等に利用される。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車塗装においては、所定の紙、樹脂シート等の被覆部材とテー プを用いて所望部分をマスキングしている。 また、ロール巻状にして所望部分にミシン目を設けた粘着部材としては、パテ 練り台用被覆紙(実開昭61−187343号公報)、ミシン目入り粘着テープ (特開平3−234777号公報、実開昭61−53135号公報、実開昭61 −142836号公報、実開昭61−170469号公報等)等が知られている 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記自動車塗装用のものでは、ミシン目が入っていないので、その切 断には鋏又はカッターナイフ等を用いる必要があり、その作業が大変であるとと もに、最終使用より端残部が生じ、更にボディ等の相手材を傷付けたり、危険を 伴う。また、粘着面が全面の場合は、粘着剤が残る可能性が高く、それが残った 場合には被塗装物の要部にも残ることとなり、塗膜に悪影響を及ぼし易い。更に 、上記ロール状粘着部材は、いずれもミシン目が入っているのでその削除には便 利であるが、マスキング用ではなく、しかも粘着面が全面となっている。
【0004】 本考案は、上記問題点を解決するものであり、作業性及び安全性に優れ、マス キングの境界線が明瞭となり、塗膜への悪影響が少ないマスキング用ロール巻体 を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本第1考案のマスキング用ロール巻体は、ロール状に巻回され伸ばせば帯状と なるロール巻本体(1)と、該ロール巻本体の幅方向に、長手方向に対して所定 間隔をもって設けられた切離し用ミシン目(2)と、からなり、上記ロール巻本 体(1)は、基材層(11)と、該基材層の各端部側に、粘着層(13a、13 b)が露出するように各々貼付された第1テープ層(12a)及び第2テープ層 (12b)とからなり、該第1テープ層及び該第2テープ層の各粘着層が上記基 材に対して同じ面側に形成されていることを特徴とする。 本第2考案のマスキング用ロール巻体は、上記ロール巻本体(1)が、基材層 (11)と、該基材層の各端部側であって上記基材に対して同じ面側に形成され る一対の粘着層(13a、13b)と、からなるものである。
【0006】
【作用】
本考案のマスキング用ロール巻体はロール状であるので、その収納スペースが 少なくてよい。また、基材層の各端部側に(即ち端部先端まで)、粘着層が形成 されているので、マスキング部と非マスキング部との境界が明瞭となり、境界層 がハッキリした塗装をすることができる。更に、ロール巻本体の幅方向に、長手 方向に対して所定間隔をもって切離し用ミシン目が設けられているので、鋏、カ ッターナンフを使用する必要がなく、単にはぎ取るだけで容易に所定長さに切断 でき、マスキング作業性が著しく優れ、更に、ボディ等の相手材を傷付けたり危 険を伴うということも全くない、極めて安全なものである。特に、この切離しの 一単位長さを一定とすれば、同一長さ(幅)をマスキングする場合は、次々と作 業でき極めて有用である。従って、流れ作業となる自動車用マスキング作業には 大変優れる。
【0007】
【実施例】
以下、実施例により本考案を具体的に説明する。 実施例1 本実施例に係わる自動車バンパに用いられるマスキング用ロール巻体であり、 これは、図1及び図2に示すように、ロール巻本体1と切離し用ミシン目2と、 からなる。 このロール巻本体1は、ロール状に巻回され伸ばせば帯状となるものであり、 全体の幅15〜25mm、長さ約40〜60mであり、基材層11とテープ層1 2とからなる。この基材層11は、透光性(やや透明)の塩化ビニル製の薄いシ ートからなる。そして、この基材層11の各端部側に、粘着層(13a、他端側 のものは図示せず。)が露出するように、耐熱テープ(ニチバン株式会社製、「 塩ビマスキングテープ 533」)が各々貼付されて、各端部に一対のテープ層 12(第1テープ層12a及び第2テープ層)が形成される。この各テープ層1 2の幅は15〜20mmであり、この約半分の幅が粘着層13aとして露出して いる。そして、この粘着層は端部末端まで形成されている。 また、このテープ層12としては、通常使用される自動車用マスキングテープ を用いて形成されている。そして、この両端の一対の粘着層は同一面側に形成さ れている。尚、この基材層11としては、紙をベースにしたポリラミネート紙と することもできる。
【0008】 上記ミシン目2は、図1に示すうように、ロール巻本体1の幅方向に、長手方 向に対して約2mの間隔をもって設けられており、即ち、自動車バンパ長さの2 mに対応した長さとされている。ミシン目2の目のピッチは、切り込み長さが約 4〜5mm、非切り込み(接続)長さが約0.2〜1mm程度である。
【0009】 本実施例のロール巻体は、その収納スペースが少なくてよいし、粘着幅が6〜 10mmと小さいので、バンパに剥離後にたとえ粘着剤が付着してもその量が少 ない。尚、本実施例では粘着剤が相手材に残ることは、目視上全く認められなか った。また、バンパの長さ及び幅に合わせた大きさ、形状のため、一切離し毎に そのバンパのマスキングを容易に行うことができる。更に、基材層の端部先端ま で粘着層が形成されているので、マスキング部と非マスキング部との境界が明瞭 となり、塗料が回り込んで、その境界が不明瞭となることもないし、また両端部 のみにありその中間部にはないので、目標のマスキングラインを容易に且つ確実 に設定できる。従って、バンパを2色塗装(例えば上方が白色、下方が黒色)す る場合でも、その境界線が明瞭となり、美観に優れる。
【0010】 そして、単にはぎ取るだけで容易に所定長さに切断できるので、マスキング作 業性が著しく優れる。更に、ロール巻体長さは、使用する長さの倍数の長さとな るので、このマスキング材が切れ端として残ることは全くないし、また貼付して マスキング作業を行う途中で始めて足りなくなることが判るということも全くな い。更に、カッターナイフ等の使用が不要のため、バンパ、塗膜等を傷付けたり 、危険を伴うということは全くない。また、ロール巻本体は耐熱テープ、耐熱シ ートにより構成されているので、130℃、30分という加熱に充分に耐えるこ とができ、そのためこれを貼り付けたまま加熱して塗膜を形成できる。 以上より、本ロール巻体は、流れ作業となる自動車用マスキング作業・塗膜形 成工程には極めて適する。
【0011】 更に、本ロール巻本体は、基材層の各端部側に自動車塗装用マスキングテープ を貼付することに作製されるので、従来使用され且つ実績のあるこのテープをそ のまま転用できるので、信頼性に優れる。また、基材層が樹脂からなるので、粘 着剤がこの基材層を通って表出することもない。
【0012】 実施例2 本実施例に係わるマスキング用ロール巻体は、図3に示すように、基材層11 の各端部側(裏面側)に、直接、一対の粘着層(13a等)が形成されたもので ある。これ以外は、実施例1と実質上同じである。 本ロール巻体は、直接、粘着層が基材層上に形成されるので、製造工程及び部 品点数が少なくてすみ、コストを安くすることができる。
【0013】 尚、本考案においては、上記具体的実施例に示すものに限られず、目的、用途 に応じて本考案の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、ロー ル巻体の大きさ(即ち、ロール巻本体を伸ばした場合の長さ、幅)、粘着層の幅 、材質、基材層の材質、切離しピッチ等は、相手部材の大きさ、形状等により種 々選択できる。例えば、基材層の材質としては、上記例示のもの以外に、アルミ ニウム等の金属薄膜、薄シートを積層したものでもよい。この場合も粘着剤が表 出することがない。
【0014】
【考案の効果】
以上より、本考案のマスキング用ロール巻体は、従来のように鋏、カッターナ ンフを使用する必要がなく、単にはぎ取るだけで容易に所定長さに切断でき、マ スキング作業性が著しく優れるとともに、美観に優れる塗膜を形成できる。従っ て、特に、流れ作業となる自動車用マスキング作業には大変優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係わるマスキング用ロール巻体の一
部斜視図である。
【図2】実施例1に係わるマスキング用ロール巻体の一
部拡大横断面図である。
【図3】実施例2に係わるマスキング用ロール巻体の一
部拡大横断面図である。
【符号の説明】
1;ロール巻本体、11;基材層、12;テープ層、1
3;粘着層、2;切離し用ミシン目。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状に巻回され伸ばせば帯状となる
    ロール巻本体(1)と、該ロール巻本体の幅方向に、長
    手方向に対して所定間隔をもって設けられた切離し用ミ
    シン目(2)と、からなり、上記ロール巻本体(1)
    は、基材層(11)と、該基材層の各端部側に、粘着層
    (13a、13b)が露出するように各々貼付された第
    1テープ層(12a)及び第2テープ層(12b)とか
    らなり、該第1テープ層及び該第2テープ層の各粘着層
    が上記基材に対して同じ面側に形成されていることを特
    徴とするマスキング用ロール巻体。
  2. 【請求項2】 上記ロール巻本体(1)は、基材層(1
    1)と、該基材層の各端部側であって上記基材に対して
    同じ面側に形成される一対の粘着層(13a、13b)
    と、からなる請求項1記載のマスキング用ロール巻体。
JP1749192U 1992-02-25 1992-02-25 マスキング用ロール巻体 Pending JPH0569134U (ja)

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JP1749192U JPH0569134U (ja) 1992-02-25 1992-02-25 マスキング用ロール巻体

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JP1749192U JPH0569134U (ja) 1992-02-25 1992-02-25 マスキング用ロール巻体

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JPH0569134U true JPH0569134U (ja) 1993-09-17

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ID=11945479

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JP1749192U Pending JPH0569134U (ja) 1992-02-25 1992-02-25 マスキング用ロール巻体

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017217760A (ja) * 2016-06-03 2017-12-14 大倉工業株式会社 表面保護カバー用原反、表面保護カバー用原反の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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