JPH0790235A - 自動車用塗膜保護フィルム - Google Patents
自動車用塗膜保護フィルムInfo
- Publication number
- JPH0790235A JPH0790235A JP23344793A JP23344793A JPH0790235A JP H0790235 A JPH0790235 A JP H0790235A JP 23344793 A JP23344793 A JP 23344793A JP 23344793 A JP23344793 A JP 23344793A JP H0790235 A JPH0790235 A JP H0790235A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- protective film
- film
- automobile
- tensile impact
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Adhesive Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】自動車用塗膜保護フィルムにおけるカッティン
グ性を改善する。 【構成】引張衝撃強度をロール延伸方向の値を2〜4k
g・cm/10枚、ロール幅方向の値を2〜9kg・cm
/10枚に設定した。これにより、良好なカッティング性
が得られた。
グ性を改善する。 【構成】引張衝撃強度をロール延伸方向の値を2〜4k
g・cm/10枚、ロール幅方向の値を2〜9kg・cm
/10枚に設定した。これにより、良好なカッティング性
が得られた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装を終了した自動車
の車体表面に被膜される自動車用塗膜保護フィルムに関
し、特に、巻回されたロールから引き出してカットする
際のカッティング性を改善した技術に関する。
の車体表面に被膜される自動車用塗膜保護フィルムに関
し、特に、巻回されたロールから引き出してカットする
際のカッティング性を改善した技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、完成車両の塗装表面が流通過程に
おいて、酸性雨,鉄粉,鳥糞等によりダメージを受け、
その対応として塗膜保護フィルムが採用され始めてい
る。前記塗膜保護フィルムは、図2に示すように塗装済
みの車体表面に密着する内側の感性再剥離型粘着剤層
と、外側のプラスチックフィルムとを積層した構造を有
している。
おいて、酸性雨,鉄粉,鳥糞等によりダメージを受け、
その対応として塗膜保護フィルムが採用され始めてい
る。前記塗膜保護フィルムは、図2に示すように塗装済
みの車体表面に密着する内側の感性再剥離型粘着剤層
と、外側のプラスチックフィルムとを積層した構造を有
している。
【0003】そして、車体表面への被膜作業は、ロール
から前記塗膜保護フィルムを引出し、完成車両の車体サ
イズに合わせてカットし、端部からフィルムを合わせ、
スキージ等にて順次圧着して被膜していく (特開平2−
300281号公報, 特開平3−221169号公報, 特開平3−26
7171号公報,特開平3−254858号公報, 特開平3−1276
65号公報等参照) 。
から前記塗膜保護フィルムを引出し、完成車両の車体サ
イズに合わせてカットし、端部からフィルムを合わせ、
スキージ等にて順次圧着して被膜していく (特開平2−
300281号公報, 特開平3−221169号公報, 特開平3−26
7171号公報,特開平3−254858号公報, 特開平3−1276
65号公報等参照) 。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動車用塗膜保護フィルムにおいては、車体サイズに合
わせてカットする際に、カッターにてカットしずらく、
切断面がギザギザになったり延びたりして見栄えが悪く
なると共に、スムーズに切れないため、作業時間も長引
くという問題点があった。
自動車用塗膜保護フィルムにおいては、車体サイズに合
わせてカットする際に、カッターにてカットしずらく、
切断面がギザギザになったり延びたりして見栄えが悪く
なると共に、スムーズに切れないため、作業時間も長引
くという問題点があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
なされたもので、縦横の引張衝撃強度を適切に設定する
ことにより、カッティング性が改善され、切断面が滑ら
かで延びたりすることもなく、作業時間も短縮されるよ
うにした自動車用塗膜保護フィルムを提供することを目
的とする
なされたもので、縦横の引張衝撃強度を適切に設定する
ことにより、カッティング性が改善され、切断面が滑ら
かで延びたりすることもなく、作業時間も短縮されるよ
うにした自動車用塗膜保護フィルムを提供することを目
的とする
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明に係る自
動車用塗膜保護フィルムは、引張衝撃強度をロール延伸
方向の値を2〜4kg・cm/10枚、ロール幅方向の値
を2〜9kg・cm/10枚に設定したことを特徴とす
る。
動車用塗膜保護フィルムは、引張衝撃強度をロール延伸
方向の値を2〜4kg・cm/10枚、ロール幅方向の値
を2〜9kg・cm/10枚に設定したことを特徴とす
る。
【0007】
【作用】後述する実験結果に示されるように、引張衝撃
強度の各方向の値を前記の範囲内の値に設定すると、カ
ッティング性が改善される。
強度の各方向の値を前記の範囲内の値に設定すると、カ
ッティング性が改善される。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。縦 (ロー
ル幅方向) と横 (ロール延伸方向) の引張衝撃強度を種
々に設定した自動車用塗膜保護フィルムの試験材料を用
いて、引張衝撃強度試験を行った。 試験方法 引張衝撃強度試験ASTM 1961,Part9, Tensil
impact energy tobreak plastics and electrical ins
ulating materials カッティング性 カッティング作業の官能評価 (〇:良好,△:普通,
×:不良) 図1に結果を示す。
ル幅方向) と横 (ロール延伸方向) の引張衝撃強度を種
々に設定した自動車用塗膜保護フィルムの試験材料を用
いて、引張衝撃強度試験を行った。 試験方法 引張衝撃強度試験ASTM 1961,Part9, Tensil
impact energy tobreak plastics and electrical ins
ulating materials カッティング性 カッティング作業の官能評価 (〇:良好,△:普通,
×:不良) 図1に結果を示す。
【0009】この試験結果から明らかなように、引張衝
撃強度をロール幅方向 (縦方向) の値を2〜9kg・c
m/10枚、ロール延伸方向 (横方向) の値を2〜4kg
・cm/10枚に設定した実施例1〜4では良好なカッテ
ィング性が得られるのに対し、少なくとも一方の設定値
が範囲外である比較例1〜3ではカッティング性は不良
であった。
撃強度をロール幅方向 (縦方向) の値を2〜9kg・c
m/10枚、ロール延伸方向 (横方向) の値を2〜4kg
・cm/10枚に設定した実施例1〜4では良好なカッテ
ィング性が得られるのに対し、少なくとも一方の設定値
が範囲外である比較例1〜3ではカッティング性は不良
であった。
【0010】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、引張衝撃強度をロール延伸方向の値を2〜4kg・
cm/10枚、ロール幅方向の値を2〜9kg・cm/10
枚に設定したことにより、カッティング性を良好なもの
に改善することができ、以て、切断面がギザギザになっ
たり延びてしまうようなことがなく滑らかとなり、ま
た、作業時間も短縮できる。
ば、引張衝撃強度をロール延伸方向の値を2〜4kg・
cm/10枚、ロール幅方向の値を2〜9kg・cm/10
枚に設定したことにより、カッティング性を良好なもの
に改善することができ、以て、切断面がギザギザになっ
たり延びてしまうようなことがなく滑らかとなり、ま
た、作業時間も短縮できる。
【図1】 本発明の実施例と比較例との引張衝撃試験の
結果を示す表。
結果を示す表。
【図2】 自動車用塗膜保護フィルムの構成を示す断面
図。
図。
Claims (1)
- 【請求項1】 塗装を終了した自動車の車体表面に被膜
され、該車体表面側に感圧再剥離型粘着剤層,外側にプ
ラスチックフィルムを有して構成され、巻回されたロー
ルから引出し必要な大きさにカットして使用される自動
車用塗膜保護フィルムにおいて、引張衝撃強度をロール
延伸方向の値を2〜4kg・cm/10枚、ロール幅方向
の値を2〜9kg・cm/10枚に設定したことを特徴と
する自動車用塗膜保護フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23344793A JPH0790235A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 自動車用塗膜保護フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23344793A JPH0790235A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 自動車用塗膜保護フィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0790235A true JPH0790235A (ja) | 1995-04-04 |
Family
ID=16955189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23344793A Pending JPH0790235A (ja) | 1993-09-20 | 1993-09-20 | 自動車用塗膜保護フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0790235A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5997670A (en) * | 1996-10-17 | 1999-12-07 | Daimlerchrysler Ag | Method and apparatus for applying self-adhesive protective sheeting to vehicle bodies |
US6001198A (en) * | 1996-10-17 | 1999-12-14 | Daimlerchrysler Ag | Process and apparatus for the application of self-adhesive protective film to vehicle bodies |
DE19642831C2 (de) * | 1996-10-17 | 2000-10-26 | Daimler Chrysler Ag | Verfahren und Vorrichtung zum Applizieren von selbsthaftender Schutzfolie auf Karosserien |
-
1993
- 1993-09-20 JP JP23344793A patent/JPH0790235A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5997670A (en) * | 1996-10-17 | 1999-12-07 | Daimlerchrysler Ag | Method and apparatus for applying self-adhesive protective sheeting to vehicle bodies |
US6001198A (en) * | 1996-10-17 | 1999-12-14 | Daimlerchrysler Ag | Process and apparatus for the application of self-adhesive protective film to vehicle bodies |
DE19642831C2 (de) * | 1996-10-17 | 2000-10-26 | Daimler Chrysler Ag | Verfahren und Vorrichtung zum Applizieren von selbsthaftender Schutzfolie auf Karosserien |
US6360801B1 (en) | 1996-10-17 | 2002-03-26 | Daimlerchrysler Ag | Method and apparatus for applying self-adhesive protective sheeting to vehicle bodies |
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