JPH0569036A - 金属製三次元押出材の押出加工装置 - Google Patents

金属製三次元押出材の押出加工装置

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JPH0569036A
JPH0569036A JP22773891A JP22773891A JPH0569036A JP H0569036 A JPH0569036 A JP H0569036A JP 22773891 A JP22773891 A JP 22773891A JP 22773891 A JP22773891 A JP 22773891A JP H0569036 A JPH0569036 A JP H0569036A
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JP
Japan
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hole
mandrel
core
extruded
extrusion
Prior art date
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Pending
Application number
JP22773891A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Sugio
栄治 杉尾
Kouzou Michisaka
浩三 道阪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
Priority to JP22773891A priority Critical patent/JPH0569036A/ja
Publication of JPH0569036A publication Critical patent/JPH0569036A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ポートホールダイス(1)の雄型マンドレル
(8)に先端部に開口する軸穴(12)が設けられ、かつ
該軸穴(12)内とマンドレル(8)の外周側とを連通す
る連通孔(13)が設けられている。そして、軸穴(12)
内に中子(4)が摺動自在に配置され、該中子(4)が
クサビ式駆動装置(5)に駆動されて連通孔(13)の軸
穴内開口を開閉するようになされている。 【効果】 中子(4)が連通孔(13)の軸穴内開口を閉
じた状態に位置されると中空材が成形され、中子(4)
が連通孔(13)の軸穴内開口を開いた状態に位置される
と中実材が成形され、このようにして、中空部と中実部
とを長さ方向に一体に有する押出材を成形することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アルミニウム等の金
属製三次元押出材、例えば中空部と中実部とを長さ方向
に一体に有する押出材の押出加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び課題】建材等の分野では、長さ方向に
断面形状が変化する各種三次元押出材の製造に関する研
究が種々なされているが、未だ、中空部と中実部とを長
さ方向に一体に有する三次元押出材の製造技術について
は、明らかにされていない。
【0003】この発明は、かかる従来の技術背景のも
と、中空部と中実部とを長さ方向に一体に有する金属製
三次元押出材を製造する押出加工装置を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的において、この
発明は、雌型押出孔との間に環状のメタルフロー間隙を
形成する雄型マンドレルに先端部に開口する軸穴が形成
されると共に、該軸穴内部とマンドレル外周側とを連通
する連通孔がマンドレル周側壁に設けられ、かつ軸穴内
に連通孔開口を開閉する中子が摺動自在に配置されると
共に、該中子をマンドレル軸穴内で駆動する駆動手段が
備えられてなることを特徴とする金属製三次元押出材の
製造装置を要旨とする。
【0005】
【作用】中子が連通孔の軸穴内開口を閉じた状態に軸穴
内に位置すると、環状のメタルフロー間隙を通じて中空
材が成形される。
【0006】そして、その状態から、駆動手段により中
子が連通孔の軸穴内開口を開いた状態に軸穴内に位置さ
れると、押出材料は、連通孔を通じて軸穴内にも流入し
てマンドレル先端の軸穴開口からも流出し、この押出材
料が、環状のメタルフロー間隙を通じて筒状となって押
出される中空材の内周面に一体化されて前記中空材の後
部に中実材が成形されるようになる。
【0007】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。
【0008】第1図ないし第4図は、本発明の押出加工
装置を構成するポートホールダイス(1)を示す。同ダ
イス(1)において、(2)は雌型、(3)は雄型、
(4)は中子、(5)は中子駆動手段である。
【0009】雌型(2)は、ベアリング部(6a)を有す
る円形の押出孔(6)を、軸芯部に有し、基端部には、
溶着室用凹部(7)を有する。
【0010】雄型(3)は、その軸芯部にマンドレル
(8)を有し、該マンドレル(8)が周方向に4つのブ
リッジ部(9)…にて支持されて、該ブリッジ部(9)
間に、押出材料の流通する4つのポート孔(10)…が設
けられたものとなされている。このマンドレル(8)の
先端部は、雌雄両型(2)(3)の組合わせ状態におい
て、雌型(2)の押出孔(6)のベアリング部(6a)の
位置よりも所定距離後方の位置に配置されるようになさ
れており、かつその直径が、押出孔(6)のベアリング
部(6a)の直径よりも幾分大きく形成されて、雌型押出
孔(6)との間に求心方向に指向した環状のメタルフロ
ー間隙(11)が形成されるようになされている。そし
て、このマンドレル(8)には、その先端部に開口する
軸穴(12)が形成され、かつ該マンドレル(8)の周壁
には、軸穴(12)の内部と各ポート孔(10)とを連通す
る、周方向に4つの連通孔(13)…が、第2図に示され
るように、押出方向前方に向けて内方に傾斜する態様に
おいて形成されている。
【0011】中子(4)は、マンドレル(8)の軸穴
(12)内に軸線方向に向けて摺動自在に配置され、軸線
方向にその位置を変えることにより、前記連通孔(13)
…の各開口が開閉されるものとなされている。
【0012】中子駆動手段(5)は、クサビ式駆動装置
によるもので、第1図及び第3図に示されるように、ブ
リッジ部(9)を通じて前後一対のスリット状のガイド
孔(15)(16)が軸穴(12)内を横断する態様において
設けられ、両ガイド孔( 15)(16)のそれぞれに、先
端の側縁部に傾斜部(18a )(19a )を有する一対の帯
板状のクサビ部材(18)(19)が、摺動自在に挿入配置
されている。また、中子(4)の長さ方向中間部に形成
されたスリット状の係合孔(20)には前側のクサビ部材
(18)が摺動自在に挿通されている。これにより、第1
図(イ)に示されるように、前側クサビ部材(18)を所
定の後退位置に保持すると共に、後側クサビ部材(19)
を所定の進入位置に保持することによって、中子(4)
は、軸穴(12)内の前寄りの位置に位置保持されて連通
孔(13)の開口が閉じられた状態にされ、その状態か
ら、同図(ロ)に示されるように、前側クサビ部材(1
8)を進入せしめると共に、後側クサビ部材(19)を外
方に後退せしめと、中子(4)は、軸穴(12)内の後寄
りの位置に位置保持されて連通孔(12)の開口が開かれ
た状態にされる。
【0013】上記構成のポートホールダイス(1)を、
アルミニウムビレットを装入したコンテナの前部に配置
して押出を行う。この場合、中子(4)が、第1図
(イ)に示されるように、軸穴(12)内の前方寄りの位
置に位置して連通孔(13)の開口が閉鎖された状態で
は、各ポート孔(10)を流通する押出材料は、連通孔
(13)に分流することなく、溶着室(7)内に流入し、
そこで互いに圧着されてマンドレル(8)と雌型押出孔
(6)との間の環状メタルフロー間隙(11)を求心方向
に流通し、そして、軸線方向に流れて中空材(EH)が
押出成形される。一方、その状態から、第1図(ロ)に
示されるように、駆動装置(5)により中子(4)が後
方に移動されて、連通孔(13)の開口が開かれると、ポ
ート孔(10)を流通する押出材料の一部が連通孔(13)
を通じて軸穴(12)内に流入され、そして、マンドレル
(8)の先端開口からも、メタルフロー隙間(11)を通
過する押出材料と共に前方に押出され、そして、押出孔
(6)のベアリング(6a)位置において、これらの押出
材料が互いに圧着されて中実材(ES)が押出されるよ
うになる。
【0014】このように、上記組合わせダイスでは、マ
ンドレル(8)の軸穴(12)内の中子(4)の移動によ
り、中空部(EH)と中実部(ES)とが連続一体に結
合された三次元押出材(E)が押出成形される。
【0015】しかも、中子(4)は、マンドレル(8)
の軸穴(12)内に配置されていることにより押出材料の
強い流れ作用を受けないものとなされているから、小さ
な駆動力にて中子(4)を軸線方向に移動せしめて中実
部と中空部の一体成形された押出材(E)をうることが
できる。
【0016】なお、上記実施例では、中子駆動手段とし
て、クサビ式駆動装置(5)を用いているが、スクリュ
ー式、シリンダー式、カム式等の各種駆動手段が採用さ
れてよいことはいうまでもない。また、本発明は、上記
のようなポートホールダイス(1)への適用に限らず、
マンドレルバーによるいわゆるマンドレル押出加工装置
等の各種押出加工装置に適用しうるものであることはい
うまでもない。更に、上記実施例では、雄型マンドレル
(8)の先端部が雌型押出孔(6)のベアリング部(6
a)の押出方向後方に隣接して配置された構造のものを
説明したが、雄型マンドレル(8)の先端部が雌型押出
孔(6)のベアリング部(6a)内に配置さる通常構造の
ものであってもよい。
【0017】
【発明の効果】上述の次第で、この発明の押出加工装置
は、上記のような構成を有するので、中空部と中実部と
を長さ方向に連続一体に有する三次元押出材の製造を実
現することができる。しかも、中子は、マンドレルの軸
穴内に配置されて駆動されるものとなされているから、
押出中、中子が押出材料の流れ作用を強く受けることが
なく、そのため、中子の駆動力を小さいものにすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダイスの作動状態を示すもので、図(イ)は中
空材の押出過程状態を示す図3のI−I線断面図、図
(ロ)は中実材の押出加工状態を示す同じく図3のI−
I線断面図である。
【図2】中実材の押出加工状態を示す図3のII−II
線断面図である。
【図3】ダイスの後端面図である。
【図4】図2のIV−IV線断面図である。
【符号の説明】
2…雌型 4…中子 5…クサビ式駆動装置(中子駆動手段) 6…押出孔 8…雄型マンドレル 12…軸穴 13…連通孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌型押出孔との間に環状のメタルフロー
    間隙を形成する雄型マンドレルに先端部に開口する軸穴
    が形成されると共に、該軸穴内部とマンドレル外周側と
    を連通する連通孔がマンドレル周側壁に設けられ、かつ
    軸穴内に連通孔開口を開閉する中子が摺動自在に配置さ
    れると共に、該中子をマンドレル軸穴内で駆動する駆動
    手段が備えられてなることを特徴とする金属製三次元押
    出材の製造装置。
JP22773891A 1991-09-09 1991-09-09 金属製三次元押出材の押出加工装置 Pending JPH0569036A (ja)

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JP (1) JPH0569036A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005003933B4 (de) * 2005-01-28 2008-02-28 Audi Ag Dorn zum Strangpressen von Gegenständen und Verfahren zur Herstellung eines Strangpressproduktes
CN109530470A (zh) * 2018-10-30 2019-03-29 北京长城华冠汽车科技股份有限公司 局部增强的异截面梁的成形装置及方法

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