JPH0568831U - 開口容易缶蓋 - Google Patents

開口容易缶蓋

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JPH0568831U
JPH0568831U JP10618491U JP10618491U JPH0568831U JP H0568831 U JPH0568831 U JP H0568831U JP 10618491 U JP10618491 U JP 10618491U JP 10618491 U JP10618491 U JP 10618491U JP H0568831 U JPH0568831 U JP H0568831U
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JP10618491U
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敏治 山口
清明 井上
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Daiwa Can Co Ltd
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Daiwa Can Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開口後でも破断部及びタブが蓋板から引き離
されない“ステイオンタブ”と呼ばれる開口容易缶蓋に
おいても、従来から行なわれている販売促進法を採用で
きるようにする。 【構成】 破断部11及びタブ2が蓋板1から切り離さ
れないタイプの開口容易缶蓋において、前記タブ2が、
後端の持ち上げ部22と中間の取付部23との間に内周
カール部25を有する中央孔部26を備え、該中央孔部
26内に、前記中央孔部26の内周カール部25下面と
前記蓋板1上面との間に位置する鍔部28bを有すると
共に印27が施されている樹脂製の応募用挿入体29が
圧入状態で嵌め込まれている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、飲料等の缶詰販売会社が缶詰の販売促進の為に使用する賞金や、商 品と引き換え可能か、若しくはこれらが当たる印付きの応募用挿入体を有する開 口容易缶蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】
飲料缶詰の開口容易缶蓋の破断部に点数や図形を印刷しておき、破断部に印刷 してある点数や図形の数を特定以上集めて飲料缶詰の販売会社に送ると、その販 売会社が賞金や賞品と引き換えるか、抽選をして当選者に賞品等を与える様にし た飲料缶詰の販売促進のための商法がしばしば行なわれている。
【0003】 従来から使用されている図5(A)に示す飲料用の開口容易缶蓋100は、連 続しているスコア線101で囲まれた破断部104内に固着されているプルタブ 102を引き起こして、固着部103の周りのスコア線101を破断させ、次に プルタブ102を引き上げて残りのスコア線101を破断させると、破断部10 4がプルタブ102と共に蓋板105から引き離されるので、消費者は点数や図 形の印刷されている図5(B)に示す破断部104だけを一定数集めて飲料缶詰 の販売会社に郵送できる。
【0004】 ところが、プルタブ付きの破断部を蓋板から引き離してゴミ箱以外の所に捨て ると清掃し難く、また、破断部により思わぬ怪我を引き起こすこともあるので、 最近、開口後でも破断部およびタブが蓋板から引き離されないタイプの開口容易 缶蓋、特に、特公昭57−42544号公報に開示されている“ステイオンタブ ”と呼ばれる開口容易缶蓋が広く採用され始めた。
【0005】 この開口容易缶蓋は、蓋板に不連続部をもつスコア線(始端と終端とが隔置さ れているスコア線)によって囲まれた破断部を有し、この破断部上に前端を載置 し、破断部の外側の蓋板上に後端を含む大部分を載置した状態で、前端近くにあ り、前端側が開いているC字状の切込線によって囲まれている取付部において、 破断部の外側のスコア線に接近した位置の蓋板に固着されているタブを有してい る。
【0006】 この開口容易缶蓋は、消費者がタブの後端の下に指を入れて後端を引き起こす と、タブの前端と取付部との間のスコア線が最初に破断し、更に引き起こすと、 残りのスコア線が破断すると共に、破断部はスコア線の不連続部をヒンジ部とし て蓋板から缶内に垂れ下がる。
【0007】 その後、タブを元の位置に戻しても、破断部は垂れ下がったままであり、タブ は取付部において蓋板に固着されたままである。従って、缶内容物を消費した後 缶を捨てる際に、破断部及びタブが缶から離れて散乱することはない。
【0008】 しかしながら、ステイオンタブと呼ばれる開口容易缶蓋は、破断部が蓋板から 離れないので、飲料缶詰の販売会社が従来のように破断部に点数等を印刷してお き、その点数を一定以上集めた消費者に賞品等を与えるという販売促進法ができ なくなってしまった。
【0009】 何故ならば、空缶は非常にかさばるので、これを何個か集めて販売会社に送る のでは、送料が高くつき、また、販売会社でも空缶の置場のスペースを非常に広 くとる必要があるため、コスト的に合わないからである。
【0010】 そこで本出願人は、破断部が蓋板から切り離されないタイプの開口容易缶蓋で も販売促進法ができる様に、取付部とタブの前端との間の部分に、印が施され、 該印の周りの大部分が切込線によって切断されている破断除去容易な応募用板部 を設けたことを特徴とする開口容易缶蓋を出願した(実願平2−96178号公 報参照)。
【0011】 これによれば、タブを蓋板から切り離さない状態のまま蓋板の一部を開口して からタブを元の位置に戻すまでの間、タブが垂直状態となっている時に、破断除 去容易な応募用板部を指等で大きく変位させて接続部分を破断可能にし、缶内容 物を消費した後、缶を捨てる際に破断部及びタブが缶から離れて散乱することも なく、しかも印が施されている応募用板部だけを破断除去して賞品等を獲得する ために販売会社等に応募することができる。
【0012】
【考案が解決しようとする問題】
しかしながら、上述の応募用板部の周りの大部分が切込線によって切断され、 切断縁が鋭利となっているため、応募用板部を破断除去する際に、切断縁で指を 怪我する恐れがあり、また販売促進用でない普通のタイプと形状が大きく異なる ので、タブの加工工程が大きく異なり、交換金型が多くなるという欠点があり、 破断部が蓋板から切り離れない機能を維持しながら、普通のタブと加工工程が殆 ど変わらず、しかも販売促進法ができ、かつ、安全性のあるものの出現が強く望 まていた。
【0013】 本考案は、このような点を考慮してなされたものであり、破断部及びタブが蓋 板から引き離されないタイプの開口容易缶蓋においても、従来通り販売促進法が 行なえる開口容易缶蓋を提供することを目的とする。
【0014】
【問題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の開口容易缶蓋では、不連続部を持つスコ ア線を刻設することにより蓋板の一部に破断部が形成され、前端の押え部と後端 の持ち上げ部と中間の取付部とからなるタブが、押え部を前記破断部上に載置す ると共に、持ち上げ部を前記破断部の外側の蓋板上に載置した状態で、取付部を 前記破断部の外側の蓋板に固着して設けられている破断部及びタブが蓋板から切 り離されないタイプの開口容易缶蓋において、前記タブが、前記取付部と前記持 ち上げ部との間に内周カール部を有する中央孔部を備え、該中央孔部内に、前記 中央孔部の内周カール部下面と前記蓋板上面との間に位置する鍔部を有すると共 に印が施されている樹脂製の応募用挿入体が圧入状態で嵌め込まれている。
【0015】
【作用】
蓋板を開口する前は、タブの中央孔部内に圧入状態でしっかりと嵌め込まれ、 かつ中央孔部の内周カール部下面と係合する鍔部が蓋板上面に密着されているた め、応募用挿入体は中央孔部から不正に取り出し除去されたり、搬送中や輸送中 に脱落したりしない。
【0016】 蓋板を開口する時には、タブの持ち上げ部の下に指を入れて持ち上げ部を起こ すと、テコ作用によりスコア線が破断すると共に破断部はスコア線の不連続部を ヒンジ部として蓋板から缶内に垂れ下がる。その後、ほぼ垂直状態になっている タブを元の位置に戻しても、破断部は垂れ下がったままであり、タブは取付部に おいて蓋板に固着されたままである。
【0017】 そして、タブを蓋板から切り離さない状態のまま蓋板の一部を開口してからタ ブをもとの位置に戻すまでの間は、タブはほぼ垂直状態になっていて、タブの応 募用挿入体の鍔部側には何も邪魔物がなく、しかも、応募用挿入体が圧入されて いる中央孔部の周縁は内側カールが施されているので、応募用挿入体を指等によ り強く押圧できる。強く押圧された応募用挿入体は中央孔部から鍔部側に押し出 され、タブから応募用挿入体のみを除去することができる。
【0018】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は実施例の開口容易缶蓋を示す平面図。図2は図1のII−IIの部分断面矢 視図である。
【0019】 この開口容易缶蓋Aは、図外の缶胴の上面開口部に巻き締められる蓋板1と、 蓋板1に固着されるタブ2とにより構成されている。
【0020】 蓋板1には、始端と終端とが隔置されている不連続部15を持つスコア線10 によって囲まれた破断部11と、該破断部11を補強する補強ビート12と、タ ブ2を固着するべく蓋板1のほぼ中心位置に形成された固着リベット部13と、 固着リベット13を挟んで破断部11とは反対位置に形成された指差し込み凹部 14とが設けられている。
【0021】 なお、スコア線10は、内側スコア線と外側スコア線による二重スコア線とな っていて、このうち、外側スコア線が深く刻設されていて開口時にはこの部分が 破断される。
【0022】 前記タブ2は、外周に外周カール部20を有すると共に、前端の押え部21と 後端の持ち上げ部22と中間の取付部23からなり、破断部11上に押え部21 を載置し、破断部11の外側の蓋板1上に持ち上げ部22を含む大部分を載置し た状態で、取付部23において蓋板1の固着リベット部13に固着されている。 なお、取付部23は、タブ2の押え部21の近くで破断部11の外側スコア線1 0に接近した位置に配置されていて、押え部21側が開いているC字状の切込線 24によって囲まれている。
【0023】 さらに、タブ2には、持ち上げ部22と取付部23との間で、縁曲げされた内 周カール部25に囲まれる中央孔部26が設けられており、この中央孔部26内 に、印(図では凹部による星形の図形)27が施された樹脂製(本例では、塩化 ビニル樹脂製の射出成形品)の応募用挿入体29が嵌め込まれている。
【0024】 この応募用挿入体29は、図3(A)(B)に示すように、小判形の圧入部2 8aと鍔部28b,28bとで構成され、図2に示すように、中央孔部26内に 嵌め込まれた状態において、鍔部28b、28bが内周カール部下面25aと図 1のII−II切断線方向の2カ所で係合され、圧入部28aの先端面が押圧形成さ れII−II切断線方向に押し潰され広げられている。応募用挿入体29が嵌め込ま れたタブ2は、外周カール部20の下面を蓋板1上に密着させて固着リベット1 3により蓋板1に固着される。このようにして消費者がタブ2の持ち上げ部22 の下に指を入れ、後端を垂直状態に起こさない限り、タブ2の中央孔部26から 応募用挿入体29は取り外せないようにしてある。
【0025】 なお、タブ2の中央孔部26内に嵌め込まれた応募用挿入体29の圧入部28 aの先端面は、タブ2の上面と等しいか、それよりも僅かに低くして、タブ搬送 の邪魔にならないようにすると共に、嵌め込みを確実にして応募用挿入体29が 店頭陳列中に不正に取り外されたり、あるいは搬送中や輸送中に中央孔部26内 から脱落するのを防いでいる。
【0026】 (開口時の動作) この開口容易缶蓋Aを有する缶の内容物を飲食あるいは使用するにあたって、 蓋板1を開缶する時は、消費者がタブ2の持ち上げ部22の下に指を入れ後端を 起こすと、タブ2の押え部21を支点とし、取付部23付近を作用点とするテコ 作用によりタブ2の押え部21と取付部23との間のスコア線10が最初に破断 する。その後、タブ2の取付部23付近を支点とし、押え部21を作用点とする テコ作用により、残りのスコア線10が破断すると共に破断部11に押え部21 からの押圧力が作用し続けるので、破断部11はスコア線10の不連続部15を ヒンジ部として蓋板1から缶内に垂れ下がる。
【0027】 タブ2から応募用挿入体29を除去(除去動作については後述)した後、ほぼ 垂直状態になっているタブ2を元の位置に戻しても、破断部11は垂れ下がった ままであり、タブ2は取付部23において固着リベット13により蓋板1に固着 されたままである。
【0028】 (応募用挿入体29の除去動作) 図4に示すように、開口のためにタブ2を蓋板1に対してほぼ垂直状態になる まで起こすと、応募用挿入体29の鍔部28b側には邪魔物がなくなり、しかも 圧入部28aの先端面側は中央孔部26の周縁に内周カール部25が形成され、 圧入部28a先端面の周りは鋭利なところがないので、圧入部28a先端面に強 い押圧力を加えることができ、簡単に応募用挿入体29を鍔部28b側へ押し出 し除去することができる。そして、必要な個数の応募用挿入体29をテープ等で 応募用紙等に貼り付け、郵送にて販売会社等に送付することができる。
【0029】 (製造方法) 実施例の開口容易缶蓋Aは、例えば、下記の方法を用いて製造される。
【0030】 タブ2は、例えば、特開昭60−23145号公報開示の如く、または特公 昭64−9227号公報開示の如く、トランスファープレス工程に中央孔部26 と、その周縁を縁曲げるするカール成形工程を付加して製造される。
【0031】 押し出し除去容易な樹脂製の応募用挿入体29は、タブ2の製造とは別に射 出成形やコンプレッション成形等で単一製造するか、または、押出成形後プレス 成形して樹脂シート上に連続製造するか、若しくは、射出成形により細い連鎖で 前後を次々連結して非常に長い成形品として製造される。
【0032】 タブ2と応募用挿入体29を製造したら、タブ2と応募用挿入体29とを組 み合わせ、予め応募用挿入体29付きのタブを作る。組み合わせ方として、樹脂 シート上に製造されたものは、例えば、タブのトランスファープレス工程中で樹 脂シートから応募用挿入体29を連続的に切断しながらタブ2の中央孔部26内 に圧入される方法がとれる。なお、応募用挿入体29をタブ2の中央孔部26内 に圧入後、嵌込みを確実にするため、圧入部28a先端面を押圧成形等により押 し広げる。
【0033】 その後、応募用挿入体29付きタブ2を取付部23において蓋板1の固着リ ベット13に固着させる。
【0034】 応募用挿入体29に、凹部や凸部の成形あるいは印刷または塗装により印2 7を設ける場合には、応募用挿入体29の成形時(例えば、射出成形、プレス成 形、押し出し成形がある)に凹部や凸部を形成するか、応募用挿入体29をタブ 2に組み合わせる前後、あるいは応募用挿入体29を組み合わせたタブを蓋板1 に固着した後にジェットプリンタで施す。
【0035】 以上説明したように、実施例の開口容易缶蓋Aにあっては、次のような効果が 得られる。
【0036】 イ) タブ2の取付部23と持ち上げ部22との間のタブ2の中央孔部26に、 鍔部28bを内周カール部下面25aに係合させて圧入されている印27付きの 押し出し除去容易な応募用挿入体29を設けたため、破断部11およびタブ2が 蓋板1から引き離されないタイプの開口容易缶蓋Aでありながら、印27が施さ れた応募用挿入体29を押し出して賞品等を獲得するために販売会社に応募する ことができる。 即ち、缶内容物を消費した後、缶を捨てる際に、破断部11及びタブ2が缶か ら離れて散乱することがないというステイオンタイプの有用性を損なうことなく 飲料缶詰の販売会社等が缶蓋に施した点数を一定以上集めた消費者に賞品等を与 えるという販売促進法を従来通りに行なうことができる。
【0037】 ロ) 樹脂製の応募用挿入体29を指等で押し出し除去する際に、押圧面側とな る中央孔部26の周縁は内周カール部25が形成されていて、鋭利な切断部がな いので、応募用挿入体29を強い力で押し出しても、その周縁で指を怪我するこ とがない。
【0038】 ハ) 応募用挿入体29は、鍔部28b、28bが内周カール部下面25aの持 ち上げ部22側と取付部23側の2カ所で係合し、圧入されている圧入部28a の先端面が押圧成形等で押し広げられ、しっかりと中央孔部26内に嵌込まれて いる。また、応募用挿入体29が嵌込まれたタブ2は、蓋板1上に密着させて蓋 板1に固着されている。従って、応募用挿入体29は店頭陳列中に不正に応募用 挿入体29が除去されたり、搬送中や輸送中に中央孔部分26内から脱落するこ とがない。
【0039】 ニ) 更に、応募用挿入体29が、加工工程が多いタブ2とは別に製造されるの で、タブ2は販売促進用でない開口容易缶蓋に固着するタブと殆ど同一の金型を 用い、しかも、ほぼ同一の加工工程で製造でき、一方、応募用挿入体29は、樹 脂製であり射出成形等の簡単な成形手段で大量に製造できる結果、生産コストが あまり高くなることはない。
【0040】 以上、本考案の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこの実施 例に限られるものではない。
【0041】 例えば、応募用挿入体29に施された印27は、成形時の凹凸形状によるもの に限らず、インキまたは塗料によるものや、それら2つ以上の組み合わせでもよ く、インキまたは塗料による印の場合は、記号、文字、数字、図形、模様のうち の1以上からなり、凹部または凸部による印の場合は、記号、文字、数字、図形 のうちの1以上からなっていればよい。
【0042】 樹脂製の応募用挿入体29の材質は、本例の塩化ビニル樹脂のほか、ポリプロ ピレン、ナイロン、ポリエチレンなどの樹脂を用いることができ、100℃以上 で殺菌されるレトルト缶詰用の缶蓋には耐熱性樹脂を用いるのが好ましい。
【0043】 また、応募用挿入体29の形状は、本例の場合、圧入部28aを小判形にして いるが、これは中央孔部26の形状の合わせて、中央孔部26内で動かさないよ うにするためであり、四角形でも同様な目的を達成できる。
【0044】 また、応募用挿入体29は、鍔部28bを図1のII−II切断線に沿う方向に延 出させているが、これと直交する方向に延出させても良い。要するに、タブ2が 蓋板1とほぼ密着状態となり、店頭陳列中に応募用挿入体29が不正に除去され たり、搬送中や輸送中に脱落することがない程度に中央孔部26内にしっかりと 嵌め込まれる形状であればよく、中央孔部26の形状に合わせて適宜決定するこ とが好ましい。
【0045】 本列の開口容易缶蓋Aは正圧缶詰に適した缶蓋を示すものであり、蓋板1の上 面が凹状となりタブ2の持ち上げ部22の下に指を差し込みにくい負圧缶詰に用 いる場合は、応募用挿入体29の鍔部28bの厚みを本例より厚くして、持ち上 げ部分22を蓋板1の上面から浮かして指を入れ易くしても良い。
【0046】
【考案の効果】
本考案によれば、ステイオンタブと呼ばれ、開口後でも破断部及びタブが蓋板 から引き離されないタイプの開口容易缶蓋において、タブの取付部と持ち上げ部 との間の部分に設けた中央孔部内に、印が施され、押し出し除去容易な応募用挿 入体が圧入状態で嵌め込まれているため、缶内容物を消費した後、缶を捨てる際 に破断部及びタブが缶から離れて散乱することのないという有用性を保持しなが ら、印が施された応募用挿入体を押し出し除去して賞品等を獲得するために販売 会社等に応募することができるという効果が得られる。
【0047】 また、加工工程が多いタブを他の開口容易缶蓋用のタブと殆ど同一の金型を用 い、ほぼ同一の加工工程で製造でき、一方、応募用挿入体も射出成形等の成形法 で大量生産できるので、生産コストを低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の開口容易缶蓋を示す平面図
【図2】図1のII−IIに沿う拡大断面矢視図
【図3】(A)は押し出し除去した応募用挿入体を示す
平面図 (B)は押し出し除去した応募用挿入体を示す側面図
【図4】応募用挿入体の除去動作を示す説明図
【図5】(A)は従来のプルタブタイプの開口容易缶蓋
を示す平面図 (B)は従来のプルタブタイプの開口容易缶蓋の破断部
を示す平面図
【符号の説明】
1 蓋板 2 タブ 10 スコア線 11 破断部 12 補強ビート 13 固着リベット 14 指差し込み凹部 15 不連続部 20 外周カール部 21 押え部 22 持ち上げ部 23 取付部 24 切込線 25 内周カール部 26 中央孔部 27 印 28a 圧入部 28b 鍔部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不連続部を持つスコア線を刻設すること
    により蓋板の一部に破断部が形成され、前端の押え部と
    後端の持ち上げ部と中間の取付部とからなるタブが、押
    え部を前記破断部上に載置すると共に、持ち上げ部を前
    記破断部の外側の蓋板上に載置した状態で、取付部を前
    記破断部の外側の蓋板に固着して設けられている破断部
    及びタブが蓋板から切り離されないタイプの開口容易缶
    蓋において、前記タブが、前記取付部と前記持ち上げ部
    との間に内周カール部を有する中央孔部を備え、該中央
    孔部内に、前記中央孔部の内周カール部下面と前記蓋板
    上面との間に位置する鍔部を有すると共に印が施されて
    いる樹脂製の応募用挿入体が圧入状態で嵌め込まれてい
    ることを特徴とする開口容易缶蓋。
  2. 【請求項2】 前記応募用挿入体に施された印が、イン
    キまたは塗料による記号、文字、数字、図形、模様のう
    ち1以上からなる請求項1記載の開口容易缶蓋。
  3. 【請求項3】 前記応募用挿入体に施された印が、凹部
    と凸部のうちの1以上により形成されたよる記号、文
    字、数字、図形のうちの1以上からなる請求項1記載の
    開口容易缶蓋。
JP10618491U 1991-12-24 1991-12-24 開口容易缶蓋 Withdrawn JPH0568831U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007238138A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Toyo Seikan Kaisha Ltd Icタグ付き金属蓋及び金属容器

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Effective date: 19960404