JPH0568599B2 - - Google Patents

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JPH0568599B2
JPH0568599B2 JP62123928A JP12392887A JPH0568599B2 JP H0568599 B2 JPH0568599 B2 JP H0568599B2 JP 62123928 A JP62123928 A JP 62123928A JP 12392887 A JP12392887 A JP 12392887A JP H0568599 B2 JPH0568599 B2 JP H0568599B2
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JP
Japan
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tunnel
concrete
formwork
ground
work
Prior art date
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JP62123928A
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English (en)
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JPS63289200A (ja
Inventor
Takatoshi Arizono
Toshio Nakajima
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Tokyu Construction Co Ltd
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Tokyu Construction Co Ltd
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  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は営業線の鉄道のトンネルの拡幅工事な
どで用いられる、トンネルのコンクリート打設工
法に関するものである。
<従来の技術> 現代社会においては交通量の増加に伴い、道路
幅の拡幅や、電車の車体の拡大または高速化など
が、必要不可欠のものとなつている。
このような状況下において、必然的にトンネル
の拡幅工事も頻繁に行われるようになつた。
従来のトンネルの拡幅工事においては、トンネ
ルのコンクリートを広範囲に剥離してしまうた
め、周囲の地山が崩壊してしまうおそれがあり、
作業の安全性が損なわれる。
また、特に営業線の鉄道などのトンネルの拡幅
工事の場合には、終電から始発までの限られた短
時間のうちに作業を行う必要があるため、効率よ
く安全に作業することは非常に困難であつた。
そこで、上記のような問題点を解決するため、
従来、次のようなトンネルの拡幅方法が行われて
いる。
以下、図面を参照しながら説明する。
(1) 削孔(第3図) 拡幅を行うトンネル1のコンクリート11の
内周面から、コンクリート11の周囲に位置す
る地山2の内部まで、掘削機などにより孔12
を複数削孔する。
トンネル1の拡幅範囲は、地山2の削孔深さ
によつて決定するため、各孔12は所定の深さ
で等しく削孔する。
孔12の開口面積はできるだけ大きく開口
し、後にコンクリート11を除去する面積を小
さくして、コンクリート11の除去作業を容易
に行えるようにする。
しかし孔12の開口面積を大きくした場合に
は、周囲の土砂が崩壊しやすくなるため、後述
するロツクボルト3の定着時に、開口面積より
僅かに小さいプレート(図示しない)などを併
用し、地山2を押さえて補強する。
また地山2の強度によつては、開口面積が大
きすぎると、同様に周囲の土砂が崩壊しやすく
なる場合があるため、後述するロツクボルト3
が定着できる程度の小さい面積の孔12を開口
する。
また、孔12の削孔間隔及び削孔数は、後述
するように、孔12内に定着するロツクボルト
3によつて周囲の地山2の崩壊を防止でき、し
かもコンクリート11を剥離できるだけの所定
の削孔間隔及び削孔数を、力学計算により算出
し、コンクリート11の全内周面に渡つて削孔
する。
(2) ロツクボルトの定着(第3図) 各孔12内にロツクボルト3を挿入し、ロツ
クボルト3を地山2内に打ち込む。
そして、コンクリート11を除去したとき
に、周囲の地山2が崩壊しないだけの所定の緊
張力をロツクボルト3に与え、支圧板31で定
着する。
このとき、前述のように地山2の崩壊の防止
のため、プレートなどを併用して取り付けるこ
とがある。
(3) コンクリートの除去(第4図) 必要に応じて孔12内にロツクボルト3を定
着した後、孔12間のコンクリート11に小さ
い破壊穴13を開設する。
そして、その破壊穴13内にせり矢4などを
差し込み、周囲のコンクリート11を破壊し、
除去する。
(4) 露出地山の除去(第5図) コンクリート11を除去して露出した、露出
地山21をコンクリート11と同様にせり矢4
などで破壊して、除去する。
そのため、拡幅前のコンクリート11の外周
面から、露出地山21を除去して露出した地山
2までの幅Lだけ、拡幅したことになる。
(5) コンクリートの打設 露出地山21をすべて除去した後、ロツクボ
ルト3を定着させたまま、露出した地山2の表
面に新たにコンクリート11を打設して拡幅工
事を終了する。
コンクリート11を新たに打設するときに
は、トンネル1の中央部に骨組みを行い、アー
チ状の支保材6をトンネル1の内周面に沿つ
て、その骨組みの外周に取り付け、さらにその
支保材6の外表面に沿つて型枠を位置させる。
そして、その型枠と地山2との間の空間にコ
ンクリート11を打設する。
以上のような従来技術には、ロツクボルトによ
つてトンネル1の周囲の地山の崩壊を防止して、
安全、確実、迅速にトンネル1の拡幅工事を行う
ことができるという効果がある。
<従来技術の問題点> 従来のトンネルの拡幅工事などの場合、露出地
山21をすべて除去した後に、新たにコンクリー
ト11を打設するときには、トンネル1の中央部
に大型の型枠の支保材を組立てなければならな
い。
そのため、型枠の撤去、設置作業に長時間を要
し、前述のように営業線の鉄道などのトンネル1
の拡幅工事などにおいて、終電から始発までの限
られた短時間のうちに作業を行う必要がある場合
には、コンクリートの打設作業の遅延を招くおそ
れがある。
<本発明の目的> 本発明は以上のような問題点を解決するために
なされたもので、トンネルの拡幅工事などにおい
て、短時間でコンクリートを打設することができ
るトンネルのコンクリート打設工法を提供するこ
とを目的とする。
<本発明の構成> 以下、図面を参照しながら本発明の一実施例に
ついて説明する。
なお、本実施例ではトンネルの拡幅工事を例に
挙げて説明する。
<イ> コンクリート打設装置の組立て(第1
図) 本発明のコンクリート打設工法は、型枠固定
用ボルト5、支保材6、型枠7を使用して行わ
れる。
(1) 型枠固定用ボルト 型枠固定用ボルト5には通常のロツクボル
ト3などを用いる。
この型枠固定用ボルト5を、トンネル1の
内周面から地山2に向かつて所定の間隔をお
いて複数打ち込む。
このとき、型枠固定用ボルト5は、トンネ
ル1内に長めに露出させておく。
(2) 支保材 支保材6は例えば第1図に示すように、H
鋼などをトンネル1の内周面に沿つて湾曲さ
せた、アーチ状のものが考えられる。
この支保材6をトンネル1の内周面に沿つ
て位置させ、各型枠固定用ボルト5のトンネ
ル1内の露出部を貫通して、ナツトによつて
固定する。
同様にして、トンネル1の延長方向に所定
の間隔をおいて複数の支保材6を取り付け
る。
このとき、支保材6は地山2との間に一定
の間隔をおいて位置させ、後に型枠7を設置
したときに、コンクリート11の打設空間を
確保できるように取り付ける。
(3) 型枠 型枠7は、トンネル1の内周面に沿つて湾
曲する四角形の板状体のものが考えられる。
この型枠7を、上記のようにトンネル1の
延長方向に所定の間隔をおいて取り付けた支
保材6間に架け渡す。
このとき、型枠7はトンネル1の内周面に
沿つて、支保材6の外周面に間隙が生じない
ように複数設置する。
<ロ> コンクリートの打設(第1図) まず前記した従来技術(1)〜(4)と同様に、トン
ネル1の内周面のコンクリート11に削孔し
て、ロツクボルト3を定着し、コンクリート1
1と露出地山21を除去する。
次に上記のコンクリートの打設装置を組み立
てる。
そして、設置した型枠7と地山2との間に設
けた所定の空間に、新たにコンクリート11を
打設する。
<ハ> 支保材の除去 コンクリート11を打設した後、支保材6及
び型枠7を取り外し、コンクリート11の表面
から露出する型枠固定用ボルト5を切断する。
以上のようにして、トンネル1内にコンクリ
ート11を順に打設して拡幅工事を行う。
その他の実施例 1(第2図) 上記の実施例では、支保材6を取り付ける専用
のロツクボルト、即ち型枠固定用ボルト5を用い
たが、その他の実施例として、従来の地山2の崩
壊防止用のロツクボルト3の露出部に、両ねじ切
り加工を施した連結部材81などによつて、ねじ
切り棒鋼8を連結し、トンネル1内に露出する部
分を延長させて、その延長部分に支保材6を取り
付けることも考えられる。
その他の実施例 2 以上はトンネル1の拡幅工事において本発明を
実施した場合について説明したが、その他の場合
として、トンネル1の補修工事においても実施す
ることができる。
まず、トンネル1のコンクリート11の内面か
ら、地山2の表面まで複数の孔12を削孔する。
次に、孔12内にロツクボルト3を挿入して地
山2に定着し、孔12間のコンクリート11のみ
を除去する。
そして、露出した地山2に本発明の工法を実施
し、新たにコンクリート11を打設する。
<本発明の効果> 本発明は以上説明したようになるので、次のよ
うな効果を期待することができる。
即ち、従来のトンネルの拡幅工事などの場合、
トンネルの中央部に大型の型枠の支保材を組立て
なければならないため、型枠の撤去、設置作業に
長時間を要する。
従つて、前述のように営業線の鉄道などのトン
ネルの拡幅工事などにおいて、終電から始発まで
の限られた短時間のうちに作業を行う必要がある
場合には、コンクリートの打設作業の遅延を招く
おそれがある。
しかし、本発明はトンネルの内周面から地山に
打ち込んだロツクボルトに支保材を取り付け、そ
の支保材の外周面に型枠を取り付けるだけで、コ
ンクリートを打設することができる。
さらに、コンクリートの打設後は、支保材及び
型枠をロツクボルトから外して、トンネル内に露
出するロツクボルトを切断するだけで撤去するこ
とができる。
従つて、従来のように型枠の撤去、設置作業に
長時間を必要とせず、前述のように営業線の鉄道
などのトンネルの拡幅工事などにおいて、終電か
ら始発までの限られた短時間のうちに作業を行う
必要がある場合でも、短時間でコンクリートを打
設することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図:本発明の一実施例の説明図、第2図:
その他の実施例の説明図、第3〜5図:従来技術
の説明図。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 トンネルの内周面から周囲の地山に向かつて
    複数のロツクボルトを打ち込み、 このロツクボルトのトンネル内の露出部に、ト
    ンネル内周面から所定の空間を設けてアーチ状の
    支保材を取り付け、 前記支保材の外周面に沿つて複数の型枠を取り
    付け、 前記型枠とトンネル内周面との空間にコンクリ
    ートを打設する、 トンネルのコンクリート打設工法。
JP62123928A 1987-05-22 1987-05-22 トンネルのコンクリート打設工法 Granted JPS63289200A (ja)

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JP62123928A JPS63289200A (ja) 1987-05-22 1987-05-22 トンネルのコンクリート打設工法

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JP62123928A JPS63289200A (ja) 1987-05-22 1987-05-22 トンネルのコンクリート打設工法

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JPS63289200A JPS63289200A (ja) 1988-11-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS554198A (en) * 1978-06-20 1980-01-12 Thomson Csf Tuner for digital transmission
JPS6035679U (ja) * 1983-08-16 1985-03-12 コニカ株式会社 電子カメラ

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