JPH0568597B2 - - Google Patents

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JPH0568597B2
JPH0568597B2 JP61275693A JP27569386A JPH0568597B2 JP H0568597 B2 JPH0568597 B2 JP H0568597B2 JP 61275693 A JP61275693 A JP 61275693A JP 27569386 A JP27569386 A JP 27569386A JP H0568597 B2 JPH0568597 B2 JP H0568597B2
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JP
Japan
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shutter
shutter curtain
obstacle
detection signal
intruder
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Satoshi Okada
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Toyo Shutter Co Ltd
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Toyo Shutter Co Ltd
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば銀行等の現金取扱所における
現金自動支払機などを備えたCDサービスコーナ
ーとか、デパート等の店舗とか、或いは、倉庫、
工場、ガレージ等のような建造物の出入り口に設
けられる動力式(例えば電動式)シヤツターであ
つて、手動による開閉制御操作のみならず、プロ
グラム制御や管理センター等からの遠隔操作によ
る無人自動開閉制御をも可能に構成されると共
に、かかる無人自動開閉制御方式を採用している
が故に、特に、在室者(建造物内の残留者)の有
無の検出結果に基いてその無人自動開閉制御を安
全に実行できるように構成された安全シヤツター
に係り、更に詳しくは、シヤツターカーテンの下
降作動中において、そのシヤツターカーテンの下
端部に設けられている障害物検出器が障害物検出
信号を発したときには、そのシヤツターカーテン
の下降作動を緊急停止させるべく制御するように
構成されている安全シヤツターに関する。
〔従来の技術〕
従来この種の安全シヤツターとしては、例えば
特願昭49−120535号に係る特公昭54−25745号公
報等により本願出願人が既に提案しているものが
ある。
即ち、その従来の安全シヤツターにおいては、
シヤツター開閉制御器により昇降駆動されるシヤ
ツターカーテンの下部(座板)における長手方向
の略全体に亘る下面側に、例えば荷物などの障害
物の存在を検知したときに障害物検出信号を発す
るように構成された障害物検出器(その一例が後
述の第2図ないし第5図における符号10により
示されているので参照のこと)を設け、そして、
第8図に模式的に示しているように、シヤツター
開閉制御器に対する主制御装置が操作スイツチ或
いは自動制御による閉動指令信号を受けたとき
に、下降制御回路を作動させることにより、シヤ
ツターカーテンを下限検出信号が検出された最下
端位置(全閉状態)まで下降作動させるべく制御
している途中において、前記障害物検出器により
シヤツターカーテンの下方に障害物が存在するこ
とを示す障害物検出信号が発せられたときには、
前記下降制御回路に代えて緊急処理制御回路を作
動させることにより、そのシヤツターカーテンの
下降作動を直ちに緊急停止させるとか、或いは、
シヤツター開閉機の負荷が問題とならない範囲内
で、障害物が除去されて障害物検出信号が発せら
れなくなるまで緊急停止→反転上昇→反転下降と
いう一連の動作を繰り返させる、といつた緊急処
理制御を行うように構成されていた。
なお、同第8図において、0S1は前記閉動指
令信号によりON作動するスイツチを、0S2はシ
ヤツターカーテンが最下限まで下降したことを示
す下限検出センサーからの下限検出信号により
OFF作動するスイツチを、また、0S3は前記障
害物検出信号により下降制御回路側から緊急処理
制御回路側に切り換わるスイツチを夫々示してい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記した従来構成の安全シヤツターによれば、
シヤツターカーテンの下降作動中において、その
シヤツターカーテンの下方にたとえ障害物が存在
したとしても、障害物検出器によりそのことが確
実に検出されて、そのシヤツターカーテンの下降
作動は直ちに緊急停止させられるため、シヤツタ
ー自体および荷物などの障害物が損傷することを
確実に防止できるという安全機能が十分に発揮さ
れるから、かかる障害物に係る安全確保という面
では何ら問題は無い。
ところが、本発明者は、上記従来の安全シヤツ
ターの構成について種々の詳細なる考案を加えた
結果、下記の点に気付いた。
即ち、同第8図から明らかなように、前記障害
物検出器による障害物検出信号は、シヤツターカ
ーテンの下降作動中においてのみ、つまり、閉動
指令信号が与えられ、且つ、下限検出センサーが
シヤツターカーテンが最下限まで下降したことを
示す下限検出信号を発していない状態においての
み意味を持つにすぎず、従つて、シヤツターカー
テンが最下限位置で停止している全閉状態におい
ては、仮に前記障害物検出器が障害物検出信号を
発したとしても、それに対する処理制御は何らな
されることは無く、そのことは、ただ単に無駄で
あるということでは済まされず、むしろ、『全閉
状態における障害物検出』という情報の持つ意味
を全く無視していること自体が非常に重大な過ち
であると言うべきである。
本発明は、上記従来実情および考察に基いてな
されたものであつて、その目的は、シヤツターカ
ーテンの下降作動中における障害物に係る安全確
保のために本来的に設けられているところの障害
物検出器からの障害物検出信号を、シヤツターカ
ーテンの下降作動中においてのみならず、シヤツ
ターカーテンの全閉状態においても有効に利用す
ることにより、より一層有意義な安全機能を有す
る付加価値の高い安全シヤツターを、経済性有利
に実現せんとすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明による安全
シヤツターは、第1図のクレーム対応図に模式的
に示しているように、シヤツターカーテンの下降
作動中において、そのシヤツターカーテンの下端
部に設けられている障害物検出器が障害物検出信
号を発したときには、そのシヤツターカーテンの
下降作動を緊急停止させるべく制御するように構
成されている安全シヤツターであつて、前記シヤ
ツターカーテンが最下限まで下降しているシヤツ
ター全閉状態において、前記障害物検出器が障害
物検出信号を発したときには、シヤツター動作を
させることなくその障害物検出信号を侵入者検出
信号と見做して所定の対侵入者処理制御を行うよ
うに構成してある、という点に特徴がある。
なお、同第1図において、S1は閉動指令信号
によりON作動するスイツチ手段を示し、S2
は、シヤツターカーテンが最下限まで下降したこ
とを示す下限検出センサーからの下限検出信号に
より、通常下降制御手段(シヤツターカーテンを
最下限まで下降させてシヤツターを全閉させるた
めの制御手段)側から、侵入者検出信号出力手段
(例えば、通信器を作動させて管理センターや警
察署などへ侵入者有りの通報を行うとか、警報器
駆動回路を作動させてブザーなどの警報器を作動
させる制御手段)側に切り換わるスイツチ手段を
示し、また、S3は、障害物検出器からの障害物
検出信号により、前記通常下降制御手段側から緊
急処理制御手段(例えば障害物検出信号が発せら
れなくなるまで緊急停止→反転上昇→反転下降と
いう一連の動作を繰り返させる制御手段)側に切
り換わるスイツチ手段を示し、更にまた、S0
は、前記障害物検出信号によりON作動するスイ
ツチ手段を示している。
〔作用〕
かかる特徴構成故に発揮される作用は次の通り
である。
即ち、上記本発明に係る安全シヤツターによれ
ば、後述する実施例の記載からより一層明らかと
なるように、シヤツターカーテンを下降作動させ
るように制御している途中において、障害物検出
器により障害物の存在が検出されれば、そのシヤ
ツターカーテンの下降作動を直ちに緊急停止させ
て、シヤツター自体および荷物などの障害物が損
傷することを確実に防止するという初期の基本的
な安全機能が発揮されることは勿論、シヤツター
カーテンの全閉状態においては、もはやシヤツタ
ーカーテンを動作させる必要がないので、侵入者
が例えばバールやジヤツキ等を用いて(シヤツタ
ーカーテンの座板と床の間に差し込んで)シヤツ
ターカーテンをこじ開けようとした場合には、前
記障害物検出器が障害物検出信号を発している
が、その障害物検出信号は侵入者検出信号と見做
されているのでシヤツターカーテンを動作させる
ことなく、例えば管理センターや警察署などへ侵
入者有りの通報を行うとか、ブザーなどの警報器
を作動させるといつた所定の対侵入者処理制御が
直ちに実行される。
つまり、本来シヤツターカーテンの下降作動中
における障害物に係る安全確保のために設けられ
ている障害物検出器を、シヤツターカーテンの全
閉状態においては侵入者検出器として有効利用す
るようにしたことにより、格別の侵入者警報機を
設置する場合に比べて、非常に簡素かつ経済性有
利な構成にて更なる安全機能(対侵入者警報機
能)を付加させることができるのみならず、例え
ば建造物の内部に侵入者警報器を設置する場合に
比べて、侵入者が侵入を企てた初期を時点におい
て(つまり、建造物内への侵入を果たさないうち
に)、いちはやくその侵入の検知およびそれに対
する処置を行えるので、建造物や安全シヤツター
自体の被害・損傷を最小限にくい止めることがで
きると共に、犯罪を未然に防止できることによる
社会の安定化という面でも非常に有益である。
〔実施例〕
以下、本発明の具体的実施例を図面(第2図な
いし第7図)に基いて説明する。
第2図ないし第5図は、例えば銀行のCDサー
ビスコーナーなどの建造物Xの出入り口に設けら
れた実施例に係る安全シヤツターの具体的構造を
示し、第6図はその全体システム構成を、そし
て、第7図はその要部のブロツク回路構成を示し
ている。
第2図および第3図において、1は巻掛け昇降
駆動されるシヤツターカーテン、2,2はそのシ
ヤツターカーテン1に対する左右ガイドレール、
3はシヤツターケースであり、そのシヤツターケ
ース3内には、前記シヤツターカーテン1を巻掛
けするための巻胴4Aが回転自在に軸架されると
共に、例えばチエーン伝動機構4Bなどを介し
て、その巻胴4Aを正逆回転駆動可能なシヤツタ
ー開閉機5(正逆転電動モーター5Aと変速機5
Bとから成る)が設けられている。そして、この
シヤツター開閉機5は、シヤツター開閉制御器A
を介して制御盤内に装備された主制御装置Cによ
り制御されるように構成されている。また、Bは
室内壁面に設けられた手動操作スイツチであつ
て、開動指令用押しボタン、停止指令用押しボタ
ン、閉動指令用押しボタンを備えると共に、前記
主制御装置Cに接続されている。また、Dおよび
Eは前記主制御装置Cにより制御されるスピーカ
ー装置及び警報装置であり、スピーカー装置Dは
スピーカー駆動回路6とスピーカー7とから成
り、警報装置Eは警報器駆動回路8と警報器(こ
の例ではブザー)9とから成る。また、前記主制
御装置Cは、建造物X側の通信器F及び管理セン
ターY側の通信器Gを介して、管理センターY側
の中央制御装置Hにも接続され、且つ、建造物X
側の通信器Fを介して警察署Kなどの所定防犯機
関における警報器Iにも接続されている。前記管
理センターYは、多数の建造物X…に対して自動
又は手動による遠隔集中管理を行なえるように、
例えば警報専門会社等と契約するなどして各建造
物X…とは離れた場所に設置されているものであ
る。
更に、前記シヤツターカーテン1の座板1Aに
おける長手方向の略全体に亘る下面側には、基本
的にはシヤツターカーテン1の下降作動中におけ
る障害物Sの存在を検知したときに障害物検出信
号を発する機能を有すると共に、後述するように
シヤツターカーテン1の全閉時には侵入者検出器
としての機能を発揮するように構成された、障害
物検出器10が付設されている。即ち、この障害
物検出器10は、この例では、第4図に詳細に示
しているようにシヤツターカーテン1の座板1A
の下面側に所定の(僅かな)上下間隔を有する空
間11を形成するゴムなどの可撓性材料から成る
外装部材12を取り付けると共に、その空間11
内の上下面に夫々端子板13,14を固着して成
る接触(圧着)作動式のセンサーで構成されてお
り、第5図に示すように、その障害物検出器10
のどの部分が障害物Sに対して接当しても、前記
外装部材12の障害物Sに対する接当部分がその
障害物Sにより上方に押圧されて変形することに
より、上下両端子板13,14が互いに圧着され
て障害物検出信号が発せられるように構成されて
いる。そして、この障害物検出器10により発せ
られた障害物検出信号は、前記座板1Aの上面に
設置された無線送信器(この例では発光器)15
及びそれに対向するように前記シヤツターケース
3の下面に設置された無線受信器(この例では受
光器)16を介して、前記主制御装置Cへ送信入
力されるように構成されており、後で詳述するよ
うに、シヤツターカーテン1の下降作動中におい
てこの障害物検出器10が障害物Sの存在により
障害物検出信号を発した場合には、そのシヤツタ
ーカーテン1の下降作動は直ちに緊急停止される
ようになつている。なお、この障害物検出器10
としては、上記した構成のものに限らず、例えば
障害物Sの接当による静電容量或いは抵抗値の変
化を検出する方式のもの等、他の構成のものを用
いてもよい。
更にまた、第2図に示しているように、前記左
右ガイドレール2,2の一方には、シヤツターカ
ーテン1の位置(下端の高さ)を検出するための
センサー(この例ではリミツトスイツチ)L1,
L2,L3,L4が設けられいる。即ち、L1は
シヤツターカーテン1が最上限(全開状態)まで
上昇したことを検出するための上限位置検出セン
サーであり、L2はシヤツターカーテン1が下限
まで下降したことを検出するための下限位置検出
センサーであり、L3はシヤツターカーテン1が
下側の途中設定高さH1(例えば人が通過できる
1〜1.5m程度)まで下降したことを検出するた
めの下側設定位置検出センサーであり、そして、
L4はシヤツターカーテン1が上側の途中設定高
さH2(前記下側途中設定高さH1よりも例えば
20〜30cm程度高い位置)まで上昇したことを検出
するための上側設定位置検出センサーであり、こ
れら各位置検出センサーL1,L2,L3,L4
による検出信号は、前記主制御装置Cへ送信入力
されるように構成されている。なお、このうち、
上限位置検出センサL1はシヤツターカーテン1
が全開状態まで上昇したときにその上昇動作を無
条件に停止させるという当然の制御に利用される
ものであり、また、下限位置検出センサL2はシ
ヤツターカーテン1が下限状態まで下降したとき
にその下降動作を停止させるというやはり当然の
制御に利用されるものであり、また、残りの下側
設定位置検出センサーL3及び上側設定位置検出
センサーL4は、後述するように、緊急処理制御
回路において利用されるものであるが、前記上
限位置検出センサーL1を上側設定位置検出セン
サーL4として兼用すれば、その上側設定位置検
出センサーL4は省略でき、また、前記緊急処理
制御回路を時間制御により実行する場合には、
下側設定位置検出センサーL3及び上側設定位置
検出センサーL4の両方を省略することができ
る。
更にまた、第3図に示しているように、安全シ
ヤツターの内側室内(建造物X内)に人が残留し
ているか否かを検出するために、例えば赤外線検
出センサーで構成される在室者検出器17(ただ
し、超音波検出センサーや光電管などの他の形式
のものを用いてもよい)を建造物X内に設け、そ
れによる在室者検出検出信号は前記主制御装置C
へ送信入力されるように構成されている。
そして、以上説明した各構成要素(部材)は、
第6図の全体システム構成図に示すように接続さ
れており、かかるシステム構成における前記主制
御装置Cの主な制御構成及び動作は第7図の詳細
ブロツク回路構成図を示した通りである。
即ち、第7図に示すように、主制御装置Cは、
基本的な制御回路として、前記操作スイツチBに
対する手動操作或いは前記通信器Fを介した管理
センターY側からの遠隔指示により与えられる閉
動指令信号、開動指令信号、停止指令信号によ
り、シヤツターカーテン1に対する通常の下降駆
動制御、上昇駆動制御、駆動停止制御を行うため
の通常下降制御回路、通常上昇制御回路、通常停
止制御回路が設けられていると共に、その他に、
シヤツターカーテン1に対する下降制御を行う際
に、建造物X内に在室者が残存している場合の処
理制御を行うための緊急処理制御回路や、シヤ
ツターカーテン1の下方に障害物が存在している
場合の処理制御を行うための緊急処理制御回路
や、それらの緊急処理制御回路,による処理
制御が所定時間経過しても完了しない場合の処理
制御(管理センターYなどの所定機関への通報)
を行うための異常通信信号発生回路や、シヤツタ
ーカーテン1の全閉時において障害物検出器10
による障害物検出信号が与えられたときにその障
害物検出信号を侵入者検出信号として出力するた
めの侵入者検出信号出力回路などが設けられてお
り、夫々の回路が状況に応じて択一的に作動させ
られるように、各回路には次のようなスイツチが
接続されている。
つまり、同第7図において、S1は閉動指令信
号によりON作動するスイツチであり、S2は、
前記下限検出センサーL2によりシヤツターカー
テン1が下限まで下降したことを示す下限検出信
号が与えられたときに、通常下降制御回路側から
侵入者検出信号出力回路側に切り換わるスイツチ
であり、また、S3は、障害物検出器10により
障害物検出信号が与えられたときに、前記通常下
降制御回路側から緊急処理制御回路側に切り換
わるスイツチであり、更にまた、S0は前記障害
物検出信号によりON作動するスイツチであり、
S4は、前記在室者検出器17により建造物X内
に人が残留していることを示す在室者検出信号が
与えられたときに、前記通常下降制御回路側から
緊急処理制御回路側に切り換わるスイツチであ
り、また、S5は、前記緊急処理制御回路によ
る処理制御が所定時間経過しても完了しなかつた
ことを示すタイムアツプ信号が主制御装置Cに内
蔵されたタイマー(図示せず)により与えられた
ときに、緊急処理制御回路側から異常通報信号
発生回路側に切り換わるスイツチであり、S6
は、前記緊急処理制御回路による処理制御が所
定時間経過しても完了しなかつたことを示すタイ
ムアツプ信号が前記タイマーにより与えられたと
きに、緊急処理制御回路側から異常通報信号発
生回路側に切り換わるスイツチであり、そして、
S7は開動指令信号によりON作動して、通常上
昇制御回路を作動させるスイツチであり、S8
は、前記上限検出センサーL1によりシヤツター
カーテン1が最上限まで上昇したことを示す上限
検出信号が与えられたときにOFF作動するスイ
ツチであり、また、S9は、停止指令信号により
ON作動して通常停止制御回路を作動させるスイ
ツチである。
上記の構成によれば、閉動指令信号が与えられ
た場合には、スイツチS1がON作動し(スイツ
チS7およびS9はOFF状態)、問題がなければ
(在室者および障害物が検出されなければ)スイ
ツチS3およびS4が通常下降制御回路側に切り
換わつているので、通常下降制御回路が作動し
て、シヤツターカーテン1が最下限まで下降した
ことを示す下限検出センサーL2による下限検出
信号が与えられてスイツチS2が侵入者検出信号
出力回路側に切り代わるまで、警報器駆動回路8
により警報器(ブザー)9を作動させながら、シ
ヤツター開閉制御器5によりシヤツターカーテン
1を最下限まで下降させてシヤツターを全閉させ
るように制御される。
ところが、閉動指令信号が与えられたにも拘ら
ず、在室者検出器17により建造物X内に人が残
留していることを示す在室者検出信号が与えられ
た場合には、スイツチS4は通常下降制御回路側
から緊急処理制御回路側に切り換えられるの
で、緊急処理制御回路が作動して、先ず、警報
器駆動回路8により警報器(ブザー)9を作動さ
せながら、シヤツター開閉制御器5によりシヤツ
ターカーテン1を、前記第2図に示した下側設定
高さH1まで(下側設定位置検出センサーL3が
作動するまで、又は、それに相当する時間が経過
するまで)下降させてから、その下側設定位置に
おいて一旦(所定時間:例えば10秒程度)停止さ
せると共に、スピーカー駆動回路6によりスピー
カー7を作動させて、例えば「閉店時間になりま
したので、シヤツターが自動的に閉まします。お
客様は直ちに退出して下さい。」といつたアナウ
ンスを行い、しかる後、再度警報器駆動回路8に
より警報器(ブザー)9を作動させながら、シヤ
ツター開閉制御器5によりシヤツターカーテン1
を、前記第2図に示した上側設定高さH2まで
(上側設定位置検出センサーL4が作動するまで、
または、それに相当する時間が経過するまで)上
昇させてから、その上側設定位置において再び
(所定時間:例えば10秒程度)停止させると共に、
スピーカー駆動回路6によりスピーカー7を作動
させて、例えば「間もなくシヤツターが完全に閉
鎖されますので直ちに退出して下さい。」といつ
たアナウンスを行なつて客の退出を促す、という
動作を繰り返すように制御される。
そして、このような制御動作により、客が速や
かに退出すれば、在室者検出器17による在室者
検出信号が与えられなくなつて、スイツチS4は
通常下降制御回路側へ復帰し、前述の通常下降制
御によつてシヤツターカーテン1は最下限まで下
降してシヤツターは無事全閉するが、若し、上記
のような緊急処理制御動作が所定時間(例えば、
数分:シヤツター開閉機5のモーター5Aの負荷
限界や法令、規則等による制限等から決まる)繰
り返されても客が退出しない(在室者検出器17
による在室者検出信号が無くならずスイツチS4
が緊急処理制御回路側に切り換わつたままであ
る)異常事態が生じた場合には、スイツチS5が
前記タイマーからのタイムアツプ信号により異常
通報信号発生回路側に切り換えられて異常通報信
号発生回路が作動し、それにより初めて、その解
消できなかつた在室者の残留による異常発生が通
信器Fを介して管理センターYなどの所定機関へ
通報されるのである。
また、前記した通常下降制御回路によるシヤツ
ターカーテン1の最下限位置へ至るまで下降途中
において、障害物検出器10によりシヤツターカ
ーテン1の下方に障害物が存在していることを示
す障害物検出信号が与えられた場合には、スイツ
チS3は通常下降制御回路側から緊急処理制御回
路側に切り換えられるので、緊急処理制御回路
が作動して、先ず、シヤツターカーテン1の下
降動作を直ちに停止させてから、続いて警報器駆
動回路8により警報器(ブザー)9を作動させな
がら、シヤツター開閉制御器5によりシヤツター
カーテン1を最上限位置まで(前記第2図に示し
た上限位置検出センサーL1が作動するまで)上
昇させてシヤツターを全開させ、しかる後、再度
警報器駆動回路8により警報器(ブザー)9を作
動させながら、シヤツター開閉制御器5によりシ
ヤツターカーテン1を下降させる、という動作を
繰り返すように制御される。
そして、このような制御動作を行つているうち
に障害物が取り除かれれば、障害物検出器10に
よる障害物検出信号が与えられなくなつて、スイ
ツチS3は通常下降制御回路側へ復帰し、前述の
通常下降制御によつてシヤツターカーテン1は最
下限まで下降してシヤツターは無事全閉するが、
若し、上記のような緊急処理制御動作が所定時間
(例えば、例えば数分:シヤツター開閉機5のモ
ーター5Aの負荷限界から決まる)繰り返されて
も障害物が取り除かれない(障害物検出器10に
よる障害物検出信号が無くならずにスイツチS3
が緊急処理制御回路側に切り換わつたままであ
る)異常事態が生じた場合には、スイツチS6が
前記タイマーからのタイムアツプ信号により異常
通報信号発生回路側に切ら換えられて異常通報信
号発生回路が作動し、それにより初めて、その解
消できなかつた障害物存在による異常発生が通信
器Fを介して管理センターYなどの所定機関へ通
報されるのである。
また、シヤツターカーテン1が最下限まで下降
した全閉状態で下限検出センサーL2が下限検出
信号を発しており、スイツチS2が侵入者検出信
号出力回路側に切り換わつている状態において、
障害物検出器10からシヤツターカーテン1の下
方に何らかの物体が無理にこじ入れられたことを
示す障害物検出信号が与えられた場合には、もは
やシヤツターカーテンを動作させることなくスイ
ツチS0がON作動して、その障害物検出信号は
侵入者検出信号出力回路へ入力されるので、それ
により、侵入者検出信号出力回路は、通信器Fへ
侵入者検出信号を出力してそれを作動させること
により、管理センターYや警察署Kなどへ侵入者
有りの通報を行わせると共に、直ちに警報器駆動
回路8へ侵入者検出信号を出力してそれを作動さ
せることによりブザーなどの警報器9を作動さ
せ、また、スピーカー駆動回路6へも侵入者検出
信号を出力してそれを作動させることにより、ス
ピーカー7を介して、例えば「この建物は完全に
ガードされています。只今のあたなの行為は既に
警察に通報されました。」といつた侵入者に対す
る警告アナウンスを行わせる、といつたように所
定の対侵入者処理制御がなされる。
そして、開動指令信号が与えられた場合には、
スイツチS7がON作動し(スイツチS1および
S9はOFF状態)、通常上昇制御回路が作動し
て、シヤツターカーテン1が最上限まで上昇した
ことを示す上限検出センサーL1による下限検出
信号が与えられてスイツチS8がOFF作動する
まで、警報器駆動回路8により警報器(ブザー)
9を作動させながら、シヤツター開閉制御器5に
よりシヤツターカーテン1を最上限まで上昇させ
てシヤツターを全開させるように制御される。
また、停止指令信号が与えられた場合には、ス
イツチS9がON作動し(スイツチS1およびS
7はOFF)となる、通常停止制御回路が作動し
て、シヤツターカーテン1が上昇作動中であつて
も下降作動中であつても、直ちに且つ無条件にそ
の作動を停止させるように制御されるのである。
なお、前記主制御装置C(制御盤)を、CPU、
メモリー等を用いて構成することによつて、上記
したと同様の各種制御をソフトウエアにより容易
に実現することが可能であることは勿論、前記メ
モリーに年間営業日程に応じた制御プログラムを
予め記憶させておくことによる自動運行システム
とか、管理センターYとの双方向通信による一層
高度な各種の制御システムを構築することも可能
である。
〔発明の効果〕
以上詳述したところから明らかなように、本発
明に係る安全シヤツターによれば、シヤツターカ
ーテンが最下限まで下降しているシヤツター全閉
状態において、障害物検出器が障害物検出信号を
発したときには、シヤツターを動作させることな
くその障害物検出信号を侵入者検出信号(侵入者
がシヤツターカーテンを強制的にこじ開けようと
していることの検出信号)と見做して所定の対侵
入者処理制御を行うように構成する、というよう
に本来シヤツターカーテンの下降作動中における
障害物に係る安全確保のためにに設けられている
障害物検出器を、シヤツターカーテンの全閉状態
においては侵入者検出器として有効利用するよう
にしたことにより、格別の侵入者警報器を設置す
る場合に比べて、非常に簡素かつ経済性有利な構
成にて侵入者警報システムという更なる安全機能
を付加させ得るのみならず、例えば建造物の内部
に侵入者警報器を設置する場合に比べて、侵入者
が侵入を企てた初期の時点において(建造物内へ
侵入しないうちに)、いちはやくその侵入の検知
およびそれに対する処置を行えるので、建造物や
安全シヤツター自体の被害・損傷を最小限にくい
止めることができると共に、犯罪を未然に防止し
て社会の安定化にも大きく貢献し得る、という優
れた効果が発揮されるに至つた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る安全シヤツターの基本的
構成を示す模式図(クレーム対応図)である。ま
た、第2図ないし第7図は具体的実施例に係る安
全シヤツターを示し、第2図は一部破断全体概略
背面図、第3図は一部破断全体概略側面図、第4
図は要部の拡大斜視図、第5図は要部の動作説明
用拡大縦断面図であり、第6図は全体システム構
成図、第7図はその要部の詳細ブロツク回路構成
図である。そして、第8図は、本発明の技術的背
景ならびに従来技術の問題点を説明するためのも
のであつて、従来構成の安全シヤツターにおける
制御構成を示す模式図である。 1……シヤツターカーテン、10……障害物検
出器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シヤツターカーテンの下降作動中において、
    そのシヤツターカーテンの下端部に設けられてい
    る障害物検出器が障害物検出信号を発したときに
    は、そのシヤツターカーテンの下降作動を緊急停
    止させるべく制御するように構成されている安全
    シヤツターであつて、 前記シヤツターカーテンが最下限まで下降して
    いるシヤツター全閉状態において、前記障害物検
    出器が障害物検出信号を発したときには、シヤツ
    ターを動作させることなくその障害物検出信号を
    侵入者検出信号と見做して所定の対侵入者処理制
    御を行うように構成してあることを特徴とする安
    全シヤツター。
JP27569386A 1986-11-19 1986-11-19 安全シヤツタ− Granted JPS63130891A (ja)

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