JPH0568279B2 - - Google Patents

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JPH0568279B2
JPH0568279B2 JP20890386A JP20890386A JPH0568279B2 JP H0568279 B2 JPH0568279 B2 JP H0568279B2 JP 20890386 A JP20890386 A JP 20890386A JP 20890386 A JP20890386 A JP 20890386A JP H0568279 B2 JPH0568279 B2 JP H0568279B2
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JP
Japan
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gear
light source
main body
dimensional object
rotary plate
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JP20890386A
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English (en)
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JPS6365887A (ja
Inventor
Katsumi Kakizaki
Tomyuki Hirose
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Tomy Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tomy Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tomy Kogyo Co Ltd filed Critical Tomy Kogyo Co Ltd
Priority to JP20890386A priority Critical patent/JPS6365887A/ja
Publication of JPS6365887A publication Critical patent/JPS6365887A/ja
Publication of JPH0568279B2 publication Critical patent/JPH0568279B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は飛行機や自動車の運転または操縦感覚
を視覚を通して楽しむことができるシユミレータ
ー玩具に関するものである。
[従来の技術] 従来、玩具に用いられるシユミレーター装置と
しては透過型スクリーンの裏側に所望の画像を表
示したエンドレスフイルムや走行路の輪郭を穿孔
で表示した回転ドラムを配設し、光源によつてス
クリーンに画像を表示しているもの、または、昨
今多用されている例として、予め記録された画像
をVDPもしくはCRTC等を用いた電子コントロ
ールシステムによつてブラウン管に画像を映し出
すシユミレーター装置が知られている。
[発明が解決しようとする問題点] 上記従来技術においてエンドレスフイルムや回
転ドラムを使用したものについては、映像が平面
的且つ単純であるばかりでなく、映像とハンドル
や操作杆等の操作機構とが完全にマツチングする
ことが難しいため臨場感に乏しいものであつた。
また、電子コントロールシステムを使用してブラ
ウン管に画像を表示するものは、前記従来技術に
おける問題点は解決しているものの、装置自体が
大がかりで高価なものとなるため、玩具用の装置
としては不適格なものであつた。
[問題点を解決するための手段] 本発明は上記従来技術の欠点を除去せんとして
なされたものであり、駆動機構を内蔵した本体に
は操作杆と該操作杆と連係して揺動可能な揺動部
材を備えている。この揺動部材の先端側には光源
を取付けてあり、該揺動部材の下方にあつて本体
上面の支持台上には側面に透過性を有する透明な
材質で形成した立体物模型を立設し同じく透過性
を有する材質で形成した回転板を前記駆動機構と
連係して回転可能に支持してある。そして、この
回転板は回転板上に立設した立体物模型が前記揺
動部材の光源によつてスクリーンに俯瞰した状態
に投影されるように所定の傾斜角度を持つて取付
けられており、前記揺動部材の光源は操作杆を操
作することにより前記回転板の回転軸を中心に片
側を水平に横断する方向に移動するように構成し
たものである。
[作用] かくして、本体前方の投影壁面またはスクリー
ンには、回転する回転板上の立体物模型が影像と
して映し出されることになる。そして、この拡大
された立体物模型の影像は回転板が回転すること
により俯瞰した状態で操作する者の方向に移動し
てくることになる。
[実施例] 図面は本発明の実施例を示したものである。本
体1は略く字状に屈折した状態に形成してあり、
前方に高く傾斜した本体1の上面は支持台4が形
成されている。また、本体1の中央部には揺動部
材5の基端部が立設されていると共に、該揺動部
材5の基端部近傍には回転板に対して、左右およ
び上下方向に揺動操作可能な操作杆3が立設され
ている。そして第1図、第2図において、操作杆
3の右側にはメインスイツチ9が、左側にはスタ
ート釦11と操作摘み13がそれぞれ配設されて
いる。また、支持台上に突設した回転体83は後
述する回転板7の外周縁に係合して回転板7に回
転力を伝達するものであり、カウンター装置20
0は支持台4上の開口から支持台4上に突出して
設けてあり、本発明をゲーム装置として使用した
場合における得点を表示するものである。そし
て、第8図に示すように本体1の下面には開閉自
在な支持脚1gが枢支されていて本体1を支持し
ている。また、本体1の前方には横幅の長いスク
リーン2を設置してあり、このスクリーン2には
前記揺動部材5の先端側に取り付けた移動可能な
光源160によつて回転板7上の立体物模型15
aの映像が映し出されることになる。
次に回転板7の構造について説明する。回転板
7は本体1の前方に向つて起立した傾斜面の正面
板である支持台4上に立設した支持部1bに通孔
7aが軸支されていて回転自在である。そして、
回転板7の外周縁には後述する本体1内の駆動機
構によつて第6図示の矢視M方向に回転する回転
体83の外周面が当接するものであり、回転板7
は第6図示の矢視N方向に回転力を付与されてい
る。また、支持台4上に立設した突起1aは支持
台4上の回転板7の裏面に当接していて、回転板
7に平滑な回転作動をなさしめるためのものであ
る。また、この回転板7は光源160の光線をス
クリーン2に投影させるために透過性を有する透
明な材質で全体が構成されている。そして、前記
回転板7上には回転板7と同様の透過性を有する
透明な材質で形成した立体物模型15a……が複
数個立設されている。この立体物模型15aの形
態はビルデイングやガソリンスタンド等の建造物
模型や、自動車や、樹木をかたどつたもの、ある
いは円周の異なる複数の円盤を大径のものから順
次積層して山の模型としても良いものである。そ
して、いずれの立体物模型15aも透過性を有す
る透明な(着色透明も含む)合成樹脂等で形成し
てあるため、スクリーン2に立体物模型15aの
輪郭が必要とあれば着色されて投影されることに
なる。
本実施例のおいては、ゲーム装置としての難度
を増すために立体物模型15aの位置が変化する
構成となつている。即ち、回転板7上に開設され
た円形の開口部17……には円盤15……が回転
自在に嵌合している。(第4図参照)開口部17
の円周に沿つた底部には鍔19が立設していて、
円盤15……の外周縁の耳片15g(第5図参照)
が該鍔19上に載置して摺動しながら回転自在で
ある。鍔19上に穿設した溝孔19a……には円
盤15……の耳片15g上に突設した突起23が
嵌合するものであつて、円盤15……の停止位置
ぎめと円盤15の不必要な回転を阻止している。
円形の開口部17の外周縁から内方に突設した突
起7bは円盤15……が開口部17……から逸脱
することを防止する係止片であつて、円盤15…
…を開口部17……に嵌合するときは円盤15…
…の外周縁に設けた切り欠き15c……を突起7
Bの位置に一致させて円盤15……を開口部17
……内に落とし込めば良い。円盤15……上に立
設したピン15d……は立体物模型15aを着脱
自在に嵌着するためのものである。
次に回転板7と円盤15……の回転動作につい
て第5図乃至第7図を参照して説明する。
回転板7はその外周縁が第6図示の矢視M方向
に回転する回転体83の外周面に当接して第6図
示の矢視N方向に回転する回転力が付与されてい
る。このとき、円盤15……の外周の耳片15g
に突設した突起23……は鍔19に穿設した溝孔
19aに勘合して安定している。そして、円盤1
5……裏面に突設した突起21……が支持台4上
に突設した傾斜突起1c,1cの傾斜面に係合し
て持ち上げられるように上動すると前記耳片15
gの突起23が鍔19の溝孔19aから上動して
嵌合が外れる。続いて、円盤15……の裏面に突
設した突起21が傾斜突起1cの上端より高く形
成した突起1dに係合し、回転板7の回転によつ
て突起21と突起1dの係合が解除されるまで第
6図示の矢視L方向に回転することになる。所定
の角度回転した円盤15……は耳片15gの突起
23が再び鍔19を溝孔19aに嵌合し、円盤1
5……上の立体物模型15aは元の状態から若干
配置角度が変換されたことになる。なお、第7図
は説明の便宜上円板15を取り除いた状態を示し
てある。
次に操作杆3と該操作杆3に連係して揺動する
揺動部材5の連係を第11図に基づいて説明す
る。
操作杆3は握り易い棒ハンドル形状に形成され
ていて、基端部には筒軸31が突設している。筒
軸31には揺動軸33の上部が嵌合しており、該
揺動軸33の下方に球体33aが形成されてい
る。この球体33aは上部を半枠体45で覆うと
ともに、下部を支持部材1eから突設した半枠体
で形成された箱状の軸受け部材内に可動可能に支
持されており、揺動軸33は半枠体45に開設し
た通孔45aから突出していて左右および前後方
向に揺動自在である。なお、揺動軸33の下端は
後述する駆動機構と連係する揺動板51の端面と
係脱可能に設けてある。そして、揺動軸33の中
間部は支持部材1eに立設した支軸39に基端を
軸支され左右方向に揺動可能な揺動枠35の長手
方向に開設した長孔37内に嵌挿されている。揺
動枠35の先端部は略直角方向に起上がつた起上
り部35bが形成されていて、該起上り部35b
の上部に通孔35c,35cが開設されている。
該通孔35c,35cと揺動部材5の基端に開設
した軸孔5b,5bには軸47を挿通して揺動部
材5を上下方向に揺動可能に枢支している。そし
て、摺動レバー41は断面が略L字形状に形成さ
れており、基端側は揺動枠35の内側に嵌挿して
おり、側面に突設したガイドリブ35dが揺動枠
35の内壁に形成したガイド溝(図示していな
い)に嵌合して揺動枠35の長手方向に摺動可能
である。また、摺動レバー41に開設した角孔4
1aには前記揺動軸33が嵌挿している。また、
摺動枠35の基端部と揺動枠35内に立設した係
止突起35a間には引きバネ43が張設されてお
り、摺動レバー41を基端方向に付勢している。
また、摺動レバー41の起上がつた先端部には突
条をなす係合部41bが形成されている。この係
合部41bには前記軸47に枢支され自重で先端
側が可動する方向に付勢された揺動部材5の裏面
5aが当接している。従つて操作杆3を左右方向
に傾倒させると、揺動軸33が揺動枠35の長孔
37の側面に係合して揺動枠35は支軸39を支
点として左右方向に揺動することになる。また、
操作杆3を前後方向に傾倒させると、揺動枠35
の長孔37は揺動軸33の前後動を許容するが、
揺動枠35内の摺動レバー41に開設した角孔4
1aに嵌挿した揺動軸33によつて摺動レバー4
1は揺動枠35内を揺動枠35の長手方向に沿つ
て摺動することになる。即ち、操作杆3をを前方
に押し倒せば、摺動レバー41が前進し先端の係
合部41bと揺動部材5の裏面5aとの当接点が
軸47と離間する方向に移動するので揺動部材5
の先端側が下動することになる。また、逆に操作
杆3を手前側に引きつけると摺動レバー41は後
退し、先端の係合部41bと揺動部材5の裏面5
aとの当接点が軸47に近接する方向に移動する
ため揺動部材5の先端側が上動することになる。
第8図は、本体1と該本体1に取り付けられた
回転板7と揺動部材5の光源160およびスクリ
ーン2のそれぞれの配置を示した側面図であり、
本体1の上面である前記支持台4に支持された回
転板7は床面Gに対して所定角度傾斜した状態と
なつている。また、該回転板7の平面は第9図に
示すとおりであり、回転板7は第9図示の矢視N
方向に回転−即ち右回転−しており、揺動部材5
の光源160は回転板7の中央部を横方向に横断
する横断線上であつて、回転板7の回転方向(右
回転)と同一側−即ち右側−の半径上を往復移動
するものである。従つて、上記のように配置され
た回転板7と光源160によつて、本体1の前方
に設置したスクリーン2には回転板7上の立体物
模型15a……の影像15b……が第10図に示
すように投影されることになる。第10図に示す
影像15b……は前記光源160が回転板7上の
立体物模型15aより高い位置にあるときの状態
を示したものであるが、前記操作杆3を前方に傾
倒すると揺動部材5の先端は下動し、光源160
は立体物模型15aと衝突する位置に達すること
になり、このときスクリーン2に投影される影像
は恰も超低空で飛行する飛行体の操縦席から見え
ているかの如き感を呈することになる。従つて、
影像15b……は第10図示の矢視T方向に流れ
るように移動して遊戯者自身の方向に迫つてくる
ものであり、遊戯者は光源160に立体物模型1
5aが衝突しないように操作杆3を操作しなけれ
ばならない。
第10図に示したポジシヨン表示影像153a
は本体1内に設けた固定光源150から本体1に
開設した開口部153を介してスクリーン2上に
投影された影像であり、遊戯者−即ち光源160
が−スクリーン2上に投影された影像面全体のど
の位置にあるかを示すものである。
なお、本発明に係るシユミレーター装置を使用
するに際して、図示はしていないが本体1の揺動
部材5からスクリーン2までを暗箱等の遮蔽体で
覆い、操作杆3の上方の遮蔽体に開設した覗き窓
からスクリーン2に投影される影像を見ながら使
用しても良いものであり、本体1を含む装置自体
を暗所に設定して使用しても良いものである。ま
た、暗室で使用するに際しては本体1の前方の壁
面を投影面として使用すればより大きな投影画面
が得られることになり、迫力あるシユミレーシヨ
ン遊戯を楽しむことができるものである。
次に、本体1内に内蔵されて前記回転板7に回
転力を伝達する回転体83を駆動させる駆動機構
と、前記シユミレーシヨン機構を使用したゲーム
装置について説明する。
第12図および第13図に前記駆動機構とゲー
ム装置に使用する駆動機構が示してある。モータ
ー55のピニオン55aは角軸57に軸着した歯
車59と噛合している。角軸57の中間部には摺
動ギヤ63が嵌挿されている。この摺動ギヤ63
には角軸57と同形の軸孔が穿設されていて、角
軸57の軸方向に摺動自在であつて且つ角軸57
と共に回転するものである。さらに、角軸57の
先端側には歯車65とウオームギヤ67が夫々軸
着されている。前記摺動ギヤ63は下方に配置し
た多段クラウンギヤ61と噛合して前記回転体8
3の回転速度を変換させたり停止させる回転制御
機構を構成しているものである。即ち、本体1に
突設した操作摘み13と一体的に形成したL字レ
バー13aの折れ曲がつた先端部は前記角軸57
に摺接しており、該先端部内部に突設した一対の
突起(図示しない)が摺動ギヤ63の両側部を挟
持している。そして、操作摘み13は本体1の前
後方向に摺動自在であつて、下部側方に突設した
突起13bが本体1側に設けた嵌合溝(図示しな
い)に嵌合して位置ぎめを行つている。第13図
に示すように操作摘み13がAの位置にあるとき
は、摺動ギヤ63は多段ウラウンギヤ61の外側
の1段ギヤ61aの外方に位置していて、摺動ギ
ヤ63の回転は多段クラウンギヤ61に伝達され
ず回転体83は停止しておりニユートラルの状態
である。操作摘み13がBの位置にあるときは摺
動ギヤ63は低速の1段ギヤ61aと噛合い、図
で示す位置にあるときは2段ギヤ61bと噛合
い、Cの位置にあるときは最高速の3段ギヤー6
1Cと噛み合うことになる。
前記多段クラウンギヤ61の外周縁に刻設した
ギヤは歯車軸69に遊嵌して軸方向に摺動可能な
歯車71と噛合している。歯車軸69には押しバ
ネ75が巻装されていて、該押しバネ75は歯車
71を上方に押し付けている。歯車軸69には小
歯車73が前記歯車71と同軸に遊嵌されてい
て、該小歯車73は歯車軸77に遊嵌された歯車
79と噛合可能に配設されている。この歯車軸7
7には押しバネ81が巻装されていて歯車79を
上方に押し上げている。歯車79と一体的に形成
した筒状のクラツチ部材87の上部は凹凸面が形
成されていて、該クラツチ部材87と一対をなす
他方のクラツチ部材85の下面の凹凸面と当接し
ており、該クラツチ部材85は歯車軸77に軸着
した回転体83と一体的に形成されている。回転
体83は円柱状であつて外周は摩擦抵抗が大きい
ゴム質の材質で形成されており、本体1の支持台
4上に突設されていて、前記回転板7の外周縁に
当接して回転板7を回転駆動している。
次に、前記揺動部材5に取り付けた光源160
が回転板7上に立設した立体物模型15aに衝突
して回転板7の回転が停止し、光源160が点滅
するフラツシング機構について第14図を参照し
て説明する。角軸57の先端側に軸着したウオー
ムギヤ67は歯車軸91に軸着した歯車93と噛
合しており、該歯車93の下方には歯車93と同
軸に歯車94が軸着されている。歯車94は歯車
軸97に遊嵌した歯車95と噛合しており、該歯
車95の下方には歯車95と同軸に小歯車99が
遊嵌されている。歯車軸97には押しバネ98が
巻装されていて歯車99,95を上方に付勢して
いる。歯車95上面には円弧上の突起95aが突
設されていて、該突起95aの一方の端面には傾
斜面95cが形成されている。また突起95aの
外方側面には外周面に係止歯を刻設した突片95
dが突設されている。そして、小歯車99は歯車
軸101に軸着した欠歯歯車103の係合歯10
3aと噛合するものであり、該欠歯歯車103と
同軸に小歯車105が軸着されている。接触片1
06は欠歯歯車103の係合歯103aと係合し
てフラツシング時に振動音を発するものである。
そして、回転体83の外周面が回転板7の外周縁
に係合して回転板7が回転しているときは、歯車
94は歯車95の切欠部95b内にあつて歯車9
4の回転は歯車95に伝達されない状態となつて
いる。そこで、光源160が立体物模型15aに
衝突して回転板7の回転が阻止されると、歯車軸
77に遊嵌したクラツチ部材87の凸面が他方の
クラツチ部材85の凸面に乗り上げ、歯車79は
押しバネ81に抗して下動する。歯車79の下面
には外周面に係止歯を刻設して歯車状をなす円板
79aが突設されており、該円板79aは前記歯
車79が下動することにより歯車71を下方に押
し下げることとなり、歯車71と一体に形成した
小歯車73と前記多段クラウンギヤ61の外周縁
に刻設したギヤとの噛合が解除され、多段クラウ
ンギヤ61の回転は小歯車73に伝達されず、回
転体83は停止する。同時に下動する円板79a
の端面は、歯車95の上面に突設した突起95a
の傾斜面95cに係合して歯車95を第14図示
の時計回り方向に若干回転させる。歯車95が若
干回転することにより歯車94は歯車95の切欠
部95bから脱出して歯車95を回転させる。そ
して、歯車95は小歯車105と噛合して欠歯歯
車103を回転させる。欠歯歯車103の切欠部
端面は電導接触片109の先端部109aと断続
的に係合して、常態においては閉成している電導
接触片109と電導接触片107との開閉を行
い、光源160を点滅させるものである。なお、
歯車95と一体に形成した小歯車99は前記欠歯
歯車103と同軸の小歯車105が歯車95の切
欠部95bによつて回転が断たれたとき、係止歯
103aと噛合して欠歯歯車103を連続して回
転させるためのものである。そして、歯車95が
1回転する直前に歯車95の上面に突設した突片
95dの外周面に刻設した係止歯が前記円板79
aの外周面に刻設したギヤと噛合し、歯車79を
回転させる。歯車79が回転することにより前記
クラツチ部材85,87の凹凸面が合致し、歯車
79は押バネ81によつて押圧されて上動し、歯
車71も押バネ75によつて上動して小歯車73
は多段クラウンギヤ61外周縁のギヤと噛合する
ことになり、回転体83は再び回転することにな
る。そして、歯車95が1回転を終了したとき、
歯車95の切欠部95b内に歯車94が位置して
おり、歯車94の回転は歯車95に伝達されない
状態となつている。
かくして、光源160が回転板7上の立体物模
型15aに衝突すると一定時間回転板7の回転は
停止し、光源160が点滅することになる。
次に、ゲーム時間を設定するタイマーの残余時
間を消費燃料として表示する燃料表示機構につい
て第12図、第15図および第16図を参照して
説明する。
前記モーター55によつて回転駆動される角軸
57に軸着した歯車65は、軸方向に摺動可能に
軸承された歯車軸160に軸着した歯車115に
噛合している。(第12図参照)歯車115の両
側には小歯車113と該小歯車113と比較し
て、より大径の歯車111を同軸的に軸着してい
る。小歯車113と噛合う歯車117は歯車軸1
12に軸着されていて、該歯車軸112には前記
歯車111と噛合う歯車119とウオームギヤ1
21が軸着されている。ウオームギヤ121は歯
車軸125に軸着した歯車123と噛み合い、該
歯車123は歯車軸133の端部に軸着したクラ
ウンギヤ135と噛合している。歯車軸133の
他方の端部に軸着した歯車137は支軸139に
回転可能に軸承した筒状の回転部材143の端面
に固着した歯車138と噛合している。そして、
前記歯車123の上面には1部を切欠いた電導板
131が固着されている。(第15図参照)電導
板131には電導接触片127,129の端部が
当接可能に配設されている。そして、1回のゲー
ムが終了した時点において、電導接触片127は
電導板131の非電導帯である123a内にある
ためモーター55は停止している。
固定光源150は基端側を本体1側に固着した
L字状の支持部材147の先端に取り付けてあ
り、前記筒状の回転部材143内で点灯する。固
定光源150から発する光源の一部は本体に開設
した三角形の開口部153を介してスクリーン2
に投影されて光源160の位置を示すポジシヨン
表示影像153aを形成し、他の光線は本体1の
開口部151からスクリーン2に燃料表示影像1
51aとして投影されるものであり、その影像は
回転する回転部材143の端面である傾斜面14
5によつて序々に小さくなりながら投影されるも
のでタイマーの残余時間を視認できるようになつ
ている。(第15図参照) 次に、スタート釦11を押圧するとモーター5
5が駆動する。(第16図参照)モーター55が
駆動すると上記歯車列を介して歯車123が回転
し、非電導帯である切欠部123aに当接してい
た電導接触片127が電導板131に当接し、続
いてもう一方の電導接触片129も電導板131
に当接することになる。双方の電導接触片12
7,129が電導板131に当接すればタイマー
機構はセツトされたことになり、スタート釦11
の押圧を解除してもモーター55の駆動は電導接
触片127が切欠部123aに至るゲーム終了時
まで継続することになる。
次に、ゲームの進行に伴つて得点をカウントす
るカウンター装置について第12図を参照して説
明する。
カウンター装置200に対する駆動力伝達機構
は前記多段クラウンギヤの外周縁に刻設したギヤ
と噛合する歯車173と該歯車173と噛合う歯
車列によつて構成されている。歯車173は小歯
車175と共に歯車軸171に軸着されていて、
該小歯車175は軸方向に摺動可能な歯車軸17
7に軸着した歯車179と噛合している。歯車1
79と同軸に軸着した小歯車181は歯車軸18
3の端部に軸着したクラウンギヤ185と噛合し
ている。クラウンギヤ185と同軸に軸着した歯
車187は、歯車軸193に軸着した歯車189
と噛合している。歯車189と同軸に軸着した歯
車191は中間歯車195と噛合し、中間歯車1
95は支軸197に回転自在に遊嵌して軸承した
カウンタードラム203の側面に固着した歯車1
99と噛合している。カウンタードラム203の
他の側面にはカウンタードラム203が1回転し
たとき次順のカウンタードラム201を10分の1
回転させる欠歯歯車(図示していない)がとりつ
けてある。この欠歯歯車とカウンタードラム20
1の側面に固着したギヤ205には中間歯車20
7が噛合している。
上記のように構成されたカウンター装置は操作
杆3の操作によつて作動したり停止したりする制
御機構を備えている。
操作杆3の基端に連結した揺動軸33は球体3
3aを支点として揺動可能に設けてある。操作杆
3を手前方向に引きつければ揺動軸33の下端は
球体33aを支点として第12図示の半時計方向
に回動し、逆に操作杆3を前方に傾倒すれば揺動
軸33の下端は揺動軸33の下端は第12図示の
時計方向に回動することになる。揺動軸33の側
面には揺動板51の端面が当接していて、反対側
の端面には摺動部材53の基端面が当接してい
る。摺動部材53は細長い棒状体に形成されてい
て中間部側方突設した係止突起53bに引きバネ
(図示しない)の端部が係止されていて、この引
きバネによつて第12図矢視S方向に付勢されて
いる。また、先端部は二股状の挟持部53Cが形
成されていて、挟持部53Cには前記歯車115
が嵌合している。更に、摺動部材53の側部には
傾斜突起53aが突設しており、該傾斜突起53
aの裏面は手前側から前方に向けて高く傾斜した
傾斜面53dが形成されている。
従つて、操作杆3を手前方向に引きつけたとき
には、前記揺動部材5の先端部は上動して光源1
60が立体物模型15aの上方に離間している状
態であつて、前記、摺動部材53は第12図示の
矢視S方向とは逆方向に摺動し、挟持部53Cに
挟持された歯車115と同軸に軸着した歯車11
1は歯車119と噛合して比較的高速でタイマー
機構の歯車123を回転させている。また、摺動
部材53の傾斜突起53aの傾斜面53dに上端
を当接した歯車軸177は押バネ178に抗して
下動し、小歯車181とクラウンギヤ185は離
間しており、小歯車181の回転はクラウンギヤ
185に伝達されないことになる。そして、操作
杆3を前方に傾倒させたときには、前記揺動部材
5の先端部は下動して光源160は立体物模型1
5aと衝突する位置まで下動している状態であつ
て、前記摺動部材53は第12図の矢視S方向に
摺動しており、挟持部53Cに挟持された歯車1
15と同軸に軸着した小歯車113と歯車117
が噛合しておりタイマー機構を構成する歯車12
3は比較的低速で回転することになる。そして、
傾斜突起53aの傾斜面53dに上端を当接した
歯車軸177は押しバネ118によつて上動し、
小歯車181とクラウンギヤ185は噛合してお
りカウンター装置200は作動することになる。
従つて、操作杆3を手前方向に引きつけて所謂安
全運転しているときは、タイマーは高速で作動す
るため1回のゲーム時間は短いものとなり、カウ
ンター装置200は作動せず得点することができ
ないことになる。ゲームで高得点をあげるために
は操作杆3を前方に傾倒して、スクリーンに投影
される影像15bを見ながら光源160が立体物
模型15aに衝突しないように左右に操作してや
ればよいことになる。
[効果] 本体内の駆動機構によつて一方向に回転可能で
あつて、透過性を有する材質で形成した回転板上
に透過性を有する材質で形成した立体物模型を立
設し、この回転板は回転板の上方に配設した光源
から見るとき俯瞰した状態に見えるように所定の
傾斜角度を有しており、スクリーンに投影される
立体物模型の俯瞰情景を見ながら操作杆を操作す
ることにより、恰も前方の障害物を避けながら飛
行体もしくは走行体を操縦しているかの如き感を
視認することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るシユミレーター玩具の外
観図、第2図はシユミレーター玩具の使用状態を
示す斜視図、第3図は回転板の斜視図、第4図は
回転板を分解した状態の斜視図、第5図は円盤の
斜視図、第6図および第7図は回転板の要部を示
す斜視図、第8図は本体の一部を破断して示す側
面図、第9図は本体に配設された回転板の平面
図、第10図は投影された影像の正面図、第11
図は操作杆の要部を示す分解斜視図、第12図は
本体内に収納された駆動機構を示す斜視図、第1
3図は駆動機構の要部を示す斜視図、第14図は
光源を点滅させるフラツシング機構を示す斜視
図、第15図は回転部材の駆動機構を示す斜視
図、第16図は回路図である。 1……本体、3……操作杆、5……揺動部材、
7……回転板、15……円盤、15a……立体物
模型、83……回転体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 本体中央部には先端側に回転板上の立体物模
    型を照射するための光源を取付け、基端を枢支し
    た揺動部材と該揺動部材と連係する操作杆を配設
    し、前記揺動部材の下方には本体内の駆動機構と
    連係して回転可能であつて側面に透過性を有する
    透明な材質で形成した立体物模型を立設して透過
    性を有する材質で形成した回転板を配設し、該回
    転板は回転板上の立体物模型が前記揺動部材の光
    源によつて俯瞰した状態に投影されるように所定
    の傾斜角度を持つて取付けられており、前記揺動
    部材の光源は操作杆を操作することにより前記回
    転板の回転軸を中心に片側を水平に横断する方向
    に移動するように構成したことと、スクリーンに
    投影された映像上にポジシヨン表示影像を投影す
    るために第二の光源を本体内に配設し、該投影さ
    れたポジシヨン表示影像がスクリーンに投影され
    た移動する立体物影像をさけて該操作杆を操作す
    ることを特徴とするシユミレーター玩具。
JP20890386A 1986-09-05 1986-09-05 シユミレ−タ−玩具 Granted JPS6365887A (ja)

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