JPH0568214B2 - - Google Patents

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JPH0568214B2
JPH0568214B2 JP60169703A JP16970385A JPH0568214B2 JP H0568214 B2 JPH0568214 B2 JP H0568214B2 JP 60169703 A JP60169703 A JP 60169703A JP 16970385 A JP16970385 A JP 16970385A JP H0568214 B2 JPH0568214 B2 JP H0568214B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tablet confectionery
producing
tablet
fat
oil
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60169703A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6232844A (ja
Inventor
Yoshio Iijima
Hiroshi Uchino
Toshoshi Okamoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lotte Co Ltd
Original Assignee
Lotte Co Ltd
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Publication date
Application filed by Lotte Co Ltd filed Critical Lotte Co Ltd
Priority to JP60169703A priority Critical patent/JPS6232844A/ja
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Publication of JPH0568214B2 publication Critical patent/JPH0568214B2/ja
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  • Confectionery (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、錠菓の製造方法に関し、更に詳細に
は、柔らかく滑らかで食感の良好な錠菓の製造方
法に関するものである。
〔従来の技術〕 従来、粉糖をゼラチン、アラビアゴムなどの水
溶性有機高分子化合物の溶液を結合剤として造粒
して顆粒を作り、滑沢剤を加えて打錠して錠菓を
製造する方法が一般的基本製造方法として知られ
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来方法により得られた錠菓は、硬く、サンド
ペーパーの様に舌ざわりのざらざらする食感の悪
い錠菓が得られるものであつた。錠菓の食感は、
その原料を前処理した顆粒の性質に左右されるも
のであつて、従来のゼラチン、アラビアゴム、グ
アガム、スターチなどの溶液を結合剤としたもの
で造粒したものは、どうしても硬い顆粒となり、
従つて強く打錠しなければならないので硬い錠菓
となり、仮に弱く打錠して柔い錠菓としても、硬
い顆粒がそのままのこりサンドペーパーの様な舌
ざわりのざらざらた錠菓とならざるを得ない。加
えて、使用される滑沢剤により舌ざわりのざらざ
らが追加されるものであつた。
それ故、本発明の目的は、柔らかで滑らかな食
感の錠菓を提供するにある。
また、別の目的は、打錠に際し滑沢剤の使用量
を少なくでき、仕上がり錠菓の舌ざわり食感の良
好な錠菓を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明者等は、上述の問題点を解決し、かつ目
的を達成するため鋭意試作研究を重ねた結果、従
来の結合剤溶液に油脂を添加して乳化した溶液を
使用することが極めて有効なこと、更に、この油
脂乳化液を造粒法として流動層造粒法に適用する
のが好適であることを見出して本発明を完成した
ものである。
すなわち、本発明に係る錠菓の製造方法には、
糖、副原料を結合剤により造粒したものを打錠す
ることによる錠菓の製造方法において、結合剤と
して水溶性有機高分子化合物及び乳化剤による油
脂の乳化液を使用して流動層造粒し、かつ打錠に
際し滑沢剤の使用量を少なくして打錠することを
特徴とする。
本発明に使用される主原料である糖は、砂糖で
あつて、目的によりぶどう糖、麦芽糖、果糖、パ
ラチノース、マルチトールなどの糖類を適宜配合
できる。副原料は、一般的に着色料、酸味料、香
料、更に目的によつて発泡剤などである。主原
料、副原料は予め粉砕混和しておく。結合剤原料
胃の1つとして使用する水溶性有機高分子化合物
としては、従来より錠菓製造に使用されるもので
よく、ゼラチン、アラビアゴム、デキストリン、
可溶性澱粉、グアガムなどより適宜選択し、それ
ぞれの適性濃度の水溶液として使用するのが好適
である。使用される油脂としては、融点が常温以
上50℃未満のものが使用でき、特に30乃至40℃位
のものが好適である。油脂の使用量は仕上がり錠
菓に対し0.5乃至5.0%重量が好適である。前記水
溶性有機高分子化合物水溶液に油脂を乳化するに
は、アラビアゴムなどはそれ自体の乳化性による
ことも可能であるが、一般に予め油脂にシユガー
エステル、モノグリセライド又はレシチンなどの
食用乳化剤を油脂に対し約10%重量位添加溶解し
て使用するのが好適である。
乳化は高分子を壊さない程度の乳化機が使用で
きる。
造粒方法は、従来一般に使用される押出し造粒
機によりダイスの孔より押出して顆粒を得る方法
も使用できるが、この方法は滑らかであつても柔
かさが充分でなく硬いものが得られるので、油脂
乳化液による柔らかで滑らかな錠菓を得る作用を
効果的に高めるには流動性造粒機により造粒する
のが好適である。原料粉末を流動状態に保持しつ
つその中に油脂乳化結合剤溶液をスプレーして粉
体を粒状化することより柔らかな顆粒を得、これ
により柔らかで滑らかな錠菓を得ることができ
る。
打錠に際し、香料並びに打錠性向上のため少量
の滑沢剤を乾燥工程を経た顆粒に添加混和して打
錠機により円滑に連続打錠することができる。
〔作用〕
油脂を糖と結合剤の間に一種の緩衝層を形成し
て柔らかな顆粒を与え、従つて柔らかで滑らかな
錠菓を与え、かつ打錠における滑沢作用を賦与す
るものと想定されるが、この作用は単に油脂を粉
末油脂として粉糖に混和しても達成されず、また
単に油脂だけを流動層造粒機に別にスプレーして
も達成できない。従来の結合剤の溶液に油脂を乳
化した時初めて達成できる作用効果である。更に
粉糖表面に付着された油脂層の作用として、柔ら
かにかかわらず口中の溶解性が油脂を含むものに
比べ遅く、かく砂糖の甘味発現が抑えられマイル
ドに感ぜられる作用効果を奏する。
〔実施例〕
次に、実施例並びに比較例により本発明の方法
を説明する。造 粒 原 料 実施例 比較例 砂 糖 100部 100部 ゼラチン(130ブルーム) 1.0 1.0 水 10.0 10.0 植物性油脂(融点38℃) 0.5 − モリグリセライド 0.05 − レシチン 0.01 − ゼラチンを水に加熱溶解し、別に植物性油脂に
モノグリセライド及びレシチンを溶解しておく。
次いで、ゼラチン溶解温溶液を、高速攪拌下に植
物性油脂液を添加して乳化させる。流動層造粒機
に粉糖を仕込み、流動下に上記乳化結合剤溶液を
スプレーして球状顆粒を製した。
比較例として油脂を使用しない以外は実施例と
同様に処理して球状顆粒を製した。打 錠 原 料 実施例 比較例 顆 粒 100部 100部 シユガーエステル 0.5 1.5 粉末香料 1.0 1.0 タルク − 0.5 上記実施例により得られた顆粒に滑沢剤として
シユガーエステル並びに粉末香料を加えて良く混
和し打錠機により直径16mm錠1.5gの錠菓を打錠
した。打錠機の杵臼に付着物なく連続打錠可能で
あつた。
別に比較例として上記調整した顆粒につき、実
施例と同じ打錠性になる様シユガーエステルを添
加したが、実施例より3倍量要した。他に、滑沢
剤としてタルクを0.5%使用して、実施例と略同
じ作業状態及び類似外観の錠剤を得た。
実施例および比較例の錠菓につき、柔らかさ滑
らかさにつき10人のパネルの評価は、極めて明確
に誰でも区別認識可能な差異で実施例が優れてい
る事を指摘した。
更に、実施例錠菓の方が口中持続が比較例より
平均して1.5倍長くかつ甘味感が実施例よりマイ
ルドと評価された。
〔発明の効果〕
本発明に係る錠菓の製造方法によると、従来方
法では得られない柔らかで滑らかな舌ざわりの良
い錠菓が得られる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 糖、副原料を結合剤により造粒したものを打
    錠することによる錠菓の製造方法において、結合
    剤として水溶性有機高分子化合物と乳化剤と油脂
    とからなる乳化液を使用することを特徴とする柔
    らかく滑らかな錠菓の製造方法。 2 水溶性有機高分子化合物がゼラチン、アラビ
    アゴム、デキストリン、可溶性澱粉、グアガム又
    はその混合物より選択された特許請求の範囲第1
    項記載の錠菓の製造方法。 3 乳化剤はシユガーエステル、モノグリセライ
    ド、レシチン又はその混合物より選択される特許
    請求の範囲第1項記載の錠菓の製造方法。 4 油脂は融点が常温乃至50℃未満の食用油脂よ
    り選択され、錠菓に対し0.5乃至5.0%重量使用さ
    れる特許請求の範囲第1項記載の錠菓の製造方
    法。 5 造粒は流動層造粒法による特許請求の範囲第
    1項記載の錠菓の製造方法。
JP60169703A 1985-08-02 1985-08-02 錠菓の製造方法 Granted JPS6232844A (ja)

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JPS6232844A JPS6232844A (ja) 1987-02-12
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