JPH0567779U - 電気錠制御装置 - Google Patents
電気錠制御装置Info
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- JPH0567779U JPH0567779U JP3785891U JP3785891U JPH0567779U JP H0567779 U JPH0567779 U JP H0567779U JP 3785891 U JP3785891 U JP 3785891U JP 3785891 U JP3785891 U JP 3785891U JP H0567779 U JPH0567779 U JP H0567779U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロックシャフトとロックプレートの係合孔と
の摩擦の如何に関わりなく、確実に解錠又は施錠を行な
うことができる電気錠制御装置を提供する。 【構成】 本体側のソレノイド1によって駆動されるロ
ックシャフト2を、扉5側のロックプレート6の係合孔
7に出没させて扉5の施錠及び解錠を行なう電気錠にお
いて、ロックシャフト2がロックプレート6の係合孔7
より離脱すること又は係合することによって解錠又は施
錠動作を検知する錠センサS2と、この検知出力が取り
込まれるまでソレノイド1に解錠又は施錠指令を繰り返
し出力する制御手段10とを備えた。
の摩擦の如何に関わりなく、確実に解錠又は施錠を行な
うことができる電気錠制御装置を提供する。 【構成】 本体側のソレノイド1によって駆動されるロ
ックシャフト2を、扉5側のロックプレート6の係合孔
7に出没させて扉5の施錠及び解錠を行なう電気錠にお
いて、ロックシャフト2がロックプレート6の係合孔7
より離脱すること又は係合することによって解錠又は施
錠動作を検知する錠センサS2と、この検知出力が取り
込まれるまでソレノイド1に解錠又は施錠指令を繰り返
し出力する制御手段10とを備えた。
Description
【0001】
本考案は、扉を本体にロックする形式で用いられる電気錠の制御装置、とくに 、自動荷物預り装置などの同時に複数の扉を解錠又は施錠することがある装置に 用いて有効な電気錠制御装置に関する。
【0002】
自動荷物預り装置は、多数のボックスを有し、各ボックスには電気錠付き扉が 備えてある。この自動荷物預り装置に、預入れ要求(配達要求、発送要求)があ ったとき、複数種類(例えば6種類)のサイズのボックスのうち空いているもの (1種類1ボックス)を同時解錠するものがある。
【0003】 電気錠で使用されている従来のソレノイドは、通電により解錠されるが、解錠 中は通電が必要なため、複数のボックスを同時に解錠すると、消費電力が大きい 。
【0004】 上記問題を解決するため、以下に示す双安定ラッチングソレノイドを用い、か つ、時分割で解錠指令を与えることにより、複数同時解錠の際の消費電力を少な くすることが提案されている。
【0005】 図2は、双安定ラッチングソレノイド1の電気的構成図であり、Eは電源、S Wはスイッチ、C1は第1コイル、C2は第2コイル、PMは永久磁石、2はプ ランジャで構成されるロックシャフト、3は圧縮コイルばねである。
【0006】 スイッチSWを接点C側に切り替えて、第1コイルC1を通電すると、ロック シャフト2は、永久磁石PMの吸着力に抗して吸引側(図2において上方)に移 動され、死点を越えると、コイルばね3により施錠位置に保持される。従って、 停電などにより通電が断たれても、コイルばね3により施錠状態が安定的に保持 される。
【0007】 一方、スイッチSWを接点O側に切り替えると、第2コイルC2が通電される 。これにより、ロックシャフト2は、逆にコイルばね3に抗して復旧側(図2に おいて下方)に移動され、死点を越えると、永久磁石PMに吸着保持され、解錠 される。
【0008】 一般に、扉側には、上述のソレノイドの通電制御により吸引側と復旧側に移動 されるロックプレート2が出没する係合孔を有するロックプレートが設けてあり 、係合孔にロックシャフト2が挿通した状態で施錠され、逆にロックシャフト2 が係合孔からはずれた状態で解錠されるようになっている。
【0009】 そして、従来は、1回の解錠指令(図2では、スイッチSWを端子O側に切替 える指令)で解錠動作を行ない、また1回の施錠指令(図2では、スイッチSW を端子C側に切替える指令)で施錠動作を行っていた。
【0010】
ところで、扉のヒンジ部の歪み、ロックシャフトの係合孔に対する位置ずれ等 により、あるいは本体内に収容した荷物から扉に外力が加わるために、ロックシ ャフトと係合孔の周縁との摩擦が大きくなり、1回の解錠指令では解錠されない 場合が生じ、又は1回の施錠指令では施錠されない場合が生じるという問題があ った。
【0011】 本考案は、上記背景に基づいてなされたものであり、ロックシャフトとロック プレートの係合孔との摩擦の大小に関わりなく、確実に解錠することができる電 気錠制御装置を提供することを目的とする。
【0012】
本考案では、上記の目的の達成のために、ロックシャフトがロックプレートの 係合孔に対して離脱又は施錠することによって解錠又は施錠動作を検知する錠セ ンサと、この錠センサからの解錠又は施錠検知出力が取り込まれるまで、ソレノ イドに解錠指令又は施錠指令を繰り返し出力する制御手段とを備えたことを特徴 とする。
【0013】
解錠又は施錠指令が出されても、解錠又は施錠されない場合は、錠センサが解 錠又は施錠検知出力を出すまで、繰り返し解錠又は施錠指令を発することで、確 実な解錠又は施錠動作を行なうことができる。
【0014】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
【0015】 図3は、本実施例に係る電気錠を取付けたボックスの要部の縦断面図である。
【0016】 図において、4はボックス本体、5はボックス本体4の開口面に蝶番により開 閉自在に取付けられた扉、6は扉5の内側に溶接などで固定されたロックプレー ト、7はロックプレート6に形成された係合孔、8はボックス本体4の開口を形 成する周壁の前面壁であり、この全面壁の裏面に取付部材1Aを介して前記双安 定ラッチングソレノイド1が取付けられている。ケース1B内に前記第1コイル C1、第2コイルC2及び永久磁石が収容されている。上記ソレノイド1とロッ クシャフト3及びロックプレート7により電気錠Aが構成されている。
【0017】 S1,S2はボックス本体4側に設けられたセンサであり、S1はロックプレ ート6によってオン、オフされ、扉5の開閉を検知する扉センサ、S2はロック シャフト2に接続されたアーム9の上下移動によってオン、オフされ、解錠と施 錠のいずれの状態にあるかを検知する錠センサである。
【0018】 図3は、扉5が閉じた状態でロックされている様子を示すものであり、ロック シャフト2は係合孔7に嵌入されるので、扉5を開けようとしても開けることが できない。
【0019】 このとき、扉センサS1、錠センサS2は、それぞれロックプレート6及びア ーム9に付勢されて、オン、オフいずれか所定の一方の状態をとっている。
【0020】 図4は、制御装置10のブロックであり、中央演算装置(CPU)11、記憶 部(ROM,RAM)12,13及び入出力インタフェース14,15を有する マイクロコンピュータで構成してあり、一つの入出力インタフェース14には自 動荷物預り装置の利用者が操作するための操作部16と、図示されていない表示 部及びプリンタ等が接続され、他の入出力インタフェース15には、この制御装 置10と各ボックスの間に配線された伝送ラインLa,Lb,Lcを介して、各 ボックスの電気錠の前記双安定ラッチングソレノイド1、扉センサS1、錠セン サS2及び当該ボックス内に荷物の有無を検知する荷物センサS3と接続されて いる。Laはボックスアドレスライン、Lbは錠制御ライン、Lcはボックス情 報ラインである。
【0021】 図5は、一つのボックスの電気的構成を示すブロック図あり、当該ボックスの アドレスを設定するためのディップスイッチ等で構成されたボックスアドレス設 定スイッチ17と、設定されたボックスアドレスと制御装置10より送られてき たボックスアドレスとを比較して、一致したとき指定信号a,bを出力する比較 回路18と、制御装置からの錠制御信号(解錠信号s1及び施錠信号s2)をそ れぞれ1入力とし、比較回路18の出力信号a,bを他の1入力とするアンドゲ ートAND1,AND2と、前記扉センサS1、錠センサS2及び荷物センサS 3からの検知信号s3〜s5をそれぞれ1入力とし、比較回路の出力信号bを他 の1入力とするアンドゲートg1〜g3とを有している。
【0022】 制御装置10は、操作部15からのモード指定及び要求内容に基づいて演算処 理を行ない、例えば、配達モード指定の場合、又は発送モード指定の場合は、全 ボックスの荷物センサS3の出力状態からどのボックスが空き状態であるか否か を掌握し、ボックスサイズに関して1種類1個のボックスを空きボックスとして 表示部に表示するとともに、その空きボックスの電気錠のラッチングソレノイド 1に解錠指令s1を出力するようになっている。
【0023】 次に、図1に示すフローチャート(a)に基づき、制御装置10のCPU11 による解錠制御動作を説明する。CPU11は1種類1個ずつの空きボックスに 対して解錠指令を、上記ボックスアドレスによる指定により順次与えるが、以下 には、上記のようにして指定された一つのボックスの電気錠に対する制御につい て説明する。
【0024】 CPU11はボックスアドレスとともに解錠指令をラッチングソレノイド1に 伝送する(ステップ1。以下、ステップをPで表わす)。そして、そのボックス 錠センサS2の検知信号のレベルから、電気錠が解錠されたか否かを調べる(P 2)。すなわち、錠センサS2がOFF又はONになった(この時、第2コイル C2が通電されて、ロックシャフト2が永久磁石PM側に移動される)か否かを 調べる。図2において、ロックシャフト2が下方に引かれ、係合孔7より離脱し た状態となれば、ロックシャフト2と一体的に移動するフーム9も、錠センサS 2 から離れるので、錠センサS2もONからOFFに、あるいはOFFからON に変化し、解錠を検知することができる。
【0025】 錠センサS2が解錠を検知した場合(P2肯定)は、その電気錠に対する解錠 処理は終了する。
【0026】 これに対して、最初の解錠指令によっても、錠センサS2が解錠を検知しない 場合(P2否定)は、終了釦が押下されたか否かを調べる。すなわち、自動荷物 預り装置においては、複数個のボックスの扉が解錠された場合にも、開扉使用し たボックス数が荷物の預入れ又は受取りに必要なボックス数に達した場合は、残 りの解錠された空きボックスの扉を施錠するため、終了釦の押下を求めるように なっている。そして、その利用者が終了釦を押下した場合は、解錠指令を与えら れても解錠されなかった当該ボックスに対する解錠処理を終了する。
【0027】 しかし、終了釦が押されるまでの間は(P3否定)、P1に戻り、再度、解錠 指令を同じボックスの電気錠に与えて解錠をリトライする。
【0028】 ボックスの使用を希望する利用者は、ボックスサイズ指定にも係わらずそのボ ックスの扉が解錠されない場合は、その扉の把手をもってこれを前後又は左右に 振動させるものである。その際に、ロックシャフト2がロックプレート6の係合 孔7に対して僅かに移動して、ロックシャフトに加わっていた摩擦力が軽減され ることが多い。従って、その間のリトライによりロックシャフトが容易に復旧側 に移動して解錠されることができる。
【0029】 上記終了釦が押された時は、CPU11は解錠したすべてのボックスの電気錠 に対して、施錠指令s2を順次出力する。一つのボックスの電気錠に対して施錠 指令を出力するときは、図1(b)に示すように制御し、1回の施錠指令によっ て施錠されない時は、施錠されるまで、又は確認釦が押下されるまで、リトライ する。
【0030】
以上説明したように、本考案では、扉が解錠又は施錠状態になるまで繰返し、 解錠又は施錠動作を行なうようにしたから、扉のヒンジ部の歪みや、ロックシャ フトの位置ずれなどで、ロックシャフトと係合孔周縁との間に摩擦が生じても、 確実に解錠又は施錠を行なうことができる。自動荷物預り装置のボックスの扉に 使用されている場合は、荷物の出し入れを行なう際の扉の解錠又は施錠動作の信 頼性を高めることができる。
【図1】本考案の実施例に係る解錠又は施錠制御内容を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図2】双安定ラッチングソレノイドの電気的構成図で
ある。
ある。
【図3】本考案の実施例に係る電気錠を取付けたボック
スの要部縦断面図である。
スの要部縦断面図である。
【図4】本考案の実施例に係る電気錠制御装置の簡略ブ
ロック図である。
ロック図である。
【図5】一つのボックスの電気的構成を示すブロック図
である。
である。
A 電気錠 1 ラッチングソレノイド 2 ロックシャフト 4 ボックス本体 5 扉 6 ロックプレート 7 係合孔 10 制御装置 11 CPU S1 扉センサ S2 錠センサ
Claims (1)
- 【請求項1】 開口面を開閉する扉を有し、本体側に取
付けた電気錠のソレノイドによって駆動されるロックシ
ャフトを、扉側のロックプレートの係合孔に出没させて
扉の施錠及び解錠を行なう電気錠装置において、 ロックシャフトがロックプレートの係合孔に対して離脱
又は係合することによって電気錠の解錠又は施錠を検知
する錠センサと、この錠センサからの解錠又は施錠検知
出力が取り込まれるまで、前記ソレノイドに解錠又は施
錠指令を繰り返し出力する制御手段とを備えたことを特
徴とする電気錠制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3785891U JPH0567779U (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | 電気錠制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3785891U JPH0567779U (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | 電気錠制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0567779U true JPH0567779U (ja) | 1993-09-10 |
Family
ID=12509249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3785891U Pending JPH0567779U (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | 電気錠制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0567779U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005162483A (ja) * | 2003-11-12 | 2005-06-23 | Inventio Ag | ドア制限装置 |
CN108873099A (zh) * | 2018-08-03 | 2018-11-23 | 广州市安屯尼电子科技有限公司 | 一种锁止到位检测结构、检测方法、移动电源充电模组及移动电源 |
-
1991
- 1991-04-05 JP JP3785891U patent/JPH0567779U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005162483A (ja) * | 2003-11-12 | 2005-06-23 | Inventio Ag | ドア制限装置 |
CN108873099A (zh) * | 2018-08-03 | 2018-11-23 | 广州市安屯尼电子科技有限公司 | 一种锁止到位检测结构、检测方法、移动电源充电模组及移动电源 |
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