JP2019208589A - 宅配ボックス - Google Patents

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研治 安達
Kenji Adachi
研治 安達
小泉 秀樹
Hideki Koizumi
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Abstract

【課題】荷物が投入されたことを明確に示す証拠を含む電子化された受取証明をユーザの携帯端末で受信することができる宅配ボックスを提供する。【解決手段】宅配ボックス10は、荷物の出し入れ口となる開口を有する箱体と、箱体の開口を開閉する扉と、扉の施錠及び開錠を行う電気錠22と、電気錠22の施錠及び開錠を制御する制御部20と、予め登録されているユーザの携帯端末との間で双方向に通信して情報を送受信する無線通信部24と、ボックス内部の画像を撮影する撮像部26と、ユーザを特定する情報及び撮像部26で撮影された画像を記憶する記憶部21とを備える。制御部20は、撮像部26で開錠前画像及び施錠後画像を撮影し、配送人の携帯端末に開錠前画像および施錠後画像を含む電子化された受取証明を送信するよう無線通信部24に指令する。【選択図】図2

Description

本開示は、宅配ボックスに関する。
従来、特許文献1には、配送品受取箱が開示されている。この配送品受取箱では、配送者が配送品を届ける際に、配送品受取箱の情報読取り装置が配送品に付された解錠キーを読み取る。配送品受取箱の制御部は、情報読取り装置で読み取った解錠キーと、記憶部に記憶されている解錠キーとを照合し、両解錠キーが一致した場合に電子錠装置を解錠状態とする。これにより、配送品受取箱の開閉扉を開いて配送品を収容部に入れることができる。その結果、特許文献1の配送品受取箱によれば、配送品の誤配送を防止できると記載されている。
特開2014−148850号公報
特許文献1に記載の宅配ボックスでは、配送品が入れられ扉が閉じられると、内部カメラで配送品を撮像することで配送品の存在を確認し、確認できれば施錠して、配送完了の旨の電子メールをユーザ端末と配送センタに送信する。この場合、配送品が宅配ボックス内に確実に投入されたことを明確に示す証拠があると配送人及び荷受人にとってより好ましい。
本開示の目的は、荷物が投入されたことを明確に示す証拠を含む電子化された受取証明をユーザの携帯端末で受信することができる宅配ボックスを提供することである。
本開示に係る宅配ボックスは、配送物である荷物の受け渡しを行う宅配ボックスであって、荷物の出し入れ口となる開口を有する箱体と、箱体の開口を開閉する扉と、扉の施錠及び開錠を行う電気錠と、電気錠の施錠及び開錠を制御する制御部と、予め登録されているユーザの携帯端末との間で双方向に通信して情報を送受信する無線通信部と、ボックス内部の画像を撮影する撮像部と、ユーザを特定する情報及び前記撮像部で撮影された画像を記憶する記憶部と、を備える。制御部は、携帯端末から送信されたユーザ特定情報を元に前記ユーザが配送人であると判別された際、配送人によって開錠操作が行われたときに撮像部で開錠前画像を撮影するとともに、配送人によって施錠操作が行われたときに撮像部で施錠後画像を撮影し、配送人の携帯端末に開錠前画像および施錠後画像を含む電子化された受取証明を送信するように無線通信部に指令する。
本開示に係る宅配ボックスによれば、配送人の携帯端末に開錠前画像および施錠後画像を含む受取証明が送信されるため、これらの画像の比較から荷物が宅配ボックスに確実に投入されたことを明確に示す証拠を含む電子化された受取証明を得ることができる。
本開示の一実施形態である宅配ボックスの斜視図である。 図1に示した宅配ボックスの機能ブロック図である。 ユーザ、ユーザ端末、及び、宅配ボックスの動作フローチャートである。 図3に続いて、別の配送人が宅配ボックスに物品を投入する場合を示す、ユーザ、ユーザ端末、及び、宅配ボックスの動作フローチャートである。 図4に続いて、荷受人が宅配ボックスから物品と取り出す場合を示す、ユーザ、ユーザ端末、及び、宅配ボックスの動作フローチャートである。
以下に、本開示に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本開示の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等にあわせて適宜変更することができる。また、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて用いることは当初から想定されている。
図1は、本開示の一実施形態である宅配ボックス10を示す斜視図である。宅配ボックス10は、例えば、住宅の玄関先等において、配送物である荷物の受け渡しを行うために設置される。図1では、1つの宅配ボックス10を示すが、複数の宅配ボックス10を縦横に配列して宅配ボックスシステムが構成されてもよい。このような宅配ボックスシステムは、例えば、集合住宅の玄関ロビー、駅、コンビニエンスストア等に好適に設置される。
図1に示すように、宅配ボックス10は、箱体12と、扉14とを備える。箱体12は、例えば、金属板によって直方体状に形成され、内部に荷物を収容する空間を含む。箱体12は、前方側に荷物をボックス内の庫室に出し入れするための開口を有している。
宅配ボックス10において、扉14は、幅方向一端部がヒンジ16によって箱体12の開口縁部に連結されている。これにより、扉14は、ヒンジ16により箱体12に対して回動して、箱体12の開口を開閉することができる。
詳しくは後述するが、宅配ボックス10は、ユーザである配送人や荷受人が所持する携帯端末30と無線通信する機能を有する。携帯端末30には、例えば、スマートフォンが好適に用いられる。ただし、これに限定されるものではなく、携帯端末30は、無線通信可能なタブレット等で構成されてもよい。
また、ユーザの携帯端末30は、宅配ボックス10を管理する管理会社等のサーバ50と無線通信することができる。宅配ボックス10では、ユーザが携帯端末30を用いて宅配ボックス10を開錠及び施錠を行うことで、宅配ボックス10に対して荷物の投入や受取りを容易かつ確実に行うことができる。
図2は、宅配ボックス10の機能ブロック図である。宅配ボックス10は、制御部20、記憶部21、電気錠22、操作部23、無線通信部24、温度測定部25、撮像部26、及び計時部27を備えている。
制御部20は、電気錠22を施錠および開錠する機能を有する。制御部20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)を含むマイクロコンピュータによって好適に構成される。制御部20は、記憶部21に記憶されているプログラムを読み出して実行することができる。また、制御部20は、無線通信部24によって受信した認証データや画像データなどを記憶部21に記憶させる機能を有する。
制御部20は、ユーザの開錠操作により、宅配ボックス10の使用が許諾されたユーザであるかの認証を行い開錠可否を判定して開錠する機能を有する。制御部20は、携帯端末30から受信した情報が、記憶部21に使用が許諾されたユーザ特定情報と一致したとき、電気錠22に対して開錠を指令する。また、制御部20は、無線通信部24に対して各種の情報を送信するように指令することができる。
記憶部21は、例えばROM、RAM等によって構成される。記憶部21には、宅配ボックス10の電気錠22を施錠及び開錠する制御のためのプログラムが記憶される。具体的は、記憶部21には、ユーザを特定できる認証データ、荷物の出し入れに関する情報、撮像部26によって撮影した庫内画像などを記憶可能である。また、記憶部21には、例えば、宅配ボックス10を特定するボックスID情報や、パスワード情報が含まれてもよい。バスワード情報は、予め定められて記憶部21に記憶された情報であってもよいし、開錠時にサーバ50によって設定されて携帯端末30及び無線通信部24を介して受信して記憶部21に記憶された情報であってよい。
電気錠22は、例えば、駆動源が電磁ソレノイドやモータ等によって構成される。電気錠22は、制御部20からの指令を受けて開錠動作及び施錠動作する。このとき、例えば、駆動源が電磁ソレノイドの場合、プランジャがコイルによって引き込まれ、プランジャの先端が箱体12の開口縁部に形成された係合溝又は係合凹部から外れる。これにより、開錠動作が完了して扉14が開放可能になる。
操作部23は、例えば、押しボタン等によって構成される。図1では正面視で円形状をなす押しボタンが示されている。操作部23は、表示部を兼ねたタッチパネルなどで構成されてもよい。操作部23が押下操作又はタッチ操作されることによって、無線通信部24とユーザの携帯端末30との間で通信が確立され、ユーザ特定情報やパスワード情報等が両者間で送受信されることになる。
無線通信部24は、ユーザが携帯する携帯端末30との間で無線通信を行う機能を有する。無線通信部24は、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))等の近距離無線通信方式で通信を行うことが好ましく、特に、低消費電力での通信が可能なBLE(Bluetooth Low Energy)によって通信を行うことがより好ましい。なお、無線通信部24と携帯端末30との間の通信方式は、ブルートゥースに限定されるものではなく、例えば、赤外線通信等の他の通信方式であってもよい。
温度測定部25は、宅配ボックス10の庫内の温度を測定する機能を有する。温度測定部25は、例えば、温度センサを備えており、この温度センサによって検出された庫内温度を記憶部21へ出力する。記憶部21は、入力された庫内温度を記憶する。このように記憶された庫内温度は、後述するように宅配ボックス10内に収容された荷物の保管温度履歴として用いられる。
撮像部26は、庫内を撮影する機能を有する。撮像部26は、例えば、カメラによって好適に構成される。撮像部26を構成するカメラは、図1に示すように、庫内奥側の上方位置であって宅配ボックス10内の角部に設置されるのが好ましい。撮像部26を庫内の上方正面位置に設置した場合、庫室内に複数の荷物が積み重ねて収容された場合、下方に位置する荷物がその上に積まれた荷物によって隠れてしまいやすい。これに対し、上述したように撮像部26を庫内の斜め上方位置に設置して庫内を撮影することで、複数の荷物が宅配ボックス10内に積み重ねて収納された場合でも、荷物が積み重なった状態にあると認められる画像を撮影することが可能になる。その結果、1つ又は複数の荷物の収納状態の監視を確実に行うことが可能になる。
撮像部26を構成するカメラは、複数台、設けられてもよい。例えば、2台のカメラが庫内奥側の上方位置であって宅配ボックス10内の幅方向両側の角部に設置されてもよい。このように複数台のカメラを設けることで、庫内に投入されている複数個の物品を状況がより良く把握できるように撮影することができる。また、撮像部26は、フラッシュ又はストロボを備えるのが好ましい。扉14が閉じられると暗所となる庫内の画像を鮮明に撮影するために、カメラによる撮影時に庫内を照明するためである。
計時部27は、時間を計測する機能を有する。具体的には、荷物が宅配ボックス10に投入されたときの電気錠22の施錠時間から、荷物を取り出すために電気錠22が開錠されたときの開錠時間までの保管時間を計測することができる。この保管時間は、施錠時間および開錠時間とともに、計時部27から記憶部21に入力されて記憶される。
次に、図3ないし図5を参照して、宅配ボックス10での荷物の投入及び受け取りについて説明する。図3は、ユーザ、ユーザ端末、及び、宅配ボックスの動作フローチャートである。ここでのユーザには、荷受人と、配送人とが含まれる。図3ないし図5では、左側にユーザ、中央にユーザ端末、右側に宅配ボックス10が示されている。以下において、荷受人が携帯する携帯端末30、配送人Aが携帯する携帯端末30A、配送人Bが携帯する携帯端末30Bとして区別する。また、以下では、配送人によって配達される荷物を適宜に物品という。
図3を参照すると、ユーザである荷受人は、自身の携帯端末30にダウンロードして格納されている専用アプリケーションを用いて設定操作を行い(S10)、この設定操作で入力された設定情報が携帯端末30から宅配ボックス10に送信される(S12)。
ここで設定情報には、宅配ボックス10を開錠できる開錠許諾者を特定する情報(以下、「開錠許諾者情報」という。)、及び、宅配ボックス10に投入可能な物品に関する情報(以下、「投入可能物品情報」という。)を含めることができる。開錠許諾者情報には、配送人を特定する認証データとして、氏名、会社名、配送人A,Bが携帯する携帯端末30A,30Bの電話番号及びメールアドレス等を含めることができる。ここでは開錠許諾者として登録される配送人が2名の場合を例示するが、配送人の数は3名以上であってもよい。
投入可能物品情報として、例えば、食品以外の物品などを指定することができる。食品は、宅配ボックス10の投入された後の保管環境(例えば、保管時間、保管温度履歴など)によっては品質劣化の恐れがあるため、荷受人は手渡しで受け取ることを希望する場合があるためである。
荷受人の携帯端末30から宅配ボックス10に送信された開錠許諾者情報及び投入可能物品情報は、無線通信部24で受信されて記憶部21に記憶される(S14)。
次に、ユーザである配送人A(第1配送人)は、自身の携帯端末30Aにダウンロードして格納されている専用アプリケーションを用いてアクセス操作を行う(S20a)。このアクセス操作によって配送人Aの携帯端末30Aから宅配ボックス10に配送人情報が送信される(S22a)。この配送人情報には、配送人Aを特定する認証データとして、例えば、携帯端末30Aのメールアドレス、パスワード等を含めることができる。この配送人情報は、宅配ボックス10において無線通信部24で受信されて制御部20に入力される。
制御部20では、配送人情報を、記憶部21に予め記憶されている配送人情報と一致するかの認証を行い、ユーザ特定を行う(S24a)。そして、配送人情報が記憶部21に記憶されている情報と一致して認証ができれば、制御部20は無線通信部24を介して携帯端末30Aに投入可能物品情報を提供する(S26a)。これにより、携帯端末30Aに、投入可能物品情報が表示される(S28a)。
配送人Aは、携帯端末30Aに表示された投入可能物品情報を確認することができる。投入しようとする荷物が食品でなければ、配送人Aは、開錠操作を行う(S30a)。開錠操作は、携帯端末30Aにおける専用アプリケーション上で行われる。開錠操作がなされると、配送人Aの携帯端末30Aから宅配ボックス10に開錠要求が送信される(S32a)。なお、荷物が食品である場合には、配送人は、荷物を宅配ボックス10に預けることなく持ち帰り、荷受人に手渡しするために再配達することになる。
携帯端末30Aからの開錠要求は、無線通信部24で受信されて制御部20に入力される。制御部20は、電気錠22を開錠する前に、撮像部26を作動させて開錠前画像(第1開錠前画像)Pa1を撮影して記憶部21に記憶する(S33a)。続いて、制御部20は、電気錠22に開錠指令を送信する。その結果、電気錠22が開錠動作し(S34a)、扉14が開放可能となる。また、このとき、宅配ボックス10では、制御部20は、配送人Aを開錠者a情報として開錠時間Taと共に記憶部21に記憶させる(S36a)。
続いて、配送人Aは、扉14を開いて物品を宅配ボックス10の庫内に投入し(S38a)、施錠操作を行う(S40a)。この施錠操作は、携帯端末30Aにおける専用アプリケーション上で行うことができる。携帯端末30A上で施錠操作されると、携帯端末30Aから宅配ボックス10に施錠要求が送信される(S42a)。施錠要求を無線通信部24で受信すると、制御部20は、電気錠22に対して施錠指令を送信する。これにより、電気錠22が施錠動作を行い(S44a)、扉14が開放不能に施錠される。
なお、施錠操作は携帯端末30Aを用いて行う場合に限定されない。扉14が閉じられたことを図示しない扉センサで検知したときに電気錠22を作動させて施錠動作を自動的に行ってもよい。或いは、扉14を閉じて押しボタン23(図1参照)を押下したときに電気錠22を施錠動作させてもよい。
電気錠22の施錠動作が完了すると、制御部20は、撮像部26を作動させて、配送人Aによって物品が投入された庫内画像である施錠後画像(第1施錠後画像)Pa2を撮影して記憶部21に記憶する(S45a)。
続いて、制御部20は、電子化された受取証明を無線通信部24から配送人Aの携帯端末30Aに送信する(S46a)。この電子化された受取証明には、開錠前画像Pa1及び施錠後画像Pa2が含まれている。携帯端末30Aに送信された受取証明は、携帯端末30Aの記憶部に記憶されて保存される(S48a)。
図4は、図3に続いて、別の配送人(第2配送人)Bが宅配ボックス10に物品を投入する場合を示す、ユーザ、ユーザ端末、及び、宅配ボックスの動作フローチャートである。図4に示す各動作は、図3を参照して上述した内容と同様である。
簡単に説明すると、配送人Bが自身の携帯端末30Bを用いて宅配ボックス10を開錠し、既に物品が投入されている庫内にさらに物品を投入して施錠する。宅配ボックス10では、開錠前と施錠後に撮像部26が作動して第2開錠前画像Pb1及び第2施錠後画像Pb2が撮影されて記憶部21に記憶される。また、記憶部21には、配送人Bによる開錠時間Tbと共に、配送人Bの開錠許諾人情報が開錠者bとして記憶される。このように図4に示す動作は図3を参照して上述した内容と同じである。したがって、図4においてステップ番号を同一として添え字を「a」から「b」に代えただけで、ここでの詳細な説明を省略する。
図5は、図4に続いて、荷受人が宅配ボックス10から物品と取り出す場合を示す、ユーザ、ユーザ端末、及び、宅配ボックスの動作フローチャートである。
荷受人が宅配ボックス10から荷物を取り出すとき、まず、荷受人の携帯端末30でアクセス操作を行い(S60)、専用アプリケーションを立ち上げる。この場合、宅配ボックス10にブルートゥース発信機を内蔵しておけば、荷受人が接近すると携帯端末30に専用アプリケーションが自動的に立ち上がるようになり利便性が向上する。
荷受人が携帯端末30でアクセス操作すると、携帯端末30から宅配ボックス10に荷受人情報が送信される(S62)。この荷受人情報を無線通信部24で受信すると、制御部20は、受信した荷受人情報が記憶部21に開錠許諾者として記憶されている認証データと一致するか否かを判定してユーザ特定を行う(S64)。
荷受人が開錠許諾者であると認証されると、制御部20は、無線通信部24から荷受人の携帯端末30に対して情報提供を行う(S66)。このとき送信される情報には、物品が投入されたときの開錠記録(すなわち、開錠時間、物品投入者を特定する情報など)及び庫内画像データが含まれている。具体的には、開錠記録には、配送人Aの開錠許諾者情報a、開錠時間Ta、配送人Aによる物品投入前後の開錠前画像Pa1及び施錠後画像Pa2と、配送人Bの開錠許諾者情報b、開錠時間Tb、配送人Bによる物品投入前後の第2開錠前画像Pb1及び第2施錠後画像Pb2が含まれる。荷受人は、携帯端末30で受信したこれらの情報および画像を確認することができる。
そして、荷受人は、宅配ボックス10から物品を取り出すために開錠操作を行う(S68)。この開錠操作は、携帯端末30上の専用アプリケーションで行うことができる。これにより、携帯端末30から宅配ボックス10に開錠要求が送信される(S70)。開錠要求を無線通信部24で受信すると、制御部20は、電気錠22に開錠動作される指令を送信する。これにより、電気錠22が開錠し(S72)、扉14が開放可能になる。この状態で、荷受人は、扉14を開いて、宅配ボックス10から物品を取り出すことができる(S74)。
上述したように、本実施形態の宅配ボックス10は、配送物である荷物の受け渡しを行う宅配ボックスである。宅配ボックス10は、荷物の出し入れ口となる開口を有する箱体12と、箱体12の開口を開閉する扉14と、扉14の施錠及び開錠を行う電気錠22と、電気錠22の施錠及び開錠を制御する制御部20と、予め登録されているユーザの携帯端末30,30A,30Bとの間で双方向に通信して情報を送受信する無線通信部24と、ボックス内部の画像を撮影する撮像部26と、ユーザを特定する情報及び撮像部26で撮影された画像を記憶する記憶部21とを備える。制御部21は、携帯端末30,30A、30Bから送信されたユーザ特定情報を元にユーザが配送人であると判別された際、配送人Aによって開錠操作が行われたときに撮像部26で開錠前画像Pa1を撮影するとともに、配送人Aによって施錠操作が行われたときに撮像部26で施錠後画像Pa2を撮影する。そして、制御部20は、配送人Aの携帯端末30Aに開錠前画像Pa1および施錠後画像Pa2を含む電子化された受取証明を送信するように無線通信部24に指令する。
この構成によれば、配送人Aの携帯端末30Aに開錠前画像Pa1および施錠後画像Pa2を含む受取証明が送信されるため、これらの画像の比較から荷物が宅配ボックス10に確実に投入されたことを明確に示す証拠を含む電子化された受取証明を得ることができる。
本実施形態の宅配ボックス10において、制御部20は、配送人Aによって荷物が投入されて施錠された後に別の配送人Bによって開錠操作が行われたときに撮像部26で第2開錠前画像Pb1を撮影するとともに、別の配送人Bによって施錠操作が行われたときに撮像部26で第2施錠後画像Pb2を撮影する。そして、制御部20は、別の配送人Bの携帯端末30Bに第2開錠前画像Pb1および第2施錠後画像Pb2を含む受取証明を送信するように無線通信部24に指令するのが好ましい。
この構成によれば、配送人Bの携帯端末30Bに第2開錠前画像Pb1および第2施錠後画像Pb2を含む受取証明が送信されるため、配送人Bも、これらの画像の比較から荷物が宅配ボックス10に確実に投入されたことを明確に示す証拠を含む電子化された受取証明を得ることができる。
また、本実施形態の宅配ボックス10において、制御部20は、携帯端末30から送信されたユーザ特定情報を元にユーザが荷受人であると判別された際、配送人A,Bによって開錠操作が行われたときに荷物を投入した配送人情報a,bと開錠前画像Pa1,Pb1および施錠後画像Pa2,Pb2とを荷受人の携帯端末30に送信するように無線通信部24に指令するのが好ましい。
この構成によれば、荷受人は、複数の配送人が異なるタイミングで宅配ボックスに投入した複数の荷物を安心かつ確実に受け取ることができる。また、荷物が無くなった場合などに配送人情報a,bや開錠前画像Pa1,Pb1および施錠後画像Pa2,Pb2を確認することによって無くなったタイミング等を検証することができる。
さらに、本実施形態の宅配ボックス10では、撮像部26によって撮影された開錠前画像Pa1,Pb1および施錠後画像Pa2,Pb2は、サーバ50において閲覧可能に管理するためにユーザの携帯端末30,30A,30Bからサーバ50に送信されてもよい。この構成によれば、荷物紛失などがあったときに、サーバ50に記憶されている開錠前画像Pa1,Pb1および施錠後画像Pa2,Pb2等を閲覧することによって原因等を検証することができる。
なお、本開示に係る宅配ボックスは、上述した実施形態及びその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項の範囲内において種々の変更や改良が可能であることはいうまでもない。
10 宅配ボックス、12 箱体、14 扉、16 ヒンジ、20 制御部、21 記憶部、22 電気錠、23 操作部又は押しボタン、24 無線通信部、25 温度測定部、26 撮像部、27 計時部、30,30A,30B 携帯端末、50 サーバ。

Claims (4)

  1. 配送物である荷物の受け渡しを行う宅配ボックスであって、
    荷物の出し入れ口となる開口を有する箱体と、
    前記箱体の開口を開閉する扉と、
    前記扉の施錠及び開錠を行う電気錠と、
    前記電気錠の施錠及び開錠を制御する制御部と、
    予め登録されているユーザの携帯端末との間で双方向に通信して情報を送受信する無線通信部と、
    ボックス内部の画像を撮影する撮像部と、
    ユーザを特定する情報及び前記撮像部で撮影された画像を記憶する記憶部と、を備え、
    前記制御部は、前記携帯端末から送信されたユーザ特定情報を元に前記ユーザが配送人であると判別された際、前記配送人によって開錠操作が行われたときに前記撮像部で開錠前画像を撮影するとともに、前記配送人によって施錠操作が行われたときに前記撮像部で施錠後画像を撮影し、前記配送人の携帯端末に前記開錠前画像および前記施錠後画像を含む電子化された受取証明を送信するように前記無線通信部に指令する、
    宅配ボックス。
  2. 前記制御部は、前記配送人によって荷物が投入されて施錠された後に別の配送人によって開錠操作が行われたときに前記撮像部で第2開錠前画像を撮影するとともに、前記別の配送人によって施錠操作が行われたときに前記撮像部で第2施錠後画像を撮影し、前記別の配送人の携帯端末に前記第2開錠前画像および前記第2施錠後画像を含む受取証明を送信するように前記無線通信部に指令する、請求項1に記載の宅配ボックス。
  3. 前記制御部は、前記携帯端末から送信されたユーザ特定情報を元に前記ユーザが荷受人であると判別された際、前記荷受人によって開錠操作が行われたときに前記荷物を投入した配送人情報と前記開錠前画像および前記施錠後画像とを前記荷受人の携帯端末に送信するように前記無線通信部に指令する、請求項1又は2に記載の宅配ボックス。
  4. 前記撮像部によって撮影された画像は、サーバにおいて閲覧可能に管理するために前記ユーザの携帯端末から前記サーバに送信される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の宅配ボックス。
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