JPH0567683B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0567683B2
JPH0567683B2 JP62232356A JP23235687A JPH0567683B2 JP H0567683 B2 JPH0567683 B2 JP H0567683B2 JP 62232356 A JP62232356 A JP 62232356A JP 23235687 A JP23235687 A JP 23235687A JP H0567683 B2 JPH0567683 B2 JP H0567683B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
annealing
temperature
coil
secondary recrystallization
final
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62232356A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6475627A (en
Inventor
Yasunari Yoshitomi
Kenzo Iwayama
Takeo Nagashima
Kenichi Yatsugayo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP62232356A priority Critical patent/JPS6475627A/ja
Priority to EP88115115A priority patent/EP0307905B1/en
Priority to DE3886485T priority patent/DE3886485T2/de
Priority to US07/245,828 priority patent/US4888066A/en
Publication of JPS6475627A publication Critical patent/JPS6475627A/ja
Publication of JPH0567683B2 publication Critical patent/JPH0567683B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D8/00Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment
    • C21D8/12Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties
    • C21D8/1244Modifying the physical properties by deformation combined with, or followed by, heat treatment during manufacturing of articles with special electromagnetic properties the heat treatment(s) being of interest
    • C21D8/1272Final recrystallisation annealing
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D1/00General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
    • C21D1/74Methods of treatment in inert gas, controlled atmosphere, vacuum or pulverulent material
    • C21D1/76Adjusting the composition of the atmosphere
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21DMODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
    • C21D9/00Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor
    • C21D9/52Heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering, adapted for particular articles; Furnaces therefor for wires; for strips ; for rods of unlimited length

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明はトランス等の鉄芯に用いられる高磁束
密度一方向性電磁鋼板の製造方法に関するもので
ある。 (従来の技術) 一方向性電磁鋼板は軟磁性材料として主にトラ
ンスその他の電気機器の鉄芯材料に使用されてい
るもので、磁気特性として励磁特性と鉄損特性が
良好でなくてはならない。 この励磁特性を表わす数値として通常B8(磁場
の強さ800A/mにおける磁束密度)を用い、鉄
損特性を表わす数値としてW17/50(50Hzで1.7Tま
で磁化させた時の1Kg当りの鉄損)を用いてい
る。 この一方向性電磁鋼板は最終仕上焼鈍工程で2
次最結晶現象を起こさせ、鋼板面に{110}面、
圧延方向に<001>軸をもつたいわゆるゴス組織
を発達させることによつて得られている。良好な
磁気特性を得るためには磁化容易軸である<001
>軸を圧延方向に高度に揃える事が重要である。
又板厚、結晶粒度、固有抵抗、表面被膜、鋼板の
純度等も磁気特性に大きな影響を及ぼす。 方向性については、MnS、AlNをインヒビタ
ーとして利用する最終強圧下冷間圧延を特徴とす
る方法によつて大幅に向上し、それに伴つて鉄損
特性も著しく向上してきた。 一方近年エネルギー価格の高騰を背景として、
トランスメーカーは低鉄損トランス用素材への指
向を一段と強めている。低鉄損素材としてアモル
フアス合金や6.5%Si鋼等の開発も進められいる
が、トランス用材料として工業的に使用するには
解決すべき問題を残している。他方レーザー等を
用いた磁区制御技術が近年開発され、それによつ
て鉄損特性が大幅に向上した。また製品の磁束密
度が高いほど磁区制御技術の効果が大きいため、
磁束密度の極めて高い製品を開発する必要性が高
まつてきた。 本発明者らは、含Al一方向性電磁鋼板の製造
において、2次再結晶の開始から完了までの途中
段階で焼鈍雰囲気中のN2分圧を増加させること
によつて磁束密度を高める方法を提示したが(特
願昭61−61993)、5〜20Ton等大重量コイルで安
定して生産することが難しいという工業的に使用
するには解決すべき問題を残している。 また含Al一方向性電磁鋼板を製造する方法に
おいて、最終仕上焼鈍における昇温速度を低めと
することによつて磁束密度を高める方法が提案さ
れているが(特公昭56−33450号公報)、2次再結
晶が不安定化する等工業的に使用するには解決す
べき問題を残している。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は一方向性電磁鋼板を製造する場合に、
極めて高い磁束密度をもつ製品5〜20Ton等大重
量コイルで安定して得ることが難しいという問題
点を解決する方法を提供するものである。 (問題点を解決するための手段) 本発明は最終仕上焼鈍工程に於て、2次再結晶
の開始から完了までの途中段階で焼鈍雰囲気中の
N2分圧を増加させるとともに、上記焼鈍雰囲気
変更時のストリツプコイル内の温度差を100℃以
内に制御することによつて磁束密度の極めて高い
一方向性電磁鋼板を製造する方法を提供するもの
である。 更に本発明は上記方法に加えて、最終仕上焼鈍
の昇温時、ストリツプコイルの最冷点(最低温
部)が850〜1100℃の温度範囲にある少なくとも
1時期にストリツプコイルの最熱点(最高温部)
の昇温速度を13℃/hr以下とすることによつて磁
束密度の極めて高い一方向性電磁鋼板を製造する
方法を提供するものである。 以下本発明を詳細に説明する。 本発明が対象としている含Al一方向性電磁鋼
板の製造においては、従来用いられている製鋼法
で得られた溶鋼を連続鋳造法或は造塊法で鋳造
し、必要に応じて分塊工程を挟んでスラブを得、
ひき続き熱間圧延し、必要に応じて熱延板焼鈍を
行なつた後、1回又は中間焼鈍を挟む2回以上の
冷間圧延により最終ゲージの冷延板を得、次いで
脱炭焼鈍を従来の方法で行なう。 熱延板の化学成分は重量%でSi:2.5〜4.0%、
C:0.03〜0.10%、酸可溶性Al:0.010〜0.065%、
N:0.0010〜0.0150%、Mn:0.02〜0.30%、S:
0.005〜0.040%、その他インヒビター構成元素と
して公知であるSn、Sb、Se、Te、Cu、Nb、
Cr、Ni、B、V、As、Bi等を必要に応じて含有
させてもよく、その他は実質的にFeからなつて
いる。 本発明の成分系における主インヒビターは
AlNであり、最終冷延以前の工程で、AlNを析
出させる焼鈍を必要に応じて行なう。脱炭焼鈍後
鋼板にMgOを主成分とする焼鈍分離剤を塗布し
最終仕上焼鈍を行なう。本発明の特徴はこの最終
仕上焼鈍工程にある。 即ち最終仕上焼鈍を行なうにあたり、2次再結
晶の開始から完了までの途中段階で、焼鈍雰囲気
中のN2分圧を増加させるとともに、上記雰囲気
変更時のストリツプコイル内の温度差を100℃以
内に制御することによつて極めて磁束密度の高い
一方向性電磁鋼板を安定して得ることができる。
さらに上記方法に加えて最終仕上焼鈍の昇温時、
ストリツプコイルの最冷点が850〜1100℃の温度
範囲にある間の少なくとも1時期ストリツプコイ
ルの最熱点の昇温速度を13℃/hr以下にすること
によつて極めて磁束密度の高い一方向性電磁鋼板
を安定して得ることができる。 本発明者らは最終仕上焼鈍工程において、2次
再結晶の開始から完了までの途中段階で焼鈍雰囲
気中のN2分圧を増加させることによつて磁束密
度を高める方法を提示した(特願昭61−61993)。
確かにこの方法によつて磁束密度は高まるが、
N2分圧を増加させて効果のある条件範囲(温度
範囲、焼鈍時間範囲等)が必ずしも広くないとい
う問題が残されていた。通常最終仕上焼鈍は鋼板
を5〜20Tonのコイル状として行なわれ、コイル
内には不可避的に温度差等不均一性が存在する。
極めて磁束密度の高い製品を工業的に安定して製
造するためには、この問題点を解決する必要があ
つた。 本発明者らは焼鈍雰囲気中のN2分圧を増加さ
せて効果のある条件範囲が広くないという問題点
を解決するためには、効果的にコイル内を均熱化
することが必要であるという新知見を得た。ま
た、その有効な方法を見いだすべく種々の実験を
行なつた結果ストリツプコイルの最冷点が850〜
1100℃の温度範囲にある間の少なくとも1時期は
ストリツプコイルの最熱点の昇温速度を13℃/hr
以下とすることが極めて有効であるという新知見
を得た。 第1図に温度と2次再結晶挙動との関係の一例
を示す。 この場合Si:3.23%、C:0.078%、酸可溶性
Al:0.026%、N:0.0080%、Mn:0.074%、S:
0.025%を含有する2.3mm厚の熱延板を出発材と
し、かかる熱延板を1100℃2分間焼鈍後急冷し、
0.225mmの最終厚みまで冷間圧延し、ついで公知
の方法で脱炭焼鈍し、MgOを主成分とする焼鈍
分離剤の塗布を行ない多数のサンプルを得た。し
かる後75%H2+25%N2の混合ガス中において10
℃/hrの昇温速度で1100℃まで昇温し、900〜
1100℃の各温度で20℃毎にサンプルを加熱炉から
順次引き出した。引き出したサンプルを酸洗し、
表面を占める2次再結晶粒の面積率(2次再結晶
率)を測定した。第1図から明らかなように、2
次再結晶の進行温度範囲は960〜1060℃であり、
温度幅は100℃である。 本発明者らは、成分、工程条件を広範に変え、
2次再結晶挙動を調査した結果、2次再結晶開始
温度、完了温度は成分、工程条件に多少左右され
るものの、2次再結晶進行の温度幅は第1図で示
した如く100℃程度であるという知見を得た。 第2図に5TONコイルにおいて最終仕上焼鈍の
昇温速度(コイル最熱点)と最冷点が960℃であ
る時点でのコイル内の温度差との関係図(計算
値)の一例を示す。この場合板厚を0.225mmとし
て計算した結果である。第2図から明らかなよう
に昇温速度13℃/hr以下でコイルの最冷点が960
℃におけるコイル内の温度差が100℃以下となる。
なお13℃/hrという値は、コイルの形状、板厚等
の条件を変更しても、通常工業的に使用している
条件範囲ではほとんど変化しないということを本
発明者らは確認している。 本発明において2次再結晶の開始から完了まで
の途中段階で焼鈍雰囲気中のN2分圧を増加させ
ると規定したのは、2次再結晶の途中段階で
{110}<001>方位から分散した方位粒が2次再結
晶してくるのを抑制することによつて2次再結晶
初期に発生する{110}<001>方位に極めて近い
2次再結晶粒の粒成長を助長して製品の磁束密度
を高めるためには、2次再結晶の開始から完了ま
での途中段階で焼鈍雰囲気中のN2分圧を増加さ
せAlNを主としたインヒビター(窒化物)を形
成させる必要があり、2次再結晶の開始以前及び
完了後では効果がないためである。また、上記焼
鈍雰囲気変更時のストリツプコイル内の温度差を
100℃以内に制御すると規定したのは、焼鈍雰囲
気変更時ストリツプコイル全体が2次再結晶の開
始から完了までの途中段階の状態にあるために
は、2次再結晶進行温度幅である100℃以内にス
トリツプコイル内の温度差を制御する必要がある
からである。 次に本発明においてストリツプコイルの最冷点
が850〜1100℃の温度範囲にある間の少なくとも
1時期はストリツプコイルの最熱点の昇温速度を
13℃/hr以下とすると規定した理由について説明
する。ストリツプコイルの最冷点が850℃未満の
温度でのストリツプコイル最熱点の昇温速度は最
冷点が2次再結晶開始温度(960℃程度)の時点
でのコイル内の温度差に大きな影響を与えず、ス
トリツプコイルの最冷点が1100℃超の時点ではス
トリツプコイル内での2次再結晶がほぼ完了して
いるため、ストリツプコイル内の昇温速度のコン
トロールは最冷点が850〜1100℃の温度範囲で行
なう必要があり、850℃未満、1100℃超では効果
がないためである。また、第2図より最熱点の昇
温速度が13℃/hr以下でコイルの最冷点が960℃
になつた時点でのコイル内の温度差が100℃以下
となることからストリツプコイルの最冷点が850
〜1100℃の温度範囲にある間の少なくとも1時期
ストリツプコイルの最熱点の昇温速度を13℃/hr
とすると規定した。 最終仕上焼鈍を行なうに際し、焼鈍雰囲気中の
N2分圧を増加させる温度、焼鈍開始からの時間
については特に限定するものではなく、2次再結
晶が開始していればよい。好ましくは、2次再結
晶の開始初期段階で焼鈍雰囲気中のN2分圧を増
加させるとより効果的である。N2分圧の増加量
については特に限定しないが、好ましくは25%以
上増加させることにより効果的である。 本発明において、最終仕上焼鈍の焼鈍雰囲気変
更時におけるストリツプコイル内の温度差を100
℃以内と規定しているが、最終冷間圧延、脱炭焼
鈍、焼鈍分離剤の塗布後最終仕上焼鈍を行なうに
際し、AlNをインヒビターとして機能させない
一方向性電磁鋼板等本発明の現象が生じ難い鋼板
とAlNを主たるインヒビターとして機能させる
一方向性電磁鋼板を1つのコイルに巻いて本発明
の技術を用い製造する場合には、AlNを主たる
インヒビターとして機能させる鋼板の部分の温度
差を焼鈍雰囲気変更時に100℃以下に制御する必
要がある。また本発明において、最終仕上焼鈍を
行なうに際し、昇温過程におけるストリツプコイ
ルの最冷点が850〜1100℃の温度域にある間の少
なくとも1時期、ストリツプコイルの最熱点の昇
温速度を13℃/hr以下と規定しているが、上記の
如く、AlNを主たるインヒビターとして機能さ
せる鋼板と本発明の現象が生じ難い鋼板とを1つ
のコイル状として最終仕上焼鈍を行なう場合には
AlNを主たるインヒビターとして機能させる鋼
板部分の最冷点が850〜1100℃の温度域にある間
の少なくとも一時期、AlNを主たるインヒビタ
ーとして機能させる部分の最熱点の昇温速度を13
℃/hr以下に制御する必要がある。 上記の如く、最終仕上焼鈍を行なうに際し
AlNを主たるインヒビターとして機能させる鋼
板と本発明の現象が生じ難い鋼板を1つのコイル
状として本発明の技術を用いることはコイルの重
量を増し生産性を上げるという利点の他に、
AlNを主たるインヒビターとして機能させる鋼
板部分をコイル内の均熱性のよい箇所に配置でき
るという利点がある。 本発明の特徴は、2次再結晶の開始から完了ま
での途中段階で行うと効果のある金属学的現象と
その効果領域を広げるためのストリツプコイル温
度制御を組み合わせたところにある。昇温速度を
下げることによる問題点である2次再結晶の不安
定化は、2次再結晶の開始から完了までの途中段
階で焼鈍雰囲気中のN2分圧を高めることによつ
て軽減される。 最終仕上焼鈍後ひ鋼板に張力を付加するコーテ
イングを行なうと鉄損特性が一層向上する。本発
明によつて製造された製品は極めて磁束密度が高
いため、レーザー等を用いた磁区制御を行なうと
極めて鉄損特性の優れた製品となる。 以下実施例について述べる。 実施例 1 Si:3.25%、C:0.078%、酸可溶性Al:0.027
%、N:0.0079%、Mn:0.075%、S:0.025%、
Sn:0.10%を含む板厚2.3mmの熱延板を1100℃2
分間の焼鈍後0.225mmの最終厚みまで冷間圧延し、
ついで脱炭焼鈍し、引き続きMgOを主成分とす
る焼鈍分離剤を塗布し、(1)1200℃まで25℃/hrで
昇温後1200℃で20時間焼鈍、(2)1200℃まで10℃/
hrで昇温後1200℃で20時間焼鈍、(3)850℃まで25
℃/hrで昇温、850℃から1100℃まで10℃/hrで
昇温、1100℃から1200℃まで25℃/hrで昇温後
1200℃で20時間焼鈍、なるバツチ炉昇温条件での
5TONコイル内の最冷点と最熱点の熱履歴を計算
機シミユレーシヨンで求めた。そして求めた熱履
歴と同じ条件で実験を行なつた。 雰囲気ガスの条件は(a)昇温過程最冷点1100℃ま
で75%H2+25%N2で処理、(b)昇温過程最冷点
980℃まで75%H2+25%N2で処理し、最冷点980
℃から1100℃まで10%H2+90%N2で処理、の2
水準とし最冷点が1100℃になつた時点で100%H2
として焼鈍を行なつた。いずれの条件でも980℃
では2次再結晶が開始から完了までの途中段階で
あり、また(2)、(3)の条件では最冷点が850〜1100
℃の温度範囲の少なくとも一時期に、最熱点の昇
温速度が13℃/hr以下であつた。処理条件と製品
の磁束密度を第1表に示す。
【表】 実施例 2 Si:3.25%、C:0.077%、酸可溶性Al:0.028
%、N:0.0079%、Mn:0.074%、S:0.025%、
Sn:0.13%、Cu:0.06%を含む板厚2.3mmの熱延
板を1120℃に30秒保持し、引き続き900℃に1分
間保持した後急冷し、0.225mmの最終厚みまで冷
間圧延し、ついで脱炭焼鈍し、引き続きMgOを
主成分とする焼鈍分離剤を塗布し、(1)1200℃まで
20℃/hrで昇温後1200℃で20時間焼鈍、(2)1200℃
まで10℃/hrで昇温後1200℃で20時間焼鈍、(3)
900℃まで20℃/hrで昇温、900℃から1100℃まで
5℃/hrで昇温、1100℃から1200℃まで20℃/hr
で昇温後1200℃で20時間焼鈍、なるバツチ炉昇温
条件での5TONコイル内の最冷点と最熱点の熱履
歴を計算機シミユレーシヨンで求めた。そして求
めた熱履歴と同じ条件で実験を行なつた。 雰囲気ガスの条件は、(a)昇温過程最冷点1100℃
まで85%H2+15%N2で処理、(b)昇温過程最冷点
970℃まで85%H2+15%N2で処理し、最冷点970
℃から1100℃まで25%H2+75%N2で処理、の2
水準とし、最冷点が1100℃になつた時点で、100
%H2として焼鈍を行なつた。いずれの条件でも
970℃では2次再結晶が開始から完了までの途中
段階であり、また(2)、(3)の条件では最冷点が850
〜1100℃の温度範囲の少なくとも一時期最熱点の
昇温速度が13℃/hr以下であつた。処理条件と製
品の磁束密度を第2表に示す。
【表】 実施例 3 Si:3.30%、C:0.078%、酸可溶性Al:0.027
%、N:0.0083%、Mn:0.075%、S:0.026%、
Sn:0.11%、Cu:0.06%を含む板厚2.3mmの熱延
板を1120℃に30秒保持し、引き続き900℃に1分
間保持した後急冷し、0.225mmの最終厚みまで冷
間圧延し、ついで脱炭焼鈍し、引き続きMgOを
主成分とする焼鈍分離剤を塗布し、(1)1200℃まで
20℃/hrで昇温後1200℃で20時間焼鈍、(2)1050℃
まで20℃/hrで昇温し、1050℃で20時間焼鈍し、
引き続き1200℃まで20℃/hrで昇温後1200℃で20
時間焼鈍、なるバツチ炉昇温条件での5TONコイ
ル内の最冷点と最熱点の熱履歴を計算機シミユレ
ーシヨンで求めた。そして求めた熱履歴と同じ条
件で実験を行なつた。 雰囲気ガスの条件は、(a)昇温過程最冷点1100℃
まで75%H2+25%N2で処理、(b)昇温過程最冷点
970℃まで75%H2+25%N2で処理し、最冷点970
℃から1100℃まで10%H2+90%N2で処理、の2
水準とし、最冷点が1100℃になつた時点で100%
H2として焼鈍を行なつた。いずれの条件でも970
℃では2次再結晶が開始から完了までの途中段階
であり、また(2)の条件では最冷点が850〜1100℃
の温度範囲の少なくとも1時期最熱点の昇温速度
が13℃/hr以下であつた。処理条件と製品の磁束
密度を第3表に示す。
【表】 実施例 4 Si:3.25%、C:0.075%、酸可溶性Al:0.028
%、N:0.0082%、Mn:0.074%、S:0.024%、
Sn:0.12%、Cu:0.06%を含む板厚2.3mmの熱延
板を1100℃で2分間の焼鈍後に、0.225mmの最終
厚みまで冷間圧延し、ついで脱炭焼鈍し、引き続
きMgOを主成分とする焼鈍分離剤を塗布し、(1)
1200℃まで20℃/hrで昇温後1200℃で20時間焼
鈍、(2)800℃まで20℃/hrで昇温、800℃から1100
℃まで5℃/hrで昇温、1100℃から1200℃まで20
℃/hrで昇温後1200℃で20時間焼鈍、なるバツチ
炉昇温条件での10TONコイル圧延方向中央部
5TONの部分の最冷点と最熱点の熱履歴を計算機
シミユレーシヨンで求めた。そして求めた熱履歴
と同じ条件で実験を行なつた。なお内巻部
2.5ton、外巻部2.5tonは0.35mm厚の脱炭板が焼鈍
分離剤を塗布され巻かれているという条件で計算
を行なつた。 雰囲気ガスの条件は、(a)昇温過程中央部最冷点
1100℃まで75%H2+25%N2で処理、(b)昇温過程
中央部最冷点970℃まで75%H2+25%N2で処理
し、中央部最冷点970℃から1100℃まで10%H2
90%N2で処理、の2水準とし、中央部最冷点が
1100℃になつた時点で100%H2として焼鈍を行な
つた。いずれの条件でも970℃では2次再結晶が
開始から完了までの途中段階であり、また(2)の条
件では中央部最冷点が850〜1100℃の温度範囲で
少なくとも一時期中央部最熱点の昇温速度が13
℃/hr以下であつた。処理条件と製品の磁束密度
を第4表に示す。
【表】 (発明の効果) 以上のとおり、本発明によれば最終仕上焼鈍工
程において、ストリツプコイルの温度を制御し、
2次再結晶の開始から完了までの途中段階で焼鈍
雰囲気中のN2分圧を増加させることによつて極
めて磁束密度の高い一方向性電磁鋼板を安定して
製造することができるので、その工業的効果は大
きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は温度と2次再結晶挙動との関係図であ
り、第2図は最終仕上焼鈍の昇温速度(コイル最
熱点)と最冷点が960℃である時点でのコイル内
温度差との関係図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 AlNを主たるインヒビターとして機能させ
    る一方向性電磁鋼板の製造方法であつて、最終板
    厚へ冷間圧延されたストリツプに脱炭焼鈍を施
    し、焼鈍分離剤を塗布した後最終仕上焼鈍を行な
    うに際し、2次再結晶の開始から完了までの途中
    段階で、焼鈍雰囲気中のN2分圧を増加せしめる
    とともに、焼鈍雰囲気変更時におけるストリツプ
    コイル内の温度差を100℃以内に制御することを
    特徴とする磁束密度の極めて高い一方向性電磁鋼
    板の製造方法。 2 AlNを主たるインヒビターとして機能させ
    る一方向性電磁鋼板の製造方法であつて、最終板
    厚へ冷間圧延されたストリツプに脱炭焼鈍を施
    し、焼鈍分離剤を塗布した後最終仕上焼鈍を行な
    うに際し、2次再結晶の開始から完了までの途中
    段階で、焼鈍雰囲気中のN2分圧を増加せしめる
    とともに、昇温過程におけるストリツプコイルの
    最冷点が850〜1100℃の温度域にある間の少なく
    とも一時期、ストリツプコイルの最熱点の昇温速
    度を13℃/h以下に制御することを特徴とする磁
    束密度の極めて高い一方向性電磁鋼板の製造方
    法。
JP62232356A 1987-09-18 1987-09-18 Production of grain oriented electrical steel sheet having extremely high magnetic flux density Granted JPS6475627A (en)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62232356A JPS6475627A (en) 1987-09-18 1987-09-18 Production of grain oriented electrical steel sheet having extremely high magnetic flux density
EP88115115A EP0307905B1 (en) 1987-09-18 1988-09-15 Method for producing grainoriented electrical steel sheet with very high magnetic flux density
DE3886485T DE3886485T2 (de) 1987-09-18 1988-09-15 Verfahren zur Herstellung von kornorientierten Elektrostahlblechen mit sehr hoher magnetischer Flussdichte.
US07/245,828 US4888066A (en) 1987-09-18 1988-09-16 Method for producing grain-oriented electrical steel sheet with very high magnetic flux density

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62232356A JPS6475627A (en) 1987-09-18 1987-09-18 Production of grain oriented electrical steel sheet having extremely high magnetic flux density

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6475627A JPS6475627A (en) 1989-03-22
JPH0567683B2 true JPH0567683B2 (ja) 1993-09-27

Family

ID=16937925

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62232356A Granted JPS6475627A (en) 1987-09-18 1987-09-18 Production of grain oriented electrical steel sheet having extremely high magnetic flux density

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4888066A (ja)
EP (1) EP0307905B1 (ja)
JP (1) JPS6475627A (ja)
DE (1) DE3886485T2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5759293A (en) * 1989-01-07 1998-06-02 Nippon Steel Corporation Decarburization-annealed steel strip as an intermediate material for grain-oriented electrical steel strip
EP0390142B2 (en) * 1989-03-30 1999-04-28 Nippon Steel Corporation Process for producing grain-oriented electrical steel sheet having high magnetic flux density
US5186762A (en) * 1989-03-30 1993-02-16 Nippon Steel Corporation Process for producing grain-oriented electrical steel sheet having high magnetic flux density
US5215603A (en) * 1989-04-05 1993-06-01 Nippon Steel Corporation Method of primary recrystallization annealing grain-oriented electrical steel strip
JPH07122096B2 (ja) * 1990-11-07 1995-12-25 新日本製鐵株式会社 磁気特性、皮膜特性ともに優れた一方向性電磁鋼板の製造方法
US5318639A (en) * 1991-10-01 1994-06-07 Kawasaki Steel Corporation Method of manufacturing grain oriented silicon steel sheets
DE19628136C1 (de) * 1996-07-12 1997-04-24 Thyssen Stahl Ag Verfahren zur Herstellung von kornorientiertem Elektroblech
CN100475982C (zh) * 2002-05-08 2009-04-08 Ak钢铁资产公司 非取向电工钢带的连铸方法
US20050000596A1 (en) * 2003-05-14 2005-01-06 Ak Properties Inc. Method for production of non-oriented electrical steel strip
CN102257173B (zh) * 2008-12-16 2013-12-04 新日铁住金株式会社 方向性电磁钢板及其制造方法
CN102803521B (zh) * 2010-03-17 2014-04-02 新日铁住金株式会社 方向性电磁钢板的制造方法
EP4394057A1 (en) * 2021-10-29 2024-07-03 JFE Steel Corporation Production method for grain-oriented electrical steel sheet

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6283421A (ja) * 1985-10-04 1987-04-16 Sumitomo Metal Ind Ltd 方向性電磁鋼板の製造方法
JPS62222024A (ja) * 1986-03-22 1987-09-30 Nippon Steel Corp 磁束密度の極めて高い一方向性電磁鋼板の製造方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1252220B (ja) * 1963-04-05 1968-04-25
US4123298A (en) * 1977-01-14 1978-10-31 Armco Steel Corporation Post decarburization anneal for cube-on-edge oriented silicon steel
JPS5440227A (en) * 1977-09-07 1979-03-29 Nippon Steel Corp Manufacture of oriented silicon steel sheet with very high magnetic flux density
JPS5933170B2 (ja) * 1978-10-02 1984-08-14 新日本製鐵株式会社 磁束密度の極めて高い、含Al一方向性珪素鋼板の製造法
JPS607018B2 (ja) * 1979-08-27 1985-02-21 財団法人電気磁気材料研究所 減衰能が大きなアルミニウム基吸振合金およびその製造方法
US4473416A (en) * 1982-07-08 1984-09-25 Nippon Steel Corporation Process for producing aluminum-bearing grain-oriented silicon steel strip
JPS62270724A (ja) * 1986-05-20 1987-11-25 Nippon Steel Corp 高磁束密度一方向性電磁鋼板の製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6283421A (ja) * 1985-10-04 1987-04-16 Sumitomo Metal Ind Ltd 方向性電磁鋼板の製造方法
JPS62222024A (ja) * 1986-03-22 1987-09-30 Nippon Steel Corp 磁束密度の極めて高い一方向性電磁鋼板の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0307905B1 (en) 1993-12-22
EP0307905A3 (en) 1989-10-18
EP0307905A2 (en) 1989-03-22
JPS6475627A (en) 1989-03-22
DE3886485D1 (de) 1994-02-03
DE3886485T2 (de) 1994-07-07
US4888066A (en) 1989-12-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2983128B2 (ja) 極めて低い鉄損をもつ一方向性電磁鋼板の製造方法
WO2014013615A1 (ja) 方向性電磁鋼板の製造方法
JPH09118964A (ja) 高い体積抵抗率を有する粒子方向性珪素鋼およびその製造法
JP5757693B2 (ja) 低鉄損一方向性電磁鋼板の製造方法
JPH0567683B2 (ja)
JPH02182866A (ja) 磁気特性の優れた一方向性電磁鋼板の製造方法
JP3323052B2 (ja) 方向性電磁鋼板の製造方法
JPH08269571A (ja) 一方向性電磁鋼帯の製造方法
JP3065853B2 (ja) 磁気特性の優れた一方向性電磁鋼板の安定製造方法
JPH08100216A (ja) 磁気特性に優れる一方向性珪素鋼板の製造方法
JP3056970B2 (ja) 磁気特性が優れた一方向性電磁鋼板の製造方法
JPS5945730B2 (ja) 高磁束密度一方向性珪素鋼板の熱延方法
JP2659655B2 (ja) 磁気特性の優れた厚い板厚の方向性電磁鋼板
JP2709549B2 (ja) 磁気特性の優れた一方向性電磁鋼板の製造方法
JP3498978B2 (ja) 極めて低い鉄損をもつ一方向性電磁鋼板の製造方法
JP2521586B2 (ja) 磁気特性の優れた一方向性電磁鋼板の製造方法
JP3061515B2 (ja) 極めて低い鉄損をもつ一方向性電磁鋼板の製造方法
JPH06192736A (ja) 磁気特性の優れた方向性けい素鋼板の製造方法
JPS6296615A (ja) 熱間圧延での耳割れが少なく磁気特性の優れた一方向性電磁鋼板の製造方法
JPH0432127B2 (ja)
JPS6256205B2 (ja)
JPH10183249A (ja) 磁気特性の優れた方向性電磁鋼板の製造方法
JP2562254B2 (ja) 薄手高磁束密度一方向性電磁鋼板の製造方法
WO2024154772A1 (ja) 方向性電磁鋼板の製造方法
JP3287488B2 (ja) 磁気特性の優れた一方向性電磁鋼板の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term