JPH0567365U - 霧化器 - Google Patents

霧化器

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JPH0567365U
JPH0567365U JP652792U JP652792U JPH0567365U JP H0567365 U JPH0567365 U JP H0567365U JP 652792 U JP652792 U JP 652792U JP 652792 U JP652792 U JP 652792U JP H0567365 U JPH0567365 U JP H0567365U
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JP
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bottle
chamber
atomizer
outside air
air
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Application number
JP652792U
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English (en)
Inventor
茂 井上
真衛 柴崎
Original Assignee
株式会社エー・アンド・デイ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 霧化室の形成されたボトルの有効な冷却を行
い得る霧化器の提供。 【構成】 霧化器本体内部に、底部に超音波摺動子22
が配置され、上方に開口する霧化室11を持つボトル2
0と、前記ボトル20底部を取り囲む冷却室30と、エ
アフィルター34aを介して取り込んだ外気を霧化室に
供給する送風ダクトとを備えた霧化器において、冷却室
30に、吸気口34から外気を取り込むための駆動ファ
ン32を設け、吸気口34から取り込まれた外気によっ
てボトル底部を冷却し、冷却に共された外気の一部をフ
ァン32近傍に設けた排気口35aから排出するととも
に、前記送風ダクト37を介して霧化室11に導くよう
にした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、超音波振動により液体を霧状にする霧化器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8はこの種の従来技術を示しており、符号1は霧化器本体で、本体1内には 、振動子4が設けられた超音波作用槽3と、霧化水の収容される霧化槽5とが一 体化されたボトル2が形成されている。超音波作用槽3内には水が収容されて、 ダイヤグラム6を介して霧化槽5に連結され、超音波振動によって霧化槽5内の 霧化水が霧となる。水の空気飽和溶解度は水温に反比例するため、水温が上昇す ると水中に溶けていた気体が気泡となって発生しこれがダイヤフラム6の下面に 溜り、霧化に悪影響を及ぼす、即ち霧化効率の低下を招く。またさらに温度が上 昇すると、超音波作用槽3内の水に溶けていた気体が気化し、ダイヤフラム6の 密閉装着されている超音波作用槽3の破裂を招くおそれがある。このため霧化器 本体1の底部には、ボトル2を取り囲んで冷却室7が形成され、吸気口7aから 自然吸気が入り込んでボトル2を冷却し、前記したような問題が生じないように 工夫されている。またファン7bの回転駆動によって他の吸気口7cから取り込 まれた外気が送風ダクト8を介して流入口5aから霧化槽5に導かれ、霧化槽5 で発生した霧を送出して前方のノズル9から外部に吐出する。
【0003】
【考案の解決しようとする課題】
しかし前記した従来の霧化器では、ボトル2が自然冷却される構造であるため 、ボトル2を十分に冷却できず、長期の継続使用時には高い霧化効率を維持でき ないという問題があった。 本考案は前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的は霧化室の形 成されたボトルの有効な冷却を行い得る霧化器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 前記目的を達成するために、本考案に係る霧化器においては、 霧化器本体内部に、 底部に超音波振動子が配置され、上方に開口する霧化室を持つボトルと、 前記ボトル底部を取り囲む冷却室と、 外気を霧化室に供給する送風ダクトとを備えた霧化器において、 前記冷却室に、吸気口から外気を取り込むための駆動ファンを設け、吸気口か ら取り込まれた外気によってボトル底部を冷却し、冷却に共された外気の一部を ファン近傍に設けた排気口から排出するとともに、前記送風ダクトを介して霧化 室に導くようにしたものである。
【0005】
【作用】
ファンの駆動により吸気口から取り込んだ外気によりボトル底部を冷却するの でボトルの冷却効果に優れている。またボトルの冷却に共された外気の一部が霧 化室に導かれて霧を送出する。即ちファンはボトル冷却用の外気を取り込むとと もに、霧の送出用の空気を送り出す双方の働きをする。
【0006】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1〜図7は本考案の一実施例を示し、図1は霧化器の斜視図、図2は同霧化 器の縦断面図、図3は同霧化器の分解縦断面図、図4は同霧化器の横断面図(図 2に示す線IV−IVに沿う断面図)、図5は同霧化器の水平断面図(図2に示す線 V−Vに沿う断面図)、図6は冷却室周辺の斜視図、図7はノズルの斜視図であ る。
【0007】 これらの図において、符号10は霧化器本体、符号40は本体10の上部に組 付け一体化された上蓋で、図3に示されるように、掛止孔40aとフック40b からなる掛止係止手段によって本体10に組付られている。符号11は霧化器本 体10の内部に形成され、超音波振動によって霧が発生する霧化室で、霧化室1 1の下方には、内部に連動液である脱イオン水が収容されたボトル20が接続一 体化されている。ボトル20の底部には超音波振動子22が設けられ、ボトル2 0と霧化室11間には、薄厚のダイヤフラム12が介装されてボトル20内が密 閉状態とされており、超音波振動子22の振動がボトル20内の水を介して霧化 室11内の被霧化水に伝播されるようになっている。ダイヤフラム12はボトル 20の開口部と霧化室形成壁下端部間の接続部にゴムパッキンを介して密着され てボルト20内を密封する構造となっており、ボトル20内の水が霧化して水位 が低下するおそれがなく、ボトル20内に雑菌等が繁殖するという衛生上の問題 もない。
【0008】 霧化室11の上方には、上蓋40に組付け一体化された透明ドーム41が配置 されており、透明ドーム41を通して霧化室11内の霧の発生具合を観察するこ とができる。透明ドーム41の内側には、円筒状に延びる霧拡散防止壁44が形 成されており、霧化室11に流入する気流を旋回させて霧化室11内において霧 が拡散しない構造となっている。即ち後述する送風ダクト37を介して導かれ、 送気誘導路42から霧化室11内に流入する空気は、霧拡散防止壁44の外側に 沿って流入し、渦巻状に旋回しながら霧化室11内の霧を前方の水平通路45に 送出するようになっている。
【0009】 霧化室11前方の水平通路45内にはヒータ46が設けられており、霧はこの ヒータ46によって温められてノズル50に導かれる。ヒータ46は、図2に示 されるように、エアー送出方向(図4紙面垂直方向)に長い上方に突出した一対 の隔壁47,47からなり、空気流れに対する抵抗とならず、かつ霧との接触面 積が大きくとれる形状に形成されて、エネルギー損失を少なくかつ熱効率を良好 とする構造となっている。この水平通路46から前方に導かれた霧は、ノズル5 0を介してノズルの前方開口端である吐出口50bから吐出される。
【0010】 ノズル50の後端部には、図5,7に示すように、左右外方に延びるパイプ状 水平支軸52が突出形成されており、この水平支軸52が霧化器本体10側の円 弧状係合凹部54に係合して回転可能となっている。また水平支軸52には鍔5 3が周設され、係合凹部54には鍔53に係合する凹条55が周設され、これら 53,54が係合することによって係合部の面積が大きくされている。ノズル5 0は上蓋40内に組み込まれており、上蓋40を霧化器本体10に組付けること によって、水平支軸52が霧化器本体10の係合凹部54に挟持されるので、水 平支軸52は周方向所定位置に留めおくことができる。即ちノズル50の傾斜具 合(霧の吐出方向)を自由に調整することができる。
【0011】 水平通路45側からノズル50への空気流入口50aは、水平通路45から上 方に立ち上がる半円柱状の分岐垂直通路47内に開口するパイプ状水平支軸52 によって形成されており、ノズル50を傾動しても空気流入口50aの開口面積 (水平支軸の垂直分岐通路47における開口状態)が不変で、常にノズル50へ の一定の流入量が確保されている。また水平支軸52からノズル50内に流入す る気流は、ノズル後端部巾方向中央に形成されている内側前方に突出する平面形 状三角型の気流ガイド56によって吐出口50bに向けられるので、左右反対方 向から対向して流入する気流は互いに衝突しあうことがなく、エネルギー損失の 少ない構造となっている。
【0012】 容器本体10の底部には、ボトル20を囲む冷却室30が形成されている。冷 却室30にはモータ31により駆動するファン32が設けられ、容器本体10の 側壁に設けられた吸気口34からエアフィルター34aを介して取り込まれた外 気によってボトル20の底部が冷却され、ボトル20内の脱イオン水の昇温に伴 う気体の発生及び超音波振動子22の発熱を抑えて霧化効率が低下しない構造と なっている。冷却室30の内側には排気室35が設けられ、ファン32によって 冷却室上方の空気通路30a,30bから排気室35に送り出された外気の一部 は排気室35の底面に設けられた排気口35aから容器本体10の下方に排出さ れる。また冷却室30に隣接して、図4,7に示されるように、真っ直上方に延 びる送風ダクト37の入口37aが開口する水受室38が形成され、冷却室30 においてボトル20の冷却に共された外気の一部はこの送風ダクト37及び、送 風ダクト37に連通する送気誘導路42を経て流入口11aから霧化室11に導 かれて、霧化室11で発生した霧を送出する。即ち1個のファン32によって取 り込まれた外気はボトル20の冷却と霧の送出の双方に利用されるのである。
【0013】 水受室38は防水板39a(図2,4,7参照)によって冷却室30と画成さ れるとともに、水受室38には水抜孔39bが設けられて、エアダクト37を介 して水受室38に浸入した水を排出できるようになっている。即ち上蓋40を外 した状態では、エアダクト37の上方開口部37bが霧化室11に隣接して設け られ、霧化室11に霧化水を入れる際に誤ってエアダクト37に入れてしまう場 合がある。冷却室30にはファン32を駆動するためのモータ31が、また冷却 室30の近傍にはプリント配線板Bその他の電装品が収容配置されており、これ らの領域に水が浸入することは錆の発生や故障につながるおそれがあり好ましい ことではない。そこで水受室38内に浸入した水は防水板39aによって冷却室 30等に浸入できず、しかも水抜孔38bから外部に排出される構造となってい る。
【0014】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案に係る霧化器によれば、ファンの駆動 により吸気口から取り込んだ外気によりボトル底部を冷却するのでボトルの冷却 効果に優れ、長期継続使用時においても高い霧化効率を維持できる。またボトル の冷却に共された外気の一部を霧化室に導き、霧の送出に利用している。即ち1 個のファンによってボトル冷却用の外気を取り込むとともに、霧送出用の空気流 を形成しており、それぞれ別個のファンを設ける場合に比べて消費電力が安く済 む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である霧化器の斜視図
【図2】同霧化器の縦断面図
【図3】同霧化器の分解縦断面図
【図4】同霧化器の横断面図(図2に示す線IV−IVに沿
う断面図)
【図5】同霧化器の水平断面図(図2に示す線V−Vに
沿う断面図)
【図6】冷却室周辺の斜視図
【図7】ノズルの斜視図
【図8】従来の霧化器の断面図
【符号の説明】
10 霧化器本体 11 霧化室 20 ボトル 22 超音波振動子 30 冷却室 32 ファン 34 吸気口 35a 排気口 37 送風ダクト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 霧化器本体内部に、 底部に超音波振動子が配置され、上方に開口する霧化室
    を持つボトルと、 前記ボトル底部を取り囲む冷却室と、 外気を霧化室に供給する送風ダクトとを備えた霧化器に
    おいて、 前記冷却室には吸気口から外気を取り込むための駆動フ
    ァンが設けられており、吸気口から取り込まれた外気に
    よってボトル底部が冷却され、冷却に共された外気の一
    部がファン近傍に設けられた排気口から排出されるとと
    もに、前記送風ダクトを介して霧化室に導かれることを
    特徴とする霧化器。
JP652792U 1992-02-18 1992-02-18 霧化器 Withdrawn JPH0567365U (ja)

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JP652792U JPH0567365U (ja) 1992-02-18 1992-02-18 霧化器

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006142119A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Konishi Seiko Kk 携帯用超音波霧化装置
JP2016034610A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 株式会社シーメイダ 霧化溶剤吐出装置
CN106861962A (zh) * 2017-04-11 2017-06-20 苏州雾联医疗科技有限公司 一种可调节的雾化杯

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CN106861962B (zh) * 2017-04-11 2022-09-06 苏州雾联医疗科技有限公司 一种可调节的雾化杯

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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 19960606