JP2557887Y2 - 霧化器 - Google Patents

霧化器

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JP2557887Y2
JP2557887Y2 JP652592U JP652592U JP2557887Y2 JP 2557887 Y2 JP2557887 Y2 JP 2557887Y2 JP 652592 U JP652592 U JP 652592U JP 652592 U JP652592 U JP 652592U JP 2557887 Y2 JP2557887 Y2 JP 2557887Y2
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茂 井上
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は超音波波振動により液体
を霧状にする霧化室を備え、霧化室において発生させた
霧を霧化室に流入させた気流によってノズルから吐出さ
せる霧化器に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の霧化器を示すもので、超音
波振動子2を備えた超音波作用槽1の上に、ダイヤフラ
ム4を介して霧化槽3が形成されている。振動子2の振
動は超音波作用槽1内の水を介して霧化槽3内の水に伝
播されて霧が発生する。霧化槽3には、ファン5により
吸気口6を介して矢印Aに示されるように取り込まれた
外気が、エアダクト7,図示しない水平通路および流入
口8から矢印Bに示すように導入されており、霧化槽3
において発生した霧はこの空気流Bによって水平通路9
に送出され、さらに前方のノズル9aから吐出される。
【0003】
【考案の解決しようとする課題】しかし、前記した従来
技術では、霧化槽3内において、流入(矢印B参照)し
た空気によって中央部から外側下方に向かう対流(矢印
C参照)が生じ、霧が拡散されて水平通路9にスムーズ
に導かれず、ノズル9aから吐出される霧の濃度にムラ
が生じるという問題があった。
【0004】本考案は前記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的は霧化室において発生した霧が気
流と均一に撹拌されるとともに、ノズルからスムーズに
しかも均一な濃度で吐出できる霧化器を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案に係る霧化器においては、下端部に超音波振
動子が設けられ、内部に被霧化水が収容された霧化室に
おいて発生した霧が、霧化室に流入した気流によって送
出されてノズルから吐出する霧化器において、霧化室上
方に透明な覗き窓を形成し、この覗き窓に、霧化室内に
流入する気流を旋回させる円筒型の気流ガイドを突出形
成するようにしたものである。
【0006】
【作用】気流は円筒型の気流ガイドに案内され旋回流と
なって霧化室に流入し、霧化室内において渦巻状の流れ
となって霧を撹拌し均一に分散させる。そして霧が均一
に分散された状態の気流は旋回しながらノズルに向かっ
てスムーズに導入される。
【0007】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図7は本考案の一実施例を示し、図1は霧
化器の斜視図、図2は同霧化器の縦断面図、図3は同霧
化器の分解縦断面図、図4は同霧化器の横断面図(図2
に示す線IV−IVに沿う断面図)、図5は同霧化器の水平
断面図(図2に示す線V−Vに沿う断面図)、図6は冷
却室周辺の斜視図、図7はノズルの斜視図である。
【0008】これらの図において、符号10は霧化器本
体、符号40は本体10の上部に組付け一体化された上
蓋で、図3に示されるように、掛止孔40aとフック4
0bからなる掛止係止手段によって本体10に組付られ
ている。符号11は霧化器本体10の内部に形成され、
超音波振動によって霧が発生する霧化室で、霧化室11
の下方には、内部に連動液である脱イオン水が収容され
たボトル20が接続一体化されている。ボトル20の底
部には超音波振動子22が設けられ、ボトル20と霧化
室11間には、薄厚のダイヤフラム12が介装されてボ
トル20内が密閉状態とされており、超音波振動子22
の振動がボトル20内の水を介して霧化室11内の被霧
化水に伝播されるようになっている。ダイヤフラム12
はボトル20の開口部と霧化室形成壁下端部間の接続部
にゴムパッキンを介して密着されてボルト20内を密封
する構造となっており、ボトル20内の水が霧化して水
位が低下するおそれがなく、ボトル20内に雑菌等が繁
殖するという衛生上の問題もない。
【0009】霧化室11の上方には、上蓋40に組付け
一体化された透明ドーム41が配置されており、透明ド
ーム41を通して霧化室11内の霧の発生具合を観察す
ることができる。透明ドーム41の内側には、円筒状に
下方に延びる霧拡散防止壁44が形成されており、空気
流入口11a(図5参照)から霧化室11に流入する気
流を旋回させて霧化室11内において霧が拡散しない構
造となっている。即ち後述するエアダクト37を介して
導かれ、送気誘導路42から霧化室11内に流入する空
気は、霧拡散防止壁44の外側に沿って流入し、渦巻状
に旋回しながら霧化室11内に流入する。このため霧化
室11内では渦巻状の空気の流れが生じ、霧を拡散させ
ることなく効率よく撹拌して分散させる。そして均一に
霧が分散された状態の気流は前方の水平通路45に導か
れる。
【0010】霧化室11前方の水平通路45内にはヒー
タ46が設けられており、霧はこのヒータ46によって
温められてノズル50に導かれる。ヒータ46は、図2
に示されるように、エアー送出方向(図4紙面垂直方
向)に長い上方に突出した一対の隔壁47,47からな
り、空気流れに対する抵抗とならず、かつ霧との接触面
積が大きくとれる形状に形成されて、エネルギー損失を
少なくかつ熱効率を良好とする構造となっている。この
水平通路46から前方に導かれた霧は、ノズル50を介
してノズルの前方開口端である吐出口50bから吐出さ
れる。
【0011】ノズル50の後端部には、図5,6に示す
ように、左右外方に延びるパイプ状水平支軸52が突出
形成されており、この水平支軸52が霧化器本体10側
の円弧状係合凹部54に係合して回転可能となってい
る。また水平支軸52には鍔53が周設され、係合凹部
54には鍔53に係合する凹条55が周設され、これら
53,54が係合することによって係合部の面積が大き
くされている。ノズル50は上蓋40内に組み込まれて
おり、上蓋40を霧化器本体10に組付けることによっ
て、水平支軸52が霧化器本体10の係合凹部54に挟
持されるので、水平支軸52は周方向所定位置に留めお
くことができる。即ちノズル50の傾斜具合(霧の吐出
方向)を自由に調整することができる。
【0012】水平通路45側からノズル50への空気流
入口50aは、水平通路45から上方に立ち上がる半円
柱状の分岐垂直通路47内に開口する水平支軸52によ
って形成されており、ノズル50を傾動しても空気流入
口50aの開口面積(水平支軸の垂直分岐通路47にお
ける開口状態)が不変で、常にノズル50への一定の流
入量が確保されている。また水平支軸52からノズル5
0内に流入する気流は、ノズル後端部巾方向中央に形成
されている平面形状三角型の気流ガイド56によってノ
ズル吐出口50bに向けられるので、左右反対方向から
流入する気流は互いに衝突しあうことがなく、エネルギ
ー損失の少ない構造となっている。
【0013】容器本体10の底部には、ボトル20を囲
む冷却室30が形成されている。冷却室30にはモータ
31により駆動するファン32が設けられ、容器本体1
0の側壁に設けられた吸気口34からエアフィルター3
4aを介して取り込まれた外気によってボトル20の底
部が冷却され、超音波振動子22及びボトル20内の水
の温度上昇を抑えて霧化効率の低下を抑制している。冷
却室30の内側には排気室35が設けられ、ファン32
によって冷却室上方の空気通路30a,30bから排気
室35に送り出された外気の一部は、排気室35の底面
に設けられた排気口35aから容器本体10の下方に排
出される。また冷却室30に隣接して、図4,7に示さ
れるように、真っ直上方に延びる送風ダクト37の入口
37aが開口する水受室38が形成され、この水受室3
8は防水板39a(図2,4,7参照)によって冷却室
30と分離画成されるとともに、水受室38には水抜孔
39bが設けられて、送風ダクト37を介して水受室3
8に浸入した水を排出できるようになっている。即ち上
蓋40を外した状態では、送風ダクト37の上方開口部
37bが霧化室11に隣接して設けられ、霧化室11に
霧化水を入れる際に誤って送風ダクト37に入れてしま
う場合がある。冷却室30にはファン32を駆動するた
めのモータ31が、また冷却室30の近傍にはプリント
配線板Bその他の電装品が収容配置されており、これら
の領域に水が浸入することは電装品に錆が発生したり故
障につながるおそれがあり好ましいことではない。しか
し本実施例では、水受室38内に浸入した水は防水板3
9aによって水受室37に留められて水受室37以外の
領域、例えば冷却室30に浸入できず、しかも水抜孔3
8bから外部に排出される構造となっている。
【0014】水受室37の上方の送風ダクト37を通っ
た外気は、霧化室11側方に形成されている送気誘導路
42を経て霧化室11に導かれる。
【0015】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
に係る霧化器によれば、気流は円筒型の気流ガイドに案
内され旋回流となって霧化室に流入し、霧化室内におい
て渦巻状の流れとなって霧が撹拌されて均一に分散され
て、旋回しながらノズルにスムーズに導入されるので、
ノズルからは常に一定濃度の霧が得られる
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である霧化器の斜視図
【図2】同霧化器の縦断面図
【図3】同霧化器の分解縦断面図
【図4】同霧化器の横断面図(図2に示す線IV−IVに沿
う断面図)
【図5】同霧化器の水平断面図(図2に示す線V−Vに
沿う断面図)
【図6】冷却室周辺の斜視図
【図7】ノズルの斜視図
【図8】従来の霧化器の断面図
【符号の説明】
10 霧化器本体 11 霧化室 11a 霧化室への空気流入口 22 超音波振動子 37 送風ダクト 41 覗き窓 44 円筒型の気流ガイド

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端部に超音波振動子が設けられ、内部
    に被霧化水が収容された霧化室において発生した霧が、
    霧化室に流入した気流によって送出されてノズルから吐
    出する霧化器において、霧化室上方には透明な覗き窓が
    形成され、この覗き窓には霧化室内に流入する気流を旋
    回させる円筒型の気流ガイドが突出形成されたことを特
    徴とする霧化器。
JP652592U 1992-02-18 1992-02-18 霧化器 Expired - Fee Related JP2557887Y2 (ja)

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