JPH0567167U - 回転電機のブラケット - Google Patents

回転電機のブラケット

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JPH0567167U
JPH0567167U JP913292U JP913292U JPH0567167U JP H0567167 U JPH0567167 U JP H0567167U JP 913292 U JP913292 U JP 913292U JP 913292 U JP913292 U JP 913292U JP H0567167 U JPH0567167 U JP H0567167U
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洋治 鵜木
正文 坂本
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日本サーボ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インナーロータ型小型電動機における組立構
造上のトルク低下を防止できるようにした出力ブラケッ
トに関する。 【構成】 回転電機のブラケットにおいて,略正方形の
四隅部又はその一部に取付用孔又はタップ孔を備えると
共に,外形もしくは外形の一部が円形を成す固定子鉄心
の当該円形部を嵌合して回転子と固定子間のエアギャッ
プを確保するように同心的に配置するためのインロ−を
備え,このインロ−の奥端部を当該固定子鉄心の端面の
胴当りとなる案内面Bとして上記四隅部の取付用孔部又
はその付近での該案内面Bに固定子と前後のブラケット
を締結固着するための組立用孔又はねじ孔を形成して構
成した。この場合,上記インロ−部先端面Aと前記案内
面Bとの中間に位置する別の案内面Cを形成し,この案
内面Cを取付用ねじの頭部の首下当接面として使用する
ように構成ることが望ましい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,インナ−ロ−タ型小型電動機,特にステッピングモ−タ等の回転電 機に使用される出力側のブラケットの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7〜図9は,夫々従来より実施されているハイブリッド型ステッピングモ− タの例の縦断正面図と取付け側の各側面図で,1が出力側ブラケット,2が反出 力側ブラケットであり,共に例えばアルミダイカストによる成型品を機械加工し て製作している。3は固定子鉄心,4は励磁コイル,5は組立用ねじ,6は回転 軸(出力軸),7はその外周に歯を有する回転子鉄心であり,永久磁石8をサン ドイッチ状態に挟んで出力軸方向に2極に磁化されている。9はボ−ルベアリン グであり,組立用ねじ5によってブラケット1,ブラケット2及び固定子鉄心3 を組付けることでステッピングモ−タを完成する。 なお,本モ−タの取付は,ブラケット1の四隅に設けられた回転電機取付用孔 1’に取付用ねじ10(図示せず)を挿入し,取付板(図示せず)に対して捩込 むことで固定される。また,回転子鉄心7の外径と固定子鉄心3の内径は同心状 に保たれる必要があり,ハイブリッド型ステッピングモ−タの場合,そのエアギ ャップは60〜100μm程度が必要なため,図7に示すように固定子鉄心3の 外周を案内にしてブラケット1,2の案内部が嵌合して同心配置される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで,従来のものは上記のような構成であり,組立用ねじ5は固定子鉄心 3を貫通する孔か,または外周縁近傍に設けられ外周方向に開のU字溝に挿通さ れるが,回転電機組立用孔5aの位置が取付用孔位置に対して半径方向で内方に 当たる位置に設けられると,この部分の磁気抵抗が大きくなるので,回転子鉄心 7から出た磁束や励磁コイル4で作られて固定子鉄心3を通過する磁束が減って トルクが低下してしまう。また,一般的にモ−タが小型化し,これに伴い図7に 示す取付用孔1’の取付ピッチも小さくなると,この取付孔1’と組立用孔5a との心間距離L2 も小さくなり,図7の構造ではインロ−を形成するブラケット 1の肉厚部が取付用ねじ10の頭部に接近し,当たってしまうため,取付孔1’ と組立用孔5aとの心間距離を小さくするには限界があった。 本考案は従来のものの上記課題(問題点)を解決するようにした回転電機のブ ラケットを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る回転電機のブラケットは,略正方形の四隅部またはその一部に取 付用孔またはタップ孔を備えると共に,外形もしくは外形の一部が円形を成す固 定子鉄心の当該円形部を嵌合して回転子と固定子間のエアギャップを確保するよ うに同心的に配置するためのインロ−を備え,このインロ−の奥端部を当該固定 子鉄心の端面の胴当りとなる案内面Bとして上記四隅部の取付用孔部またはその 付近での該案内面Bに固定子と前後のブラケットを締結固着するための組立用孔 またはねじ孔を形成して構成した。 この場合,上記インロ−部先端面Aと前記案内面Bとの中間に位置する別の案 内面Cを形成し,この案内面Cを取付用ねじの頭部の首下当接面として使用する ように構成ることが望ましい。
【0005】
【作用】
本考案のものでは,取付ピッチを等しくする時は組立用ねじが固定子鉄心の外 周縁に近く配置できるので,磁気抵抗の増加によるトルクの減少が回避でき,又 組立用ねじの配設ピッチを等しく維持する時は取付ピッチをより狭めることがで きるので実装面積の縮小に有効である。
【0006】
【実施例】
以下図1〜図6に示す一実施例により本考案を具体的に説明する。 図1は本考案を適用した小型電動機の縦断正面図,図2はその電動機の出力軸 側から見た側面図,図3はその電動機の反出力軸側から見た部分側面図,図4は 上記電動機を取付板11に装着固定した状態を示す半部縦断正面図である。 各図において,従来のものと同等の部分については図7〜図9のものと対応す る部分にこれら各図と同一符号を付して示した。 図1,図2と図7,図8を対比して判るように,本考案の構成も従来技術のも のと同様に,取付用孔1’と組立用孔5aとがブラケット1の四隅部に接近して 設けられている点では変わりはないが,これらの孔1’と孔5aとの近接度を相 違させている点に本考案の構成上の特徴である。 まず,このような構成上の工夫が求められるに至った技術的背景を説明すれば ,次の通りである。 即ち,この種電動機では,その用途の側から小型化が要求され,実装スペ−ス の縮小を求められるているが,一方では,回転電機の出力が小さくなることは必 ずしも容認されないため,材質的な選択の限度や加工精度の限界から必然的に効 率向上を図ることも求められている。 ところで,本考案で対象としている小形回転電機では,組立用孔5aがここに 貫挿される組立用ねじ5によって左方ブラケット1と右方ブラケット2と固定子 鉄心3とを締結固着するために設けられるから,固定子鉄心3に貫通孔が形成さ れることになり,このために固定子側の磁気抵抗の増加をもたらすので,その影 響を軽減することが問題となる。このため,組立用孔5aの配設位置を固定子鉄 心3の外周縁に近づけた位置に配置する必要がある。 一方,取付用孔1’の配設ピッチが同じだとすると,組立用孔5aが前記取付 用孔1’に接近できればできるほど当然に出力の増加に直接関わりを持つ固定子 鉄心3の外形寸法が大きくとれることになり,有利である。 また,取付用孔1’と組立用孔5aとの近接に制限があるのは,前述の通りブ ラケット1や固定子鉄心3の外周面に取付用ねじ10の頭部が当たってしまって は当該ねじが締め付けられないことに起因するので,取付用孔1’の配設ピッチ が小さく設定されても取付用ねじ10の後部が接触しないようにすれば良いこと になり,この点からいっても,ブラケット1の構造に工夫を施すことに意味があ ることが判る。 本考案のものでは,以上の点を考慮し,組立用孔5aが取付用孔1’よりも半 径方向で内側となるように配置する点は同様であるが,これらの孔5a,1’の 配設ピッチの制限を考慮して,両者を出来るだけ接近させるための手段としてブ ラケット1の構造に工夫を施すようにした点に特徴がある。
【0007】 次に,図6により本考案の要部である出力側ブラケット1の構造について説明 する。 図1及び図6に示すように,本考案の出力側ブラケット1は,その外周側に固 定子鉄心3との嵌合部を形成するその先端面Aを有するインロ−部は,固定子鉄 心3の端面が当接する案内面Bに至る組立用孔5aを設け,取付用孔1’に貫挿 される取付用ねじ10の頭部の首下が当接する案内面Cでは半径方向に肉厚部が 切除されている。このように構成することにより,図4に示すように,取付用ね じ10はその頭部が固定子鉄心3の表面すれすれに接近しても取付けに何等支障 が無いことになる。 なお,本実施例では,案内面Cを設けるようにインロ−部に凹部を形成してい るが,この凹部を設ける代わりに,取付けねじ10の頭部首下の当接面を案内面 Aとするようにしても良い。 また,本実施例では案内面Bをインロ−部先端面Aと奥端の案内面Bとの中間 位置とするようにした場合を示しているが,これは嵌着する固定子鉄心3との嵌 合寸法を精度良く仕上げるためには当該インロ−部が断続構成でないことが望ま れるからで,場合によっては案内面Bより深く形成するようにしても差し支えは ない。 さらに,取付用孔1’及び組立用孔5aは夫々四隅に同時に配置する例を示し ているが,双方を夫々別個に対向する二隅に設けるようにしても良い。
【0008】
【考案の効果】
上記のように,本考案のものでは,出力側ブラケットの構成に工夫を施したも のであるから,次のような優れた効果を有する。 取付ピッチを等しくするときは,組立用ねじが固定子鉄心の外周縁に近く配置 できるので,磁気抵抗の増加によるトルクの減少が回避できる。 また,組立用ねじの配設ピッチを等しくするときは,取付ピッチをより狭める ことができるので実装面積の縮小に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による一実施例の小型回転電機の縦断正
面図である。
【図2】図1の電動機の出力軸側から見た側面図であ
る。
【図3】図1の電動機の反出力軸側から見た部分側面図
である。
【図4】図1の電動機の取付け状態を示す半部縦断正面
図である。
【図5】図4のY−Y’断面図である。
【図6】本考案に係わるブラケットの要部の斜視図であ
る。
【図7】従来例の小形回転電機の縦断正面図である。
【図8】図7の電動機の出力軸側から見た側面図であ
る。
【図9】図7の電動機の反出力軸側から見た部分側面図
である。
【符号の説明】
1:出力側のブラケット 1’:回転電機取付用孔 5a:回転電機組立用孔 A:出力側のブラケットのインロ−先端面 B,C:出力側のブラケットに形成した案内面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略正方形の四隅部またはその一部に取付
    用の孔またはねじ孔を有するブラケットと,外形もしく
    は外形の一部が円形を成す固定子鉄心でその円形部によ
    り回転子と固定子間のエアギャップを確保するように同
    心的に配置される固定子とを有し,この固定子と左右方
    向のブラケットを締結固着するための組立用孔位置が上
    記取付用孔位置より半径方向で内側にあるインナ−ロ−
    タ型回転電機のブラケットにおいて,上記固定子鉄心の
    円形部を嵌着するためのインロ−の奥端部を当該固定子
    鉄心の端面の胴当りとなる案内面Bとして,上記四隅部
    の取付用孔部またはその付近での前記案内面Bに,上記
    組立用孔またはねじ孔が形成され,上記インロ−部での
    嵌着により固定子と回転子間の同心位置を確保するよう
    に構成したことを特徴とする回転電機のブラケット。
  2. 【請求項2】 上記四隅部の取付用孔部またはその付近
    において,上記インロ−部先端面Aと前記案内面Bとの
    中間に位置する別の案内面Cを形成し,この案内面Cを
    取付用ねじ頭部の首下当接面として使用するようにした
    請求項1記載の回転電機のブラケット。
JP1992009132U 1992-01-31 1992-01-31 回転電機のブラケット Expired - Lifetime JP2580876Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6333350U (ja) * 1986-08-12 1988-03-03
JPS6393747U (ja) * 1986-12-05 1988-06-17

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6333350U (ja) * 1986-08-12 1988-03-03
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