JP3049883U - 電動機 - Google Patents

電動機

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JP3049883U
JP3049883U JP1997011061U JP1106197U JP3049883U JP 3049883 U JP3049883 U JP 3049883U JP 1997011061 U JP1997011061 U JP 1997011061U JP 1106197 U JP1106197 U JP 1106197U JP 3049883 U JP3049883 U JP 3049883U
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JP
Japan
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stator
boss
ball bearing
support frame
rotating shaft
Prior art date
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JP1997011061U
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English (en)
Inventor
修一 小林
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Kokusan Denki Co Ltd
Original Assignee
Kokusan Denki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステータ固定ネジの螺合箇所がステータ支持
フレームのインロー部の内周に近接する位置関係にある
場合でも、ボールベアリングを正常な組付け位置まで容
易に組込むことができる電動機を得る。 【解決手段】 ステータをステータ支持フレームのボス
4の外周に嵌め合わせる。ステータはステータコアを貫
通する複数本のステータ固定ネジ7を、ステータ支持フ
レーム5のネジ孔8に螺合することにより固定する。ボ
ス4内にはその内部のインロー部10に組み込んだボー
ルベアリングを介して回転軸14を回転自在に貫通させ
る。回転軸14の一端には、ステータの外周に対向する
界磁用永久磁石をヨークの筒部内周に取り付けたロータ
を支持させる。ボス4のインロー部10の内周でステー
タ固定ネジ7の螺合箇所が近接する箇所に、インロー部
10の内周面の膨らみを吸収する凹部19を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ロータの回転軸がステータ支持フレームのボスを貫通する部分で、 該回転軸をボスのインロー部に組込んだボールベアリングで回転自在に支持して いる電動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来のこの種の電動機の縦断面図を示し、図4は図3に示す電動機の分 解図を示したものである。
【0003】 この電動機は、ステータコア1に電機子巻線2を巻装したステータ3が、ボス 4を有するステータ支持フレーム5の該ボス4の外周に嵌め合わされている。こ の状態で、ステータ3はステータコア1の貫通孔6を貫通する複数本のステータ 固定ネジ7をステータ支持フレーム5のネジ孔8に螺合することにより該ステー タ支持フレーム5に固定されている。また、ステータ3とステータ支持フレーム 5との間でステータ3には、この電動機を駆動,制御するためのコントローラを 搭載したプリント基板9が支持され、ステータ支持フレーム5の一部5aで支え られている。ボス4内には、該ボス4の軸線方向の両端に設けられたインロー部 10,11に組み込まれたボールベアリング12,13を介して回転軸14が回 転自在に貫通支持されている。回転軸14の一端には、ステータ3の外周に対向 する界磁用永久磁石15を碗状のヨーク16の筒部16a内周に取り付けたロー タ17が支持されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の如き従来の電動機では、図5(A)(B)に示すように 回転軸14の軸線方向に対するステータ固定ネジ7の螺合箇所(ネジ孔8)とボ ールベアリング12の位置関係が重複寸法Dだけ重複する位置関係にある場合、 ボールベアリング12の外径を大きくすると、該ボールベアリング12が入るス テータ支持フレーム5のインロー部10の内径も大きくなるため、ステータ支持 フレーム5のネジ孔8とインロー部10との間の肉厚寸法dが小さくなって、そ の部分のステータ支持フレーム5の剛性が低下する。この剛性の低下により、ネ ジ孔8のタップ加工時や、該ネジ孔8へのステータ固定ネジ7の締め付け時によ る応力で剛性の低い部分が変形して、図6(A)(B)に示すようにインロー部 10の内周面に膨らみ18が生ずる。このようにインロー部10の内周面に高さ (変形量)hの膨らみ18が生ずると、ボールベアリング12を正常な組付け位 置まで圧入することができない問題点があった。
【0005】 それ故、ボールベアリングの機械的寿命を延ばす等の目的で、外径の大きいボ ールベアリングを採用できない問題点があった。
【0006】 本考案の目的は、ステータ固定ネジの螺合箇所がステータ支持フレームのイン ロー部の内周に近接する位置関係にある場合でも、ボールベアリングを正常な組 付け位置まで容易に組込むことができる電動機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案で改良しようとする電動機は、ステータコアに電機子巻線を巻装したス テータが、ボスを有するステータ支持フレームの該ボスの外周に嵌め合わされて いる。ステータは、ステータコアを貫通する複数本のステータ固定ネジをステー タ支持フレームのネジ孔に螺合することにより該ステータ支持フレームに固定さ れている。ボス内には、該ボスのインロー部に組み込まれたボールベアリングを 介して回転軸が回転自在に貫通されている。回転軸の一端には、ステータの外周 に対向する界磁用永久磁石をヨークの筒部内周に取り付けたロータが支持されて いる。
【0008】 本考案の電動機は、ボスのインロー部の内周でステータ固定ネジの螺合箇所が 近接する箇所に、インロー部の内周面の膨らみを吸収する凹部が設けられている 。
【0009】 このようにボスのインロー部の内周でステータ固定ネジの螺合箇所が近接する 箇所に、インロー部の内周面の膨らみを吸収する凹部を設けると、ステータ支持 フレームのネジ孔のタップ加工時や、該ネジ孔へのステータ固定ネジの締め付け 時による応力で剛性の低い部分が変形して、インロー部内に膨らみが突出するの を該凹部で吸収して防止することができる。このため、ボールベアリングを正常 な組付け位置まで容易に圧入することができる。それ故、インロー部の内径を大 きくすることができ、ボールベアリングの機械的寿命を延ばす等の目的で、外径 の大きいボールベアリングを採用することができる。
【0010】
【考案の実施の形態】
図1及び図2(A)(B)は本発明に係る電動機における実施の形態の一例を 示したもので、図1は本例の電動機の組立て工程を示す縦断面図、図2(A)は 図1のイ部の拡大図、図2(B)は図2(A)のロ方向矢視図である。なお、図 3と対応する部分には、同一符号を付けて示している。
【0011】 この電動機においては、ボス4のインロー部10の内周でステータ固定ネジ7 の螺合箇所であるネジ孔8が近接する箇所に、インロー部10の内周面の膨らみ 18(図6B参照)を吸収する凹部19が設けられている。
【0012】 この凹部19の深さ(削り量)Hは、インロー部10の内周面の膨らみ18に よる変形量hに対し、H>hとなるように設定する。このような凹部19は、イ ンロー部10の内周面を予め削って設けておく。その他の構成は、図3に示す従 来例と同様である。
【0013】 このようにボス4のインロー部10の内周でステータ固定ネジ7の螺合箇所で あるネジ孔8が近接する箇所に凹部19を設けておくと、ネジ孔8のタップ加工 時や、該ネジ孔8へのステータ固定ネジ7の締め付け時による応力で剛性の低い 部分が変形して膨らみ18ができても、この凹部19内で吸収されてインロー部 10の内周面から該インロー部10内に飛び出すことはない。このため、インロ ー部10の内径を大きくすることができ、ボールベアリング12の機械的寿命を 延ばす等の目的で、外径の大きいボールベアリング12を採用することができる 。
【0014】 ボールベアリング12の外径が大きくなると、ボールベアリング12の外径( ボールベアリングサイズ)によって制限されていた回転軸14の最大外径を大き くできる。一般に、ボールベアリング12の外径(ボールベアリングサイズ)が 大きくなると、ボールベアリング12の機械的寿命を延ばすことができる。また 、回転軸14上のボールベアリング12の位置を自由に設定できる。従来、ステ ータ支持フレーム5に締結されるステータ固定ネジ7とボールベアリング12の 位置関係が、図5(A)(B)に示すように重複する位置関係にある場合、重複 しないようにボールベアリング12の位置を回転軸14の軸線方向に移動する必 要があったが、本考案によれば従来のような制約を受けないので、ボールベアリ ング12の位置を回転軸14の軸線方向に自由に設定することができる。
【0015】
【考案の効果】
本考案の電動機では、ボスのインロー部の内周でステータ固定ネジの螺合箇所 が近接する箇所に、インロー部の内周面の膨らみを吸収する凹部を設けたので、 ステータ支持フレームのネジ孔のタップ加工時や、該ネジ孔へのステータ固定ネ ジの締め付け時による応力で剛性の低い部分が変形して、インロー部内に膨らみ が突出するのを該凹部で吸収して防止することができる。このため、ボールベア リングを正常な組付け位置まで容易に圧入することができる。それ故、インロー 部の内径を大きくすることができ、ボールベアリングの機械的寿命を延ばす等の 目的で、外径の大きいボールベアリングを採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動機における実施の形態の一例
を示す縦断面図である。
【図2】(A)は図1のイ部の拡大図、(B)は(A)
のロ方向矢視図である。
【図3】従来の電動機の縦断面図である。
【図4】図3に示す電動機の分解図である。
【図5】(A)は回転軸の軸線方向に対するステータ固
定ネジの螺合箇所とボールベアリングの位置関係が重複
する位置関係にある場合の構造を示す電動機の縦断面
図、(B)は図5(A)のハ部の拡大図である。
【図6】(A)はテータ固定ネジの螺合箇所がステータ
支持フレームのインロー部の内周に近接する位置関係に
ある場合で不都合な膨らみが生じた際の構造を示す電動
機の縦断面図、(B)は図6(A)のニ部の拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 ステータコア 2 電機子巻線 3 ステータ 4 ボス4 5 ステータ支持フレーム 6 貫通孔 7 ステータ固定ネジ 8 ネジ孔 9 プリント基板 10,11 インロー部 12,13 ボールベアリング 14 回転軸 15 界磁用永久磁石 16 ヨーク 16a 筒部 17 ロータ 18 膨らみ 19 凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータコアに電機子巻線を巻装したス
    テータが、ボスを有するステータ支持フレームの前記ボ
    スの外周に嵌め合わされ、前記ステータはステータコア
    を貫通する複数本のステータ固定ネジを前記ステータ支
    持フレームのネジ孔に螺合することにより該ステータ支
    持フレームに固定され、前記ボス内には該ボスのインロ
    ー部に組み込まれたボールベアリングを介して回転軸が
    回転自在に貫通され、前記回転軸の一端には前記ステー
    タの外周に対向する界磁用永久磁石をヨークの筒部内周
    に取り付けたロータが支持されている電動機において、
    前記ボスの前記インロー部の内周で前記ステータ固定ネ
    ジの螺合箇所が近接する箇所に、前記インロー部の内周
    面の膨らみを吸収する凹部が設けられていることを特徴
    とする電動機。
JP1997011061U 1997-12-16 1997-12-16 電動機 Expired - Lifetime JP3049883U (ja)

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