JPH0566977B2 - - Google Patents

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JPH0566977B2
JPH0566977B2 JP61080269A JP8026986A JPH0566977B2 JP H0566977 B2 JPH0566977 B2 JP H0566977B2 JP 61080269 A JP61080269 A JP 61080269A JP 8026986 A JP8026986 A JP 8026986A JP H0566977 B2 JPH0566977 B2 JP H0566977B2
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resistance
force
angle
transducer
gauge
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JP61080269A
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JPS62829A (ja
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Sherubii Jan
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SUFUERUNISU SOC FURANSEEZU TO
SUFUERUNISU SOC FURANSEEZU TO REREKUTORO REJISUTANSU
Original Assignee
SUFUERUNISU SOC FURANSEEZU TO
SUFUERUNISU SOC FURANSEEZU TO REREKUTORO REJISUTANSU
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Publication date
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Publication of JPH0566977B2 publication Critical patent/JPH0566977B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01GWEIGHING
    • G01G3/00Weighing apparatus characterised by the use of elastically-deformable members, e.g. spring balances
    • G01G3/12Weighing apparatus characterised by the use of elastically-deformable members, e.g. spring balances wherein the weighing element is in the form of a solid body stressed by pressure or tension during weighing
    • G01G3/14Weighing apparatus characterised by the use of elastically-deformable members, e.g. spring balances wherein the weighing element is in the form of a solid body stressed by pressure or tension during weighing measuring variations of electrical resistance
    • G01G3/1402Special supports with preselected places to mount the resistance strain gauges; Mounting of supports
    • G01G3/1404Special supports with preselected places to mount the resistance strain gauges; Mounting of supports combined with means to connect the strain gauges on electrical bridges
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01GWEIGHING
    • G01G3/00Weighing apparatus characterised by the use of elastically-deformable members, e.g. spring balances
    • G01G3/12Weighing apparatus characterised by the use of elastically-deformable members, e.g. spring balances wherein the weighing element is in the form of a solid body stressed by pressure or tension during weighing
    • G01G3/14Weighing apparatus characterised by the use of elastically-deformable members, e.g. spring balances wherein the weighing element is in the form of a solid body stressed by pressure or tension during weighing measuring variations of electrical resistance
    • G01G3/1414Arrangements for correcting or for compensating for unwanted effects

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Measurement Of Force In General (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Pressure Sensors (AREA)
  • Stringed Musical Instruments (AREA)
  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、抵抗ゲージ力トランスデユーサの調
整方法に関する。また、本発明は、特に前記調整
方法によつて調整される、抵抗ゲージ力トランス
デユーサに関する。
〔従来の技術、および、発明が解決しようとする問題点〕
上述した形式のトランスデユーサはすでに知ら
れており、固定支持材に弾性金属棒材の一端を取
り付け、その他端に測定しようとする力を加え
る。通常、この力は、弾性金属棒材の固定支持材
から遠い側の端部に金属棒と平行に接続されるプ
レートに加えられる。
金属棒は、抵抗型の歪ゲージを有しており、こ
れら歪ゲージは相互接続されて測定用ブリツジを
形成し、前記プレートに加えられる力の関数であ
る電気信号を送る。
力が印加されるプレート上の位置によつては、
その力がねじりおよび曲げの様々な偶力を発生さ
せ、これら偶力が金属棒に作用して、測定用ブリ
ツジが発信する電気信号の値を変化させる。この
結果、力の測定の精度が損なわれる。
このため、適当な手段を設け、測定が前記寄生
偶力の影響を受けないようにし、発信される信号
がプレート上の力の印加点にかかわりなく確実に
一定であるようにする必要がある。
測定が寄生偶力の影響を受けないことを確実に
するために現在使用されている方法は二つある。
第1の方法は、レバー機構にプレートを設置す
る。このレバー機構は、プレートに加えられる力
を合成し、所定点の合力を測定装置に伝える。
第2の方法は、トランスデユーサにプレートを
直接取り付ける。このトランスデユーサは、寄生
偶力またはモーメントの作用を最小にするため、
極めて複雑な形状に設計されることが多い。ま
た、このトランスデユーサは、通常、寄生偶力の
残留作用を除去するため、機械的操作手段によつ
て調整される。
仏国特許第8220040号が開示する方法では、前
記問題を解決するため、1個以上のねじりゲージ
と、信号処理回路に挿入される適当な設計の追加
抵抗器とによつて、プレートに力が加えられる時
に発生される寄生ねじり信号を除去する試みがな
されている。
しかし、この方法は、弾性金属棒材の軸に平行
な方向における力の印加点の変位に関連する寄生
信号の除去はできない。
本発明の目的は、力トランスデユーサを調整す
るための方法を提供することである。この方法
は、電気測定信号が、測定される力の印加点の変
位によつて発生されるねじり偶力および曲げ偶力
に影響されないことを確保する。本方法は、実施
が容易であり、自動運転への応用が容易である。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の方法は下記の過程からなる。
A トランスデユーサの初期特性を決定する過
程。
B 印加される力の変位に起因するトランジスデ
ユーサの相対誤差を、抵抗ゲージと金属棒材の
縦方向との間の角度θの関数として計算する過
程。
C 1個以上の抵抗ゲージを変化させることによ
つて前記角度θを変化させ、前記誤差を相殺す
る過程。
本発明者は、印加される力の変位に起因するト
ランデユーサの相対誤差が、抵抗ゲージと弾性金
属棒との間でなす角度θの関数として、計算でき
ることを発見した。
この結果、1個以上の抵抗ゲージを修正し、こ
れによつて前記角度θを修正することによつて、
これら誤差を相殺することが可能となる。
本発明に基づく方法は、このように1個以上の
抵抗歪ゲージによつてなす角度θの修正という単
一の操作手順を必要とするだけであり、この結
果、力トランスデユーサは、金属棒に対する測定
力の印加点には無関係に、常に該印加力に厳密に
比例する信号を送る。
本発明の方法は、抵抗ゲージの一つのパラメー
タだけを修正するということから、容易に自動化
でき、また自動運転に適用可能である。
本発明者は、トランスデユーサの誤差は前記角
度θの関係であることを、次の式から確認した。
ex=ex0+1/Cx□Σcos2θ ez=ez0+1/Cz□Σsin2θ ここで、exおよびezは、それぞれ、棒材の軸
Oxに沿つて加えられる力Pの変位に起因する誤
差と、棒材の軸と印加力Pとに垂直な軸Ozに沿
つて加えられる力Pの変位に起因する誤差であ
る。
ex0およびez0は、トランスデユーサの初期特性
化の過程で決定される初期誤差である。
CxおよびCzは、既知の定数であり、設計と、
トランスデユーサの初期特性化の条件とによつて
決定されるものである。
これらの式から、前記誤差exおよびezを相殺す
るため角度θにおいてなされる補正を計算するこ
とが可能である。
次に、抵抗ゲージにおける角度θのこの補正を
工業化する方法および自動化する方法を開発すれ
ばよい。
本発明の他の形態において、本発明が提供する
抵抗ゲージ力トランスデユーサは、弾性棒材を具
備する。この弾性棒材の一端は固定支持材に取り
付けられ、他端には測定しようとする力が加えら
れる。この棒材には抵抗ゲージが配置される。こ
れら抵抗ゲージは、電気的に相互接続され、測定
用ブリツジを形成し、電気信号を発信する。この
電気信号は、棒材の一端に加えられる力の関数で
ある。前記トランスデユーサは、前記信号が測定
される印加力に比例するように、また、印加力の
印加点の変位によつて発生されるねじり偶力およ
び曲げ偶力に影響されないように調整される。こ
の調整は、1個以上の抵抗ゲージと棒材の縦方向
との間でなす角度θが、次の式を満足させること
に基づいて可能となる。
ex=ex0+1/Cx□Σcos2θ=0 ez=ez0+1/Cz□Σsin2θ=0 ここで、exおよびezは、それぞれ、棒材の軸
Oxに沿つて加えられる力の変位による誤差と、
棒材の軸と印加力Pとに垂直な軸Ozに沿つて加
えられる力の変化による誤差である。
ex0およびez0は、トランスデユーサの初期特性
化の過程で決定される初期誤差である。
CxおよびCzは、既知の定数であり、設計と、
初期特性化の条件とによつて決定されるものであ
る。
〔実施例〕
第1図は、弾性棒材1を示す。弾性棒材1は、
一定の方形断面を有し、固定支持材2に取り付け
られる。棒材1の支持材2から遠い端部には、測
定しようとする力Pが加えられる。この力Pは、
棒材1の軸Oxに垂直である。
4個の抵抗歪ゲージR1,R2,R3,R4は、棒材
1上に配置され、電気的に相互接続され、測定用
ブリツジ(第2図)を形成する。この測定用ブリ
ツジは、電圧VAの供給を受け、出力信号VSを発
信する。
このタイプのトランスデユーサにおいて、供給
信号に対する出力信号の比率は、次の通りである
ことが経験から知られている。
VS/VA=AP[a+bX+cZ]+z この式において、項PXおよびPZは、プレート
3上の力Pの位置によつて発生される寄生曲げ偶
力および寄生ねじり偶力である。プレート3は、
棒材1と平行に延び、固定支持材2から遠い端部
において棒材1に取り付けられる(第3図,第4
図)。
文字zは、力が加えられていない場合の測定用
ブリツジの不均衡を定義する定数項である。
寄生信号APbXおよびAPcZは、多くの異なる
因子を有しており、それらは大きく次のように分
類できる。
Γ棒材1内またはゲージR1〜R4内の冶金学的不
均一性。
Γゲージの配置位置の誤差。
Γ測定用ブリツジにおける寄生抵抗。
Γ棒材1の有限寸法。
誤差にはこれら多くの異なる因子があるため、
完全なトランスデユーサ、すなわちbおよびcが
ゼロであり、加うるにzがゼロまたは特定の値を
有するトランスデユーサを直接に得ることは困難
である。
本発明の方法の基礎をなす原理をまず説明す
る。
例として、長さL、幅l、厚さtの薄い抵抗を
考える。弾性棒材などの変形可能な基板に、この
抵抗の表面L,lを接着する。この抵抗の抵抗値
の変化は次の通りである。
ΔR/R=Δρ/ρ+ΔL/L−Δl/l−Δt/t また、抵抗率Δρ/ρの変化は、ブリツジマン
の式により、抵抗の体積の変化ΔV/Vに関係す
る。
Δρ/ρ=CΔV/V=C(ΔL/L+Δl/l+
Δt/t) 従つて、次の通りとなる。
ΔR/R=(C+1)ΔL/L+(C+1)Δl/l +(C+1)Δt/t 抵抗は非常に薄くかつ基板に接着されているた
め、ΔL/LおよびΔl/lが基板の変形によつて
生ずる。これら変形は、抵抗内の応力σLおよびσl
を増加させる。一方、抵抗の外面は自由に移動で
き、σt=0である。
抵抗内におけるフツクの法則により、次の式か
らΔt/tを知ることができる。
ΔL/L=1/E(σL−μσl−μσt)=1/E(σL
−μσl) Δl/l=1/E(σl−μσt−μσL)=1/E(σl
−μσL) Δt/t=1/E(σt−μσL−μσl)=μ/E(σL
−μσl) 最初の二つの式から次のようになる。
σL−μσl=E/(1−μ)(ΔL/L+Δl/l) 第3の式から次のようになる。
Δt/t=μR/1−μR(ΔL/L+Δl/l) μRは抵抗のポアソン定数である。
従つて、次の通りとなる。
ΔR/R=(C+1)ΔL/L+(C−1)Δl/l −μR/1−μR(C−1)[ΔL/L+Δl/l] ΔR/R=[C−(C−1)μR/1−μR][ΔL/L+
Δl/l] +ΔL/L−Δl/l 抵抗の長さLが、棒材の主方向Oxに対して角
度θをなしていれば、抵抗の平面変形状態は三つ
の成分εx,εz,εxzによつて表される。従来の式か
ら抵抗の変形は、ΔL/LおよびΔl/lであり、
次のようになる。
ΔL/L=εL=εxcos2θ+γxzsinθcosθ+εzsin2θ Δl/l=εl=εxcos2(θ+π/2)+γxzsin(θ+
π/2) cos(θ+π/2)+εzsin2(θ+π/2) εl=εxsin2θ−γxzsinθcosθ+εzsin2θ この結果、次のようになる。
ΔL/L+Δl/l=εx+εz ΔL/L−Δl/l=(εx−εz)cos2θ+γsin2θ ΔR/R=(c−(c−1)μR/1−μR) (εx+εz)(εx−εz)cos2θ +γsin2θ 材料強度に関する従来の考察により、棒材1の
座標軸xにおける表面変形εx,εz,γxzは(第3図
および第4図)、棒材1の自由端に加えられる力
の関数として表わされる。横の負荷P、曲げモー
メントP(X−L)、ねじりモーメントPZとして
次が得られる。
εx=Pv/EI(X−x) εz=−μPv/EI(X−x) γ=Pv/C・Z EI:棒材1の曲げ剛性。
C:棒材1のねじり剛性。
2v:棒材1の厚さ。
L:棒材1の長さ。
μ:棒材1のポアソン定数。
従つて、次の通りとなる。
εx+εz=AP(1−μ)(X−x) εx−εz=AP(1+μ)(X−x) γ=AP・BZ (A=V/EIおよびB=EI/Cは、棒材1の特
性である。) 表面変化は、さらに詳しい方法で表現できる。
しかし、前記の簡単な式は、本発明の方法を理解
するには十分である。
力が印加されている棒材1に接着された抵抗の
値の変化は、次のようになる。
ΔR/R=r=AP[(c−(c−1)μR/1−μR) (1−μ)(X−x)+(1+μ)(X−x) cos2θ+BZsin2θ] r=AP[G(X−x)+(1+μ)(cos2θ−1) (X−x)+BZsin2θ] なお、 G=(C−(C−1)XμR/1−μR) (1−μ)+1+μ は、変形量測定において通常考慮される縦ゲージ
係数である。この縦ゲージ係数は、ブリヅジマン
係数C=(Δρ/ρ)(ΔV/V)が1であれば、2
に等しく、一般の合金の多くの場合、ほぼそのよ
うになつている。
前記の式は、C>1の特性を有する等方性厚抵
抗材料にあてはまる。
等しいオーム値を有する4個の抵抗R1,R2
R3,R4を棒材A,Bに接着してなるブリツジの
信号は次の通りである。
S=VS/VS=1/4(r1−r2+r3−r4)=1/4□Σr
, ここで(ri=ΔRi/Ri) =AP/4[G□Σ(X−x)+(1+μ)□Σ(cos2
θ −1)(X−x)+BZ□Σsin2θ] 第1図に示すように、横座標−Δの奇数番号の
離隔した抵抗R1,R3、および横座標+Δの偶数
番号の抵抗R2,R4を考えると、信号は次の通り
となる。
S=AP/4[4GΔ+(1+μ)Δ〓(cos2θ−1) +(1+μ)□Σcos2θ+BZ□Σsin2θ] この式および以降に用いられる式において、□Σ(a)
は合計a1+a2+a3+a4を表す。または、□Σ(a)はブ
リツジ内の合計a1−a2+a3−a4を表す。
すべての角度θがゼロであれば、信号SはAP/4 4GΔまで減少する。角度θに関係する信号の部
分は次の通りである。
Sθ=AP/4[(1+μ)Δ〓(cos2θ−1) +(1+μ)□Σcos2θ+BZ□Σsin2θ] 前記では別個となつていた角度θの影響を実際
のトランスデユーサの信号、経験から次の式で表
せる信号、すなわち、 AP/4[a+bX+cZ;+z ここに、 a4GΔ bX≪a:Pの位置Xに関連する誤差、 cZ≪a:Pの位置Zに関連する誤差、 z:ブリツジのゼロ誤差 に付け加えることにより、次の式が得られる。
S=AP/4[4GΔ+(1+μ)Δ〓(cos2θ−1) +(b+(1+μ)□Σcos2θ)X+(c +B□Σsin2θ)Z]+z+Δz S=AP/4[4GΔ+(1+μ)Δ〓(cos2θ−1) +(b+(1+μ)□Σcos2θ)X+(C +B)□Σsin2θ)Z]+z+Δz この式は、適当なパリテイの抵抗器の角度θを
修正することにより、小さな角度損失(1+μ)
Δ〓(cos2θ−1)およびゼロの変化ΔZ(後述す
るように、いかなる場合でも補償され得る)を犠
牲にして、Xの係数およびZの係数を相殺するこ
とができることを示している。前記式は、以下に
説明する本発明の方法を基礎をなすものである。
初期角度θは、基本的にいかなる値であつても
よいが、値をゼロに選択し、信号損失(1+μ)
Δ〓(cos2θ−1)を初めにゼロにすることが好
ましいことは明らかである。
本方法は、初期誤差b,c,zの原因には直接
関与せず、単にその存在を認識し、下記の過程か
らなる単一の操作手順において、それら誤差を相
殺するものである。
Γトランスデユーサの初期特性化。
Γ歪ゲージブリツジの抵抗の調整。
Γトランスデユーサの最終チエツク。
この手順の最後において、トランスデユーサは
合計4極の要素であり、所定の許容限界内におい
て、関数S=kP(kは定数)を確保する。トラン
スデユーサの初期特性化の際、トランスデユーサ
の初期誤差は、棒材に所定の力を加えることによ
り決定される。この所定の力は、プレート等の部
材に対し、歪ゲージブリツジの中心に対して対称
的であつて棒材の縦軸上にある2点と、前記中心
に対して対称的であつて前記縦軸に垂直な軸上に
位置する2点とにおいて、連続的に加えられる。
軸Oxに沿つたプレート3上のPの偏心変位X
から生ずる相対誤差は、 ex=bX/4GΔ+(1+μ)X/4GΔ□Σcos2θ =ex0+1/Cx□Σcos2θ 軸Oxに沿つたプレート3上のPの偏心変位Z
から生ずる相対誤差は、 ez=cZ/4GΔ+BZ/4GΔ□Σsin2θ=ez0+1/Cz
Σsin2θ である。
トランスデユーサの調整は次からなる。
Γexの相殺:□Σcos2θ−Cxex0 Γezの相殺:□Σsin2θ−Czez0 Γ所望の値ゼロへの相殺または調整:z+Δz 初期誤差ex0およびez0は、トランスデユーサの
初期特性化によつて判明する。CxおよびCzは、
設計G,Δ,B,μと特性化の条件X,Zとによ
つて決定され知ることができる。
前記調整原理の実際の適用においては、 □Σcos2θ−Cxex0の調整、および □Σsin2θ−Czez0の調整の独立性が確保される必要
があり、角度θを変化させる工業的手段を用意す
る必要がある。これらについて、以下に順次考察
する。
調整の独立性を確保するために、次の二つの方
法が提案される。
第1の方法 角度θがゼロから開始し、角度dθが抵抗R1
R2,R3,またはR4に形成され、sin2dθの値と
cos2dθの値とが同時に変更される場合、ezとex
は同時に変化し、一般に、ex=ez=0を得る可能
性はない。
ex=0とez=0との調整の独立性はそれぞれの
調整を区分して、角度+dθだけ修正される抵抗
器に半分、角度−dθだけ修正される抵抗器に残
りの半分をあてるようにすることによつて確保さ
れる。
ex=0の調整の場合、修正された抵抗器は同一
のパリテイを有する。
ez=0の調整の場合、修正された抵抗器は異な
るパリテイを有する。
ex=0の調整 初期状態: □Σcos2θ=cos0−cos0+cos0−cosθ =1−1+1−1 誤差ex0の半分は、抵抗器を+dθxだけ修正するこ
とによつて補償される。
□Σcos2θ=±(cos2dθx+1)〓(1+1) =±(cos2dθx−1)=−Cxex0/2 ex0の残りの半分は、同一のパリテイを有する
抵抗器を−dθxだけ修正することによつて補償さ
れる。
□Σcos2θ=±(cos2dθx+cos2(−dθx)) 〓(1+1)=±2(cos2dθx−1)=−Cxex0 ex=ex0+1/Cx□Σcos2θ=ex0+(−Cxex0)=0 誤差exは殺相され、ezへの二次的結果の作用は
ゼロである。
ez=ez0+1/Cz[±(sin2dθx+sin2(−dθx)) ±(0+0)]=ez0 ez=0の調整 初期状態: ±[sin2dθz〓(0−0)=±sin2dθz−Czez0/2 □Σsin2θ=0−0+0−0 最初の半分: z=−Czez0/2 次の半分: ±[sin2dθz−sin2(−dθz)]〓(0−0) =±sin2dθz=−Czez0 この時ezはゼロであり、すでに実施されたex
0の調整への影響もゼロ: 1/Cx[±(cos2dθz−cos2(−dθz))]=0 Γ二つの調整は、いかなる順序でも実施可能、 Γ調整しようとする抵抗の選択(前記の式の±符
号)。
ex=0の調整 ex0>0であれば、□Σcos2θは負でなければなら
ない。従つて、奇数番号の抵抗器が修正され、
cos2dθx−1<0である。
ex0<0であれば、□Σcos2θは正でなければなら
ない。従つて、偶数番号の抵抗器が修正され、−
(cos2dθx−1)は>0である。
ez=0の調整 ez0>0であれば、□Σsin2θは負でなければなら
ない。従つて、偶数番号の抵抗器は+dθzだけ修
正され、奇数番号の抵抗器は−dθzだけ修正され
る。
ez0<0であれば、□Σsin2θは正でなければなら
ない。従つて、奇数番号の抵抗器は+dθzだけ修
正され、偶数番号の抵抗器は−dθzだけ修正され
る。
角度dθxの値とdθzの値: cos2dθx−1(2dθx2/2=Cx|ex0|/2 dθx(Cx|ex0|/4)1/2 sin2dθz(2dθz=Cz|ez0|/2 dθz(Cz|ez0|/4) 大きさは、G=2およびX/Δ=Z/Δ=3に
おいて、 Cx2、Cz3、および、ex0=ez0=0.03 である。
前記したような個別の調製方法は、次のような
角度を形成することを必要とする。
x=(2.0.03/4)1/2=0.12rad dθz=3.0.03/4)=0.02rad 第2の方法 システム信号損失が許容できるものであれば、
前記したような区分(各調整は一つの抵抗器だけ
で実施される)を必要とせずに、調整の事実上の
独立を得ることができる。これは、同一のパリテ
イを有する各グループに、ez=0の調整において
限定されたθ=0の抵抗器を配置し、ex=0の調
整において限定されたθ=π/4の抵抗器を配置
することによつて行える 次に関数sin2(0+dθ)によつてすべての調整
が実施され、影響はすべてcos2(0+2θ)内にあ
る。
初期状態: □Σcos2θ=cos0−cos0+cos2π/4−cos2π/4=0 □Σsin2θ=sin0−sin0+sin2π/4−sin2π/4=0 この形態はez内に誤差exを全く導かない。
π/4の抵抗器におけるex=0の調整 dθxの符号が選択され、次に、再調整される抵
抗器のパリテイが決定される。この決定は、ex0
の符号と、dθxに対し選択された符号との関数と
してなされる。次に適当な抵抗器にdθxが形成さ
れる。
□Σcos2θ=1−1±cos2(π/4+dθx) =〓sin2dθx=Cxex0→dθxCxex0/2 ezへの影響は非常に小さい。
1/Cz[0−0±sinθ2(π/4+dθx)〓sin2π/
4] =±1/Cz(cos2dθx−1)=±(Cxex02/2Cz ez0は次のようになる。
ez1=ez0±(Cxex02/2Cz 次にez1が測定され、ez=0の調整のためのデ
ータとなる。
0°の抵抗器におけるez=0の調整 dθzのパリテイと符号とがez1の関数として選択
され、適当な抵抗器dθzが形成される。
sin2θ=±(sin2dθz−0)〓(1−1)=sin2dθz
=−Czex1→dθz=Czez1/2 すでに調整されたex=0への影響は非常に小さ
い。
1/Cz□Σcos2θ=1/Cx[±(cos2dθz−1)+co
sπ/2−cosπ/2]=1/Cx(cos2dθz−1)±(
Czez12/2Cx 影響の大きさは、トランスデユーサの初期特性
化の時点で知られているため、プログラムは残留
誤差を最小にするように書くことができる。この
方法は、相対信号損失を系統的に発生する。これ
は次に等しい。
(1+μ)ΔΣ(cos2θ−1)/4GΔ=1+μ/4G(
−2) =−1+μ/2G 角度の値: ex=0の調整の結果、次の角度を形成し、 dθx=Cxex0/2 ez=0の調整の結果、次の角度を形成し、 dθz=Cxez1/2 また、誤差exに次の最大影響を残し、 (Cxex02/2Cz ezには、次の最大影響を残す。
(Czez02/2Cx 調整の順序は、二つの影響をうち小さい方だけ
を残すようにプログラムによつて選択することが
できる。この残される方は、いずれにせよ2回目
の調整サイクルのあと、ゼロに近くなる。
角度θにおいてなされるべき修正が計算によつ
て決定され、調整(ex=ez=0)の独立性が確保
されてから、前記した方法のいずれかを使用し
て、抵抗歪ゲージの初期角度θを修正する。
第1の方法は、薄膜抵抗器または厚膜抵抗器に
もつぱら適用される。
この方法は、例えば、初めは方形である抵抗ゲ
ージR1〜R4内に平行四辺形を切るためにレーザ
ビームを用いる方法である。第5図に示すよう
に、この平行四辺形は、2本の平行溝l1およびl2
によつて規定され、その電気的な長さL1は、初
めの方向Oxに対して角度dθxまたはdθzを実際にな
す。この角度は、初期特性化の関数として前記の
式で決定される。
第6図に示すように、抵抗ゲージR1〜R4の縦
方向の縁にノツチe1,e2…を形成することも可能
である。これらノツチは、方向OxまたはOzに対
して横向きであり、合成の電気的長さL1が初め
の方向OxまたはOzに対して前記した式で決定さ
れる角度dθxまたはdθzをなすようになつている。
誤差exまたはezの角度dθxまたはdθzに対する最
大感度は次の通りである。
de/dθ=1/CxorCz・1 すなわち、1/2dθの大きさである。
従つて、0.001の精度内で誤差を検査するため
には、0.002ラジアンの精度の角度検査が必要と
なる。市販のレーザ調整装置は、容易にこの精度
を与えることができる。
先に使用した大きさにおいて、ex=0およびez
=0の調整によつて生じるゼロの最大変化は、区
分調整方法の場合、次の通りである。
|Δz|=1/42(L/ldθ)=0.06 (L/l
=1) 特別の抵抗器の方法の場合、次の通りである。
|Δz|=1/4L/l(dθx+dθz)=0.02 (L/l
=1) これらの変化は角度の修正を避けるために、対
称軸の横軸に沿つて適当なパリテイを有する抵抗
器の従来の機能的調整によつて相殺される。
前記第2の方法は、抵抗ゲージを利用すること
からなる。この抵抗ゲージは、それぞれが主抵抗
器R0からなり、この主抵抗器は、棒材1の縦軸
Oxと所定の角度をなす。主抵抗器R0のそれぞれ
には、追加抵抗器Ra,Rb,…が接続される。こ
れら追加抵抗器は、オーム値が主抵抗器R0より
も低く、主抵抗器R0の方向に対して所定の角度
をなす。
誤差exおよびezを相殺するために、1個以上の
これら追加抵抗器Ra,Rb,…のオーム値を変更
する。これにより達成される結果は、抵抗ゲージ
と棒材1の軸Oxとの見かけの角度が修正される
ことである。
この第2の方法は、あらゆるタイプの抵抗ゲー
ジ(格子または層)に適用される。その原理は下
記の通りである。
同一の横座標xを有する直列の抵抗要素R=
R0+R1+…+Roからなる抵抗器を考える(説明
を簡単にするため、これらは平行な抵抗器に置換
えることができる)。
R0は棒材1の縦軸と角度θ0をなし、抵抗Ro
角度θoをなす。
r=ΔR/R=ΔR0/R+ΔR1/R+…+ΔRo/R =R0/RΔR0/R+R1/RΔR1/R+…+Ro/RΔRo
/R =ρ0r0+ρ1r1+…+ρoro=Σρiri 先に第22頁第6〜7行に示したrの式により次の
式が得られる。
ri=AP[G(X−x)+(1+μ)(X−x) (cos2θi−1)+BZsin2θi] この式の助けを借りて下記を計算する。
r=Σρiri=AP[G(X−x)Σρi +(1+μ)(X−x)(Σρicos2θi−Σρi) +BZΣρisin2θi] 次を考慮に入れる。
R0/R+R1R+…+Ro/R=Σρi=1 従つて、次のようになる。
r=AP[G(X−x)+(1+μ)(X−x) (Σρicos2θi−1)+BZΣρisin2θi] ベクトルの合計Σρicos2θiおよびΣρisin2θiは、

れぞれ次に比例し、 cos arctgΣρisin2θi/Σρicos2θi sinarctgΣ
ρisin2θi/Σρicos2θi また、単一の抵抗器の式において、cos2θおよ
びsin2θの関数となる。
複合抵抗器R=R0+R1+…+Roは、下記に等
しい見かけの角度を有する単一抵抗器として働
く。
arctgΣρisin2θi/Σρicos2θi このタイプの抵抗器を設けたトランスデユーサ
は、従つて、抵抗の比ρiを単に従来法で調整する
ことによつて、抵抗器の見かけの角度を修正する
ことにより、調整可能である。
以下に二つの実施例を述べる。
第1例 第7図に示すように、ブリツジのそれぞれの抵
抗歪ゲージは、主抵抗器R0と、それに直列に接
続された抵抗器RaおよびRbとからなる。主抵抗
器R0は、1に近い重みρを有し、sin2θ=0およ
びcos2θ=0であるようにOxに対する角度θがゼ
ロをなす。抵抗器Raは、重みρ′≪1を有し、Ox
に対してsin2θ′=0およびcos2θ′=0であるよう
にOxに角度に対する角度θ′がπ/4をなす。抵抗
器Rbは、重みρ″=ρ′≪1を有し、Oxに対して
sin2θ″=1およびcos2θ″=0であるようにOxに対
する角度θ″が−π/4をなす。次が直ちに計算さ
れる。
Σρisin2θi=ρx0+ρ′x1+ρ″x(−1)=ρ′
−ρ″ Σρicos2θi=ρx1+ρ′x0+ρ″0=ρ1−(ρ′+
ρ″) 各抵抗器において、ρ′=ρ″であれば、初めの見か
け角度arctg(ρ′−ρ″)/ρはゼロである。
4個の同一の抵抗器からなるブリツジにおい
て、□Σ(1−ρ′−ρ″)=□Σ(ρ′−ρ″)およ
び□Σ
(ρ′−ρ″)もゼロであり、この形態は、それ自体
においてexまたはezのタイプの誤差を生じない。
異なる値ρ′およびρ″の間に相違があれば、合成の
誤差は、初期の測定通中にex0およびez0の中に計
算される。
トランスデユーサの調整は、□Σ(−dρ′−dρ″)
=−Cxex0を経てexを相殺し、□Σ(−dρ′−dρ″)

−Czez0を得てezを相殺するためにdρ′および
dρ″によつてρ′およびρ″の比を増加させることか
らなる。値dρ′およびdρ″(ともに正である必要が
ある)は、ともにexおよびezにおいて使用され
る。
角度の直接的な修正の方法におけるように、調
整の独立性は、調整を二つの抵抗器いex=0に
関して同一の栄リテイを有し、ez=0に関して異
なるパリテイを有する)に分配する(区分する)
ことによつて確保される。ここで一方の抵抗器は
dρ′によつて修正され、他方の抵抗器はdρ″によつ
て修正される。
ex=0の調整: ±(dρ′x−dρ″x)=−Cxex0 dρ′x=dρ″x=Cx|ex0|/2 ezへの影響: ±(dρ′x−dρ″x)=0 ez=0の調整: ±(dρ′z−dρ″z))=−Czez0 dρ′z=dρ″z=Cz|ez0|/2 ezへの影響: ±1/Cx(dρ′z−dρ″z)=0 ex0の符号は、ex=0とするように調整された
グレープのパリテイ(±符号)を決定する。
ez0の符号は、ez=0とするように使用される
直列抵抗器の組合せ(パリテイ/角度)を決定す
る。
前記した角度の直接的な細分の方法では、形成
される角度dθの値を計算し、プログラムするこ
とができる。
しかし本方法では、調整パラメータは、測定が
容易でない比率ρ′およびρ″であり、従つてプログ
ラム可能ではない。この場合、これら比率の変化
dρ′およびdρ″は、常に測定可能なブリツジゼロで
の変化によつて表される。
比率ρ′およびρ″は、直列抵抗/合計抵抗の比率
によつて定義され、結果は次の通りである。
dρ′=ΔR′/R+ΔR′dR′/R dρ″
dR″/R また、ブリツジゼロにおける変化は、次の通り
である。
Δz=1/4□Σ(dR/R total+dR′/R total +dR″/R total)=1/4□Σ(dρ+dρ′+dρ
″) 従つて、ゼロの変化によつてdρのプログラム
し、調整を制御することができる。
同一のパリテイを有する2個の抵抗器が調整さ
れるので、ex=0は、次のようなゼロにおける
変化、 1/4(Cxex0/2+Cxex0/2) を作り出す。
異なるパリテイを有する2個の抵抗器が調整さ
れるので、ez=0は、次のようなゼロにおける変
化、 1/4(Czez0/2+Czez0/2) を作り出す。
近似値に起因する不確実性は次の通りである。
dρ′=dR′/R+dR′dR′/R この不確実性は、必要であれば、計算値の90%
(例えば)で調整を停止させ、新たに誤差の測定
を行い、そして、新たにゼロの修正を計算するこ
とによつて、除去される。
ex=0およびez=0の調整後、ゼロ(その値
に関係なく)は、従来の機能的調整により、適当
なパリテイを有する主抵抗器を調整することによ
つて、特定の値にすることができる。
第例 第8図に示すように、ブリツジの各抵抗歪ゲー
ジは、主抵抗器R0と、それに直列に接続された
抵抗器Ra,Rb,Rc,とからなる。主抵抗器R0は、
1に近い重みρを有し、sin2θ=0およびcos2θ=
1となるようにOxに対する角度θがゼロをなす。
抵抗器Raは、重みρ′≪1を有し、Oxに対して
sin2θ′=1およびcos2θ′=0となるようにOxとな
す角度θ′がπ/4となる。抵抗器Rbは、重みρ″=
ρ′を有し、sin2θ″=−1およびcos2θ″=0である
ようにOxとなす角度θ″が−π/4となる抵抗Rc
は、重みρ≪1を有し、sin2θ=0および
cos2θ=−1であるようにOxとなす角度θが
±π/2となる。
次が直ちに計算される。
Σρisin2θi=ρ×1+ρ′x0+ρ″x(−1)+ρ
x0=ρ′−ρ″ Σρicos2θi=ρx0+ρ′x1+ρ″x0+ρx(−1
)=ρ′=ρ=1−(ρ′+ρ″+2ρ) ρ′−ρ″であれば、初めの見かけ角度arctg(ρ′

ρ″)/(ρ′−ρ)はゼロであり、このタイプの
4個の同一の抵抗器からなる歪ゲージブリツジ
は、形態による誤差を生じない。
トランスデユーサの調整は、次を設定すること
からなる。
□Σ(1−(dρ′+dρ″+2dρ))=□Σ(−dρ
′−dρ″−2dρ))=−Cxex0 □Σ(dρ′−dρ″)=−Cxez0 重みρを有する90°の抵抗器Rcは、ez=0の
調整において、何の役割も果さない。
従つて。調整の独立性は、次の順序で調整を行
うことにより確保される。まず、ρ′またはρ″(ま
たは、区分調整によつて両方共に)によつて、ez
=0の調整をする。次にρによつてex=0の調
整をし、最後に主抵抗ρのゼロを調整する。
最初に、区分調整の方法を調べる。
□Σ(dρ′−dρ″)=(dρ′−dρ″)1−(dρ′−
dρ″)2 +(dρ′−dρ″)3−(dρ′−dρ″)4 □Σ(−dρ′−dρ″−2dρ)=(−dρ′−dρ″−
2dρ)1 −(−dρ′−dρ″−2dρ)2 +(−dρ′−dρ″−2dρ)3 −(−dρ′−dρ″−2dρ)4′ 上記の式において、dρ′1およびdρ′3、dρ″1およ
びdρ″3、dρ′2およびdρ″4、dρ″2およびdρ″4
1
およびdρ3、dρ2およびdρ4は、同一の機能
を行う。この結果、例えば、それぞれ重みdρ′1
dρ″1、dρ′2、dρ″2、dρ3、dρ4を有する直列

抗Ra,Rb,Ra1,Rb1,Rc3,Rc4を省略してもさ
しつかえない。
調整値は、次のようになる。
□Σ(dρ′−dρ″)=(dρ′−dρ″)3−(dρ′−
dρ″)4 +(dρ′3+dρ″4)−(dρ″3+dρ′4) □Σ(−dρ′−dρ″−2dρ)=−2(−dρ1−2d
ρ
) −(−dρ′3−dρ″4)−(dρ″3−dρ′4) ブリツジの4個の抵抗器の初めの見かけ角度は
ゼロである。この形態は、exまたはezのタイプの
誤差または信号損失を生じない。
ez=0の調整は、次により得られる。
□Σ(dρ′−dρ″)=−Czez0 ρ3およびρ′4を同量だけ増加させる。
ez0>0であれば、dρ″3=ρ′4=+Czez0/2 ez0<0であれば、dρ″3=ρ′4=−Czez0/2 exは変化していない。
ex=ex0+1/Cx(Czez0/2−Czez0/2)=ex0 調整(dρ″3)の最初の半分の間にはゼロは、ほ
ぼ次の量だけ変化する。
1/4□Σdρ″3=Czez0/2.4 また、次の半分で次の量だけ変化する。
1/4□Σdρ′4=−Czez0/2.4 これらの変化は、必要であれば、1個遺以上の
中間測定ez1,ez2…によつて調整をプログラムす
ることを可能にする。
ez=0の調整後、ゼロは初期値に戻る。
次に、ex=0の調整が下記から得られる。
□Σ(−2dρ)=−2(ρ1−dρ2)=−Cxex0 ρ1は、ex0>0であれば、dρ1=Cxex0/2だ け増加される。または、ρ2は、ex0<0であれ
ば、ρ2=−Cxex0/2だけ増加される。
この調整中、ゼロは、ほぼ次の量だけ変化す
る。
1/4□Σdρ=1/4Cxex0/2 新しいゼロは、新しいゼロの符号によつて決定
されるパリテイを有する主抵抗器(θ=0)の従
来の機能的調整によつて、相殺されるかまたは所
望の値にされる。
前記形態は、さらに単純化することができる。
ez=0の調整を区分する代りに、単一の傾斜抵抗
器上でこの調整を実行できるが、この場合は最大
値におけるより大きなゼロ修正が必要である。
前記した調整値の最初において、ez=0の調整
の能力を減ずることなしに、括弧の各組(例えば
dρ″3およびdρ″4)内において、一つの要素を削除
することが可能である。
□Σ(dρ′−dρ″)=(dρ′3−dρ″4)−(dρ
3−dρ′4) □Σ(−dρ′−dρ″−2dρ)=−2(−dρ1
2dρ2)−(−dρ′3−dρ″4)−(dρ″3−dρ′4
) これら調整式は次のようになる。
□Σ(dρ′−dρ″)=dρ′3−dρ″4=−Czez0 □Σ(−dρ′−dρ″−2dρ) =−2(−dρ1−2dρ2) −(dρ′3−dρ″4)=−Cxex0 ez=0の調整は、ez0<0であれば、−Czez0だけρ′3
増加させることにより得られ、ez0>0であれば、
Czez0だけρ′4を増加させることにより得られる。
この調整の後、exはex1=ex0+1/CxCzez0となつ ており、ゼロは±1/4Czez0だけ変化している。
ex1は、次により測定(計算)され、相殺され
る。
1−dρ2=1/2Cxex1 =Cxex0+Czez0/2 ex1>0であれば、Cxex1/2だけρ1を増加し、 ex1<0であれば、−Cxex1/2だけρ2を増加する。
ex1=0のこの調整は、実行済のez=0には影
響を与えないが、ゼロ次のような新しい変化を生
ずる。
1/4□Σdρ=±1/4Cxex1/2 =±Cxex0+Czez0/2 いずれにせよ、ゼロの新にい値は、測定され、
ゼロの符号によつて決定される適当なパリテイを
有する主抵抗器(θ=0)の従来の機能的調整に
よつて、所望の値に設定される。
前記計算のすべては、コンピユータにより実行
可能であり、これによつてゲージに適用される修
正を自動的に計算することができることは容易に
理解されよう。
【図面の簡単な説明】
第1図は固定支持材に取り付けられた本発明に
基づく力トランスデユーサを示す斜視図、第2図
は前記トランスデユーサの、抵抗歪ゲージで形成
された測定用ブリツジを示す結線図、第3図は、
力トランスデユーサにプレートを取り付け、この
オプレートに測定しようとする力が印加されるこ
とを示す概略側面図、第4図は、力トランスデユ
ーサとプレートとを示す概略端面図、第5図は、
本発明の方法の一実施例に基づき変更した抵抗歪
ゲージを示す平面図、第6図は、本発明の方法の
他の実施例を示す第5図と同様の平面図、第7図
は、それぞれが主抵抗器と、この主抵抗器に対し
て角度をなして直列に接続された2個の追加抵抗
器とからなる4個の抵抗歪ゲージを示す平面図、
および第8図は、他の構成例を示す第7図と同様
の図である。 1……弾性棒材、2……支持材、3……プレー
ト、R1〜R4……抵抗歪ゲージ、R0……主抵抗器、
Ra〜Rc……追加抵抗器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 抵抗ゲージ力トランスデユーサの調整方法で
    あつて、該トランスデユーサは、一端に固定支持
    体2に取り付けられ他端に測定される力Pが加え
    られる弾性棒体1を備え、前記棒体1は前記棒体
    の他端に印加された力の関数である電気信号を出
    力する測定ブリツジを形成するように電気的に相
    互接続された抵抗ゲージR1,R2,R3,R4を支持
    するようになつており、前記トランスデユーサは
    前記方法によつて、前記電気信号が前記印加力に
    比例し、かつ該力Pの印加点の変位によつて発生
    されるねじり偶力および曲げ偶力の影響を受けな
    いように調整可能であり、該方法は、次の過程、
    すなわち A 該トランスデユーサの初期特性を決定する過
    程、 B 該印加力Pの変位に起因する該トランスデユ
    ーサの相対誤差を該抵抗ゲージR1〜R4と該棒
    体の縦方向Oxとのなす角度θの関数として計
    算する過程、 C 前記角度θを変化させるために1個以上の抵
    抗ゲージを修正することによつて該誤差の相殺
    を行う過程、 を特徴とする、抵抗ゲージ力トランスデユーサの
    調整方法。 2 トランスデユーサの誤差は次の関係式によつ
    て計算され、 ex=ex0+1/Cx□Σcos2θ ez=ez0+1/Cz□Σsin2θ この関係式において、 exは棒体1の軸Oxに沿つて印加される力Pの
    変位による誤差であり、 ezは軸Oxと印加される力Pとに直交する軸Oz
    に沿つて印加される力Pの変位による誤差であ
    り、 ex0およびez0はトランスデユーサの初期特性化
    を含む過程の間に決定される初期誤差であり、 CxおよびCzは設計とトランスデユーサの初期
    特性化の条件とによつて確定される既知の定数で
    あり、 各抵抗器の角度θになされる修正が、誤差ex
    よびezを相殺するために、上述の関係式によつて
    決定される特許請求の範囲第1項に記載の方法。 3 抵抗ゲージは、棒体の軸Oxとなす角度θが
    ゼロであり、前記誤差exは適当なパリテイを有
    する抵抗ゲージに、 dθx(Cx|ex0|/4)1/2 の修正を加え、さらに同一のパリテイを有する他
    のゲージに−dθxの修正を加えることによつて相
    殺され、前記誤差ezは適当なパリテイを有する抵
    抗ゲージに、 dθzCz|ez0|/4 の修正を加え、さらに異なるパリテイを有するゲ
    ージに−dθzの修正を加えることによつて相殺さ
    れる特許請求の範囲第2項に記載の方法。 4 同一のパリテイを有する各グループの抵抗ゲ
    ージは、角度θ=0をなすゲージと角度θ=π/
    4をなすゲージとを具備し、前記誤差exはθ=
    π/4のゲージに、 dθx=Cxex0/2 の修正を加えることによつて相殺され、前記誤差
    ezはθ=0のゲージに、 dθz=Czez1/2 の修正を加えることによつて相殺される特許請求
    の範囲第2項に記載の方法。 5 抵抗ゲージR1〜R4は前記棒体1上に取り付
    けられる方形の抵抗層によつて構成され、前記抵
    抗ゲージの角度θは、各ゲージによつて形成され
    る方形の対向する辺を有する平行四辺形を形成す
    るように前記抵抗層に2本の平行溝l1,l2を切る
    ことによつて修正され、前記平行溝は前記ゲージ
    の初めの方向に対して前記関係式によつて決定さ
    れる角度dθxまたはdθzだけ傾斜している特許請求
    の範囲第3項に記載の方法。 6 前記抵抗ゲージR1〜R4は前記棒体1上に取
    り付けられる方法の抵抗層によつて構成され、前
    記抵抗ゲージの角度θは、前記ゲージの合成電気
    的方向L1が初めの方向に対して前記関係式によ
    つて決定される角度dθx又はdθzをなすように、前
    記ゲージの縦方向の縁に横方向のノツチe1,e2
    …を形成することによつて修正される特許請求の
    範囲第3項に記載の方法。 7 前記溝l1,l2またはノツチe1,e2……は、レ
    ーザビームによつて切られる特許請求の範囲第5
    項に記載の方法。 8 抵抗ゲージは棒体1の縦軸Oxに対して所定
    の角度をなす主抵抗器R0によつて形成され、前
    記主抵抗器R0の各々には追加抵抗器Ra,Rbが直
    列に接続され、前記追加抵抗器は主抵抗器R0
    オーム値よりも低いオーム値を有し、かつ前記主
    抵抗器に対して所定の角度θだけ傾斜しており、
    誤差ex,ezの相殺は、1個以上の前記追加抵抗器
    Ra,Rbをオーム値を修正し、それによつて前記
    抵抗ゲージと前記棒体1の軸Oxとの間の見掛け
    の角度を修正することによつて行われる特許請求
    の範囲第3項に記載の方法。 9 抵抗ゲージ力トランスデユーサ(抵抗ゲージ
    R1〜R4)であつて、該トランスデユーサは、一
    端が固定支持体2に取り付け得るようになつてお
    り、他端に測定される力Pが加えられるような弾
    性棒体1を備え、前記棒体1は前記棒体の他端に
    印加された力の関数である電気信号を出力する測
    定ブリツジを形成するように電気的に相互接続さ
    れた抵抗ゲージR1〜R4を支持するようになつて
    おり、前記トランスデユーサは、前記電気信号が
    前記印加力Pに比例し、かつ該力Pの印加点の変
    位によつて発生されるねじり偶力および曲げ偶力
    の影響を受けないように調整されており、1個以
    上の抵抗ゲージR1〜R4と棒体1の縦方向Oxとの
    間でなす角度θは次の関係式を満たしており、 ex=ex0+1/Cx□Σcos2θ=0 ez=ez0+1/Cz□Σsin2θ=0 この関係式において、 exは棒体1の軸Oxに沿つて印加される力Pの
    変位による誤差であり、 ezは軸Oxと印加される力とに直交する軸Ozに
    沿つて印加される力Pの変位による誤差であり、 ex0およびez0はトランスデユーサの初期特性化
    を含む過程の間に決定される初期誤差であり、 CxおよびCzは設計とトランスデユーサの初期
    特性化の条件とによつて確定される既知の定数で
    ある、 抵抗ゲージ力トランスデユーサ。 10 抵抗ゲージR1〜R4は前記棒体1上に取り
    付けられる方形の抵抗層によつて構成され、前記
    抵抗ゲージの各々は、各ゲージによつて形成され
    る方形の対向する辺を有する平行四辺形を形成す
    るように切られた2本の平行溝l1,l2を有し、前
    記平行溝は前記ゲージの初めの方向に対して次の
    関係式: dθx(Cx|ex0|/4)1/2zCz|ez0|/4 によつて決定される角度dθxまたはdθzだけ傾斜し
    ている特許請求の範囲第9項に記載の力トランス
    デユーサ。 11 抵抗ゲージの各々は、棒体1の縦軸Oxに
    対して所定の角度をなす主抵抗器R0を具備し、
    前記主抵抗器R0の各々は追加抵抗器Ra,Rbに直
    列接続され、この追加抵抗器は主抵抗器R0のオ
    ーム値よりも低いオーム値を有し、かつ主抵抗器
    に対して、所定の角度θだけ傾斜しており、1個
    以上の前記追加抵抗器のオーム値が修正されてお
    り、その修正によつて抵抗ゲージと棒体1の軸と
    の間の見掛けの角度を修正している特許請求の範
    囲第9項に記載の力トランスデユーサ。
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