JPH0566966U - 縦型熱処理炉 - Google Patents

縦型熱処理炉

Info

Publication number
JPH0566966U
JPH0566966U JP1708092U JP1708092U JPH0566966U JP H0566966 U JPH0566966 U JP H0566966U JP 1708092 U JP1708092 U JP 1708092U JP 1708092 U JP1708092 U JP 1708092U JP H0566966 U JPH0566966 U JP H0566966U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas flow
process tube
flow guide
heat treatment
treatment furnace
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1708092U
Other languages
English (en)
Inventor
知弘 結城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP1708092U priority Critical patent/JPH0566966U/ja
Publication of JPH0566966U publication Critical patent/JPH0566966U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 縦型熱処理炉の下部において、ガスの対流に
よる処理ばらつきを低減する。 【構成】 プロセスチューブ10の下部において、ウエ
ハ保持具20で保持された被処理ウエハ22の下方にガ
ス流案内具30を設ける。ガス流案内具30は、被処理
ウエハ22の下方の空間を縦方向(又は横方向)に仕切
ることにより上方からのガス流を対流を抑制しつつ下流
側に案内するもので、一例として多数の円筒を並設して
構成される。プロセスチューブ10内の下部空間では、
ガスの対流が抑制されるので、処理雰囲気が安定にな
り、酸化、拡散等の処理のばらつきを少なくすることが
できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、半導体ウエハ等の被処理ウエハに酸化、拡散等の処理を施すのに 用いられる縦型熱処理炉に関し、特にプロセスチューブ内の下部空間にガス流案 内手段を設けたことによりガスの対流による処理ばらつきを低減するようにした ものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体ウエハに酸化処理や不純物拡散処理を施すための縦型熱処理炉と しては、図9に示すものが知られている。
【0003】 図9において、10は、直立配置されるプロセスチューブであり、例えば円筒 状の石英管からなっている。プロセスチューブ10をSiCライナー管12を介 して取囲むようにヒータ14A〜14Dが設けられている。
【0004】 プロセスチューブ10の上部には、ガス導入管16を介して処理用のガスGが 導入され、導入されたガスは、プロセスチューブ10の下部に設けた排気管18 から排出される。
【0005】 ウエハ保持具20は、台座20aに直立して取付けたウエハ保持棒20bで半 導体ウエハ等の被処理ウエハ22を保持するもので、台座20aにはプロセスチ ューブ10の下端の開口を閉じるための蓋24が一体的に設けられている。
【0006】 処理の際には、ウエハ保持具20で保持された被処理ウエハ22がプロセスチ ューブ10の下端から内部に挿入され、チューブ10の下端の開口は蓋24で閉 じられる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】 上記した縦型熱処理炉によると、図10に示すようにプロセスチューブ10の 下部、すなわち均熱帯の下端位置E1 から排気管位置E2 に至る長さL=30〜 40[cm]の区間には、温度差Tが500℃以上の急激な温度勾配の空間が存 在するため、この空間にて矢印Aで示すようにガスの対流が生ずる。このため、 対流空間の近傍では、処理雰囲気が不安定となり、被処理ウエハ22の酸化膜厚 や不純物プロファイルがウエハ間乃至ウエハ内で相当にばらつく不都合があった 。
【0008】 この考案の目的は、ガスの対流に基づく処理ばらつきを低減することができる 新規な縦型熱処理炉を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案は、直立配置されるプロセスチューブを取囲むように加熱手段を設け ると共に該プロセスチューブの上部に処理用のガスを導入し、該プロセスチュー ブの下部から排気するようにした縦型熱処理炉において、前記プロセスチューブ 内には下部空間を縦方向又は横方向に仕切ることにより上方からのガス流を対流 を抑制しつつ下流側に案内する案内手段を設けたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
この考案の構成によれば、案内手段を設けてガス流を案内し且つガスの対流を 抑制するようにしたので、プロセスチューブの下部空間では処理雰囲気が安定に なり、酸化、拡散等の処理ばらつきを低減することができる。
【0011】
【実施例】
図1は、この考案の一実施例によるガス流案内具30を示すもので、このガス 流案内具30は、多数の円筒32を並列的に結合して構成されている。この種の ガス流案内具は、円筒32の代りに多角筒を用いて構成することもできる。
【0012】 図1のガス流案内具30は、図2に示すように縦型熱処理炉においてプロセス チューブ10の下部空間に配置して使用される。図2の縦型熱処理炉は図9に示 したものと同様のものであり、図9と同様の部分には同様の符号を付してある。 ガス流案内具30は、プロセスチューブ10内において被処理ウエハ22の下方 でウエハ保持具20の台座20a上に載置されるが、ガスの流れをスムーズにす るため台座20aとの間に適当な隙間をあけておく。また、被処理ウエハ22と ガス流案内具30との間にも、ウエハローディングに支障がない程度に隙間をあ けておく。
【0013】 図2の縦型熱処理炉において、上方からのガス流は、ガス流案内具30を構成 する円筒32により下流側に案内される。このとき、各円筒毎に縦方向に仕切ら れているため、ガスの対流は殆ど生じない。従って、酸化、拡散等の処理のばら つきを少なくすることができる。
【0014】 図3は、この考案の他の実施例によるガス流案内具30を示すもので、このガ ス流案内具30は、仕切板34を十字状に組合せて構成されている。図3のガス 流案内具30を図2に示したようにプロセスチューブ10の下部空間に配置する と、ガス流路が4分割される。仕切板34の数を増加することによりガス流路を 4より多い数に分割するようなガス流案内具を構成することもできる。
【0015】 図4は、この考案の更に他の実施例によるガス流案内具30を示すもので、図 5には側面図を示してある。中心軸部材36には、仕切板38A〜38Cが開口 位置をずらして軸孔にて取付けられている。
【0016】 仕切板38A〜38Cは、互いに同様の構成であり、代表として38Aの構成 を図6に示す。仕切板38Aは、軸孔38Pを有する円板状の本体に約直角に開 いた扇状の開口部38Qを設けると共に開口部38Qの一端に相当する部分に流 れ阻止板38Rを設けた構成になっている。仕切板38A〜38Cを図4に示す ように38Qのような開口部をずらして38Pのような軸孔にて中心軸部材36 に取付けると、図4のガス流案内具30を図2に示したようにプロセスチューブ 10の下部空間に配置したときに図4〜5に示すように螺旋状のガス流路を形成 することができる。この種のガス流案内具としては、中心軸部材に複数の羽根部 材を取付けたスクリュウ状のものを構成することもできる。
【0017】 図7は、この考案の更に他の実施例によるガス流案内具30を示すもので、図 8には側面図を示してある。この例のガス流案内具30は、支持棒40に上から 順に仕切板42,44,46を取付けたものである。仕切板42は半円板状のも の、仕切板44は仕切板42の欠如部とは反対側の一部が欠けた円板状のもの、 仕切板46は仕切板44の欠如部とは反対側の一部が欠けた円板状のものであり 、いずれも円中心相当部にて支持棒40に取付けられている。図7のガス流案内 具30を図2に示したようにプロセスチューブ10の下部空間に配置すると、図 7〜8に示すように左右に偏向した形のガス流路が形成される。
【0018】 図3〜8に示したガス流案内具によっても、図1〜2に示したものと同様のガ ス対流抑制効果が得られる。また、この考案は、図1〜8に示したようなガス流 案内具をウエハ保持具20等と一体的に構成しても実施可能である。
【0019】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、プロセスチューブ内の下部空間にガス流案 内手段を設けてガスの対流を抑制するようにしたので、この考案の縦型熱処理炉 で半導体ウエハに酸化、拡散等の処理を施すと、半導体装置の製造歩留りが向上 する効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の一実施例によるガス流案内具を示
す斜視図である。
【図2】 図1のガス流案内具を配置した縦型熱処理炉
の下部を示す断面図である。
【図3】 この考案の他の実施例によるガス流案内具を
示す斜視図である。
【図4】 この考案の更に他の実施例によるガス流案内
具を示す斜視図である。
【図5】 図4のガス流案内具の側面図である。
【図6】 図4のガス流案内具を構成する流路形成部材
を示す斜視図である。
【図7】 この考案の更に他の実施例によるガス流案内
具を示す斜視図である。
【図8】 図7のガス流案内具の側面図である。
【図9】 従来の縦型熱処理炉を示す断面図である。
【図10】 図9の縦型熱処理炉の下部を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
10:プロセスチューブ、14A〜14D:ヒータ、1
6:ガス導入管、18:排気管、20:ウエハ保持具、
22:被処理ウエハ、30:ガス流案内具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直立配置されるプロセスチューブを取囲
    むように加熱手段を設けると共に該プロセスチューブの
    上部に処理用のガスを導入し、該プロセスチューブの下
    部から排気するようにした縦型熱処理炉において、 前記プロセスチューブ内には下部空間を縦方向又は横方
    向に仕切ることにより上方からのガス流を対流を抑制し
    つつ下流側に案内する案内手段を設けたことを特徴とす
    る縦型熱処理炉。
JP1708092U 1992-02-21 1992-02-21 縦型熱処理炉 Pending JPH0566966U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1708092U JPH0566966U (ja) 1992-02-21 1992-02-21 縦型熱処理炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1708092U JPH0566966U (ja) 1992-02-21 1992-02-21 縦型熱処理炉

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0566966U true JPH0566966U (ja) 1993-09-03

Family

ID=11934002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1708092U Pending JPH0566966U (ja) 1992-02-21 1992-02-21 縦型熱処理炉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0566966U (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62154722A (ja) * 1985-12-27 1987-07-09 Hitachi Ltd 処理装置
JPS62257720A (ja) * 1986-04-30 1987-11-10 Toshiba Mach Co Ltd 気相成長装置
JPH01294598A (ja) * 1988-05-23 1989-11-28 Sumitomo Electric Ind Ltd 気相成長装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62154722A (ja) * 1985-12-27 1987-07-09 Hitachi Ltd 処理装置
JPS62257720A (ja) * 1986-04-30 1987-11-10 Toshiba Mach Co Ltd 気相成長装置
JPH01294598A (ja) * 1988-05-23 1989-11-28 Sumitomo Electric Ind Ltd 気相成長装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3348936B2 (ja) 縦型熱処理装置
US5709543A (en) Vertical heat treatment apparatus
JP7312952B2 (ja) 水平基板ボート
JPH08250444A (ja) 熱処理装置
JPS633446B2 (ja)
JPH0566966U (ja) 縦型熱処理炉
JPS6227725B2 (ja)
JP2000150403A (ja) 保温筒および縦型熱処理装置
JPH10242067A (ja) 熱処理用基板支持具
JP2007059606A (ja) 縦型ウエハボート及び縦型熱処理炉
JPH0950967A (ja) 被処理体の支持ボート
JP3023977B2 (ja) 縦型熱処理装置
JPH0727870B2 (ja) 減圧気相成長方法
JP2001313266A (ja) 熱処理用ボート
JP2593660B2 (ja) ウェーハ熱処理用治具
JP2506408B2 (ja) ウェ―ハ熱処理用治具
JP3761646B2 (ja) 縦型ウエハ処理治具
JPH0220830Y2 (ja)
JPH05299368A (ja) 横型SiCボート
JPH09298164A (ja) ウェーハ保持用ボート
JPS63178519A (ja) 半導体熱処理装置
JPS5918673Y2 (ja) 半導体装置用熱処理炉
JPH0566965U (ja) 縦型熱処理炉
JP2599005Y2 (ja) ウェーハ支持ボート
JP2005072277A (ja) 熱処理用縦型ボート及びその製造方法