JP2007059606A - 縦型ウエハボート及び縦型熱処理炉 - Google Patents

縦型ウエハボート及び縦型熱処理炉 Download PDF

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浩司 荒木
Yukio Nagahata
幸雄 永畑
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Kota Shimomura
光太 下村
Akiko Narita
明子 成田
Haruo Sudo
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Abstract

【課題】 処理ガス中に含まれる金属不純物によるウエハへの汚染を抑制することができる縦型ウエハボート及び縦型熱処理炉を提供する。
【解決手段】 複数のウエハを熱処理するための処理ガスが上方から下方に向けて導入される炉芯管11に収容され、前記複数のウエハWを上下方向に載置する縦型ウエハボート1において、前記複数のウエハWの載置手段2aを有するボート本体2と、前記ボート本体2に着脱可能に設けられ、上面が平坦面に形成された板状のカバープレート3とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、縦型ウエハボート及び縦型熱処理炉に関し、詳しくは炉内の金属不純物濃度を低減することのできる縦型ウエハボート及び縦型熱処理炉に関する。
従来から、シリコンウエハ等の半導体ウエハ(以下、単にウエハと称呼する)は、炉芯管等を有する縦型あるいは横型の熱処理炉内で各種の熱処理が施されている。これら熱処理は、一般にウエハボート等の支持載置治具にウエハをセットして、加熱した熱処理炉内に前記支持載置治具を挿入し、更に昇温加熱し、処理ガスを導入することによって行われている。
例えば、図8に基づいて、一般的な縦型熱処理炉及びその熱処理の概略について説明すると、縦型熱処理炉50は、炉芯管11と、均熱領域を確保するために前記炉芯管11の外周囲に適宜の間隔を保持して配設された均熱管12と、前記炉芯管11内のウエハWを加熱するために前記均熱管12の外周囲に配設された加熱部材13とを備えている。
また、前記炉芯管11の出入口の温度を均一に保つための保温筒14と、ウエハWに対して処理ガスを炉芯管11の頂部より内部空間に向けて供給するガス供給管16と、炉芯管11内の処理ガスを排出する排気管15とを備えている。
そして、前記保温筒14の上面には、熱処理が施される多数のウエハWを積載したウエハボート51が載置されるように構成されている。このウエハボート51には、ウエハWを支持載置する溝部51aが複数設けられ、上下方向に複数枚のウエハWを載置できるように構成されている。
また前記ウエハボート51の上部分には、いわゆるダミーウエハDWが載置されている。更に図9のウエハボート51の上部拡大図に示すように、ボート上部に複数枚のダミーウエハDWが載置され、その下方に製品向けのウエハWが載置されている。
このように構成された縦型熱処理炉50においては、ウエハWを積載したウエハボート51が炉芯管11に収容された後、炉芯管11内を加熱部材13により加熱すると共に、ガス供給管16によって処理ガスが上方から下方に向けて供給される。これにより、炉芯管11内では、高温の処理ガス雰囲気とされ、ウエハWに所定の熱処理が施される。
このとき、ダミーウエハDWは、導入される処理ガスが、熱処理される製品向けウエハWに直接当たらないようにガス流を制御して、ウエハW上に形成される膜厚の均一性を向上させ、またその断熱作用にてガス流を制御して炉内の均熱化を図っている。
また、このダミーウエハDWは、製品用ウエハWと同様に、一般的にシリコン板から構成されており、また、その他の材質としてはアルミナ単結晶板、石英板またはSiC膜板が、従来から用いられている。そして、各種のダミーウエハは、処理温度や炉内の雰囲気により使い分けられている。
尚、前記したように複数枚のウエハを上下に載置するウエハボート及び縦型熱処理炉については、特許文献1に記載されている。
特開平8−107079号公報
ところで、図8に示すような縦型熱処理炉50にあっては、炉芯管11内に導入される処理ガス中に、金属不純物が含まれている。このため、熱処理を複数回繰り返すと、ダミーウエハDWやウエハボート51に金属不純物が蓄積され、その蓄積された金属不純物により製品向けウエハWが汚染される虞があった。
また、炉芯管11内において、ガス供給管16から導入される処理ガスは、ウエハボート51の最上位置に載置されたダミーウエハDWの上面に直接当たり、その上方、即ち炉内上部で乱流を発生させる。このように炉内上部で乱流が発生すると、そこにガス中の金属不純物が停滞し、不純物の濃度が高くなる。その結果、炉内上部位置に載置された製品向けウエハWが汚染され易くなるという課題があった。
尚、処理ガスによる乱流発生を抑制するために、炉芯管11内の上部に、炉芯管と同材料により形成されたガス分散板(図示せず)を設ける方法もあるが、ガス分散板の純度が低いと、ガス分散板自体が金属不純物の発生源になるという問題があった。また、このガス分散板は、金属不純物を発生しないよう一体的に形成されるが、その形状の微小な差により処理ガスの流れが左右され、乱流が発生する虞があるため、適正なガスの流れを生成するための形状を形成するのが困難であるという技術的課題もあった。
本発明は、前記したような事情の下になされたものであり、炉芯管内に載置された複数のウエハに対して熱処理を行う縦型熱処理炉において、処理ガス中に含まれる金属不純物によるウエハへの汚染を抑制することができる縦型ウエハボート及び縦型熱処理炉を提供することを目的とする。
前記した課題を解決するために、本発明に係る縦型ウエハボートは、複数のウエハを熱処理するための処理ガスが上方から下方に向けて導入される炉芯管に収容され、前記複数のウエハを上下方向に載置する縦型ウエハボートにおいて、前記複数のウエハの載置手段を有するボート本体と、前記ボート本体の上部に着脱可能に設けられた、上面が平坦面の板状のカバープレートとを備えることを特徴としている。
このように構成することによって、炉芯管に導入された処理ガスをカバープレートに直接当てることができ、カバープレートにより不純物を捕集し、ガス中の不純物濃度を従来よりも大幅に低減することができる。その結果、製品向けウエハへの不純物汚染を抑制することができる。
また、前記カバープレートは、ボート本体に対し着脱可能に設けられているため、カバープレート上に不純物が蓄積されたときには、容易に新たなプレートに交換することで対応することができる。
また、前記カバープレートは円板状であって、直径が前記ボート本体に載置されるウエハの直径よりも大きく形成されることが望ましい。
このように形成することにより、より効果的に処理ガス中の金属不純物を捕集することができる。
更に、前記カバープレートの下面に、前記ボート本体の上端形状に対応した凹部が形成され、前記凹部にボート本体の上端が嵌合することが望ましい。
このようにカバープレートの下面が形成されることで、カバープレートをボート本体に対し設置するときの位置合わせが容易になり、位置ずれに起因する乱流発生を防止することができる。
また、前記カバープレートは、SiC(炭化シリコン)、SiN(窒化シリコン)、SiO(酸化シリコン)、Si(シリコン)のいずれか、またはそれらの複合物により形成されることが望ましい。このような材質であれば、カバープレート自身が金属不純物の発生源とならずに、処理ガス中の不純物を捕集することができる。
また、前記カバープレートは、前記カバープレートの上面と、前記ボート本体において最上位置に載置される製品向けウエハの上面との距離が、90mm以上となるよう前記ボート本体の上部に設置されることが望ましい。また、前記カバープレートはSi(シリコン)により形成されると共に、厚さが1mm以上に形成されることが望ましい。
このように構成することによって、より効果的にカバープレートで不純物を捕集することができる。
また、前記した課題を解決するために、本発明に係る縦型熱処理炉は、複数のウエハの載置手段を有するボート本体と、前記ボート本体の上部に着脱可能に設けられた、上面が平坦面の板状のカバープレートとを備える縦型ウエハボートを収納する縦型熱処理炉であって、前記縦型ウエハボートが収容される炉芯管と、前記炉芯管の上方から下方に向けて処理ガスを導入する処理ガス供給手段とを備え、前記処理ガス供給手段によって前記炉芯管内に導入された処理ガスが、前記カバープレートの上面に直接当たるように、前記縦型ウエハボートが設置されることを特徴としている。
このように構成することにより、カバープレートにより処理ガス中の不純物を捕集し、ガス中の不純物濃度を従来よりも大幅に低減することができる。その結果、製品向けウエハへの不純物汚染を抑制することができる。
また、前記カバープレートの上面と、前記処理ガス供給手段のガス供給口との距離が10mm〜300mmの範囲内となるように、前記縦型ウエハボートが前記炉芯管内に設置されることが望ましい。このようにすれば、カバープレートにより効果的に、処理ガス中の不純物を捕集することができる。
本発明にかかる縦型ウエハボート及び縦型熱処理炉を用いることにより、処理ガス中に含まれる金属不純物によるウエハへの汚染を抑制することができる。
以下、本発明に係わる縦型ウエハボート及び縦型熱処理炉の実施形態について図面に基づき説明する。尚、図1は本発明に係る縦型ウエハボートが収納された縦型熱処理炉の全体構成を模式的に示す断面図である。また図1に示す縦型熱処理炉100は、ウエハボートの構成を除いて、図8で示した縦型熱処理炉50の構成と同じである。そのため、同一の構成については、同一符号を付することでその詳細な説明は省略する。
図1に示す縦型ウエハボート(以下、単にウエハボートと称呼する)1は、上下方向に複数枚のウエハWを載置可能なボート本体2と、前記ボート本体2に着脱可能に設けられたカバープレート3とで構成される。
前記ボート本体2には、ウエハWを支持載置する溝部(載置手段)2aが複数設けられ、この溝2aにウエハWを載置することによって、ウエハWを支持するように構成されている。尚、図1において、前記溝2aは上部及び下部が記載され、その中間部は省略されている。
前記カバープレート3は、処理ガス中に含まれる金属不純物を捕集し、ガス中の不純物濃度を低減するためのものであって、ガス供給管16(処理ガス供給手段)のガス供給口16aから導入された処理ガスが、カバープレート3の上面に直接当たるように構成されている。即ち、この実施形態においては、カバープレート3は、ボート本体2の上部に載置され、その上方にガス供給管16のガス供給口16aが位置している。
また、このカバープレート3は円板上に形成されると共に、その上面が平坦面に形成され、表面凹凸による乱流発生が抑制されるようになされている。
尚、図2のウエハボート1の上部拡大図に示すように、カバープレート3の下面にボート本体2の上端形状に対応した凹部が形成され、凹部にボート本体2の上端が嵌合するように構成するのが好ましい。
このようにカバープレート3の下面に凹部が形成されることで、カバープレート3をボート本体2に対して容易に取り付けることができ、特に設置する際の位置合わせが容易になり、カバープレート3の位置ずれに起因する乱流発生を抑制することができる。
また、カバープレート3の直径は、図3(a)の平面図に示すようにダミーウエハDWや製品向けウエハWよりも大きく形成され、それにより表面積を大きくし、不純物の捕集率が向上するようになされている。
また、このカバープレート3は、それ自身が不純物を発生しないようにSiC(炭化シリコン)、SiN(窒化シリコン)、SiO(酸化シリコン)、Si(シリコン)のいずれか、若しくはそれらの複合物により形成されている。
ここで、前記カバープレート3がSi(シリコン)により形成される場合には、その表面に処理ガスが当たったときの金属不純物の拡散がSiCやSiOに比べ早くなる。
このとき、カバープレート3により不純物を効果的に捕集するためには、一旦、カバープレート3に捕集された不純物が再度、カバープレート3から放出されないよう厚さを調整する必要がある。拡散係数の比較的早いFe等の重金属の場合は、ダミーウエハDWやウエハWのプレート厚さ(600〜800μm)よりも厚さが必要となる。
その場合、デバイス特性への影響が大きいFe等を少なくとも除去するために、図3(b)の側面図に示すように、厚さ1mm以上に形成される。
また、図1、図2に示すように、ボート本体2の上部には、複数のダミーウエハDWが載置される。少なくとも、カバープレート3がSiにより形成される場合には、図2に示すようにカバープレート3の上面から下方に向って約90mmまでは、複数のダミーウエハDWが載置され、更にそれより下方に複数の製品向けのウエハWが載置される。
さらに、ウエハボート1は、炉芯管11内において、カバープレート3の上面とガス供給管16の供給口16aとの間の距離が10mm〜300mmの範囲となるように設置される。
このように構成された縦型熱処理炉100においてウエハWに熱処理を施す場合、ウエハWを積載したウエハボート1が炉芯管11内に収容された後、炉芯管11内が加熱部材13により加熱される。そして、ガス供給管16により処理ガスが炉芯管11内の上方から下方に向けて導入され、ウエハWに所定の熱処理が施される。
このとき、ガス供給管16から供給される処理ガスは、先ずカバープレート3上面に直接当たり、カバープレート3によりガス中の金属不純物が捕集される。即ち、カバープレート3は、ダミーウエハDWやウエハWよりも直径や厚さが大きく形成されているため、従来のダミーウエハDWのみの捕集よりも効果的に不純物が捕集される。
また、カバープレート3の上面に処理ガスが直接当たることにより、その上方にガスの乱流が発生し、炉内上部の不純物濃度が高くなる。しかしながら、カバープレート3は、最上位置のダミーウエハDWよりも、さらに上方に設けられているため、製品向けのウエハWと不純物濃度が高い炉内上部との距離を従来よりも大きくすることができ、更に乱流による悪影響を回避することができる。
以上のように本発明に係る実施の形態によれば、ガス供給管16のガス供給口16aから導入される処理ガスが、カバープレート3の上面に直接当たるようになされ、またこのカバープレート3は、ダミーウエハDWやウエハWよりも直径や厚さを有しているため、ガス中の金属不純物を効果的に捕集することでできる。したがって、このカバープレート3による不純物の捕集により、ガス中の不純物濃度を従来よりも大幅に低減することができ、製品向けウエハWへの不純物汚染を抑制することができる。
また、カバープレート3は、ボート本体2に対し着脱可能に設けられているため、カバープレート3上に不純物が蓄積されたときには、容易に新たなプレートに交換することで対応することができる。
続いて、本発明に係る縦型ウエハボート及び縦型熱処理炉について、実施例に基づきさらに説明する。本実施例では、前記実施の形態に示した構成の縦型ウエハボートを用い、実際に実験を行うことにより、その効果を検証した。
[実施例1]
実施例1では、本発明に係る縦型ウエハボートのカバープレートとして、直径200mmのCZ(チョクラルスキー)法により形成されたSiウエハ(ボロンドープ、拡散長480μm)を用い、更に以下の表1の条件で熱処理を行った。また、比較例として、従来の縦型ウエハボートを用いた場合についても表1の条件で熱処理を行った。
Figure 2007059606
そして、熱処理後の製品向けウエハ及びダミーウエハの拡散長をSPV法により測定した。この測定結果を図4の棒グラフに示す。尚、図4(a)は、ウエハ全面の平均の拡散長について、図4(b)は、ウエハ外周の平均の拡散長について夫々示している。また、図4のグラフの縦軸は熱処理前ウエハと比較した拡散長減少率、横軸はウエハの炉内の載置位置ごとの結果を示している。
このグラフにより、従来の装置、方法によれば、製品向けのウエハは、不純物汚染により拡散長が熱処理前よりも短くなることが分かった。また、この汚染の度合いは、炉内上部ほど高くなることが分かった。
これに対し、本発明の縦型ウエハボートによれば、従来に対し、4.6〜17.4%程度、拡散長が改善されることが分かった。
[実施例2]
実施例2では、本発明に係る縦型ウエハボートのカバープレートとして、直径200mmのPタイプSiウエハ(拡散長480μm)を用い、更に以下の表2の条件で熱処理を行った。
Figure 2007059606
表2の条件に示すように、0.6mm〜1.4mmまでの厚さの異なる5種類のカバープレートを用い、夫々の場合の熱処理後の製品向けウエハの拡散長をSPV法により測定した。測定結果を図5のグラフに示す。このグラフにおいて、縦軸は拡散長、横軸はカバープレート厚さを示す。
図5の結果により、カバープレートの材質がSiの場合、カバープレートの厚さが1mm以上であれば、拡散長の低下を抑制できることが分かった。
[実施例3]
実施例3では、本発明に係るウエハボートのカバープレートとして、直径200mmのPタイプSiウエハ(拡散長480μm)を用い、更に以下の表3の条件で熱処理を行った。
Figure 2007059606
表3の条件に示すように、10mm〜500mmまで、ガス供給口とカバープレート上面との距離が異なる場合の夫々について熱処理後の製品向けウエハの拡散長をSPV法により測定した。測定結果を図6のグラフに示す。このグラフにおいて、縦軸は拡散長、横軸は供給口とカバープレート上面との距離を示す。
図6の結果により、カバープレートの材質がSiの場合、供給口とカバープレート上面との距離が10〜300mmであれば、拡散長の低下を抑制できることが分かった。
[実施例4]
実施例4では、本発明に係るウエハボートのカバープレートとして、直径200mmのPタイプSiウエハ(拡散長480μm)を用い、更に以下の表4の条件で熱処理を行った。
Figure 2007059606
表4の条件に示すように、30mm〜150mmまで、カバープレート上面と製品向けウエハとの距離が異なる場合の夫々について、熱処理後の製品向けウエハの拡散長をSPV法により測定した。測定結果を図7のグラフに示す。このグラフにおいて、縦軸は拡散長、横軸はカバープレート上面と製品向けウエハとの距離を示す。
図7の結果により、カバープレートの材質がSiの場合、カバープレート上面と製品向けウエハとの距離が90mm以上であれば、拡散長の低下を抑制できることが分かった。
以上の実施例1〜4の結果から、本発明に係る縦型ウエハボート及び縦型熱処理炉によれば、処理ガス中の不純物濃度を低減し、製品向けウエハへの不純物汚染を抑制できることを確認した。
本発明は、縦型ウエハボート及び縦型熱処理炉に関するものであり、半導体製造業界等において好適に用いられる。
図1は、本発明に係る縦型ウエハボートを収納した縦型熱処理炉の全体構成を模式的に示す断面図である。 図2は、図1の縦型ウエハボートの上部拡大図である。 図3は、図1の縦型ウエハボートのカバープレートの平面図及び側面図である。 図4は、実施例1の結果を示すグラフである。 図5は、実施例2の結果を示すグラフである。 図6は、実施例3の結果を示すグラフである。 図7は、実施例4の結果を示すグラフである。 図8は、従来の縦型ウエハボートを備える縦型熱処理路の全体構成を示す断面図である。 図9は、図8の縦型ウエハボートの上部拡大図である。
符号の説明
1 縦型ウエハボート
2 ボート本体
2a 溝部(載置手段)
3 カバープレート
11 炉芯管
12 均熱管
13 加熱部材
14 保温筒
15 排気管
16 ガス供給管(処理ガス供給手段)
16a ガス供給口
100 縦型熱処理炉
DW ダミーウエハ
W ウエハ

Claims (8)

  1. 複数のウエハを熱処理するための処理ガスが上方から下方に向けて導入される炉芯管に収容され、前記複数のウエハを上下方向に載置する縦型ウエハボートにおいて、
    前記複数のウエハの載置手段を有するボート本体と、前記ボート本体の上部に着脱可能に設けられた、上面が平坦面の板状のカバープレートとを備えることを特徴とする縦型ウエハボート。
  2. 前記カバープレートは円板状であって、直径が前記ボート本体に載置されるウエハの直径よりも大きく形成されることを特徴とする請求項1に記載された縦型ウエハボート。
  3. 前記カバープレートの下面に、前記ボート本体の上端形状に対応した凹部が形成され、前記凹部にボート本体の上端が嵌合することを特徴とする請求項1または請求項2に記載された縦型ウエハボート。
  4. 前記カバープレートは、SiC(炭化シリコン)、SiN(窒化シリコン)、SiO(酸化シリコン)、Si(シリコン)のいずれか、またはそれらの複合物により形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載された縦型ウエハボート。
  5. 前記カバープレートは、前記カバープレートの上面と、前記ボート本体において最上位置に載置される製品向けウエハの上面との距離が、90mm以上となるよう前記ボート本体の上部に設置されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載された縦型ウエハボート。
  6. 前記カバープレートはSi(シリコン)により形成されると共に、厚さが1mm以上に形成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載された縦型ウエハボート。
  7. 複数のウエハの載置手段を有するボート本体と、前記ボート本体の上部に着脱可能に設けられた、上面が平坦面の板状のカバープレートとを備える縦型ウエハボートを収納する縦型熱処理炉であって、前記縦型ウエハボートが収容される炉芯管と、前記炉芯管の上方から下方に向けて処理ガスを導入する処理ガス供給手段とを備え、
    前記処理ガス供給手段によって前記炉芯管内に導入された処理ガスが、前記カバープレートの上面に直接当たるように、前記縦型ウエハボートが設置されることを特徴とする縦型熱処理炉。
  8. 前記カバープレートの上面と、前記処理ガス供給手段のガス供給口との距離が10mm〜300mmの範囲内となるように、前記縦型ウエハボートが前記炉芯管内に設置されることを特徴とする請求項7に記載された縦型熱処理炉。
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