JPH056688U - 電池パツク - Google Patents
電池パツクInfo
- Publication number
- JPH056688U JPH056688U JP5994991U JP5994991U JPH056688U JP H056688 U JPH056688 U JP H056688U JP 5994991 U JP5994991 U JP 5994991U JP 5994991 U JP5994991 U JP 5994991U JP H056688 U JPH056688 U JP H056688U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- case
- battery pack
- power supply
- supply terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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-
- Y02E60/12—
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- Battery Mounting, Suspending (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電池およびその付属電気部品が実装された基
板を保護ケースに収容し、基板をケースに溶着して封止
した耐振型の電池パックにおいて、電池パックの主回路
との接続構造を改良することにより、電池および他の電
気部品の半田付け作業を浸漬方式の自動半田付け装置で
同時処理できるようにし、人手による半田付け作業を不
要として電池パックの製造コストを削減し、併せて着脱
の容易化を実現する。 【構成】 電池2と金属板製の給電端子板5・6などを
プリント配線基板7の部品実装面7aに配置して、他の
板面において半田付けを行う。部品実装面7aから立ち
上がる取付脚部9と、これに連続する板ばね状の接触腕
部10を含んで前記端子板5・6を形成し、これらを保
護ケース1に設けた導出口14・15からケース外へ導
出し、電池2の電流を給電端子板5・6を介して取り出
す。
板を保護ケースに収容し、基板をケースに溶着して封止
した耐振型の電池パックにおいて、電池パックの主回路
との接続構造を改良することにより、電池および他の電
気部品の半田付け作業を浸漬方式の自動半田付け装置で
同時処理できるようにし、人手による半田付け作業を不
要として電池パックの製造コストを削減し、併せて着脱
の容易化を実現する。 【構成】 電池2と金属板製の給電端子板5・6などを
プリント配線基板7の部品実装面7aに配置して、他の
板面において半田付けを行う。部品実装面7aから立ち
上がる取付脚部9と、これに連続する板ばね状の接触腕
部10を含んで前記端子板5・6を形成し、これらを保
護ケース1に設けた導出口14・15からケース外へ導
出し、電池2の電流を給電端子板5・6を介して取り出
す。
Description
【0001】
この考案は、コンピュータのメモリバックアップ用の補助電源あるいはクロッ ク用電源等に適用される電池パックに関し、とくに、電池、ダイオード、抵抗な どの電気部品をプリント配線基板に半田付けしたうえで、これをプラスチックケ ース内に収容し密封した耐振型の電池パックを対象とする。
【0002】
従来の電池パックにおいて、プラスチックケース内に電池とダイオードおよび 保護抵抗などの電気部品を収容し密封することは、例えば実開平2−17940 号公報に公知である。これでは、ケース内において電池および他の部品が遊動で き、恒常的に振動を受けるような場合に、断線や接続不良を生じるおそれがある 。
【0003】 こうした不具合を解消し、長期にわたって高度の信頼性を得るために、本出願 人は、図6に示す耐振型の電池パックを先に提案した(実願平2−106919 号)。そこでは、電池30、ダイオード31、抵抗32、および出力リード線3 3のそれぞれをプリント配線基板34に半田付けすることで、ケース内における 個々の電気部品の遊動を防いでいる。そのうえで、プリント配線基板34をケー ス本体35内のリブ36に符号Pで示す4個所において溶着し、さらにケース蓋 37の接合面をケース本体35に溶着固定して、両者35・37で電池30を挟 み保持している。符号38はコネクタである。
【0004】
改良された上記の電池パックは、信頼性に不安はないものの製造上に問題があ った。電池30および他の電気部品をプリント配線基板34に半田付けするにつ いて、出力リード線33以外の部品は、それぞれの接続端子をプリント配線基板 34のスルーホールに差し込んで仮固定できるので、浸漬方式の自動半田付け装 置によって能率良く半田付けを行える。しかし、出力リード線33は自己保形性 に欠けるため、別途手作業で半田付けを行わねばならないからである。とくに、 出力リード線33をプリント配線基板34に表・裏・表の順に通した後、その線 端を半田付けする図6の配線形態では、リード線が基板の下面に露出するため自 動半田付け装置での半田付けが不可能であった。リード線を差し通す作業が煩わ しい不利もある。
【0005】 電池パックの使用時には、コネクタ38を主回路へ接続し、さらにケース本体 35を主回路の回路基板や外装ケース等に固定する必要があるが、交換頻度が低 いこの種の電池は機器類の裏側に取り付けられることが多く、狭い場所での交換 作業が行いにくく手間を要する不便もあった。
【0006】 この考案の目的は、主回路に対する電池の接続構造を改良し、電池パックに用 いられる全ての電気部品の半田付けを浸漬方式の自動半田付け装置で能率良く行 えるようにし、電池パックの製造コストを削減することにある。 この考案の他の目的は、電池パックの電気的な接続およびケースの固定をワン タッチで行えるようにし、交換作業を容易化することにある。
【0007】
この考案の電池パックは、少なくとも電池2と給電端子板5・6が実装された プリント配線基板7と、この配線基板7を封入する保護ケース1とを備えている こと、保護ケース1を構成するケース本体1aとケース蓋1bのいずれか一方に プリント配線基板7が溶着固定され、ケース蓋1bがケース本体1aに溶着固定 してあること、電池2と金属板製の給電端子板5・6を含む電気部品のそれぞれ が、プリント配線基板7の片面において半田付けされていること、給電端子板5 ・6は、プリント配線基板7の部品実装面7aから立ち上がる取付脚部9と、こ の脚部9に連続する板ばね状の接触腕部10とを備えていること、両給電端子板 5・6に対応して保護ケース1の周壁に導出口14・15を形成し、この導出口 14・15を介して前記接触腕部10を保護ケース1の外面に導出したことを要 件とする。
【0008】
給電端子板5・6を他の電気部品と共にプリント配線基板7の部品実装面7a の側に配置し、他の基板面において半田付けするのは、全ての電気部品の半田付 けを浸漬方式の自動半田付け装置によって一挙に行うためである。このとき、他 の電気部品と同様にプリント配線基板7のスルーホールに差し込んで仮固定する ために、金属板製の給電端子板5・6によって電池2の電流を取り出すようにし ている。 給電端子板5・6の接触腕部10を板ばね状に形成し、これを保護ケース1の 外面に導出するのは、コネクタを用いることなく、単に電池パックを主回路側の ソケット22に差し込み装填するだけで、電気的な接続と保護ケース1の固定を 同時に行えるようにするためである。
【0009】
この考案では、給電端子板5・6を介して電池2の出力電流を主回路へ供給す るようにしたので、給電端子板5・6を電池2や他の部品と共にプリント配線基 板7に仮固定して、浸漬方式の自動半田付け装置によって同時に半田付けでき、 従来の電池パックにおいて不可欠であった、手作業による半田付けを省略できる 。これにより電池パックの組立作業の全てを自動化して生産性を向上できる。さ らに、少なくともコネクタを省略する分だけ部品点数を削減できるので、全体と して電池パックの製造コストを削減できる。
【0010】 板ばね状に形成した接触腕部10を保護ケース1の外面に導出し、電池パック の全体をコネクタと同様に挿抜接続できるようにしたので、電池パックを主回路 のソケット22に差し込み装填するだけで、電気的な接続と保護ケース1の固定 とをワンタッチで行え、電池交換を狭い場所で行うような場合でも、簡単にしか も確実に交換作業を行うことができる。
【0011】
図1ないし図4はこの考案に係る電池パックの実施例を示す。 図1において、電池パックは前後に長い角箱状の保護ケース1と、その内部に 収容された2個の電池2、2個のダイオード3、保護抵抗4と、3個の給電端子 板5・6、およびこれらの電気部品を電気的に接続するプリント配線基板(以下 単に基板と言う)7などで構成されている。
【0012】 基板7は、ガラス繊維をエポキシ樹脂で固めた絶縁板の下面側に結線パターン をプリントしたものであり、上面の部品実装面7aの側に前記の各電気部品を配 置する。電池2は筒形の塩化チオニール電池からなり、正極側にリードピン2a を、負極側にリード端子2bを有する。 これらリードピン2aおよびリード端子2bを、基板7のスルーホールに上面 側から差し込み、下面側で結線パターンに半田付けすることにより、電池2は他 の部材と電気的に接続され、基板7と一体化される。2個のダイオード3、保護 抵抗4、および給電端子板5・6も同様に基板7に半田付けされる。 図3において給電端子板5・6は、銅または銅合金の薄板を素材とするプレス 加工品であり、基板7の部品実装面7aから立ち上がる取付脚部9と、この脚部 9に連続する板ばね状の接触腕部10とを備えている。図4に示すように接触腕 部10は突弧状に湾曲され、その遊端を内側に折り曲げて摺接端11とし、弧状 の板面の中途部に外突状の突起12を定間隔おきに3個設ける。基板7の左右端 に固定された給電端子板5・5は正極側端子であり、基板7の中央から立ち上が る給電端子板6は負極側端子である。
【0013】 保護ケース1は、上面が開口するケース本体1aと、これの開口を塞ぐケース 蓋1bとからなり、上記の各電気部品が実装された基板7をケース本体1a内に 収めた後、その開口をケース蓋1bで塞いで封止する。正極側の一対の給電端子 板5・6をケース外へ導出するために、ケース本体1aの両長辺部の前端に導出 口14を切り欠き形成し、同様に負極側の給電端子板6に対応して、ケース蓋1 bの前縁中央に導出口15を切り欠き形成する。これらの導出口14・15にお いて接触腕部10・10をがた付きなく固定保持するために、前者導出口14に 対応してケース蓋1bに保持片16を設け、さらに後者導出口15に対応してケ ース本体1aに保持片17を設けている。
【0014】 実装済み基板7はケース本体1aに収容された後、その内底に設けた2個のリ ブ19に溶着固定する。図示していないが各リブ19には溶着用の小突起が2個 ずつ設けられている。このように基板7をケース本体1aに溶着固定することに より、基板7および各電気部品が保護ケース1内で遊動することを防止できる。 この後に、ケース蓋1bをケース本体1aに被せ付け、ケース蓋1bを段部20 (図2参照)に溶着することにより、ケース内の電気部品を封止でき、電池2は ケース蓋1bの内面壁で押え保持される。図1において符号21は指掛用の凹部 である。
【0015】 以上のように構成した電池パックは、導出口14・15の側を差し込み始端に して、主回路のソケット22に挿嵌して使用する。このとき、接触腕部10はソ ケット22側の接触端子に押されて弾性変形し、保護ケース1の接続状態を維持 する。つまり、各給電端子板5・6は電気的な接続を行うと同時に、保護ケース 1の固定保持を行っている。電池パックをソケット22に挿嵌するとき、接続腕 部10に設けた突起12がソケット側の接触端子と局部的に接触する。そのため 、接触端子の表面が腐食されているような場合にでも、腐食層を突起12で削っ て、正常な金属組織表面に突起12を接触させることができ、これにより電池交 換時の接触不良を解消して、電池パックの信頼性を向上できる。
【0016】 各電気部品を基板7に実装するについては、まず電池2、ダイオード3、保護 抵抗4、および給電端子板5・6を基板7の所定位置に配置し、それぞれの接続 リード部をスルーホールに通して下面側で折り曲げ、抜け外れ不能に仮固定する 。この状態で基板7を浸漬方式の自動半田付け装置に送り込み、各接続リード部 と結線パターンとを半田付けする。もちろん半田付けが不要な部分はマスクがか けられている。この後、前述の通り基板7をケース本体1aに溶着し、さらにケ ース蓋1bをケース本体1aに溶着して電池パックを完成する。
【0017】 図5は導出口14・15の形態を変更した別実施例を示す。これでは各導出口 14・15をケース本体1aの側に形成し、さらに正極用の給電端子板5に対応 する導出口14を細いスリット状に形成した。また、ケース蓋1bに導出口15 に対応する保持片17を設けた。
【0018】 上記以外に、給電端子板5・6は正極と負極に対応してそれぞれ1個ずつあれ ばよい。その配置位置は、保護ケース1のケース周壁であればどこに設けてあっ てもよいが、好ましくは異なる面壁に配置する。 基板7はケース蓋1bに溶着することもでき、この場合はケース本体1aをケ ース蓋1bに被せ付けて溶着する。 上記実施例ではダイオード3および保護抵抗4が内蔵された電池パックを示し たが、これらの部品は主回路側に設けることもあるので、必ずしも必要ではない 。
【図1】電池パックの内部構造を示す一部破断平面図で
ある。
ある。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】図1におけるB−B線断面図である。
【図4】電池パックの斜視図である。
【図5】導出口を変更した電池パックの斜視図である。
【図6】従来の電池パックを示す一部破断平面図であ
る。
る。
1 保護ケース 1a ケース本体 1b ケース蓋 2 電池 3 ダイオード 4 保護抵抗 5・6 給電端子板 7 プリント配線基板 7a 部品実装面 9 取付脚部 10 接触腕部 14・15 導出口 22 主回路側のソケット
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 少なくとも電池2と給電端子板5・6が
実装されたプリント配線基板7と、この配線基板7を封
入する保護ケース1とを備えており、 保護ケース1を構成するケース本体1aとケース蓋1b
のいずれか一方にプリント配線基板7が溶着固定され、
ケース蓋1bがケース本体1aに溶着固定してある電池
パックであって、 電池2と金属板製の給電端子板5・6を含む電気部品の
それぞれが、プリント配線基板7の片面において半田付
けされており、 給電端子板5・6は、プリント配線基板7の部品実装面
7aから立ち上がる取付脚部9と、この脚部9に連続す
る板ばね状の接触腕部10とを備えており、 両給電端子板5・6に対応して保護ケース1の周壁に導
出口14・15を形成し、この導出口14・15を介し
て前記接触腕部10を保護ケース1の外面に導出した電
池パック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5994991U JPH056688U (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 電池パツク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5994991U JPH056688U (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 電池パツク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH056688U true JPH056688U (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=13127907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5994991U Withdrawn JPH056688U (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | 電池パツク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH056688U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018101522A (ja) * | 2016-12-20 | 2018-06-28 | 株式会社安川電機 | 電池ケースおよびロボット |
-
1991
- 1991-07-03 JP JP5994991U patent/JPH056688U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018101522A (ja) * | 2016-12-20 | 2018-06-28 | 株式会社安川電機 | 電池ケースおよびロボット |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19951102 |