JPH0566767A - 調律装置 - Google Patents
調律装置Info
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- JPH0566767A JPH0566767A JP3226855A JP22685591A JPH0566767A JP H0566767 A JPH0566767 A JP H0566767A JP 3226855 A JP3226855 A JP 3226855A JP 22685591 A JP22685591 A JP 22685591A JP H0566767 A JPH0566767 A JP H0566767A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】比較的少数のセグメントによって、ピッチ偏差
のセント表示を複数の分解能によって表示できるように
して、製造コストを増大することがないととともに装置
全体を大型化することなしに、ピッチ偏差の表示精度を
向上する。 【構成】入力信号のピッチを抽出し、このピッチと予め
調律装置内に設定された基準ピッチとのピッチ偏差を判
別して表示する調律装置であって、予め設定されたセグ
メント数の表示範囲を有し、そのセグメントを選択する
ことによりピッチ偏差を表示する偏差表示部42と、こ
の偏差表示部42に表示されるピッチ偏差の表示分解能
を選択的に変更する分解能設定手段とを有するようにし
た。また、ピッチ偏差が、偏差表示部42の表示範囲に
属しない場合に、その状態を表示するピッチ偏差範囲外
表示部44a、44bを別個に設けるようにした。
のセント表示を複数の分解能によって表示できるように
して、製造コストを増大することがないととともに装置
全体を大型化することなしに、ピッチ偏差の表示精度を
向上する。 【構成】入力信号のピッチを抽出し、このピッチと予め
調律装置内に設定された基準ピッチとのピッチ偏差を判
別して表示する調律装置であって、予め設定されたセグ
メント数の表示範囲を有し、そのセグメントを選択する
ことによりピッチ偏差を表示する偏差表示部42と、こ
の偏差表示部42に表示されるピッチ偏差の表示分解能
を選択的に変更する分解能設定手段とを有するようにし
た。また、ピッチ偏差が、偏差表示部42の表示範囲に
属しない場合に、その状態を表示するピッチ偏差範囲外
表示部44a、44bを別個に設けるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、調律装置に関し、特
に、調律装置内に予め設定された基準ピッチと、調律す
るために抽出したピッチとのピッチ偏差を表示する際
に、表示の分解能を拡大及び縮小して表示することので
きる調律装置に関する。
に、調律装置内に予め設定された基準ピッチと、調律す
るために抽出したピッチとのピッチ偏差を表示する際
に、表示の分解能を拡大及び縮小して表示することので
きる調律装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の調律装置においては、調律装置内
に予め設定された基準ピッチと、調律するために抽出し
たピッチとのピッチ偏差を表示(セント(CENT)表
示)する際には、表示部のセグメント範囲を「±50セ
ント」の範囲で表示するものが大部分であり、しかも、
その表示部を構成するために使用するセグメント数やメ
ータの指針の範囲によって表示の分解能が予め決定され
た、いわゆる固定分解能方式の表示であった。
に予め設定された基準ピッチと、調律するために抽出し
たピッチとのピッチ偏差を表示(セント(CENT)表
示)する際には、表示部のセグメント範囲を「±50セ
ント」の範囲で表示するものが大部分であり、しかも、
その表示部を構成するために使用するセグメント数やメ
ータの指針の範囲によって表示の分解能が予め決定され
た、いわゆる固定分解能方式の表示であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の調律装置にあっては、表示部の分解能が固定方
式であったため、表示部を構成するセグメント数が少な
い場合には、表示の分解能が低くなってしまい、表示精
度が悪くなるという問題点があった。
た従来の調律装置にあっては、表示部の分解能が固定方
式であったため、表示部を構成するセグメント数が少な
い場合には、表示の分解能が低くなってしまい、表示精
度が悪くなるという問題点があった。
【0004】また、分解能を高くして表示精度を向上さ
せるためには、表示部を構成するセグメント数を増加す
ればよいが、セグメント数の増加は、部品点数を増加さ
せて製造コストを増大させるとともに、調律装置全体の
大型化につながるという問題点があった。
せるためには、表示部を構成するセグメント数を増加す
ればよいが、セグメント数の増加は、部品点数を増加さ
せて製造コストを増大させるとともに、調律装置全体の
大型化につながるという問題点があった。
【0005】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、比較的少数のセグメントによって、ピッチ偏差
の表示(セント表示)を複数の分解能によって表示でき
るようにして、製造コストを増大することがないととと
もに装置全体を大型化することなしに、ピッチ偏差の表
示精度を向上するようにした調律装置を提供しようとす
るものである。
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、比較的少数のセグメントによって、ピッチ偏差
の表示(セント表示)を複数の分解能によって表示でき
るようにして、製造コストを増大することがないととと
もに装置全体を大型化することなしに、ピッチ偏差の表
示精度を向上するようにした調律装置を提供しようとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明における調律装置は、入力信号のピッチを抽
出し、このピッチと予め調律装置内に設定された基準ピ
ッチとのピッチ偏差を判別して表示する調律装置であっ
て、予め設定されたセグメント数の表示範囲を有し、そ
のセグメントを選択することによりピッチ偏差を表示す
る表示部と、この表示部に表示されるピッチ偏差の表示
分解能を選択的に変更する分解能設定手段とを有するよ
うにしてなるものである。また、ピッチ偏差が、表示部
の表示範囲に属しない場合に、その状態を表示する表示
部を別個に設けるようしてなるものである。
に、本発明における調律装置は、入力信号のピッチを抽
出し、このピッチと予め調律装置内に設定された基準ピ
ッチとのピッチ偏差を判別して表示する調律装置であっ
て、予め設定されたセグメント数の表示範囲を有し、そ
のセグメントを選択することによりピッチ偏差を表示す
る表示部と、この表示部に表示されるピッチ偏差の表示
分解能を選択的に変更する分解能設定手段とを有するよ
うにしてなるものである。また、ピッチ偏差が、表示部
の表示範囲に属しない場合に、その状態を表示する表示
部を別個に設けるようしてなるものである。
【0007】
【作用】ピッチ偏差の表示分解能を選択的に変更する分
解能設定手段によって、予め設定されたセグメント数を
有する表示部に対して、ピッチ偏差を拡大または縮小し
て表示できるようにする。従って、限定されたセグメン
ト数によって、複数のピッチ偏差の表示分解能に基づく
表示を達成できる。
解能設定手段によって、予め設定されたセグメント数を
有する表示部に対して、ピッチ偏差を拡大または縮小し
て表示できるようにする。従って、限定されたセグメン
ト数によって、複数のピッチ偏差の表示分解能に基づく
表示を達成できる。
【0008】また、抽出したピッチが、表示すべき表示
部のセグメントのピッチ偏差の範囲外である場合に、こ
の状態を表示する表示部を別途設けることによって、抽
出したピッチが表示部の限定された数のセグメントの表
示範囲外にあることの確認が、容易にできるようにな
る。
部のセグメントのピッチ偏差の範囲外である場合に、こ
の状態を表示する表示部を別途設けることによって、抽
出したピッチが表示部の限定された数のセグメントの表
示範囲外にあることの確認が、容易にできるようにな
る。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明による調律装
置の一実施例を詳細に説明するものとする。
置の一実施例を詳細に説明するものとする。
【0010】図1は、本発明による調律装置の一実施例
を示すブロック図であり、この調律装置は、その全体の
動作の制御を中央処理装置(CPU)10を用いて制御
するように構成されている。このCPU10には、バス
12を介して、全体の動作の制御をするとともに本発明
の実施に必要とされる所定のプログラム及び本発明の実
施に必要とされる各種のデータテーブルが格納されたリ
ード・オンリ・メモリ(ROM)14と、プログラムを
実行する際に必要な各種レジスタやバッファなどを含む
ワーキングメモリとしてのランダム・アクセス・メモリ
(RAM)16と、後述する操作子群18と、後述する
表示部20と、調律装置へ調律する音の信号を入力する
ための入力部22と、入力部22からの入力信号の波形
を整形するための波形整形回路24とが接続されてい
る。
を示すブロック図であり、この調律装置は、その全体の
動作の制御を中央処理装置(CPU)10を用いて制御
するように構成されている。このCPU10には、バス
12を介して、全体の動作の制御をするとともに本発明
の実施に必要とされる所定のプログラム及び本発明の実
施に必要とされる各種のデータテーブルが格納されたリ
ード・オンリ・メモリ(ROM)14と、プログラムを
実行する際に必要な各種レジスタやバッファなどを含む
ワーキングメモリとしてのランダム・アクセス・メモリ
(RAM)16と、後述する操作子群18と、後述する
表示部20と、調律装置へ調律する音の信号を入力する
ための入力部22と、入力部22からの入力信号の波形
を整形するための波形整形回路24とが接続されてい
る。
【0011】CPU10には、1カウントが1μsec
のカウンタが設定されており、後述する各ルーチンにお
いては、このカウンタにより計数がなされることにな
る。
のカウンタが設定されており、後述する各ルーチンにお
いては、このカウンタにより計数がなされることにな
る。
【0012】ROM14には、公知の技術により後述す
る入力信号のピッチカウント値と基準ピッチとの関係か
ら、音名及び基準ピッチとの偏差を検出するためのデー
タテーブルと、表示部20における表示態様を制御する
ための制御プログラムとがそれぞれ格納されている。
る入力信号のピッチカウント値と基準ピッチとの関係か
ら、音名及び基準ピッチとの偏差を検出するためのデー
タテーブルと、表示部20における表示態様を制御する
ための制御プログラムとがそれぞれ格納されている。
【0013】操作子群18は、図2に示す調律装置の表
示パネル30上に配設されており、調律装置全体のオン
/オフをする電源スイッチ32と、基準ピッチ「(44
0Hz)(441Hz)(442Hz)(443Hz)
(444Hz)」を選択的に設定するための基準ピッチ
設定スイッチ34と、後述する偏差表示部42における
表示態様を、「±50セント」の範囲から「±10セン
ト」の範囲へ拡大するための拡大表示設定スイッチ36
とを含んでいる。この拡大表示設定スイッチ36は、本
実施例においては、偏差表示部42における表示範囲
を、「±50セント」の範囲から「±10セント」の範
囲へ拡大するようにしたが、これに限られることなく、
その拡大範囲の設定は、適宜選択して設定することがで
きることは勿論である。
示パネル30上に配設されており、調律装置全体のオン
/オフをする電源スイッチ32と、基準ピッチ「(44
0Hz)(441Hz)(442Hz)(443Hz)
(444Hz)」を選択的に設定するための基準ピッチ
設定スイッチ34と、後述する偏差表示部42における
表示態様を、「±50セント」の範囲から「±10セン
ト」の範囲へ拡大するための拡大表示設定スイッチ36
とを含んでいる。この拡大表示設定スイッチ36は、本
実施例においては、偏差表示部42における表示範囲
を、「±50セント」の範囲から「±10セント」の範
囲へ拡大するようにしたが、これに限られることなく、
その拡大範囲の設定は、適宜選択して設定することがで
きることは勿論である。
【0014】表示部20は、図2に示す調律装置の表示
パネル30上に配設されており、音名「(C)(D)
(E)(F)(G)(A)(B)」及びその音名の半音
高い音(#)を点灯表示するセグメントを有する音名表
示部40と、入力信号のピッチと音名の基準ピッチとの
ピッチ偏差を点灯表示する偏差表示部42と、入力信号
のピッチと音名の基準ピッチとのピッチ偏差が偏差表示
部42の表示範囲外にあることを点灯表示するピッチ偏
差範囲外表示部44a、44bと、拡大表示設定スイッ
チ36がON操作されて、偏差表示部42が拡大表示さ
れていることを点灯表示する拡大表示設定表示部46
と、基準ピッチ設定スイッチ34により設定された基準
ピッチを点灯表示するセグメントを有する基準ピッチ表
示部48と含んでいる。
パネル30上に配設されており、音名「(C)(D)
(E)(F)(G)(A)(B)」及びその音名の半音
高い音(#)を点灯表示するセグメントを有する音名表
示部40と、入力信号のピッチと音名の基準ピッチとの
ピッチ偏差を点灯表示する偏差表示部42と、入力信号
のピッチと音名の基準ピッチとのピッチ偏差が偏差表示
部42の表示範囲外にあることを点灯表示するピッチ偏
差範囲外表示部44a、44bと、拡大表示設定スイッ
チ36がON操作されて、偏差表示部42が拡大表示さ
れていることを点灯表示する拡大表示設定表示部46
と、基準ピッチ設定スイッチ34により設定された基準
ピッチを点灯表示するセグメントを有する基準ピッチ表
示部48と含んでいる。
【0015】偏差表示部42は、入力信号のピッチと基
準ピッチとのピッチ偏差が「0」を示すセグメント50
を中心として、入力信号のピッチが基準ピッチよりも低
いピッチであることを順次示す5個のセグメント51、
52、53、54、55と、入力信号のピッチが基準ピ
ッチよりも高いピッチであることを順次示す5個のセグ
メント56、57、58、59、60とを有している。
準ピッチとのピッチ偏差が「0」を示すセグメント50
を中心として、入力信号のピッチが基準ピッチよりも低
いピッチであることを順次示す5個のセグメント51、
52、53、54、55と、入力信号のピッチが基準ピ
ッチよりも高いピッチであることを順次示す5個のセグ
メント56、57、58、59、60とを有している。
【0016】ピッチ偏差範囲外表示部44a、44b
は、入力信号のピッチがセグメント55により示すピッ
チよりも低いピッチである場合に、偏差表示部42のセ
グメント51、52、53、54、55側に位置するピ
ッチ偏差範囲外表示部44aを点灯表示する一方で、入
力信号のピッチがセグメント60により示すピッチより
も高いピッチである場合に、偏差表示部42のセグメン
ト56、57、58、59、60側に位置するピッチ偏
差範囲外表示部44bを点灯表示する波形整形回路24
は、公知の技術であって、一般にフィルター回路、増幅
回路、比較回路を含むものである。
は、入力信号のピッチがセグメント55により示すピッ
チよりも低いピッチである場合に、偏差表示部42のセ
グメント51、52、53、54、55側に位置するピ
ッチ偏差範囲外表示部44aを点灯表示する一方で、入
力信号のピッチがセグメント60により示すピッチより
も高いピッチである場合に、偏差表示部42のセグメン
ト56、57、58、59、60側に位置するピッチ偏
差範囲外表示部44bを点灯表示する波形整形回路24
は、公知の技術であって、一般にフィルター回路、増幅
回路、比較回路を含むものである。
【0017】以上の構成において、この調律装置の作用
を、図3及び図4のフローチャート並びに図5(a)
(b)(c)の動作例を参照しながら、各ステップ毎に
説明する。
を、図3及び図4のフローチャート並びに図5(a)
(b)(c)の動作例を参照しながら、各ステップ毎に
説明する。
【0018】図3におけるメインルーチンを示すフロー
チャートにおいて、ステップS100の初期設定ルーチ
ンは、電源スイッチ32がオンされることにより起動し
て実行されるものであり、このメインルーチンの各種の
バッファ、レジスタ、パラメータなどを初期値に設定す
るルーチンである。ステップS100の処理が終了した
ときは、ステップS102へ進む。
チャートにおいて、ステップS100の初期設定ルーチ
ンは、電源スイッチ32がオンされることにより起動し
て実行されるものであり、このメインルーチンの各種の
バッファ、レジスタ、パラメータなどを初期値に設定す
るルーチンである。ステップS100の処理が終了した
ときは、ステップS102へ進む。
【0019】ステップS102は、操作子読み込みルー
チンであり、表示パネル30に配設された基準ピッチ設
定スイッチ34の操作により、いずれの基準ピッチが選
択されたかが読み込まれる。また、拡大表示設定スイッ
チ36が、ON操作されたか否かが読み込まれる。ステ
ップS102の処理が終了したときは、ステップS10
4へ進む。
チンであり、表示パネル30に配設された基準ピッチ設
定スイッチ34の操作により、いずれの基準ピッチが選
択されたかが読み込まれる。また、拡大表示設定スイッ
チ36が、ON操作されたか否かが読み込まれる。ステ
ップS102の処理が終了したときは、ステップS10
4へ進む。
【0020】ステップS104は、拡大表示設定ルーチ
ンであり、 ステップS102で読み込まれた結果に応
じて、拡大表示設定スイッチ36がON操作されたかO
FF操作されたかを、所定のレジスタなどに設定するル
ーチンである。また、ステップS102で読み込まれた
基準ピッチも、所定のレジスタなどに設定され、この調
律装置を作動するための全てのルーチンにおいて参照さ
れる基準ピッチが設定される。ステップS104の処理
が終了したときは、ステップS106へ進む。
ンであり、 ステップS102で読み込まれた結果に応
じて、拡大表示設定スイッチ36がON操作されたかO
FF操作されたかを、所定のレジスタなどに設定するル
ーチンである。また、ステップS102で読み込まれた
基準ピッチも、所定のレジスタなどに設定され、この調
律装置を作動するための全てのルーチンにおいて参照さ
れる基準ピッチが設定される。ステップS104の処理
が終了したときは、ステップS106へ進む。
【0021】ステップS106は、ピッチ抽出ルーチン
であり、入力部22から入力された弦楽器の開放弦の弾
弦等による音の入力信号のピッチを抽出して、ピッチカ
ウント値よりなるピッチデータを得るルーチンである。
このピッチ抽出ルーチンは公知の技術であるため、詳細
な説明は省略するが、まず入力部22に入力された入力
信号は、波形整形回路24において、矩形波に波形整形
されることになる。波形整形後の矩形波は、CPU10
のカウンタによって、矩形波の立ち上がりエッジ間、ま
たは立ち下がりエッジ間の1周期時間が何μsecある
か計数される。CPU10のカウンタは、1カウントが
1μsecであるため、計数した1周期時間のデータを
ピッチカウント値とし、ピッチデータとして設定するも
のである。ステップS106の処理が終了したときは、
ステップS108へ進む。
であり、入力部22から入力された弦楽器の開放弦の弾
弦等による音の入力信号のピッチを抽出して、ピッチカ
ウント値よりなるピッチデータを得るルーチンである。
このピッチ抽出ルーチンは公知の技術であるため、詳細
な説明は省略するが、まず入力部22に入力された入力
信号は、波形整形回路24において、矩形波に波形整形
されることになる。波形整形後の矩形波は、CPU10
のカウンタによって、矩形波の立ち上がりエッジ間、ま
たは立ち下がりエッジ間の1周期時間が何μsecある
か計数される。CPU10のカウンタは、1カウントが
1μsecであるため、計数した1周期時間のデータを
ピッチカウント値とし、ピッチデータとして設定するも
のである。ステップS106の処理が終了したときは、
ステップS108へ進む。
【0022】ステップS108は、音名取得ルーチンで
あり、ステップS106で得られたピッチデータとRO
M14に設定された各種のデータテーブルに基づき、入
力信号のピッチに対応する音名が検索される。この音名
取得ルーチンは公知の技術であるため、詳細な説明は省
略する。ステップS108の処理が終了したときは、ス
テップS110へ進む。
あり、ステップS106で得られたピッチデータとRO
M14に設定された各種のデータテーブルに基づき、入
力信号のピッチに対応する音名が検索される。この音名
取得ルーチンは公知の技術であるため、詳細な説明は省
略する。ステップS108の処理が終了したときは、ス
テップS110へ進む。
【0023】ステップS110は、入力信号のピッチと
基準ピッチとの間のピッチ偏差を計算するルーチンであ
り、ステップS104において設定された基準ピッチと
ステップS106で得られたピッチデータとが比較さ
れ、基準ピッチからの偏差が計算される。なお、このル
ーチンもまた公知の技術であるため、詳細な説明を省略
するものとする。ステップS110の処理が終了したと
きは、ステップS112へ進む。
基準ピッチとの間のピッチ偏差を計算するルーチンであ
り、ステップS104において設定された基準ピッチと
ステップS106で得られたピッチデータとが比較さ
れ、基準ピッチからの偏差が計算される。なお、このル
ーチンもまた公知の技術であるため、詳細な説明を省略
するものとする。ステップS110の処理が終了したと
きは、ステップS112へ進む。
【0024】ステップS112は、表示ルーチンであ
り、ステップS108で得られた音名に基づき、音名表
示部40の該当する音名のセグメントを点灯表示する。
また、ステップS104で設定された基準ピッチに基づ
き、基準ピッチ表示部46の該当するセグメントを点灯
させる。さらに、後述する偏差表示処理ルーチン内にお
いて、ステップS110で得られた基準ピッチからのピ
ッチ偏差を、偏差表示部42の対応するセグメントを点
灯することにより表示する。この際に、ステップS10
4において拡大表示設定がなされていれば、拡大表示設
定表示部46を点灯表示する。ステップS112の処理
が終了したときは、このメインルーチンを終了する。
り、ステップS108で得られた音名に基づき、音名表
示部40の該当する音名のセグメントを点灯表示する。
また、ステップS104で設定された基準ピッチに基づ
き、基準ピッチ表示部46の該当するセグメントを点灯
させる。さらに、後述する偏差表示処理ルーチン内にお
いて、ステップS110で得られた基準ピッチからのピ
ッチ偏差を、偏差表示部42の対応するセグメントを点
灯することにより表示する。この際に、ステップS10
4において拡大表示設定がなされていれば、拡大表示設
定表示部46を点灯表示する。ステップS112の処理
が終了したときは、このメインルーチンを終了する。
【0025】以上のメインルーチンにおいて、ステップ
S112表示ルーチンのサブルーチンである偏差表示処
理ルーチンは、本発明の要旨をなすものであるので、図
4に示すフローチャートに基づき、さらに詳細に説明す
るものとする。
S112表示ルーチンのサブルーチンである偏差表示処
理ルーチンは、本発明の要旨をなすものであるので、図
4に示すフローチャートに基づき、さらに詳細に説明す
るものとする。
【0026】まず、ステップS200においては、ステ
ップS104において、拡大表示設定スイッチ36のO
N操作により、偏差表示部42における拡大表示が設定
されたか否かが判断される。この判断結果が否定(N
O)、即ち、偏差表示部42における拡大表示が設定さ
れていない場合には、ステップS202へ進む。
ップS104において、拡大表示設定スイッチ36のO
N操作により、偏差表示部42における拡大表示が設定
されたか否かが判断される。この判断結果が否定(N
O)、即ち、偏差表示部42における拡大表示が設定さ
れていない場合には、ステップS202へ進む。
【0027】ステップS202では、ステップS110
で得られたピッチ偏差を、「±50セント」の範囲の表
示、即ち、各セグメントが、「セグメント50=0セン
トを中心に±3セントの範囲を表示」、「セグメント5
1=−10セントを中心に−3セントから−15セント
の範囲を表示」、「セグメント52=−20セントを中
心に−15セントから−25セントの範囲を表示」、
「セグメント53=−30セントを中心に−25セント
から−35セントの範囲を表示」、「セグメント54=
−40セントを中心に−35セントから−45セントの
範囲を表示」、「セグメント55=−50セントを中心
に−45セントから−55セントの範囲を表示」、「セ
グメント56=+10セントを中心に+3セントから+
15セントの範囲を表示」、「セグメント57=+20
セントを中心に+15セントから+25セントの範囲を
表示」、「セグメント58=+30セントを中心に+2
5セントから+35セントの範囲を表示」、「セグメン
ト59=+40セントを中心に+35セントから+45
セントの範囲を表示」、「セグメント60=+50セン
トを中心に+45セントから+55セントの範囲を表
示」をするように、偏差表示部42へ出力して点灯表示
を行い、偏差表示処理ルーチンを終了する。
で得られたピッチ偏差を、「±50セント」の範囲の表
示、即ち、各セグメントが、「セグメント50=0セン
トを中心に±3セントの範囲を表示」、「セグメント5
1=−10セントを中心に−3セントから−15セント
の範囲を表示」、「セグメント52=−20セントを中
心に−15セントから−25セントの範囲を表示」、
「セグメント53=−30セントを中心に−25セント
から−35セントの範囲を表示」、「セグメント54=
−40セントを中心に−35セントから−45セントの
範囲を表示」、「セグメント55=−50セントを中心
に−45セントから−55セントの範囲を表示」、「セ
グメント56=+10セントを中心に+3セントから+
15セントの範囲を表示」、「セグメント57=+20
セントを中心に+15セントから+25セントの範囲を
表示」、「セグメント58=+30セントを中心に+2
5セントから+35セントの範囲を表示」、「セグメン
ト59=+40セントを中心に+35セントから+45
セントの範囲を表示」、「セグメント60=+50セン
トを中心に+45セントから+55セントの範囲を表
示」をするように、偏差表示部42へ出力して点灯表示
を行い、偏差表示処理ルーチンを終了する。
【0028】一方、ステップS200における判断結果
が肯定(YES)、即ち、偏差表示部42における拡大
表示が設定されている場合には、ステップS204へ進
む。
が肯定(YES)、即ち、偏差表示部42における拡大
表示が設定されている場合には、ステップS204へ進
む。
【0029】ステップS204では、ステップS110
で得られたピッチ偏差が、拡大表示設定された偏差表示
部42の表示範囲である、「±10セント」の範囲内に
あるか否かが判断される。この判断結果が肯定、即ち、
ステップS110で得られたピッチ偏差が「±10セン
ト」の範囲内にある場合には、ステップS206ヘ進
む。
で得られたピッチ偏差が、拡大表示設定された偏差表示
部42の表示範囲である、「±10セント」の範囲内に
あるか否かが判断される。この判断結果が肯定、即ち、
ステップS110で得られたピッチ偏差が「±10セン
ト」の範囲内にある場合には、ステップS206ヘ進
む。
【0030】ステップS206では、ステップS110
で得られたピッチ偏差を、「±10セント」の範囲の表
示、即ち、各セグメントが、「セグメント50=0セン
トを中心に±1セントの範囲を表示」、「セグメント5
1=−2セントを中心に−1セントから−3セントの範
囲を表示」、「セグメント52=−4セントを中心に−
3セントから−5セントの範囲を表示」、「セグメント
53=−6セントを中心に−5セントから−7セントの
範囲を表示」、「セグメント54=−8セントを中心に
−7セントから−9セントの範囲を表示」、「セグメン
ト55=−10セントを中心に−9セントから−11セ
ントの範囲を表示」、「セグメント56=+2セントを
中心に+1セントから+3セントの範囲を表示」、「セ
グメント57=+4セントを中心に+3セントから+5
セントの範囲を表示」、「セグメント58=+6セント
を中心に+5セントから+7セントの範囲を表示」、
「セグメント59=+8セントを中心に+7セントから
+9セントの範囲を表示」、「セグメント60=+10
セントを中心に+9セントから+11セントの範囲を表
示」をするように、偏差表示部42へ出力して点灯表示
を行うとともに、拡大表示設定表示部46のセグメント
を点灯表示して、偏差表示処理ルーチンを終了する。
で得られたピッチ偏差を、「±10セント」の範囲の表
示、即ち、各セグメントが、「セグメント50=0セン
トを中心に±1セントの範囲を表示」、「セグメント5
1=−2セントを中心に−1セントから−3セントの範
囲を表示」、「セグメント52=−4セントを中心に−
3セントから−5セントの範囲を表示」、「セグメント
53=−6セントを中心に−5セントから−7セントの
範囲を表示」、「セグメント54=−8セントを中心に
−7セントから−9セントの範囲を表示」、「セグメン
ト55=−10セントを中心に−9セントから−11セ
ントの範囲を表示」、「セグメント56=+2セントを
中心に+1セントから+3セントの範囲を表示」、「セ
グメント57=+4セントを中心に+3セントから+5
セントの範囲を表示」、「セグメント58=+6セント
を中心に+5セントから+7セントの範囲を表示」、
「セグメント59=+8セントを中心に+7セントから
+9セントの範囲を表示」、「セグメント60=+10
セントを中心に+9セントから+11セントの範囲を表
示」をするように、偏差表示部42へ出力して点灯表示
を行うとともに、拡大表示設定表示部46のセグメント
を点灯表示して、偏差表示処理ルーチンを終了する。
【0031】一方、ステップS204における判断結果
が否定(NO)、即ち、ステップS110で得られたピ
ッチ偏差が「±10セント」の範囲内にない場合には、
ステップS208へ進む。
が否定(NO)、即ち、ステップS110で得られたピ
ッチ偏差が「±10セント」の範囲内にない場合には、
ステップS208へ進む。
【0032】ステップS208では、ステップS110
で得られたピッチ偏差が、拡大表示設定された偏差表示
部42の表示範囲の上限「+10セント」より高いか否
かが判断される。この判断結果が肯定、即ち、ステップ
S110で得られたピッチ偏差が「+10セント」より
高い場合には、ステップS210へ進む。
で得られたピッチ偏差が、拡大表示設定された偏差表示
部42の表示範囲の上限「+10セント」より高いか否
かが判断される。この判断結果が肯定、即ち、ステップ
S110で得られたピッチ偏差が「+10セント」より
高い場合には、ステップS210へ進む。
【0033】ステップS210では、ピッチ偏差が、拡
大設定された偏差表示部42の表示範囲の上限「+10
セント」を越えていることを示す、ピッチ偏差範囲外表
示部44b及び拡大表示設定表示部46のセグメントを
点灯表示して、偏差表示処理ルーチンを終了する。
大設定された偏差表示部42の表示範囲の上限「+10
セント」を越えていることを示す、ピッチ偏差範囲外表
示部44b及び拡大表示設定表示部46のセグメントを
点灯表示して、偏差表示処理ルーチンを終了する。
【0034】一方、ステップS208における判断結果
が否定、即ち、ステップS110で得られたピッチ偏差
が「+10セント」より高くない場合には、ステップS
212へ進む。
が否定、即ち、ステップS110で得られたピッチ偏差
が「+10セント」より高くない場合には、ステップS
212へ進む。
【0035】ステップS212では、ピッチ偏差が、拡
大表示設定された偏差表示部42の表示範囲の下限「−
10セント」を越えていることを示す、ピッチ偏差範囲
外表示部44a及び拡大表示設定表示部46のセグメン
トを点灯表示して、偏差表示処理ルーチンを終了する。
大表示設定された偏差表示部42の表示範囲の下限「−
10セント」を越えていることを示す、ピッチ偏差範囲
外表示部44a及び拡大表示設定表示部46のセグメン
トを点灯表示して、偏差表示処理ルーチンを終了する。
【0036】次に、本発明による調律装置の動作例を、
図5(a)(b)(c)を参照しながら説明するものと
する。
図5(a)(b)(c)を参照しながら説明するものと
する。
【0037】図5(a)には、拡大表示設定スイッチ3
6をOFF操作して、偏差表示部42を拡大表示させな
い状態が、図表的に示されている。即ち、拡大表示設定
スイッチ36をOFF操作(ステップS102)する
と、偏差表示部42を拡大表示しないことが設定される
(ステップS104)。また、基準ピッチ設定スイッチ
34の操作(ステップS102)によって、基準ピッチ
が設定される(ステップS104)。そうすると、入力
信号から抽出されたピッチ(ステップS106)と基準
ピッチとのピッチ偏差が、例えば、「−30セント」で
あると計算される(ステップS110)とすれば、偏差
表示部42を拡大表示しないように設定しているため、
ステップS200における判断が否定となって、ステッ
プS202へ進み、「−30セント」に対応するセグメ
ント53を点灯表示する。
6をOFF操作して、偏差表示部42を拡大表示させな
い状態が、図表的に示されている。即ち、拡大表示設定
スイッチ36をOFF操作(ステップS102)する
と、偏差表示部42を拡大表示しないことが設定される
(ステップS104)。また、基準ピッチ設定スイッチ
34の操作(ステップS102)によって、基準ピッチ
が設定される(ステップS104)。そうすると、入力
信号から抽出されたピッチ(ステップS106)と基準
ピッチとのピッチ偏差が、例えば、「−30セント」で
あると計算される(ステップS110)とすれば、偏差
表示部42を拡大表示しないように設定しているため、
ステップS200における判断が否定となって、ステッ
プS202へ進み、「−30セント」に対応するセグメ
ント53を点灯表示する。
【0038】図5(b)(c)には、拡大表示設定スイ
ッチ36をON操作して、偏差表示部42を拡大表示さ
せる状態が、図表的に示されている。即ち、拡大表示設
定スイッチ36をON操作(ステップS102)する
と、偏差表示部42を拡大表示することが設定される
(ステップS104)。また、基準ピッチ設定スイッチ
34の操作(ステップS102)によって、基準ピッチ
が設定される(ステップS104)。そうすると、入力
信号から抽出されたピッチ(ステップS106)と基準
ピッチとのピッチ偏差が、例えば、「−30セント」で
あると計算される(ステップS110)とすれば、偏差
表示部42を拡大表示するように設定しているため、ス
テップS200における判断が肯定となって、ステップ
S204へ進む。ところが、「−30セント」は、「±
10」の範囲内にはないとともに、「+10セント」よ
り高くないため、ステップS204及びステップS20
8の判断がいずれも否定となり、ピッチ偏差範囲外表示
部44aを点灯表示する(ステップS212)(図5
(b))。一方、例えば、入力信号から抽出されたピッ
チ(ステップS106)と基準ピッチとのピッチ偏差
が、「+8セント」であると計算される(ステップS1
10)とすれば、「+8セント」は「±10」の範囲内
に入るため、ステップS204の判断が肯定となりステ
ップS206へ進み、「+8セント」に対応するセグメ
ント59を点灯表示する(図5(c))。
ッチ36をON操作して、偏差表示部42を拡大表示さ
せる状態が、図表的に示されている。即ち、拡大表示設
定スイッチ36をON操作(ステップS102)する
と、偏差表示部42を拡大表示することが設定される
(ステップS104)。また、基準ピッチ設定スイッチ
34の操作(ステップS102)によって、基準ピッチ
が設定される(ステップS104)。そうすると、入力
信号から抽出されたピッチ(ステップS106)と基準
ピッチとのピッチ偏差が、例えば、「−30セント」で
あると計算される(ステップS110)とすれば、偏差
表示部42を拡大表示するように設定しているため、ス
テップS200における判断が肯定となって、ステップ
S204へ進む。ところが、「−30セント」は、「±
10」の範囲内にはないとともに、「+10セント」よ
り高くないため、ステップS204及びステップS20
8の判断がいずれも否定となり、ピッチ偏差範囲外表示
部44aを点灯表示する(ステップS212)(図5
(b))。一方、例えば、入力信号から抽出されたピッ
チ(ステップS106)と基準ピッチとのピッチ偏差
が、「+8セント」であると計算される(ステップS1
10)とすれば、「+8セント」は「±10」の範囲内
に入るため、ステップS204の判断が肯定となりステ
ップS206へ進み、「+8セント」に対応するセグメ
ント59を点灯表示する(図5(c))。
【0039】なお、本実施例においては、ピッチ偏差範
囲外表示部44a、44bは、拡大表示設定スイッチ3
6のON操作により、偏差表示部42を拡大表示した場
合にのみ作動するようにしたが、これに限られることな
く、拡大表示設定スイッチ36をOFF操作して、偏差
表示部42を拡大表示しない場合においても作動するよ
うにしてよいこと勿論である。
囲外表示部44a、44bは、拡大表示設定スイッチ3
6のON操作により、偏差表示部42を拡大表示した場
合にのみ作動するようにしたが、これに限られることな
く、拡大表示設定スイッチ36をOFF操作して、偏差
表示部42を拡大表示しない場合においても作動するよ
うにしてよいこと勿論である。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0041】ピッチ偏差を表示する表示部のセグメント
数が少ない場合において、少数のセグメントによって、
広範囲にわたるピッチ偏差あるいはピッチ偏差の表示分
解能を表示できるようにしたため、少数のセグメントに
よっても高精度の調律を可能にすることができる。
数が少ない場合において、少数のセグメントによって、
広範囲にわたるピッチ偏差あるいはピッチ偏差の表示分
解能を表示できるようにしたため、少数のセグメントに
よっても高精度の調律を可能にすることができる。
【0042】表示すべき抽出したピッチが、表示部のセ
グメントの表示範囲外にあることを表示する表示部を別
途設けたため、ピッチ偏差の分解能を拡大してピッチ偏
差を表示部に拡大表示した場合において、抽出したピッ
チが表示部のセグメントの表示範囲を越えた際にも、高
精度な調律を行いながら、基準ピッチに対して高いか、
低いかの判断をすることができる。このため、調律作業
の作業性を向上させることができる。
グメントの表示範囲外にあることを表示する表示部を別
途設けたため、ピッチ偏差の分解能を拡大してピッチ偏
差を表示部に拡大表示した場合において、抽出したピッ
チが表示部のセグメントの表示範囲を越えた際にも、高
精度な調律を行いながら、基準ピッチに対して高いか、
低いかの判断をすることができる。このため、調律作業
の作業性を向上させることができる。
【0043】少数のセグメントによって広範囲の表示を
行うことができるため、表示部のセグメント数を増加す
る必要がないので、製造コストが増大することがないと
ともに、調律装置全体の大型化を抑制することができ
る。
行うことができるため、表示部のセグメント数を増加す
る必要がないので、製造コストが増大することがないと
ともに、調律装置全体の大型化を抑制することができ
る。
【図1】本発明による調律装置の一実施例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】調律装置の表示パネルの一例を示す説明図であ
る。
る。
【図3】メインルーチンのフローチャートである。
【図4】偏差表示処理ルーチンのフローチャートであ
る。
る。
【図5】(a)は偏差表示部を拡大表示しないとともに
ピッチ偏差が「−30セント」である場合を図表的に示
した説明図であり、(b)は偏差表示部を拡大表示する
とともにピッチ偏差が「−30セント」である場合を図
表的に示した説明図であり、(c)は偏差表示部を拡大
表示するとともにピッチ偏差が「+8セント」である場
合を図表的に示した説明図である。
ピッチ偏差が「−30セント」である場合を図表的に示
した説明図であり、(b)は偏差表示部を拡大表示する
とともにピッチ偏差が「−30セント」である場合を図
表的に示した説明図であり、(c)は偏差表示部を拡大
表示するとともにピッチ偏差が「+8セント」である場
合を図表的に示した説明図である。
10 CPU 12 バス 14 ROM 16 RAM 18 操作子群 20 表示部 22 入力部 24 波形整形回路 30 表示パネル 32 電源スイッチ 34 基準ピッチ設定スイッチ 36 拡大表示設定スイッチ 40 音名表示部 42 偏差表示部 44a ピッチ偏差範囲外表示部 44b ピッチ偏差範囲外表示部 46 拡大表示設定表示部
Claims (2)
- 【請求項1】 入力信号のピッチを抽出し、前記ピッチ
と予め調律装置内に設定された基準ピッチとのピッチ偏
差を判別して表示する調律装置において、 予め設定されたセグメント数の表示範囲を有し、前記セ
グメントを選択してピッチ偏差を表示する表示部と、 前記表示部に表示されるピッチ偏差の表示分解能を選択
的に変更する分解能設定手段とを有する調律装置。 - 【請求項2】 前記ピッチ偏差が前記表示部の前記表示
範囲に属しない場合を表示する、第二の表示部を有する
請求項1記載の調律装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3226855A JPH0566767A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 調律装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3226855A JPH0566767A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 調律装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0566767A true JPH0566767A (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=16851627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3226855A Pending JPH0566767A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 調律装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0566767A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3033255U (ja) * | 1996-07-05 | 1997-01-21 | 株式会社コルグ | 調律器 |
WO2006043469A1 (ja) * | 2004-10-20 | 2006-04-27 | Seiko Instruments Inc. | 無線通信式調律器 |
-
1991
- 1991-09-06 JP JP3226855A patent/JPH0566767A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3033255U (ja) * | 1996-07-05 | 1997-01-21 | 株式会社コルグ | 調律器 |
WO2006043469A1 (ja) * | 2004-10-20 | 2006-04-27 | Seiko Instruments Inc. | 無線通信式調律器 |
JPWO2006043469A1 (ja) * | 2004-10-20 | 2008-05-22 | セイコーインスツル株式会社 | 無線通信式調律器 |
JP4739227B2 (ja) * | 2004-10-20 | 2011-08-03 | セイコーインスツル株式会社 | 無線通信式調律器及びピッチ表示方法 |
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