JPH0566651U - 歯科用x線フイルム包装体の収納具 - Google Patents

歯科用x線フイルム包装体の収納具

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JPH0566651U
JPH0566651U JP1555192U JP1555192U JPH0566651U JP H0566651 U JPH0566651 U JP H0566651U JP 1555192 U JP1555192 U JP 1555192U JP 1555192 U JP1555192 U JP 1555192U JP H0566651 U JPH0566651 U JP H0566651U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 歯科用X線フィルム包装体への唾液の付着を
完全に防止することができる歯科用X線フィルム包装体
の収納具を提供すること。 【構成】 内部に歯科用X線フィルム包装体1を収納す
る収納部10はその全周縁を溶着部11により溶着され
ている。収納部10からは連続して掴み部20が伸び出
している。収納部10および掴み部20を形成する各2
枚のシートは矢印Aの方向の引き裂き性を有する。掴み
部20の各シートには任意数の切り込み21が形成され
ている。切り込み21の両側を持って互いに反対方向に
引っ張ると、シートの引き裂き性に従って掴み部20の
各シートが、次いで収納部10の各シートが引き裂か
れ、歯科用X線フィルム包装体1が外部に脱落する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、歯のX線撮影に用いられる歯科用X線フィルム包装体を撮影時に収 納するための歯科用X線フィルム包装体の収納具に関する。
【0002】
【従来の技術】
歯のX線撮影を行う場合には、X線フィルムを、X線は透過するが光線は遮断 する包装体で包装した歯科用X線フィルム包装体が用いられる。このような歯科 用X線フィルム包装体を図により説明する。 図3は歯科用X線フィルム包装体の平面図である。図で、1は不透明で柔軟な シートで作られた包装体であり、X線は透過するが光線は遮断する。2は包装体 1内に密封されたX線フィルムである。
【0003】 歯のX線撮影を行う場合には、歯科医師は、歯科用X線フィルム包装体を患者 の口腔中に挿入して撮影対象となる歯に当接し、歯科用X線フィルム包装体の反 対側からX線を照射する。これにより、X線フィルム2に歯のX線潜像が得られ る。歯科医師は、患者の口腔中から歯科用X線フィルム包装体を取り出し、暗室 又は暗箱内で包装体1を破ってX線フィルム2を取り出し、現像処理を行う。こ のようにしてX線フィルム2上に前記撮影対象となる歯のX線像を得ることがで きる。歯科医師はこのX線像に基づいて診断や治療を行う。
【0004】 ところで、X線撮影を行う場合、歯科医師は患者の口腔中に歯科用X線フィル ム包装体を挿入し、口腔中からこれを取り出し、さらに、現像処理のため包装体 1を破ってX線フィルム2を取り出すという作業を行うので、歯科用X線フィル ム包装体に大量に付着した患者の唾液が歯科医師に付着するのを避けることがで きない。 このような唾液の付着は歯科医師にとって不快感を生ぜしめるばかりでなく、 歯科医師の指等に傷がある場合には、唾液中のウイルスが傷から侵入して歯科医 師自身が病に冒されるという危険があった。
【0005】 この危険を防止するため、本出願人は、実願昭62−190779号により、 歯科用X線フィルム包装体を収納する収納具を提案した。この収納具を図により 説明する。図4は従来の歯科用X線フィルム包装体の正面図、図5は図4に示す 線V−Vに沿う断面図である。各図で、3は収納部を示す。3a、3bはそれぞ れ収納部3を構成しX線を透過する柔軟な合成樹脂のシートである。シート3a 、3bの縁部の左右両側は溶着され、これにより上下が開放した袋状の収納部3 が形成される。4は掴み部を示す。4a、4bはそれぞれシート3a、3bから 連続して伸び出したシートであり、シート3a、3bよりも幅が狭く、かつ、長 さが長く形成されている。5はシート3aの上縁より僅かに突出したシート3b の上縁の舌部であり、接着剤が塗布されている。6は掴み部4において、シート 4aより突出したシート4bの先端の摘み部である。
【0006】 X線撮影を行う場合、歯科医師は、歯科用X線フィルム包装体を収納具の収納 部3に挿入する。次に、舌部5を折り曲げてシート3aに接着し、収納部3の上 部の開放端を封着する。これにより、収納部3に収納された歯科用X線フィルム 包装体は収納部3から抜け出すことはない。ついで、歯科医師はピンセット等で 、又は患者自身が、患者の口腔内の撮影対象の歯の所定位置に収納部3を置く。 この状態で、掴み部4は患者の口腔外に充分長く突出している。収納部3の反対 側からX線を照射すると、X線フィルム2上には歯のX線潜像が生じる。
【0007】 撮影が終了すると、歯科医師は掴み部4を持ち、収納部3を患者の口腔内から 取り出し、掴み部4の両方のシート4a、4bを互いに反対方向に引っ張る。こ れにより、収納部3の溶着されている両側縁は引き裂かれ、収納部3内に収納さ れた歯科用X線フィルム包装体は収納部3から脱落する。脱落した歯科用X線フ ィルム包装体は、それまで収納部3内に収納されていたので、患者の唾液は付着 していない。それ故、以後の現像処理において、患者の唾液が歯科医師に付着す るおそれはない。 なお、掴み部4を一枚のシートで構成することもできるが、この場合には、シ ートとして一方向の引き裂き性を有するシートを用いれば歯科用X線フィルム包 装体を取り出すのに便利である。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の歯科用X線フィルム包装体の収納具は、患者の唾液が歯科用X線フ ィルム包装体に付着するのを防止するのに有効である。しかし、上記収納具では 、収納部3の下方(掴み部4との連結側部分)が開放されているので、この部分 から唾液が侵入するおそれがあり、唾液付着防止が完全とはいえない。この点に ついて、前記出願の明細書には、当該下方部分を接着力が弱い接着剤により封じ ることが提案されているが、このような接着は僅かな力で剥離するので、取り扱 い中に当該下方部分が開放されるおそれが大きく、この手段によっても唾液付着 防止を完全に行うことはできない。
【0009】 本考案の目的は、上記従来技術における課題を解決し、唾液付着を完全に防止 することができる歯科用X線フィルム包装体の収納具を提供するにある。
【0010】 上記の目的を達成するため、本考案は、引き裂き方向が一定方向である柔軟な シートより成り歯科用X線フィルム包装体を溶着密封して収納する収納部と、こ の収納部の両面から連続して伸び出す前記シートにより形成され当該収納部が口 腔内に挿入されたとき前記口腔外に突出するとともに前記伸び出し方向が前記引 き裂き方向と一致する掴み部と、この掴み部を構成するシートにそれぞれ前記引 き裂き方向に沿って形成された切込みとで歯科用X線フィルム包装体の収納具を 構成したことを特徴とする。
【0011】
【作用】
歯科用X線フィルム包装体は、収納部の表裏のシートの周縁を互いに溶着する ことにより収納部内に完全に密封収納される。このように歯科用X線フィルム包 装体を密封収納した収納部を患者の口腔内に入れ、X線撮影後掴み部により当該 収納部を取り出すが、この取り扱いの間、歯科用X線フィルム包装体は唾液から 完全に遮断されている。 収納部を取り出した後、歯科医師は、掴み部の切り込みの両側を互いに逆方向 に引っ張る。これにより、掴み部は切り込みの延長線上において引き裂かれ、さ らに逆方向の引っ張りを継続すると、収納部との連結部分および溶着部分を経て 収納部が引き裂かれ、収納されていた歯科用X線フィルム包装体が外部に取り出 される。
【0012】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明する。 図1は本考案の実施例に係る歯科用X線フィルム包装体の収納具の平面図、図 2は図1に示す線II−IIに沿う断面図である。各図で、1は歯科用X線フィ ルム包装体である。10は歯科用X線フィルム包装体1を収納する収納部、10 a、10bは収納部10を構成する表裏のシートである。シート10a、10b は柔軟な合成樹脂のシートが使用され、かつ、各シート10a、10bは矢印A 方向の引き裂き性を有する。即ち、各シート10a、10bは矢印A方向には容 易に引き裂かれるが、矢印Aと異なる方向に引き裂くのは困難である。
【0013】 11はシート10a、10bの周縁を互いに溶着する溶着部であり、収納部1 0の全周縁を溶着する。これにより、歯科用X線フィルム包装体1は収納部10 に密封されることになる。11aは図で下方の溶着部における山部、11bは両 側の山部11aの間に形成された引き裂き案内部であり、V字形の溝状に形成さ れる。
【0014】 20は掴み部であり、シート20a、20bで構成される。各シート20a、 20bは収納部10の各シート10a、10bと同一シートであり、各シート1 0a、10bから一体に図で下方に伸び出している。シート20a、20bがシ ート10a、10bと同一シートであるため、各シート20a、20bは矢印A と同一方向の引き裂き性を有する。21はシート20a、20bに形成された任 意数の切り込みであり、引き裂き性と同一方向に形成されている。切り込み21 の延長線は引き裂き案内部11bとほぼ一致している。
【0015】 X線撮影時、収納部10を患者の口腔内の撮影対象の歯に位置せしめ、X線を 照射する。このようにしてX線撮影が終了すると、歯科医師は掴み部20を持っ て収納部10を患者の口腔内から引き出す。次いで、各シート20a、20bに おいて切り込み21の両側を持ち、互いに反対方向に引っ張る。そうすると、各 シート20a、20bは切り込み21の部分からそれらの引き裂き性に従って引 き裂かれてゆく。さらに反対方向への引っ張りを継続すると、引き裂き線は引き 裂き案内部11bに達し、その溶着部11が引き裂かれ、そのまま収納部10の 各シート10a、10bも引き裂かれてゆく。この収納部10の引き裂きにより 、内部に収納されていた歯科用X線フィルム包装体1が外部に脱落する。以後、 従来の手法と同様に、歯科用X線フィルム包装体1に対する処理が行われる。 なお、何らかの理由により掴み部20における引き裂きが、引き裂き案内部1 1bから狙れても引き裂き案内部11bの方へ案内され、収納部10における引 き裂きには支障を生じない。
【0016】 このように、本実施例では、収納部10の全周縁を溶着部11により溶着し、 歯科用X線フィルム包装体1を収納部10内に密封するようにしたので、取り扱 い中の唾液の付着を完全に防止することができる。又、収納部10の全周縁を溶 着部11により溶着しても、各シート10a、10b、20a、20bに引き裂 き性を有するシートを用いたので、収納部10を引き裂くことができ、歯科用X 線フィルム包装体1の取り出しに何らの支障も生じない。さらに、掴み部20に 切り込み21を設けたので、上記引き裂きを容易、確実に行うことができる。さ らに又、掴み部20との連結部分の溶着部11に引き裂き案内部11bを形成し たので、確実に収納部10の引き裂きを行うことができる。
【0017】 なお、上記実施例の説明では、溶着部11に引き裂き案内部11bを形成する 例について説明したが、引き裂き案内部11bは必ずしも必要ではない。
【0018】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案は、収納部の全周縁を溶着部により溶着し、歯科用 X線フィルム包装体を収納部内に密封するようにしたので、取り扱い中の唾液の 付着を完全に防止することができる。又、収納部の全周縁を溶着部により溶着し ても、収納部および掴み部を形成する各シートに引き裂き性を有するシートを用 いたので、収納部を引き裂くことができ、歯科用X線フィルム包装体1の取り出 しに何らの支障も生じない。さらに、掴み部に切り込みを設けたので、引き裂き を容易、確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る歯科用X線フィルム包装
体の平面図である。
【図2】図1に示す線II−IIに沿う断面図である。
【図3】歯科用X線フィルム包装体の平面図である。
【図4】従来の歯科用X線フィルム包装体の平面図であ
る。
【図5】図4に示す線V−Vに沿う断面図である。
【符号の説明】
10 収納部 10a、10b、20a、20b シート 11 溶着部 11b 引き裂き案内部 20 掴み部 21 切り込み

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引き裂き方向が一定方向である柔軟なシ
    ートより成り歯科用X線フィルム包装体を溶着密封して
    収納する収納部と、この収納部の両面から連続して伸び
    出す前記シートにより形成され当該収納部が口腔内に挿
    入されたとき前記口腔外に突出するとともに前記伸び出
    し方向が前記引き裂き方向と一致する掴み部と、この掴
    み部を構成するシートにそれぞれ前記引き裂き方向に沿
    って形成された切込みとで構成したことを特徴とする歯
    科用X線フィルム包装体の収納具。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記収納部の前記掴
    み部側の密封部分は、前記切込みの延長線と交差する個
    所が溝形となっていることを特徴とする歯科用X線フィ
    ルム包装体の収納具。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記溝形は、V字形
    であることを特徴とする歯科用X線フィルム包装体の収
    納具。
JP1555192U 1992-02-07 1992-02-07 歯科用x線フイルム包装体の収納具 Expired - Lifetime JPH0610364Y2 (ja)

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