JP3130398U - 歯科用粘着性ゲルプレート - Google Patents
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Abstract
【課題】本考案は、歯科用口内法X線撮影において、口内法X線撮影フィルムなどの平板状記録媒体の周辺部が患者の口腔に接触することにより生じる痛みなどの不快感を緩和する。
【解決手段】歯科用粘着性ゲルプレートを歯科用口内法X線撮影用平板状記録体とほぼ同じ、ないしは、若干大きい略矩形の板状とし、より好適には、略矩形のプレートの四隅にR面取りを施し、前記歯科用口内法X線撮影用平板状記録体を前記歯科用粘着性ゲルプレートの中央部に粘着させて使用する。
【選択図】図1
【解決手段】歯科用粘着性ゲルプレートを歯科用口内法X線撮影用平板状記録体とほぼ同じ、ないしは、若干大きい略矩形の板状とし、より好適には、略矩形のプレートの四隅にR面取りを施し、前記歯科用口内法X線撮影用平板状記録体を前記歯科用粘着性ゲルプレートの中央部に粘着させて使用する。
【選択図】図1
Description
歯科用口内法X線撮影に使用するX線フィルム等の記録体の周辺部が患者の口腔内に当接することにより生ずる痛みを緩和するための保護具に関するものである。
歯科医療においては、口内法X線フィルム等の記録体を口腔内の歯の位置に患者の指で、または、各種フィルムホルダを使用して固定し、口腔外よりX線を照射して歯および周辺組織を撮影する方法が取られている。
口内法X線フィルム(以下X線フィルムと略する)は、フィルム本体とフィルム本体透過後のX線を吸収するための鉛箔をビニール包装したものであり、口腔内でX線フィルムを固定する際X線フィルムを湾曲させないために、曲がりにくく作られている。また、ビニール包装の外周部は切断されたままの状態で角部が立っている。したがって、患者がX線フィルムを指などで歯の位置に固定する際に口腔内にX線フィルムの周辺部が当接するため、患者の口腔内にかなりの痛みを生じていた。そのため、特に、小児の診療には問題があった。
近年、歯科の分野でもデジタルX線画像システムが普及しつつあるが、これに使用する口腔内に挿入するCCDセンサ、イメージングプレートはいずれも硬質のものであり、口腔内に痛みなどの不快感を与える点ではX線フィルムと同様の問題を有している。
近年、歯科の分野でもデジタルX線画像システムが普及しつつあるが、これに使用する口腔内に挿入するCCDセンサ、イメージングプレートはいずれも硬質のものであり、口腔内に痛みなどの不快感を与える点ではX線フィルムと同様の問題を有している。
これに対し従来より、以下の技術が存在する。特許出願公表 平3−500936は、X線フィルムの周辺部を柔軟な材料で被覆したものを開示している。しかしながら、通常の周辺部を被覆していないX線フィルムより高価である。米国特許 第4,626,216は、X線フィルムパケット周辺部(一辺と二角)に貼り付ける折りたたみ可能な柔軟保護部材(エチレンビニルアセテート発泡体製)を開示している。しかしながら、粘着剤を保護する剥離紙を剥がし、X線フィルム周辺部に貼り付ける(X線フィルムの前周を保護するには2回の作業を要する)という手間がかかると共に、発泡材料が患者の唾液を吸収するという衛生上問題もある。したがって、歯科用粘着性ゲルプレートの中央部にX線フィルムを貼り付けるだけの簡単な操作で上記問題点を解決しようとするものである。
本考案は、歯科用粘着性ゲルプレートを歯科用口内法X線撮影用平板状記録体とほぼ同じ、ないしは、若干大きい略矩形の板状とし、より好適には、略矩形のプレートの四隅にR面取りを施し、前記歯科用口内法X線撮影用平板状記録体を前記歯科用粘着性ゲルプレートの中央部に粘着させて使用することにより上記問題点を解決している。さらに、X線フィルム、または、CCDセンサ、または、イメージングプレート等の各種記録体に対応可能としている。
上述のように、本考案の歯科用粘着性ゲルプレートは、その中央部にX線フィルムを貼り付けるだけなので操作が非常に簡単であり、X線フィルム周辺に柔軟材料を貼り付ける従来例の様な手間がかからない。また、X線フィルム周辺部を柔軟材料で保護した特別なX線フィルムを必要としないので安価である。さらに、薬液で消毒することで繰り返し使用でき、粘着力が低下した場合は石鹸などで洗浄することで粘着力を回復できるので、ランニングコストが安い。さらに、X線フィルムだけでなく、CCDセンサ、イメージングプレートにも対応可能であるので応用範囲が広い。さらに、小児に対して大人用のX線フィルムを使用しても痛みを与えることがないので、小児用の小型X線フィルムを用意する必要がない。即ち、X線フィルムサイズは一種類用意すればよい。さらに、口内撮影用の各種X線フィルムホルダの使用も可能である。
X線フィルムなどの記録体とほぼ同じ、ないしは、若干大きい略矩形に成形した歯科用粘着性ゲルプレートの中央部に前記記録体を押し付けて粘着させた状態で口腔内に固定しX線撮影を行う。さらに、歯科用粘着性ゲルプレートの四隅をR面取りすることで視覚的にも患者の不安感を緩和できる。
以下添付図に従って一実施例を説明する。図1はX線フィルム1を歯科用粘着性ゲルプレート2に貼り付けた状態を示したものである。X線フィルム1はフィルム本体とフィルム本体透過後のX線を吸収するための鉛箔をビニール包装したパッケジで、大きさは33mm×44mmである。歯科用粘着性ゲルプレート2の素材には、直鎖の炭化水素で構成された高分子材料を主剤とする粘着性ゲルであり、メディカル向けグレードの人体に安全なもので、かつ、X線吸収率が少ないものを使用する。前記粘着性ゲルを板状に成形し、40mm×50mmの大きさで四隅にR3の面取りを施した略矩形に型抜きして歯科用粘着性ゲルプレート2を製作する。型抜き後、ないしは、型抜きまえにゲルプレートの両面に保護フィルムを貼り付ける。
以下に、撮影の手順を簡単に説明する。図1に示すように、少なくとも片面の保護フィルムを剥がした歯科用粘着性ゲルプレート2の略中央部にX線フィルム1を押し付けて粘着する。これを、図2に示すように、患者の指3、または、各種ホルダを使用して口腔内にX線フィルム1を固定する。その後、通常の方法で口腔外からX線4を照射して撮影を行う。上述の簡単な操作で、口内法X線撮影時の痛みなどの不快感から患者を解放することができる。
1 X線フィルム
2 ゲルプレート
3 指
4 X線
2 ゲルプレート
3 指
4 X線
Claims (3)
- 歯科用口内法X線撮影用平板状記録部の周辺部が患者の口腔内に当接することにより生じる痛みを緩和するための粘着性ゲルプレートであって、前記歯科用口内法X線撮影用平板状記録部とほぼ同じ、ないしは、若干大きい略矩形の板状であり、前記歯科用口内法X線撮影用平板状記録部を前記粘着性ゲルプレートの中央部に粘着させて使用することを特長とする歯科用粘着性ゲルプレート。
- 略矩形の四隅がR面取りされていることを特長とする請求項1に記載の歯科用粘着性ゲルプレート。
- 前記歯科用口内法X線撮影用平板状記録部は、X線フィルム、または、CCDセンサ、または、イメージングプレートであることを特長とする請求項1または2に記載の歯科用粘着性ゲルプレート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006009998U JP3130398U (ja) | 2006-11-09 | 2006-11-09 | 歯科用粘着性ゲルプレート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006009998U JP3130398U (ja) | 2006-11-09 | 2006-11-09 | 歯科用粘着性ゲルプレート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3130398U true JP3130398U (ja) | 2007-03-29 |
Family
ID=43281259
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3130398U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9016178B2 (en) | 2010-01-12 | 2015-04-28 | Lewis W. Wadsworth | Apparatus and method for cutting tubular members |
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2006
- 2006-11-09 JP JP2006009998U patent/JP3130398U/ja not_active Expired - Fee Related
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US9016178B2 (en) | 2010-01-12 | 2015-04-28 | Lewis W. Wadsworth | Apparatus and method for cutting tubular members |
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