JP4491625B2 - デジタルx線撮影装置のセンサー緩衝カバー - Google Patents

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Description

本発明は、歯科X線撮影法における口内法のX線撮影診断の改善を図ったセンサー緩衝カバーに関する。
近年、コンピュータ技術の進歩に伴い画像診断の分野でもデジタル化の技術が開発されている。歯科治療においても、歯牙の状態を知るために、X線(レントゲン)撮影を行っているが、その中に、歯列全体を撮影するパノラマ撮影と、歯列の一部を撮影するデンタル撮影とがある。デンタル撮影は、X線フィルムを患者の口腔内に入れ、患者の外部から歯牙を介してCT或いはX線フィルムに向けてX線を照射し、X線フィルム上に歯牙を撮影した後現像し、スキャナー等を介してデジタル変換しコンピュータ上に取り込み、画面に表示して撮影した歯牙のX線像観察する。
歯列の一部を撮影するデンタル撮影は、X線撮影装置のセンサーを口腔内に直接挿入し、患者の外部から歯牙を介してセンサーに向けてX線を照射し、歯牙の撮影データを直接コンピュータ上に取り込み、画面表示をして撮影した歯牙のX線像を観察する。
このデンタル撮影により診療の迅速性や、正確性が瞬時に得られると同時により正確な診断治療の為のデータが獲得できる。また、該データの加工・分析の容易性から、X線フィルムを使用しない方法がとられ、合わせてX線被爆量が大幅に低減できる利点もある。
口内法デジタルX線撮影装置のセンサーには通常CCD(電荷結合素子)センサー又はCMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサーが使用されるが、歯根を含む歯周組織及び歯牙部の正確な画像を得るために、センサーの前面を該部位に密着させセンサーを垂直に位置決めし、固定して撮影する必要がある。
X線画像撮影装置のセンサーと歯根尖周囲部位及び咬翼部位は、画像領域をできるだけ大きく精細に捕捉しなければならないので正確に密着させる事が必要となる。一方患者は、口腔内にセンサー機器を挿入することから、患者の協力を得て、口をセンサーの周囲で大きく開けて、静止状態を保つ必要があるので、使用する機器等は苦痛を伴わない形状や材質を備えていることが重要となる。これは、患者が苦痛のあまり過剰に反応したり、口の中が容易に刺激されたりする場合に特に重要である。
歯科X線撮影を代表するデンタル撮影の利用頻度が高いものの、デジタル化されたのは最近のことであり、上記のように口腔内にフィルムを設置することから、撮影に関する機械的な技術面だけではなく、フィルムが固定しにくい環境や、患者の協力を得ることが困難であるということに普及を妨げる問題が内在している。
口内法デジタルX線撮影では、装置のセンサーと歯牙の歯根尖周囲部位及び咬翼部位の位置決めが重要であるが、患者の苦痛や不快感をできるだけ排除しなければ所望の領域の高品質の画像を捕捉できないという問題があった。
口内法デジタルX線撮影装置のセンサーは、多数の患者の口腔内に挿入されて使用されるもので感染予防のため、薄いシート状のビニール若しくは薄いシート状の発泡性軟質樹脂をカバーとして用いディスポーザブルに使用して処理している。しかし、口内法デジタルX線撮影装置のセンサーは、材質が硬い樹脂や金属製のものが多く、従来の薄いシート状のカバーでは患者の口腔内に入れて歯列に密着させると、センサーの角部分が患者の歯牙や歯肉等軟組織に当り、患者に苦痛や不快感を与え、シートが滑りやすいため位置の固定が大変難しく、正確な撮影が困難であるという問題があった。
機器の高性能化や小型化がなされているものの、口腔内という凸凹のある部位に、撮影用の硬いセンサーを挿入するために不快感を生ずるという患者のクレームが多く、又撮影の困難さから口内法デジタルシステムのセンサーの普及が進まず、最新のセンサーを購入しても使用するのに躊躇するという実情があった。撮影の容易性および利便性や、感染予防を考慮した技術は開発されているものの、患者の声が反映したセンサーや撮影方法については課題が多く残っている。
この問題を解決するために、センサー自体に柔軟性のある緩衝具を被覆することが考えられ、ディスポーザブルに使用できるビニール等の薄いシートでカバーするという方法が採られている。この方法により硬質のセンサーが口腔内に入ることに対する苦痛は緩和されるが、センサーに緩衝具を取り付けることが繁雑であったり緩衝具とは別にカバーを取り付ける手間が掛かることや、緩衝具によりセンサーの大きさが増し、口腔内に挿入する事への違和感や不快感は解消し難いという難点を克服した緩衝機器の開発が望まれていた。
特開2004−121846号公報 国際公開WO2008/093501号公報
上記問題を解決するために、本発明はこれらを同時に満足させるためにセンサー緩衝カバーを提供するものであり、X線画像撮影のセンサーのカバーに柔軟性および親和性を持たせるとともに、交換(若しくは使い捨て)可能であって衛生面に配慮した患者との良好な協力関係を可能にするセンサー緩衝カバーを提供することを目的とする。また、センサーが患者の口腔内に挿入された場合に高品質の画像を撮影するために防滑性を備えたセンサー緩衝カバーを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明に係るセンサー緩衝カバーは、センサー機器を内挿する柔軟性のある袋体からなるカバー体が、長手方向の先端に開口部を有する長方形に形成された樹脂製の内側袋状シートと、該内側袋状シートの基部センサー機器と略同形に形成されたセンサー機器の内挿される周辺を被覆する長手方向の端辺を開口とした弾性のある袋体からなる外装部材と、からなり、内側袋状シートの基部外周縁と該内側袋状シートの基部を被覆した外装部材の外周縁を開口を残して3方を溶融接合して二重の袋状にした構造である。
また、前記外装部材は、外表面が親和性および柔軟性を有する素材である。さらに、前記外装部材は、外表面がスポンジまたは不布からなる防滑性を有する素材でもある。
また、前記センサー緩衝カバーは、防水性を有する、または、防水処理が成されている構造である。
また、前記内側袋状シートは、内側表面が梨地に形成された防滑性のシートである。また、前記内側袋状シートは、塩化ビニル樹脂又はポリエチレンをエンボス加工したシートでもある。更に、前記センサー緩衝カバーは、外装部材および/または内側袋状シートの長さが表面と裏面とで異なる構造である。
本発明に係るセンサー緩衝カバーは、上述のような構成からなるものであり、以下のような効果を有する。
(1)患者の口腔内に入れた時に、患者には不快感、異和感を与えることなく固定でき、無理なく高品質の画像を撮影することができる。内側の袋状シートと、外装部材とが一体になっている為、センサーの挿入がスムーズで使用が容易である。また、長方形状に形成されている為、製造が容易であり、同型のセンサーを挿入し易い構造である。
(2)柔軟性を有するため、撮影時にセンサーが患者に咬まれたり、歯に当ったりすることにより、或いは、落下したりすることにより外部から受ける衝撃を吸収してセンサーを守ることが可能である。また、柔軟性とともに親和性を有し、センサーを歯列に当てる際に、患者に不快感を与えることもない構造である。子供や高齢者等の患者の口腔状態や形状に合わせて適切なX線撮影が可能である。
(3)患者に疼痛と不快感を防止するとともに、センサーを適切な位置に安定して固定することができ、的確な診断効果が期待できる。
(4)衛生的にデジタルX線撮影をすることが可能であり、カバーはディスポーザブルであり、センサー機器を傷付けることなく長期間繰り返し使用することが出来る。
(5)内側袋状シートの表面が梨地に形成されて防滑性であるため、特別な補助器具を用いることなく、X線撮影時に口腔内だけではなく、内側袋状シート内でもセンサー機器の位置がずれることなく痛みを伴わないで確実に撮影を行う事が出来る。
(6)塩化ビニル樹脂またはポリエチレンにより安全性の高くコストを抑えた緩衝カバーとすることが出来る。
(7)センサー緩衝カバーの表面と裏面とで外装部材と内側袋状シートの長さが異なるため、センサー挿入時にセンサーの撮影面と非撮影面とを識別し易い。
以下、本発明に係るセンサー緩衝カバーについて、図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るセンサー緩衝カバーの斜視図であり、図2はセンサーに本発明のセンサー緩衝カバーを装着した状態を示す斜視図である。図3は本発明に係るセンサー緩衝カバーの別の実施例の斜視図であり、図4は本発明に係るセンサー緩衝カバーの使用例を示している。
本発明のセンサー緩衝カバー10は、内側袋状シート20と、外装部材30と、からなり、デジタルX線撮影の口内法による撮影装置に用いるセンサー50を被包するように形成されている。
センサー緩衝カバー10は、口内法X線撮影装置のセンサー機器を内挿する為の袋状のカバー体であり、柔軟性のある素材で形成されている。
内側袋状シート20は、略長方形に形成されている袋体である。袋状の内部にセンサー50を挿入する構造である。
図1に示すように、長手方向の先端の一側辺に開口部22を有しており、開口部からセンサー50を挿入する構造である。内側袋状シート20は2枚のシートを接着した袋体であり、開口部22以外の他の3側辺は接合されている。本実施例では熱処理による溶着により接着されているが、センサー50の挿入時に内部が防水されるように確実に接着されている必要がある。また、開口部22近傍の側辺の一部を接着させない構造とし、開口部22を広くしてセンサー50を挿入しやすくすることも可能である。
内側袋状シート20は、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル等の樹脂製の素材により形成されている。本実施例ではポリウレタンシートを使用している。樹脂製のシートとすることにより、シートの内部が平滑に構成されることで、センサー50を内側袋状シート20への挿入を容易にし、また取出すこともスムーズに出来る。
また、内側袋状シート20の幅はセンサー50の幅に合わせて若しくはやや大きめに形成される。センサー50の幅を略同じ幅とすることで、内側袋状シート20がセンサー50に比べて大き過ぎないようにして、口腔内に装着したときにセンサー50がセンサー緩衝カバー10内で移動しないようにすることにより、高品質の撮影が出来なくなる事を防止している。
また、内側袋状シート20は、少なくともその内側表面を梨地状に凹凸に形成した構造とすることが出来る。梨地状にすることで、防滑性を有し、センサー機器が内側袋状シート内でずれる事を防止する事が出来る。内側袋状シート20に防滑性を持たせる事で、センサー緩衝カバー10をセンサー50より大きく形成しても、内部でセンサー50が移動することなく途中でセンサーが移動して口内を刺激することなく確実且つ適切に患部の撮影を行う事ができ、センサー50と比べてセンサー緩衝カバー10の大きさに余裕があるため、センサー50の挿入および取出しを行い易い構造である。また、大きさに多少の余裕を持たせているので、メーカーにより多少異なる大きさのセンサーも許容することができる。一つの形式であっても、多種類の機器に対応できるので、シートの種類を減らすことができ、コストを抑えられるので経済的である。
防滑処理は、ポリエチレン、塩化ビニル、ポリプロピレン等の樹脂製の素材をエンボス加工することによって行う事が出来る。エンボス加工により、コストを抑えて簡易に防滑性を持たせる事が出来る。
外装部材30は、センサー機器50の形状に合わせた2枚の弾性のあるやや厚みのあるシート状体を接合して形成される。図1および図2に示すように、内側袋状シート20のセンサー50が挿入される基部24の周辺を包囲するように、内側袋状シート20と接合されている。外装部材30の長手方向の端辺32もこの実施例では開口されている。外装部材30は内側袋状シート20の基部を被覆しており、外装部材の外周縁34は、内側袋状シートの基部24と周縁が溶融接合されている。外装部材30と内側袋状シート20が接合されることにより、センサー緩衝カバー10のセンサー収容部位は二重の袋状に構成されている。
本実施例において外装部材30はセンサー機器の形状に合わせて略長方形に形成されているが、長方形に限定されるものではなく、センサー形状に合わせて角部に丸みを持たせた略楕円状の外装部材とすることも可能である。丸みを持たせることで患者にとって受け入れ易くする効果が得られ、患者の快適性を高めることも可能である。さらに、図3に示すように、センサー50が挿入し易い様に端辺32側の両端が幅を少し広げた構造とすることも可能である。
外装部材30は、外表面が親和性および柔軟性を有する素材によって形成されている。口腔内で接触する部位であるため装着性と快適性を向上し、使用時の不快感を抑制する効果がある。例えば、樹脂、シリコン、合成ゴム、スポンジ、不織布等のやや厚みのある素材を使用することにより親和性および柔軟性を持たせることが可能である。
外装部材30の外表面をスポンジまたは不布等の防滑性の素材とすることで滑りを防止し、撮影の品質を高めることが出来る。口腔内は唾液が充満したり、口腔内にある凸凹によってセンサーが容易に移動したりズレたりすることがあり、滑りやすく、適切な位置に固定し難い状態にあるが、防滑性の素材とすることによりこの問題を解消することが出来る。従来の実施例ではビニールシートだけであったためセンサーを被覆して使用しても、口の中では唾液等で大変滑りやすく、軽く押さえるだけでは固定する事が困難であった。
発泡性素材の場合、表面に滑りやすい皮膜ができるので、防滑性を得るには材料を発泡させる際に加工時の皮膜がない状態のものを使用することが望ましい。また、皮膜を取り除いても発泡した気泡が細かいものは滑りやすいため、比較的気泡の粗いウレタンや合成ゴムのNBR等であることが望ましい。さらに、発泡製造された素材を0.5mmから4mmの厚さのシート、好ましくは1mm〜2mmの厚さに薄切りした2枚のシートを接合して形成されることがより望ましい。薄型のシートとすることで厚みによる違和感を感じることなく、快適に撮影を受けることができる。また、ある程度厚みを持たせることで緩衝性を高める効果も期待できる。
本実施例では、外装部材30にウレタン素材を使用しており、同質のポリウレタンシートにより形成される内側袋状シート20との親和性により堅固な溶融接合を実現している。
また、別の実施例として、ポリウレタンシートの外装部材30に塩化ビニル樹脂の内側袋状シート20を溶着した構造とする事も可能である。更に、内側袋状シート20に防滑処理としてエンボス加工を施したシートを溶融接合する事が好ましい。
外装部材30および内側袋状シート20は、表面と裏面とで長手方向の長さが異なる構造とすることが可能である。2枚重ね合わせた周縁を接合したシートの一方を長くすることで、センサー50挿入時に表面と裏面を視認し易い。また、外装部材30または内側袋状シート20の何れか一方の片面を長く形成する構造とすることも可能である。外装部材20および/または内側袋状シート20の長さの違いによりセンサー撮影面の誤認を回避することが出来る。
図2に本発明のセンサー緩衝カバー10を装着したセンサー50を示す。
センサー50は歯科用の小型の撮影素子ユニットであり、例えば、CMOS、CCDやフィルム状であってもよい。センサー50にはリード線52が延設してあり、センサー50によって得られた画像情報を外部コンピュータに伝送している。
センサー緩衝カバー10は、この実施例では一回の使用で廃棄する使い捨て(ディスポーザブル)としているので、衛生を保つことができる。一度の使用で交換可能に形成されることで、患者への感染症予防を図ることができる。
図4に示すように、本発明のセンサー緩衝カバー10はセンサー50を被包し、患者の口腔内に装着して使用される。
センサー50を保護するために、本件の実施例は、内部のセンサーに対して防水性を備えた構造でもある。例えば、内側袋状シート20を使い捨て用の安価な防水フィルムとすることで、衛生的であるとともに、コストを押さえることが可能となる。本実施例では、内側袋状シート20を防水性のあるポリウレタンシートとすることで防水性のある構成となっている。また、外装部材30にも防水処理を施し、防水を確実にすることも可能である。
本発明のセンサー緩衝カバー10は、内側袋状シートおよび外装部材30が防滑性を有するため、位置決め・位置固定の為の補助器具を用いることなく、簡便に的確な撮影を行う事が可能である。また、防滑性・防水性を有しながらディスポーザブルな使用に適した低コストの緩衝カバーである。
さらに、本実施例では内側袋状シート20と外装部材30が従来から存在する一般的な長方形状に形成されているため、製造が容易であり、製造コストを低減することが可能である。本実施例では、内側袋状シート20と外装部材30との開口部位を除いた外周縁が溶融接合されている構成であるが、外周縁だけではなく、内側袋状シートの外表面と外装部材の内表面とを接合した構成とすることも可能である。
さらに、本発明では、内側袋状シート20が長さのある長方形に形成されることにより、センサー50のリード線52も保護可能であり、装着が容易であって、口内に挿入されるセンサー機器に対して衛生的にも優れたセンサー緩衝カバーとなっている。また、開口部22から基部24までほぼ同じ幅で形成されているため、センサー50が挿入し易いという利点がある。さらに、長手方向の一部に狭窄部分を設けて挿入したセンサーが使用中に開口から容易に出ないような構造とすることも出来る。
さらに、センサー50をカバーする外装部材30のみを親和性および柔軟性のある素材とすることで、コストを削減することが出来る。
本発明に係るセンサー緩衝カバーの斜視図。 センサーに本発明のセンサー緩衝カバーを装着した状態を示す斜視図。 本発明に係るセンサー緩衝カバーの別の実施例の斜視図。 本発明に係るセンサー緩衝カバーの使用例。
10 センサー緩衝カバー
20 内側袋状シート
22 開口部
24 基部
30 外装部材
32 端辺
34 外周縁
50 センサー
52 リード線

Claims (7)

  1. センサー機器を内挿する柔軟性のある袋体からなるカバー体が、
    長手方向の先端に開口部を有する長方形に形成された樹脂製の内側袋状シートと、
    該内側袋状シートの基部にセンサー機器と略同形に形成されたセンサー機器の内挿される周辺を被覆する長手方向の端辺を開口とした弾性のある袋体からなる外装部材と、からなり、
    内側袋状シートの基部外周縁と該内側袋状シートの基部を被覆した外装部材の外周縁を開口を残した3方を溶融接合して二重の袋状に形成したことを特徴とするセンサー緩衝カバー。
  2. 前記外装部材は、外表面が親和性および柔軟性を有する素材であることを特徴とする請求項1記載のセンサー緩衝カバー。
  3. 前記外装部材は、外表面がスポンジまたは不布からなる防滑性を有する素材であることを特徴とする請求項1記載のセンサー緩衝カバー。
  4. 前記センサー緩衝カバーは、防水性を有する、または、防水処理が成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のセンサー緩衝カバー。
  5. 前記内側袋状シートは、内側表面が梨地に形成された防滑性のシートであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のセンサー緩衝カバー。
  6. 前記内側袋状シートは、塩化ビニル樹脂又はポリエチレンをエンボス加工したシートであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のセンサー緩衝カバー。
  7. 前記センサー緩衝カバーは、外装部材および/または内側袋状シートの長さが表面と裏面とで異なることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のセンサー緩衝カバー。
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