JPH06296608A

JPH06296608A - 歯科用ｘ線フイルム包装体の収納具および収納方法

Info

Publication number: JPH06296608A
Application number: JP5124588A
Authority: JP
Inventors: Hiroyuki Tanaka; 弘之田中
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1993-04-16
Filing date: 1993-04-16
Publication date: 1994-10-25

Abstract

(57)【要約】【目的】バイトブロック等の咬合支持部材が付着され
た歯科用Ｘ線フィルム包装体を収納しても当該咬合支持
部材を使用することができる歯科用Ｘ線フィルム包装体
の収納具を提供すること。【構成】収納具２０は表裏２つのシートを溶着部２３
ａ、２３ｂで溶着することにより構成される収納部２１
および掴み部２２を有する。収納部２１の各シートを開
いて歯科用Ｘ線フィルム包装体１の咬合支持部材８を掴
み部２２の根元部分に挿入し、一方のシートを折り畳ん
で歯科用Ｘ線フィルム包装体を挟み、この状態で収納部
２１の他の各辺を溶着する。Ｘ線撮影時、歯科用Ｘ線フ
ィルム包装体を収納した収納部２１が口腔中に入れら
れ、咬合支持部材はシートを介して歯で咬まれ、歯科用
Ｘ線フィルム包装体は口腔中に支持される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、歯のＸ線撮影に用いら
れる歯科用Ｘ線フィルム包装体をＸ線撮影時に収納する
ための歯科用Ｘ線フィルム包装体の収納具および収納方
法に関する。

【０００２】

【従来の技術】歯のＸ線撮影を行う場合には、Ｘ線フィ
ルムを、Ｘ線は透過するが光線は遮断する包装体で包装
した歯科用Ｘ線フィルム包装体が用いられる。このよう
な歯科用Ｘ線フィルム包装体を図により説明する。図１
３は歯科用Ｘ線フィルム包装体の平面図である。図で、
１は不透明で柔軟なシートで作られた包装体であり、Ｘ
線は透過するが光線は遮断する。２は包装体１内に密封
されたＸ線フィルムである。

【０００３】歯のＸ線撮影を行う場合には、歯科医師
は、歯科用Ｘ線フィルム包装体を患者の口腔中に挿入し
て撮影対象となる歯に当接し、歯科用Ｘ線フィルム包装
体の反対側からＸ線を照射する。これにより、Ｘ線フィ
ルム２に歯のＸ線潜像が得られる。歯科医師は、患者の
口腔中から歯科用Ｘ線フィルム包装体を取り出し、暗室
又は暗箱内で包装体１を破ってＸ線フィルム２を取り出
し、現像処理を行う。このようにしてＸ線フィルム２上
に前記撮影対象となる歯のＸ線像を得ることができる。
歯科医師はこのＸ線像に基づいて診断や治療を行う。

【０００４】ところで、Ｘ線撮影を行う場合、歯科医師
は患者の口腔中に歯科用Ｘ線フィルム包装体を挿入し、
口腔中からこれを取り出し、さらに、現像処理のため包
装体１を破ってＸ線フィルム２を取り出すという作業を
行うので、歯科用Ｘ線フィルム包装体に大量に付着した
患者の唾液が歯科医師に付着するのを避けることができ
ない。このような唾液の付着は歯科医師にとって不快感
を生ぜしめるばかりでなく歯科医師の指等に傷がある場
合には、唾液中のウイルスが傷から侵入して歯科医師自
身が病に冒されるという危険があった。

【０００５】この危険を防止するため、本出願人は、実
願昭６２−１９０７７９号により、歯科用Ｘ線フィルム
包装体を収納する収納具を提案した。この収納具を図に
より説明する。図１４は従来の歯科用Ｘ線フィルム包装
体の収納具の正面図、図１５は図１４に示す線ＸＶ−Ｘ
Ｖに沿う断面図である。各図で、３は収納部を示す。３
ａ、３ｂはそれぞれ収納部３を構成しＸ線を透過する柔
軟な合成樹脂のシートである。シート３ａ、３ｂの縁部
の左右両側は溶着され、これにより上下が開放した袋状
の収納部３が形成される。４は掴み部を示す。４ａ、４
ｂはそれぞれシート３ａ、３ｂから連続して伸び出した
シートであり、シート３ａ、３ｂよりも幅が狭く、か
つ、長さが長く形成されている。５はシート３ａの上縁
より僅かに突出したシート３ｂの上縁の舌部であり、接
着剤が塗布されている。６は掴み部４において、シート
４ａより突出したシート４ｂの先端の摘み部である。

【０００６】Ｘ線撮影を行う場合、歯科医師は、歯科用
Ｘ線フィルム包装体を収納具の収納部３に挿入する。次
に、舌部５を折り曲げてシート３ａに接着し、収納部３
の上部の開放端を封着する。これにより、収納部３に収
納された歯科用Ｘ線フィルム包装体は収納部３から抜け
出すことはない。ついで、歯科医師はピンセット等で、
又は患者自身が、患者の口腔内の撮影対象の歯の所定位
置に収納部３を置く。この状態で、掴み部４は患者の口
腔外に充分長く突出している。収納部３の反対側からＸ
線を照射すると、Ｘ線フィルム２上には歯のＸ線潜像が
生じる。

【０００７】撮影が終了すると、歯科医師は掴み部４を
持ち、収納部３を患者の口腔内から取り出し、掴み部４
の両方のシート４ａ、４ｂを互いに反対方向に引っ張
る。これにより、収納部３の溶着されている両側縁は引
き裂かれ、収納部３内に収納された歯科用Ｘ線フィルム
包装体は収納部３から脱落する。脱落した歯科用Ｘ線フ
ィルム包装体は、それまで収納部３内に収納されていた
ので、患者の唾液は付着していない。それ故、以後の現
像処理において、患者の唾液が歯科医師に付着するおそ
れはない。なお、掴み部４を一枚のシートで構成するこ
ともできる。又、シートとして掴み部４の長さ方向の引
き裂き性を有するシートを用い、歯科用Ｘ線フィルム包
装体を取り出す場合、シートを引き裂けばより一層歯科
用Ｘ線フィルム包装体を容易に引き出すことができる。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】上記図１３に示す歯科
用Ｘ線フィルム包装体１は、歯のＸ線写真を撮影する場
合、撮影位置に保持される。この保持は前述のように患
者自身が手で押える場合もあるが、Ｘ線を透過する材料
で作られたブロック状の咬合支持部材（以下、バイトブ
ロックという）が用いられる場合も多い。このバイトブ
ロックは歯科用Ｘ線フィルム包装体とは別体となってお
り、撮影時に歯科用Ｘ線フィルム包装体１に貼着されて
用いられる。これを図１６、図１７および図１８により
説明する。

【０００９】図１６および図１７はそれぞれバイトブロ
ックが貼着された歯科用Ｘ線フィルム包装体の斜視図で
ある。図１６、１７で１は図１３に示す歯科用Ｘ線フィ
ルム包装体、８はバイトブロックである。図１６に示す
例では、バイトブロック８は歯科用Ｘ線フィルム包装体
１の下方に、又、図１７に示す例では中央にそれぞれ貼
着されている。図１８は図１６に示すバイトブロックを
貼着した歯科用Ｘ線フィルム包装体１の使用方法を説明
する口腔断面図である。図１８で、Ｔ_１、Ｔ_２は上下の
歯、Ｈ_１、Ｈ_２は上下の歯肉、Ｍは口腔を示す。各歯Ｔ
_１、Ｔ_２でバイトブロック８を咬むことにより歯科用Ｘ
線フィルム包装体１は所定の個所に確実に保持される。

【００１０】上記説明では、バイトブロック８は歯科用
Ｘ線フィルム包装体１とは別体で、撮影時に貼着される
例を説明した。しかし、歯科用Ｘ線フィルム包装体１に
は最初からバイトブロック８が付されているものもあ
る。特に、歯周病（歯槽膿漏）の診断に用いられる歯科
用Ｘ線フィルム包装体１にはバイトブロック８が付され
ているものが多く、咬翼型歯科用Ｘ線フイルム包装体と
称されている。なお、咬翼型歯科用Ｘ線フイルム包装体
の場合、咬合支持部材は上記のようなブロック形状では
なく、薄い合成樹脂材又は紙で作られる場合が多いが、
その機能は同じであるので、これら合成樹脂材や紙も、
以下バイトブロックと称する。

【００１１】上述のように、撮影時にバイトブロックを
貼着する必要がある場合、又は既にバイトブロックが付
されている歯科用Ｘ線フィルム包装体１や咬翼型歯科用
Ｘ線フィルム包装体の場合、従来の収納具に収納するこ
とはできず、無理に収納してもバイトブロック８を咬む
ことができなくなるので、従来の収納具を使用すること
はできない。

【００１２】本発明の目的は、上記従来技術における課
題を解決し、バイトブロックの使用が可能な歯科用Ｘ線
フィルム包装体の収納具および収納方法を提供すること
にある。

【００１３】上記の目的を達成するため、本発明は、歯
科用Ｘ線フィルム包装体を収納する２枚の柔軟なシート
より成る収納部と、この収納部と一体に連続形成され当
該収納部が口腔内に挿入されたとき当該口腔外に伸び出
す掴み部とを備えた歯科用Ｘ線フィルム包装体の収納具
において、前記収納部の前記掴み部が形成されている辺
の前記各シートを溶着し他の各辺は非溶着とし、前記掴
み部の前記収納部と連結する部分の幅を、前記歯科用Ｘ
線フィルム包装体の一方の面に取り付けられ当該歯科用
Ｘ線フィルム包装体を歯により口腔中で支持する咬合支
持部材の幅より大きな寸法に選定し、前記収納部の各辺
の寸法を当該収納部に収納する前記歯科用Ｘ線フィルム
包装体の対応する各辺の寸法より充分大きく選定したこ
とを特徴とする。又、本発明は、上記歯科用Ｘ線フィル
ム包装体の収納具において、前記掴み部には、その伸長
方向に沿って引き裂きを容易にするための切り込みが設
けられていることを特徴とする。さらに本発明は、上記
歯科用Ｘ線フィルム包装体の収納具において、前記収納
部の２枚のシートを開いて前記咬合支持部材を前記掴み
部内に挿入し、その状態で前記歯科用Ｘ線フィルム包装
体を前記２枚のシートで挟んだ後、前記他の各辺を前記
掴み部が形成されている辺に連続して溶着する事を特徴
とする。

【００１４】

【作用】歯科用Ｘ線フィルム包装体の咬合支持部は、収
納部の２枚のシートを開くことにより掴み部内に挿入さ
れ、その後、２枚のシートで歯科用Ｘ線フィルム包装体
が挟まれる。この状態で、収納部の溶着されていない各
辺を溶着されている辺と連続して溶着することにより、
歯科用Ｘ線フィルム包装体は収納部内に完全に密封収納
される。このように歯科用Ｘ線フィルム包装体を密封収
納した収納部を患者の口腔内に入れ、掴み部の根元に入
り込んでいる咬合支持部を歯で咬んで歯科用Ｘ線フィル
ム包装体を口腔内に支持してＸ線撮影を行う。Ｘ線撮影
後掴み部により当該収納部を取り出すが、この取り扱い
の間、歯科用Ｘ線フィルム包装体は唾液から完全に遮断
されている。収納部を取り出した後、歯科医師は、掴み
部を両側に引っ張って収納部を破り、又は掴み部の切り
込みの両側を互いに逆方向に引っ張って収納部を引き裂
き、収納されていた歯科用Ｘ線フィルム包装体を外部に
取り出す。

【００１５】

【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。図１は本発明の実施例に係る歯科用Ｘ線フィルム
包装体の収納具の平面図、図２は図１に示す矢印ＩＩ方
向からみた収納具の側面図である。各図で、２０は歯科
用Ｘ線フィルム包装体１の収納具である。２１は歯科用
Ｘ線フィルム装体１を収納する収納部、２２は掴み部を
示す。２０ａ、２０ｂは収納部２１および掴み部２２を
構成する表裏のシートである。シート２０ａ、２０ｂは
柔軟な合成樹脂のシートが使用され、かつ、各シート２
０ａ、２０ｂは掴み部２２の長手方向（各図で縦方向）
に引き裂き性を有する。即ち、各シート２０ａ、２０ｂ
は上記方向には容易に引き裂かれるが、それ以外の方向
に引き裂くのは困難である。２５は引き裂きを容易にす
るため掴み部２２に形成された切り込みである。

【００１６】２３ａ、２３ｂは収納部２１の下辺（掴み
部２２が連続形成されている辺）におけるシート２０
ａ、２０ｂを互いに溶着する溶着部であり、２３ｃ、２
３ｄ、２３ｅは掴み部２２におけるシート２０ａ、２０
ｂを互いに溶着する溶着部を示す。２４ａ、２４ｂ、２
４ｃは各シート２０ａ、２０ｂの溶着されていない辺
（非溶着部）を示す。即ち、収納部２１においては、溶
着部２３ａ、２３ｂ以外は溶着されていない。収納部２
１の図１で横方向の寸法と縦方向の寸法はこの収納部２
１に収納される歯科用Ｘ線フィルム包装体１の対応する
各辺の長さより充分に長く選定されている。

【００１７】次に、歯科用Ｘ線フィルム包装体１を上記
収納具２０に挿入する方法を図３〜図８を参照しながら
説明する。図３、図４および図６は図２と同一方向の側
面図、図５は図４の矢印Ｖからみた側面図、図７は図６
の矢印ＶＩＩからみた平面図、図８は図６の矢印ＶＩＩ
Ｉからみた平面図である。各図で、図１および図２に示
す部分と同一部分には同一符号が付してある。まず、図
３に示すように、収納部２１の２枚のシート２０ａ、２
０ｂを溶着部２３ａ、２３ｂに沿って両側に開く。次
に、歯科用Ｘ線フィルム包装体１のバイトブロック８
（図１６に示す態様で貼着されている）を矢印のように
掴み部２２の根元に挿入する。この挿入された状態が図
４および図５に示されている。

【００１８】次いで、図６に示すように、シート２０ｂ
を歯科用Ｘ線フィルム包装体１の下辺（図６で左辺）に
沿って当該歯科用Ｘ線フィルム包装体１を覆うように、
即ち、これをシート２０ａとの間に挟むように折り畳
む。この状態が図６、図７に示されている。次に、この
ように歯科用Ｘ線フィルム包装体１を挟み込んだ収納具
２０を、図６の状態から上下反転させて（折り畳んだシ
ート２０ｂを下にして）、図８に示すように溶接台３０
の所定位置に載置する。この状態で、周知の溶接機（図
示されていない）により図示一点鎖線３１に沿ってシー
ト２０ａ、２０ｂが溶着、切断される。このとき、掴み
部２２はその柔軟性により、挿入されたバイトブロック
８の先端部分から折れ曲がり、溶接の邪魔にはならな
い。以上の操作により、歯科用Ｘ線フィルム包装体１は
バイトブロック８が掴み部２２の根元に挿入された状態
で収納部２１内に密封される。

【００１９】Ｘ線撮影時、掴み部２２が口腔外に出るよ
うに、当該掴み部２２を、その根元部分に挿入されたバ
イトブロック８先端近辺で折り返した後、収納部２１を
患者の口腔内の撮影対象個所に位置せしめ、バイトブロ
ック８を掴み部２２のシートを介して歯で咬ませてＸ線
フィルム包装体１を支持させ、Ｘ線を照射する。このと
き、掴み部２２の相当長さの部分が口腔外に出ている。
このようにしてＸ線撮影が終了すると、歯科医師は掴み
部２２を持って収納部２１を患者の口腔内から引き出
す。次いで、各シート２０ａ、２０ｂにおいて掴み部２
２の切り込み２５の両側を持ち、互いに反対方向に引っ
張る。そうすると、各シート２０ａ、２０ｂは切り込み
２５の部分からそれらの引き裂き性に従って引き裂かれ
てゆく。この引き裂きを継続すると、収納部２１の各シ
ート２０ａ、２０ｂも引き裂かれ、内部に収納されてい
た歯科用Ｘ線フィルム包装体１が外部に脱落する。以
後、従来の手法と同様に、歯科用Ｘ線フィルム包装体１
０に対する処理が行われる。

【００２０】このように、本実施例では、収納部２１に
おける掴み部２２が連結されている辺のみ溶着し、他の
辺は溶着しない状態とし、歯科用Ｘ線フィルム包装体１
を収納する場合には、収納部２１の両シート２０ａ、２
０ｂを上記溶着されている辺２３ａ、２３ｂに沿って開
き、歯科用Ｘ線フィルム包装体１に付されたバイトブロ
ック８を掴み部２２の根元に挿入し、一方のシートを折
り畳んで歯科用Ｘ線フィルム包装体１を挟み、この状態
で収納部２１の他の各辺を溶着するようにしたので、歯
科用Ｘ線フィルム包装体１を収納具２０に収納した状態
でもバイトブロック８を使用することができる。

【００２１】図９〜図１２はバイトブロック８を図１７
に示すように歯科用Ｘ線フィルム包装体１の中央に貼着
した態様のものに対して使用される本発明の他の実施例
に係る歯科用Ｘ線フィルム包装体の収納具を示す図であ
り、図９は平面図、図１０〜図１２は図９の矢印Ｘ方向
からみた側面図である。各図で、図１〜図６に示す部分
と同一又は等価な部分には同一符号が付してある。

【００２２】本実施例では、収納部２１におけるシート
２０ｂの縦方向（掴み部２２の伸長方向）の寸法がシー
ト２０ａの寸法より長く選定されている点でさきの実施
例と異なるが、他の部分の構成および歯科用Ｘ線フィル
ム包装体１の収納方法はさきの実施例と同じであるの
で、それらの説明は省略する。。最終的には、図１２に
示すように歯科用Ｘ線フィルム包装体１をシート２０
ａ、２０ｂで挟み込んだ状態で、さきの実施例と同様に
溶接台３０に載置され、溶接機により溶着線３１に沿っ
てシート２０ａ、２０ｂを溶着、切断する。本実施例の
効果も、さきの実施例の効果と同じである。なお、収納
部２１における各シート２０ａ、２０ｂの縦方向の寸法
を相当長さに選定しておけば、本実施例のように各シー
ト２０ａ、２０ｂの長さを異なる長さにする必要はな
い。

【００２３】なお、両シートには必ずしも引き裂き性を
有するものを用いなくても掴み部の両方のシートを互い
に逆方向に引っ張ることにより収納部からの取り出しが
可能である。

【００２４】

【発明の効果】以上述べたように、本発明では、収納部
における掴み部が連結されている辺のみ溶着し、歯科用
Ｘ線フィルム包装体を収納する場合、収納部の両シート
を溶着されている辺に沿って開き、歯科用Ｘ線フィルム
包装体に付された咬合指示部を掴み部の根元に挿入し、
両シートにより歯科用Ｘ線フィルム包装体を挟んだ状態
で収納部の他の各辺を溶着、切断するようにしたので、
歯科用Ｘ線フィルム包装体を収納具に収納した状態でも
バイトブロックを使用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施例に係る歯科用Ｘ線フィルム包装
体の収納具の平面図である。

【図２】図１に示す収納具の矢印ＩＩ方向の側面図であ
る。

【図３】歯科用Ｘ線フィルム包装体の挿入方法を説明す
る側面図である。

【図４】歯科用Ｘ線フィルム包装体の挿入方法を説明す
る側面図である。

【図５】図４に示す矢印Ｖ方向の側面図である。

【図６】歯科用Ｘ線フィルム包装体の挿入方法を説明す
る側面図である。

【図７】図６に示す矢印ＶＩＩ方向の側面図である。

【図８】図６に示す矢印ＶＩＩＩ方向の側面図である。

【図９】本発明の他の実施例に係る歯科用Ｘ線フィルム
包装体の収納具の平面図である。

【図１０】図９に示す収納具の矢印Ｘ方向の側面図であ
る。

【図１１】歯科用Ｘ線フィルム包装体の挿入方法を説明
する側面図である。

【図１２】歯科用Ｘ線フィルム包装体の挿入方法を説明
する側面図である。

【図１３】歯科用Ｘ線フィルム包装体の平面図である。

【図１４】従来の歯科用Ｘ線フィルム包装体の収納具の
平面図である。

【図１５】図１４に示す線ＸＶ−ＸＶに沿う断面図であ
る。

【図１６】バイトブロックを付した歯科用Ｘ線フィルム
包装体の斜視図である。

【図１７】バイトブロックを付した歯科用Ｘ線フィルム
包装体の斜視図である。

【図１８】口腔内の断面図である。

【符号の説明】

２０収納具２０ａ、２０ｂシート２１収納部２２掴み部２３ａ、２３ｂ溶着部

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】歯科用Ｘ線フィルム包装体を収納する２
枚の柔軟なシートより成る収納部と、この収納部と一体
に連続形成され当該収納部が口腔内に挿入されたとき当
該口腔外に伸び出す掴み部とを備えた歯科用Ｘ線フィル
ム包装体の収納具において、前記収納部の前記掴み部が
形成されている辺の前記各シートを溶着し他の各辺は非
溶着とし、前記掴み部の前記収納部と連結する部分の幅
を、前記歯科用Ｘ線フィルム包装体の一方の面に取り付
けられ当該歯科用Ｘ線フィルム包装体を歯により口腔中
で支持する咬合支持部の幅より大きな寸法に選定し、前
記収納部の各辺の寸法を当該収納部に収納する前記歯科
用Ｘ線フィルム包装体の対応する各辺の寸法より充分大
きく選定したことを特徴とする歯科用Ｘ線フィルム包装
体の収納具。
【請求項２】請求項１において、前記各柔軟なシート
は、一定方向の引き裂き方向を有し、当該引き裂き方向
は前記掴み部の伸長方向とほぼ一致することを特徴とす
る歯科用Ｘ線フィルム包装体の収納具。
【請求項３】請求項１において、前記各柔軟なシート
は、前記収納部において前記掴み部の伸長方向の長さを
異にすることを特徴とする歯科用Ｘ線フィルム包装体の
収納具。
【請求項４】請求項１記載の歯科用Ｘ線フィルム包装
体の収納具において、前記掴み部には、その伸長方向に
沿って引き裂きを容易にするための切り込みが設けられ
ていることを特徴とする歯科用Ｘ線フィルム包装体の収
納具。
【請求項５】請求項１記載の歯科用Ｘ線フィルム包装
体の収納具において、前記収納部の２枚のシートを開い
て前記咬合支持部を前記掴み部内に挿入し、その状態で
前記歯科用Ｘ線フィルム包装体を前記２枚のシートで挟
んだ後、前記他の各辺を前記掴み部が形成されている辺
に連続して溶着することを特徴とする歯科用Ｘ線フィル
ム包装体の収納方法。