JPH056644U - 接点開閉機構 - Google Patents
接点開閉機構Info
- Publication number
- JPH056644U JPH056644U JP5855691U JP5855691U JPH056644U JP H056644 U JPH056644 U JP H056644U JP 5855691 U JP5855691 U JP 5855691U JP 5855691 U JP5855691 U JP 5855691U JP H056644 U JPH056644 U JP H056644U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arc
- contact
- piece
- fixed contact
- closing mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
- Breakers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成により、アークによる接点の劣化
を防止し、寿命の長い接点開閉機構を提供する。 【構成】 固定接片16にアークランナ片17を設け
る。磁場dによって発生した電磁力Fと上記アークラン
ナ片17とにより、アークe1はアークe2に移動され
る。このため、アークe2が可動接点7aおよび固定接
点6aの最短距離上に集中することがない。また、アー
クランナ片17によりアークe2は側方から吸引され、
弧状になり伸張される。このため、伸張されたアークe
2による可動接点7aおよび固定接点6aへの損傷が減
少する。
を防止し、寿命の長い接点開閉機構を提供する。 【構成】 固定接片16にアークランナ片17を設け
る。磁場dによって発生した電磁力Fと上記アークラン
ナ片17とにより、アークe1はアークe2に移動され
る。このため、アークe2が可動接点7aおよび固定接
点6aの最短距離上に集中することがない。また、アー
クランナ片17によりアークe2は側方から吸引され、
弧状になり伸張される。このため、伸張されたアークe
2による可動接点7aおよび固定接点6aへの損傷が減
少する。
Description
【0001】
この考案は、電磁継電器などの接点開閉機構に関するものである。
【0002】
従来の接点開閉機構を有するものとして、図3で示す電磁継電器が知られてい る(特開平2−30129号公報参照)。 同図において、絶縁性ケース1内には、コイルスプール2に巻回した電磁コイ ル3の中心に鉄心4を設けかつ電磁コイル3の側方にヨーク5を並設した電磁石 ブロックAが装着されている。また、上記ケース1内には、固定接点6aを有す る固定接片16が設けられ、上記固定接点6aと対向する可動接点7aを有する 可動接片7が設けられている。これら両接片16,7により接点開閉機構Bが構 成されている。
【0003】 上記ヨーク5の遊端部5aには、ほぼL字形の可動鉄片8がヒンジ支持され、 その一端部8aは上記鉄心4の磁極端4aと対向し、他端部8bには電気絶縁体 8dを介して金属性のカード8eが装着されている。上記ヨーク5にはヒンジば ね片9が定着され、その一端の弾性部9aにて、上記可動鉄片8の折曲部8cを 外側から押圧している。 固定接片16は、固定接点6aの取付部16b、幅狭部16cおよび迂回部1 6aから構成され、その上端には外部接続端子10が形成され、下端にはプリン ト配線基板用端子11が形成されている。 可動接片7の基部7cは共通端子13に固定され、この共通端子13の上端に は外部接続端子12が形成され、下端にはプリント配線基板用端子14が形成さ れている。 なお、ケース1下部には電磁コイル用端子15が設けられている。
【0004】 図4で示すように、上記固定接片16における幅狭部16cの幅aは、取付部 16の幅bより狭く設定されており、固定接片16に流れる電流cを幅狭部16 cで絞り込むように構成されている。
【0005】 上記構成において、図3の電磁コイル3に通電されると、鉄心4が励磁され、 その磁極端4aに可動鉄片8の一端部8aが吸引されて、可動鉄片8が回動され 、その他端部8bに固定された電気絶縁体8dおよび金属性カード8eを介して 可動接片7を押圧し、可動接点7aと固定接点6aとを接触させて接点開閉機構 Bを閉成する。 上記電磁コイル3が断電されると、可動鉄片8の吸引が解除されて、可動接片 7のばね力により可動接片7自身が復帰し、可動接点7aは固定接点6aより開 離して、接点開閉機構Bが開放される。
【0006】 上記接点開閉機構Bの閉成時に、固定接片16を流れる電流cは幅狭部16c で絞り込まれて電流密度が増大し、その近傍に強力な磁場が形成される。 そのため、図5で示すように、可動接点7aが固定接点6aより開離するとき 発生するアークe1は磁場d内を通過し、上記アークe1を側方へ移動させる電 磁力Fが発生し、アークe1はアークe2に移動される。 これにより、この接点開閉機構Bにおいては、上記アークe1が上記両接点6 a,7aの対向面間を結ぶ最短距離に集中して、そのアークe1集中個所で異常 発熱が発生し、両接点6a,7aが溶着することがない。
【0007】
ところが、上記固定接片16を流れる電流cが小さい場合には、幅狭部16c で電流cを絞り込んでも弱い磁場dしか発生しない。このような場合には、上記 接点開閉機構Bでは、十分にアークe1を移動させることができず、アークe1 によって両接点6a,7aが劣化され、上記接点開閉機構Bの寿命が短いという 課題がある。 この考案は上記課題を解決するためになされたもので、簡単な構成により、ア ークによる接点の損耗を防止し、寿命の長い接点開閉機構を提供することを目的 としている。
【0008】
この考案による接点開閉機構は、磁場によって移動されたアークの側方に位置 して、このアークを吸引するアークランナ片を設けたことを特徴としている。
【0009】
上記構成によれば、アークがアークランナ片に吸引されるため、磁場だけでア ークを移動させる場合に比較して、さらに一層アークは移動される。 また、アークが側方からアークランナ片により吸引されるため、アークが側方 へ湾曲して弧状になり、アークが伸張される。これにより、伸張されたアークが 接点に与える損傷が減るので、接点の損耗が防止される。
【0010】
以下、この考案の一実施例を図面にもとづいて説明する。 図1はこの考案による接点開閉機構の一例を示す要部の斜視図で、従来のもの と同一個所には同一の符号を付して、それらの詳しい説明を省略する。同図にお いて、図4と相違する点は、固定接片16にアークランナ片17を設けたことに ある。
【0011】 図2で示すように、可動接点7aが固定接点6aより開離するとき発生するア ークe1は磁場d内を通過し、上記アークe1を側方へ移動させる電磁力Fが発 生する。また、上記アークe1は、アークランナ片17により電磁力Fと同方向 に吸引されるので、上記電磁力Fとこの吸引力によりアークe1はアークe2に 移動される。このため、上記アークe2が上記両接点6a,7aの対向面間を結 ぶ最短距離に集中して、そのアークe2集中個所で異常発熱が発生し、両接点6 a,7aが溶着することがない。 このとき、上記アークe2は、側方から上記アークランナ片17により吸引さ れるため、アークe2が側方へ湾曲し弧状になり、アークe2が伸張される。こ れにより、伸張されたアークe2が接点6a,7aに与える損傷が減る。 さらに、アークe2の一部が可動接点7aからアーク吸引部17に連結される ため、上記アークe2の伸張効果と相まって、両接点6a,7aの損耗が防止さ れ、この接点開閉機構の寿命がのびる。
【0012】 なお、上記実施例ではアークランナ片17を固定接片16に一体に形成したも のについて説明したが、このアークランナ片17はアークe2の側方に位置して 、アークe2を吸引するものであればよく、固定接片16とは別体であってもよ いことはいうまでもない。
【0013】
以上のように、この考案によれば、簡単な構成により、アークによる接点の劣 化を防止し、寿命の長い接点開閉機構を提供することが可能となる。
【図1】この考案による接点開閉機構の要部の斜視図で
ある。
ある。
【図2】同接点開閉機構の動作状態を説明する要部の側
面図である。
面図である。
【図3】従来の接点開閉機構が適用された電磁継電器を
一部切り欠して示す側面図である。
一部切り欠して示す側面図である。
【図4】同接点開閉機構の要部の斜視図である。
【図5】同接点開閉機構の動作状態を説明する要部の側
面図である。
面図である。
6a 固定接点 7 可動接片 7a 可動接点 16 固定接片 17 アークランナ片 d 磁場 e1,e2 アーク F 電磁力
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 一端部に固定接点を有しかつ他端部に接
続端子を形成してなる固定接片と、可動端に上記固定接
点と対向する可動接点を有しかつ基部に接続端子を形成
してなる可動接片とを有し、上記固定接点と可動接点と
の近傍に位置して上記固定接片に幅狭部を設け、上記固
定接片を流れる電流が上記幅狭部で絞り込まれて形成さ
れる磁場内に、上記可動接点と固定接点との開離時に発
生するアークを通過させて、その電磁力で上記アークを
側方へ移動させるように構成された接点開閉機構におい
て、上記移動されたアークの側方に位置して、このアー
クを吸引するアークランナ片を設けたことを特徴とする
接点開閉機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5855691U JPH056644U (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 接点開閉機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5855691U JPH056644U (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 接点開閉機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH056644U true JPH056644U (ja) | 1993-01-29 |
Family
ID=13087731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5855691U Pending JPH056644U (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 接点開閉機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH056644U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018190210A1 (ja) * | 2017-04-14 | 2018-10-18 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 接点装置、電磁継電器及び電気機器 |
WO2021177121A1 (ja) * | 2020-03-03 | 2021-09-10 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 接点装置および当該接点装置を搭載した電磁継電器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60181187A (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-14 | Toho Chem Ind Co Ltd | 掘削泥水用調整剤 |
JPS62285325A (ja) * | 1986-06-03 | 1987-12-11 | 三菱電機株式会社 | 開閉器 |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP5855691U patent/JPH056644U/ja active Pending
Patent Citations (2)
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CN110506319A (zh) * | 2017-04-14 | 2019-11-26 | 松下知识产权经营株式会社 | 触点装置、电磁继电器和电子装置 |
JPWO2018190210A1 (ja) * | 2017-04-14 | 2020-02-27 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 接点装置、電磁継電器及び電気機器 |
US11257646B2 (en) | 2017-04-14 | 2022-02-22 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Contact device, electromagnetic relay, and electrical device |
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