JPH0566357U - 動力伝達装置 - Google Patents
動力伝達装置Info
- Publication number
- JPH0566357U JPH0566357U JP552792U JP552792U JPH0566357U JP H0566357 U JPH0566357 U JP H0566357U JP 552792 U JP552792 U JP 552792U JP 552792 U JP552792 U JP 552792U JP H0566357 U JPH0566357 U JP H0566357U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flywheel
- torque converter
- drive plate
- front cover
- transmission device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H45/00—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches
- F16H45/02—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type
- F16H2045/0221—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type with damping means
- F16H2045/0252—Combinations of fluid gearings for conveying rotary motion with couplings or clutches with mechanical clutches for bridging a fluid gearing of the hydrokinetic type with damping means having a damper arranged on input side of the lock-up clutch
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 オートマチックトランスミッションの装着作
業の簡素化を図る。 【構成】 動力伝達装置によれば、クランクシャフト1
1に連結されるフライホイール12をそのクランクシャ
フト11と一体回転するフライホイール本体14とフラ
イホイール本体14にダンパ機構としてのスプリング1
7を介して連結されるドリブンプレート16とに分割構
成する一方、ロックアップクラッチ27を有するトルク
コンバータ22のフロントカバー25にドライブプレー
ト28を固結し、このドライブプレート28とドリブン
プレート16とをスプライン結合する。
業の簡素化を図る。 【構成】 動力伝達装置によれば、クランクシャフト1
1に連結されるフライホイール12をそのクランクシャ
フト11と一体回転するフライホイール本体14とフラ
イホイール本体14にダンパ機構としてのスプリング1
7を介して連結されるドリブンプレート16とに分割構
成する一方、ロックアップクラッチ27を有するトルク
コンバータ22のフロントカバー25にドライブプレー
ト28を固結し、このドライブプレート28とドリブン
プレート16とをスプライン結合する。
Description
【0001】
本考案はオートマチックトランスミッションにおいて、エンジンの動力をトラ ンスミッションに伝達する動力伝達装置に関し、特にその組付に関するものであ る。
【0002】
図4にオートマチックトランスミッションを備える車両の動力伝達装置の断面 を示す。
【0003】 図4に示すように、図示しないエンジンのクランクシャフト101にはフライ ホイール102が複数のボルト103によって連結されて一体に回転できるよう になっている。一方、図示しないオートマチックトランスミッションのインプッ トシャフト104にはトルクコンバータ105が装着されている。このトルクコ ンバータ105はフロントカバー106及びインペラ107、タービン108、 ステータ109等から構成され、且つ、ロックアップクラッチ110及びロック アップダンパ(スプリング)111が設けられている。
【0004】 そして、フライホイール102とフロントカバー106は対向して位置し、両 者はドライブプレート112によって連結されている。即ち、ドライブプレート 112の中央部は複数のボルト113によってフライホイール102に固定され る一方、ドライブプレート112の外周部は複数のボルト114によってフロン トカバー106のボス部115に固定されている。
【0005】 而して、エンジンのクランクシャフト101の動力はフライホイール102に 伝達されて回転する。この回転力はドライブプレート112を介してトルクコン バータ105のフロントカバー106に伝達され、このトルクコンバータ105 の作動油圧によってインプットシャフト104が回転し、動力がオートマチック トランスミッションに伝達される。
【0006】 このとき、クランクシャフト101が所定の回転数以上になると、これを検知 してロックアップクラッチ109が作動し、フロントカバー106に圧接する。 すると、フロントカバー106に伝達された動力はこのロックアップクラッチ1 09を介してインプットシャフト104に伝達されて回転する。そして、このと きのエンジンの振動はロックアップダンパ111によって吸収される。このよう にエンジンの所定の回転数以上のときに、クランクシャフト101とインプット シャフト104とを機械的に連結してトルクコンバータ105による駆動損失を なくしている。
【0007】
ところで、上述した従来の動力伝達装置にあっては、エンジンにトルクコンバ ータ105を装着する場合、フライホイール102に複数のボルト113によっ てドライブプレートを固定した状態で、このトルクコンバータ105の図示しな いハウジングを固定する。そして、フロントカバー106とドライブプレート1 12とを複数のボルト114によって固定することで両者を連結している。とこ ろが、この装着作業にあって、ボルト114の締結位置は狭い部分であるため、 エンジン側に一箇所作業箇所を設け、ここから締結治具を挿入してボルト114 を順次締結していた。そのため、作業が面倒なものとなり、作業時間も長くかか ってしまい、作業性がよくないというという問題があった。
【0008】 そこで、フライホイール102とフロントカバー106との連結をドライブプ レート及び複数のボルト113,114を用いずに、例えば、スプライン結合に よって連結することが考えられている。これによって装着作業を容易とすること ができる。ところが、エンジンはその回転変動によって一定に回転することはな く、スプライン結合部分に多大な力や振動が作用するものであり、耐久性を十分 に確保することができない。
【0009】 また、従来の動力伝達装置にあっては、エンジンが所定の回転数以上のときに クランクシャフト101とインプットシャフト104とを機械的に連結して駆動 損失を防止するロックアップクラッチ109を設けているが、この作動時にはエ ンジンの振動はロックアップダンパ111によって吸収されるようになっている 。ところが、このトルクコンバータ105に内蔵されたロックアップダンパ11 1では十分なねじり振動吸収特性が得られないため、エンジンの低速時にはロッ クアップを解除しなければならなかった。
【0010】 本考案はこのような問題点を解決するものであって、オートマチックトランス ミッションの装着作業の簡素化を図った駆動伝達装置を提供することを目的とす る。
【0011】
上述の目的を達成するための本考案の動力伝達装置は、駆動軸に連結されるフ ライホイールを該駆動軸と一体回転するフライホイール本体と該フライホイール 本体にダンパ機構を介して連結されるドリブンプレートとに分割構成し、一方、 ロックアップクラッチを有するトルクコンバータのフロントカバーにドライブプ レートを固結し、該ドライブプレートと前記ドリブンプレートとをスプライン結 合したことを特徴とするものである。
【0012】
フライホイールとトルクコンバータとスプライン結合したことで、ドライブプ レートとドリブンプレートとをスプライン嵌合させて両者を結合することができ 、トルクコンバータの装着作業が簡単となる。また、フライホイールにダンパ機 構が内蔵されたことで、十分なねじり振動吸収特性が得られてロックアップ領域 が拡大される。
【0013】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明する。
【0014】 図1に本考案の一実施例に係る動力伝達装置の断面、図2にフライホイールの 一部切欠平面、図3にねじり振動吸収特性を表すグラフを示す。
【0015】 図1及び図2に示すように、図示しないエンジンのクランクシャフト11には フライホイール12が連結されて一体に回転できるようになっている。このフラ イホイール12はクランクシャフト11に複数のボルト13によって固定される フライホイール本体14とこのフライホイール本体14と軸受15を介して周方 向相対回転自在に連結されるドリブンプレート16とに分割構成されている。そ して、フライホイール本体14にはダンパ機構としてのスプリング17が収容さ れ、カバープレート18によって覆われている。スプリング17はフライホイー ル本体14とドリブンプレート16との間に介装され、一端はフライホイール本 体14の突出部14aに、他端はドリブンプレート16突出部16aにそれぞれ 当接することができるようになっている。なお、フライホイール本体14の外周 部にはスタータ用リングギア19が固結されている。
【0016】 一方、図示しないオートマチックトランスミッションのインプットシャフト2 1にはトルクコンバータ22が装着されている。このトルクコンバータ22はイ ンプットシャフト21と相対回転自在なフロントカバー23及びインペラ24、 タービン25、ステータ26等から構成されている。また、このトルクコンバー タ22にはインプットシャフト21と一対回転するロックアップクラッチ27が 設けられている。そして、フロントカバー23にはドライブプレート28が図示 しないボルトによって固結されている。
【0017】 前述したフライホイール12とトルクコンバータ22のフロントカバー23と はスプライン結合されている。即ち、フライホイール12のドリブンプレート1 6とトルクコンバータ22のドライブプレート28とは平面部が対向して位置し ている。そして、ドリブンプレート16には内歯29が形成される一方、ドライ ブプレート28にはこの内歯29と噛み合う外歯30が形成されている。そして 、ドリブンプレート16に対してドライブプレート28をその軸方向に密着させ ることで内歯29と外歯30が噛み合って両者が一体回転自在に連結される。
【0018】 而して、エンジンのクランクシャフト11の動力はフライホイール12に伝達 されて回転する。このとき、クランクシャフト11と同期してフライホイール1 4が回転し、エンジンの回転変動によって発生する振動はスプリング17によっ て吸収されると共に回転力がドリブンプレート16に伝達される。そして、この 回転力は互いに噛み合う内歯29及び外歯30によってドライブプレート28に 伝達され、更に、フロントカバー23を介してトルクコンバータ22に伝達され る。このトルクコンバータ22はその作動油圧によってインプットシャフト21 に動力伝達してこれが回転し、動力がオートマチックトランスミッションに伝達 される。
【0019】 このとき、クランクシャフト11が所定の回転数以上になると、これを検知し てロックアップクラッチ27が作動し、フロントカバー23に圧接する。すると 、フロントカバー23に伝達された動力はこのロックアップクラッチ27を介し てインプットシャフト21に伝達されて回転する。このようにエンジンの所定の 回転数以上のときに、クランクシャフト11とインプットシャフト21とを機械 的に連結してトルクコンバータ22による駆動損失をなくしている。
【0020】 なお、このようにクランクシャフト11からの動力がインプットシャフト21 に伝達されるときに、エンジンから発生する振動はフライホイール12内に収容 されたダンパ機構としてのスプリング17によって吸収され、この振動がドリブ ンプレート16とドライブプレート28との内歯29及び外歯30に作用するこ とはない。
【0021】 以上のように、フライホイール12とトルクコンバータ22とをドリブンプレ ート16の内歯29とドライブプレート28の外歯30とを噛み合わせるスプラ イン結合とすることで、トルクコンバータ22の装着作業が簡単となる。
【0022】 また、ねじり振動吸収特性においても、図3に示すように、従来のロックアッ プダンパはトルクコンバータ内に収容する構造上の制約により十分なねじれ角が とれずに低速時にはロックアップを解除しなければならない。ところが、本実施 例の2分割フライホイール12に内蔵されたダンパ機構(スプリング17)によ れば、径方向の設計自由度が高く、同一のストッパトルクで大きなねじれ角を確 保することができ、低速時でもねじり振動を吸収することができる。従って、ロ ックアップの使用領域を拡大できる。
【0023】
以上、実施例を挙げて詳細に説明したように本考案の動力伝達装置によれば、 駆動軸に連結されるフライホイールをその駆動軸と一体回転するフライホイール 本体とフライホイール本体にダンパ機構を介して連結されるドリブンプレートと に分割構成し、一方、ロックアップクラッチを有するトルクコンバータのフロン トカバーにドライブプレートを固結し、このドライブプレートとドリブンプレー トとをスプライン結合したので、フライホイールに対してトルクコンバータを密 着させるだけでドライブプレートとドリブンプレートとがスプライン嵌合させて 両者を結合することができ、オートマチックトランスミッションの装着作業の簡 素化を図ることができる。また、フライホイールにダンパ機構が内蔵されたこと で、十分なねじり振動吸収特性を確保することでロックアップ領域を拡大し、燃 費の向上を図ることができる。
【図1】本考案の一実施例に係る動力伝達装置を表す断
面図である。
面図である。
【図2】フライホイールの一部切欠平面図である。
【図3】ねじり振動吸収特性を表すグラフである。
【図4】従来の動力伝達装置を表す断面図である。
11 クランクシャフト(駆動軸) 12 フライホイール 14 フライホイール本体 16 ドリブンプレート 17 スプリング(ダンパ機構) 21 インプットシャフト 22 トルクコンバータ 25 フロントカバー 27 ロックアップクラッチ 28 ドライブプレート 29 内歯 30 外歯
Claims (1)
- 【請求項1】 駆動軸に連結されるフライホイールを該
駆動軸と一体回転するフライホイール本体と該フライホ
イール本体にダンパ機構を介して連結されるドリブンプ
レートとに分割構成し、一方、ロックアップクラッチを
有するトルクコンバータのフロントカバーにドライブプ
レートを固結し、該ドライブプレートと前記ドリブンプ
レートとをスプライン結合したことを特徴とする動力伝
達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP552792U JPH0566357U (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 動力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP552792U JPH0566357U (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 動力伝達装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0566357U true JPH0566357U (ja) | 1993-09-03 |
Family
ID=11613667
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP552792U Pending JPH0566357U (ja) | 1992-02-13 | 1992-02-13 | 動力伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0566357U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010144836A (ja) * | 2008-12-18 | 2010-07-01 | Toyota Motor Corp | 流体伝達装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0266360A (ja) * | 1988-07-07 | 1990-03-06 | Atsugi Unisia Corp | 自動変速機の動力伝達装置 |
-
1992
- 1992-02-13 JP JP552792U patent/JPH0566357U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0266360A (ja) * | 1988-07-07 | 1990-03-06 | Atsugi Unisia Corp | 自動変速機の動力伝達装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010144836A (ja) * | 2008-12-18 | 2010-07-01 | Toyota Motor Corp | 流体伝達装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980630 |