JPH0566299U - 空気調和機の整流板構造 - Google Patents

空気調和機の整流板構造

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JPH0566299U
JPH0566299U JP673292U JP673292U JPH0566299U JP H0566299 U JPH0566299 U JP H0566299U JP 673292 U JP673292 U JP 673292U JP 673292 U JP673292 U JP 673292U JP H0566299 U JPH0566299 U JP H0566299U
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JP
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正俊 戸田
幸正 矢野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気調和機の整流板構造において、サージン
グ音を効果的に減少させる。 【構成】 ファンハウジング13の吐出口13aの開口
端部に取付けた整流板15Aの第1整流部15bで吐出
口13aを絞り込んで吐出流を整流すると共に、第2整
流部15bと第3整流部15cで吐出流を出口外側にガ
イドして渦流の発生を抑制する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、サージング音が効果的に減少する空気調和機の整流板構造に関する 。
【0002】
【従来の技術】
従来、空気調和機として、例えば図11に示すように、ケーシング1内に、熱 交換器2と、この熱交換器2にファンハウジング3の吐出口3aが対向するシロ ッコファン4とが配置されたものが知られている。
【0003】 上記ファンハウジング3の吐出口3aは、図示のものと異なり通常は吐出方向 に伸びるストレート部が長く形成されていて、このストレート部で吐出流を整流 することにより、シロッコファン4の負荷変動によるサージング音を減少させて いる。また、このストレート部の整流作用により、吐出口3aの出口外側に発生 する渦流を抑制して、この渦流によるサージング音も減少させている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記空気調和機が壁内に据え付けられるビルトインタイプであ る場合、据え付け奥行寸法との関係で、図11に示すように、ファンハウジング 3の吐出口3aのストレート部が極端に短くなることから、ファンハウジング3 の吐出口3aの開口上端縁に、熱交換器2側へ突出する整流板5を別に取付けて いるが、この整流板5の構造では、サージング音が十分に減少しないという問題 があった。
【0005】 そこで、本考案の目的は、サージング音が効果的に減少する空気調和機の整流 板構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本考案の空気調和機の整流板構造は、図1に例示 するように、ケーシング11内に、熱交換器12と、この熱交換器12にファン ハウジング13の吐出口13aが対向するシロッコファン14とが配置されたも のにおいて、上記ファンハウジング13の吐出口13aの開口端縁に、このファ ンハウジング13の接線方向に吐出口13aの一部を遮るように斜め前内方へ連 なる第1整流部15aと、この第1整流部15aから斜め前外方へラッパ状に連 なる第2整流部15bと、この第2整流部15bから斜め後外方へ四半円状に連 なる第3整流部15cとを有する整流板15Aが取り付けられていることを特徴 とする。
【0007】
【作用】
本考案の整流板構造によれば、ファンハウジング13の吐出口13aの開口端 縁に取り付けた整流板15Aの第1整流部15aで吐出口13aを絞り込んで吐 出流を整流することにより、シロッコファン14の負荷変動によるサージング音 が減少する。また、第2整流部15bと第3整流部15cで吐出流を出口外側に ガイドすることにより、渦流の発生が抑制されてサージング音が減少する。また 、この整流板構造により送風量は僅かに増加する。 このように、吐出口付近のストレート部を短くしてもサージング音を効果的に 減少させることができるので、騒音を増大させず、送風性能を僅かに向上させつ つ、空気調和機の据え付け奥行寸法をより短縮化でき、据え付け性が大幅に向上 する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例により詳細に説明する。 図1に示すように、空気調和機は、ケーシング11内に、熱交換器12と、こ の熱交換器12にファンハウジング13の前部のストレート部の殆どない吐出口 13aが対向するシロッコファン14とが配置されている。
【0009】 そして、シロッコファン14の回転により、ケーシング11の図示しない吸込 口を通ってファンハウジング13の側部の吸込口から吸い込まれた空気aが、吐 出口13aから前方へ吐出流b,cとして吐出されて熱交換器12を通過した後 、ケーシング11の図示しない吹出口から吹き出される。
【0010】 上記ファンハウジング13の吐出口13aの開口の端縁、特に、シロッコファ ン14の回転方向に沿って吐出される吐出流cに望む開口の上端縁には、整流板 15Aが取り付けられている。
【0011】 この整流板15Aは、上記ファンハウジング13の外周面の接線方向に吐出口 13aの上部を遮るように斜め前内方(前下方)へ連なる第1整流部15aと、こ の第1整流部15aから斜め前外方(前上方)へラッパ状に連なる第2整流部15 bと、この第2整流部15bから斜め後外方(後上方)へ四半円(1/4円)状に連 なる第3整流部15cとで構成されている。なお、一点鎖線で示すのは第1比較 例の整流板15B、二点鎖線で示すのは第2比較例の整流板15C、点線で示す のは従来の整流板5である。
【0012】 上記構成であれば、整流板15Aの第1整流部15aは、ファンハウジング1 3の吐出口13aの上部を遮るようになっているから、吐出流bが絞り込まれて 整流されるので、シロッコファン14の負荷変動によるサージング音が減少する 。
【0013】 また、整流板15Aの第2整流部15bと第3整流部15cは、回転方向に沿 って吐出される吐出流cを出口外側にガイドして、第3整流部15cとケーシン グ11の内面との間のスペースに渦流dが発生するのを抑制するので、この渦流 dに起因するサージング音も減少する。
【0014】 上記本考案の整流板15Aと従来の整流板5によるサージング音の減少を聴感 レベルで確認したが、それを実証するために音試験を行なった。この音試験では 、通常のサージング音の周波数である200Hz前後の周波数で音圧を測定した 。
【0015】 図2は従来の整流板5による125Hzでの測定値、図3は本考案の整流板1 5Aによる125Hzでの測定値である。図4は従来の整流板5による160H zでの測定値、図5は本考案の整流板15Aによる160Hzでの測定値である 。図6は従来の整流板5による200Hzでの測定値、図7は本考案の整流板1 5Aによる200Hzでの測定値である。図8は従来の整流板5による250H zでの測定値、図9は本考案の整流板15Aによる250Hzでの測定値である 。
【0016】 以上の測定の結果、125Hz〜250Hzのいずれの場合でも、本考案の整 流板15Aの方が従来の整流板5よりも、平均値でサージング音が2〜3dBほ ど低下しているのがわかる。また、若干ではあるが、時間経過に伴う音圧の変動 幅も小さくなっていることがわかる。従って、図2〜図9のデータからもサージ ング音が減少していることが確認できる。
【0017】 一方、本考案の整流板15Aと従来の整流板5による風量変化を確認するため に風量試験も行なった。この結果は、図10に示すように、従来の整流板5に対 して、本考案の整流板15A、第1比較例の整流板15B、第2比較例の整流板 15Cの順に風量が除々に増加しているのがわかる。しかし、上記整流板15B ,15Cは、サージング音の減少が十分でないことから、結局、整流板15Aが 風量の増加およびサージング音の減少のいずれにも効果的であることが判明した 。
【0018】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、本考案の整流板構造は、ファンハウジングの吐 出口の開口端縁に取り付けた整流板の第1整流部で吐出口を絞り込んで吐出流を 整流するから、シロッコファンの負荷変動によるサージング音が減少する。また 、第2整流部と第3整流部で吐出流を出口外側にガイドするから、渦流の発生が 抑制されてサージング音が減少する。このように、サージング音を効果的に減少 させ、かつ風量を僅かに増加させつつ、空気調和機の据え付け奥行寸法をより短 縮化でき、空気調和機の据え付け性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の整流板構造をもつ空気調和機の一
例を示す断面図である。
【図2】 従来の空気調和機の125Hzでの騒音の
音圧測定結果図である。
【図3】 本考案の空気調和機の125Hzでの騒音
の音圧測定結果図である。
【図4】 従来の空気調和機の160Hzでの騒音の
音圧測定結果図である。
【図5】 本考案の空気調和機の160Hzでの騒音
の音圧測定結果図である。
【図6】 従来の空気調和機の200Hzでの騒音の
音圧測定結果図である。
【図7】 本考案の空気調和機の200Hzでの騒音
の音圧測定結果図である。
【図8】 従来の空気調和機の250Hzでの騒音の
音圧測定結果図である。
【図9】 本考案の空気調和機の250Hzでの騒音
の音圧測定結果図である。
【図10】 本考案および従来の空気調和機についての
風量試験の結果を示す図である。
【図11】 従来の空気調和機の断面図である。
【符号の説明】
11…ケーシング、12…熱交換器、13…ファンハウ
ジング、13a…吐出口、14…シロッコファン、15
A…整流板、15a…第1整流部、15b…第2整流
部、15c…第3整流部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング(11)内に、熱交換器(12)
    と、この熱交換器(12)にファンハウジング(13)の吐
    出口(13a)が対向するシロッコファン(14)とが配置
    された空気調和機の整流板構造において、 上記ファンハウジング(13)の吐出口(13a)の開口端
    縁に、このファンハウジング(13)の外周面の接線方向
    に吐出口(13a)の一部を遮るように斜め前内方へ連な
    る第1整流部(15a)と、この第1整流部(15a)から
    斜め前外方へラッパ状に連なる第2整流部(15b)と、
    この第2整流部(15b)から斜め後外方へ四半円状に連
    なる第3整流部(15c)とを有する整流板(15A)が取
    り付けられていることを特徴とする空気調和機の整流板
    構造。
JP1992006732U 1992-02-19 1992-02-19 空気調和機の整流板構造 Expired - Lifetime JP2571283Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100390418B1 (ko) * 2000-11-09 2003-07-07 엘지전자 주식회사 축류팬용 쉬라우드
CN108426318A (zh) * 2018-06-19 2018-08-21 奥克斯空调股份有限公司 风道结构及空调器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60141498U (ja) * 1984-02-29 1985-09-19 暖冷工業株式会社 送風機の吹出し風量調整装置

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