JPH0566210U - マフラの吸音材構造 - Google Patents

マフラの吸音材構造

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JPH0566210U
JPH0566210U JP1375992U JP1375992U JPH0566210U JP H0566210 U JPH0566210 U JP H0566210U JP 1375992 U JP1375992 U JP 1375992U JP 1375992 U JP1375992 U JP 1375992U JP H0566210 U JPH0566210 U JP H0566210U
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JP
Japan
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sound absorbing
muffler
absorbing material
wool
material structure
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Withdrawn
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JP1375992U
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治 佐藤
俊則 花井
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐熱特性の優れたしかも安価なマフラの吸音
材構造を提供すること。 【構成】 マフラ外筒の内面に吸音材を装着し、この吸
音材によって騒音エネルギを吸収して消音を行うマフラ
の吸音材構造において、吸音材16は外側をガラスウー
ル17で形成するとともに内側をセラミックウール18
として構成したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はオートバイ等に用いられているマフラの吸音材構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からオートバイ等に用いられているマフラとしては、マフラの外筒の内面 に吸音材を装着し、この吸音材をその内側に設けたパンチングプレート等によっ て外筒内面に押し付けて構成し、この吸音材でもってエンジンの排気系から排出 された排気ガスによって生じた騒音エネルギを吸収して消音を行うものは知られ ている。この吸音材としては、吸音効果の優れていることから下記のものが使用 されている。
【0003】 グラスウール、スチールウール、ステンウール等の密度を高め積層して成形し たもの。 ガラスウールで単品成形したもの。 セラミックウール単品成形したもの。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、エミッション対策としてキャタライザを付けたマフラでは排気ガスの 温度が最高で1000℃以上となるので、耐熱温度の上限が800℃以下である 上記やの吸音材では耐熱温度が不足してしまう。一方、の吸音材は耐熱性 は非常に良い(セラミックウールの耐熱温度は1300℃以上)が、価格がガラ スウールに比べ非常に高価である問題点を有する。
【0005】 本考案は上記課題に鑑みなされたもので、上記課題を解決したマフラの吸音材 構造を提供することをその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 前記課題を解決するための本考案は、マフラ外筒の内面に吸音材を装着し、こ の吸音材によって騒音エネルギを吸収して消音を行うマフラの吸音材構造におい て、前記吸音材は外側をガラスウールで形成するとともに内側をセラミックウー ルで形成した。
【0007】
【作用】
本考案に係るマフラの吸音材構造は、吸音材として外側をガラスウールで形成 し、内側をセラミックウールで形成したものを使用している。内側に使用するセ ラミックウールは吸音性、耐熱性等が良いという優れた特性を有するものであり 、これによりマフラ内を高温の排気ガスが通過するときでも十分な耐熱性が得ら れ、さらに、グラスウールの有する吸音効果と相俟って優れた消音効果を発揮す る。
【0008】
【実施例】
以下この考案の実施例を添付図面に基いて説明する。 図1はこの考案の第1実施例に係るマフラの吸音材構造を適用したオートバイ 用マフラの正面図、図2はその縦断正面図、図3はその縦断側面図である。
【0009】 マフラ1はエンジン(図示せず)の排気系から導出する曲管部分1aとこれに 連なる直管部分1bから構成し、この実施例ではマフラ1の直管部分1bに適用 した場合を示す。
【0010】 この直管部分1bは内筒2とこれを囲繞する外筒3からなり、これら内筒、外 筒2,3の前端部は曲管部分1aに接続するテーパ管状の端管4で保持するとと もに、内筒2の後端部を後述するセパレータ7で、外筒3の後端部を同じくテー パ管状の端管5でそれぞれ保持している。
【0011】 上記外筒3の内部は、セパレータ7,8によって3つの膨張室9,10,11 に区画する。セパレータ7,8は膨張室9と膨張室11とを連通するインナパイ プ12を挿通支持し、またセパレータ8は膨張室10と膨張室11を連通するイ ンナパイプ13を挿通支持している。そして、セパレータ8は膨張室10を大気 に連通するテイルパイプ14を挿通支持している。なお、15はキャタライザを 示す。
【0012】 前記内筒2は、例えばステンレス製金網や多数の孔2a…を穿設してなる、い わゆパンチングプレートから構成し、膨張室9の内筒2と外筒3との間に形成さ れる空間部には吸音材16を装着するとともにセパレータ7にもパンチングプレ ート等によって吸音材16を装着する。また、外筒3としては鋼板製のものを用 いる。
【0013】 内筒2と外筒3との間に装着される吸音材16は、図3に示すように予め円筒 状に成形されたものであり、外側をグラスウール17で形成するとともに内側を セラミックウール18で形成する積層構造としたものを使用する。図示しないが 、同様に、セパレータ7に装着する吸音材16も予め円形に成形し、外側をグラ スウール17で形成するとともに内側をセラミックウール18で形成する積層構 造としたものを使用する。
【0014】 ここで、グラスウール17はウール状の短繊維を原材料として、これを解繊、 集綿した後焼成炉で所定の厚さ、密度に調整して板状に成形したものである。
【0015】 また、セラミックウール18はAl23−SiO3 系のアルミナシリカ繊維を 用いたものをいい、ガラスウールに比較して耐熱温度が高いという特性を有する ものであり、ウール状の短繊維を原材料として、これを解繊、集綿して層状綿と した後ニードルパッチ加工し、さらに焼成炉で所定の厚さ、密度として板状に成 形したものである。
【0016】 そして、内筒2と外筒3との間に装着する吸音材16はセラミックウール18 を内側にグラスウール17を外側にして同時に巻き込み円筒形に成形する。また 、セパレータ7に装着する吸音材16も同様にセラミックウール18を内側にグ ラスウール17を外側にしてセパレータ7の形状に合わせて重ねて成形する。
【0017】 なお、通常このセラミックウールは成形し難いものであるが成形性の良いグラ スウールをベースすると成形し易くなることから上記成形が可能となる。
【0018】 このようにして成形された吸音材16を用いて、例えば次のようにしてマフラ を得ることができる。
【0019】 先ず、セパレータ7,8、インナパイプ12,13、およびテイルパイプ14 が接続されている端管5を固着した外筒3のセパレータ7に吸音材16を装着す る。次に、その外周に吸音材16を装着した内筒2を前記外筒3の中空部に挿入 し、最後に曲管部分1aが接続されている端管4を取り付けてマフラを完成する 。
【0020】 以上の構成において、エンジンからマフラに導出された排気ガスは曲管部分1 aを通って直管部分1bに入り、ここでこの排気ガスによる騒音エネルギーが減 衰され消音された後テイルパイプ14から大気中に放出される。
【0021】 すなわち、先ず排気ガスは曲管部分1aを介して直管部分1bの膨張室9に入 って膨張した後、インナパイプ12を介して膨張室11に流入する。排気ガスは ここでさらに膨張して膨張室11からインナパイプ13を介して膨張室10に流 入し、最後にテイルパイプ14から大気中に放出される。
【0022】 そして、排気ガスは前記膨張室9の内面に装着した耐熱温度の高いセラミック ウール18とその外側のグラスウール17によって排気ガスによる騒音エネルギ ーが吸収される(吸音効果)とともに、膨張の繰り返しと流れ方向の急激な変化 によって騒音エネルギーが減衰される。このようにして直管部分1bは耐熱性を 満足した効率の良い消音効果を発揮する。
【0023】 図4はこの考案の第2実施例に係るマフラの吸音材構造を適用したオートバイ 用マフラの縦断側面図である。
【0024】 この実施例はマフラ1の曲管部分1aに適用したものであって、円筒状のマフ ラを半割にして外筒19a,19bを形成するとともに、それぞれの内壁にセラ ミックウール20a,20bを内側にグラスウール21a,21bを外側にして 同時に半円筒状に形成した吸音材22a,22bを装着し、これをパンチングプ レート等の内筒23a,23bで支持して構成したものである。
【0025】 この実施例による場合も前記第1実施例と同様に耐熱性を満足した効率の良い 消音効果を発揮することができる。
【0026】 図5はこの考案の第3実施例に係るマフラの吸音材構造を適用したディフュー ザの縦断正面図である。
【0027】 この実施例はディフューザと称するテーパ管に適用したものであり、セラミッ クウール24を内側にグラスウール25を外側にして同時に巻き込んで円筒形に 成形した吸音材26を外筒(アウターパイプ)27の内側に装着し、パンチング プレートを用いた内筒(テーパ管)28を外筒(アウターパイプ)27の中空部 に挿入して構成したものである。
【0028】 このディフューザを使用すると排気慣性の効果をストレート管より広い範囲で 利用することができるとともに前記第1実施例および第2実施例と同様に耐熱性 を満足した効率の良い消音効果を発揮することができる。
【0029】
【考案の効果】
上記の構成であるから本考案に係るマフラの吸音材構造は次のような効果を奏 する。
【0030】 吸音材をセラミックウールとグラスウールを積層して構成し、耐熱温度の高い セラミックウールを受熱部としたので、耐熱性に優れるとともに高い消音効果を 発揮できる。 受熱部のみを高価なセラミックウールとし、その外部を安価なグラスウールで 構成したので、この吸音材を用いるマフラを安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るマフラの吸音材構造
を適用したオートバイ用マフラの正面図
【図2】本考案の第1実施例に係るマフラの吸音材構造
を適用したオートバイ用マフラの縦断正面図
【図3】本考案の第1実施例に係るマフラの吸音材構造
を適用したオートバイ用マフラの縦断側面図
【図4】本考案の第2実施例に係るマフラの吸音材構造
を適用したオートバイ用マフラの縦断側面図
【図5】本考案の第3実施例に係るマフラの吸音材構造
を適用したオートバイ用マフラの縦断正面図
【符号の説明】
1…マフラ、1a…曲管部分、1b…直管部分、2,2
3a,23b,28…内筒、2a…孔、3,19a,1
9b,27…外筒、4,5…端管、7,8…セパレー
タ、9,10,11…膨張室、12,13…インナパイ
プ、14…テイルパイプ、15…キャタライザ、16,
22a,22b,26…吸音材、17,21a,21
b,25…グラスウール、18,20a,20b,24
…セラミックウール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マフラ外筒の内面に吸音材を装着し、こ
    の吸音材によって騒音エネルギを吸収して消音を行うマ
    フラの吸音材構造において、前記吸音材は外側をガラス
    ウールで形成するとともに内側をセラミックウールで形
    成したことを特徴とするマフラの吸音材構造。
JP1375992U 1992-02-12 1992-02-12 マフラの吸音材構造 Withdrawn JPH0566210U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997031181A1 (fr) * 1996-02-21 1997-08-28 Ibiden Co., Ltd. Silencieux pour moteur a combustion interne

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997031181A1 (fr) * 1996-02-21 1997-08-28 Ibiden Co., Ltd. Silencieux pour moteur a combustion interne

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Effective date: 19960606