JPH0566079U - 紡機の天井清掃装置における広角吹き出し装置 - Google Patents
紡機の天井清掃装置における広角吹き出し装置Info
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- JPH0566079U JPH0566079U JP1616692U JP1616692U JPH0566079U JP H0566079 U JPH0566079 U JP H0566079U JP 1616692 U JP1616692 U JP 1616692U JP 1616692 U JP1616692 U JP 1616692U JP H0566079 U JPH0566079 U JP H0566079U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】トラベリングクリーナを用いて紡機上の天井部
を広角度に清掃する装置を提供する。 【構成】トラベリングクリーナのブローユニット(5)
出口とブローパイプ接続用L字型管路(9)の水平部分
との間に切り替えダンパ(15)を有する逆T字型の分
岐管路(7)が接続され、天井部を指向した送気開口
(8)が形成されてなる天井清掃装置において、該送気
開口(8)に角度をもって天井部を指向した曲管(1
7)が装着され、該曲管(17)に回転部が設けられて
送気開口を軸に回転可能になした広角吹き出し装置。 【効果】分岐管路で天井方向に切り替えされて吹き出さ
れたブロー空気は曲管が回転することによりさらに広範
囲にブロー出来、紡機上の天井部を広範囲に清掃するこ
とが出来る。
を広角度に清掃する装置を提供する。 【構成】トラベリングクリーナのブローユニット(5)
出口とブローパイプ接続用L字型管路(9)の水平部分
との間に切り替えダンパ(15)を有する逆T字型の分
岐管路(7)が接続され、天井部を指向した送気開口
(8)が形成されてなる天井清掃装置において、該送気
開口(8)に角度をもって天井部を指向した曲管(1
7)が装着され、該曲管(17)に回転部が設けられて
送気開口を軸に回転可能になした広角吹き出し装置。 【効果】分岐管路で天井方向に切り替えされて吹き出さ
れたブロー空気は曲管が回転することによりさらに広範
囲にブロー出来、紡機上の天井部を広範囲に清掃するこ
とが出来る。
Description
【0001】
本考案は紡機機台上方に架設されたレールに沿って長手方向に移動しながら機 台部の清掃作業を行なうトラベリングクリーナを用いて自動的に紡機上の天井部 を広角度に清掃する装置に関するものである。
【0002】
紡機の清掃装置として従来からトラベリングクリーナが用いられ、紡機機台部 の清掃がなされていた。
【0003】 本出願人はさらに、このトラベリングクリーナを利用して、機台部ばかりでな くブローを切り替えして天井部をも清掃できる清掃方法を発明し、実施例でその 装置を提供してきた。
【0004】 このトラベリングクリーナ(1)は図7、図8に示すように紡機機台(2)の 上方に架設されたレール(3)に沿って長手方向に移動する台車(4)上にブロ ーユニット(5)およびサクションユニット(6)が装備され、ブローユニット (5)出口に水平に逆T字型管路を有する分岐管路(7)が接続されて天井部を 指向した送気開口(8)が形成され、該分岐管路分岐部に管路の切り替え手段が 設けられ、分岐管路(7)の水平部開口にL字型管路(9)が接続されて管路端 は垂下され、さらにこの管路端に機台部に向けられたブローノズル(10)を有 するフレキシブルなブローパイプ(11)が接続垂下されており、一方、サクシ ョンユニット(6)出口より水平にL字型管路(12)が接続されて管路端は垂 下され、さらにこの管路端にサクションノズル(13)を有するフレキシブルな サクションパイプ(14)が接続垂下されているものである。
【0005】 そして分岐管路(7)の管路切り替え手段によりブローパイプ(11)側へブ ロー空気が流れてブローノズル(10)より空気が吹き出されて機台部から風綿 を吹き払ったり、あるいは天井開口側へブロー空気が吹き出されて天井部から風 綿を吹き払ったりし、吹き払った風綿は床面に落下させてサクションノズル(1 3)よりサクションパイプ(14)を通して吸引清掃するようになっている。
【0006】 ここにおいて、切り替え手段を有する分岐管路(7)の代表例を示すと、図9 、図10がその概略図である。
【0007】 図9において1対の切り替えダンパ(15)はそれぞれ互いに逆方向にブロー 空気通過穴(16)が設けられており、管路の一方にブロー空気が通過している 時、もう一方は遮断されるように構成されており、精紡機のギヤエンド及びアウ トエンドに到着する毎に1対の切り替えダンパ(15)は押し込まれてブロー方 向が切り替えられるように構成されている分岐管路である。
【0008】 図10はピストンとかモータとかの手段によって切り替えダンパーが作動し、 一方の管路が遮断されて、ブロー方向が切り替えられるように構成されている分 岐管路である。
【0009】
このトラベリングクリーナは紡機の上を長手方向に移動しながら機台部あるい は天井部に堆積している風綿等を吹き払い、また、床上に沈降した風綿等を吸引 しているが、天井掃除時において、天井部を指向した送気開口(8)は固定され たものであるため、定まった方向のみを清掃するだけで、そこから少しでもはず れた個所に堆積する風綿は取り除くことが出来ないという不都合があった。
【0010】 本考案はかかる不都合を解決することを目的として提供されたものである。
【0011】
本考案は紡機機台の上方に架設されたレールに沿って長手方向に移動しながら 清掃してゆくトラベリングクリーナ(1)のブローユニット(5)とブローパイ プ接続用L字型管路(9)水平部分との間に、切り替え手段を備えた逆T字型の 分岐管路(7)が接続され、天井部を指向した送気開口(8)が形成されてなる 紡機の清掃装置において、上記送気開口(8)にブロー偏向手段を備えた開口部 が設けられてなることを特徴とする紡機の天井清掃装置における広角吹き出し装 置である。
【0012】 その1つはブロー偏向手段が回転部を有する曲管であることを特徴とする広角 吹き出し装置である。この場合、回転手段はそのままブロー空気を用いても良い し、あるいはモータを用いても良い。
【0013】 ブロー空気を用いる場合には、曲管の吹き出し方向の軸が回転軸に対して並行 にならないか又は曲管の吹き出し方向の軸が回転軸と交わらないという条件を満 足させれば曲管は自然回転させることが出来るし、モータを用いて積極回転させ る場合にはその条件は不要である。
【0014】 また1つは開口部が偏向板を備えていることを特徴とする広角吹き出し装置で ある。偏向板を調整することにより吹き出しは角度が変わるが、さらに広範囲な ブローにするためには偏向板自体を揺動させるか又は偏向板の偏向角度を一定に してブロー方向を同方向にしたうえで開口部自体を回転体にして回転させれば良 い。また、偏向板が風車状になるものについては開口部自体は非回転で良く、送 気開口(8)に嵌め込むだけで良い。
【0015】
トラベリングクリーナにおいて、ブローユニットに接続された分岐管路分岐部 に設けられた管路切り替え手段がブローパイプ側の管路を遮断することにより、 管路内に導かれたブロー空気は天井部を指向した開口側に導かれて吹き出される が、ブロー偏向手段を備えた開口部により吹き出し方向が変えられて、ブロー空 気は天井部を指向しながら広範囲にわたってブローする。
【0016】
以下、本考案の実施例を図に基づいて説明する。
【0017】 [実施例1]:図1、図2は実施例1の概略説明図で、図9、図10における分 岐管路(7)の天井部を指向した送気開口(8)に本考案広角吹き出し装置(1 8)の実施例1を取り付けた図であり、図3は実施例1の断面図である。
【0018】 これは回転部(21)を有する曲管(17)を開口部に用いてブローの方向を 変え、ブロー空気を広角に吹き出す装置(18)である。
【0019】 吹き出し方向の軸は回転軸に対して並行にならないか又は曲管の吹き出し方向 の軸が回転軸と交わらないという条件を満足させたものである。
【0020】 この場合、ブロー吹き出し力の回転方向分力によって曲管が送気開口を軸とし て自然回転して、広範囲の天井部から風綿を吹き払うことになる。
【0021】 [実施例2]:図4と図5は、それぞれ実施例2の広角吹き出し装置(18)の 概略説明図であり、偏向板(19)を一定角度に固定したもので、両者は偏向板 の形状が異なるだけの違いである。
【0022】 図4は開口部をそのまま送気開口(8)に嵌め込みしたものである。
【0023】 また、図5は開口部を回転体(20)となしたものである。分岐管路(7)の 天井部を指向した送気開口(8)に該回転体(20)を取り付け、低速回転する モータ(図示せず)を用いてゆっくり回転させることにより、偏向板によって方 向を変えられたブロー空気が広角に吹き出されて広範囲の天井部から風綿を吹き 払うことになる。
【0024】 [実施例3]:図6は実施例3の広角吹き出し装置(18)の概略説明図であり 、開口部に偏向板(19)を備え、偏向板のみを揺動するように為したものであ る。揺動機構(22)を用いて偏向板のみを動かすことによりブロー空気が広角 に吹き出されて広範囲の天井部から風綿を吹き払うことになる。
【0025】
本考案の広角吹き出し装置を分岐管路の天井部を指向した送気開口に取り付け ることにより、ブロー空気が広角に吹き出されて広範囲の天井部から風綿を吹き 払うことが出来るという効果がある。
【図1】 実施例1の概略説明図
【図2】 実施例1の概略説明図
【図3】 実施例1の断面図。
【図4】 実施例2の概略説明図。
【図5】 実施例2の概略説明図。
【図6】 実施例3の概略説明図。
【図7】 紡機における切り替え手段を有する分岐管路
を備えたトラベリングクリーナの概略を示す側面図。
を備えたトラベリングクリーナの概略を示す側面図。
【図8】 紡機における切り替え手段を有する分岐管路
を備えたトラベリングクリーナの概略を示す上面図。
を備えたトラベリングクリーナの概略を示す上面図。
【図9】 切り替え手段を有する分岐管路の概略図
【図10】 切り替え手段を有する分岐管路の概略図
1:トラベリングクリーナ、2:紡機機台、3:レー
ル、4:台車、5:ブローユニット、6:サクションユ
ニット、7:分岐管路、8:送気開口、9:L字型管
路、10:ブローノズル、11:ブローパイプ、12:
L字型管路、13:サクションノズル、14:サクショ
ンパイプ、15:切り替えダンパ、16:ブロー空気通
過穴、17:曲管、18:広角吹き出し装置、19:偏
向板、20:回転体、21:回転部、22:揺動機構
ル、4:台車、5:ブローユニット、6:サクションユ
ニット、7:分岐管路、8:送気開口、9:L字型管
路、10:ブローノズル、11:ブローパイプ、12:
L字型管路、13:サクションノズル、14:サクショ
ンパイプ、15:切り替えダンパ、16:ブロー空気通
過穴、17:曲管、18:広角吹き出し装置、19:偏
向板、20:回転体、21:回転部、22:揺動機構
Claims (3)
- 【請求項1】 紡機機台の上方に架設されたレールに沿
って長手方向に移動しながら清掃してゆくトラベリング
クリーナ(1)のブローユニット(5)とブローパイプ
接続用L字型管路(9)水平部分との間に、切り替え手
段を備えた逆T字型の分岐管路(7)が接続され、天井
部を指向した送気開口(8)が形成されてなる紡機の清
掃装置において、上記送気開口(8)にブロー偏向手段
を備えた開口部が設けられてなることを特徴とする紡機
の天井清掃装置における広角吹き出し装置。 - 【請求項2】 ブロー偏向手段を備えた開口部が回転部
を有する曲管であることを特徴とする請求項1記載の紡
機の天井清掃装置における広角吹き出し装置。 - 【請求項3】 開口部が偏向板を備えていることを特徴
とする請求項1記載の紡機の天井清掃装置における広角
吹き出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1616692U JPH0566079U (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 紡機の天井清掃装置における広角吹き出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1616692U JPH0566079U (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 紡機の天井清掃装置における広角吹き出し装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0566079U true JPH0566079U (ja) | 1993-08-31 |
Family
ID=11908929
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1616692U Pending JPH0566079U (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 紡機の天井清掃装置における広角吹き出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0566079U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6480481A (en) * | 1988-08-05 | 1989-03-27 | Kasuga Electric Co | Air-spraying method for dust removal |
-
1992
- 1992-02-17 JP JP1616692U patent/JPH0566079U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6480481A (en) * | 1988-08-05 | 1989-03-27 | Kasuga Electric Co | Air-spraying method for dust removal |
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