JPH0565878B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、文字パターンを表示する文字処理装
置に関する。

［従来の技術］ 従来文字処理装置において、文字列は装置内部
では文字コードにより記憶され、記憶された文字
列を表示する場合、文字コードに対応する文字パ
ターンを記憶している文字パターン発生器より、
記憶された各文字コードに対応する文字パターン
を呼び出して、文字列の記憶位置に対応する表示
位置に表示していた。

［発明が解決しようとする課題］ 上記従来の文字処理装置において、外字などの
特定の文字の文字パターンについて、パターンの
詳細な構成を確認したい場合、例えば、外字作成
画面のような通常の表示により拡大されたサイズ
で表示させることが考えられる。

ところで、外字など特定の１文字を入力するに
は、ユーザが文字コードをキー入力するのが通例
であり、いずれにしろ、文字を入力する操作が必
要である。しかしながら、確認の対象となる文字
が、すでに記憶された文字列に対応して通常の文
字パターンにより表示されている文字の１つであ
る場合、同じ文字を入力する操作を再度行うこと
になり煩雑となる。特に、文字コードにより文字
を入力するには、必要な文字コードを知らなけれ
ばならない。

そこで、本発明の目的は、記憶された文字列に
対応していつたん通常サイズの文字パターンで表
示された文字の１つを、文字コード等により再度
文字を入力することなく、拡大されたサイズの文
字パターンで表示し得る文字処理装置を提供する
ことにある。

［課題を解決するための手段］ かかる目的を達成するために、本発明の文字処
理装置は、文字コード列を記憶する記憶手段と、
文字コードに対応する文字パターンが記憶された
文字パターン記憶手段と、文字パターンを表示す
るための表示手段と、前記記憶手段に記憶された
文字コード列の各文字コードに対応する文字パタ
ーンを前記文字パターン記憶手段により読み出し
て、前記表示手段に前記文字コード列に対応する
文字パターンの列を第１のサイズで表示する表示
制御手段と、前記表示手段に第１のサイズで表示
された前記文字パターンの列より１つの文字パタ
ーンを選択する選択手段の、前記選択手段により
選択された文字パターンに対応する文字コードに
基づいて、前記文字パターン記憶手段より対応す
る文字パターンを読み出して、前記第１のサイズ
より大きな第２のサイズで前記表示手段に表示す
る第２の表示制御手段とを具える。

［実施例］ 以下に図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。

まず、本発明の文字処理装置の表示部における
文章表示と態様の例を第１図に示す。図示の文字
列中、１は、文字パターン発生器中に該当する文
字パターンがない特殊な文字に置換して記録して
おくマーク、すなわち、「げたマーク」と仮称す
る記号であり、そのげたマーク１の位置ちカーソ
ル２を移動させたうえで、上述のように文字パタ
ーン発生器中にない特殊な文字、すなわち、「外
字」と仮称する文字を表示するための外字表示キ
ーを押下することにより、第２図に示すように、
表示部にその外字を表わすピツトパターンを各画
素に対応したドツトパターンとして表示する。

つぎに、上述のような態様の文字表示を行う本
発明装置の構成例を第３図に示す。図示の構成に
おいては、キーボード３のキー操作によつて入力
した文字情報をエンコーダ４によつてコード化し
てコード判別部５に入力する。コード判別部５に
おいては、入力コードが外字表示指示コードであ
るか否かを判別し、外字表示指示コード以外のコ
ード、すなわち、文字コードや他の制御コードで
あれば、その入力コードを、中央処理装置（マイ
クロプロセツサ）等で構成するのが好適な制御部
６に供給してその文字コードの処理ないしそれぞ
れの制御を行い、例えばセンテンスバツフア７に
文字コードを供給し、あるいは、各種の編集処理
を行う。かかる場合には、制御部６の制御のもと
に、センテンスバツフア７内に収容した文章情報
の一部を表示部８に表示するためにリフレツシユ
メモリ９に必要に応じて転送し、表示制御部１０
により、リフレツシユメモリ９内の文字コードに
対応した文字パターンをキヤラクタジエネレー
タ、すなち文字パターン発生器１１から取出して
表示部８に供給し、第１図に示したようにして文
章を表示する。また、カーソル２は、制御部６の
制御のもとに書込まれたカーソルレジスタ１２内
のカーソル位置情報に応じ、表示制御部１０によ
りカーソル２により指定した外字の文字パターン
を第２図に示すように表示する。なお、カーソル
の移動は、文字コードが入力される度毎に制御部
６の制御のもとに進歩し、またカーボード３にお
けるカーソル移動指示キーの操作に応じ、上下左
右に移動するように制御部６により制御される。

しかして、入力した文章の文字列中に前述した
外字が存在する場合には、表示制御部１０の制御
のもとに、第１図に示したようにげたマークが代
替表示される。かかる表示文字列中におけるげた
マークが代替した外字が如何なる文字であるかを
知るには、キーボード３における外字表示指示キ
ーの操作により、コード判別部５においては外字
表示制御部１３に対して外字表示を指示する。外
字表示制御部１３においては、カーソルレジスタ
１２に記憶したカーソル位置に対応する文字コー
ドをリフレツシユメモリ９から取出し、さらに、
外部記憶装置１４中に記憶させたその外字の文字
パターンを読出し、その読出した文字パターンを
画素に分解して、各画素のパターンが“０”であ
つたときにはスペースコードを、また、各画素の
パターンが“１”であつたときには四角のマーク
を表わすコード、すなわち、ドツトパターンコー
ドを、それぞれ、リフレツシユメモリ９の対応す
る文字の記憶番地に記憶させ、かかる各画素毎の
コードを順次に読出して表示部８に、例えば第２
図に示したように表示する。なお、外部記憶装置
１４は、例えばフロツピイデイスクなどを用いて
構成するものとする。 なお、上述の説明におい
ては、外字の文字パターンにおける１画素に対し
て四角のマークを表わす１文字コードを対応させ
たが、表示面を構成する走査線数が文字パターン
の縦方向の画素数より少なく、１画素１文字パタ
ーンの対応によつてはその文字パターンを１画面
に表示し得ない場合には、文字パターンの縦方向
における複数画素の組合せを１文字コードに対応
させ、例えば、縦方向の２画素を１文字コードに
対応させて、第４図に示すように４種類のパター
ンを表わす文字コードをリフレツシユメモリ９に
記憶させておくことにより、文字パターンをそれ
ぞれの表示面に適切に表示し得るようにすること
もできる。なお、同様にして、３画素ないしそれ
以上の縦方向の複数画素に文字コードを対応させ
て各種のパターンを表わすようにすることもでき
る。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、表示さ
れた通常サイズの文字パターンの１つを表示上で
選択することにより、その文字を拡大されたサイ
ズの文字パターンで表示することができるので、
文字コード等により再度文字を入力することな
く、簡単な操作により、通常サイズの文字パター
ンで表示されている文字を拡大されたサイズの文
字パターンで表示できるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置における文章表示の態様の
例を示す線図、第２図は同じくその外字に対する
文字パターン表示の態様の例を示す線図、第３図
は同じくその文字処理装置の構成例を示すブロツ
ク線図、第４図は同じくその外字パターンの画素
表示の態様の例を示す線図である。 １……げたマーク、２……カーソルマーク、３
……キーボード、４……エンコーダ、５……コー
ド判別部、６……制御部、７……センテンスバツ
フア、８……表示部、９……リフレツシユメモ
リ、１０……表示制御部、１１……キヤラクタジ
エネレータ、１２……カーソルレジスタ、１３…
…外字表示制御部、１４……外部記憶装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 文字コード列を記憶する記憶手段と、 文字コードに対応する文字パターンが記憶され
   た文字パターン記憶手段と、 文字パターンを表示するための表示手段と、 前記記憶手段に記憶された文字コード列の各文
   字コードに対応する文字パターンを前記文字パタ
   ーン記憶手段より読み出して、前記表示手段に前
   記文字コード列に対応する文字パターンの列を第
   １のサイズで表示する表示制御手段と、 前記表示手段に第１のサイズで表示された前記
   文字パターンの列より１つの文字パターンを選択
   する選択手段と、 前記選択手段により選択された文字パターンに
   対応する文字コードに基づいて、前記文字パター
   ン記憶手段より対応する文字パターンを読み出し
   て、前記第１のサイズより大きな第２のサイズで
   前記表示手段に表示する第２の表示制御手段とを
   有することを特徴とする文字処理装置。