JPH05656U - 容器の密封用パツキング - Google Patents

容器の密封用パツキング

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JPH05656U
JPH05656U JP5401491U JP5401491U JPH05656U JP H05656 U JPH05656 U JP H05656U JP 5401491 U JP5401491 U JP 5401491U JP 5401491 U JP5401491 U JP 5401491U JP H05656 U JPH05656 U JP H05656U
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JP
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packing material
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transparent
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JP5401491U
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登美雄 田原
隆文 佐藤
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釜屋化学工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ふたに保持可能であって汚損や紛失の心配な
く取扱うことができ、殊に内容物透視のため透明とした
ふたに用いるのに適した透明性あるパッキングを提供す
る。 【構成】 容器体の開口を覆う透明なフイルム状パッキ
ング材1と、ふたの内側に固定されるクッション性ある
環状パッキング材3とからなり、フイルム状パッキング
材1の外側周縁部に環状パッキング材3を重ねて接着な
どにより結合したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はふたの内側に保持されて容器体の開口を塞ぐ容器の密封用パッキング 、詳しくは内容物の保護機能にすぐれているとともに容器体に装着した状態でふ たの頂壁部を通して内容物を透視することができるパッキングに関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
容器体とその開口を塞ぐふたとからなる容器において、ふたを外して覗くこと なく内容物の色や状態、場合によっては種類を識別できるものを要求されること が多い。このような場合、容器体を透明なガラスまたは合成樹脂で作るのが普通 であるが、意匠上或いは材料上の理由で容器体を不透明としたときはふたを透明 としなければならない。
【0003】 ところが、ふたは一般にパッキングを内側に保持しており、このパッキングは ゴム、合成樹脂またはそれらの発泡体、或いは紙で作られていて不透明であるの でふたの頂壁を通して透視することが不可能である。
【0004】 一方、透明なパッキングは例えば実公昭46−2799号公報に開示されてい るように広く知られており、この種のパッキングを透明なふたと併用すればこれ らを容器体に装着した状態で内容物を透視することが可能である。
【0005】 ところが、前記の透明なパッキングは薄いフイルムであり、クッション性ある 不透明なパッキングのようにふたに圧縮状態で保持させることができないのでふ たと別体とし、ふたを外してパッキングを除去してから内容物をとり出し、パッ キングを開口にかぶせてからふたを装着し密封する、という操作を内容物とり出 しの都度繰返さなければならず面倒である。また、パッキングを除去したとき汚 れが付着し或いは紛失することがないように注意深く取扱う必要があるばかりか 、開口にかぶせるときずれないように注意しなければならず厄介である。殊に、 紛失したりかぶせたときずれたりしていると内容物の保護機能が損われ、更に汚 れが付着すると衛生面で問題がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
本考案が解決しようとする課題は、内容物の保護機能にすぐれているとともに 透明性を有するパッキングであってふたに保持可能な構造のものがなく、ふたと 別体に取扱わなければならないため厄介であるばかりか汚損や紛失の心配がある 、という点であり、従ってまた、透明なふたに保持させて容器体に装着した状態 で内容物を透視可能とするパッキングがなかった、という点である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本考案は容器体の開口を覆う透明なフイルム状パ ッキング材とその外側周縁部に重ねて結合されたクッション性ある環状パッキン グ材とからなる構成とした。そして、この手段によりふたに保持可能であって取 扱いが簡単であるとともに汚損や紛失の心配がなく、殊に内容物透視のため透明 としたふたに用いるのに適した透明性あるパッキングを提供する、という目的が 達成される。
【0008】
【作用】
環状パッキング材をふたの頂壁内面に圧縮または凹凸の係合により或いは接着 により固定してふたに保持させる。容器体に装着した状態でフイルム状パッキン グ材が開口を覆うとともに環状パッキング材が口縁に重ねられて内容物を保護し 、ふたが透明なときは頂壁の上方からフイルム状パッキング材を通して内容物が 透視される。また、パッキングはふたと一体となって容器体に着脱される。
【0009】
【実施例】
図1乃至図6は本考案のそれぞれ異なる実施例を示しており、図1乃至図3に おいて1は透明なフイルム状パッキング材、図4乃至図6において1、2は同じ く透明なフイルム状パッキング材、全図において3はクッション性ある環状パッ キング材である。環状パッキング材3はゴム、合成樹脂またはそれらの発泡体或 いは紙で作られ、適宜の厚さを有しているとともに容器体の開口周囲の口縁に重 なる大きさを有していて一般に不透明である。
【0010】 図1の実施例は、環状パッキング材3の口縁と重なる側の表面にこれと同一外 径のフイルム状パッキング材1の外側周縁部を接着剤4によって接合し互いに一 体としたものである。
【0011】 図2の実施例は、環状パッキング材3の口縁と重なる側の表面にこれよりも外 径が大きいフイルム状パッキング材1を重ねて外側方に突出する周縁部分1aを 直角に曲げて環状パッキング材3の外側面に重ね、周縁部分1aを接着剤4によ って接合し互いに一体としたものである。
【0012】 図3の実施例は、図2の実施例に示されている周縁部分1aに内側方へ突出す る折込み部1bを形成して環状パッキング材3を包むことにより、フイルム状パ ッキング材1と環状パッキング材3とを互いに分離しないように互いに一体とし たものである。
【0013】 図4の実施例は、特性が互いに異なる二枚のフイルム状パッキング材1、2を 重ね、これらと同一外径の環状パッキング材3の口縁に重なる側の表面に溶着5 によって互いに一体に接合したものである。
【0014】 図5の実施例は、特性が互いに異なる二枚のフイルム状パッキング材1、2を 環状パッキング材3の両面に一枚ずつ重ねてそれらの外側方へ突出する周縁部分 1c、2cを環状パッキング材3の外側面に沿わせ、中間の突合せ部分に形成した フランジ部1d、2dを接着剤6で接合して環状パッキング材3を包むことにより 、フイルム状パッキング材1、2と環状パッキング材3とを互いに一体としたも のである。
【0015】 図6の実施例は、図5のものとほぼ同一であるが、一方のフイルム状パッキン グ材1の環状パッキング材3の外側方へ突出する部分をフランジ部1fとし、も う一方のフイルム状パッキング材2の周縁部分2eを環状パッキング材3の全外 側面に沿わせるとともにそのフランジ部2fを前記のフランジ部1fと重ねて溶着 7により接合して環状パッキング材3を包むことにより、フイルム状パッキング 材1、2と環状パッキング材3とを互いに一体としたものである。
【0016】 フイルム状パッキング材1、2としては防湿性、透明性、耐熱性にすぐれる無 延伸ポリプロピレンフイルム、防湿性、防水性にすぐれる二軸延伸ポリプロピレ ンフイルム、耐衝撃性、シール強度にすぐれるエチレン酢酸ビニル共重合体フイ ルム、機械強度、防湿性、防水性、耐熱性、耐寒性、電気絶縁耐力にすぐれるポ リエチレンテレフタレートフイルム、透明性、成形性、機械強度にすぐれるポリ 塩化ビニルフイルム、耐ピンホール、ガスバリア性、保香性、耐油性、耐薬品性 、耐熱性、耐寒性にすぐれるナイロンフイルム、透明性、ガスバリア性、機械強 度、耐油性、保香性、非帯電性にすぐれるポリビニルアルコールフイルム、透明 性、耐酸性、耐アルカリ性にすぐれるポリスチレンフイルム、ガスバリア性、防 湿性、防水性、耐油性、耐薬品性、保香性にすぐれるポリ塩化ビニリデンフイル ム、ガスバリア性、耐油性、保香性にすぐれるエチレンビニルアルコール共重合 体フイルムなどから内容物によって要求される性能を満足するものを選んで使用 する。
【0017】 例えば、図5および図6において容器体の開口を直接覆うフイルム状パッキン グ材1として防湿性、防水性、耐薬品性にすぐれるものを用い、もう一つのフイ ルム状パッキング材2として機械強度、耐ピンホール性にすぐれるものを用いる など、その選択は任意であるが、透明性を著しく低下させなければ三枚以上のフ イルム状パッキング材を用いてもよい。
【0018】 図7は図1の実施例を具えさせた容器の一例であって、化粧用クリームなどを 入れる広口の容器体11の上方へ突出した円筒形の口頸部12にかぶせられてそ の外側周面のねじ条13にねじ嵌合するふた16の内側に保持されている。即ち 、ふた16は頂壁17と内側周面にねじ条19を有する周壁18とからなり、頂 壁17と周壁18の内面かど部分に環状パッキング材3が圧縮状態ではめ込まれ 、その圧接力で外れないように保持されている。
【0019】 ふた16を容器体11にねじ嵌合した状態でフイルム状パッキング材1が開口 14を覆うとともにその周縁部が口縁15に載って環状パッキング材3の弾性力 で押付けられることによって内容物を密封保護し、環状パッキング材3は容器体 11とふた16との隙間を塞いでフイルム状パッキング材1の密封作用を助ける 。
【0020】 ふた16を容器体11に着脱するときパッキングも一体に着脱される。また、 容器体11を不透明としふた16を透明としたときは、ふた16を容器体11に 装着したまま頂壁17の上方からフイルム状パッキング材1を通して内容物を透 視することができる。
【0021】
【考案の効果】
本考案のパッキングは透明なフイルム状パッキング材の外側周縁部にクッショ ン性ある環状パッキング材を重ねて接着、溶着或いは包み込みにより結合し一体 品とした構成であるから、単独では取扱いが厄介なフイルム状パッキング材を環 状パッキング材を利用してふたに容易に且つ安定よく保持させることができる。 このため、内容物とり出しの際にふたと一体に容器体に着脱され取扱いが容易で あるばかりか、汚損や紛失の心配がなくなるとともに、ふたを装着したときフイ ルム状パッキング材が環状パッキング材と協働して開口を完全に覆い内容物を良 好に保護するものである。
【0022】 また、ふたを透明材料で作った場合、容器体に装着した状態でふたの頂壁、フ イルム状パッキング材を通して内容物を透視させることができる、という利点が ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例の縦断面図である。
【図2】本考案の第二実施例の縦断面図である。
【図3】本考案の第三実施例の縦断面図である。
【図4】本考案の第四実施例の縦断面図である。
【図5】本考案の第五実施例の縦断面図である。
【図6】本考案の第六実施例の縦断面図である。
【図7】本考案の使用例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 フイルム状パッキング材 2 フイルム状パッキング材 3 環状パッキング材

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 容器体の開口を覆う透明なフイルム状パ
    ッキング材とその外側周縁部に重ねて結合されたクッシ
    ョン性ある環状パッキング材とからなる容器の密封用パ
    ッキング。
JP1991054014U 1991-06-17 1991-06-17 容器の密封用パッキング Expired - Lifetime JP2602650Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991054014U JP2602650Y2 (ja) 1991-06-17 1991-06-17 容器の密封用パッキング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991054014U JP2602650Y2 (ja) 1991-06-17 1991-06-17 容器の密封用パッキング

Publications (2)

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JPH05656U true JPH05656U (ja) 1993-01-08
JP2602650Y2 JP2602650Y2 (ja) 2000-01-24

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ID=12958735

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007022546A (ja) * 2005-07-12 2007-02-01 Toppan Printing Co Ltd 液体容器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS633967U (ja) * 1986-06-27 1988-01-12

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JP2602650Y2 (ja) 2000-01-24

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