JP2583881Y2 - 容器のふた - Google Patents

容器のふた

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JP2583881Y2
JP2583881Y2 JP1991051004U JP5100491U JP2583881Y2 JP 2583881 Y2 JP2583881 Y2 JP 2583881Y2 JP 1991051004 U JP1991051004 U JP 1991051004U JP 5100491 U JP5100491 U JP 5100491U JP 2583881 Y2 JP2583881 Y2 JP 2583881Y2
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登美雄 田原
隆文 佐藤
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釜屋化学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は容器体に収容されている
内容物を外部から透視することができる容器のふた、詳
しくは容器体にその開口を塞いでねじ嵌合されるふた体
とその内側に保持されたパッキングとからなり、ふた体
の頂壁部を通して内容物を透視できるふたに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】容器体とその開口を塞いでねじ嵌合した
ふた体とからなる容器において、ふたを外して覗くこと
なく内容物の色や状態、場合によっては種類を識別でき
るものが要求されることが多い。このような場合、容器
体を透明なガラスまたは合成樹脂で作るのが普通である
が、意匠上或いは材料上の理由で容器体を不透明とした
ときはふた体を透明としなければならない。
【0003】ところが、ふた体を透明材料で作るとねじ
部分が透視されてしまうため意匠効果を著しく損うこと
となる。また、ふた体の頂壁裏面に配置されるパッキン
グが通常の板状不透明のものでは透視不能になるので、
例えば実開昭54−116149号公報に開示されてい
るように開口の口縁に重なる環状のものを用いなければ
ならない。しかしながら、このような環状のパッキング
も容易に透視されてしまうので前記ねじ部分と同様に意
匠効果を損うばかりか、開口を覆うことができないので
内容物の保護機能が著しく低下するという不都合があ
る。
【0004】一方、例えば実公昭46−2799号公報
に開示されているように、容器体の開口を覆う透明フイ
ルムからなるパッキングも広く知られているが、このも
のはふた体の透視性を損わない反面、ふた体と別体であ
るため内容物とり出しの都度互いに取扱ってそれぞれを
除去したりかぶせたりしなければならずきわめて面倒で
あるばかりか、パッキングを汚損、破損更に紛失しやす
いという問題がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
する課題は、内容物の保護機能にすぐれたパッキングを
ふた体の内側に保持して内容物とり出しのときの取扱い
が簡単であるとともに、意匠効果を損うことなく内容物
を透視可能としたねじ嵌合式のふたがなかった、という
点である。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本考案はふた体の頂壁の容器体開口と重なる部分を
透明とするとともにその外側方およびねじ条が形成され
ている周壁を不透明とし、パッキングを透明部の外側方
に位置して開口の口縁に重ねられクッション性ある環
状パッキング材とその開口側の面に接合されて開口を覆
った透明なフイルム状パッキング材との一体品とし、そ
してパッキングは環状パッキング材を頂壁の透明部分外
側方内面に固定することによりふた体に保持されてい
構成とした。そして、この手段により内容物の保護機能
にすぐれているとともに意匠効果を損うことなく内容物
が透視可能である取扱い簡単な容器のふたを提供する、
という目的が達成される。
【0007】
【作用】容器体にねじ嵌合した状態でねじ部分環状パ
ッキング材、およびパッキングのふた体への固定保持部
分が不透明部で隠されているため外部から見えないとと
もに、フイルム状パッキング材が開口を覆って内容物を
保護しており、上方から頂壁の透明部およびフイルム状
パッキング材を通して内容物が透視される。また、ふた
体とパッキングとが一体となって容器体に着脱される。
【0008】
【実施例】図1乃至図4は本考案のそれぞれ異なる実施
例を示しており、各図において1は容器体、11はふた
体、21はパッキング、10は本考案によるふたを示
す。
【0009】図1、2、3の実施例の容器体1は化粧用
クリームなどを入れる広口びんであって、その上方へ突
出した円筒形の口頸部2の外側周面にねじ条3が形成さ
れており、ふた10は口頸部2の開口4を開閉するふた
体11と容器体1を密閉するパッキング21とによって
構成され、パッキング21は口頸部2の端面即ち開口4
の口縁5に重ねられる適宜厚さのクッション性ある環状
パッキング材22とその開口4側の面に接着または溶着
により周縁部を接合した透明な円形のフイルム状パッキ
ング材23とからなる構成とされている。尚、容器体1
は合成樹脂または着色ガラスのような不透明材料で作ら
れている。
【0010】図1の実施例はふた体11の頂壁12の開
口4と重なる部分を合成樹脂またはガラスのような透明
材料で作るとともに、その外側方および内側周面にねじ
条13が形成された周壁14を容器体1と同様の不透明
材料で作ったものであり、透明部Aと不透明部Bとの接
合段部15において頂壁12の内面に環状パッキング材
22が接着、圧接などにより固定保持されている。
【0011】図2の実施例はふた体11の頂壁12およ
びねじ条13を有する周壁14を図1のものと同様の透
明材料で作るとともに、頂壁12の口縁5と重なる部分
から周壁14の下端縁に亘る外側面に金属または合成樹
脂のような不透明材料で作った薄肉のカバー部片16を
装着固定し、頂壁12の開口4と重なる部分を透明部
A、カバー部片16で覆われた部分を不透明部Bとした
ものであって、頂壁12の内面のカバー部片16で隠さ
れた部分に環状パッキング材22が固定保持されてい
る。
【0012】図3の実施例はふた体11の頂壁12と開
口4と重なる部分を透明材料で作って透明部Aとすると
ともに、その外側方およびねじ条13を有する周壁14
を不透明材料で作って不透明部Bとしたものであって、
頂壁12の不透明部Bの内面に形成した環状溝17に環
状パッキング材22が嵌装固定されている。
【0013】図4の実施例の容器体1は液体フアンデー
ションのような化粧料などを収容した充填皿7を交換可
能に開口4側から嵌込み保持しており、周側壁6の外側
周面にねじ条3が形成されている。またこの実施例のふ
た体11は図1のものと同一の構造である。
【0014】前記各実施例において、図示のようにふた
体11を容器体1にねじ嵌合している状態のとき、ねじ
条3、13および環状パッキング材22、更に環状パッ
キング材22の頂壁12への固定部分は不透明部分Bで
隠されており外部から見ることができず、また容器体1
の内容物はふた体11の上方から透明部A、フイルム状
パッキング材23を通して見ることができる。更に、フ
イルム状パッキング材23は開口4を覆うとともに周縁
部が口縁5に載つて環状パッキング材22の弾性力で押
付けられることにより内容物を密封状態で保護し、環状
パッキング材22は容器体1とふた体11との隙間を塞
いで容器体1を気密に保持する。
【0015】ふた体11を容器体1に着脱するときパッ
キング21も一体となって着脱され、殊にフイルム状パ
ッキング材23を汚損、破損更に紛失するという心配が
ないとともにねじ嵌合したときにずれることなく開口4
を完全に覆わせることができる。
【0016】尚、フイルム状パッキング材23は耐水
性、耐油性、耐薬品性、防湿性、ガスバリヤ性など、内
容物によって要求される性能を満足する透明合成樹脂フ
イルムを選んで使用するが、透明性を著しく低下させな
ければ特性の異なるものを二枚以上積層した構成として
もよい。また、環状パッキング材22はゴム、合成樹
脂、それらの発泡体、紙など適当な厚さをもつクッショ
ン性ある材料が使用される。
【0017】
【考案の効果】本考案によろと、ふた体の容器体開口と
重なる頂壁部分を透明としてその他の部分を不透明と
し、不透明部にねじ部分が隠される構成としたので意匠
効果を損うことがない。また、パッキングを不透明部に
隠れたクッション性ある環状パッキング材と開口を覆う
透明なフイルム状パッキング材とによって構成し、且つ
不透明部においてふた体に固定したので、環状パッキン
グ材が意匠効果を損うことがないとともに、ふた体の透
明部を通して内容物を透視する機能を低下させろことな
く内容物を保護することができる。更に、フイルム状パ
ッキング材はふた体と一体となって容器体に着脱される
ので内容物とり出しのときの取扱いが簡単であり且つ汚
損、破損更に紛失するという心配もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の縦断面図である。
【図2】本考案の異なる実施例の縦断面図である。
【図3】本考案の更に異なる実施例の縦断面図である。
【図4】本考案の更にまた異なる実施例の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 容器体 3 ねじ条 4 開口 10 ふた 11 ふた体 12 頂壁 13 ねじ条 14 周壁 21 パッキング 22 環状パッキング材 23 フイルム状パッキング材 A 透明部 B 不透明部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65D 41/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器体にその開口を塞いでねじ嵌合され
    るふた体の内側にパッキングが保持された容器のふたに
    おいて、前記ふた体は頂壁の前記開口と重なる部分が透
    明とされているとともにその外側方およびねじ条が形成
    されている周壁が不透明とされており、前記パッキング
    は前記透明部の外側方に位置して前記開口の口縁に重ね
    られクッション性ある環状パッキング材とその前記開
    口側の面に接合されて前記開口を覆った透明なフイルム
    状パッキング材との一体品とされており、且つ前記パッ
    キングは前記環状パッキング材を前記頂壁の透明部外側
    方内面に固定して前記ふた体に保持されていることを特
    徴とする容器のふた。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4747499A (en) * 1983-02-14 1988-05-31 Sunbeam Plastics Corporation Tamper indicating closure with adhesive-attached gasket
JPS633967U (ja) * 1986-06-27 1988-01-12

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