JPH0565695U - 自動車のヘッダトリムの取付構造 - Google Patents

自動車のヘッダトリムの取付構造

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JPH0565695U JP1699192U JP1699192U JPH0565695U JP H0565695 U JPH0565695 U JP H0565695U JP 1699192 U JP1699192 U JP 1699192U JP 1699192 U JP1699192 U JP 1699192U JP H0565695 U JPH0565695 U JP H0565695U
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謙一 小野田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘッダトリムが熱変形や成形変形等の影響を
受けて外観が悪くなるのを防止し、ヘッダトリムにより
フロントウィンドガラスが押し上げられて浮いた状態で
取付けられるのを防止する。 【構成】 フロントウィンドガラス3の上部3aが接着
される自動車1のヘッダパネル部材8に樹脂製のヘッダ
トリム5を取付けるための構造において、ヘッダトリム
5の前縁部5aを厚肉状に成形すると共に、厚肉状の前
縁部5aに取付リブ9a,9bを一体成形し、取付リブ
9a,9bを前記ヘッダパネル部材8のフランジ部10
に係着することにより、フロントウィンドガラス3に対
するヘッダトリム5の前縁部5aの取付位置を規制す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フロントウィンドガラスの上部が接着される自動車のヘッダパネル 部材に樹脂製のヘッダトリムを取付けるための構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、接着式のフロントウィンドガラス30を備えた自動車における従来の ヘッダトリム31の取付構造を示すものであって、同図において、32はルーフ 、33はアウタパネル33a及びインナパネル33bから成るヘッダパネル部材 、34はウェザストリップである。
【0003】 上述のヘッダパネル部材33のアウタパネル33aには接着剤35にてフロン トウィンドガラス30の上部30aが接着固定され、ヘッダパネル部材33のイ ンナパネル33bには車室内の側の面に樹脂射出成形品から成るヘッダトリム3 1が図外のクリップやスクリュー等にて接合状態で取付けられている。そして、 ヘッダパネル部材33のフランジ部36にヘッダトリム31の後縁部31aが重 ね合わされ、この重ね合された部分にウェザストリップ34の一端が係着されて いる。また、ヘッダパネル部材33の前縁部31bは、フロントウィンドガラス 30の上部31aの裏面に対応配置されている。
【0004】 なお、フロントウィンドガラス30の上部30aの裏面側には、或る一定幅の セラミックプリントライン37が左右方向(図5において紙面に直交する方向) に沿って形成されており、このセラミックプリントライン37によってヘッダト リム31の前縁部31b、接着剤35及びヘッダパネル部材33を外部から見え ないように覆い隠すようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の如き従来のヘッダトリム31の取付構造にあっては、次 のような問題点がある。すなわち、駐車中における室内温度の上昇によりヘッダ トリム30が熱膨張して変形を生じ易く(特に、夏期に多い)、ヘッダトリム3 1の前縁部31bが図5において一点鎖線で示すように変形して下方に垂れ下が ってしまう場合がある。このような変形を生じると、ヘッダトリム31の前縁部 31bがフロントウィンドガラス30のセラミックプリントライン37からはみ 出し、この前縁部31bがフロントウィンドガラス30を通して外部から見えて しまい、外観を損なうこととなる。
【0006】 また、組付工程において、ヘッダトリム31の取付後にフロントウィンドガラ ス30を接着する場合、ヘッダトリム31自体の部品精度(寸法精度)及び取付 精度のバラツキにより、ヘッダトリム31の前縁部31bがフロントウィンドガ ラス30に当接してこれを押し上げるような状態になることがある。このような 事態を生じると、フロントウィンドガラス30が正規の位置に接着固定されず、 浮いた状態で接着されてしまうこととなる。
【0007】 本考案は、このような問題点を解消すべくなされたものであって、その目的は 、ヘッダトリムの熱変形や成形変形を防止し得て外観(見栄え)を損なうことが なく、フロントウィンドガラスの浮き上がり状態での接着を防止することができ るようにしたヘッダトリムの取付構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本考案では、フロントウィンドガラスの上部が 接着される自動車のヘッダパネル部材に樹脂製のヘッダトリムを取付けるための 構造において、前記ヘッダトリムの前縁部を厚肉状に成形すると共に、前記厚肉 状の前縁部に取付リブを一体成形し、前記取付リブを前記ヘッダパネル部材のフ ランジ部に係着することにより、前記フロントウィンドガラスに対する前記ヘッ ダトリムの前縁部の取付位置を規制するようにしている。
【0009】
【作 用】 フロントウィンドガラスの上部に対応して配置されるヘッダトリムの前縁部が 厚肉状に形成されるので、前縁部の強度が強化され、熱変形や成形変形等を生じ にくくなる。また、ヘッダトリムの前縁部は、取付リブとヘッダパネル部材のフ ランジ部材との間の係合作用にて所定位置に規制(拘束)され、この前縁部にて フロントウィンドガラスが押し上げられることがない。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例に付き図1〜図3を参照して説明する。
【0011】 図1は、本考案に係るヘッダトリムの取付構造を具備する自動車1を示すもの であって、同図において、2はルーフ、3はフロントウィンドガラス、4はフロ ントウィンドガラス3の側部のセンターピラー、5はヘッダトリム、6はルーム ミラー、7はサンバイザである。
【0012】 図2に示すように、ルーフ2の前端2aとフロントウィンドガラス3の上部3 aとの境界箇所に対応する箇所には、アウタパネル8aとインナパネル8bとを 閉断面形状に接合して成るヘッダパネル部材8が左右方向に沿って延びるように 配設されている。そして、このヘッダパネル部材8のインナパネル8bに前記ヘ ッダトリム5が次のような構成にて取付けられている。
【0013】 すなわち、上述のヘッダトリム5は、前記インナパネル8bに対応する断面形 状を有するように樹脂材を射出成形して成るものであって、図2及び図3に示す 如く、フロントウィンドガラス3に対応する前縁部5aの肉厚αが本体部5cの 肉厚βよりも厚肉状(α>β)に成形されている。さらに、厚肉状の前縁部5a の内側の複数箇所には、互いに対向する上下一対の取付リブ9a,9bがそれぞ れ一体成形されている。なお、本例においては、ヘッダトリム5の組付性を良く するために、上方の取付リブ9aの突出長が相対的に短く、下方の取付リブ9b の突出長が相対的に長く成形されている(図2参照)。かくして、ヘッダトリム 5の本体部5cが、ヘッダパネル部材8のインナパネル8bにルームミラー6や サンバイザ7等と一緒に共締め固定されている。また、ヘッダトリム5の前縁部 5aの取付リブ9a,9b間にはヘッダパネル部材8の前端部のフランジ部10 が差し込まれた状態となっており、これにより、前端部5aの位置規制がなされ ている。さらに、ヘッダパネル部材8の後端側のフランジ部11とヘッダトリム 5の後縁部5bとの接合箇所にウェザストリップ12が挟着されている。
【0014】 一方、ヘッダパネル部材8のアウタパネル8aには図2に示すように、フロン トウィンドガラス3の上部3aがウレタン系の接着剤13にて接着固定されてお り、フロントウィンドガラス3とルーフパネル2との間の隙間は、前記アウタパ ネル8aに接着されたゴムシート14及びウェザストリップ12にてシールされ ている。
【0015】 また、フロントウィンドガラス3の上部3aの裏面には、左右方向の全長に亘 って延びるセラミックプリントライン15が形成され、このセラミックプリント ライン15にてヘッダトリム5の前縁部5a、ヘッダパネル部材8及び接着剤1 3が覆われている。
【0016】 ここで、ヘッダトリム5及びフロントウィンドガラス3の取付手順に付き述べ ると、まず、ヘッダパネル部材8の前端側のフランジ部10にヘッダトリム5の 取付リブ9a,9bを係着する。すなわち、上下一対の取付リブ9a,9bが前 記フランジ部12の上下にそれぞれ配置されるように取付リブ9a,9bを差し 込み、これにより、ヘッダトリム5の前縁部5aの位置規制を行なう。次いで、 ルームミラー6やサンバイザ7等の部品と一緒にヘッダパネル部材8のインナパ ネル8bに共締めし(場合によっては、さらにクリップ等による止着も行う)、 ヘッダトリム5をヘッダトリム部材8に固定する。
【0017】 そして、ヘッダトリム5の取付後に、フロントウィンドガラス3をヘッダパネ ル部材8のアウタパネル8aに接着剤13にて接着固定する。
【0018】 上述の如きヘッダトリム5の取付構造によれば、ヘッダトリム5の前縁部5a は、ヘッダパネル部材8のフランジ部10と取付リブ9a,9bとの間の係合作 用により所定位置に位置規制されて拘束されるため、車室内の温度が上昇しても 前縁部5aの取付位置に変動を生じることがない。従って、熱膨張等により、前 縁部5aが垂れ下がってその端面がセラミックプリントライン15からはみ出て 外部から見えてしまうようになったり、或いは前縁部5aにてフロントウィンド ガラスが押し上げられて浮いた状態になるような事態の発生を確実に防止できる 。
【0019】 また、本例では、ヘッダトリム5の前縁部5aを本体部5cよりも厚肉状に成 形するようにしたので、熱変形や成形変形等に対して影響されにくい構造となっ ており、しかもこの厚肉状の前縁部5aに前記取付リブ9a,9bを一体成形す るようにしたので、ヘッダトリム5の射出成形時に前縁部5aの表面にヒケが生 じにくくなる。従って、前縁部5の表面のヒケが目立つことがなく、外観性の向 上を図ることができる。
【0020】 以上、本考案の一実施例に付き述べたが、本考案は既述の実施例に限定される ものではなく、本考案の技術的思想に基いて各種の変形及び変更が可能である。 例えば、既述の実施例では取付リブ9a,9bをヘッダトリム5の前縁部5aの 複数箇所に設けるようにしたが、前縁部5aの全長に亘って延びる取付リブを設 けるようにしてもよい。また、一対の取付リブ9a,9bを設ける必要は必ずし もなく、ヘッダトリム5の組付の容易化を図ることを優先する場合には、上方の 取付リブ9aのみを設けるようにしてもよい。さらに、図4に示すように、上方 の取付リブ9aを水平に成形し、この取付リブ9aの下方において互いに対向し かつ上下方向に延びる例えば一対の取付リブ9c,9dを設けるようにしてもよ い。
【0021】
【考案の効果】
以上の如く、本考案は、樹脂性のヘッダトリムの前縁部を厚肉状に成形してこ の部分に取付リブを一体成形し、ヘッダパネル部材のフランジ部と取付リブとの 係着によりフロントウィンドガラスに対するヘッダトリムの前縁部の取付位置を 規制するようにしたものであるから、ヘッダトリムは熱変形や成形変形等を生じ にくくなり、ヘッダトリムの垂れ下がり等により外観を損なうような事態の発生 を防止できると共に、フロントウィンドガラスの組付時にこのフロントウィンド ガラスがヘッダパネルの前端にて押し上げられるようなことがなくなり、フロン トウィンドガラスが浮き上がった状態で取付けられるのを防止できる。また、取 付リブは厚肉状の前縁部に設けられるため、この前縁部の表面に樹脂成形による ヒケの発生を抑制でき、従って、ヒケの存在によりヘッダトリムの外観が悪くな るのを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るヘッダトリムの取付構造を具備す
る四輪自動車の斜視図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】ヘッダトリムを図1において矢印III 方向から
見た斜視図である。
【図4】ヘッダトリムの別例を示す斜視図である。
【図5】従来におけるヘッダトリムの取付構造を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 自動車 3 フロントウィンドガラス 3a 上部 5 ヘッダトリム 5a 前縁部 5b 後縁部 8 ヘッダパネル部材 9a,9b 取付リブ 10,11 フランジ部 15 セラミックプリントライン α,β 肉厚

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントウィンドガラスの上部が接着さ
    れる自動車のヘッダパネル部材に樹脂製のヘッダトリム
    を取付けるための構造において、前記ヘッダトリムの前
    縁部を厚肉状に成形すると共に、前記厚肉状の前縁部に
    取付リブを一体成形し、前記取付リブを前記ヘッダパネ
    ル部材のフランジ部に係着することにより、前記フロン
    トウィンドガラスに対する前記ヘッダトリムの前縁部の
    取付位置を規制するようにしたことを特徴とする自動車
    のヘッダトリムの取付構造。
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CN102149575A (zh) * 2008-10-15 2011-08-10 本田技研工业株式会社 车辆柱装饰件
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