JPH0565552U - プリンタのキャリッジ機構 - Google Patents

プリンタのキャリッジ機構

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JPH0565552U
JPH0565552U JP007991U JP799192U JPH0565552U JP H0565552 U JPH0565552 U JP H0565552U JP 007991 U JP007991 U JP 007991U JP 799192 U JP799192 U JP 799192U JP H0565552 U JPH0565552 U JP H0565552U
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JP
Japan
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gear
ribbon
cam
head
printing
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP007991U
Other languages
English (en)
Inventor
洋司 笹井
真幸 小野
彰一 三ッ木
雅昭 平尾
Original Assignee
セイコーエプソン株式会社
ジェコー株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は熱転写型プリンタに用いて好適なプ
リンタのキャリッジ機構に関し、サーマルヘッドが印字
を行わない位置に戻るヘッドアップ動作と同時にリボン
の弛みを巻き取ることのできるプリンタのキャリッジ機
構を提供することを目的とする。 【構成】 ステップモータ1に太陽ギヤ3、遊星ギヤ4
を連結する。ステップモータ1がCCW方向に回転する
時にアイドルギヤ6、7、8を介して回転するカムギヤ
20を設ける。カムギヤ20により作動するサーマルヘ
ッド15を設ける。ステップモータ1がCW方向に回転
する時に回転する巻取りギヤ5と、これに連結するアイ
ドルギヤ23、22、21を設ける。アイドルギヤ21
にカムギヤ20の第2ギヤ20cが噛合するよう構成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はプリンタのキャリッジ機構に係り、特に熱転写型プリンタに用いて好 適なプリンタのキャリッジ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は、従来の熱転写型プリンタのキャリッジ機構の構成を示す。ステップモ ータ1をCW(時計回り)方向に回転させると、モータギヤ2、太陽ギヤ3を介 して遊星ギヤ4が回転し、巻取りギヤ5をCCW(反時計回り)方向に回転させ る。巻取りギヤ5にはリボン巻取りコア(図示せず)が連結されており、巻取り ギヤ5がCCWに回転すると熱転写用のリボンは巻き取られる。
【0003】 一方、ステップモータ1がCCW方向に回転すると、遊星ギヤ4は移動してア イドルギヤ6に噛合し、アイドルギヤ7,8を介してカムギヤ9が回転する。す なわち、ステップモータ1がCCW方向に回転するとカムギヤ9はCCW方向に 回転する。カムギヤ9には、レバー10に連結しこれを回動させるカム9aが一 体的に形成されており、レバー10がカム9aの作用によって矢印A方向に押さ れると、バネ11を介してキャップ12が放熱板14に接着されたサーマルヘッ ド15を押圧する。そして、サーマルヘッド15により熱転写用のリボンが印字 用紙に押圧され印字される。
【0004】 ステップモータ1は、カムギヤ9に固定され一体的に回転する遮光板16がカ ムギヤ9の回転によりフォトセンサ17の検出部に達して光を遮断した位置を基 準として、所定ステップ数回転する。この時カム9aはレバー10をA方向に押 圧している(ヘッドダウン)状態であり、印字が行われる。
【0005】 印字が終了すると、ステップモータ1が再びCCW方向に回転することによっ て遮光板16がフォトセンサ17から外れ、その位置を基準としてステップモー タ1は所定ステップ数回転する。そしてカム9aがレバー10を押圧しない位置 まで回転し、サーマルヘッド15及び放熱板14は押圧されていない(ヘッドア ップ)状態に戻る。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
以上のようにリボンの巻取りとサーマルヘッドの15の動作は独立して択一的 に行われていた。すなわち、ステップモータ1がCW方向に回転する時はリボン の巻取り動作であり、CCW方向に回転する時はサーマルヘッド15の押圧動作 であるため、この両方の動作を同時に行うことはできなかった。
【0007】 ところが、サーマルヘッド15がヘッドアップ状態に移行すると印字用紙に押 圧されていたリボンには弛みが生じてしまい、そのまま次の動作に移ると問題が 生じることがある。すなわち、印字用紙に押圧されたリボンは、印字用紙等に帯 電した静電気等により印字用紙に張りついてしまうことがあり、印字用紙が送ら れたり、キャリッジが移動することによって引き出されてリボンジャムが発生す るものである。
【0008】 したがって、このようなリボンジャムを防止するために、ヘッドアップ動作終 了後にリボンを巻き取る動作が行われ、リボンの弛みを無くしてリボンを印字用 紙から離間させていた。しかし、このリボンの巻取り動作はヘッドアップ動作が 終了してからモータの回転を反転して行うため、ヘッドアップ動作と次の動作と の間に必ずリボン巻取り動作に要する時間が必要となり、全体の印字時間が長く なっていた。
【0009】 そこで、本考案は上記課題に鑑みなされたもので、サーマルヘッドが印字を行 わない位置に戻るヘッドアップ動作と同時にリボンの弛みを巻き取ることのでき るプリンタのキャリッジ機構を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するために本考案は、印字用リボンを介して印字用紙に印字用 ヘッドを押圧するカム機構と、 カム機構の位置を検出して印字用ヘッドの位置を検出する検出手段と、 印字用リボンの巻き取りを行う巻取り機構と、 リボン巻取り機構及び印字用ヘッドを駆動するカム機構を駆動する正逆両方向 に回転するモータと、 モータの回転方向によりモータの駆動力の伝達をリボン巻取り機構と印字用ヘ ッドとに択一的に切り換える切り換え機構と を有してなるプリンタのキャリッジ機構において、 前記印字用リボンの巻取りを行う巻取り機構から駆動力を伝達する伝達機構を 設けるとともに、前記カム機構が前記印字用ヘッドを押圧しない位置に戻る動作 を行う時の位置において伝達機構に連結するギヤ手段を前記カム機構に設け、 前記印字用ヘッドが印字を行わない位置にもどる動作と前記印字用リボンの巻 取り機構を作動させて前記印字用リボンの弛みを巻き取る動作とを同時に行わせ る構成とする。
【0011】
【作用】
印字用リボンの巻取りを行う巻取り機構からカム機構に駆動力を伝達してヘッ ドアップ動作を行う構成は、モータからの駆動力がリボンの巻取り機構側に伝達 されている場合でも、カム機構を作動させてヘッドアップ動作を行わせることが できる。
【0012】
【実施例】
図1は本考案の一実施例の構成を示す。同図において、図3に示す従来例と同 じ構成部品には同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0013】 本実施例は図3に示す従来例におけるカムギヤ9の代わりにカムギヤ20を設 け、このギヤと噛合するアイドルギヤ21と、アイドルギヤ21に噛合するアイ ドルギヤ22と、アイドルギヤ22に噛合するとともに巻取りギヤ5に噛合する アイドルギヤ23を設けた構成となっている。
【0014】 ここで、カムギヤ20の構成を図2とともに説明する。図2(A)はカムギヤ 20の側面図、図2(B)はその底面図である。
【0015】 カムギヤ20はカム20a、第1ギヤ20b、第2ギヤ20cが樹脂で一体成 形されており、第2ギヤ20c側に設けられた3か所の突起20dによって遮光 板16がカシメられて固定された構造となっている。カムギヤ20と従来のカム ギヤ9との相違点は、カムギヤ20には第2ギヤ20cが設けられていることで あり、その他の構成はカムギヤ9と同じである。
【0016】 第2のギヤ20cはアイドルギヤ21に噛合してリボンの巻取り機構を駆動さ せる機能を果たすギヤであり、第1のギヤ20bと一体に形成されているが、第 1のギヤ20bが円周全周にわたって歯を有しているのに対して、第2のギヤは 略半円形であり、半周分しか歯を有していない。
【0017】 そして、遮光板16、第2ギヤ20c、カム20aは互いにその回転方向の位 置が所定の角度に決められ、それぞれが機能するようになっている。
【0018】 つぎに、再び図1に戻って本実施例の動作について説明する。ステップモータ 1がCCW方向に回転し、駆動力が遊星ギヤ4を介してカムギヤ20に伝達され 、サーマルヘッド15が押圧されて印字される動作は従来例と同様である。
【0019】 ヘッドダウン状態で印字動作が終了しヘッドアップ状態に移行する時は、先ず ステップモータ1をCCW方向に回転させる。この時点ではまだアイドルギヤ2 1はカムギヤ20の第2ギヤ20cには噛合していない。このまましばらくステ ップモータ1をCCW方向に回転させると、カムギヤ20の第2ギヤ20cはア イドルギヤ21と噛合する位置まで回転する。
【0020】 カムギヤ20が第2ギヤ20cに完全に噛合する位置に達すると遮光板16 がフォトセンサ17から外れ、フォトセンサ17からの信号によってステップモ ータ1の回転はCW方向に反転され、遊星ギヤ4が巻取りギヤ5に連結する。す ると、巻取りギヤ5が回転し、リボン巻取り機構が作動してリボンの弛みが巻き 取られる。
【0021】 巻取りギヤ5が回転するとアイドルギヤ23、22を介してアイドルギヤ21 が回転し、よってアイドルギヤ21と噛合状態となっていたカムギヤ20の第2 ギヤ20cが回転する。この第2ギヤ20cの回転によって、第2ギヤ20cに 一体に成形されているカム20aが回転しヘッドアップ動作が行われることとな る。
【0022】 そして、そのままステップモータ1がCW方向に回転しつずけてヘッドアップ 動作が完了する位置までくると、アイドルギヤ21に噛合していた第2ギヤ20 cは、アイドルギヤ21と最初に噛合した位置から約半周回転することとなる。 図2で示したように、第2ギヤ20cは略半円形であるため、アイドルギヤ21 との噛合はこの位置で外れ、カムギヤ20はそれ以上回転しなくなる。したがっ て、ステップモータ1が巻取りギヤ5をひきつずき回転させてリボンの弛みを巻 き取る動作を行なっても、ヘッドアップ状態は維持されることとなる。
【0023】 以上のように、ステップモータ1の回転がCW方向に切り換えられても、巻取 りギヤ5に連結されたアイドルギヤ23、22、21及びカムギヤ20の第2ギ ヤ20cによってカムギヤ20が作動し、ヘッドアップ動作を行うことができ、 よって、リボンの巻取り動作とヘッドアップ動作とを同時に行うことができる。
【0024】
【考案の効果】
上述の如く、本考案によれば、ヘッドアップ動作とリボンの巻取り動作とを同 時に行うことができるため、ヘッドアップ動作が完全に終了していない時点であ っても、リボンが印字用紙から少しでも離間すれば、紙送りやキャリッジの移動 等の次の動作に移ることができ、適応されたプリンタの総合印字速度(スループ ット)を速くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成を示す図である。
【図2】図1のカムギヤの形状を説明する図である。
【図3】従来のプリンタのキャリッジ機構の構成を示す
図である。
【符号の説明】
1 ステップモータ 2 モータギヤ 3 太陽ギヤ 4 遊星ギヤ 5 巻取りギヤ 6,7,8 アイドルギヤ 9 カムギヤ 9a カム 10 レバー 11 バネ 12 キャップ 13 バネ 14 放熱板 15 サーマルヘッド 16 遮光板 17 フォトセンサ 20 カムギヤ 20a カム 20b 第1ギヤ 20c 第2ギヤ 20d 突起 21,22,23 アイドルギヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 三ッ木 彰一 埼玉県行田市富士見町1丁目4番地1 ジ ェコー株式会社内 (72)考案者 平尾 雅昭 埼玉県行田市富士見町1丁目4番地1 ジ ェコー株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字用リボンを介して印字用紙に印字用
    ヘッドを押圧するカム機構と、 該カム機構の位置を検出して該印字用ヘッドの位置を検
    出する検出手段と、 該印字用リボンの巻き取りを行う巻取り機構と、 該リボン巻取り機構及び該印字用ヘッドを駆動する該カ
    ム機構を駆動する正逆両方向に回転するモータと、 該モータの回転方向により該モータの駆動力の伝達を該
    リボン巻取り機構と該印字用ヘッドとに択一的に切り換
    える切り換え機構とを有してなるプリンタのキャリッジ
    機構において、 前記印字用リボンの巻取りを行う巻取り機構から駆動力
    を伝達する伝達機構を設けるとともに、前記カム機構が
    前記印字用ヘッドを押圧しない位置に戻る動作を行う時
    の位置において該伝達機構に連結するギヤ手段を前記カ
    ム機構に設け、 前記印字用ヘッドが印字を行わない位置にもどる動作と
    前記印字用リボンの巻取り機構を作動させて前記印字用
    リボンの弛みを巻き取る動作とを同時に行わせる構成と
    したプリンタのキャリッジ機構。
JP007991U 1992-02-24 1992-02-24 プリンタのキャリッジ機構 Expired - Lifetime JPH0565552U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005280206A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Seiko Epson Corp ペーパーギャップの調整装置、記録装置及び液体噴射装置
JP2005280209A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Seiko Epson Corp ペーパーギャップの調整装置、記録装置及び液体噴射装置

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