JPH0565525U - 曲面ラミネート加工機 - Google Patents

曲面ラミネート加工機

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Publication number
JPH0565525U
JPH0565525U JP654592U JP654592U JPH0565525U JP H0565525 U JPH0565525 U JP H0565525U JP 654592 U JP654592 U JP 654592U JP 654592 U JP654592 U JP 654592U JP H0565525 U JPH0565525 U JP H0565525U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
base material
elastic roller
decorative sheet
elastic
Prior art date
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Pending
Application number
JP654592U
Other languages
English (en)
Inventor
良一 鈴木
力利 中野
Original Assignee
静岡技研産機株式会社
力利 中野
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 静岡技研産機株式会社, 力利 中野 filed Critical 静岡技研産機株式会社
Priority to JP654592U priority Critical patent/JPH0565525U/ja
Publication of JPH0565525U publication Critical patent/JPH0565525U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基材表面の長手方向へ延伸する凸凹に摺接す
るための数多くのローラーを用いることなく、したがっ
て、それらの面倒な調整作業を省略でき、しかも、従来
以上に良質の曲面ラミネート加工をすることができる曲
面ラミネート加工機を提供する。 【構成】 基台1に所定硬度の弾性ローラー2と硬性ロ
ーラー3を摺接して同方向へ回転可能に軸支するととも
に、前記弾性ローラー2を加熱するヒーター25を設
け、かつ、前記硬性ローラー3の送り出し側に基材7の
両側部端面に摺接して回転する端面ローラー28を設け
てなり、弾性ローラー2が基材7の凸凹表面に合わせて
変形し圧接し、かつ、端面ローラー28が両側端部を押
圧することにより、化粧シート17を基材7の表面及び
両側端部に密着させ、ノズル23から化粧シート17に
吹き付け塗布した接着剤で貼着させるように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は表面が平滑でない基材に表装シートを貼着する曲面ラミネート加工 機に関する。
【0002】
【従来の技術】
曲面ラミネート加工機は、家具やキッチンほかの扉などで表面のルーター加工 をした複雑形状と両木口面の三面形状に塩ビシート等の化粧シートを貼ることを 目的とした装置である。この種の曲面ラミネート加工方法及びその装置は既に知 られている(特公昭58−37908号、特公昭58−48350号、特公昭6 1−5895号の各公報等参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の曲面ラミネート加工機によれば、基材の凸凹面に表 装シートを貼着するためには、数多くのローラーを用い、それらのローラーを基 材の凸凹に併せて位置や高低の調節をしなければならないから、その調整作業が 面倒で時間がかかり、大量のラミネート加工をしないときは作業能率が低くてコ ストが高くなる。
【0004】 また、凸凹のある基材の表面に数多くのローラーを圧接するために、化粧シー トと基材の間に気泡が閉じ込められる可能性が高く、したがって、ラミネート加 工の不良が生じることがある。
【0005】 そこで、この考案は、数多くのローラーを用いることなく、したがって、それ らの面倒な調整作業を省略でき、しかも、従来と同様に基材の曲面ラミネート加 工以上の加工をすることができるものを提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】 この考案にかかる曲面ラミネート加工機は、基台に所定硬度の弾性ローラーと 硬性ローラーとを互いに摺接させて回転可能に軸支するとともに、前記弾性ロー ラーを加熱するヒーターを設け、かつ、前記硬性ローラーの送り出し側に基材の 両側部端面に摺接して回転する端面ローラーを設けてなることを特徴とする。
【0007】 そして、前記弾性ローラーが硬度12のゴムからなり、また、硬性ローラーは 金属又は金属表面にゴム膜を巻着してなることを特徴とする。
【0008】
【作用】
互いに回転する弾性ローラーと硬性ローラー間に表面が複雑な形状をした基材 に化粧シートをかぶせて挿入すると、加熱された弾性ローラーがその形状に沿っ て変形し、化粧シートを基材に押し付けて密着させる。
【0009】
【実施例】
以下にこの考案の実施例を図に基づき説明する。図1に示したように、基台1 の一端部側に上下一対となる弾性ローラー2と硬性ローラー3を互いに摺接させ て回転可能に軸支する。上段に配置した弾性ローラー2は硬度12程度のゴムを シャフト4に所定肉厚で巻き付けた弾性ローラーであり変形性が極めて高い。し かし、下段に配置された硬性ローラー3は鋼鉄等の金属製又は金属表面にゴム膜 を巻着してなる。前記シャフト4はシャフト5に対して常に近接し又は間隔調節 可能にすべく、シャフト4の軸受部を押し下げるコイルばね6が弾装され、弾性 ローラー2と硬性ローラー3が常に所定の圧力で密接するように構成されている 。弾性ローラー2と硬性ローラー3間にはラミネート加工すべき基材7が挿入さ れる。
【0010】 そして前記両方のローラー2,3を互いに回転させるべく、基台1に電動モー ター等の駆動機8を固定し、その出力軸に軸着した一対のスプロケット9,9と シャフト4,5に軸着したスプロケット11,12にそれぞれチェーン13,1 4をエンドレスに捲回する。なお、シャフト4,5に互いに噛合する歯車を軸着 し、シャフト4,5のいずれかに軸着したスプロケットとスプロケット9との間 にチェーンを捲回しても良く、また、場合により、弾性ローラー2のみを回転駆 動する構成でもよい。
【0011】 そして、ローラー2,3の前面には、バーローラー15,16がそれぞれ回転 可能に軸支され、それらのバーローラー15,16は化粧シート17を捲回して 基台1に軸支されたバー19に支架された化粧シートロール18から繰り出すよ うにしたものである。化粧シートロール18を軸方向に挿入したバー19は、繰 り出される化粧シート12にテンションをかけることができるように、バー19 に軸着したホイール20にスリップしながら摺接するバンド21が捲回され、そ のバンド21の一端部は基台1に連結され、また他端部には所定重量のウエイト 22が連結されている。また、バーローラー15,16は接着剤を吹き付けるノ ズル23と化粧シート17が対面できるように配置してある。
【0012】 さらに、基台1の前面側には、繰り出される化粧シート17を加熱するための ヒーター24が設けられる。また、弾性ローラー2の上部には、弾性ローラー2 を加熱するためのヒーター25が設けられる。これらのヒーター24,25は赤 外線放射管を反射板26,27で覆ってある。
【0013】 上記ローラー2,3の後方には複数の端面ローラー28,28が基台1の両側 部にそれぞれの位置と高低調節可能に所定間隔で設けられる。端面ローラー28 は、図3(a)〜(d)に示したように、化粧シート17を貼着する基材7の側 端部の端面形状の凸凹7a,7bに合わせて種々の態様のものがシャフト29に 図示順に軸着される。なお、これらの端面ローラー28は単に例示であり、図示 端面形状以外の場合にはまた異なったものが装着される。そして、硬性ローラー 3の前方及び後方には基材7を転動可能に支承する送りローラー3aが自由回転 可能に基台に軸支されている。なお、端面ローラーは、図4に示したように、弾 性ローラー2と同一材質からなる左右一対の棒状ローラー2a,2aをそれぞれ 自由回転可能に基台1に軸支してもよい。
【0014】 なお、シャフト29の位置調節は、例えば図2に示したように、角柱体からな る継手部材30の下端部に貫通孔を穿設し、その貫通孔に継手部材30と直交し シャフト29を身体自在に挿入してねじ36で締付固定できるようにし、また、 継手部材30の上端部に長孔31を形成して、その長孔31にねじ36で締付固 定するバー32を上下調節可能に挿入し、そのバー32を更に継手部材33にね じ36で締付固定し、その継手部材33にスクリュウ軸34を係合させ、そのス クリュウ軸34の端部にハンドル35を軸着してある。スクリュウ軸34は基台 1に固定された軸受1aに回転可能に支持されている。したがって、端面ローラ ー28の位置はシャフト29を継手部材30から進退させ、若しくは継手部材3 0を上下させ、若しくはハンドル35を回転操作することによって変えることが できる。
【0015】 次に上記実施例の作用を説明すると、図示しないスイッチを押してヒーター2 4,25を発熱させるとともに、駆動機8を回転駆動させ、かつ化粧シート17 を繰り出して弾性ローラー2と硬性ローラー3間に位置させ、ノズル23から接 着剤を化粧シート17に塗布する。ついで、ラミネート加工すべき基材7の凸凹 のある表面に接着剤を塗布した側を向け化粧シート17をかぶせて弾性ローラー 2と硬性ローラー3間に挿入すると、図5に示したように、弾性ローラー2は弾 性変形して基材7の表面の凸凹に合わせて変形し、化粧シート17と基材7との 間に空気溜まりを形成させることなく、化粧シート17を基材7の表面の凸凹に 押し付ける。そこで、化粧シート17は塗布された接着剤にて 基材7に接着さ れる。
【0016】 そして、基材7が端面ローラー28側へ移動すると、端面ローラー28が化粧 シート17の長手方向両側端部に当接してそれを基材7の両側端面に押し付け、 押し付けられた化粧シート17の両側端部は基材7の両側端面に密接して接着さ れる。
【0017】 かくして、弾性ローラー2を変形性の高い所定硬度であって、かつ、加熱して 変形を容易にした特殊ゴムなどの弾性体で形成したため、基材7の複雑な表面の 形状に沿って変形することができるから、基材7の表面がどのような形状であっ ても一つの弾性ローラー2と硬性ローラー3で簡便迅速かつ容易にラミネート加 工をすることができる。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したこの考案によれば、所定硬度で加熱された弾性ローラーが基材の 凸凹表面に沿い変形して密接できるように構成したから、複雑な形状にも容易に 対応でき、連続生産が可能であり、しかも、多数のローラーを必要としないばか りか、それらの位置や高低の調整を一切する必要がなくて便利であり、作業能率 が向上してコストに与える影響を削減できる。さらに、一つの弾性ローラーで基 材の表面に圧接するから、気泡がローラーの回転方向へ追い出され、したがって 、加工不良が生じ難い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す断面側面図。
【図2】端面ローラーの支持構成を示す説明図。
【図3】端面ローラーの例を示す説明図。
【図4】端面ローラーの他の例を示す説明図。
【図5】この考案の作用を示す断面正面図。
【符号の説明】
1…基台、2…弾性ローラー、3…硬性ローラー、7…
基材、8…駆動機、17…化粧シート、28…端面ロー
ラー

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台に所定硬度の弾性ローラーと硬性ロ
    ーラーとを互いに摺接させて回転可能に軸支するととも
    に、前記弾性ローラーを加熱するヒーターを設け、か
    つ、前記硬性ローラーの送り出し側に基材の両側部端面
    に摺接して回転する端面ローラーを設けてなることを特
    徴とする曲面ラミネート加工機。
  2. 【請求項2】 弾性ローラーが硬度12のゴムからなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の曲面ラミネート加工
    機。
  3. 【請求項3】 硬性ローラーが金属又は金属表面にゴム
    膜を巻着してなることを特徴とする請求項1に記載の曲
    面ラミネート加工機。
JP654592U 1992-02-19 1992-02-19 曲面ラミネート加工機 Pending JPH0565525U (ja)

Priority Applications (1)

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JP654592U JPH0565525U (ja) 1992-02-19 1992-02-19 曲面ラミネート加工機

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JP654592U JPH0565525U (ja) 1992-02-19 1992-02-19 曲面ラミネート加工機

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Publication Number Publication Date
JPH0565525U true JPH0565525U (ja) 1993-08-31

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ID=11641310

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JP654592U Pending JPH0565525U (ja) 1992-02-19 1992-02-19 曲面ラミネート加工機

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Cited By (2)

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JP2009040015A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Ricoh Co Ltd 画像シート形成方法、画像シート形成装置および画像形成装置
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