JPH0565349A - 感圧接着ラベル用片面艶消しポリオレフインベースフイルム - Google Patents

感圧接着ラベル用片面艶消しポリオレフインベースフイルム

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JPH0565349A
JPH0565349A JP3304091A JP3304091A JPH0565349A JP H0565349 A JPH0565349 A JP H0565349A JP 3304091 A JP3304091 A JP 3304091A JP 3304091 A JP3304091 A JP 3304091A JP H0565349 A JPH0565349 A JP H0565349A
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Tung Yao Weng
ヤオ ウエング タング
Carl Douglas Ray
ダグラス レイ カール
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
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    • C08J5/18Manufacture of films or sheets
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2323/00Characterised by the use of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Derivatives of such polymers
    • C08J2323/02Characterised by the use of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Derivatives of such polymers not modified by chemical after treatment

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、感圧接着ラベルに応用する片面艶
消しエンボスフイルムを提供するものである。 【構成】 該フイルムは、第1成分としてポリオレフィ
ンベースのポリマー、第2成分としてフイルムの硬さと
ダイカット性を改良する、ポリオレフィンと非相溶性の
少なくとも1種の材料、及び第3成分としてフイルムの
可撓性と圧搾性を改良する成分から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は熱可塑性フイルムに関するもので
あり、特に感圧ラベル応用に有効な、片面艶消しエンボ
スポリオレフィンベースフイルムに関するものである。
片面艶消しエンボスポリオレフィンベースフイルムは、
可撓性、半可撓性、又は硬質の包装及び容器物品に応用
可能な表面(face stock)ラベル材料として
特に有効である。本発明のフイルムから製造される感圧
接着剤コーテッド表面ラベルは、円形及び円柱状容器及
び物品上でも撓み易く、適応性があり、圧搾性がある。
【0002】
【本発明の背景】感圧ラベルの使用は包装業界で増加し
ている。感圧ラベルは特有の強度や寸法を変えて製造さ
れ、包装産業の特殊な要求に合わせている。例えば、包
装産業は、金属やガラスのような硬質材料を容器に用い
るばかりでなく、ポリビニルクロライド(PVC)、ポ
リエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエ
チレンテレフタレート(PET)や同等物などのプラス
チックのような半可撓性又は可撓性材料を現在では用い
ている。
【0003】殊に半可撓性又は可撓性容器を使用した場
合、容器へのラベルの十分な接着という新たな問題を包
装産業に提起している。包装産業は、使用する特殊タイ
プの包装材料のニーズに応えるために、多種のラベル材
料を貯えねばならない。
【0004】感圧ラベルは、剥離ライナー、感圧接着剤
及び表面材料(又は実質的ラベル)の3成分から基本的
に構成される。剥離ライナーの機能は、接着剤を保護
し、ダイカットベースとして働き、表面材料の改造工程
を成し遂げるものである。表面材料は基本的に支持体
(又は実質的ラベル)として役立つ。1面は指定された
装飾、デザイン又はメッセージで印刷され、反対面は選
定された感圧接着剤形でコートされる。
【0005】感圧ラベルはその製造及び使用時に種々の
改造工程又は処置を受ける。その主要な工程は、(1)
表面材料を感圧接着剤でコーティングする、(2)表面
材料と接着剤の系に剥離ライナーをラミネートする、
(3)表面側に印刷する、(4)ラベル自動供給と呼ぶ
ように、表面材料をダイカットし、剥離ライナーから除
き、(5)最終応用物品の表面上に表面材料を応用する
こと包含する。
【0006】ラベルを種々の用途に用いるために、表面
材料が十分に硬くて改造工程中、特にラベル自動供給と
応用ステップの際に正確に取扱えることが重要である。
硬さ不足は、表面材料がライナーから外れて自動供給に
失敗し、又は物品の表面にラベルの応用ミスの結果にな
る可能性がある。
【0007】表面材料の硬さは、引張りや曲げに対する
抵抗として通常定義される。材料の硬さは、変形のモー
ドが引張りの場合には弾性又は引張りモジュラスによ
り、変形のモードが曲げの場合には曲げモジュラスによ
って表わされる。フイルムの場合、硬さはフイルムの厚
みとフイルム材料の固有の硬さの関数である。フイルム
の硬さに影響を与える他の因子には、製造方法(ブロ
ー,キャスト,又は配向を誘起する製造手段)とフイル
ムの操作条件がある。
【0008】さらに、表面材料がロータリーダイで容易
にカット可能であることが用途によっては重要である。
この要求は自動化の発展に由来するもので処理スピード
を増大する。材料のダイカット性の難易は、引張り強
度、引裂抵抗と破断時の伸度の組合せによって決まる。
一般に、ストレス−ストレイン曲線下の面積がダイカッ
ト性の良い指標として使われている。小面積は材料の破
壊又はカットに必要なエネルギーがない。ストレス−ス
トレイン曲線下の大面積は、強い材料であって、カット
が困難である。
【0009】現今使用されている感圧接着剤の多くは、
紙製の表面材料を有する。使用されているその他の表面
材料は、カレンダーを施した可塑化ポリ塩化ビニル(P
VC)及び、程度は少いが、2軸配向ポリエチレンテレ
フタレート(PET)、ポリスチレン(PS)、ポリプ
ロピレン(PP)、低密度ポリエチレン(LDPE)と
中密度ポリエチレン(MDPE)を包含する。
【0010】しかし、この表面材料の夫々の使用には大
きな欠点がある。紙の表面材料は大抵の包装とラベル用
途で必要な耐久性がない。紙の表面材料は湿気損傷に対
する抵抗性がなく、その結果紙ラベルの損傷抵抗性の退
歩がしばしば生ずる。さらに、トンネルがしばしば発生
する。
【0011】トンネリングは、容器又は物品が曲げられ
たときに、接着剤が表面材料から層剥離し、ラベル貼付
した容器又は物品に選択的接着する現象である。ラベル
はしわ又はトンネル状の条がつき、仕上った物品では不
愉快な欠点と判断される。さらに、紙の表面材料の使用
は高価であり、仕上げられた容器又は物品は貼付された
ラベルがあるためリサイクルできない。
【0012】カレンダーがけの可塑化PVCは、最も広
く使用される表面材料であるが、その使用になお欠点が
ある。PVCフイルムラベル中の可塑剤がフイルムの表
面に移行することによって失われ、PVCフイルムラベ
ルの性質に有害な影響が生ずる。PVCラベルが高価で
あることに加え、PVCラベルは光に暴露される時間が
長いと着色が増したり黄色になる。さらに、PVCラベ
ルは熱いものが入った容器や物品に用いたとき収縮が大
きく、またPVCラベルを貼付した容器や物品はリサイ
クル性に乏しい。
【0013】PET製の表面材料は非常に高価であり、
従って多くの用途に不適当である。またPET表面材料
はダイカットが難かしく、追加のコストが関係するばか
りか、製造や工程の問題も提起される。
【0014】PS製の表面材料はトンネリングやしわの
問題があり、クレージング/曲げ−クラッキングの問題
もある。クレージング/曲げ−クラッキングは、PS材
料内に小さなクラックが形成された部位を曲げることに
より発生する。
【0015】PPとPEの如きポリオレフィン表面材料
を用いる場合の主な欠点は、PPとPEフイルムのダイ
カット性が劣る点と硬さ不足に原因して有効性が制約さ
れることである。LDPE又はMDPEから全てなる変
形性ラベルは米国特許第4587158号に開示され、
さらに高密度ポリエチレン(HDPE)の使用は、容器
を曲げた際に接着表面からラベルが剥離する故に、変形
性ラベルに向いていないと記載されている。
【0016】硬さ、ダイカット性、可撓性を改善する目
的でポリオレフィンに添加成分を組合せることによっ
て、改良された性能を有する感圧ラベルが低コストで製
造できることをここに発見した。
【0017】それ故、感圧ラベルが片面艶消しポリオレ
フィンベースフイルムを用いることによって製造され得
ることを示すのが本発明の重要な目的である。本発明の
他の目的と利益は、以下の記載を考慮すれば容易に明白
となる。
【0018】本発明の開示 本発明により、表面材料として感圧ラベルに応用に有効
な片面艶消しポリオレフィンベースフイルムが提供され
る。本発明のフイルムは湿気に対し固有の抵抗力を有
し、それ故良好な損傷抵抗性を保有する。ポリオレフィ
ンベースフイルム材料はしわやトンネルの傾向がなく、
コスト競争力もある。
【0019】ポリオレフィンベースフイルム材料は、他
の表面材料と比較すれば、種々のリサイクル性熱可塑性
容器又は物品と両立する。ポリオレフィンベースフイル
ム材料は黄色にならず、PVC材料に通常関連する着色
増加の問題もない。さらに、ポリオレフィンベースフイ
ルム材料の収縮は、適切な混合とフイルムの製造条件に
より解消される。
【0020】ポリオレフィンに比べて多くのプラスチッ
クは曲げ−クラッキングにより敏感であることがよく証
明されている。本発明のポリオレフィンベースフイルム
材料はクレージング/曲げ−クラッキングの問題がな
い。さらに、ポリオレフィンベースフイルム材料の硬さ
とダイカット性能は、多くの現在利用される表面材料以
上に十分に改良される。
【0021】本発明のポリオレフィンベースフイルム材
料は、ポリオレフィンポリマーより成る第1成分、フイ
ルムの硬さとダイカット特性を増大する少なくとも1種
の第2成分と、フイルムの可撓性又は圧搾性を改善する
少なくとも1種の第3成分から成っている。
【0022】第2成分は高分子系、無機充填材料又は両
者の組合せである。第3成分は熱可塑性弾性材料又は加
硫熱硬化ゴム材料である。第2成分はポリオレフィンポ
リマーと非相溶性であって、それ故第2成分とポリオレ
フィンポリマーを混合したとき、その結果得られるフイ
ルムは引張力に出合ったとき容易に破断する。
【0023】好適な実施例では、本発明のポリオレフィ
ンベースフイルムは1面が艶消し仕上げであり、他面が
平滑仕上げである。さらに、ポリオレフィンベースフイ
ルムは白色又はクリヤーであり、ラベルエンドユーザー
は白色艶消し又は光沢またはクリヤー艶消し又は光沢の
ラベルの選択ができる。これらの又は他の本発明の利点
は以下の記載と請求項から明白になる。
【0024】本発明を実施する最良の態様 本発明は、1面が艶消しエンボス仕上げと他面が平滑仕
上げであるポリオレフィンベースフイルムに関するもの
である。ポリオレフィンベースフイルムの厚みは約1〜
5ミルである。約2.5〜3.5ミルの厚みをもつフイ
ルムで優れた結果が達成可能である。
【0025】ポリオレフィンベースフイルムは少なくと
も1種のポリオレフィンポリマーの第1成分を含む。第
1成分は、ポリオレフィンベースフイルムの重量ベース
で、約55〜90重量%から成り、幾つかの例では約7
0〜80重量%から成ることが企図されている。
【0026】適切なポリオレフィンポリマーは、密度が
少なくとも約0.90〜0.965g/ccのポリプロ
ピレン(PP)又はポリエチレン(PE)を含み、例え
ば25℃で測定して約0.93〜0.94g/ccの密
度を通常有する中密度ポリエチレン(MDPE)、又は
好適には約0.94〜0.965g/ccの密度を有す
る高密度ポリエチレン(HDPE)がある。
【0027】ポリオレフィンベースフイルムの密度は、
通常ポリオレフィン自体の密度より高い。本発明のフイ
ルムは約0.95〜1.2g/ccの密度を有する。H
DPEを含むフイルムを用い、優れた結果を得ている
が、フイルムの密度は約0.98〜1.1g/ccであ
った。
【0028】少なくとも1種の第2成分をポリオレフィ
ンポリマーと混合して本発明のフイルムを作る。第2成
分は硬さをポリオレフィンベースフイルムに与え、ポリ
オレフィンベースフイルムの低伸長度を与える。第2成
分はポリオレフィンポリマーと非相溶性の種々の材料か
ら選択でき、例えばポリスチレンまたはポリメチルメタ
クリレートの如き高分子材料、又は雲母、炭酸カルシウ
ム、通常粘土として知られるカオリンの如き無機充填材
料がある。第2成分の平均粒子径は約2〜44ミクロン
である。1例では、第2成分はフイルムの重量をベース
にして約5〜25重量%用いられ、他の例では約5〜1
5重量%用いる。
【0029】少なくとも1種の第3成分を本発明のポリ
オレフィンベースフイルムと混合する。第3成分はポリ
オレフィンベースフイルムに可撓性と圧搾性を与える。
第3成分は種々の弾性材料から選択でき、熱可塑性弾性
材料、又は加硫した熱硬化性ゴム材料がある。適切な熱
可塑性弾性材料はスチレンベース材料のポリマーとコポ
リマーを包含し、例えばクラトン(商標)配合物があ
り、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレン、スチレ
ン−ブタジエン−スチレン、スチレン−イソプレン−ス
チレンのブロックコポリマーを含み、これらはシェル社
が上市している。
【0030】他の適切な第3成分材料は、コポリエステ
ルベース材料を包含し、例えばハイトレル(商標)配合
物があり、ポリブチレンテレフタレートとポリエーテル
グリコールのブロックコポリマーとしてデュポン社が上
市している。さらに他の適切な第3成分材料はオレフィ
ンベース材料を包含し、例えばサントプレン(商標)配
合物であり、エチレン−プロピレン−ジエンモノマーゴ
ムとポリプロピレンのブレンドとしてモンサント社が上
市している。さらに他の第3成分材料はポリウレタンベ
ース材料を包含し、例えばペレサン(商標)はポリテト
ラメチレングリコールエーテル又はポリエステルポリア
ジペートのポリマーがあり、ダウ社が上市している。さ
らに他の第3成分は溶融加工性ゴムであり、例えば部分
ハロゲン化ポリオレフィンアロイ材料のアルクリン(商
標)はデュポン社が上市している。
【0031】さらに、種々の加硫した熱硬化ゴム材料又
は天然ゴム材料がポリオレフィンベースフイルムの代替
第3成分とし有用である。例えば、第3成分は微粒子状
でポリオレフィンベースフイルム全体に分散する加硫ゴ
ム材料を包含する。1つの例では、第3成分はポリオレ
フィンベースフイルムの約2〜20重量%の量、他の例
では約5〜15重量%の量で使用される。
【0032】本発明のポリオレフィンベースフイルムは
必要な硬さ、可撓性をもち、少なくとも1種の第2成分
と少なくとも1種の第3成分との組合せで容易にダイカ
ット可能となる。ポリオレフィンベースフイルムは顔料
を含有してフイルムを着色することができる。顔料の1
例として酸化チタンの如き白色化剤がある。
【0033】ポリオレフィンベースフイルムは慣用の加
工法を用いて感圧ラベルに加工し、慣用の、商業上応用
可能な、業界公知の感圧接着剤を施される。ポリオレフ
ィンベースフイルムを業界公知のコロナ処理を行い、フ
イルム表面を印刷インキ受容性とし、さらに感圧接着剤
受容性とする。
【0034】本発明のフイルムは慣用のキャスティング
又はブローフイルム法を用いて製造され、この方法はフ
イルムの片面に艶消し仕上げをもつフイルムを製造する
慣用法を含む。片面艶消しエンボスフイルム製造のこの
ような方法は、研磨クロムロールとゴムロールの間で溶
融したポリオレフィンベースポリマーを圧縮することを
含んでいる。ポリオレフィンベースフイルムは1つの表
面が鈍い艶消し構造を有し、他の表面は光沢の平滑構造
を有する。片面艶消し構造は、印刷ラベル上のインキを
保護して、耐摩擦性と耐ピックオフ性を付与する。フイ
ルムの艶消し構造は、小さな凹みをもった貯蔵場所を有
し、ラベル印刷工程ではインキで充たされる。凹みをも
つ貯蔵場所のインキは傷付と摩擦から保護されている。
【0035】艶消し構造は、また摩擦係数を減少させる
ことによりフイルムの巻き上げ工程を容易にする。減少
した摩擦係数は、ラベルを最終用途の容器又は物品の表
面上に応用する時に、フイルムのスムーズな走行を容易
にする。
【0036】本発明の片面艶消しフイルムは、光沢ある
平滑な側に鏡面に近い仕上げの面を有する。本発明のポ
リオレフィンベースフイルムの平滑面は約0.25〜1
0Raの平滑度を有するよう企図される。これに関連し
て、Raは特殊な仕上げ表面のセンターラインに対して
微少頂点の高さをプロファイロメーターで測定した値の
算術平均として表わされる。測定値は通常10-6マイク
ロインチで表現される。
【0037】本発明の片面艶消しポリオレフィンベース
フイルムの艶消し仕上げ面か平滑仕上面に印刷が施され
る。ポリオレフィンベースフイルムの平滑面は、本発明
のフイルムでは通常のラベル製造工程で要求されるもの
に比べて、より薄い接着剤層を形成することが可能であ
る。フイルムの平滑面はその面上に垂直方向に頂点や谷
が無い。薄い接着剤層は厚い接着剤層と同じように作ら
れる故に、ラベル製造コストが減少する。
【0038】鏡面に近い仕上げでは、ラベル業者は、印
刷ラベルに高輝度と光沢を必要とする用途のラベルに用
いるフイルムの平滑面に印刷を施す。このように、片面
艶消しポリオレフィンフイルムはラベル業者に大きな便
宜を供給する。さらに、ラベル業者は1種のタイプのフ
イルムを貯蔵すればよく、従ってフイルムの在庫と勤務
及び製造の複雑さを減少する。
【0039】本発明の片面艶消しポリオレフィンベース
フイルムは、クリヤーに或は着色剤又は白色化材料を添
加することにより白色に作ることができる。従って、光
沢又は艶消表面をもちクリヤー又は白色に利用できる故
に、ポリオレフィンベースフイルムはラベル最終ユーザ
ーに大きな便宜を提供する。
【0040】工業的利用 本発明は以下の実施例でさらに説明を行うが、部数と%
は明細書と請求項同様、特に記載ない限り、重量によ
る。以下の実施例は本発明の効果と観点を説明し、さら
にラベル応用での片面艶消しポリオレフィンベースフイ
ルムの用途を説明する。
【0041】片面艶消し押出しキャストフイルムの製造
法は以下の如くである(重量%): オクシデンタルケミカル社のHDPE 72% KMGミネラルズ社の微粉雲母 11% シェル社クラトンGなる熱可塑性エラストマー 9% TiO2 (白) 8% 片面艶消しポリオレフィンベースフイルムの物性値は下
記の通りであり、MDはマシン方向、TDは横軸方向を
表す: " 重量に対する厚さ”規格(ミル) :3.35 抗張力 (psi) MD:2585 TD:2540 伸 び (%) MD:620 TD:622 セカント(Secant)モジュラス(psi) MD:77020 1%伸びに於ける TD:73130 引裂強度 (g/ミル) MD:33 TD:37 密 度 (g/cc) :1.077
【0042】フイルムのダイカット性能は、予定の温度
で予定の時間、予定の応力率でフイルムを伸張して、ス
トレス−ストレイン曲線下の面積をコンピューターで計
算することにより測定する。業界では、ダイカット値は
相対値であり、約0.5の値が望まれている。上に試験
したフイルムのダイカット値は0.5であった。
【0043】上記のフイルムをコロナ処理し(光沢面又
は艶消し面)、約0.9〜1.0ミルに感圧接着剤をコ
ーティングしてラベルを作った。その後に、室温で24
時間ラベルをエージングした。ラベルを圧搾性ボトルに
応用し24時間エージングした。その後、ラベルを圧搾
性試験にかけるため、8時間に亘り10回/時間の割合
でボトルを圧搾し(ボトルの両側が互に接触するよ
う)、クレージング、クラッキングとトンネリングを検
査した。このフイルムは80回の圧搾でも何ら損傷がな
かった。
【0044】当業者にとっては、本発明の概念から離れ
ることなくここに記載した片面艶消しポリオレフィンベ
ースフイルムを変更、変性又は代替実施することが可能
である。従って前記した内容に関係するフイルムと方法
は単なる例示であって、請求項に定義した本発明の観点
を限定するものでないことは明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C08L 23:00

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面艶消しエンボスポリオレフィンベー
    スフイルムであって、 密度が約0.90〜0.965g/ccである、少なく
    とも1種のポリオレフィンポリマー材料から成る第1成
    分;ポリオレフィンベースフイルムの硬さとダイカット
    性を改良する、ポリオレフィンポリマーと非相溶性の少
    なくとも1種の材料から成る第2成分;とポリオレフィ
    ンベースフイルムの可撓性と圧搾性を改良する、少なく
    とも1種の弾性材料から成る第3成分;から構成され、
    ポリオレフィンベースフイルムが平滑面と艶消しエンボ
    ス面をもち、平滑面が約0.25〜10Raの平滑度で
    あることを特徴とする前記ポリオレフィンベースフイル
    ム。
  2. 【請求項2】 第1成分が、ポリエチレンとポリプロピ
    レンより成る群から選ばれたポリオレフィンポリマーか
    ら成る請求項1記載のフイルム。
  3. 【請求項3】 ポリエチレンが、約0.93〜0.94
    g/ccの密度をもつ中密度ポリエチレンである請求項
    2記載のフイルム。
  4. 【請求項4】 ポリエチレンが、約0.94〜0.96
    5g/ccの密度をもつ高密度ポリエチレンである請求
    項2記載のフイルム。
  5. 【請求項5】 第2成分が、雲母、炭酸カルシウム、又
    は粘土を含む充填材料から成る請求項1記載のフイル
    ム。
  6. 【請求項6】 第2成分が、ホリスチレン又はポリメチ
    ルメタクリレートを含む高分子材料から成る請求項1記
    載のフイルム。
  7. 【請求項7】 第2成分が、充填材料と高分子材料から
    成る請求項1記載のフイルム。
  8. 【請求項8】 第3成分が、熱可塑性弾性材料から成る
    請求項1記載のフイルム。
  9. 【請求項9】 熱可塑性弾性材料が、スチレンベースの
    熱可塑性弾性材料のポリマー又はコポリマーから成る請
    求項8記載のフイルム。
  10. 【請求項10】 熱可塑性弾性材料が、ポリエステルベ
    ースの熱可塑性弾性材料のコポリマーから成る請求項8
    記載のフイルム。
  11. 【請求項11】 熱可塑性弾性材料が、オレフィンベー
    スの熱可塑性弾性材料のポリマーから成る請求項8記載
    のフイルム。
  12. 【請求項12】 熱可塑性弾性材料が、ポリウレタンベ
    ースの熱可塑性弾性材料のポリマーから成る請求項8記
    載のフイルム。
  13. 【請求項13】 第3成分が、加硫した熱硬化性ゴム材
    料から成る請求項1記載のフイルム。
  14. 【請求項14】 第3成分が、溶融加工性ゴム材料から
    成る請求項1記載のフイルム。
  15. 【請求項15】 第1成分が、フイルムの重量ベース
    で、約55〜90重量%である請求項1記載のフイル
    ム。
  16. 【請求項16】 第1成分が、フイルムの重量ベース
    で、約70〜80重量%である請求項1記載のフイル
    ム。
  17. 【請求項17】 第2成分が、フイルムの重量ベース
    で、約5〜25重量%である請求項1記載のフイルム。
  18. 【請求項18】 第2成分が、フイルムの重量ベース
    で、約5〜15重量%である請求項1記載のフイルム。
  19. 【請求項19】 第3成分が、フイルムの重量ベース
    で、約2〜20重量%である請求項1記載のフイルム。
  20. 【請求項20】 第3成分が、フイルムの重量ベース
    で、約5〜15重量%である請求項1記載のフイルム。
  21. 【請求項21】 第1成分が、約0.94〜0.965
    g/ccの密度をもつ高密度ポリエチレンから本質的に
    成り、第2成分が雲母充填材料から本質的に成り、第3
    成分がスチレンベースの熱可塑性弾性材料から本質的に
    成る請求項1記載のフイルム。
  22. 【請求項22】 フイルムの厚みが約1.0〜5.0ミ
    ルの範囲である請求項1記載のフイルム。
  23. 【請求項23】 フイルムの厚みが約2.5〜3.5ミ
    ルの範囲である請求項1記載のフイルム。
  24. 【請求項24】 硬質、半硬質及び可撓性容器又は物品
    上に用いる可撓性で変形可能な感圧ラベルであって、本
    質的に請求項1記載の片面艶消しエンボスポリオレフィ
    ンベースフイルムより成る表面材料、感圧接着剤及び剥
    離ライナー材料から成ることを特徴とする前記感圧ラベ
    ル。
  25. 【請求項25】 感圧接着剤が、ポリオレフィンベース
    フイルムの艶消しエンボス面又は平滑面のいずれかに応
    用される請求項24記載のラベル。
  26. 【請求項26】 片面艶消しエンボスポリオレフィンベ
    ースフイルムが、容器又は物品に対して改良された接着
    特性を与え、加工又は使用条件から容器又は物品の撓み
    又は変形に基因するしわ又は割れの損害を無くする請求
    項24記載のラベル。
  27. 【請求項27】 ポリオレフィンベースフイルムと感圧
    接着剤が円形又は円柱状容器又は物品に応用される請求
    項24記載のラベル。
JP3304091A 1990-03-26 1991-02-27 感圧接着ラベル用片面艶消しポリオレフインベースフイルム Pending JPH0565349A (ja)

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