JPH0565326B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0565326B2
JPH0565326B2 JP1043117A JP4311789A JPH0565326B2 JP H0565326 B2 JPH0565326 B2 JP H0565326B2 JP 1043117 A JP1043117 A JP 1043117A JP 4311789 A JP4311789 A JP 4311789A JP H0565326 B2 JPH0565326 B2 JP H0565326B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
core
foam
molding
molds
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1043117A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02223410A (ja
Inventor
Toshio Iwazawa
Kazuaki Okuno
Junji Sakata
Sadahiro Katsumata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP1043117A priority Critical patent/JPH02223410A/ja
Publication of JPH02223410A publication Critical patent/JPH02223410A/ja
Publication of JPH0565326B2 publication Critical patent/JPH0565326B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、車両用シートのシートバツクおよ
びシートクツシヨンの成形に用いて好適な発泡成
形型に関するものであり、たとえばシートバツク
の成形に適用されて、それの後面側部分の見映え
の向上をもたらすとともに、シートバツクの表面
側部分の後面側部分とを、異種材料にて構成可能
ならしめるのである。
(従来の技術) 従来のこの種の発泡成形型としては、たとえ
ば、出願人が先に、特開昭60−240414号公報にて
開示したもがある。
これは、固定型と、この固定型に対して回動運
動を行い、その固定型との協働下でキヤビテイを
形成する可動型とを具える発泡金型において、可
動型の中央部分に位置する裏面成形部材の周囲
に、発泡体のフランジを形成する中子部材を設
け、この中子部材の少なくとも一部を上下方向に
回動可能ならしめたものである。
この成形型では、固定型に発泡材料を注入した
状態で、可動型のその固定型に対して回動させて
型閉めを行つて、発泡材料を成形することによ
り、後面側部分に内向きにフランジを有する発泡
製品を製造することできる。
(発明が解決しようとする課題) ところが、かかる従来技術にあつては、固定型
内へ注入した発泡材料を、中子部材の裏面側まで
流動させて成形を行つていることから、その中子
部材の作用によつて形成される内向きフランジ部
分、いいかえれば後面側部分に、材料の流動距離
が長いことに起因する流動跡が発生して、発泡製
品の見映えが低下するという問題があつた他、発
泡製品の前面側部分および後面側部分のそれぞれ
を、特性の異なる異種材料にて構成することが実
質的に不可能であるという問題があつた。
この発明は、従来技術のかかる問題を有利に解
決するものであり、発泡製品の後面側部分の見映
えを充分に向上させるとともに、発泡製品の前面
側部分と後面側部分とを異種の材料にて構成する
ことを可能ならしめる発泡成形型を提供するもの
である。
(課題を解決するための手段) この発明は、発泡製品の前面側部分を成形する
前面型と、それの後面側部分を成形する背面型
と、これらの両型間に介装される中子とを具える
発泡成形型において、前面型と背面型とを、それ
らの一端部で、枢軸によつて相互連結するととも
に、それらの型の、いずれか一方の他端部に、中
子の一端部を枢支したものである。
(作用) この発泡成形型では、前面型および背面型のそ
れぞれの成形面上に、同種もしくは異種の発泡材
料を、同時にまたは所要の順序にて注入もしくは
スプレーするとともに、それらの型のいずれか一
方の成形面上に、所要のタイミングで中子を倒伏
させた後、両型の型閉め状態をもたらし、しかる
後、所要の型姿勢にて発泡材料の加熱成形を行う
ことにより、または、いずれか一方の型に発泡材
料を注入もしくはスプレーして、その型の成形面
を中子で被い、次いで、この中子上に、上述の発
泡材料と同種もしくは異種の発泡材料を注入もし
くはスプレーし、さらに、両型の所要姿勢での型
閉めを行い、その後、発泡材料を、成形型の適宜
姿勢で加熱成形することにより、所期した通りの
発泡製品を製造することができ、この成形型によ
れば、発泡製品の前面側部分を構成する発泡材料
および後面側部分を構成する発泡材料を、それぞ
れの型内もしくは、一方の型内と中子上とへ別個
に注入もしくはスプレーすることができるので、
発泡製品の前面側部分と、後面側部分とを、特性
の異なる異種材料にて構成することを可能ならし
めてなお、発泡製品の各部分の成形のための材料
の流動長さを充分小ならしめて、製品、とくには
その後面側部分の見映えを著しく高めることがで
きる。
(実施例) 以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図はこの発明の一実施例を示す斜視図であ
る。
この発泡成形型は、第2図に斜視図で示すよう
な、自動車のシートバツクを成形するためのもの
であり、ここにおけるこのシートバツクは、それ
の前面側部分に位置して背当り部分を構成する、
比較的軟質のメインパツドMと、後面側部分に位
置して、メインパツドMの裏面側へのシートバツ
クフレームの差込スペースを区画する、比較的硬
質のセフテイパツドSとからなる。
これがため、図示例の発泡成形型は、メインパ
ツドMを成形する前面型1と、セフテイパツドS
の外面輪郭を形成する背面型2とを具えるととも
に、セフテイパツドSの、内向きのフランジ部分
Sfを形成するための中子3を具える。
そこで、図に示すところでは、支持フレーム4
に面た枢軸5によつて、前面型1および背面型2
の、シートバツクの上端部分の成形に寄与する各
一端部を相互連結するとともに、背面型2の他端
部に、中子3から突設した二本の湾曲アーム6を
介してその中子3を所定の姿勢で枢支する。
中子3のこの枢支は、背面型2の他端部に水平
に貫通する回動軸に、その背面型2に設けた穴7
を経てアーム6の先端を固定することにて行うこ
とができ、その中子3の、背面型2に対する回動
運動は、前述した回動軸の一端部に固定したハン
ドル8を回すことによつて行うことができる。
ここで、中子3を所要の回動姿勢に確実に維持
するためには、第1図bに斜視図で示すように、
回動軸の他端部に、引張りばね9とクランクアー
ム10とからなるクリツク機構11を設け、中子
3の、図示のような起立姿勢では、それが背面型
2から離隔する方向へ、そしてそれの倒伏姿勢で
は、それが背面型2により密着する方向へ、引張
りばね9によつて、それぞればね附勢することが
好ましい。
ところで、このようにして背面型2に枢支した
中子3は、第3図に示すような倒伏状態では、そ
の成形面に隣接して位置するシール面にて、背面
型2に設けた穴7の縁部に密着するので、発泡成
形に際し、発泡材料がその穴7から漏出するおそ
れは全くない。
なお、図中12は、前面型1に設けられ、図示
姿勢での昇降運動に基づき、背面型2に掛通常可
能なフツクあを、13は、図外のレールその他に
接触してフツク12の、上述した昇降運動をもた
らロールをそれぞれ示す。
また、第4図は、成形型の他の実施例を示す斜
視図であり、これは背面型2に穴7を設けること
なく、中子3の両側端部分から、図では下方へ直
線状に突出させた二本のアーム14の先端を、背
面型2に設けた切欠部を経て、その背面型2に水
平に貫通する回動軸に固定したものであり、この
成形型においてもまた、中子3を、前述したと同
様にして起立および倒伏作動させることができ
る。
なお上述したそれぞれの成形型において、中子
3を、前面型1の他端部に枢支することもでき、
また、前面型1もしくは背面型2の、いずれか一
方の側端部に枢支することも可能である。
以上に述べたようなそれぞれの成形型によるシ
ードバツクの発泡成形は、第1図に示す成形型を
例にとつて説明すると、たとえば、それぞれの型
1,2を、第1図に示すような開放姿勢とすると
ともに、中子3をもまた図示のような起立姿勢と
した状態で、それぞれの型1,2の成形面上へ、
同種もしくは異種の発泡材料を、同時にまたは所
要の順序で注入もしくはスプレーし、また、中子
3を所要のタイミングで、背面型上へ、第3図に
示すように倒伏させ、次いで、少なくとも一方の
型の枢軸5の周りでの回動運動に基づき、両型
1,2を型閉めし、しかる後、成形型を所要の姿
勢、第5図に示すところでは、水平面からθ°傾け
た傾斜姿勢に維持したまま、その成形型を加熱炉
に通過させて、発泡材料を加熱成形することによ
つて行うことができ、このようにして所要のシー
トバツクを成形した後は、成形型の冷却および型
開きを順次に行い、そして、中子上に残留するそ
のシートバツクを、通常は、中子3を起立姿勢と
した状態でそこから取外す。
このことによれば、所期した形状および寸法を
有するシートバツクが成形されることはもちろ
ん、そのメインパツドMを比較的軟質の材料で、
また、セフテイパツドSを比較的硬質の材料でそ
れぞれ構成することにより、シートバツクを織布
その他のいわゆる表皮材にて覆つた後における、
とくにはシートバツク後面側部分の見映えを有利
に向上させることができる。またここでは、メイ
ンパツドMの構成材料およびセフテイパツドSの
構成材料を、それぞれの型1,2に別個にかつ直
接に注入もしくはスプレーすることにより、発泡
材料の流動距離を、シートバツクのいずれの部分
においても十分に短くすることができるので、各
部の成形表面を極めて平滑ならしめて、流動距離
が長くなることその他に起因する、シートバツク
の見映えの低下をほぼ完全に防止することができ
る。
ところで、この成形型は、上述したようにして
一つの成形を終了した後に、前面型1および背面
型2を、第1図に示すように水平に型開きし、そ
して中子3を起立させることにより、その中子3
および型1,2に冷風を直接的に吹き付けること
ができるので、それらのそれぞれの温度を細かく
調整することが可能になる他、それらの、所要温
度への冷却時間を短縮して作業能率を高めること
ができる。
そしてまた、第1図および第4図に示す成形型
によれば、上述した発泡成形の他に、背面型2の
成形面上へ発泡材料を供給して、その背面型上へ
中子3を倒伏させた後に、その中子上へも発泡材
料を供給して両型1,2の型閉めを行い、そし
て、成形型を所要の姿勢に維持して発泡材料を加
熱成形することによつて、シートバツクを発泡成
形することもでき、このことによつてもまた、上
述の場合と同様の作用効果をもたらすことができ
る。
以上この発明を図示例に基づいて説明したが、
それぞれの型の成形面を所要に応じて変更するこ
とにより、シートバツク以外の各種の発泡製品を
製造し得ることは勿論であり、また、この発明の
成形型は、発泡製品の全体を、同一種類の発泡材
料によつて構成する場合にも適用し得ることが勿
論である。
(発明の効果) かくして、この発明によれば、成形型内へ、発
泡製品の前面側部分を構成するための発泡材料お
よび後面側部分を構成するための発泡部材をそれ
ぞれ別個にかつ直接に供給することにより、発泡
材料の流動距離を十分小ならしめかつその表面を
気泡のない滑らかな表面として、発泡製品、とく
にはその後面側部分の見映えを著しく高めること
ができ、しかも、それぞれの発泡材料を異なつた
種類のものとすることによつて、発泡製品の、前
面側部分と後面側部分との物理特性を所要に応じ
て変化させることができる。
またこの発明の成形型は、前面側部分および後
面側部分を完全に拡開するとともに、中子を起立
させることにより、型および中子の温度制御を容
易ならしめることができるとともに、それらの所
要温度への冷却時間を短縮して作業能率を高める
ことができる。
さらにまた、この発明の成形型では製品形状に
応じ、成形時の型姿勢を、フオームの成長に最適
なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例を示す斜視図、第
2図は発泡製品の一例としてのシートバツクを例
示する背面斜視図、第3,5図はそれぞれ、第1
図に示す成形型の作用例を示す斜視図、第4図
は、他の成形型を示す斜視図である。 1……前面型、2……背面型、3……中子、5
……枢軸、6,14……アーム、7……穴、8…
…ハンドル。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 発泡製品の前面側部分を成形する前面型と、
    それの後面側部分を成形する背面型と、これらの
    両型間に介装される中子とを具える発泡成形型に
    おいて、 前面型と背面型とを、それらの一端部で、枢軸
    によつて相互連結するとともに、それらの型の、
    いずれか一方の他端部に、中子の一端部を枢支し
    てなる発泡成形型。
JP1043117A 1989-02-27 1989-02-27 発泡成形型 Granted JPH02223410A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1043117A JPH02223410A (ja) 1989-02-27 1989-02-27 発泡成形型

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JP1043117A JPH02223410A (ja) 1989-02-27 1989-02-27 発泡成形型

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JPH02223410A JPH02223410A (ja) 1990-09-05
JPH0565326B2 true JPH0565326B2 (ja) 1993-09-17

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JP1043117A Granted JPH02223410A (ja) 1989-02-27 1989-02-27 発泡成形型

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0661232U (ja) * 1993-02-04 1994-08-30 株式会社千代田メカニック 紙製棺
JPH07275305A (ja) * 1994-02-21 1995-10-24 Kazuto Sotozono

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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