JPH0564672U - 空気調和機の熱交換器 - Google Patents
空気調和機の熱交換器Info
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- JPH0564672U JPH0564672U JP1024492U JP1024492U JPH0564672U JP H0564672 U JPH0564672 U JP H0564672U JP 1024492 U JP1024492 U JP 1024492U JP 1024492 U JP1024492 U JP 1024492U JP H0564672 U JPH0564672 U JP H0564672U
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- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 多パスの伝熱管を有する第1熱交換器要素と
第2熱交換器要素とを有する熱交換器において、冷媒偏
流を起きにくくする。 【構成】 第1熱交換器要素24における各パスの伝熱
管と第2熱交換器要素25における各パスの伝熱管との
相互間で、対をなす伝熱管同士を各別の開閉弁V1、V
2で接続する。
第2熱交換器要素とを有する熱交換器において、冷媒偏
流を起きにくくする。 【構成】 第1熱交換器要素24における各パスの伝熱
管と第2熱交換器要素25における各パスの伝熱管との
相互間で、対をなす伝熱管同士を各別の開閉弁V1、V
2で接続する。
Description
【0001】
この考案は除湿運転可能な空気調和機において、室内熱交換器として用いられ る熱交換器に関するものである。
【0002】
実開平3−27571号公報に記載された従来の除湿運転可能な空気調和機に 用いられる熱交換器200を図3に示してある。この熱交換器200は、第1及 び第2の2つの室内熱交換器24、25を有して成り、第1室内熱交換器24の 伝熱管と、第2室内熱交換器25の伝熱管とをつなぐ冷媒配管に、感温制御され る開閉弁Vが介設され、この開閉弁Vに対するバイパスラインにキャピラリチュ ーブ33が設けられている。この場合、第1室内熱交換器24及び第2室内熱交 換器25は、同数の伝熱管パスを備えており、それらの伝熱管パスが分流管34 、35を介して上記開閉弁Vの出入口ポートに接続されていた。
【0003】 この熱交換器200において、除湿運転時には、開閉弁が冷媒温度(高温)に 応じて閉側に動作され、矢符Aのように第1室内熱交換器24を出た液冷媒がキ ャピラリチューブ33を通って減圧された後、第2室内熱交換器25で蒸発する 。この除湿運転により、第2室内熱交換器25で冷却・除湿された室内の空気が 第1室内熱交換器24で加熱されて室内へと返流される。
【0004】
このような熱交換器200は、第1室内熱交換器24や第2室内熱交換器25 が複数パスの伝熱管を備えており、それらの伝熱管の相互間が、開閉弁V又はキ ャピラリチューブで形成される単一の通路で連通された構成になっているので、 冷媒の分流、合流回数が多く、そのため冷媒偏流を生じやすいという問題があっ た。
【0005】 この考案は以上の問題に鑑みてなされたもので、第1室内熱交換器と第2室内 熱交換器との相互間において、各パスの伝熱管同士を各別の開閉弁で連通させる ことによって、冷媒偏流の起きにくい除湿運転可能な熱交換器を提供することを 目的とする。
【0006】
そこでこの考案の空気調和機の熱交換器は、複数パスの伝熱管を備えた第1熱 交換器要素24における各パスの伝熱管と複数パスの伝熱管を備えた第2熱交換 器要素25における各パスの伝熱管との相対応する伝熱管同士を、各別の絞り機 能付開閉弁V1、V2を介して接続したことを特徴としている。
【0007】
この構成であれば、合流、分流回数が従来よりも減少するので、第1熱交換器 要素24の各パスの伝熱管や第2熱交換器要素25の各パスの伝熱管で冷媒の偏 流が生じ難くなる。
【0008】
図1はこの考案の実施例による熱交換器100を用いた冷媒回路を示している 。同図の熱交換器100は、第1熱交換器要素に相当する第1室内熱交換器24 と、第2熱交換器要素に相当する及び第2室内熱交換器25とを備えている。こ れらの第1室内熱交換器24及び第2室内熱交換器25はそれぞれ2パスの伝熱 管を備えている。そしてそれぞれの熱交換器24、25における相対応する伝熱 管同士が、各別の開閉弁V1、V2を介して接続されている。なお各開閉弁V1 、V2のバイパスラインには、キャピラリチューブ33a、33bが設けられて いる。
【0009】 この構成であると、第1室内熱交換器24及び第2室内熱交換器25の相互間 において、冷媒は相対応する伝熱管を流れるだけであり、そのため合流、分流回 数が従来よりも減少するので、冷媒偏流が防止される。
【0010】 開閉弁V1、V2はその開閉動作が感温制御されるようになっている。この種 の開閉弁Vの具体的構成の一例を図2に示してある。同図の開閉弁Vは、内部通 路に弁座7を有する弁本体6と、内部通路に移動自在に収容された弁体8と、弁 体8の一側に配設されたバイアスばね9と、弁体8の他側に配設され冷媒の温度 変化に応じて軸長が変化する形状記憶ばね10とを備えており、弁体8に、閉弁 時に冷媒に絞り抵抗を与えながら冷媒を流すバイパス通路33を形成してある。 バイパス通路33は上記キャピラリチューブ33a、33bの細孔に相当する。 12は内部通路に摺動自在に配置されると共に、上記弁体8を摺動自在に支持す るばね受け部材、13はピン、14は第1ポート、15は第2ポートである。
【0011】 上記形状記憶ばね10は形状記憶合金や形状記憶樹脂を螺旋状に成形して作ら れたものであり、その形状変態点が例えば70℃に設定されている。そしてこの 形状記憶ばね10は形状変態点より高い温度で軸長が伸長し、形状変態点より低 い温度で軸長が短縮する特性を持っている。また図2のように形状記憶ばね10 が短縮した状態では、形状記憶ばね10のばね力がバイアスばね9のばね力より も弱く、高温時の伸長状態では形状記憶ばね10のばね力がバイアスばね9のば ね力を上回るようになっている。
【0012】 この構成の開閉弁において、矢符A方向に低温の冷媒が流れるときは、形状記 憶ばね10が短縮しているので、上記ばね受け部材12がバイアスばね9の力で 第2ポート15側に動いており、弁体8の弁座7への着座が規制され開弁してい る。冷媒の温度が上記変態点を越えて上昇した場合には、高温の冷媒で形状記憶 ばね10は伸長してバイアスばね9よりも大きな力を発揮しばね受け部材12を 第1ポート14側に押す。したがって弁体8が冷媒の流れ荷重を受けて弁体8が 弁座7に着座し閉弁する。矢符B方向に冷媒が流れる場合、冷媒の温度が変化し ても冷媒の流れ荷重で弁体8が弁座7から離れて開弁する。このように、開閉弁 Vは矢符A方向に流れる冷媒に対しては冷媒温度が設定温度より低いときに開弁 し、設定温度より高いときに閉弁するという機能を発揮し、矢符B方向に流れる 冷媒に対しては冷媒の温度にかかわらず常に開弁する。
【0013】 次に上記熱交換器100を用いた、冷房、除湿、暖房の各運転が可能な空気調 和機の冷媒回路の構成及び作用を図1を参照して説明する。
【0014】 圧縮機20は冷媒配管21を通じて四路切換弁22、室外熱交換器23、第1 室内熱交換器24、第2室内熱交換器25などが順次に接続されている。26、 27は送風ファンを示す。
【0015】 室外熱交換器23と第1室内熱交換器24との間を接続する冷媒配管21の室 外熱交換器23近傍部分に、減圧機構であるキャピラリチューブ30が介設され ており、このキャピラリチューブ30のバイパスラインに電磁弁31が介装され ている。
【0016】 この冷媒回路において、冷房運転時には実線の矢印で示すように圧縮機20か ら出た高圧のガス冷媒が室外熱交換器23で凝縮し、キャピラリチューブ30で 減圧された後、第1室内熱交換器24へ向かって流れる。なお冷房時に電磁弁3 1は閉じている。第1室内熱交換器24を通過した冷媒の温度は開閉弁Vの閉弁 温度よりも低いので開閉弁Vは開弁しており、冷媒は開閉弁Vの弁本体1の内部 通路2(図1参照)を通って第2室内熱交換器25に流入し、その後、圧縮機2 0の吸入側に戻る。
【0017】 除湿運転時には、冷媒は冷房時と同様に冷媒配管21を右回りに循環し、その 一方で電磁弁31は開弁している(送風ファン26は停止)。この除湿時には高 温の冷媒が電磁弁31を通って第1室内熱交換器24に流れて凝縮する。第1室 内熱交換器24を通過した冷媒は、開閉弁Vが冷媒の温度に感応して閉弁してい るために減圧され、第2室内熱交換器25に流入して蒸発する。したがって室内 の空気は第2室内熱交換器25で冷却・除湿された後に再び第1室内熱交換器2 4で加熱され、湿度の低い空気となって室内に返流される。
【0018】 暖房運転時には、四路切換弁22が切換わり、冷媒は冷媒配管21を破線の矢 印に沿って左回りに循環する。このとき電磁弁31は閉弁している。この暖房時 には高温の冷媒が第2室内熱交換器25に流入し、さらに矢符B方向には常に開 弁している開閉弁Vを通過して第1室内熱交換器24を通過し、キャピラリチュ ーブ30により減圧されて室外熱交換器23を経由して圧縮機20の吸入側に戻 る。
【0019】 この実施例では、第1室内熱交換器24と第2室内熱交換器25がそれぞれ2 パスずつの伝熱管を有するものについて説明したが、伝熱管のパス数は3パスで もそれより多くてもよく、それらの場合には、対をなす伝熱管同士を各別の開閉 弁で接続するとよい。なお本願にいう絞り機能付開閉弁V1、V2とは、図2の ように絞り機能を内設したものの他、図1のように絞り機能を外部に付設したも のをも含むものである。
この考案の空気調和機の熱交換器によれば、第1熱交換器要素や第2熱交換器 要素において冷媒偏流が生じにくくなるという効果がある。
【図1】この考案の実施例による熱交換器を用いた冷媒
回路図である。
回路図である。
【図2】開閉弁の一例を示す断面図である。
【図3】従来例の説明図である。
V1 開閉弁 V2 開閉弁 24 第1室内熱交換器(第1熱交換器要素) 25 第2室内熱交換器(第2熱交換器要素) 100 熱交換器
Claims (1)
- 【請求項1】 複数パスの伝熱管を備えた第1熱交換器
要素(24)における各パスの伝熱管と複数パスの伝熱
管を備えた第2熱交換器要素(25)における各パスの
伝熱管との相対応する伝熱管同士を、各別の絞り機能付
開閉弁(V1)(V2)を介して接続したことを特徴と
する空気調和機の熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1024492U JPH0564672U (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | 空気調和機の熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1024492U JPH0564672U (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | 空気調和機の熱交換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0564672U true JPH0564672U (ja) | 1993-08-27 |
Family
ID=11744897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1024492U Pending JPH0564672U (ja) | 1992-01-17 | 1992-01-17 | 空気調和機の熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0564672U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006138512A (ja) * | 2004-11-11 | 2006-06-01 | Daikin Ind Ltd | 空気調和機の室内機 |
JP2006145050A (ja) * | 2004-11-16 | 2006-06-08 | Daikin Ind Ltd | 空気調和機の室内機 |
-
1992
- 1992-01-17 JP JP1024492U patent/JPH0564672U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006138512A (ja) * | 2004-11-11 | 2006-06-01 | Daikin Ind Ltd | 空気調和機の室内機 |
JP2006145050A (ja) * | 2004-11-16 | 2006-06-08 | Daikin Ind Ltd | 空気調和機の室内機 |
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