JPH0564650A - コンドーム用包装材 - Google Patents
コンドーム用包装材Info
- Publication number
- JPH0564650A JPH0564650A JP3254161A JP25416191A JPH0564650A JP H0564650 A JPH0564650 A JP H0564650A JP 3254161 A JP3254161 A JP 3254161A JP 25416191 A JP25416191 A JP 25416191A JP H0564650 A JPH0564650 A JP H0564650A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- condom
- packaging material
- microcapsule
- natural rubber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Landscapes
- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンドームの物理的特性に悪影響を及ぼすこ
となく、使用時における天然ゴム特有の臭いの消臭を可
能とする。 【構成】 コンドーム4を密封的に保持するプラスチッ
クフィルム2の少なくとも一部に、香料を内包するマイ
クロカプセル3bを担持してなるフィルム3を積層配設
する。使用時に包装材1を破断すると、マイクロカプセ
ル3bが破壊され、内部に充填した芳香剤や消臭剤等の
香料が気化して放出される。これにより、天然ゴム特有
の臭いが消臭される。
となく、使用時における天然ゴム特有の臭いの消臭を可
能とする。 【構成】 コンドーム4を密封的に保持するプラスチッ
クフィルム2の少なくとも一部に、香料を内包するマイ
クロカプセル3bを担持してなるフィルム3を積層配設
する。使用時に包装材1を破断すると、マイクロカプセ
ル3bが破壊され、内部に充填した芳香剤や消臭剤等の
香料が気化して放出される。これにより、天然ゴム特有
の臭いが消臭される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンドーム用包装材に関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】コンドームは、通常、ポリエチレンやセ
ロハンなどを材料としてなる包装材で密封的に包装され
ているため、包装材の開封時に天然ゴム特有の臭いによ
り使用者に不快感を及ぼすことがある。そのため、従
来、かかる臭いによる不快感を防ぐべく、天然ゴム組成
中に芳香剤や消臭剤を混入させたり、コンドーム表面に
塗布する潤滑剤中に芳香剤や消臭剤を混入させたり、あ
るいは芳香剤や消臭剤を直接コンドーム表面に塗布する
などの方法が採られている。
ロハンなどを材料としてなる包装材で密封的に包装され
ているため、包装材の開封時に天然ゴム特有の臭いによ
り使用者に不快感を及ぼすことがある。そのため、従
来、かかる臭いによる不快感を防ぐべく、天然ゴム組成
中に芳香剤や消臭剤を混入させたり、コンドーム表面に
塗布する潤滑剤中に芳香剤や消臭剤を混入させたり、あ
るいは芳香剤や消臭剤を直接コンドーム表面に塗布する
などの方法が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た方法は、いずれもコンドーム自体に消臭手段を施すも
のであるため、芳香剤や消臭剤がコンドームの物理的特
性に悪影響を与え、長期保存により引張り強さが低下す
るなどの問題がある。
た方法は、いずれもコンドーム自体に消臭手段を施すも
のであるため、芳香剤や消臭剤がコンドームの物理的特
性に悪影響を与え、長期保存により引張り強さが低下す
るなどの問題がある。
【0004】本発明は上記した課題を解決するためにな
されたものであり、コンドームの物理的特性に悪影響を
及ぼすことがなく、包装材開封時における天然ゴム特有
の臭いを消臭することができるコンドーム用包装材の提
供を目的とする。
されたものであり、コンドームの物理的特性に悪影響を
及ぼすことがなく、包装材開封時における天然ゴム特有
の臭いを消臭することができるコンドーム用包装材の提
供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のコンドーム用包
装材は、上記目的を達成するため、コンドームを密封保
持する包装材において、少なくとも一部に、香料を内包
するマイクロカプセルを担持してなるフィルムが積層さ
れていることを特徴とする。
装材は、上記目的を達成するため、コンドームを密封保
持する包装材において、少なくとも一部に、香料を内包
するマイクロカプセルを担持してなるフィルムが積層さ
れていることを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づき本発明の
コンドーム用包装材をさらに詳細に説明する。図におい
て1は本実施例の包装材、2はプラスチックフィルム、
3は香料を内包したマイクロカプセルを担持してなるフ
ィルム(以下、「マイクロカプセル担持フィルム」とい
う)、4はコンドームである。
コンドーム用包装材をさらに詳細に説明する。図におい
て1は本実施例の包装材、2はプラスチックフィルム、
3は香料を内包したマイクロカプセルを担持してなるフ
ィルム(以下、「マイクロカプセル担持フィルム」とい
う)、4はコンドームである。
【0007】プラスチックフィルム2は、従来、コンド
ーム用包装材として使用されているものであれば何であ
ってもよいが、例えば、ポリエチレンフィルムやセロハ
ンフィルムを用いることができ、本実施例のように、ポ
リエチレンフィルム2aとセロハンフィルム2bとを直
接積層するか(図2参照)、後述するマイクロカプセル
担持フィルム3を介して積層したものを用いてもよい
(図1参照)。
ーム用包装材として使用されているものであれば何であ
ってもよいが、例えば、ポリエチレンフィルムやセロハ
ンフィルムを用いることができ、本実施例のように、ポ
リエチレンフィルム2aとセロハンフィルム2bとを直
接積層するか(図2参照)、後述するマイクロカプセル
担持フィルム3を介して積層したものを用いてもよい
(図1参照)。
【0008】マイクロカプセル担持フィルム3を構成す
るフィルム3aとしてはポリエチレンやポリプロピレン
等のプラスチックフィルムを用いることができ、また、
このフィルム3aに混入されるマイクロカプセル3bと
しては、芳香剤や消臭剤等の香料を心物質とし、デキス
トリンからなる直径約1〜500μm、膜厚約0.01
〜1μm程度のものを用いることができる。なお、マイ
クロカプセル3bを製造する方法は、心物質や膜の素材
によって適宜選択されるが、化学的方法である界面重合
法、物理化学的方法である相分離法、物理的方法である
噴霧乾燥法等、一般的に用いられている種々の方法から
選択することができる。
るフィルム3aとしてはポリエチレンやポリプロピレン
等のプラスチックフィルムを用いることができ、また、
このフィルム3aに混入されるマイクロカプセル3bと
しては、芳香剤や消臭剤等の香料を心物質とし、デキス
トリンからなる直径約1〜500μm、膜厚約0.01
〜1μm程度のものを用いることができる。なお、マイ
クロカプセル3bを製造する方法は、心物質や膜の素材
によって適宜選択されるが、化学的方法である界面重合
法、物理化学的方法である相分離法、物理的方法である
噴霧乾燥法等、一般的に用いられている種々の方法から
選択することができる。
【0009】マイクロカプセル3bをフィルム3aに担
持させる方法も常法を用いることができ、例えば、フィ
ルム材料である溶融したポリエチレンをガラス板上にキ
ャスティングし、これに上記したマイクロカプセル3b
を投入・分散して、さらに放置・冷却することにより製
造することができる。
持させる方法も常法を用いることができ、例えば、フィ
ルム材料である溶融したポリエチレンをガラス板上にキ
ャスティングし、これに上記したマイクロカプセル3b
を投入・分散して、さらに放置・冷却することにより製
造することができる。
【0010】このようにして製造したマイクロカプセル
担持フィルム3は、プラスチックフィルム2に積層して
配設されるが、配設個所は特に限定されず、図1に示し
たように、ポリエチレンフィルム2aとセロハンフィル
ム2bとの間に介在配設してもよく、またセロハンフィ
ルム2bの上面に積層して配設してもよい。また、この
マクロカプセル担持フィルム3は開封時に破断されてマ
イクロカプセル3bが破壊されることにより香料を放出
するものであるから、図2に示したように、該マイクロ
カプセル担持フィルム3が破断される部分、例えば、セ
ロハンフィルム2bの周縁上面のみに積層した構造とし
てもよい。なお、ポリエチレンフィルム2a、セロハン
フィルム2b及びマイクロカプセル担持フィルム3とを
積層する方法も特に限定されず、接着、融着、圧着等種
々の方法を用いることができる。
担持フィルム3は、プラスチックフィルム2に積層して
配設されるが、配設個所は特に限定されず、図1に示し
たように、ポリエチレンフィルム2aとセロハンフィル
ム2bとの間に介在配設してもよく、またセロハンフィ
ルム2bの上面に積層して配設してもよい。また、この
マクロカプセル担持フィルム3は開封時に破断されてマ
イクロカプセル3bが破壊されることにより香料を放出
するものであるから、図2に示したように、該マイクロ
カプセル担持フィルム3が破断される部分、例えば、セ
ロハンフィルム2bの周縁上面のみに積層した構造とし
てもよい。なお、ポリエチレンフィルム2a、セロハン
フィルム2b及びマイクロカプセル担持フィルム3とを
積層する方法も特に限定されず、接着、融着、圧着等種
々の方法を用いることができる。
【0011】かかる構成からなる本実施例のコンドーム
用包装材1は、コンドーム4を内部に収納して、周縁部
を接着、融着、圧着等することにより、該コンドーム4
を密封的に収納保持することができる。
用包装材1は、コンドーム4を内部に収納して、周縁部
を接着、融着、圧着等することにより、該コンドーム4
を密封的に収納保持することができる。
【0012】そして、この包装材1を任意の部位から手
指、はさみ等で破断して開封すると、マイクロカプセル
担持フィルム3に混入されたマイクロカプセル3bが破
壊され、該マイクロカプセル3に充填された香料が気化
し、芳香剤や消臭剤等の芳香又は消臭作用により、天然
ゴム特有の臭いを打ち消すことができる。
指、はさみ等で破断して開封すると、マイクロカプセル
担持フィルム3に混入されたマイクロカプセル3bが破
壊され、該マイクロカプセル3に充填された香料が気化
し、芳香剤や消臭剤等の芳香又は消臭作用により、天然
ゴム特有の臭いを打ち消すことができる。
【0013】
【発明の効果】本発明のコンドーム用包装材は香料を内
包したマイクロカプセルを担持したフィルムが積層され
てなるため、該包装材を開封することにより天然ゴム特
有の臭いを消臭でき、使用者に不快感を与えることがな
い。しかも、従来のようにコンドーム自体に消臭手段を
施していないので、コンドームの物理的特性の劣化等を
防止することができる。
包したマイクロカプセルを担持したフィルムが積層され
てなるため、該包装材を開封することにより天然ゴム特
有の臭いを消臭でき、使用者に不快感を与えることがな
い。しかも、従来のようにコンドーム自体に消臭手段を
施していないので、コンドームの物理的特性の劣化等を
防止することができる。
【図1】本発明のコンドーム用包装材の一実施例を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】マイクロカプセル担持フィルムを一部にのみ積
層した態様を示す断面図である。
層した態様を示す断面図である。
1 コンドーム用包装材 2 プラスチックフィルム 2a ポリエチレンフィルム 2b セロハンフィルム 3 マイクロカプセル担持フィルム 4 コンドーム
Claims (1)
- 【請求項1】 コンドームを密封保持する包装材におい
て、少なくとも一部に、香料を内包するマイクロカプセ
ルを担持してなるフィルムが積層されていることを特徴
とするコンドーム用包装材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3254161A JPH0732792B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | コンドーム用包装材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3254161A JPH0732792B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | コンドーム用包装材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0564650A true JPH0564650A (ja) | 1993-03-19 |
JPH0732792B2 JPH0732792B2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=17261083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3254161A Expired - Lifetime JPH0732792B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | コンドーム用包装材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0732792B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008106681A1 (en) * | 2007-03-01 | 2008-09-04 | Blaise Harrison, Llc | Exothermic condom packaging |
-
1991
- 1991-09-06 JP JP3254161A patent/JPH0732792B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008106681A1 (en) * | 2007-03-01 | 2008-09-04 | Blaise Harrison, Llc | Exothermic condom packaging |
GB2459236A (en) * | 2007-03-01 | 2009-10-21 | Blaise Harrison Llc | Exothermic condom packaging |
GB2459236B (en) * | 2007-03-01 | 2011-08-10 | Blaise Harrison Llc | Exothermic condom packaging |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0732792B2 (ja) | 1995-04-12 |
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