JPH04212840A - 芳香剤用包装材 - Google Patents

芳香剤用包装材

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JPH04212840A
JPH04212840A JP40059790A JP40059790A JPH04212840A JP H04212840 A JPH04212840 A JP H04212840A JP 40059790 A JP40059790 A JP 40059790A JP 40059790 A JP40059790 A JP 40059790A JP H04212840 A JPH04212840 A JP H04212840A
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Mamoru Kamata
鎌田 守
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Toyo Aluminum KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、固形状、液体状など
の芳香剤をバリヤー性を有する容器にヒートシールによ
って密封するための蓋材、或は袋状にしてヒートシール
によって密封するためのシート材に関する。
【0002】
【従来の技術】現在市場にある芳香剤には固形タイプと
液体タイプの2種があり、固形タイプの芳香剤はバリヤ
ー性容器に入れ、アルミニウム箔が積層された蓋材によ
り密封され、使用時に蓋材を除去するか或は部分的に穴
をあけて使われていることが多い。
【0003】液体芳香剤は、現在、ガラス容器、プラス
チック容器などに入れられ、フエルトや海綿体などの毛
管現象を利用して容器開口部まで誘導し、大気中に発散
させている。
【0004】このようなフエルトや海綿体を用いる目的
は、発散量の調整及び倒れた場合に、芳香剤が容易にこ
ぼれ出さないようにするためである。
【0005】
【発明の課題】上記のような固形タイプの芳香剤を収納
したものは、夏期と冬期とでは芳香剤の蒸散量に差がで
るため、蓋の開封程度を調整する必要がある。これは非
常に面倒であり、また開封途中の蓋や穴をあけた蓋が容
器に残存するため、著しく美観を損なう。
【0006】さらに、フエルトや海綿体を装着した容器
は、構造が複雑になり包装材料コストが高くなる欠点が
あり、また倒れたまま放置されると、徐々にこぼれ出す
問題もある。
【0007】上記のような問題を解決するために、本発
明者は既に実願平1−113127、実願平1−113
128などで包装材を提案しているが、芳香剤の種類に
よっては、保存中に剥離層の接着が劣化し、保存性が悪
いという欠点がある。そこで、この発明の課題は、保存
性及び使い勝手の良好な包装材を提供することである。
【0008】
【課題の解決手段】上記の課題を解決するため、この発
明においては、内面がヒートシール性を有し、液体が不
透過で気体は透過する内層材に、バリヤー性を有する外
層材を、熱可塑性樹脂層を介して熱接着法により、剥離
可能に積層したのである。
【0009】
【作用】熱可塑性樹脂を接着剤として熱接着法で積層し
ているため、芳香剤により侵されず、使用時迄、バリヤ
ー性を保持でき、使用時には容易に外層材のみを除去す
ることができる。内層材は液体が不透過であるため、倒
れてもこぼれ出ることがなく、気体は透過するため、芳
香剤を大気中に発散させることができる。また、内層材
の材質、厚み等を適宜選択することによって気体透過性
を調節することができ、従って芳香剤の発散量を調整す
ることができる。
【0010】
【実施例】図1に示すように、包装材1は、内層材2と
外層材3を、部分的に設けた接着弱化層4及び接着層5
を介して熱接着法により積層したものである。
【0011】前記内層材2は、図2に示すように、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリスチレ
ン、ポリカーボネートなどの気体透過性の高い合成樹脂
、多孔質合成樹脂(例えば、積水化学工業株式会社の「
セルポア」、徳山曹達株式会社の「NFシート」「ポー
ラム」、株式会社興人の「コージンTSF」、阿波製紙
株式会社の「アルト」、デュポンジャパンリミテッドの
「タイベック」など)或は、紙などの基材21の外面に
、ヒートシール層22を設けたものであるが、ヒートシ
ール層22の気体透過性が低い場合には、間欠的に設け
るのがよい。なお、基材21にヒートシール性があれば
、層22は省略してもよい。また、基材21に印刷や着
色を施してもよい。
【0012】さらに、図3に示すように、内層材2に予
め単数または複数の貫通切り目23を形成しておくこと
ができる。
【0013】前記外層材3は、バリヤー性を有する合成
樹脂フィルムや金属箔などの単体や複合体、いずれでも
よい。図4及び図5にその例を示す。図中、11は金属
箔や金属蒸着フィルムのような金属薄膜、12は印刷層
、13は表面保護層、14は補強層である。
【0014】前記接着弱化層4は、内層材2及び1は外
層材3との熱接着性が弱い樹脂、例えばアクリル樹脂、
ポリアミド樹脂、シリコーン樹脂、ビニル樹脂などの単
体或は混合物から成り、これらの樹脂を内層材2及び1
又は外層材3上に部分的に塗布(パートコート)するこ
とによって形成するのがよい。その塗布パターンの一例
を図6(イ)、(ロ)に示す。図示のように、樹脂の塗
布されていない部分即ち接着層5が点抜き状、格子状な
どの模様を形成している。
【0015】接着層5は、内層材2と外層材3とを熱接
着法によって積層するためのものであり、芳香剤成分に
よって侵され難く、内層材2と外層材3とに良好に熱接
着する熱可塑性樹脂、例えばカルボキシル基を含有する
エチレン酢酸ビニル共重合体を主体とするフィルム状接
着層が好ましい。
【0016】また、後述の理由により、接着弱化層4と
接着層5によって、内層材2と外層材3との間が間隙な
く充填されるようにしておく。
【0017】なお、外層材3の内層材2からの剥離を容
易にするため、図1に示すように、包装材1の外周端部
、例えばタブに相当する部分に、接着剤欠除部9又は接
着弱化層4のみを設けておくのがよい。或は、切り込み
10を設け、この部分を折り曲げて拡げることにより、
外層材3を分離させて、指でつまむ手がかりとしてもよ
い。さらにまた、タブ相当部分を製造段階で予め剥離さ
せておいてもよい。
【0018】上述のような包装材1を蓋材として用いて
密封容器を形成した例を図7に示す。図示のように、容
器本体30の開口部には、フランジ31が設けられてお
り、このフランジ31の上面に、包装材1がヒートシー
ルされ、密封容器を形成している。
【0019】これを開封するには、前述の接着剤欠除部
9において、外層材3を引き起こし、そのまま上方に引
張ると、内層材2と外層材3の接着強度が接着弱化層4
によって弱くなっているので、図7のように、外層材3
が内層材2から剥離されて行く。そして、剥離が終わる
と、内層材2がヒートシールされた状態の容器30とな
る。
【0020】なお、前述のように、内層材2に貫通切り
目23を設けておくと、外層材3を除去したとき、この
切り目23によって内層材2に部分的開口が形成される
ことになり、芳香剤の発散量を調整することができる。
【0021】ところで、この発明において、接着弱化層
4を設けた理由は、接着層5と内層材2との接着力調整
が通常では困難であるためである。なぜならば、芳香剤
成分によって侵されないようにするために熱接着法を用
いるため、その接着力調整が容易ではなく、また、密封
容器を形成する際に、容器フランジ部31において、再
度加熱、加圧されるため、ますます接着力調整が困難と
なる。加えて、内層材2の基材21は微多孔構造となっ
ているため、その機械的強度が強くなく、接着力が強く
なり過ぎると、外層材3を剥離する際に破壊してしまう
からである。
【0022】また、内層材2と外層材3との間を、接着
弱化層4と接着層5によって間隙なく充填した理由は、
例えば、図7における包装材1中の内層材2と接着弱化
層4及び接着層5との界面32を接着させない状態にす
ると、保存中に界面32に揮発した芳香剤成分がたい留
し、使用時に、外層材3を剥離除去した際に、一気に揮
散してしまい、結果として芳香剤が本来の寿命を縮めて
しまうこととなってしまうからである。
【0023】なお、例示はしていないが、包装材1を容
器の蓋或は袋の一部として、即ち蓋或は袋に開口部分を
設け、この開口部分を包装材1により封止する使用法を
採ることも可能である。また、包装材1を一部用いて、
或は包装材1だけで袋を製作することも、もちろん可能
である。また、この発明の包装材は、鉄粉の酸化反応を
利用した脱酸素剤用包装材としても好適である。
【0024】以下に実験例と比較例を挙げる。
【0025】 〔実験例〕 厚さ12μのポリエステルフィルムと厚さ15μのアル
ミニウム箔をドライラミネーションによって積層してこ
れを外層材とし、内層材に多孔質膜(積水化学工業株式
会社、「セルポアNW−08」)を用い、カルボキシ変
性エチレン酢酸ビニル共重合体を主体とするフィルムに
接着弱化層として塩化ビニル樹脂を点状に塗布し、これ
を上記外層材と内層材の間に介在させ、加熱加圧して外
層材と内層材を接合し、蓋材を作成した。
【0026】次に、エチレン酢酸ビニルのケン化物を中
間層とし、内外層がポリプロピレンから成る成形容器に
、リモネンを含有した芳香剤を充填し、上記蓋材で密閉
し、この容器を40℃の雰囲気中に放置して経時変化を
調べた。
【0027】 〔比較例1〕 外層材、内層材共に実験例と同じものを用い、塩化ビニ
ル樹脂を部分塗布しないカルボキシ変性エチレン酢酸ビ
ニル共重合体を主体とするフィルムを用いて蓋材を作成
し、実験例と同一の容器に同一の芳香剤を充填して密封
し、同一の条件で経時変化を調べた。
【0028】 〔比較例2〕 実験例と同一の外層材と内層材をドライラミネーション
によって接合し、蓋材を作成した。そして、実験例と同
一の容器、同一の芳香剤を用いて密封容器を作成し、同
一の条件で経時変化を調べた。結果は図8の表に示す通
りであった。なお、重量減については、容器部分からの
逸散も考慮している。
【0029】
【効果】この発明によれば、以上のように、液体不透過
で気体透過性を有する内層材とバリヤー性を有する外層
材とを、芳香剤成分に侵され難い熱可塑性樹脂を用い、
しかも剥離可能に熱接着法によって積層したので、保存
中の芳香剤の散逸を防止でき、かつ、外層材を剥離除去
することにより芳香剤発散量を調整できる。また、内層
材は液体不透過性であるため、倒れてもこぼれる出るこ
とがなく、安全で安価な液体芳香剤用包装材を形成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の包装材の一例を示す断面図
【図2】
同上の内層材の一例を示す断面図
【図3】内層材に設け
た貫通切り目のパターンの例を示す平面図
【図4】外層材の例を示す断面図
【図5】外層材の他の例を示す断面図
【図6】接着弱化層の塗布パターンを示す平面図
【図7
】包装材を蓋材として用いた包装容器の一例を示す断面
【図8】実験例と比較例の結果を示す表
【符号の説明】
1  包装材 2  内層材 3  外層材 4  接着弱化層 5  接着層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  少なくとも内面が容器に熱封緘可能で
    、かつ透気性を有する内層材の外面と、ガスバリヤー性
    のよい外層材とを、少なくとも1層が部分的に設けられ
    た少なくとも2層以上の熱可塑性樹脂層を介して、剥離
    可能に熱接着法により積層したことを特徴とする芳香剤
    用包装材。
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