JPH056463B2 - - Google Patents

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JPH056463B2
JPH056463B2 JP60010321A JP1032185A JPH056463B2 JP H056463 B2 JPH056463 B2 JP H056463B2 JP 60010321 A JP60010321 A JP 60010321A JP 1032185 A JP1032185 A JP 1032185A JP H056463 B2 JPH056463 B2 JP H056463B2
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JP
Japan
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holding
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Kunitoshi Ikeda
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、鉗子、スネア等の内視鏡用処置具を
非検査時に保持する内視鏡用処置具保持装置に関
する。
「従来技術およびその問題点」 第9図は従来のこの種保持スタンドSに鉗子を
保持した状態を示すもので、基台1に垂直に支柱
2を固定し、この支柱2の上端に垂下溝3を有す
る保持平板4を固定してなつている。垂下溝3
は、鉗子5の操作部6の小径部7は通過させる
が、大径部8は通過させない幅に形成されてい
る。したがつて鉗子5は、その操作部6が保持平
板4に着脱可能に支持され、挿入部9がこれから
垂下される。
この処置具保持スタンドSの保持平板4の高さ
は従来、看護婦等の手の届く範囲、つまり床面か
ら1.7m程度が一般的である。ところが現在使用
されている鉗子5の中には、挿入部9の長さが2
mを超えるものがあり、このため保持平板4から
垂下した挿入部9の先端が床面に這つてしまう。
床面に這うと、誤つて挿入部9の先端を踏んで使
用不能となるおそれがあり、また床面上のごみが
付着して不衛生であるばかりでなく、故障の原因
ともなる。このため従来、長い鉗子を垂下する場
合には、挿入部9を保持平板4に巻きつけて、先
端部分が床面に触れないようにしているが、巻き
付ける作業が煩雑であるのみならず、巻き付けた
挿入部9が自重で落ちることがあり、以上の事故
を完全に防止することはできなかつた。
「発明の目的」 本発明は、以上の従来装置の問題点を解消し、
長い鉗子等の処置具であつても、その先端が床面
に触れることがない内視鏡用処置具保持装置を得
ることを目的とする。
「発明の概要」 本発明の内視鏡用処置具保持装置は、保持平板
を有する内視鏡処置具保持スタンドと、この保持
スタンドに着脱可能な内視鏡処置具の挿入部保持
器とからなつていて、この保持スタンドの保持平
板は内視鏡処置具の操作部の保持部を備え、挿入
部保持器は、保持スタンドの保持平板に対する着
脱部と、弾性的に拡縮可能な一対の腕部を備え、
内視鏡処置具の先端部近傍の体内挿入部を保持開
放可能な処置具先端保持部とを備えている。
「発明の実施例」 以下図示実施例について本発明を説明する。第
1図ないし第4図は本発明の第一の実施例を示す
もので、本発明の内視鏡用処置具保持装置は、基
台1、支柱2、および垂下溝3を有する保持平板
4からなる処置具保持スタンドSと、この処置具
保持スタンドSの保持平板4に対し着脱可能な挿
入部保持器10とからなつている。処置具保持ス
タンドSの垂下溝3は、内視鏡処置具5の操作部
6の保持部を構成している。
この挿入部保持器10は、保持平板4に対する
着脱部11と、鉗子5の挿入部9の先端を保持す
る処置具先端保持部12とを有する。処置具先端
保持部12は、本体13の一端に設けた挟持腕1
4と、この挟持腕14に支点ピン15によつて開
閉自在に枢着した挟持体16と、この挟持腕14
と挟持体16の先端部が互いに当接するように付
勢するリングばね17とからなつている。また着
脱部11は、本体13の他端基部に形成したコ字
状部18と、このコ字状部18の下方腕18aに
螺合した締付ねじ20とからなつている。
さらに詳細に説明すると、本体13の挟持腕1
4の先端部には、その上下に段差部21,21が
形成され、他方、挟持体16には、この上下の段
差部21,21に伸びる一対の枢着腕22,22
が形成されている。上記支点ピン15は、この枢
着腕22,22と挟持腕14間に挿通されたもの
で、挟持腕14と挟持体16の間には支点ピン1
5の前後にそれぞれ、挟持体16の開閉を可能と
する〓間23,23(第3図)が形成される。支
点ピン15は、その一端の大径頭部24と他端の
かしめ部25により抜け止め形状とされている。
挟持腕14と挟持体16の先端当接面には、鉗
子5の挿入部9の先端が挿入しやすいように丸み
部26,27が形成され、この丸み部26,27
の内側位置に、互いに向き合うV字形の保持溝2
8,29が形成されている。この保持溝は、その
大きさを適当に設定することにより、いずれか一
方のみに設けてもよい。
さらに挟持腕14と挟持体16には、その外側
面の支点ピン15より先端側に、リングばね17
の先端を係止する係止孔30,31が形成され、
また支点ピン15より着脱部11側に透孔32,
33が穿設されていて、リングばね17はこの透
孔32,33を通り、その先端が係止孔30,3
1に係止されて、挟持体16に挟持腕14側に閉
じる方向の付勢力を与えている。
このリングばね17の付勢力は、挟持腕14と
挟持体16の先端の丸み部26と27の間に、鉗
子5の挿入部9の先端部を押し当てて挿入したと
きに、その挿入力によつて挟持体16が開き、か
つ挿入部9が保持溝28,29間に嵌まると、こ
の溝間に保持することができるように設定されて
いる。また保持溝28,29間に保持された挿入
部9を抜くときには、単にこれを出口(丸み部2
6,27)方向に引くことにより挟持体16が開
く。
次に、着脱部11の詳細を説明する。コ字状部
18の下方腕18aには、雌ねじ孔35が形成さ
れ、この雌ねじ孔35に締付ねじ20の雄ねじ部
36が螺合している。雄ねじ部36の内端部に
は、小径部38が形成され、この小径部38に中
空円板39の小径孔部40が回転自在に嵌合して
いる。この中空円板39には、小径孔部40の上
側に大径段部41を連設しており、この大径段部
41に挿入した抜け止めピン42は、雄ねじ部3
6に螺合、接着、打ち込み等の手段で固定され、
その頭部によつて、中空円板39を抜け止めた状
態で回転自在に支持している。この中空円板39
の内面と、コ字状部18の上方腕18bの内面と
にはそれぞれ、固定を確実にするための摩擦板4
4,45が添着されている。抜け止めピン42
は、摩擦板44表面より突出することはない。4
6は締付ねじ20の外端部に設けた回転操作を容
易にするつまみ部である。
上記構成の本体挿入部保持器10は、第1図の
ように、処置具保持スタンドSの保持平板4に、
着脱部11を固定して使用する。すなわちつまみ
部46により締付ねじ20を緩めて中空円板39
(摩擦板44)と上方腕18b(摩擦板45)の間
に保持平板4を挿入し、次いで締付ねじ20を締
めると、着脱部11が保持平板4に固定される。
そしてこの状態において、鉗子5の操作部6を保
持平板4の垂下溝3に嵌めて鉗子5の挿入部9を
垂下し、この挿入部9の先端を処置具先端保持部
12に保持する。すなわち挿入部9の先端を挟持
腕14と挟持体16の先端の丸み部26と27の
間に押し当てて、挟持体16を開き、保持溝2
8,29間に挿入部9を保持する。すると挿入部
9は、ループ状となつて処置具保持スタンドSに
保持されるため、挿入部9が床面に触れることは
ない。
挿入部9を処置具先端保持部12に保持する際
には、挟持体16の後端部の操作部47を押して
挟持体16をリングばね17の力に抗して開き、
保持溝28,29間に挿入部9を位置させた後、
操作部47を離してもよいことは勿論である。挿
入部9を処置具先端保持部12から外すときに
は、以上の動作の逆を行なえばよい。
また本挿入部保持器は、その全体、特に処置具
先端保持部12の挟持腕14と挟持体16部分
を、耐洗浄性と耐消毒性を有する材料から構成す
る。すなわち挟持腕14と挟持体16は、体内に
挿入され、汚物の付着することがある挿入部9の
先端を保持するため、これらを洗浄可能な材料か
ら構成するのがよい。そして本発明装置10は、
着脱部11により全体を保持平板4から外すこと
ができるので、この洗浄を容易に行なうことがで
きる。また最も汚物が付着する可能性があるの
は、保持溝28,29部分であるが、ここを洗浄
する際には、操作部47を押して挟持体16を開
くことができる。
第5図は本発明の第二の実施例を示すもので、
第一の実施例における挿入部保持器10のリング
ばね17に代えて、圧縮コイルばね50を用いて
いる。この圧縮コイルばね50の両端部は、挟持
腕14と挟持体16の支点ピン15より着脱部1
1側に設けたばね保持孔51,52に挿入支持さ
れている。この圧縮コイルばね50の強さも、例
えば第一の実施例と同様に設定される。
第6図は本発明の第三の実施例を示すもので、
挿入部保持器10の処置具先端保持部12を板ば
ね材54から構成したものである。すなわち本体
13には挟持腕14が形成されておらず、その代
わりに、3つの屈曲部56,57,58を連設し
た板ばね材54が固定ねじ55によつて固定され
ている。第一の屈曲部56と第三の屈曲部58
は、一対の保持腕を構成するもので、この保持腕
56,58は、第二の屈曲部57の弾性により、
閉じるように付勢されている。そしてこの保持腕
56,58の先端は鉗子5の挿入部9が挿入しや
すいように丸みが付されており、また第二の屈曲
部57には、挿入部9を挿入保持するための空〓
59が形成されている。
さらに第7図は本発明の第四の実施例を示すも
ので、挿入部保持器10の処置具先端保持部12
を、分割溝66によつて分割した一対の弾性腕6
0,61から構成している。この弾性腕60,6
1には、第一の実施例と同様に、挿入部9の挿入
を容易にする丸み部62,63と、V字状の保持
溝64,65が形成されている。弾性腕60,6
1はその弾性により閉じる方向に付勢されている
ので、第一の実施例と同様の作用を得ることがで
きる。
第8図は、挿入部保持器10の本体13に鉗子
5の操作部6を懸垂支持する垂下溝67を形成し
た実施例で、他の部分は第一の実施例と同一であ
る。この実施例によると、処置具保持スタンドS
の保持平板4に垂下溝3を形成する必要がなく、
さらに、特別な処置具保持スタンドによることな
く、棚板等の適当な高さ位置の板材等に着脱部1
1を固定するだけで、処置具保持装置として利用
することができる。
なお上記実施例では、内視鏡用の処置具として
鉗子5を例示したが、本発明の保持具は、内視鏡
に使用する他の処置具についても同様に使用する
ことができる。
「発明の効果」 以上のように本発明の内視鏡用処置具保持装置
によれば、内視鏡処置具の操作部を、保持スタン
ドの保持平板に保持し、先端部近傍の体内挿入部
を、挿入部保持器の処置具先端保持部に保持する
ことができる。挿入部保持器は、保持スタンドの
保持平板に対する着脱部を備えているから、長尺
の内視鏡処置具の両端部を保持スタンドに保持し
てU字状の曲折状態で保持することができる。よ
つて長い処置具が床面に触れることによる不衛生
や、先端を踏むことによる破損、故障を未然に防
止することができる。一方、長尺な内視鏡処置具
を保持する必要のないときには、挿入部保持器を
その着脱部により保持スタンドから外すことがで
きるので、スペースの無駄になることがなく、さ
らに挿入部保持器を保持スタンドから自由に移動
することができるので、洗浄や管理に容易に行な
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の内視鏡の処置具保持装置の実
施例を示す、保持スタンドと挿入部保持器の結合
状態の斜視図、第2図は保持スタンドから取外し
た挿入部保持器単体の斜視図、第3図は同平面
図、第4図は第3図の−線に沿う断面図、第
5図、第6図、および第7図はそれぞれ本発明の
別の実施例を示す挿入部保持器の平面図、第8図
は本発明のさらに別の実施例を示す挿入部保持器
の斜視図、第9図は従来の内視鏡用処置具保持ス
タンドの例を示す、使用状態の斜視図である。 10……挿入部保持器、11……着脱部、12
……処置具先端保持部、13……本体、14……
挟持腕、15……支点ピン、16……挟持体、1
7……リングばね、18a……上方腕、18b…
…下方腕、18……コ字状部、20……締付ね
じ、28,29……保持溝、39……中空円板、
46……つまみ部、50……圧縮コイルばね、5
4……板ばね材、56,58……保持腕、60,
61……弾性腕、67……垂下溝、S……内視鏡
用処置具保持スタンド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 保持平板を有する内視鏡処置具保持スタンド
    と;この保持スタンドに着脱可能な内視鏡処置具
    の挿入部保持器と;からなり、 上記保持スタンドの保持平板は、内視鏡処置具
    の操作部の保持部を備え、 上記挿入部保持器は、上記保持平板に対する着
    脱部と、弾性的に拡縮可能な一対の腕部を備え、
    内視鏡処置具の先端部近傍の体内挿入部を保持開
    放可能な処置具先端保持部とを有することを特徴
    とする内視鏡用処置具保持装置。 2 特許請求の範囲第1項において、挿入部保持
    器の着脱部と処置具先端保持部とは、一連の本体
    の一端部と他端部にそれぞれ設けられている内視
    鏡用処置具保持装置。 3 特許請求の範囲第1項または第2項におい
    て、挿入部保持器の処置具先端保持部は、挟持腕
    に開閉可能に枢着した挟持体と、この挟持体を閉
    じる方向に付勢するばね手段とから構成され、こ
    の挟持腕と挟持体の対向面の少なくとも一方に処
    置具先端の保持溝が形成されている内視鏡用処置
    具保持装置。 4 特許請求の範囲第1項または第2項におい
    て、挿入部保持器の処置具先端保持部は、一対の
    開閉可能で閉じる方向に付勢された弾性腕からな
    り、この一対の弾性腕の対向面の少なくとも一方
    に、処置具先端の保持溝が形成されている内視鏡
    用処置具保持装置。 5 特許請求の範囲第1項または第2項におい
    て、挿入部保持器の処置具先端保持部は、板ばね
    材を屈曲して形成した一対の保持腕を、該板ばね
    材のばね性により閉じる方向に付勢してなる内視
    鏡用処置具保持装置。 6 特許請求の範囲第1項ないし第5項のいずれ
    か一において、挿入部保持器の少なくとも処置具
    先端保持部は、耐洗浄性、耐消毒性を有する材料
    から構成されている内視鏡用処置具保持装置。 7 特許請求の範囲第1項ないし第6項のいずれ
    か一において、挿入部保持器の着脱部は、上方腕
    および下方腕を有するコ字状部と、この上方腕と
    下方腕のいずれか一方に他方の腕に向かつて進退
    可能に螺合させた締付ねじからなり、この締付ね
    じの内端部には、回転円板が回転自在に支持さ
    れ、外端部にはつまみ部が一体に形成されている
    内視鏡用処置具保持装置。 8 特許請求の範囲第1項ないし第7項のいずれ
    か一において、さらに、挿入部保持器の処置具の
    操作部を懸垂支持する垂下溝が設けられている内
    視鏡用処置具保持装置。
JP60010321A 1985-01-23 1985-01-23 内視鏡用処置具保持装置 Granted JPS61170447A (ja)

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JPS61170447A JPS61170447A (ja) 1986-08-01
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Families Citing this family (3)

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JPH0838494A (ja) * 1994-07-28 1996-02-13 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡把持鉗子
US10507308B2 (en) 2014-07-16 2019-12-17 Kaneka Corporation Carrying support for medical tube, medical tube manufacturing system using such carrying support, medical tube manufacturing device using such carrying support and medical tube manufacturing method using such carrying support
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