JPH0564634A - 磁石装置 - Google Patents
磁石装置Info
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- JPH0564634A JPH0564634A JP3318742A JP31874291A JPH0564634A JP H0564634 A JPH0564634 A JP H0564634A JP 3318742 A JP3318742 A JP 3318742A JP 31874291 A JP31874291 A JP 31874291A JP H0564634 A JPH0564634 A JP H0564634A
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- G01R33/381—Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field using electromagnets
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Abstract
(57)【要約】
[目的] 磁石装置、特に核磁気共鳴装置での使用に適
した磁石装置を提供する。 [構成] 第1磁界を発生する第1超電導コイルアセン
ブリ(A,A′−C,C′)と第2磁界を発生する第2
超電導コイルアセンブリ(D−F)を備えている磁石装
置(1)であって、第2超電導コイルアセンブリ(D−
F)は第1超電導コイルアセンブリ(A,A′−C,
C′)と電気的に逆極性及び直列に接続しており、各コ
イルアセンブリ(A,A′−C,C′D−F)は対応す
る成分がほぼ同一の大きさを有している磁界を発生し
て、それにより作用空間(3)内に生成均一磁界を発生
し、第2磁界は磁石装置(1)の外側に第1磁界に対向
するように構成され、両アセンブリは保護抵抗と並列に
接続されている磁石装置。
した磁石装置を提供する。 [構成] 第1磁界を発生する第1超電導コイルアセン
ブリ(A,A′−C,C′)と第2磁界を発生する第2
超電導コイルアセンブリ(D−F)を備えている磁石装
置(1)であって、第2超電導コイルアセンブリ(D−
F)は第1超電導コイルアセンブリ(A,A′−C,
C′)と電気的に逆極性及び直列に接続しており、各コ
イルアセンブリ(A,A′−C,C′D−F)は対応す
る成分がほぼ同一の大きさを有している磁界を発生し
て、それにより作用空間(3)内に生成均一磁界を発生
し、第2磁界は磁石装置(1)の外側に第1磁界に対向
するように構成され、両アセンブリは保護抵抗と並列に
接続されている磁石装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は磁石装置、特に核磁気
共鳴(NMR)撮像での使用に適した磁石装置に関す
る。近年NMR撮像の技術が開発されて、人体の各部の
撮像が可能になってきている。強い磁界中において人体
内のある種の原子は(歳差運動により)特定の周波数で
共鳴するが、NMRはこのような性質を利用するもので
ある。人体を横切るように直交磁界の勾配を与えると、
空間的判別を行なうことができる。NMR装置の一例が
米国特許第4021726号に記載されている。こうし
たNMR撮像技術を実行するためには、磁石の孔によっ
て形成される作用空間内に、強度の大きい一様な磁界を
供給する必要がある。孔内の磁界(以下孔内磁界とい
う)の代表的な磁界強度は2.0Tである。従来の磁石
装置でこのような磁界を発生する場合に、孔内磁界と同
時に大きな外部磁界も発生して悪影響を及ぼすという問
題がある。したがって磁石装置を遮へいして、このよう
な外部磁界を制限することが望ましい。通常、磁石装置
の一部をなす鉄シールドを用いて外部磁界を抑制する
か、磁石装置を収容する部屋の壁に鉄板を施こし外部磁
界をこの部屋の中にとじこめたりしている。
共鳴(NMR)撮像での使用に適した磁石装置に関す
る。近年NMR撮像の技術が開発されて、人体の各部の
撮像が可能になってきている。強い磁界中において人体
内のある種の原子は(歳差運動により)特定の周波数で
共鳴するが、NMRはこのような性質を利用するもので
ある。人体を横切るように直交磁界の勾配を与えると、
空間的判別を行なうことができる。NMR装置の一例が
米国特許第4021726号に記載されている。こうし
たNMR撮像技術を実行するためには、磁石の孔によっ
て形成される作用空間内に、強度の大きい一様な磁界を
供給する必要がある。孔内の磁界(以下孔内磁界とい
う)の代表的な磁界強度は2.0Tである。従来の磁石
装置でこのような磁界を発生する場合に、孔内磁界と同
時に大きな外部磁界も発生して悪影響を及ぼすという問
題がある。したがって磁石装置を遮へいして、このよう
な外部磁界を制限することが望ましい。通常、磁石装置
の一部をなす鉄シールドを用いて外部磁界を抑制する
か、磁石装置を収容する部屋の壁に鉄板を施こし外部磁
界をこの部屋の中にとじこめたりしている。
【0002】鉄シールドは高価で邪魔になる。例えば5
mの半径の領域外での外部磁界を5.0G以下にしよう
とすると、1.5KGの孔内磁界を発生する磁石装置に
対して3トンの鉄を必要とするし、20KGの孔内磁界
発生用の磁石装置をシールドするには、40トンもの鉄
が必要である。このように多量の鉄を使用すると高価に
なるばかりでなく、鉄シールドを磁石装置へ近づけれ
ば、それだけ孔内磁界が歪んでしまう。このことは精密
に制御された一様な孔内磁界を基本とするNMR撮像用
磁石装置では特に望ましくない。磁石を遮へいする別の
方法として、例えば米国特許第3671902号に記載
されているように、磁石の周りにコイルを並置するもの
がある。しかしこの場合には、磁石をシールドするのに
用いられるコイルが小さな局部磁界を発生するので、特
定半径での磁界を決めてから適切な遮へい磁界を与える
コイルを設計するのに複雑な計算が必要となる。しかも
この従来装置は、この発明が関係するような磁界強度と
は異なり、比較的小さな強度の孔内磁界を発生する磁石
を遮へいするよう設計されたものである。また特にNM
R撮像用には孔内磁界の強さを変化させなければならな
いが、従来装置はこのような点を解決していない。孔内
磁界を変えれば外部磁界も変化するから、各種シールド
コイルに複雑な修正を加える必要が生ずる。例えばシー
ルドコイルを流れる励磁電流を変えるだけではなく、コ
イルの巻数とか磁石に対するコイル位置をも変化させな
ければならない。
mの半径の領域外での外部磁界を5.0G以下にしよう
とすると、1.5KGの孔内磁界を発生する磁石装置に
対して3トンの鉄を必要とするし、20KGの孔内磁界
発生用の磁石装置をシールドするには、40トンもの鉄
が必要である。このように多量の鉄を使用すると高価に
なるばかりでなく、鉄シールドを磁石装置へ近づけれ
ば、それだけ孔内磁界が歪んでしまう。このことは精密
に制御された一様な孔内磁界を基本とするNMR撮像用
磁石装置では特に望ましくない。磁石を遮へいする別の
方法として、例えば米国特許第3671902号に記載
されているように、磁石の周りにコイルを並置するもの
がある。しかしこの場合には、磁石をシールドするのに
用いられるコイルが小さな局部磁界を発生するので、特
定半径での磁界を決めてから適切な遮へい磁界を与える
コイルを設計するのに複雑な計算が必要となる。しかも
この従来装置は、この発明が関係するような磁界強度と
は異なり、比較的小さな強度の孔内磁界を発生する磁石
を遮へいするよう設計されたものである。また特にNM
R撮像用には孔内磁界の強さを変化させなければならな
いが、従来装置はこのような点を解決していない。孔内
磁界を変えれば外部磁界も変化するから、各種シールド
コイルに複雑な修正を加える必要が生ずる。例えばシー
ルドコイルを流れる励磁電流を変えるだけではなく、コ
イルの巻数とか磁石に対するコイル位置をも変化させな
ければならない。
【0003】米国特許第3333162号にも小規模遮
へい装置が開示されている。この装置も前述した問題の
解決には役立たない。その理由として、まず第1にNM
R装置では孔内の主磁界ベクトルが回転するから、この
コイル装置をNMR装置に用いることは到底できず、し
たがってそのまま用いることは勿論、大規模化しても役
立たない。第2に取り扱う磁界が、NMR用には小さす
ぎる。最大コイルの孔内磁界でもそのZ軸成分は約46
0ガウス程度で20〜30cmの離間点での周縁磁界は
地磁界以下であると推定される。この発明の目的は、磁
石装置の表面に極めて近い周縁磁界が、地気磁界の強さ
程度に低減されると共に、患者の出入りのために両者が
開口した磁石装置を提供するにある。
へい装置が開示されている。この装置も前述した問題の
解決には役立たない。その理由として、まず第1にNM
R装置では孔内の主磁界ベクトルが回転するから、この
コイル装置をNMR装置に用いることは到底できず、し
たがってそのまま用いることは勿論、大規模化しても役
立たない。第2に取り扱う磁界が、NMR用には小さす
ぎる。最大コイルの孔内磁界でもそのZ軸成分は約46
0ガウス程度で20〜30cmの離間点での周縁磁界は
地磁界以下であると推定される。この発明の目的は、磁
石装置の表面に極めて近い周縁磁界が、地気磁界の強さ
程度に低減されると共に、患者の出入りのために両者が
開口した磁石装置を提供するにある。
【0004】この発明は、第1磁界を発生する第1超電
導コイルアセンブリ(AA′〜CC′)と、第2磁界を
発生し、前記第1超電導コイルアセンブリの外側に位置
して、前記第1超電導コルアセンブリと逆極性及び直列
に接続される第2超電導コイルアセンブリとを備えてお
り、使用時に、前記第1及び第2超電導コイルアセンブ
リは、対応する高次磁界成分がほぼ同程度の強さの磁界
を発生して、一様な合成磁界を作用空間内に形成するも
のであり、第2磁界は、磁石装置の外側で第1磁界に対
抗するものであり、前記第1及び第2超電導コイルアセ
ンブリは保護抵抗と並列に接続されていることを特徴と
する磁石装置を提供するものである。
導コイルアセンブリ(AA′〜CC′)と、第2磁界を
発生し、前記第1超電導コイルアセンブリの外側に位置
して、前記第1超電導コルアセンブリと逆極性及び直列
に接続される第2超電導コイルアセンブリとを備えてお
り、使用時に、前記第1及び第2超電導コイルアセンブ
リは、対応する高次磁界成分がほぼ同程度の強さの磁界
を発生して、一様な合成磁界を作用空間内に形成するも
のであり、第2磁界は、磁石装置の外側で第1磁界に対
抗するものであり、前記第1及び第2超電導コイルアセ
ンブリは保護抵抗と並列に接続されていることを特徴と
する磁石装置を提供するものである。
【0005】この発明は、外部シールドを付加する必要
がなく、かつ作用空間内に有用な(すなわち大きな強度
の)一様な磁界を発生できる自蔵型磁石装置を提供す
る。先に述べたように、従来コイルを用いたシールドが
提案されたが、これらのコイルは小さな外部磁界を発生
してしまう。しかるにこの発明では、第2超電導コイル
アセンブリが遮へい磁界を与えるばかりでなく、作用空
間内の合成磁界に大きく寄与する。両コイルアセンブリ
の高次磁界項が零となるように平衡するので、磁界の一
様性が得られる。原理的には、両コイルアセンブリが一
様な磁界を与えて、これらコイルアセンブリを重合せた
ときに結果が一様になるように、第1、第2コイルアセ
ンブリを別個にバランスさせることができる。そして作
用空間内の合成磁界は、両コイルアセンブリによる発生
磁界間の零次項の差にもとづいて発生する。このため孔
内磁界の一様性の制御をかなり向上させることができ
る。2個超電導コイルアセンブリが電気的に直列に接続
されている点が、この発明の一態様におけるさらに重要
な利点である。このために、第1超電導コイルアセンブ
リに流れる電流を変えて孔内磁界の強さを変化させる
と、第2磁界も充分な量だけ自動的に変化するので、同
程度のシールドを行うことができる。換言すれば遮へい
系は直線性を有する。
がなく、かつ作用空間内に有用な(すなわち大きな強度
の)一様な磁界を発生できる自蔵型磁石装置を提供す
る。先に述べたように、従来コイルを用いたシールドが
提案されたが、これらのコイルは小さな外部磁界を発生
してしまう。しかるにこの発明では、第2超電導コイル
アセンブリが遮へい磁界を与えるばかりでなく、作用空
間内の合成磁界に大きく寄与する。両コイルアセンブリ
の高次磁界項が零となるように平衡するので、磁界の一
様性が得られる。原理的には、両コイルアセンブリが一
様な磁界を与えて、これらコイルアセンブリを重合せた
ときに結果が一様になるように、第1、第2コイルアセ
ンブリを別個にバランスさせることができる。そして作
用空間内の合成磁界は、両コイルアセンブリによる発生
磁界間の零次項の差にもとづいて発生する。このため孔
内磁界の一様性の制御をかなり向上させることができ
る。2個超電導コイルアセンブリが電気的に直列に接続
されている点が、この発明の一態様におけるさらに重要
な利点である。このために、第1超電導コイルアセンブ
リに流れる電流を変えて孔内磁界の強さを変化させる
と、第2磁界も充分な量だけ自動的に変化するので、同
程度のシールドを行うことができる。換言すれば遮へい
系は直線性を有する。
【0006】NMR撮像に必要な磁界強度および高精度
磁界を与えるために、超電導コイルアセンブリを用い
る。コイルの超電導状態を得るには、従来の低温または
冷凍技術を用いて4.2K程度の極低温までコイルを冷
却する。そしてコイルを継続動作状態にして、雑音磁界
を防ぐようにするとよい。この発明による磁石装置全体
の大きさは、冷却装置を含めても従来の非遮へい磁石を
装置を若干上回るにすぎない。この発明の自蔵型磁石装
置は、据付け費用を低減できる利点を有する。さらに第
2超電導コイルアセンブリを用いると遮へい作用を高精
度で行うことができ、作用空間内の磁界の一様性を低下
させることがない。また遮へい磁界は、実際上作用空間
内の磁界の制御に寄与する。さらに従来の鉄板シールド
を用いたものに比し、シールド効果を向上できる。通常
第2超電導コイルアセンブリに流れる電流の方向は、第
1超電導コイルアセンブリでの電流の方向と反対であ
る。
磁界を与えるために、超電導コイルアセンブリを用い
る。コイルの超電導状態を得るには、従来の低温または
冷凍技術を用いて4.2K程度の極低温までコイルを冷
却する。そしてコイルを継続動作状態にして、雑音磁界
を防ぐようにするとよい。この発明による磁石装置全体
の大きさは、冷却装置を含めても従来の非遮へい磁石を
装置を若干上回るにすぎない。この発明の自蔵型磁石装
置は、据付け費用を低減できる利点を有する。さらに第
2超電導コイルアセンブリを用いると遮へい作用を高精
度で行うことができ、作用空間内の磁界の一様性を低下
させることがない。また遮へい磁界は、実際上作用空間
内の磁界の制御に寄与する。さらに従来の鉄板シールド
を用いたものに比し、シールド効果を向上できる。通常
第2超電導コイルアセンブリに流れる電流の方向は、第
1超電導コイルアセンブリでの電流の方向と反対であ
る。
【0007】この発明において磁石装置の最も簡単な構
成では、第1、第2コイルアセンブリはそれぞれ単一コ
イルからなり、2個のコイルが電気的に直列に接続され
る。好ましくは第1、第2コイルアセンブリの一方また
は両方が、コイルの軸線に垂直な磁石装置中央面に対し
て、対称的に配置された複数個の同軸コイルを含むこと
である。2個の超電導コイルアセンブリを使用すると、
使用時にかなりの応力が発生するという問題を伴う。し
かしながら、コイル巻線内の磁界の値が全体として非遮
へい磁石の値となるように、第2超電導コイルアセンブ
リを配置することによって、上記応力を相当程度低減で
きる。そして作用空間内に正味の磁界を与えるのに必要
な電流増加分のみが、巻線内の作用力を増加させる。
成では、第1、第2コイルアセンブリはそれぞれ単一コ
イルからなり、2個のコイルが電気的に直列に接続され
る。好ましくは第1、第2コイルアセンブリの一方また
は両方が、コイルの軸線に垂直な磁石装置中央面に対し
て、対称的に配置された複数個の同軸コイルを含むこと
である。2個の超電導コイルアセンブリを使用すると、
使用時にかなりの応力が発生するという問題を伴う。し
かしながら、コイル巻線内の磁界の値が全体として非遮
へい磁石の値となるように、第2超電導コイルアセンブ
リを配置することによって、上記応力を相当程度低減で
きる。そして作用空間内に正味の磁界を与えるのに必要
な電流増加分のみが、巻線内の作用力を増加させる。
【0008】第1、第2コイルアセンブリが両方とも複
数個のコイルを含む場合、典型的には、2本の軸線を一
致させると共に2個の中央面も一致させる。これにより
作用空間(磁石装置の孔)内の合成磁界をきわめて簡単
に一様化できる。さらに第2超電導コイルアセンブリの
コイルの内側半径を、第1超電導コイルアセンブリのコ
イルの外側半径よりも大きくする。特に同軸コイルを用
いた場合の利点として、第1コイルアセンブリ(磁石)
と第2コイルアセンブリ(シールド)との間のバランス
をとることができるので、磁石アセンブリとシールドア
センブリとを別個に考えた場合には、一様な磁界が得ら
れず両者を一緒に働らかせたときのみ、一様化が達成さ
れるといった点をあげることができる。1実施例の場
合、第1、第2超電導コイルアセンブリはそれぞれ6個
の超電導コイルを含み、第1超電導コイルアセンブリを
構成するコイルが、第2超電導コイルアセンブリを構成
するコイルの半径方向内側に設けられ、コイル全体が同
軸的に配置されると共に、コイルの軸線に垂直な共通中
央面に対して対称的に配置される。
数個のコイルを含む場合、典型的には、2本の軸線を一
致させると共に2個の中央面も一致させる。これにより
作用空間(磁石装置の孔)内の合成磁界をきわめて簡単
に一様化できる。さらに第2超電導コイルアセンブリの
コイルの内側半径を、第1超電導コイルアセンブリのコ
イルの外側半径よりも大きくする。特に同軸コイルを用
いた場合の利点として、第1コイルアセンブリ(磁石)
と第2コイルアセンブリ(シールド)との間のバランス
をとることができるので、磁石アセンブリとシールドア
センブリとを別個に考えた場合には、一様な磁界が得ら
れず両者を一緒に働らかせたときのみ、一様化が達成さ
れるといった点をあげることができる。1実施例の場
合、第1、第2超電導コイルアセンブリはそれぞれ6個
の超電導コイルを含み、第1超電導コイルアセンブリを
構成するコイルが、第2超電導コイルアセンブリを構成
するコイルの半径方向内側に設けられ、コイル全体が同
軸的に配置されると共に、コイルの軸線に垂直な共通中
央面に対して対称的に配置される。
【0009】上述の磁石装置により得られる特に軸方向
でのシールド作用は、通常の実際上の目的に対して充分
である。しかしながらある場合には、少なくとも第1超
電導コイルアセンブリの周りに設けた磁性材のシールド
をさらに付加するとよい。すなわちこの付加シールド
は、半径方向周線磁界を一層低減する。この付加シール
ドは例えば第2超電導コイルアセンブリの周囲、好まし
くは第1、第2コイルアセンブリの間に配設する。また
この付加シールドを第2超電導コイルアセンブリのコイ
ルに隣接させるとよい。このような配置は、第2超電導
コイルアセンブリを支持する巻粋を上記付加シールドと
して用いることにより、きわめて簡単に実現できる。
でのシールド作用は、通常の実際上の目的に対して充分
である。しかしながらある場合には、少なくとも第1超
電導コイルアセンブリの周りに設けた磁性材のシールド
をさらに付加するとよい。すなわちこの付加シールド
は、半径方向周線磁界を一層低減する。この付加シール
ドは例えば第2超電導コイルアセンブリの周囲、好まし
くは第1、第2コイルアセンブリの間に配設する。また
この付加シールドを第2超電導コイルアセンブリのコイ
ルに隣接させるとよい。このような配置は、第2超電導
コイルアセンブリを支持する巻粋を上記付加シールドと
して用いることにより、きわめて簡単に実現できる。
【0010】付加シールドを鉄製にすれば、第2コイル
アセンブリ中の高価な超電導体の量を低減できる。1.
5Tの孔内磁界に対し、6000kgの鉄量ですむから
低減効果は顕著である。必要に応じて作用空間の両端に
隣接配置したさらに他の付加コイルアセンブリを設けれ
ば、シールド作用をさらに向上できる。これらの付加コ
イルアセンブリは、第1、第2超電導コイルアセンブリ
が付加コイル位置で発生する合成磁界と対抗して打消す
ように設けられる。そしてこれらの付加コイルアセンブ
リが発生する必要磁界は比較的小さいので、通常抵抗性
コイルのものを用いる。このため大きな低温槽を用いな
くても、コイルの直径を大きくできる。しかし付加コイ
ルアセンブリを超電導性のものとしてもよく、その場合
第1、第2超電導コイルアセンブリと電気的に直列に接
続する。
アセンブリ中の高価な超電導体の量を低減できる。1.
5Tの孔内磁界に対し、6000kgの鉄量ですむから
低減効果は顕著である。必要に応じて作用空間の両端に
隣接配置したさらに他の付加コイルアセンブリを設けれ
ば、シールド作用をさらに向上できる。これらの付加コ
イルアセンブリは、第1、第2超電導コイルアセンブリ
が付加コイル位置で発生する合成磁界と対抗して打消す
ように設けられる。そしてこれらの付加コイルアセンブ
リが発生する必要磁界は比較的小さいので、通常抵抗性
コイルのものを用いる。このため大きな低温槽を用いな
くても、コイルの直径を大きくできる。しかし付加コイ
ルアセンブリを超電導性のものとしてもよく、その場合
第1、第2超電導コイルアセンブリと電気的に直列に接
続する。
【0011】以下実施例を用いて、この発明による磁石
装置と、この磁石装置を組込んだNMR装置につき詳細
に説明する。第1図は磁石装置1の一部切欠分解図を示
す。磁石装置1は、軸線4を有する孔3からなる磁石作
用空間を形成する円筒状巻型2を備え、この巻型2はガ
ラス繊維エポキシ合成材からなっている。巻型2の半径
方向外側には、軸線4と同軸のアルミニウム製円筒状巻
粋5が配置されている。軸線4に垂直な装置中央面6に
対して、それぞれ対称に配置された3組のコイル対A
A′,BB′およびCC′(合計6組)を巻粋5に設け
る(第2図)。典型的には、コイル対の各コイルA,
A′〜C,C′はII型合金超電導体の細いより線と、
通常の良導電体母材と、付勢電圧および障害電圧を絶縁
する電気絶縁面とで構成され、超電導体より線は母材中
に整然としたアレイ状に埋設される。各コイルの位置お
よび巻数については後に述べる。コイル対の各コイル
A,A′〜C,C′は、一方が他方の半径方向内側に位
置するよう分離して巻回されている。これらのコイルを
ワックス組成材中に埋設してからクランプリング(図示
せず)で取巻く。そして各コイル対を巻粋5の各環状リ
ブ対5A,5B等の間に配設する。コイルのわずかな移
動によって微量の熱が発生し、超電導状態の破壊(クエ
ンチングとして知られている)に到るので、使用中のコ
イル巻線の移動は問題であり、これを防ぐためにワック
ス組成材とリブとを設けているのである。コイル対A
A′〜CC′の間隔は小さいから、隣接コイル間で軸方
向に作用し、約200,000kgにも及ぶ大きな力に
見合うように巻粋5を構成しなければならない。さら
に、巻粋5をできるだけ軽くして磁石装置の全重量を低
減し、できるだけ真円筒状にする必要がある。巻粋5に
対し半径方向外側に第2のアルミニウム製巻粋7を取付
ける。この巻粋7には、後述のように磁石装置の中央面
6に対して対称的に配置された6個のシールドコイルD
〜F(第2図)が設けられている。これらのコイルD〜
Fは巻粋7の各リブ対7F,7Eの間にコイルA,A′
〜C,C′と同様な方法で取付けられる。この場合も、
クランプリング(図示せず)とワックスを用いてコイル
巻線の移動を抑えている。2組のコイル内を反対方向に
流れる電流が極めて大きな力を半径方向に生じさせるか
ら、クランブリングを設けることは特に重要である。
装置と、この磁石装置を組込んだNMR装置につき詳細
に説明する。第1図は磁石装置1の一部切欠分解図を示
す。磁石装置1は、軸線4を有する孔3からなる磁石作
用空間を形成する円筒状巻型2を備え、この巻型2はガ
ラス繊維エポキシ合成材からなっている。巻型2の半径
方向外側には、軸線4と同軸のアルミニウム製円筒状巻
粋5が配置されている。軸線4に垂直な装置中央面6に
対して、それぞれ対称に配置された3組のコイル対A
A′,BB′およびCC′(合計6組)を巻粋5に設け
る(第2図)。典型的には、コイル対の各コイルA,
A′〜C,C′はII型合金超電導体の細いより線と、
通常の良導電体母材と、付勢電圧および障害電圧を絶縁
する電気絶縁面とで構成され、超電導体より線は母材中
に整然としたアレイ状に埋設される。各コイルの位置お
よび巻数については後に述べる。コイル対の各コイル
A,A′〜C,C′は、一方が他方の半径方向内側に位
置するよう分離して巻回されている。これらのコイルを
ワックス組成材中に埋設してからクランプリング(図示
せず)で取巻く。そして各コイル対を巻粋5の各環状リ
ブ対5A,5B等の間に配設する。コイルのわずかな移
動によって微量の熱が発生し、超電導状態の破壊(クエ
ンチングとして知られている)に到るので、使用中のコ
イル巻線の移動は問題であり、これを防ぐためにワック
ス組成材とリブとを設けているのである。コイル対A
A′〜CC′の間隔は小さいから、隣接コイル間で軸方
向に作用し、約200,000kgにも及ぶ大きな力に
見合うように巻粋5を構成しなければならない。さら
に、巻粋5をできるだけ軽くして磁石装置の全重量を低
減し、できるだけ真円筒状にする必要がある。巻粋5に
対し半径方向外側に第2のアルミニウム製巻粋7を取付
ける。この巻粋7には、後述のように磁石装置の中央面
6に対して対称的に配置された6個のシールドコイルD
〜F(第2図)が設けられている。これらのコイルD〜
Fは巻粋7の各リブ対7F,7Eの間にコイルA,A′
〜C,C′と同様な方法で取付けられる。この場合も、
クランプリング(図示せず)とワックスを用いてコイル
巻線の移動を抑えている。2組のコイル内を反対方向に
流れる電流が極めて大きな力を半径方向に生じさせるか
ら、クランブリングを設けることは特に重要である。
【0012】コイルA〜Fの巻線を超電導状態に置くた
めには、これらの巻線を約4.2Kまで冷却する必要が
ある。この温度はヘリウムの沸点であるから、2個の巻
粋5,7を、外側円筒壁8と、中央円筒部材9およびこ
れよりも半径方向外側の1対の円筒部材10(第1図で
は片方のみが見える)を有する内側壁とで定められるヘ
リウム容器内に置く。円筒部材9,10は環状ウエブ部
材11で接続して一体化する。そして1対のリング部材
12を用いてヘリウム容器を塞ぐ。壁8、円筒部材9,
10,11およびリング部材12はすべてステンレス綱
でできている。タレット14内に設けた注入口13を介
して、ヘリウム容器へ液体ヘリウムを供給する。ヘリウ
ム容器に対し半径方向外側および内側に、これと同軸に
アルミニウム製の円筒状放射シールド15,15′が取
付けられ、該シールド15,15′とヘリウム容器との
間に排気空間16を形成する。シールド15,15′は
タレット14内に設けた熱交換器(図示せず)の媒介作
用によりヘリウムと接触して冷却される。この熱交換器
は放射シールド15,15′から熱を抽出し、その熱を
ヘリウム容器内で気化している冷いヘリウムガスへ伝え
る。
めには、これらの巻線を約4.2Kまで冷却する必要が
ある。この温度はヘリウムの沸点であるから、2個の巻
粋5,7を、外側円筒壁8と、中央円筒部材9およびこ
れよりも半径方向外側の1対の円筒部材10(第1図で
は片方のみが見える)を有する内側壁とで定められるヘ
リウム容器内に置く。円筒部材9,10は環状ウエブ部
材11で接続して一体化する。そして1対のリング部材
12を用いてヘリウム容器を塞ぐ。壁8、円筒部材9,
10,11およびリング部材12はすべてステンレス綱
でできている。タレット14内に設けた注入口13を介
して、ヘリウム容器へ液体ヘリウムを供給する。ヘリウ
ム容器に対し半径方向外側および内側に、これと同軸に
アルミニウム製の円筒状放射シールド15,15′が取
付けられ、該シールド15,15′とヘリウム容器との
間に排気空間16を形成する。シールド15,15′は
タレット14内に設けた熱交換器(図示せず)の媒介作
用によりヘリウムと接触して冷却される。この熱交換器
は放射シールド15,15′から熱を抽出し、その熱を
ヘリウム容器内で気化している冷いヘリウムガスへ伝え
る。
【0013】またシールド15,15′に対して半径方
向外側および内側に、これらと同軸にアルミニウム製の
放射シールド17,17′が取付けられて排気空間18
を形成する。使用時シールド17,17′に巻かれてタ
レット14の盲口部19に接続された冷却管(図示せ
ず)へ液体窒素が供給される。最後にシールド17に対
して同軸にステンレス綱製の円筒状外側ケース20が取
付けられて真空空間21を形成する。アルミニウム製端
板22〜24で空間16,17,21の端部を塞ぎ、一
方1対のエンドリング25を内側シールド17′に装着
する。第1図には、一方の端板およびエンドリングのみ
しか図示されていない。
向外側および内側に、これらと同軸にアルミニウム製の
放射シールド17,17′が取付けられて排気空間18
を形成する。使用時シールド17,17′に巻かれてタ
レット14の盲口部19に接続された冷却管(図示せ
ず)へ液体窒素が供給される。最後にシールド17に対
して同軸にステンレス綱製の円筒状外側ケース20が取
付けられて真空空間21を形成する。アルミニウム製端
板22〜24で空間16,17,21の端部を塞ぎ、一
方1対のエンドリング25を内側シールド17′に装着
する。第1図には、一方の端板およびエンドリングのみ
しか図示されていない。
【0014】熱負荷(損失)を少なくするため、各シー
ルドを対応する取付板に装着されたガラス棒(図示せ
ず)によって支持する。これらの棒を3次元支柱アレイ
として配設すれば、0.04ワット以下の熱洩れで40
00kgの磁石を支持できる。使用時ヘリウム容器には
4.2Kの液体ヘリウムが充填される。液体ヘリウムが
気化すると、生成されたガスがタレット14内の熱交換
器へ流入し、シールド15,15′を約40゜Kまで冷
却する。液体ヘリウムの気化によりヘリウム容器壁は4
2°Kに保たれる。冷却管(図示せず)中の液体窒素は
シールド17,17′の温度を約77Kに保つ。この液
体窒素の外被と空間16,18,21内の真空とが、ヘ
リウム容器の温度を4.2Kに保持するのに役立ってい
る。空間16,18,21はタレット14内の弁(図示
せず)を介して大気に接続しているので、これらの空間
を排気できる。
ルドを対応する取付板に装着されたガラス棒(図示せ
ず)によって支持する。これらの棒を3次元支柱アレイ
として配設すれば、0.04ワット以下の熱洩れで40
00kgの磁石を支持できる。使用時ヘリウム容器には
4.2Kの液体ヘリウムが充填される。液体ヘリウムが
気化すると、生成されたガスがタレット14内の熱交換
器へ流入し、シールド15,15′を約40゜Kまで冷
却する。液体ヘリウムの気化によりヘリウム容器壁は4
2°Kに保たれる。冷却管(図示せず)中の液体窒素は
シールド17,17′の温度を約77Kに保つ。この液
体窒素の外被と空間16,18,21内の真空とが、ヘ
リウム容器の温度を4.2Kに保持するのに役立ってい
る。空間16,18,21はタレット14内の弁(図示
せず)を介して大気に接続しているので、これらの空間
を排気できる。
【0015】コイルA〜Fの配置を理解するには、円筒
表面上に配設された1組の円形共面コイルの中心におけ
る磁界を考えるとよい。コイルを流れる各電流値に対
し、上記磁界は半径に比例する。円筒孔内磁界(孔内磁
界)をBo、磁石装置の外部点の磁界(以下外部点磁界
という)をBfとすると、内側コイルA,A′〜C,
C′により構成される磁石(M)およびコイルD〜Fに
より構成される対抗磁石(A)に関して、 Bo M/Bf M=R1 Bo A/Bf A=R2 が得られる。所定外部点での外部点磁界を完全に打ち消
すためには、Bf A=−Bf Mでなければならない。ま
たコイルの両アレイによる合成有効孔内磁界は、 Bo M+(−Bo A)=Bo M(1−R2/R1) となる。よって一定の孔内磁界を得るのに、完全遮へい
系は非遮へい磁石装置よりも大きな電流を必要とする。
この電流増加の影響により、コイル巻線中で導体に作用
する力も増大するので、先に述べたような対策が必要と
なるのである。
表面上に配設された1組の円形共面コイルの中心におけ
る磁界を考えるとよい。コイルを流れる各電流値に対
し、上記磁界は半径に比例する。円筒孔内磁界(孔内磁
界)をBo、磁石装置の外部点の磁界(以下外部点磁界
という)をBfとすると、内側コイルA,A′〜C,
C′により構成される磁石(M)およびコイルD〜Fに
より構成される対抗磁石(A)に関して、 Bo M/Bf M=R1 Bo A/Bf A=R2 が得られる。所定外部点での外部点磁界を完全に打ち消
すためには、Bf A=−Bf Mでなければならない。ま
たコイルの両アレイによる合成有効孔内磁界は、 Bo M+(−Bo A)=Bo M(1−R2/R1) となる。よって一定の孔内磁界を得るのに、完全遮へい
系は非遮へい磁石装置よりも大きな電流を必要とする。
この電流増加の影響により、コイル巻線中で導体に作用
する力も増大するので、先に述べたような対策が必要と
なるのである。
【0016】コイルA〜Fの半径方向および軸方向位置
は、孔3内の磁界が選択値になると共に、孔全域に亘っ
てほぼ一様になるように選ばれる。さらにコイルの大き
さと位置を選択して、磁石装置の外部の磁界強度が特定
値を越えないようにする。各コイルA〜Fの位置は4個
の寸法によって決められる。これらの寸法は第2図に示
すように(但しコイルCに注目して示す)、内側半径a
1、外側半径a2、コイルが中央面6から軸4に並行に
離間する最短距離b1およびコイルが中央面6から軸4
に並行に離間する最長距離b2である。第2図からわか
るようにコイルA〜Fかすべて長方形横断面を有する。
は、孔3内の磁界が選択値になると共に、孔全域に亘っ
てほぼ一様になるように選ばれる。さらにコイルの大き
さと位置を選択して、磁石装置の外部の磁界強度が特定
値を越えないようにする。各コイルA〜Fの位置は4個
の寸法によって決められる。これらの寸法は第2図に示
すように(但しコイルCに注目して示す)、内側半径a
1、外側半径a2、コイルが中央面6から軸4に並行に
離間する最短距離b1およびコイルが中央面6から軸4
に並行に離間する最長距離b2である。第2図からわか
るようにコイルA〜Fかすべて長方形横断面を有する。
【0017】下の表1はコイルの直径が異なると、孔内
磁界と周縁磁界とがどのように変化するかを示す。各ケ
ースでコイルの半径はacmで、1,432,664ア
ンペアターンを有するものとする。孔内磁界をBoと
し、コイルの中央面内で半径400cmにおける周縁磁
界をBrで示し、コイルの軸に沿いコイルの中心から4
00cm離れた所での周縁磁界をBzで表わす。周縁磁
界はそのZ成分すなわちコイルの軸に並行な成分をもっ
て表わしてある。 内側コイルとして例えば半径60cmのコイルを選び、
外側コイルとしては内側コイルと半径方向でできるだけ
接近しているが、相応の周縁磁界となるよう若干弱い強
度のコイルを選ぶ。例えば、主磁石の半径を60cmと
すると、15,000ガウスの孔内磁界および40.1
ガウスの平均周縁磁界を発生する(表1)。半径80c
mのシールドコイル自身が発生する孔内磁界は11,2
50ガウスで、平均周縁磁界は73.1ガウスである。
そして、シールドコイルは主コイルに対して極性が反対
である。周縁磁界が打消し合うように該周縁磁界を釣合
わせるためにはシールドコイルのアンペアターンを4
0.1/73.1だけ減少させて786,560アンペ
アターンにする必要がある。しかしてシールドコイルが
発生する孔内磁界は6,176ガウスで、平均周縁磁界
は40.1ガウスである。したがって正味の孔内磁界は
15,000−6,176=8,823ガウスとなり、
正味の周縁磁界は零となる。
磁界と周縁磁界とがどのように変化するかを示す。各ケ
ースでコイルの半径はacmで、1,432,664ア
ンペアターンを有するものとする。孔内磁界をBoと
し、コイルの中央面内で半径400cmにおける周縁磁
界をBrで示し、コイルの軸に沿いコイルの中心から4
00cm離れた所での周縁磁界をBzで表わす。周縁磁
界はそのZ成分すなわちコイルの軸に並行な成分をもっ
て表わしてある。 内側コイルとして例えば半径60cmのコイルを選び、
外側コイルとしては内側コイルと半径方向でできるだけ
接近しているが、相応の周縁磁界となるよう若干弱い強
度のコイルを選ぶ。例えば、主磁石の半径を60cmと
すると、15,000ガウスの孔内磁界および40.1
ガウスの平均周縁磁界を発生する(表1)。半径80c
mのシールドコイル自身が発生する孔内磁界は11,2
50ガウスで、平均周縁磁界は73.1ガウスである。
そして、シールドコイルは主コイルに対して極性が反対
である。周縁磁界が打消し合うように該周縁磁界を釣合
わせるためにはシールドコイルのアンペアターンを4
0.1/73.1だけ減少させて786,560アンペ
アターンにする必要がある。しかしてシールドコイルが
発生する孔内磁界は6,176ガウスで、平均周縁磁界
は40.1ガウスである。したがって正味の孔内磁界は
15,000−6,176=8,823ガウスとなり、
正味の周縁磁界は零となる。
【0019】第1図の磁石装置と共に用いるのに適した
一連のコイルの寸法例を以下の表2に示す。 この表で、巻線長さを除き、他の距離の単位はcmであ
る。またコイルD〜Fの巻数の前に付したマイナス符号
は、これらのコイルを流れる電流が他のコイルの電流に
対して反対方向であることを示す。
一連のコイルの寸法例を以下の表2に示す。 この表で、巻線長さを除き、他の距離の単位はcmであ
る。またコイルD〜Fの巻数の前に付したマイナス符号
は、これらのコイルを流れる電流が他のコイルの電流に
対して反対方向であることを示す。
【0020】この具体的な構成によると、30cmDS
Vで74.7ppmときわめて高い一様性を有すると共
に、0.1ppm/時以下の磁界安定度の2.0Tの孔
内磁界を発生できる。429アンペアの電流を用いて
2.0Tの磁界が得られる。コイル間の電気接続を第3
図に示す。スイッチ27および0.5オームの保護抵抗
28を介して、コイルD〜Fと並列に電源26が接続さ
れる。各コイル群D〜FはコイルA,A′〜C,C′と
直列接続する。さらに、0.5オームの保護抵抗29が
全コイルA,A′〜C,C′と並列に接続し、0.5オ
ームの保護抵抗30がコイルB,B′〜C,C′と並列
に接続している。
Vで74.7ppmときわめて高い一様性を有すると共
に、0.1ppm/時以下の磁界安定度の2.0Tの孔
内磁界を発生できる。429アンペアの電流を用いて
2.0Tの磁界が得られる。コイル間の電気接続を第3
図に示す。スイッチ27および0.5オームの保護抵抗
28を介して、コイルD〜Fと並列に電源26が接続さ
れる。各コイル群D〜FはコイルA,A′〜C,C′と
直列接続する。さらに、0.5オームの保護抵抗29が
全コイルA,A′〜C,C′と並列に接続し、0.5オ
ームの保護抵抗30がコイルB,B′〜C,C′と並列
に接続している。
【0021】外側コイル群D〜Fが磁石装置に及ぼす遮
へい効果を第4図に示す。15KGの孔内磁界を発生す
る非遮へい磁石装置の場合、磁石装置の中央面6から、
10m離れ、磁石装置の軸4から7.5m離れた位置
で、10Gの強度の外部磁界が発生する。これを第4図
の曲線31で示す。点線の曲線32は外部磁界強度が5
Gに低下した位置を示す。これに対し、第1,第2図の
磁石装置によると、曲線33,34のように10G,5
Gに低下した外部磁界強度位置が得られる。第5図は別
のコイル形状例であり、この場合内側コイルA,A′〜
C,C′の代りに、2対のコイル35,36を用いる。
コイル35は4,098ターンの巻数を有し、コイル3
6の巻数は2,000ターンである。また、コイルD〜
Fの代りに4,400ターンの1個のソレノイド37を
用いる。このソレノイドは軸4から100cm離間し、
中央面6の両側へ64cm延在する。
へい効果を第4図に示す。15KGの孔内磁界を発生す
る非遮へい磁石装置の場合、磁石装置の中央面6から、
10m離れ、磁石装置の軸4から7.5m離れた位置
で、10Gの強度の外部磁界が発生する。これを第4図
の曲線31で示す。点線の曲線32は外部磁界強度が5
Gに低下した位置を示す。これに対し、第1,第2図の
磁石装置によると、曲線33,34のように10G,5
Gに低下した外部磁界強度位置が得られる。第5図は別
のコイル形状例であり、この場合内側コイルA,A′〜
C,C′の代りに、2対のコイル35,36を用いる。
コイル35は4,098ターンの巻数を有し、コイル3
6の巻数は2,000ターンである。また、コイルD〜
Fの代りに4,400ターンの1個のソレノイド37を
用いる。このソレノイドは軸4から100cm離間し、
中央面6の両側へ64cm延在する。
【0022】一般に前掲の図に示した磁石装置の遮へい
で充分であるが、ある場合には特別な遮へいを必要とす
る。このような遮へいは例えば第6A、第6B図のよう
に行う。この例において、第1図と同じ磁石装置1を軸
4に並行な4枚の長方形状鉄板38で囲む。軸4に対し
て垂直な1対の抵抗性コイル39を孔3の両端から離れ
た位置に設ける。代表的にはコイル39は直径3mで5
0ターンを有し、独立した電源(図示せず)から100
〜150Aの電流供給を受ける。この構成によると、孔
内磁界に大きな影響を及ぼすことなく、さらに遮へい作
用を改善できる。さらに磁石装置をNMR撮像装置に使
用する場合でも、コイル39が患者の孔3への出入りを
さまたげることがない。
で充分であるが、ある場合には特別な遮へいを必要とす
る。このような遮へいは例えば第6A、第6B図のよう
に行う。この例において、第1図と同じ磁石装置1を軸
4に並行な4枚の長方形状鉄板38で囲む。軸4に対し
て垂直な1対の抵抗性コイル39を孔3の両端から離れ
た位置に設ける。代表的にはコイル39は直径3mで5
0ターンを有し、独立した電源(図示せず)から100
〜150Aの電流供給を受ける。この構成によると、孔
内磁界に大きな影響を及ぼすことなく、さらに遮へい作
用を改善できる。さらに磁石装置をNMR撮像装置に使
用する場合でも、コイル39が患者の孔3への出入りを
さまたげることがない。
【0023】巻粋7を鉄製にすることによって、第6
A、第6B図のような改善された装置を得ることができ
る。このように第6A図の鉄板38を磁石装置1へ組込
めば、きわめてコンパクトな構造でコイルD〜Fの遮へ
い効果をかなり向上できる。上述の磁石装置の最も重要
な応用例の1つとしてNMR撮像装置への応用がある。
第7図はNMR撮像装置のブロック図を示し、磁石装置
を除いては従来装置と同様である。装置は電源(図示せ
ず)を組込んだ磁石装置1を備えている。ヘリウム容器
と空間18への入口は適当な供給源に接続され、この供
給源の動作は従来形の低温制御装置40により制御され
る。
A、第6B図のような改善された装置を得ることができ
る。このように第6A図の鉄板38を磁石装置1へ組込
めば、きわめてコンパクトな構造でコイルD〜Fの遮へ
い効果をかなり向上できる。上述の磁石装置の最も重要
な応用例の1つとしてNMR撮像装置への応用がある。
第7図はNMR撮像装置のブロック図を示し、磁石装置
を除いては従来装置と同様である。装置は電源(図示せ
ず)を組込んだ磁石装置1を備えている。ヘリウム容器
と空間18への入口は適当な供給源に接続され、この供
給源の動作は従来形の低温制御装置40により制御され
る。
【0024】巻型2の多数の勾配磁界コイルを設けてあ
るので、孔3を通って異なる磁界勾配が形成されてNM
R撮像操作を可能にする。勾配磁界コイルは超電導コイ
ルではなく従来形のものである。これらのコイルは、波
形発生器43を介して制御論理回路42により制御され
る駆動源41で駆動される。巻型2にはRF(無線周
波)エネルギを発生、受信するコイル(図示せず)も装
着されていて、分光計45に接続した増幅器44にRF
発信機が接続される。NMR信号を検出するRF受信機
も分光計45に接続される。分光計45に接続した制御
論理回路42によってRFパルスの発生を制御する。分
光計45からのNMRデータは、制御論理回路42で制
御されるデータ集収装置46へ送られる。この装置46
からのデータは理論処理回路47へ供給される。
るので、孔3を通って異なる磁界勾配が形成されてNM
R撮像操作を可能にする。勾配磁界コイルは超電導コイ
ルではなく従来形のものである。これらのコイルは、波
形発生器43を介して制御論理回路42により制御され
る駆動源41で駆動される。巻型2にはRF(無線周
波)エネルギを発生、受信するコイル(図示せず)も装
着されていて、分光計45に接続した増幅器44にRF
発信機が接続される。NMR信号を検出するRF受信機
も分光計45に接続される。分光計45に接続した制御
論理回路42によってRFパルスの発生を制御する。分
光計45からのNMRデータは、制御論理回路42で制
御されるデータ集収装置46へ送られる。この装置46
からのデータは理論処理回路47へ供給される。
【0025】装置全体の制御は、従来のRS(レコード
分離)232インターフェースを介してオペレータ入力
部49に接続したコンピュータ48によって行われる。
コンピュータに対する情報はディスク駆動機構50に蓄
えられ、一方、撮像操作の結果はコンピュータによって
表示装置51へ送られる。そして表示装置51は患者の
人体スライスをモニタ52上に表示する。使用時、患者
はZ方向と呼ばれている磁石装置の軸線4に沿って孔3
内に横たわる。
分離)232インターフェースを介してオペレータ入力
部49に接続したコンピュータ48によって行われる。
コンピュータに対する情報はディスク駆動機構50に蓄
えられ、一方、撮像操作の結果はコンピュータによって
表示装置51へ送られる。そして表示装置51は患者の
人体スライスをモニタ52上に表示する。使用時、患者
はZ方向と呼ばれている磁石装置の軸線4に沿って孔3
内に横たわる。
【0026】下の表3は従来の非遮へい磁石装置と、第
1図に示す磁石装置との代表的な寸法比較を示してい
る。数字は1mの直径の孔で1.5Tの孔内磁界に対す
るものである。
1図に示す磁石装置との代表的な寸法比較を示してい
る。数字は1mの直径の孔で1.5Tの孔内磁界に対す
るものである。
【図1】この発明に実施例の一部切欠分解斜視図。
【図2】第1図のものの超電導コイルの位置を説明する
ための図。
ための図。
【図3】第2図の超電導コイル間の電気的接続を示す回
路図。
路図。
【図4】第1図のものの軸線と中央面との交点で定めた
原点からの距離に対する磁界強度の変化を、非遮へい磁
石装置と、第1図のものとに対して示すグラフ。
原点からの距離に対する磁界強度の変化を、非遮へい磁
石装置と、第1図のものとに対して示すグラフ。
【図5】この発明の第2実施例におけるコイル配置を説
明するための図。
明するための図。
【図6】第6A、第6B図は、それぞれこの発明の第3
実施例の端面および側面を示す概要図。
実施例の端面および側面を示す概要図。
【図7】第1図のものを組込んだNMR装置のブロック
図である。
図である。
1 磁石装置 3 作用空間 4 コイルの軸線 5、7 巻枠 6 中央面 8 外側円筒壁 9 中央円筒部材 10 円筒部材 11 環状ウエブ部材 12 リング部材 13 注入口 14 タレット 15、15′ 円筒状放射シールド 16 排気空間 17、17′ 放射シールド 18 排気空間 19 盲口部 20 円筒状外側ケース 21 真空空間 22、23、24 アルミニウム製端板 25 エンドリング 26 電源 27 スイッチ 28、29、30 保護抵抗 31、33、34 曲線 32 点線の曲線 35、36 コイル 37 ソレノイド 38 シールド 39 付加コイル 40 低温制御装置 41 駆動源 42 制御論理回路 43 波形発生器 44 増幅器 45 分光計 46 データ収集装置 47 論理処理回路 48 コンピュータ 49 オペレータ入力部 50 駆動機構 51 表示装置 52 モニタ AA′〜CC′ 第1超電導コイルアセンブリ D〜F 第2超電導コイルアセンブリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジヨン モーリス バード イギリス国,オクスフオード,チヤールベ リ,スタート ロード,ストーン リー (番地無し) (72)発明者 イーアン リーチ マクドーガル イギリス国,オクスフオード,チヤールベ リ,リーズ ハイツ 16番地 (72)発明者 デイビツド ブラツク イギリス国,オクスフオード,チヤールベ リ,ザ スレイド,ブレインハイム コテ ツジ (番地無し)
Claims (5)
- 【請求項1】 第1磁界を発生する第1超電導コイルア
センブリ(AA′〜CC′)と、第2磁界を発生し、前
記第1超電導コイルアセンブリの外側に位置して、前記
第1超電導コルアセンブリと逆極性及び直列に接続され
る第2超電導コイルアセンブリとを備えており、使用時
に、前記第1及び第2超電導コイルアセンブリは、対応
する高次磁界成分がほぼ同程度の強さの磁界を発生し
て、一様な合成磁界を作用空間内に形成するものであ
り、第2磁界は、磁石装置の外側で第1磁界に対抗する
ものであり、前記第1及び第2超電導コイルアセンブリ
は保護抵抗と並列に接続されていることを特徴とする磁
石装置。 - 【請求項2】 第1超電導コイルアセンブリ及び第2超
電導コイルアセンブリの各々が、独立して高次磁界成分
が零となるように構成されていることを特徴とする請求
項1に記載の磁石装置。 - 【請求項3】 第1超電導コイルアセンブリ及び第2超
電導コイルアセンブリは、前記第1及び第2超電導コイ
ルアセンブリを同時に付勢した時に、高次磁界成分が消
し合うように構成されていることを特徴とする請求項1
に記載の磁石装置。 - 【請求項4】 磁性シールドが第1超電導コイルアセン
ブリと第2超電導コイルアセンブリの間に配置されてい
ることを特徴とする請求項1に記載の磁石装置。 - 【請求項5】 磁性シールドが第2超電導コイルアセン
ブリの外側の周囲に配置されているとを特徴とする請求
項1に記載の磁石装置。
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