JPH0564549B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0564549B2
JPH0564549B2 JP57154527A JP15452782A JPH0564549B2 JP H0564549 B2 JPH0564549 B2 JP H0564549B2 JP 57154527 A JP57154527 A JP 57154527A JP 15452782 A JP15452782 A JP 15452782A JP H0564549 B2 JPH0564549 B2 JP H0564549B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
control
command value
output current
current command
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57154527A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5944977A (ja
Inventor
Juichi Ninomya
Satoshi Ibori
Hiroshi Nagase
Sadayuki Igarashi
Hiroshi Sugai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP15452782A priority Critical patent/JPS5944977A/ja
Priority to DE8383108767T priority patent/DE3370107D1/de
Priority to EP83108767A priority patent/EP0105215B1/en
Priority to US06/530,101 priority patent/US4516065A/en
Priority to CA000436184A priority patent/CA1204150A/en
Publication of JPS5944977A publication Critical patent/JPS5944977A/ja
Publication of JPH0564549B2 publication Critical patent/JPH0564549B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/42Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
    • H02M7/44Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters
    • H02M7/48Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P2207/00Indexing scheme relating to controlling arrangements characterised by the type of motor
    • H02P2207/01Asynchronous machines
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P2207/00Indexing scheme relating to controlling arrangements characterised by the type of motor
    • H02P2207/05Synchronous machines, e.g. with permanent magnets or DC excitation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は誘導電動機などの交流電動機の回転速
度制御に用いられる交流電源装置、特に電流比較
形インバータ方式の交流電源装置に関する。
〔従来技術〕
例えば、誘導電動機などの交流電動機は、構造
が簡単で寿命が永く、しかも保守が容易で比較的
ローコストであるという利点があるため、小容量
から大容量のものにまで広く使用されているが、
従来はその回転速度を効率よく制御する方式がな
かつたため用途が限られ、かつ、速度制御を行な
えば使用上好ましい用途においても、上記した利
点を活かすため回転速度制御を行なわないで使用
されたりしていた。
しかして、近年に到り、種々の半導体素子が提
供されるようになり、商用電源の周波数とは無関
係に任意の周波数の出力を簡単に得ることができ
る静止形インバータからなる交流電源装置が現わ
れ、誘導電動機などの交流電動機(以下、単にモ
ータという)に供給する電源の周波数を変えるこ
とにより極めて効率的な回転速度制御が容易に得
られるようになつてきた。
そして、この種の交流電源装置としては、従来
から、以下に説明するようなパルス幅変調
(PWM)方式のインバータを用いた電流比較形
交流電源装置が知られている。
第1図は上記従来装置の主回路の一例で、1は
順変換部(交流・直流変換部)、2はインバータ
部(逆変換部)、3は駆動制御対象となるモータ、
4は電流検出部、1A〜1Fは整流用ダイオー
ド、5は平滑コンデンサ、2A〜2Fはトランジ
スタ、ゲート・ターンオフ・サイリスタなどから
なる主スイツチング素子、2G〜2Lはフライホ
イールダイオードである。
順変換部1はダイオード1A〜1Fからなる3
相全波調整回路で構成され、平滑コンデンサ5の
端子間に平滑化されて脈動分の少ない直流電圧を
発生する。
インバータ部2はブリツジ状に接続された主ス
イツチング素子2A〜2Fとダイオード2G〜2
Lからなり、PWM方式のインバータを構成して
いる。そして、これらの主スイツチング素子2A
〜2Fのそれぞれは所定のタイミングでオン・オ
フ制御され、これにより順変換部1から平滑コン
デンサ5を介して供給されている直流電圧をスイ
ツチングしてモータ3に3相PWM交流電流を供
給し、モータ3を駆動する。
電流検出器4はモータ3の各相に流れる電流を
検出し、電流検出信号を発生する。
次に、これらインバータ部2を構成する主スイ
ツチング素子2A〜2Fのオン・オフ制御を行な
う制御回路の一例を第2図に示す。なお、この例
は一般に非同期形の電圧指令方式と呼ばれるもの
であり、第2図では1相分についてだけ示してあ
る。
第2図において、6は誤差検出器、7は誤差増
幅器、8は搬送波発生器、9はPWM変調器とし
て動作する比較器、10,11は主スイツチング
素子2A,2Bの駆動回路、12は電流・電圧変
換器であり、その他は第1図と同じである。
誤差検出器6は電流指令値aと電流検出器4か
らフイードバツクされる電流検出値bとの差の信
号cを検出し、それを誤差増幅器7に供給する働
きをする。従つて誤差増幅器7の出力に誤差信号
dが出力され、比較器9にPWM変調信号として
入力されることになる。なお、電流指令値aとし
ては正弦波信号、台形波信号などが用いられる
が、正弦波信号の場合には誤差信号dの波形も第
3図に示すようなほぼ正弦波状の信号となる。
搬送波発生器8は第3図にeで示すような三角
波、又は鋸歯状波の搬送波信号eを発生して比較
器9に入力する働きをする。
比較器9は信号dとeを比較し、第3図に示す
ように(d>e)となつているときだけ“H”に
なり、(d<e)のときには“L”となる信号S
と、この信号Sの極性反転信号である信号を発
生する働きをする。従つて、この比較器9の出力
に現われる信号S,は誤差信号dをPWM化し
た信号となつている。
駆動回路10,11はPWM信号S,に応じ
て主スイツチング素子2A,2Bをオン・オフ駆
動する働きをする。従つて、主スイツチング素子
2Aと2Bは交互に、一方がオンのときは他方が
オフするようにスイツチングされ、モータ3(第
1図)に電流が供給されることになる。
電流・電圧変換器12は電流検出器4で検出し
たモータ3の電流を表わす信号iを電圧に変換
し、電流検出値bを得る働きをする。
従つて、この電源装置によれば、電流指令値a
と電流検出値bとの各瞬時ごとの誤差信号dに応
じて主スイツチング素子2A,2Bのオンオフデ
ユーテイが変化し、これにより電流指令値aと検
出電流値bとを一致させる方向のフイードバツク
制御が働くことになり、電流指令値aで与えられ
た瞬時値に収斂するように負荷電流の瞬時値を
制御することができる。
ところで、このような電源装置では、電流指令
値aの瞬時値に応じて制御が行なわれるため、過
渡的な制御が行なわれたときや出力周波数が高く
なつた制御領域においても所定の制御精度を保つ
ためには、充分な制御応答性を与えておく必要が
ある。
例えば、電流指令値aが正弦波であれば、その
瞬時値i*は i*=(t)sinωt ……(1) で与えられ、従つて、その変化率は次の(2)式で与
えられる。
di*/dt=d(t)/dtsinωt+・ω・cosωt ……(2) ω:2πf f:出力周波数 この(2)式から明らかなように、瞬時値i*の変化
率は、出力電流のレベルと出力周波数によつて
変化し、従つて、出力電流のレベルや周波数が
大となるにつれ、それに見合うように制御系のゲ
インを上げ、応答速度が早くなるようにする必要
があることが判る。
また、この(2)式から明らかなように、瞬時値i*
の変化率は第4図に示すように正弦波の1サイク
ルの間でも変化し、図中のイ点では最大に、そし
てロ点では最小になり、さらに電圧指令値aがハ
点で示すように過渡的に変化したときにも極めて
大きな変化率となるから、結局、上記した電源装
置では、その制御系のゲインを高め、充分な応答
特性を与えておかなければ精度の良い制御を行な
うことができないのである。
しかして、上記した従来の制御回路において
は、誤差増幅器7のゲインを上げることにより必
要な応答特性を制御系に与えるようにしていた。
しかしながら、この場合、誤差増幅器7として
第5図aに示すような比例増幅器を用いたので
は、比例動作のため定常偏差を無限大にすること
ができず、そのため制御誤差が残り精度を上げる
ことが難かしい。
そこで、第5図bに示すような比例積分増幅器
を用いたり、或いは単に積分補償を行なうように
すると、この場合には定数の選定が難しく、また
必ず遅れを伴なうため、設定した応答範囲以外で
は充分な応答性を与えることができない。
従つて、上記した従来の制御装置によつては、
出力周波数が高くなつたときや過渡的な制御が行
なわれたときなどに充分な精度を得ることが困難
であるという欠点があつた。
また、このような電圧指令方式の制御装置によ
れば、出力周波数を低くしたときのモータの騒音
を少くすることができるという利点があるが、制
御系のゲインを上げ、応答特性を改善すると上記
した利点が損なわれ、低速時にモータから大きな
騒音が発生するようになつてしまう。従つて、こ
の点からも上記した従来の制御装置では制御の応
答性を充分に高め、高い精度で制御を行なうのが
困難であるという欠点があつた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を除
き、簡単な構成で充分な応答特性を与え、しかも
出力周波数を低くしたときにもモータからの騒音
が増加する虞れのない交流電源の制御装置を提供
するにある。
〔発明の概要〕
この目的を達成するため、本発明は、電圧指令
方式の電流比較形インバータによる交流電源装置
において、出力電流指令値の変化率を検出し、こ
の変化率に応じてフイードバツク系のゲインを変
えることにより制御応答特性が出力電流指令値の
変化率に応じて自動的に制御されるようにした点
を特徴とする。
〔発明の実施例〕
以下、本発明による交流電源制御装置の実施例
を図面について説明する。
第6図は本発明の一実施例で、第2図の従来例
と同じくインバータ装置(第1図)の主スイツチ
ング素子2A〜2Fのうちの1相分についてだけ
示したもので、第2図の従来例と同一もしくは同
等の部分には同じ符号を付し、それらについての
詳しい説明は省略してある。
第6図において、13は微分器、14は信号変
換器、15はアナログ掛算器であり、その他は第
2図の従来例と同じである。
微分器13は例えば第7図に示すような構成の
もので、出力電流指令値aを入力とし、その微分
信号a′を発生する働きをする。従つて、出力電流
指令値aが前述の(1)式で表わされるような信号と
なつていたときには、微分器13の出力に同じく
(2)式で表わされるような信号a′が現われることに
なり、これを波形図で示すと第8図のようにな
る。
信号変換器14は微分信号a′の極性を揃えた
り、レベルやバイアス量などを所定値にして出力
電流指令aの変化率を表わす制御信号pを作り出
す働きをするもので、例えば第9図に示すように
全波整流器などからなる絶対値回路14aと、反
転回路14b、加算器14c、それにバイアス調
整器14dで構成され、微分器13からの微分信
号a′(第8図)を絶対値回路14aで第10図a
のような一方向極性の信号fにし、ついで反転回
路14bで第10図bの信号gを得、加算器14
cで所定のバイアス電圧Eを与え、出力電流指令
aの変化率を表わす制御信号pを得るようになつ
ている。
掛算器15は搬送波発生器8からの搬送波信号
eと信号変換器14からの制御信号pを入力と
し、これらの乗算により、制御信号pの大きさに
応じて振幅が制御された搬送波信号epを発生す
る働きをする。
次にこの実施例の動作について説明する。
出力電流指令値aと出力電流検出値bとの差と
して誤差増幅器7の出力に得られる誤差信号dに
応じて主スイツチング素子2A,2BがPWMス
イツチングされ、これによつて負荷であるモータ
3(第1図)に供給される出力電流が出力電流
検出値bとしてフイードバツクされ、その結果と
して出力電流の瞬時値が出力電流指令値aの瞬
時値に収斂するようにフイードバツク制御が行な
われるように動作する点は第2図の従来例と同じ
である。
しかして、この実施例においては、掛算器15
が設けられ、これにより比較器9に入力される搬
送波信号epの振幅が制御信号pに応じて変化さ
せられるようになつており、この結果、誤差信号
dを変調入力信号として比較器9により行なわれ
るPWM動作は、制御信号pによつて振幅変化し
ている搬送波信号epのもとで行なわれ、その結
果、得られた信号S,によつて出力電流制御が
行なわれることになる。
ここで、上記した搬送波信号epの振幅変化が
出力電流の制御に対してどのような意味をもつの
かについて第11図a,bによつて説明すると、
これらの図において、特性hは誤差信号dの立ち
上り特性を示し、この特性hの傾斜が誤差増幅器
7を含めたフイードバツク制御系のゲインを表わ
すものとなつている。
そこで、いま、制御信号pのレベルが搬送波信
号eの振幅に等しい状態(これをp=1とする)
にあつたとする。そうすると、このときの信号
epの振幅は例えば1になり、このときには第1
1図aに示すようになる。そして、この状態にお
いて、時刻t0から誤差信号dが特性hに従つて立
ち上つたとすれば、比較器9によつてPWMされ
た信号S,により出力電流が最大値に速する
のは信号dのレベルが信号epの最大振幅値に等
しくなつたときであるから、第11図aにおいて
時刻t0からT1時間経過後の時刻t1においてであ
り、このときには、第11図aから明らかなよう
に、出力電流が出力電流指令値aに追従して或
る値から最大値に達するまでにT1時間、つまり
搬送波信号epの5サイクル期間を要しているこ
とになる。
次に、制御信号pのレベルが搬送波信号eの振
幅の1/2(これをp=0.5という)になつたとすれ
ば、このときには第11図bに示すように、信号
epの振幅は例えば0.5となる。そして、この状態
で同じく時刻t0から誤差信号dが特性hのように
立ち上つたとすれば、このときに出力電流が最
大値に達するのはT2時間経過後の時刻t2において
であり、信号epの2.5サイクル期間で或る値から
最大値に達することになり、このときには第11
図aの場合の1/2の時間で出力電流を最小値か
ら最大値にまで制御できることになる。
ところで、以上の説明においては、第11図の
aの場合でもbの場合でも、変化したのは比較器
9に搬送波として供給されている信号epの振幅
だけで、誤差増幅器7を含む他の制御系で与えら
れているゲインを表わす特性hについては、いず
れの場合も全く同じで変化していない。
一方、出力電流を最小値から最大値にまで制
御するのに要する時間が、第11図aで示した場
合に対して同図bで示した場合では1/2になつて
いるということは、制御系全体での見掛上のゲイ
ンが第11図bの場合は同図aの場合の2倍にな
つているということである。
従つて、この実施例において、信号epの振幅、
つまり比較器9に入力する搬送波信号の振幅に変
化を与えることの意味するところは、これにより
制御系のゲインを見掛上任意に変化させることが
でき、応答特性の制御が可能になることを表わし
ている。
しかして、上記の信号epの振幅は制御信号p
によつて制御され、さらにこの制御信号pは出力
電流指令aの変化率を表わすものとなつているか
ら、結局、この実施例によれば、出力電流指令値
aの変化率に応じて制御系のゲインが自動的に変
化し、出力電流指令指令値aが大きな変化率を示
すようになつたときには、それに応じて制御系の
応答特性は早くなり、反対に変化率が小さくなつ
たときには応答特性が遅くなるように制御される
ことになり、出力電流指令値aの過渡的な変化や
周波数或いはそのレベル変化などに予じめ対応し
た応答特性で制御を行なうことができ、常に最良
の状態での制御を得ることができる。
なお、第11図a,bでは、出力電流を増加
させる方向の制御についてだけ説明したが、減少
させる方向の制御についても全く同様なことはい
うまでもない。
次に、第12図は本発明の他の一実施例で、図
において、16は信号変換器、17はアナログ掛
算器であり、その他は第6図の実施例と同じであ
る。
信号変換器16は微分器13からの微分信号
a′を入力とし、その極性を揃えた上でバイアス量
を調整して制御信号gを出力する働きをするもの
で、その具体的な一例を示すと第13図に示すよ
うに、例えば全波整流器などからなる絶対値回路
16aと、加算器16b、それにバイアス調整器
16cで構成され、第13図に示すように、絶対
値回路16aで微分信号a′(第8図参照)の極性
を揃えて信号fを得、それに対して加算器16b
により所定のバイアス電圧Eを与えて制御信号g
を得るようになつており、このときのバイアス量
Eは調整器16cによつて供給されるようになつ
ている。なお、この信号変換器16は第6図の実
施例における信号変換器14(第9図)から反転
回路14bを除いたものと同じである。
掛算器17は誤差増幅器7からの誤差信号dに
対して制御信号gを乗算し、その結果を信号dg
として出力する働きをする。
次に、この実施例の動作について説明する。
まず、掛算器17に対する制御信号gが1、つ
まりこの掛算器17の入力と出力が等しくなるよ
うな値に固定されていたとする。
そうすると、このときには第3図の従来例と同
じように動作し、出力電流が出力電流指令値a
に応じて制御され、出力電流Iの瞬時値が出力電
流指令値aの瞬時値に収斂するようなフイードバ
ツク制御が行なわれることになる。そして、この
ときのフイードバツク制御系のゲインは、主とし
て誤差増幅器7の特性によつて与えられているほ
ぼ一定の値に保たれることになる。
しかして、この実施例においては、微分器13
と信号変換器16が設けられ、それにより制御信
号gは出力電流指令値aの変化率を表わすものと
して発生されている。
一方、掛算器17は誤差増幅器7の出力と比較
器9の変調信号入力との間に挿入され、制御信号
gによつて誤差信号dのレベルと変調入力信号と
なる信号dgとの比率を変化させるようになつて
いるから、制御信号gを変化させると出力電流I
に対するフイードバツク制御系のゲインが変化
し、応答特性が変化することになる。
この結果、この第12図に示した実施例におい
ては、出力電流指令値aの変化率が大きくなると
制御信号gのレベルが増加し、これによりフイー
ドバツク制御系のゲインが上つて応答速度を早く
し、反対に信号aの変化率が小さくなつたときに
は制御信号gのレベルは減少して応答速度は遅く
なるように動作し、第6図の実施例と同様に、常
に最良の制御特性となるような応答特性が自動的
に得られることになる。
そして、この実施例によれば、信号変換器16
に反転回路が不要になるので構成が簡単になる。
なお、この実施例においては、制御信号gによ
つて誤差信号dのレベルが制御できるようにすれ
ばよいのであるから、誤差増幅器7として電気的
な制御信号によつてゲインの制御が可能なものを
用いれば、掛算器17は不要で、制御信号gを直
接誤差増幅器7の制御入力に供給するようにすれ
ばよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、出力電
流指令値の変化率に応じて制御系の応答特性が自
動的に制御されるから、出力電流の周波数やレベ
ルが広い範囲にわたつて変化しても常に最適な制
御が得られ、低速回転時でのモータ騒音を減らし
ながら高速回転時での制御精度を充分に高く保つ
ことができる電圧指令方式の電流比較形インバー
タによる交流電源の制御装置を容易に提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はインバータを用いた電流比較形交流電
源装置の主回路の一例を示す回路図、第2図は同
じくその制御回路の従来例を示す回路図、第3図
はその動作説明用のタイミングチヤート、第4図
は同じく波形図、第5図a,bはいずれも誤差増
幅器の一例を示す回路図、第6図は本発明による
交流電源制御装置の一実施例を示す回路図、第7
図は微分器の一実施例を示す回路図、第8図はそ
の動作説明用の波形図、第9図は信号変換器の一
実施例を示す回路図、第10図a〜cはその動作
説明用の波形図、第11図a,bは制御動作の説
明図、第12図は本発明の他の一実施例を示す回
路図、第13図は信号変換器の一実施例を示す回
路図、第14図はその動作説明用の波形図であ
る。 2A,2B……主スイツチング素子、3……モ
ータ、4……電流検出器、6……誤差検出器、7
……誤差増幅器、8……搬送波発生器、9……比
較器(PWM変調器)、10,11……駆動回路、
12……電流・電圧変換器、13……微分器、1
4,16……信号変換器、15,17……掛算
器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 出力電流指令値に対する出力電流検出値のフ
    イードバツクにより出力電流の瞬時値を出力電流
    指令値の瞬時値に応じて制御するようにした電流
    比較形インバータによる交流電源装置において、
    上記出力電流指令値の変化率を検出して制御信号
    を発生する変化率検出手段と、該制御信号により
    上記フイードバツクのゲインを変化させるゲイン
    制御手段とを設け、上記電流指令値の変化率の増
    加に応じて上記ゲインを増大させ、上記電流指令
    値の変化率の減少に応じて上記ゲインを低下させ
    ることにより電流制御系の応答特性を自動的に制
    御するように構成したことを特徴とする交流電源
    制御装置。 2 特許請求の範囲第1項において、上記ゲイン
    制御手段が、上記インバータの主スイツチング素
    子制御用パルス幅変調器に対する搬送波信号の振
    幅を制御する手段で構成されていることを特徴と
    する交流電源制御装置。 3 特許請求の範囲第1項において、上記ゲイン
    制御手段が、上記フイードバツクのための制御系
    に含まれた誤差増幅器の出力信号レベルを制御す
    る手段で構成されていることを特徴とする交流電
    源制御装置。
JP15452782A 1982-09-07 1982-09-07 交流電源制御装置 Granted JPS5944977A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15452782A JPS5944977A (ja) 1982-09-07 1982-09-07 交流電源制御装置
DE8383108767T DE3370107D1 (en) 1982-09-07 1983-09-06 Control apparatus for ac motors
EP83108767A EP0105215B1 (en) 1982-09-07 1983-09-06 Control apparatus for ac motors
US06/530,101 US4516065A (en) 1982-09-07 1983-09-07 Control apparatus for AC motors
CA000436184A CA1204150A (en) 1982-09-07 1983-09-07 Control apparatus for ac motors

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15452782A JPS5944977A (ja) 1982-09-07 1982-09-07 交流電源制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5944977A JPS5944977A (ja) 1984-03-13
JPH0564549B2 true JPH0564549B2 (ja) 1993-09-14

Family

ID=15586202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15452782A Granted JPS5944977A (ja) 1982-09-07 1982-09-07 交流電源制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5944977A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6055355B2 (ja) * 2013-03-29 2016-12-27 シャープ株式会社 インバータ回路

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5072164A (ja) * 1973-09-03 1975-06-14
JPS51130827A (en) * 1975-05-08 1976-11-13 Mitsubishi Electric Corp Power supply controlling system for alternating current
JPS5314284A (en) * 1976-07-23 1978-02-08 Chino Works Ltd Program signal set system for program signal producer

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5072164A (ja) * 1973-09-03 1975-06-14
JPS51130827A (en) * 1975-05-08 1976-11-13 Mitsubishi Electric Corp Power supply controlling system for alternating current
JPS5314284A (en) * 1976-07-23 1978-02-08 Chino Works Ltd Program signal set system for program signal producer

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5944977A (ja) 1984-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5373223A (en) Power converter/inverter system with instantaneous real power feedback control
US4633157A (en) Control system for permanent magnet synchronous motor
US4327315A (en) Induction motor drive apparatus
US4227138A (en) Reversible variable frequency oscillator for smooth reversing of AC motor drives
US4066938A (en) Input current modulation to reduce torque pulsations in controlled current inverter drives
JPS6137864B2 (ja)
JPH0746906B2 (ja) 電圧変換装置
JPH0728559B2 (ja) 可変速発電システムの運転方法
JPH1023756A (ja) 電圧形インバータ装置及びその制御方法
JPS6022490A (ja) Pwmインバ−タの制御装置
US5923144A (en) Frequency generator for a motor controller
JP2862322B2 (ja) 電源装置
JPH0350509B2 (ja)
JPS60128884A (ja) エレベ−タの速度制御装置
JPH0564549B2 (ja)
CN114759812A (zh) 以高开关频率操作的逆变器及用于操作逆变器的方法
JPH033472B2 (ja)
Kwon et al. Three-phase PWM synchronous rectifiers without line-voltage sensors
JPH06101934B2 (ja) 交流電源制御方式
JPS61244275A (ja) Pwm制御電圧形インバ−タ装置
JP2827986B2 (ja) 誘導電動機の制御方法及び装置
JPH0783605B2 (ja) 整流回路の制御装置
JPH0652998B2 (ja) 交流電動機給電用3相インバ−タの制御電圧を制御する方法及び装置
JPH03256592A (ja) Pwm電力変換装置
JPS6159074B2 (ja)