JPH0564288U - カッタービット - Google Patents

カッタービット

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JPH0564288U
JPH0564288U JP1051092U JP1051092U JPH0564288U JP H0564288 U JPH0564288 U JP H0564288U JP 1051092 U JP1051092 U JP 1051092U JP 1051092 U JP1051092 U JP 1051092U JP H0564288 U JPH0564288 U JP H0564288U
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JP
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composite
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composite blade
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JP1051092U
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勝浩 伊藤
幸輝 片倉
勤 安田
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Tungaloy Corp
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Tungaloy Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複合刃体4,13を利用してカッタービット
の長期寿命を可能にすること。 【構成】 カッタービット1,11は、ビット本体2,
12の受入れ凹部3,14内に超硬合金からなる複合刃
体4,13がろう付けされ、この複合刃体4,13は、
WC粒度の大きい支持母材7,15およびWC粒度の小
さい挿入部材8,16から一体焼結によって構成され
る。WC粒度は、支持母材7,15については、1.5
μm以上、挿入部材8,16については、0.1〜1.
0μmが好適範囲である。この 複合刃体4,13に
は、刃先稜部5,17が形成され、この刃先稜部5,1
7には、前記挿入部材8,16が埋込まれる。摩耗進行
は、前記挿入部材8,16が遅く、凹凸の複数刃を形成
し、楔効果,自生刃効果によって長時間掘削を可能にす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複合刃体を有するカッタービットに関し、特に、掘削性能の向上お よび長期寿命が得られるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のカッタービットは、穿孔用,掘削用などの用途で使用され、そ の刃先は、WC粒度が4μm以上で、結成材としてのCoが7〜20%含まれる 超硬合金が適用されている。また、特殊なものとしては、例えば実公昭46−3 1689号公報に開示されているように中央に粒度の小さいWCを有し、その両 側に粒度の大きいWCを有する積層チップが適用されたものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、最近のトンネル掘削,路面掘削,岩石掘削などでは、長距離工 事が増えてきており、このためカッタービットについては、長寿命を意図したも のの開発が問題点になっている。
【0004】 このようなことから、本考案では、カッタービットの刃先として複合刃体を利 用して長期寿命を達成したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述の点に鑑みなされたもので、鋼製のビット本体の受入れ凹部に は、刃先稜線部を備えた超硬合金からなる複合刃体がろう付けされ、この複合刃 体の構成を改善したものである。
【0006】 すなわち、この複合刃体は、支持母材およびこれに埋込まれる挿入部材が一体 焼結されたものからなり、しかも前記刃先稜線部に沿って埋込まれた挿入部材の WC粒度が支持母材のWC粒度よりも小さくなるように構成したものである。
【0007】
【作用】
本考案のカッタービットは、複合刃体の支持母材には、刃先稜部に沿って挿入 部材が埋込まれるように一体焼結されたものであり、しかも挿入部材のWC粒度 を支持母材のそれよりも小さくなるようにしたものである。したがって、挿入部 材の硬さが高くなり、抗折力も高められることから有効な掘削機能を有するもの である。
【0008】 すなわち、挿入部材側の摩耗進行が遅く、これによって刃先稜部に凹凸部分を 形成しながら、楔効果および自生刃効果によって掘削抵抗を減少させるものであ る。また、支持母材は、ビット本体に対するろう付け歪に対処できることから複 合刃体の取付け剛性が高められる。この結果、本考案のカッタービットは、長期 寿命が期待できるものである。
【0009】
【実施例】
以下、本考案カッタービットの一実施例について、図を参照しながら説明する 。
【0010】 図1において、1は、穿孔用のカッタービットであり、このビット本体2の頭 部に形成された受入れ凹部3内では、超硬合金からなる複合刃体4がろう付けさ れるようになっている。そして、この複合刃体4には、刃先稜部5が形成される ことにより、回転打撃できるようになっており、これによって生じた繰り粉は、 排出溝6から排出される。
【0011】 しかして、前記複合刃体4は、支持母材7およびこれに埋込まれる挿入部材8 からなり、両者は一体焼結されるものである。そして、前記挿入部材8は、前記 刃先稜部5に対し、その略直角方向から埋込まれる。この場合、挿入部材8は、 微粒子のWCを有するもので、一般的には0.1〜1.0μmの粒度を有するも のである。これに対し、支持母材7は、WC粒度が1.5μm以上を有するもの で、ろう付け歪に対処できる材種が選択されたものである。換言すれば、この支 持母材7は、従来の超硬チップに相当し、前記挿入部材8によって耐摩耗性を高 めているものである。これは、挿入部材8のみの場合では、ろう付け時の歪に弱 いことから適用できず、複合刃体4を構成することによって可能となるものであ る。
【0012】 なお、複合刃体4の構成は、例えば支持母材7および挿入部材8を形成する合 金粉がダイセット中に充填され、これを例えば1ton/cm2の圧力でプレス 成形する場合が適用される。この場合得られた圧粉体は、真空あるいは水素ガス 中で700℃,1時間の予備焼結を行ない、その後カットオフ等によって所定形 状のものに加工する。焼結は、通常10-1〜10-2mmHgの圧力で1420℃ ,1時間行なう。
【0013】 これに対し、支持母材7および挿入部材8の素材を別々に容易し、これを組合 せて焼結することも可能である。この場合、支持母材7は、前加工を必要とする ため予備焼結されたものが好ましく、挿入部材8は、予備焼結品または焼結品の いずれでもよい。なお、焼結歪の関係からすれば、両者の収縮率が等しくなるよ うプレス成形時に調整しておくとよい。
【0014】 図2は、掘削用のカッタービット11であり、このビット本体12には、WC 系の超硬合金からなる複合刃体13をろう付けした受入れ凹部14が設けられる ようになっている。この場合、複合刃体13は、支持母材15および挿入部材1 6からなり、前記挿入部材16は、刃先稜部17およびすくい面のくさび頂角部 18に埋込まれるようになっている。
【0015】 このようにして構成されたカッタービットでは、刃先稜線部17において挿入 部材16および支持母材15の摩耗進行が異なることから、凹凸を形成する。そ して、この凹凸は、複数の刃として連続する結果,楔効果をもたらし、掘削性能 を向上させる。
【0016】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように、複合刃体4,13の刃先稜部5,17には、 支持母材7,15および挿入部材8,16が位置することから、その摩耗進行に よって凹凸刃としての楔効果から掘削性能を向上させるものである。また、従来 、ろう付け歪の関係から適用できなかった0.1〜1.0μmのWC粒度を有す る超硬合金の使用が可能になり、長期寿命が期待できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案カッタービットの一実施例を示す斜視図
である。
【図2】他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,11 カッタービット 2,12 ビット本体 3,14 受入れ凹部 4,13 複合刃体 5,17 刃先稜部 6 排出溝 7,15 支持母材 8,16 挿入部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼製のカッタービット1,11の受入れ
    凹部3,14には、超硬合金からなる複合刃体4,13
    がろう付けされ、しかもこの複合刃体4,13には、刃
    先稜部5,17が備えられるようにしたカッタービット
    において、 前記複合刃体4,13は、支持母材7,15および挿入
    部材8,16が一体焼結されるとともに、前記挿入部材
    8,16が刃先稜部5,17に沿って埋込まれ、しかも
    そのWC粒度が支持母材7,15のWC粒度よりも小さ
    くなっていることを特徴とするカッタービット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の支持母材7,15は、W
    C粒度を1.5μm以上、挿入部材8,16は、WC粒
    度を0.1〜1.0μmにしたことを特徴とするカッタ
    ービット。
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