JPH0563930U - 自動車の安全装置 - Google Patents

自動車の安全装置

Info

Publication number
JPH0563930U
JPH0563930U JP003690U JP369092U JPH0563930U JP H0563930 U JPH0563930 U JP H0563930U JP 003690 U JP003690 U JP 003690U JP 369092 U JP369092 U JP 369092U JP H0563930 U JPH0563930 U JP H0563930U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
opening
voice
vehicle
closing mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP003690U
Other languages
English (en)
Inventor
一男 原田
Original Assignee
日野自動車工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日野自動車工業株式会社 filed Critical 日野自動車工業株式会社
Priority to JP003690U priority Critical patent/JPH0563930U/ja
Publication of JPH0563930U publication Critical patent/JPH0563930U/ja
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Window Of Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 駐車時の車室内の温度上昇から幼児などを安
全に保護する装置の提供。 【構成】 自動車のドア10に温度センサ4と音声セン
サ5とを取り付ける。ドア10の窓ガラス6を開閉機構
20により自動開閉可能とする。温度センサ4は、所定
温度以上を検出したとき、開閉機構20に信号を出力す
る。音声センサ5は、幼児の泣き声を感知したとき、開
閉機構20に信号を出力する。開閉機構20はセンサ
4,5から信号の入力があったとき、パワーモータ21
が駆動して窓ガラス6を自動的に開放し、車室内の換気
を行い、温度上昇を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は駐車時に車内に居る幼児などの人命の安全を確保する自動車の安全装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に自動車の駐車では盗難防止のために、ドアを旋錠したドアロック状態で 放置することが行われており、この駐車の際に夏期、熱帯地方などでは車内の温 度が急速に上昇して高温となる。このような状況下で、自己避難能力のない幼児 が車内に残っていると、脱水症状となって健康を阻害する原因となる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来ではドアロックした状態の自動車においては、第三者が外部から窓ガラス やサンルーフのベンチレータを開けることができず、高温の車室内に残っている 幼児の救出ができないという問題があった。
【0004】 本考案は上記事情を考慮してなされたものであり、自己避難能力のない幼児な どがドアロックされた高温の車室内に居る場合に、自動的に換気を行って、その 健康の安全を図ることが可能な自動車の安全装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、車室内の温度を検出すると共に車室内の音声を感知し、車室内の温 度が所定温度以上となるかあるいは車室内で所定ホン以上の音声が発せられると 自動的に換気することにすれば所期の目的が達成できるという着想の下になされ たものである。この着想に基づき、本考案の自動車の安全装置は、車室内の温度 を検出する温度センサと、車室内の音声を感知する音声センサと、車輌搭載のバ ッテリからの給電により車体の窓ガラスを開閉する開閉機構と、前記温度センサ が所定以上の温度を検出するか又は前記音声センサが所定ホン以上を感知したと き窓ガラスを開放するように前記開閉機構を作動させる制御手段とを備えている 。
【0006】
【作用】
上記構成では温度センサが所定以上の車室温度を検出するか又は音声センサが 幼児の泣き声などの所定ホン以上の音声を感知すると、制御手段が開閉機構を作 動させる。これにより開閉機構は窓ガラスを開放するため、車室内の自動換気が 行われて温度上昇が抑制され、車室に残された幼児などの脱水症状を未然に防止 することができる。
【0007】 温度センサのみによるものも可能であるが、音声センサを設けたほうが、より 確実に幼児の安全保護を図ることができる。
【0008】
【実施例】
図1は本考案の一実施例が適用された自動車を示し、窓ガラス6を有する車体 1のサイドのドア10の車室側の側面に温度センサ4および音声センサ5が上下 位置に取り付けられると共に、車体1のフロントフェンダの外側にはプロテクト スイッチ3が取り付けられている。温度センサ4は車室内の温度を検出するもの であり、車室内が人体に悪影響を与える所定の温度(例えば40℃)になったと き、その信号を出力する。音声センサ5は車室内で生じた音声を感知するもので ある。音声センサ5は車室内に残された幼児の泣き声などのように所定ホン以上 の音声を感知したとき、その信号を出力する。プロテクトスイッチ3、温度セン サ4、音声センサ5のON,OFFを行うスイッチであり、このプロテクトスイ ッチ3がONのとき、温度センサ4および音声センサ5がそれぞれ温度および音 声を検出するが、OFFのときは、その検出が行われない。これにより、誤作動 を防止することができる。
【0009】 図2及び図3はドア10の窓ガラス6を開閉する開閉機構20を示す。なお、 図示例においては、開閉機構20が片側のドアにのみ適用されているが、両側の ドアに組み込むこともできる。窓ガラス6は下端部分がガラス保持部材27によ り保持されており、ガラス保持部材27が上下動することにより、窓ガラス6の 開閉が行われる。ガラス保持部材27は、ピン29によってドアパネル11に枢 支されたX字状のリフトアーム26の上端部に掛け渡して取り付けられている。 X字状のリフトアーム26の各上端部には、ローラピン31によってローラ32 が軸支されている。ガラス保持部材27には、ローラピン31が挿入されて案内 されるガイドスリット33が設けられていると共に、ローラ32が転動するガイ ド溝34が形成されており、リフトアーム26の拡縮に基づいてローラーピン3 1がガイドスリットに案内され且つローラ32がガイド溝34に沿って走行する と、ガラス保持部材27が円滑に上下動するようになっている。なお、X字状の リフトアーム26の一方の下端部26a(図では右側の下端部)には、ローラピ ン35によってローラ36が軸支されている。ローラピン35は、ドアパネル1 1に取り付けられた案内部材28のガイドスリット37内に挿入されて案内され る。また、ローラ36は、案内部材28に設けられたガイド溝38内を転動する 。これにより前述と同様にガラス保持部材27の円滑な上下動が確保されている 。
【0010】 一方、X字状のリフトアーム26の他方の下端部26b(図では左側の下端部 )にはボルト30によってドリブンギヤ22が取り付けられている。ドリブンギ ヤ22は、ピニオンギヤ23を介してドアパネル11に配設されたパワーモータ 21に連結されている。すなわちパワーモータ21は支持板25に支持されてお り、その出力軸にはウオームギヤ24が取り付けられており、ウオームギヤ24 にピニオンギヤ23が噛合し、ピニオンギヤ23がドリブンギヤ22に噛合して いる。このような構成の開閉機構20によれば、パワーモータ21の回転によっ て、X字状のリフトアーム26がドリブンギヤ22を介して拡縮するため、ガラ ス保持部材27が上下動し、これにより窓ガラス6が自動的に開閉する。
【0011】 図4はこのような開閉機構20のパワーモータ21の駆動回路を示す。パワー モータ21は車輌搭載のバッテリ39にリレースイッチ14を介して接続されて おり、リレースイッチ14のコイル端子には温度センサ4および音声センサ5が 並列接続されている。また、温度センサ4および音声センサ5とバッテリ39と の間にはプロテクトスイッチ3が挿入されている。この駆動回路は開閉機構20 のパワーモータ21の駆動を制御する制御手段となっており、プロテクトスイッ チ3の閉成状態で温度センサ4若しくは音声センサ5が信号を出力すると、リレ ースイッチ14が閉成するため、パワーモータ21が駆動する。
【0012】 次に本実施例の作動を説明する。乗員がプロテクトスイッチ3をONし、ドア 10をロックした状態で車輌を離れると、温度センサ4および音声センサ5がそ れぞれ検出モードとなる。そして、日射によって車室内の温度が上昇して所定温 度以上になるか、或いは幼児の泣き声等により所定ホン以上の音声が生じると、 温度センサ4又は音声センサ5からリレースイッチ14に信号が出力される。こ れによりリレースイッチ14が閉成するためパワーモータ21が駆動し、窓ガラ ス6が開放され、車室内が自動的に換気される。このため幼児などが脱水症状に なることがなく、健康を阻害することがない。
【0013】 従って、本実施例では、幼児を車輌内に残していても、その健康を損なうこと がなく安全である。
【0014】 尚、本装置を使用しない場合には、プロテクトスイッチをOFFにしておけば 、温度上昇によって誤って窓ガラスが開放されることはない。
【0015】 本考案は上記実施例に限定されることなく種々変更が可能であり、例えば窓ガ ラスを開閉する機構として、エアシリンダなどのアクチュエータを使用すること ができる。また音声センサとしては幼児の泣き声を記憶し、記憶した波長と同一 の場合に信号を出力するセンサを使用することができる。また、プロテクトスイ ッチは車内に装着してもよい。
【0016】
【考案の効果】 本考案は温度センサと音声センサの出力信号に基づいて窓ガラスを自動的に開 放して車室内の換気を行うため、幼児などを車室内に放置しても、過度の室温上 昇により健康を害することがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例が適用された自動車の部分破
断断面図である。
【図2】ドアを示す斜視図である。
【図3】窓ガラスの開閉機構を示す側面図である。
【図4】開閉機構の制御を行う回路図である。
【符号の説明】
1 車体 3 プロテクトスイッチ 4 温度センサ 5 音声センサ 6 窓ガラス 10 ドア 20 開閉機構 21 パワーモータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内の温度を検出する温度センサと、
    車室内の音声を感知する音声センサと、車輌搭載のバッ
    テリからの給電により車体の窓ガラスを開閉する開閉機
    構と、前記温度センサが所定以上の温度を検出するか又
    は前記音声センサが所定ホン以上を感知したとき窓ガラ
    スを開放するように前記開閉機構を作動させる制御手段
    とを備えていることを特徴とする自動車の安全装置。
JP003690U 1992-02-04 1992-02-04 自動車の安全装置 Expired - Lifetime JPH0563930U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP003690U JPH0563930U (ja) 1992-02-04 1992-02-04 自動車の安全装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP003690U JPH0563930U (ja) 1992-02-04 1992-02-04 自動車の安全装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0563930U true JPH0563930U (ja) 1993-08-24

Family

ID=11564396

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP003690U Expired - Lifetime JPH0563930U (ja) 1992-02-04 1992-02-04 自動車の安全装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0563930U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115162887A (zh) * 2022-07-05 2022-10-11 江苏日盈电子股份有限公司 降低车窗玻璃夹持力的方法和系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115162887A (zh) * 2022-07-05 2022-10-11 江苏日盈电子股份有限公司 降低车窗玻璃夹持力的方法和系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7518327B2 (en) Vehicle panel control system
ES2633843T3 (es) Procedimiento de control para un elevalunas eléctrico
KR100527124B1 (ko) 자동차용 선루프의 안전장치
EP0556312A1 (en) Automobile environment management system
US6138068A (en) Vehicle for automatically adjusting window and sunroof positions after it being left unattended by its operator
JPH0563930U (ja) 自動車の安全装置
US6495933B2 (en) Powered trap door device for vehicle
JPH0563919U (ja) 自動車の安全装置
JPH0158301B2 (ja)
JP2572677Y2 (ja) 車両の車内空気圧逃がし装置
JPH0422727B2 (ja)
CN212604432U (zh) 一种防止车内温度过高的汽车天窗
KR200248275Y1 (ko) 자동차 자동 환기장치
KR19980030335A (ko) 자동차의 실내 온도 조절용 윈도우 개폐 장치
JPS63101127A (ja) 自動車のウインド開閉制御装置
JPH0416288U (ja)
JPS59145614A (ja) 自動車
JPH0329518Y2 (ja)
JP2006045931A (ja) 自動車の半ドア防止装置
KR200141677Y1 (ko) 차량의 실내환기회로
TWM613093U (zh) 安全自動升降車窗
JPS6030282Y2 (ja) エレベ−タの戸の制御装置
TWM656877U (zh) 具智慧安全感應降溫之車體結構
KR100188715B1 (ko) 도어 글라스 자동 개방장치
JPH0629911U (ja) パワウインド

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19960606