JP2006045931A - 自動車の半ドア防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車の半ドアを防止することのできる装置を提供することを目的とする。
【解決手段】自動車1のドア開放の検知信号を受けて、パワーウインド装置の制御回路34に対して、所定のドア3のモータ26を駆動させてウインド10を所定の高さまで開放させ、前記開放されたドアを閉止する検知信号を受けて、前記所定のドア3のモータ26を駆動させて前記開放したウインド10を閉鎖する制御を行うよう構成した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自動車のドア開放の検知信号を受けて、自動車の内部空間と外部空間とに連通する空間を開閉する開閉手段を開放する開放手段を備える自動車の半ドア防止装置、より詳しくは、例えば自動車のパワーウインド装置において、自動車のドアを閉じるときに車内に外気を押し込めることにより発生するドアを押し返す圧力(風圧)の逃げ口となる空間を、ウインドを所定高さまで自動的に下げることにより形成して、半ドアを防止する自動車の半ドア防止装置に関する。
一般に、自動車の乗降用のドアは、上下2個のヒンジによって開閉自在に車体に片支持されており、ドアを完全に閉じる(閉止する)と、ドアのラッチと車体のストライカとの係合によるドアロックがされて、ドアの前後が支持されてドアが不用意に開かないように施錠される。また、ワゴン車の後部に設けられているリフト式ドアは、ドアの上端縁の左右に取り付けられているヒンジによって上下開閉自在に車体に支持され、リフト式ドアを上方に開けた状態を維持させるために、リフト式ドアの両側がダンパーで支持されており、リフト式ドアを閉止すると、該ドアに取り付けられているフック又はラッチが車体に取り付けられているストライカに係合して、リフトドアが不用意に開かないように施錠される。
この場合において、乗降用のドアが、ドアのラッチがストライカに完全に係合する位置(フルラッチ)の手前の位置(ハーフラッチ)で停止した状態になることがあり、この状態を、一般に半ドアというが、ここでは、さらにその手前の位置を含め、ドアが完全に閉まっていない状態全般をいい、これにはリフト式ドアの場合も含まれる。
前記の半ドアとなる原因の1つとして、ドアを閉じるときに、ドアによって外気が車内に押し込められることにより逆流するドアを押し戻す圧力(風圧)が発生して、この圧力(風圧)によりドアを閉じる勢いに低下が見られることにある。また、このドアを押し戻す圧力(風圧)が発生することにより、ドアを閉じる際に、この圧力(風圧)に抗う操作力を必要とするので、この圧力(風圧)がなければ、より軽いドア閉止操作を実現することができる。
以上の問題を解決するためには、ドアを閉めるときに発生するドアを押し戻す圧力(風圧)が生じる場合において、ドアを開けたとき、自動車の内部空間と外部空間とに連通する空間を開放して、この空間から前記圧力(風圧)を逃がせばよく、これにより、ドアを閉じるときに加わる抵抗を少なくすることができ、半ドアを防止することができ、また、より軽いドア閉止操作を実現することができる。
この点については、実開平5−80826号公報に記載のウインドの自動開閉装置が公知であり、該ウインドの自動開閉装置は、自動車の乗降が楽に行えるように、サッシレスタイプのドアを備えた車のドアの内側と車体が接触する部分に、ドアの開閉によりON/OFF動作するスイッチを取り付けて、ドアを開けたときにウインドが下降し、ドアを閉じたときにウインドを閉鎖する技術が開示されている。
実開平5−80826号公報
しかしながら、実開平5−80826号公報に記載のウインドの自動開閉装置は、考案に至る目的が本件発明と全く相違し、その目的である自動車の乗降が楽に行えるようにするためには、ウインドを全開にさせる必要がある。このため、車内が冷房又は暖房されている状態の場合は、車内の冷気又は暖気が車外に逃げて、車外の熱気又は冷気が車内に入りという不都合が生じる。また、前記考案では、全開状態のウインドが、ドアを閉止してからウインドを閉鎖するまでに、時間が掛かるので、天候の悪い場合においては、雨風が車内に入り込むこととなる。更には、運転席側のウインドが全開状態では、防犯の観点からも適当ではない。加えて、他の窓等が開放されていて、自動車内部が密閉状態ではなく、ドアを押し返す圧力(風圧)の発生がない場合であっても、ウインドが全開される等の問題が生じる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、自動車のドア開放の検知信号を受けて、自動車の内部空間と外部空間とに連通する空間を開閉する開閉手段を開放する開放手段により、自動車のドアを閉止するときに生じる圧力の逃げ口となる空間を確保するように構成され、本発明の実現に自動車のパワーウインド装置を利用した場合には、自動車のドアを閉じるときに生じる圧力(風圧)を、ドアの開放時に、車外に逃がすようにウインドを所定高さまで自動的に下げて、半ドアを防止し、しかも、ウインドを全開させる必要のない自動車の半ドア防止装置を提供することにある。
請求項1に記載の自動車の半ドア防止装置は、自動車のドア開放の検知信号を受けて、自動車の内部空間と外部空間とに連通する空間を開閉する開閉手段を開放する開放手段により、自動車のドアを閉止するときに生じる圧力の逃げ口となる空間を確保することを特徴とする。
請求項1に記載の自動車の半ドア防止装置にあっては、ドアを開けると、開放手段によって、自動車のドアを閉止するときに生じる圧力の逃げ口となる空間を確保できるため、この空間から前記圧力(風圧)を逃がすことができ、これにより、ドアを閉じるときに加わる抵抗を少なくすることができるとともに、確保されるべき空間は、前記圧力(風圧)を逃がせるだけの大きさでよい。
請求項2に記載の自動車の半ドア防止装置は、請求項1に記載の自動車の半ドア防止装置において、前記開閉手段は、さらに、前記開放されたドアを閉止する検知信号を受けて、前記開放された空間を閉鎖することを特徴とする。
請求項2に記載の自動車の半ドア防止装置にあっては、自動車のドアを閉止するときに生じる圧力の逃げ口となる空間を確保して、ドアを閉止した後は、また前記空間が閉鎖されることとなる。
請求項3に記載の自動車の半ドア防止装置は、請求項1又は2に記載の自動車の半ドア防止装置において、前記開閉手段は、自動車のウインドを開閉駆動するモータを備えるパワーウインド装置であり、前記開放手段は、前記パワーウインド装置の制御回路に対して、前記ドア開放の検知信号を受けて、所定のドアのモータを駆動させてウインドを所定の高さまで開放させる制御であることを特徴とする。
請求項3に記載の自動車の半ドア防止装置にあっては、既存のパワーウインド装置を利用することができ、別途開閉装置を設ける必要がなくなる。パワーウインド装置を利用した場合は、ドアを開けたときに、ウインドが所定高さまで開き、ドアを閉じるときに、外気がドアで押されて車内に押し込められることで発生するドアを押し戻す圧力(風圧)を、ウインドを開いた空間から逃がすことができるので、ドアを閉じる勢いが大きく低下せず、半ドアを防止することができる。
なお、ウインドを下降させる所定高さは、例えば、数cm程度でよく、この程度までウインドを下降させると、ドアを閉じるときに、外気がドアで押されて車内に押し込められることで発生するドアを押し戻す圧力(風圧)を、ウインドの上方に形成された空間から車外に逃がすことができる。
請求項4に記載の自動車の半ドア防止装置は、請求項3に記載の自動車の半ドア防止装置において、前記制御は、さらに、前記開放されたドアを閉止する検知信号を受けて、前記所定のドアのモータを駆動させて前記開放したウインドを閉鎖する制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の自動車の半ドア防止装置。
請求項4に記載の自動車の半ドア防止装置にあっては、自動車のドアを閉止するときに生じる圧力の逃げ口となる空間を、ウインドを所定高さまで開放することにより確保して、半ドアを防止するとともに、ドアを閉止した後は、前記ウインドを閉鎖するのである。
請求項5に記載の自動車の半ドア防止装置は、請求項4に記載の自動車の半ドア防止装置において、前記制御は、さらに、前記ドア開放の検知信号の受信から、前記ドア閉止の検知信号の受信までの時間が所定時間内であるときには、前記モータの駆動が行われないようにタイマ制御が行われることを特徴とする。
請求項5に記載の自動車の半ドア防止装置にあっては、前記ウインドの開閉制御回路は、ドア開閉検知スイッチ等によるドア開放の検知から、ドア閉止の検知までの時間が一定時間内にあるときには、前記電動モータの駆動が行われないようにタイマ制御が行われ、短時間の開放である場合は、ウインドの一時開閉をキャンセルすることができる。
請求項6に記載の自動車の半ドア防止装置は、請求項3乃至5のいずれかに記載の自動車の半ドア防止装置において、前記ドアの開閉に伴って駆動制御されるウインドは、運転席側のウインドであることを特徴とする。
請求項6に記載の自動車の半ドア防止装置にあっては、自動車の各ドアの開閉に伴って一時開閉するウインドは、運転席側のウインドであり、運転者によるウインドの開閉確認が容易となる。
請求項1に記載の自動車の半ドア防止装置によれば、ドアを開けると、開閉手段によって、自動車のドアを閉止するときに生じる圧力の逃げ口となる空間を確保できるため、この空間から前記圧力(風圧)を逃がすことができ、これにより、ドアを閉じるときに加わる抵抗を少なくすることができるとともに、確保されるべき空間は、前記圧力(風圧)を逃がせるだけの大きさでよい。
請求項2に記載の自動車の半ドア防止装置によれば、自動車のドアを閉止するときに生じる圧力の逃げ口となる空間を確保して、ドアを閉止した後は、また前記空間が閉鎖されることとなる。
請求項3に記載の自動車の半ドア防止装置によれば、既存のパワーウインド装置を利用することができ、別途開閉装置を設ける必要がなくなる。パワーウインド装置を利用した場合は、ドアを開けたときに、ウインドが所定高さまで開き、ドアを閉じるときに、外気がドアで押されて車内に押し込められることで発生するドアを押し戻す圧力(風圧)を、ウインドを開いた空間から逃がすことができるので、ドアを閉じる勢いが大きく低下せず、半ドアを防止することができる。
請求項4に記載の自動車の半ドア防止装置によれば、自動車のドアを閉止するときに生じる圧力の逃げ口となる空間を、ウインドを所定高さまで開放することにより確保して、半ドアを防止するとともに、ドアを閉止した後は、前記ウインドを閉鎖することができる。
請求項5に記載の自動車の半ドア防止装置によれば、前記ウインドの開閉制御回路は、ドア開閉検知スイッチ等によるドア開放の検知から、ドア閉止の検知までの時間が一定時間内にあるときには、前記電動モータの駆動が行われないようにタイマ制御が行われ、短時間の開放である場合は、ウインドの一時開閉をキャンセルすることができる。
請求項6に記載の自動車の半ドア防止装置によれば、自動車の各ドアの開閉に伴って一時開閉するウインドは、運転席側のウインドであり、運転者によるウインドの開閉確認が容易となる。
本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本発明にかかる自動車の半ドア防止装置を装備した自動車を示す平面図であり、図2は同斜視図である。
図1及び図2において、1は自動車であり、該自動車1には、運転席2側のドア3と、助手席4側のドア5と、後部座席6の左右のドア7,8が設けられており、これらの各ドア3,5,7,8には、後述するパワーウインド装置により自動開閉が可能なウインド10,11,12,13が取り付けられている。
図2に示すように、前記運転席2側のドア3に取り付けられているウインド10の開閉操作は、前記ドア3の内側面に設けられているアームレスト14の上面前部に取り付けられているウインド開閉スイッチ16を指先で押操作することにより行われ、前記ウインド開閉スイッチ16は、ウインド10の開操作と閉操作が可能なシーソースイッチで形成されている。前記アームレスト14には、図1に示す助手席4側のウインド11と、後部座席6の右のウインド12,13を開閉させる開閉スイッチ(図示せず)が取り付けられている他、各ドア5,7,8の内側にも、対応するウインド11,12,13を開閉させる開閉スイッチ(図示せず)が取り付けられて、各ウインド10,11,12,13を所望の高さに開閉することができる。
前記運転席側2のドア3は、前記ドア3の前端部と車体17のドア取付部とを連結しているヒンジ18,19によって、開閉自在に支持されており、前記ドア3の後端面には、前記ドア3を閉じたときに前記車体17のドア取付部に設けられているストライカ(図示せず)に係合して前記ドア3が不用意に開かないように施錠するラッチ20が取り付けられている。そして、前記ドア3の前端部又は前記車体17のドア取付部のいずれか一方には、前記ドア3の開閉を検知するドア開閉検知スイッチ21が取り付けられており、前記ドア3を開くと、前記ドア開閉検知スイッチ21による検知信号を受けて、前記運転席2前方のパネル22に設けられている警報ランプ23を点灯させて前記ドア3が開いていることを運転者に報知する警報装置が取り付けられている。なお、これらの開閉構造及びドア開閉検知スイッチは、他のドア5,7,8にも同様に取り付けられている(図示せず)。
図3は、本発明にかかる自動車の半ドア防止装置を示す機能ブロック図である。
図3に示すように、前記運転席2側のドア3(内張りを取り外した状態)の内側空間内には、フロントガイド24a及びリアガイド24bが、上下スライド自在にドア3側に保持されており、これらフロントガイド24a及びリアガイド24bの各上端部が前記ウインド10の下端部の前後個所に取り付けられて、前記ウインド10を上下スライド自在に支持している。そして、前記ドア3の内側空間には、電動モータ26の駆動力を利用して前記ウインド10を上下移動させるパワーウインド装置の開閉駆動部25が設けられている。
前記開閉駆動部25は、前記パワーウインド用の電動モータ26を装着した減速装置27が前記ドア3の内側に取り付けられており、前記減速装置27の出力軸により回動するアーム28と、該アーム28に対してX字状に枢着されたアーム29との組み合わせによるX型アッセンブリ30の各先端部分が、前記ウインド10の下端部近傍に前後方向に向けて取り付けられている上部レール32と、その下方のドア面に取り付けられている下部レール33にスライド自在に支持されて、前記電動モータ26の駆動による回転を前記減速装置27で減速させて、前記アーム28を回動させることにより、前記X型アッセンブリ30の形状を変化させて、前記ウインド10を昇降させることができるように構成されている。なお、前記開閉駆動部を採用せずに、電動モータの駆動によりワイヤーを操作して前記ウインド10を昇降させる構造の開閉駆動部を採用したパワーウインド装置としてもよい。
図3中、34は、パワーウインド装置の制御回路であり、該制御回路34は、前記ウインド開閉スイッチ16と、前記電動モータ26と、ウインドが完全に閉じられたことを検知するウインド閉止検知スイッチ35と、ウインドが全開になったことを検知するウインド全開検知スイッチ36とを、信号線L1〜L4で接続して構成されている。
前記制御回路34は、パワーウインド装置の制御回路34に接続された切換スイッチ42と一時開閉制御用マイコン37とを信号線L5で接続して、前記一時開閉制御用マイコン37に、前記ドア開閉検知スイッチ21と、前記ウインド10が一定の高さまで下降したときにこれを検知するセンサ38とを信号線L7、L8で接続したもので構成されている。前記切換スイッチ42は、前記一時開閉制御用マイコン37から発信された電気信号を受けて、前記電動モータ26の正/逆回転の切換えを行なう回路を形成するスイッチである。そして、前記一時開閉制御用マイコン37には、前記ドア開閉検知スイッチ21によるドアの開放の検知からドアの閉止の検知までの時間が短い場合には、前記電動モータ26の駆動を行わないようにするタイマ37aが搭載されている。
前記センサ38には、ウインド10の高さをON/OFFで検知するスイッチ、パワーウインド装置の動作位置をON/OFFで検知するスイッチ、電動モータ26の駆動回転数をパルス検知するセンサも該当し、電動モータ26の駆動回転数をパルス検知した検知信号値は、一時開閉制御用マイコン37で比較演算されて、ウインド10は一定の高さまで下降すると、電動モータ26の駆動が停止するように制御される。なお、センサ38を用いないで、ウインド10の下降高さの位置に応じたアナログ電圧を発生させて行なうアナログ制御、ウインド10の下降高さに必要なデジタル信号を発振して行なうデジタル駆動制御で、ウインド10を一定の高さまで下降させるようにしてもよい。
以上の構成からなるパワーウインド装置の前記開閉駆動部25の動作の制御について、回路図を用いて説明する。
図4は、開閉スイッチによるウインドの上昇操作時における回路図であり、図5は、開閉スイッチによるウインドの下降操作時における回路図である。
図4に示すように、ウインド開閉スイッチ16を指先で操作して、ウインドを上昇させるスイッチ操作を行なうと、ウインド開閉スイッチ16の2連のスイッチ部40a,41aと、一方の接点端子40c,41cとが接続されて、電源45から矢方向に向けた電流が、スイッチ部41aと接点端子41cによる接続回路を通じて電動モータ26に流れ、更に、電動モータ26からスイッチ部40aと接点端子40cによる接続回路を通じてアース端子47に流れる回路が形成され、これにより、ウインドを上昇させる方向に電動モータ26が正回転駆動する。そして、ウインドを完全に閉じると、ウインド閉止検知スイッチ(ウインド上昇停止スイッチ)35がONして、電動モータ26を停止させる。なお、図中、42は切換スイッチを示し、46はアース端子を示す。
そして、図5に示すように、ウインド開閉スイッチ16を指先で操作して、ウインドを下降させるスイッチ操作を行なうと、ウインド開閉スイッチ16を構成している2連のスイッチ40,41のスイッチ部40a,41aと、他方の接点端子40b,41bとが接続されて、電源45から矢方向に向けた電流が、スイッチ部40aと接点端子40bによる接続回路を通じて電動モータ26に流れ、更に、電動モータ26からスイッチ部41aと接点端子41bによる接続回路を通じてアース端子47に流れる回路が形成されて、これにより、ウインドを下降させる方向に電動モータ26が逆回転駆動する。なお、ウインドが完全に開放するまでウインド全開検知スイッチ(ウインド下降停止スイッチ)36はON状態にあり、ウインドが完全に開放すると、ウインド全開検知スイッチ(ウインド下降停止スイッチ)36がOFF方向に作動して、電動モータ26の駆動を停止させる。
次に、ウインド開閉スイッチ16を指先で操作していない中立位置(OFF)の状態で、ドアを開けた場合の前記開閉駆動部25の動作の制御について説明する。
図6は、ドア開放検知信号によるウインドの所定高さへの下降時の回路図であり、図7は、ドア閉止検知信号によるウインドの上昇時の回路図である。
前記ウインド開閉スイッチ16を指先で操作していない中立位置(OFF)の状態で、ドアを開けると、これをドア開閉検知スイッチ21が検知して、この検知信号を受信したウインド開閉制御用マイコン37によって、2連構造の切換スイッチ43,44で構成される一時開閉制御回路34のスイッチ部44aが一方の接点端子44bに接続され、もう1つのスイッチ部43aが一方の接点端子43bに接続される回路が形成されて、ウインドを開放させる方向に電動モータ26を駆動させる。そして、ウインドが一定の高さまで下降すると、これをセンサ38が検知して検知信号を送り、この検知信号に基づいたマイコン制御によって、前記スイッチ部43a,44aを中立位置に操作して、電動モータ26の駆動を停止させる。
そして、図7に示すように、ドアを閉じると、これをドア開閉検知スイッチ21が検知して、この検知信号を受信したウインド制御用マイコン37によって、2連構造の切換スイッチ43,44で構成される一時開閉制御回路34のスイッチ部43aが他方の接点端子43cに接続され、スイッチ部44aが他方の接点端子44cに接続されるスイッチ回路が形成されて、ウインドを閉じる方向に電動モータ26を駆動させる。
そして、ウインドが完全に閉じると、これをウインド閉止検知スイッチ35がONして回路を遮断し、電動モータ26の駆動を停止させる。
そして、図4ないし図7に示すウインド制御用マイコン37に設けられているタイマ37aによって、ドア開閉検知スイッチ21によるドア開放の検知からドア閉止の検知までの時間が、例えば、数秒程度であれば、前記電動モータ26の駆動を無効にする制御が行われる。
以上のように本発明にかかる前記制御回路34によれば、前記ドア3を開けたときには、前記ドア開閉検知スイッチ21がこれを検知し、この検知信号が前記ウインド開閉制御用マイコン37に送られて前記電動モータ26を駆動させ、前記ウインド10を一定の高さまで下降させる制御が行われ、これにより、前記ウインド10の上には、車内と車外とを連通する空間Pが形成され、この空間Pは、前記ドア3を閉じるときに車内に外気を押し込めることにより発生する前記ドア3を押し返す方向の風圧の逃げ口になり、前記空間Pがあることにより、容易に前記ドア3を閉止することができ、半ドア状態となることを防止できる。また、前記ドア3を閉止するための力も少なくてよい。なお、前記ウインド10が僅かに開いているときには、前記ウインド10を所定高さまで下降させ、前記ウインド10が所定高さ以上に開いているときには、前記ウインド10の下降は行われない。そして、前記ドア3を完全に閉じたときには、前記ドア開閉検知スイッチ21がこれを検知して、この検知信号が前記ウインド開閉制御用マイコン37に送られて、前記ウインド10を閉じる方向に前記電動モータ26を駆動させ、前記ウインド10が完全に閉じると、これを前記ウインド閉止スイッチ35が検知して、前記電動モータ26の駆動を停止させる制御が行われる。このため、半ドアであると、前記ウインド10は一定の高さのまま閉じられない。
なお、上記のウインドの開閉制御回路による半ドア防止装置は、運転席のウインドに取り付けているが、前記自動車1の各ドア又はいずれかドアに取り付けてもよい。
本発明にかかる自動車の半ドア防止装置を装備した自動車を示す平面図である。 同斜視図である。 本発明にかかる自動車の半ドア防止装置を示す機能ブロック図である。 開閉スイッチによるウインドの上昇操作時における回路図である。 開閉スイッチによるウインドの下降操作時における回路図である。 ドア開放検知信号によるウインドの所定高さへの下降時の回路図である。 ドア閉止検知信号によるウインドの上昇時の回路図である。
符号の説明
1 自動車
2 運転席
3 ドア
4 助手席
5 ドア
6 後部座席
7 ドア
6 ドア
10 ウインド
11 ウインド
12 ウインド
13 ウインド
14 アームレスト
16 開閉スイッチ
17 車体
18 ヒンジ
19 ヒンジ
20 ラッチ
21 ドア開閉検知スイッチ(ドアスイッチ)
22 パネル
23 警報ランプ
24a フロントガイド
24b リアガイド
25 開閉駆動部
26 電動モータ
27 減速装置
28 アーム
29 アーム
30 X型アッセンブリ
L1〜L8 信号線
34 (ウインドの)一時開閉制御回路
35 ウインド閉止検知スイッチ
36 ウインド全開検知スイッチ
37 ウインド開閉制御用マイコン
37a タイマ
38 センサ
40a (開閉スイッチの)スイッチ部
40b (開閉スイッチの)接点端子
40c (開閉スイッチの)接点端子
41a (開閉スイッチの)スイッチ部
41b (開閉スイッチの)接点端子
41c (開閉スイッチの)接点端子
42 切換スイッチ
43a (一時開閉制御回路の)スイッチ部
43b (一時開閉制御回路の)接点端子
43c (一時開閉制御回路の)接点端子
44a (一時開閉制御回路の)スイッチ部
44b (一時開閉制御回路の)接点端子
44c (一時開閉制御回路の)接点端子
45 電源
46 アース端子
47 アース端子
P 空間

Claims (6)

  1. 自動車のドア開放の検知信号を受けて、自動車の内部空間と外部空間とに連通する空間を開閉する開閉手段を開放する開放手段により、自動車のドアを閉止するときに生じる圧力の逃げ口となる空間を確保することを特徴とする自動車の半ドア防止装置。
  2. 前記開閉手段は、さらに、前記開放されたドアを閉止する検知信号を受けて、前記開放された空間を閉鎖することを特徴とする請求項1に記載の自動車の半ドア防止装置。
  3. 前記開閉手段は、自動車のウインドを開閉駆動するモータを備えるパワーウインド装置であり、
    前記開放手段は、前記パワーウインド装置の制御回路に対して、前記ドア開放の検知信号を受けて、所定のドアのモータを駆動させてウインドを所定の高さまで開放させる制御であることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車の半ドア防止装置。
  4. 前記制御は、さらに、前記開放されたドアを閉止する検知信号を受けて、前記所定のドアのモータを駆動させて前記開放したウインドを閉鎖する制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の自動車の半ドア防止装置。
  5. 前記制御は、さらに、前記ドア開放の検知信号の受信から、前記ドア閉止の検知信号の受信までの時間が所定時間内であるときには、前記モータの駆動が行われないようにタイマ制御を行うことを特徴とする請求項4に記載の自動車の半ドア防止装置。
  6. 前記ドアの開閉に伴って駆動制御されるウインドは、運転席側のウインドであることを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の自動車の半ドア防止装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112248950A (zh) * 2020-10-30 2021-01-22 东风小康汽车有限公司重庆分公司 一种用于提高车门开闭品质的车窗控制系统和方法

Cited By (1)

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CN112248950A (zh) * 2020-10-30 2021-01-22 东风小康汽车有限公司重庆分公司 一种用于提高车门开闭品质的车窗控制系统和方法

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