JPH0563901A - 密着型イメージセンサ - Google Patents

密着型イメージセンサ

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JPH0563901A
JPH0563901A JP3250240A JP25024091A JPH0563901A JP H0563901 A JPH0563901 A JP H0563901A JP 3250240 A JP3250240 A JP 3250240A JP 25024091 A JP25024091 A JP 25024091A JP H0563901 A JPH0563901 A JP H0563901A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitance
image sensor
photodiode
layer
additional
Prior art date
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Pending
Application number
JP3250240A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirofumi Taniguchi
浩文 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP3250240A priority Critical patent/JPH0563901A/ja
Publication of JPH0563901A publication Critical patent/JPH0563901A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 追加のプロセスを必要とせずに製造でき、正
確に電荷を転送できる付加容量を備えた高密度の密着型
イメージセンサを提供する。 【構成】 同一基板10上に光電変換素子2と薄膜トラ
ンジスタ1を駆動素子として形成する蓄積読み取り型の
密着型イメージセンサにおいて、光電変換素子2の下方
に光電変換素子2と並列に接続された付加容量3を設け
ることによって、付加容量のための特別な占有面積をな
くした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ等の画像入
力部に用いる蓄積読み取り型の密着型イメージセンサに
関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリなど画像入力部に用いる従
来の電荷蓄積型密着型センサの各画素の構造を図3に示
す。センサの各画素はガラスなどの基板10の上に薄膜
トランジスタ(TFT)1と光電変換素子として働くフ
ォトダイオード2とが形成されて構成される。このよう
な画素にあって、TFT1は、基板10に接してクロム
からなるゲート電極11、SiNxからなる絶縁層13、
a-Si層14が順次成形され、ゲート11の上方にSiN
xからなる絶縁層15が、さらにその上に一部がかぶさ
るようにドレインおよびソースとなる不純物を添加した
n(+)a-Siからなる導電層16、クロム層17とが順次
形成されて構成される。一方、フォトダイオード2は、
基板10に接してSiNxからなる絶縁層13、a-Si層
14、不純物を添加したn(+)a-Siからなる導電層16
が積層された上に、クロム層17、a-Siからなる光電
変換層18、透明電極となるITO層19が順次成形さ
れて構成される。これらの素子の上にポリイミド層20
を設け、各素子の電極をAlからなる導電層21で接続
して画素全体が形成されている。
【0003】図2に実線で等価回路が示されるように、
このような画素は、フォトダイオード電流がまず容量C
pに蓄積され、ある周期をもってTFT1を通って信号
保持キャパシタ4に移され、以後適宜に読み出される。
ここで、容量Cpはフォトダイオード2自体の容量によ
り形成されるが、近頃イメージセンサの画素を高密度化
し解像度を向上させるとの要請に従いフォトダイオード
の面積が小さくなり、ダイオード自体の容量Cpも小さ
くなる傾向にある。
【0004】しかし、ダイオード自体の容量Cpが小さ
くなるとTFT1のゲート−ドレイン間に生じる浮遊容
量Cgdとのカップリングが大きくなるので、フォトダイ
オード電流による電荷はフォトダイオード自体の容量C
pと浮遊容量Cgdの双方に分割されて蓄積され、フォト
ダイオード電流に比例する電荷を忠実に読み出せなくな
る問題があった。すなわち、TFTのドレインに加えら
れる電圧Vpはゲート電圧Vgの変化分ΔVgに対応して ΔVp=(Cgd/Cp+Cgd)ΔVg (1) 分変化するので転送電荷に基づいて入力に比例した電圧
VLが得られず、信号のリニアリティの低下をまねくお
それがあった。この問題を解決する方法として、光電変
換素子2自体の容量Cpのほかに付加容量を設けて上記
式のCpを大きくして浮遊容量とのカップリングの影響
を除去することが提案されている。しかしながら、画素
の中にこのような付加容量を独立して設けることは、1
画素の面積を大きくする要因となり、高密度化の要請と
は相入れないところがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、光電変換素
子に並列に設けた付加容量を有する電荷蓄積型密着型イ
メージセンサにおいて、付加容量を設けるための特別な
占有面積を必要としないので高密度化の要請に対応で
き、付加容量を設けない従来の密着型イメージセンサの
製造プロセスと実質的に異ならないプロセスで製造でき
るので付加容量を形成するための新たな追加プロセスを
必要としない構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、付加容量を光
電変換素子の下部に形成するとともに、付加容量の電極
をTFTのゲート電極と同一面上に同一のプロセスで形
成することにより、付加容量を形成する追加のプロセス
を必要とせず、しかも付加容量のための特別な占有面積
を必要としないという目的を達成した。
【0007】
【実施例】本発明による密着型イメージセンサの1ビッ
トの等価回路が図2に示されている。本発明の特徴的な
構成は、点線で示されるキャパシタ3がフォトダイオー
ド2とフォトダイオード自体の容量Cpに並列に設けら
れている点である。図2において、TFT1のドレイン
には逆接続されたフォトダイオード2を介して電源7が
接続されるとともに、フォトダイオード2にはフォトダ
イオード2自体の容量Cpと付加容量3が並列に接続さ
れており、ソースには信号保持用のキャパシタ4とリセ
ットスイッチ5が並列接続された回路が接続されてい
る。さらに、TFT1のソースと信号保持用キャパシタ
4の接続点は演算増幅器6からなる読み出し回路に接続
されている。TFT1のゲートには容量Cpと付加容量
3に蓄積された電荷を所定周期で信号保持キャパシタ4
に転送するための転送信号8が入力される。
【0008】本発明の密着型イメージセンサの構造を図
1によって説明する。ガラスなどの基板10の上にクロ
ムを着膜後パターニングすることによってTFT1のゲ
ート電極11と付加容量3の下部電極12とが形成され
る。この上にSiNxからなる下部絶縁層13、アモルフ
ァスシリコン(a-Si)層14、SiNxからなる上部絶
縁層15を積層し、TFT1のゲート電極11の上方に
のみ絶縁層15が形成されるようにパターニングする。
次いで、多量の不純物をドープしたアモルファスシリコ
ン(n(+)a-Si)からなる導電層16、クロム層17を
順次形成し、パターニングを行ってTFT1および付加
容量3を形成する。さらに、アモルファスシリコン層1
8およびITOからなる透明電極層19を積層し、これ
をパターニングすることによりフォトダイオード2を形
成するその後ポリイミド層20を形成し電極接続孔をパ
ターニングした後Al層21を着膜しパターニングして
図2の回路となるように各素子を接続して密着型イメー
ジセンサを構成する。
【0009】密着型イメージセンサをこのような構造と
すれば、TFT1のゲート電極11を形成する際にフォ
トダイオード2部の下部に付加容量3の下部電極12も
同時に形成でき、その後、従来のプロセスによりTFT
1およびフォトダイオード2ならびに付加容量3を形成
するが、ポリイミド層20下部絶縁層13をパターン化
する際にビア部と同様にフォトダイオード2及びTFT
1間にもビアを形成してAlを形成すれば、フォトダイ
オード上部電極19とフォトダイオードの下に設けた付
加容量3の下部電極12とが接続される。すなわちクロ
ム層17−アモルファスシリコン層18−透明電極19
とからなるフォトダイオード2の容量Cpと並列に下部
電極12−下部絶縁層13−アモルファスシリコン層1
4−導電層16−クロム層17からなる付加容量3がフ
ォトダイオード2の下に形成される。
【0010】
【発明の効果】図1の構成例で、付加容量3の面積をフ
ォトダイオード2の面積と同一と仮定し、フォトダイオ
ード2の容量Cp及び付加容量3の容量Cp’を計算す
る。フォトダイオード面積を400DPIに相当する6
3.5μm2、アモルファスシリコンの誘電率を11.
9、SiNxの誘電率を6.5、SiNxの絶縁層13の膜
厚0.3μm、アモルファスシリコン層14の膜厚0.
05μm、SiNxの絶縁層15の膜厚0.15μm、ア
モルファスシリコン層18の膜厚1.3μmとすると、
フォトダイオード2の容量Cpは0.326pFに、付加
容量3の容量Cp’は0.487pFとなり、二つの容量
を総合した容量Cp+Cp'は0.813pFとなって、3
00DPI相当の場合のフォトダイオード自体の容量C
pの0.734pFを上まわる。
【0011】また、TFT1のゲート−ドレイン間の浮
遊容量Cgdはおよそ0.1〜0.2pFであるので,
(1)式によれば、Vpの変動率は、付加容量がない場
合にはおよそ23〜38%であるのに対し、付加容量3
を設けた場合には11〜20%となって、より正確な信
号を伝えることができる。また、付加容量3の容量Cp'
は下部電極12の面積を変えることによって変更するこ
とができ所望の容量を容易に得ることができる。従っ
て、本発明によれば付加容量を形成するための新たな面
積を必要とせず、高密度化の要請にかなった密着型イメ
ージセンサを得ることができるとともに、プロセス数を
増やさずに付加容量を設けることができ製造工程を複雑
にすることなくフォトダイオード部と並列の付加容量を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるTFT、フォトダイオード、付加
容量部の構造を示す断面図。
【図2】密着型イメージセンサの1ビットの等価回路
図。
【図3】従来のTFT、フォトダイオード部の構造を示
す断面図。
【符号の説明】
1 TFT、2 フォトダイオード、3 付加容量、4
信号保持用キャパシタ、5 リセットスイッチ、6
演算増幅器、7 電源、8 転送信号、10基板、11
ゲート電極、12 下部電極、13 絶縁層、14
a-Si層、15 絶縁層、16 (n(+)a-Si)層、17
クロム膜、18 a-Si層、19透明電極、20 ポ
リイミド層、21 導体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一基板上に、駆動素子として働く薄膜
    トランジスタと光電変換素子とを形成する蓄積読み取り
    型の密着型イメージセンサにおいて、 光電変換素子の下方に光電変換素子と並列に接続された
    付加容量を設けたことを特徴とする密着型イメージセン
    サ。
  2. 【請求項2】 付加容量の下部電極は薄膜トランジスタ
    のゲート電極と同時に形成されたものである請求項1記
    載の密着型イメージセンサ。
JP3250240A 1991-09-04 1991-09-04 密着型イメージセンサ Pending JPH0563901A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3250240A JPH0563901A (ja) 1991-09-04 1991-09-04 密着型イメージセンサ

Applications Claiming Priority (1)

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JP3250240A JPH0563901A (ja) 1991-09-04 1991-09-04 密着型イメージセンサ

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JPH0563901A true JPH0563901A (ja) 1993-03-12

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ID=17204925

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JP3250240A Pending JPH0563901A (ja) 1991-09-04 1991-09-04 密着型イメージセンサ

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JP (1) JPH0563901A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH098270A (ja) * 1995-06-23 1997-01-10 Nec Corp 薄膜半導体装置及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH098270A (ja) * 1995-06-23 1997-01-10 Nec Corp 薄膜半導体装置及びその製造方法

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