JP3117171B2 - 光電変換装置 - Google Patents

光電変換装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ装置、デ
ジタル複写機等の画像読み取り装置に用いられる光電変
換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、本従来例及び本実施例の光電変
換装置の回路図である。但しここでは9個の光センサを
有する光センサアレイの場合を一例として、取り上げ
る。
【0003】同図において、光センサS11,S12,
S13は3個で1ブロックを構成し、S11〜S33の
3ブロックで光センサアレイを構成している。光センサ
S11〜S33に各々対応している蓄積コンデンサCS
11〜CS33、スイッチングトランジスタT11〜T
33も同様である。
【0004】また光センサS11〜S33の各ブロック
内で同一順番を有する個別電極は、各々スイッチングト
ランジスタT11〜T33を介して、共通線101〜1
03の一つに接続されている。
【0005】詳細にいえば、各ブロックの第1のスイッ
チングトランジスタT11、T21、T31が共通線1
01に各ブロックの第2のスイッチングトランジスタT
12、T22、T32が共通線102に、そして各ブロ
ックの第3のスイッチングトランジスタT13、T2
3、T33が共通線103に、それぞれ接続されている
(このような接続をマトリクス接続と呼ぶ)。
【0006】スイッチングトランジスタT11〜T33
のゲート電極は、ブロック毎に共通接続され、ブロック
ごとにシフトレジスタ201の並列出力端子に接続され
ている。したがって、シフトレジスタ201のシフトタ
イミングによってスイッチングトランジスタT11〜T
33はブロック毎に順次ON状態となる。共通線101
〜103は、各々スイッチングトランジスタTS1〜T
S3を介して、アンプ204に接続されている。
【0007】また図3において、共通線101〜103
は、それぞれ負荷コンデンサCL1〜CL3を介して設
置され、且つスイッチングトランジスタRS1〜RS3
を介して接地されている。
【0008】負荷コンデンサCL1〜CL3の容量は蓄
積コンデンサCS11〜CS33のそれよりも十分大き
くとっておく。スイッチングトランジスタRS1〜RS
3の各ゲート電極は共通に接続され、端子104に接続
されている。すなわち、端子104にハイレベルが印加
されることで、スイッチングトランジスタRS1〜RS
3は同時にオン状態となり共通線101〜103が接地
されることになる。
【0009】次にこのような構成を有する従来例の動作
を図4に示すスイッチングトランジスタRS1〜RS3
のタイミングチャートを用いて説明する。ただし図4で
は、各スイッチングトランジスタがオン状態となるタイ
ミングを示しているが、むろんこのタイミングはシフト
レジスタ201、および203から出力されるハイレベ
ルのタイミングでもある。
【0010】まず光センサS11〜S33に光が入射す
ると、その強度に応じて電源105からコンデンサCS
11〜CS33に電荷が蓄積される。そして、まずシフ
トレジスタ201の第1の並列端子からハイレベルが出
力され、スイッチングトランジスタT11〜T13がオ
ン状態になる〔図4(a)〕。
【0011】スイッチングトランジスタT11〜T13
がオン状態となることで、コンデンサCS11〜CS1
3に蓄積されていた電荷が、それぞれコンデンサCL1
〜CL3へ転送される。
【0012】続いて、シフトレジスタ203から出力さ
れるハイレベルがシフトして、スイッチングトランジス
タTS1〜TS3が順次オン状態となる〔図4(d)〜
(f)〕。
【0013】これによって、コンデンサCL1〜CL3
に転送され蓄積された第1ブロックの光情報がアンプ2
04を通って順次読み出される。第一ブロックの情報が
読み出されると、端子104にハイレベルが印加され、
スイッチングトランジスタRS1〜RS3は同時にオン
状態となる〔図4(g)〕。
【0014】この動作により、コンデンサCL1〜CL
3の残留電荷が完全に放電される。コンデンサCL1〜
CL3の残留電荷が完全に放電された時点で、シフトレ
ジスタ201がシフトし、第2の並列端子からハイレベ
ルが出力される。これによってスイッチングトランジス
タT21〜T23がオン状態になり〔図4(b)〕、第
2ブロックのコンデンサCS21〜C23に蓄積されて
いる電荷がコンデンサCL〜CL3へ転送される。
【0015】そして第2ブロックの場合は第1ブロック
の場合と同様に、シフトレジスタ203のシフトのよ
り、スイッチングトランジスタTS1〜TS3が順次オ
ン状態となり、コンデンサCL1〜CL3に蓄積されて
いる第2ブロックの光情報が順次読み出される〔図4
(d)〜(f)〕。
【0016】第3ブロックの場合も同様に、転送動作
〔図4(c)〕が行なわれ〔図4(i)〕、以下同様
に、上記動作がブロックごとに繰り返される。図2およ
び図5は本従来例の光電変換装置に係る光電変換部の摸
式的な断面図および平面図であり、図5は8ビット毎7
ブロックで構成され、その中の1ブロック分の端3ビッ
トずつを示してある。
【0017】本従来例ではa−Si:Hを用いて、光電
変換素子部1、蓄積コンデンサ部2、TFT部3、マト
リクス信号配線部5、ゲート駆動配線部6および共通コ
ンデンサ部7等が透光性絶縁基板10上に同一プロセス
により一体的に形成されている。
【0018】絶縁基板10上には、Al、Cr等の第1
の導電体層24、SiN等の第1の絶縁層25、a−S
i:Hからなる光導電性半導体層26、n+型a−S
i:Hのオーミックコンタクト層27、Al、Cr等の
第2の導電体層28が形成されている。
【0019】光電変換素子部1において、30および3
1は上層電極配線である。原稿Pで反射された信号光
L’はa−Si:Hからなる光導電性半導体層26の導
電率を変化させ、くし状に対向する上層電極配線30、
31間に流れる電流を変化させる。なお、32は金属の
遮光層であり、適宜の駆動源に接続して、主電極30
(ソ−ス電極あるいはドレイン電極)および31(ドレ
イン電極あるいはソース電極)に対向する制御電極(ゲ
ート電極)となるようにしてもよい。又、センサバイア
ス電極をVS線として示している。
【0020】蓄積コンデンサ部2は、下層電極配線33
と、この下層電極配線33上に形成された第1の絶縁層
25と光導電性半導体26と、光導電性半導体26上に
形成され光電変換部1の上層電極配線31に連続した配
線とから構成される。この蓄積コンデンサ部2の構造は
いわゆるMISコンデンサの構造である。バイアス条件
は正負いずれでも用いることができるが、下層電極配線
33を常に負にバイアスする状態で用いることにより、
安定な容量と周波数特性を得ることができる。本従来例
においては、逆に上層電極配線31を常に負にバイアス
する状態で用いる事により、単位面積あたり高い容量値
を得ている。
【0021】TFT部3は、ゲート電極たる下層電極配
線34と、ゲート絶縁層をなす第2の絶縁層25と、半
導体層26と、ソース電極たる上層電極配線35と、ド
レイン電極たる上層電極配線36等とから構成される。
【0022】マトリクス信号配線部5においては、基板
10上に第1の導電層からなる個別信号配線22、個別
信号配線を被う絶縁層25、半導体層26、オーミック
コンタクト層27、そして個別信号配線と交差して第2
の導電層からなる共通信号配線37が順次積層されてい
る。38は、個別信号配線22と共通信号配線37とオ
ーミックコンタクトをとるためのコンタクトホール、3
9は蓄積コンデンサ部2の接地配線である。
【0023】TFT駆動用ゲート線の配線部6において
は、基板10上に第1の導電層24からなるゲート駆動
引出線40、ゲート駆動引出線を被う絶縁層25、半導
体層26、オーミックコンタクト層27、そしてゲート
駆動引出線40と交差して、第2の導電層28からなる
共通ゲート配線41が順次積層されている。42はゲー
ト駆動引出線40と共通ゲート配線41とのオーミック
コンタクトを取るためのコンタクトホールである。
【0024】コンタクトホール42により接続されるゲ
ート駆動引出線40以外のゲート駆動引出線40’は、
ゲート駆動配線部6における他ブロック用の共通ゲート
配線41とのクロス部の上下メタル間でのショートによ
る製造歩留り低下を防ぐ為、TFT部3のゲート電極た
る下層電極配線34と接続し、共通ゲート配線41とは
接続しない。
【0025】共通ゲート配線41と直接接続しないゲー
ト駆動引出線40’は、両側に配置される光センサ及び
蓄積コンデンサとの間に容量をもつ為、TFT駆動パル
スのオン、オフの切替時において出力信号を変化させる
効果を、1ブロック内に存在するすべてのビットに対し
て均等にもたらすことを可能とする。
【0026】又、光センサ間より進入する迷光を遮光す
る事により、1ブロック内に存在するすべてのビットに
対して均等に、主走査方向の解像度を向上させる事がで
きる。
【0027】共通コンデンサ部7は、個別信号配線たる
下層電極配線22と、この下層電極配線22上に形成さ
れた第1の絶縁層25と光導電性半導体26と、光導電
性半導体26上に第2導電層28からなる上層電極配線
43とから構成される。この共通コンデンサ部7の構造
は蓄積コンデンサ部2と同様のMISコンデンサの構造
である。バイアス条件は正負いずれでも用いることがで
きるが、上層電極配線43を常に正にバイアスする状態
で用いることにより、安定な容量と周波数特性を得るこ
とができる。
【0028】以上のように本従来例の光電変換装置は、
光電変換素子部、蓄積コンデンサ部、TFT部、マトリ
クス信号配線部、ゲート駆動配線部および共通コンデン
サ部のすべてが光導電性半導体層および絶縁層、導電体
層等の積層構造を有するので、各部を同一プロセスによ
り同時形成されている。
【0029】更に、第2の導電層28上には、主として
光電変換素子部1およびTFT部3、4の半導体層表面
の保護安定化のためにSiN等からなるパッシべーショ
ン層11、原稿Pとの摩擦から光電変換素子等を保護す
るためにマイクロシートガラス等からなる耐摩耗層8が
形成されている。
【0030】パッシべーション層11と耐摩耗層8と間
には、透光性導電層からなる静電気対策層15が形成さ
れている。
【0031】静電気対策層15は、原稿Pと耐摩耗層8
との摩擦により発生する静電気が光電変換素子等に悪影
響を及ぼさないようにするために配置されている。静電
気対策層15の材料としては、照明光Lおよび信号光
L’を透過させる必要があるため、ITO等の酸化物半
導体透明導電膜が用いられる。
【0032】本従来例では静電気対策層を形成した対摩
耗層を接着層によりパッシベーション層11の上に接着
し、静電気対策層15を接地して用いている。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、ゲート駆動引出線40、40’は、TFTを
駆動するタイミングで、オフ時0V、オン時約10Vと
いう大きな電位差で変動する。
【0034】この為、長期使用すると、ゲート駆動引出
線40、40’と隣接する蓄積コンデンサ部2の下層電
極配線33及び光電変換素子部1の遮光層32との間に
おいて、平面方向の高電位差及び電位差の変動による、
イオンの移動に起因する金属腐蝕が生じ、その結果導通
が起こり、正確な光情報としての出力信号を得られない
というような欠点があった。
【0035】[発明の目的]本発明の目的は、長期使用
しても金属腐食によるショートが生じず、正確な出力信
号の得られる光電変換装置を提供することにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
を解決するための手段として、主走査方向に配置される
複数の光電変換部と、該光電変換部の出力信号を蓄積す
る蓄積手段と、該蓄積手段に蓄積された出力信号をn個
ずつ1ブロックとして順次とり出すスイッチ手段と、該
スイッチ手段を駆動するための駆動配線部と、前記蓄積
手段を横断して前記駆動配線部と前記スイッチ手段を接
続する駆動引出線とを有し、且つ副走査方向の素子配列
が、前記駆動配線部、前記光電変換部、前記蓄積手段、
前記スイッチ手段の順である光電変換装置において、前
記駆動引出線を前記各ブロックあたり1本にするととも
に、該駆動引出線の通る前記蓄積手段の下層電極配線間
の間隔が、前記駆動引出線の通らない前記下層電極配線
間の間隔より大きくなっていることを特徴とする光電変
換装置を提供するものである。
【0037】また、前記1ブロックあたりn本の駆動引
出線が、副走査方向の前記駆動配線部と前記光電変換部
との間で接続され、且つ、前記1ブロックあたりn−1
本の駆動引出線が、副走査方向の前記光電変換部と前記
蓄積手段との間で切断されていることを特徴とする光電
変換装置を提供するものでもある。
【0038】また、上記光電変換部の素子の主走査方向
における配置ピッチと、上記蓄積手段の各蓄積領域の主
走査方向における配置ピッチが異なることを特徴とする
光電変換装置を提供するものでもある。
【0039】
【作用】本発明によれば、1ブロックあたりn本の駆動
引出線が、副走査方向の前記駆動配線部と前記光電変換
素子の間で接続され、且つ、1ブロックあたりn−1本
の駆動引出線が副走査方向の前記光電変換素子と、前記
蓄積手段の間で切断し、蓄積手段の間を引き回す駆動引
出線を1ブロックあたり1本に減少させ、主走査方向に
おける各蓄積コンデンサの配置ピッチを、上記光電変換
手段の各素子の配置ピッチと異ならせることにより、こ
の1本の駆動引出線と各蓄積コンデンサの下層配線との
間隔を、駆動引出線の無い下層配線間よりも大きくとる
ことができる。
【0040】このため、駆動引出線と蓄積コンデンサ下
層配線との間に生じる容量値を減少させることができ、
蓄積コンデンサに蓄積された出力信号を、TFT駆動パ
ルスのオン、オフの切替時に変化させる不具合を防止す
ることができる。
【0041】また、駆動引出線と隣接する蓄積手段及び
光電変換素子との間におけるイオンの移動に起因する金
属腐蝕の発生率を減少させることができ、信頼性の高い
光電変換装置を提供する事が可能になる。
【0042】
【実施例】図1及び図2は本実施例の光電変換装置に係
る光電変換部の模式的な平面図及び断面図である。図1
及び図2において図5の従来例と同一符号は、同一又は
相当部分を示す。又、図1は図5と同様に、任意のブロ
ックにおける両端3ビットずつを示している。
【0043】本実施例の動作に関しては、従来例と同様
に図3、図4を用いて説明できるので省略する。
【0044】図1において、TFTのゲート電極34
は、ゲート駆動配線部6とコンタクトホール42を介し
て、1本のゲート駆動引出線40により接続している。
他のゲート駆動引出線40’は、ゲート駆動配線部6と
センサバイアス線VSとの間ですべて接続し、各光セン
サ間に配置してある為、センサ間に進入する迷光を遮光
する効果及び各光センサとゲート駆動引出線40、4
0’との間に生じる容量に起因する、出力信号を変化さ
せる効果は、1ブロック内に存在するすべてのビットに
対して均等にもたらす事を可能としている。以上の効果
は従来例と同様の効果である。
【0045】従来例と異なる点は、TFTのゲート電極
34とゲート駆動配線41を接続している1本のゲート
駆動引出線40以外は、副走査方向における光電変換素
子部1と蓄積コンデンサ部2の間で切断されており、従
来例と比較してゲート駆動引出線40’が削除された
分、各蓄積コンデンサ間の間隔及び、前記述べた1本の
ゲート駆動引出線40と隣接して配置される蓄積コンデ
ンサの下層電極配線33との間隔も蓄積コンデンサの容
量値即ち上下層電極の重なり面積を小さくする事なく拡
げている。
【0046】次に、図1における副走査方向の寸法を具
体的な構成例として示す。実際に製品となって世に出て
いるファクシミリG3規格に準ずる光電変換装置におい
ては、光電変換素子部1が約100〜150μmであ
り、蓄積コンデンサ部2は各ビット約10PF〜15P
Fである為、MISコンデンサの半導体層に電荷を蓄積
して使用しても約700〜1000μmとなる。
【0047】その為、各蓄積コンデンサ間のゲート駆動
引出線40、40’を1本に減少させる事及び、1本の
ゲート駆動引出線40と下層電極配線33との間隔を拡
げる事により、平面方向の高電位差及び電位差の変動に
基づくイオンの移動に起因する金属腐蝕率が大幅に減少
した。
【0048】又、上記1本のゲート駆動引出線40と、
隣接配置される下層電極配線33との間隔を約7μmか
ら約20μmへ拡げる事により、それらの間に生じる容
量値は、約0.03PFから約0.01PFまで減少
し、蓄積コンデンサに蓄積された出力信号を、TFT駆
動パルスのオン、オフの切替時に変化させる不具合も生
じない。
【0049】以上説明したように、蓄積コンデンサ間に
引き回すゲート駆動引出線の本数を、1ブロックあたり
1本に減らす事及び、1本のゲート駆動引出線40と下
層電極配線33との間隔を拡げる事により、平面方向の
高電位差及び電位差の変動に基づくイオンの移動に起因
する金属腐蝕率を大幅に減少させる事ができ、コストを
上げる事なく信頼性の高い光電変換装置を提供する事が
可能となる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、1ブロックあたり
n本のゲート駆動引出線が、副走査方向の前記ゲート駆
動配線部と前記光センサの間で接続され且つ、1ブロッ
クあたりn−1本のゲート駆動引出線を、副走査方向の
前記光センサと、前記蓄積手段の間で切断する事によ
り、前記ゲート駆動引出線と隣接する蓄積手段及び隣接
する光センサとの間におけるイオンの移動に起因する金
属腐蝕の発生率を減少させ、信頼性を高める効果があ
る。
【0051】又、上記n−1本のゲート駆動引出線を除
いた1本のゲート駆動引出線と隣接する蓄積手段との間
隔のみを拡げる、即ち、上記光センサの主走査方向にお
ける配置ピッチと上記蓄積手段の主走査方向における配
置ピッチを異ならせることにより、上記箇所におけるイ
オンの移動に起因する金属腐蝕の発生率をさらに減少さ
せ、より信頼性を高める効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光電変換装置に係る光電変換部の摸式
的な平面図
【図2】本発明および従来例の光電変換装置に係る光電
変換部の摸式的な断面図
【図3】本発明および従来例の光電変換装置の等価回路
【図4】本発明および従来例の光電変換装置の動作を説
明するためのタイミングチャート
【図5】従来例の光電変換装置に係る光電変換部の摸式
的な平面図
【符号の説明】
1 光電変換素子部 2 蓄積コンデンサ部(蓄積手段) 3 TFT部(スイッチ手段) 5 マトリクス信号配線部 6 ゲート駆動配線部 7 共通コンデンサ部 33 蓄積コンデンサ部の下層電極配線 34 TFT部の下層電極配線(ゲート電極) 39 蓄積コンデンサ部の接地配線 40,40’ ゲート駆動引出線 41 ゲート駆動配線部 42 コンタクト部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主走査方向に配置される複数の光電変換
    部と、該光電変換部の出力信号を蓄積する蓄積手段と、
    該蓄積手段に蓄積された出力信号をn個ずつ1ブロック
    として順次とり出すスイッチ手段と、該スイッチ手段を
    駆動するための駆動配線部と、前記蓄積手段を横断して
    前記駆動配線部と前記スイッチ手段を接続する駆動引出
    線とを有し、且つ副走査方向の素子配列が、前記駆動配
    線部、前記光電変換部、前記蓄積手段、前記スイッチ手
    段の順である光電変換装置において、 前記駆動引出線を前記各ブロックあたり1本にするとと
    もに、該駆動引出線の通る前記蓄積手段の下層電極配線
    間の間隔が、前記駆動引出線の通らない前記下層電極配
    線間の間隔より大きくなっていることを特徴とする光電
    変換装置。
  2. 【請求項2】 前記1ブロックあたりn本の駆動引出線
    が、副走査方向の前記駆動配線部と前記光電変換部との
    間で接続され、 且つ、前記1ブロックあたりn−1本の駆動引出線が、
    副走査方向の前記光電変換部と前記蓄積手段との間で切
    断されていることを特徴とする請求項1に記載の光電変
    換装置。
  3. 【請求項3】 上記光電変換部の素子の主走査方向にお
    ける配置ピッチと、上記蓄積手段の各蓄積領域の主走査
    方向における配置ピッチが異なることを特徴とする請求
    項1に記載の光電変換装置。
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